JPH0836615A - 電子式登録装置およびこれを備えた取引処理システム - Google Patents

電子式登録装置およびこれを備えた取引処理システム

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JPH0836615A
JPH0836615A JP19199194A JP19199194A JPH0836615A JP H0836615 A JPH0836615 A JP H0836615A JP 19199194 A JP19199194 A JP 19199194A JP 19199194 A JP19199194 A JP 19199194A JP H0836615 A JPH0836615 A JP H0836615A
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JP19199194A
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Norihiko Minami
憲彦 南
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】取引成立した内容を簡単な操作により電子的に
記録できる電子式登録装置およびこの電子式登録装置の
記録内容に基づき自動的に伝票などの取引書面を作成で
きる電子式取引処理システムを提供する提供する。 【構成】電子式登録装置8では、多数の業者名および多
数の商品の品種をそれぞれ記憶手段31,32に記憶す
る。記憶された業者名から取引成立した業者名を選択す
る。記憶された品種から取引成立した品種を選択する。
登録手段33は、取引量および金額が入力されると、こ
れと業者名およびおよび品種とを1グループとして互い
に関連付けて登録する。電子式取引処理システム9は、
電子式登録装置8と、取引書面の形式を記憶した書面形
式記憶手段37と、登録手段33により登録されたグル
ープの情報および書面形式記憶手段37に記憶された書
面の形式に基づいて取引書面を作成する書面作成手段3
9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として日ごとに相場
が変動する魚貝類のような商品の取引に際して、取引成
立した内容を手帳代わりに簡単に登録できる電子式登録
装置、およびこの電子式登録装置に登録した情報に基づ
き取引書面を作成できる電子式取引処理システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】相場が日ごとに変動する魚貝類のような
商品は、図6に示すような販売流通経路で売買される。
たとえば、魚貝類の卸売市場1では、一般に午前1〜3
時の時間帯において生産者2つまり漁師と、卸人3との
間で競りにより商品が売買され、つぎに、一般に午前3
〜6時の時間帯において卸人3と仲卸人4との間で競り
により商品が売買され、さらに、一般に午前4〜8時の
時間帯において仲卸人4から商店やスーパーマーケット
などの小売人5に商品が売り渡される。これらの売買取
引は互いの信頼関係で成り立っており、その取引成立の
場では伝票の発行や代金の支払いなどは行われない。
【0003】すなわち、取引成立に伴う支払請求や代金
の支払いなどは、卸売市場事務所6が全て代行する。た
とえば、生産者2、卸人3および中卸人4は、取引先に
対する売掛金の請求を卸売市場事務所6に対し取引成立
の当日中に行い、卸売市場事務所6では、売掛金請求を
受けた翌日に該当人に対する支払請求を代行し、かつ該
当人に対する売掛金の支払いを代行する。
【0004】一方、売買を直接担当する人たち、たとえ
ば仲卸人4は、競りによる個人折衝で取引が成立したと
きに、取引業者名、品種、取引量、金額などを手帳など
にメモ書きし、市場1での取引業務の終了後に、手帳な
どに記入したメモ書き内容を伝票に転記して卸売市場事
務所6に提出している。この転記作業は、メモ書きした
本人しか読めない手書き文字が多いことから、卸売市場
事務所6や仲卸人事務所7の事務員が代行することがで
きない。また、同一品種の商品の売価が、同一の仲卸会
社に所属する仲卸人ごとに異なることもあるため、仲卸
人事務所7において品種や取引量などのデータに基づい
て伝票を機械的に発行することができない。そのため、
卸売市場事務所6に提出する伝票は、各仲卸人4が自身
のメモ書きに基づいて個々に作成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、伝票の作
成は、全て人手により行われることから極めて非能率で
あって、市場1での取引業務の終了後に2〜3時間もの
時間を費やしているのが実状である。さらに、上記メモ
書きは、記入後に仲卸人のポケットに入れられて汚れる
ことが多いために、記入文字が判りにくいことから伝票
に誤転記してしまい、トラブルが発生することがある。
これは、上述のように信頼関係で成り立っている商取引
において重大な問題である。
【0006】本発明は、以上のような問題に鑑みてなさ
れたもので、卸売市場などにおいて個人折衝により行わ
れる商取引に際し取引成立した内容を簡単な操作により
電子的に記録するようにして、煩雑な転記作業および誤
転記を無くすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1に係る電子式登録装置は、多
数の業者名を記憶した業者名記憶手段と、多数の商品の
品種を記憶した品種記憶手段と、前記記憶された業者名
からいずれかの業者を選択する業者選択手段と、前記記
憶された品種からいずれかの品種を選択する品種選択手
段と、入力された取引量および金額と、前記選択された
業者名およびおよび品種とを1グループとして互いに関
連付けて登録する登録手段とを備えている。
【0008】また、本発明の請求項2に係る電子式取引
処理システムは、請求項1の電子式登録装置と取引書面
の形式を記憶した書面形式記憶手段とを有し、前記登録
手段に登録されたグループの情報および前記書面形式記
憶手段に記憶された書面の形式に基づいて取引書面を作
成する書面作成手段を備えている。
【0009】
【作用および効果】本発明の電子式登録装置は、売買取
引が成立したときに、業者名記憶手段に予め記憶されて
いる業者名を表示させて、この表示の中から取引成立し
た業者名を、たとえば入力ペンなどで指示して業者選択
手段を作動させることにより選択し、つぎに、品種記憶
手段に記憶されている商品の品種を表示させて、この表
示の中から取引した商品の品種を、入力ペンなどで指示
して品種選択手段を作動させることにより選択する。続
いて、売買した商品の取引量と金額を、たとえば表示中
のテンキーや単位キーを入力ペンなどで指示することに
より入力する。最後に、たとえば設定キーを入力ペンな
どで指示すると、登録手段が作動して業者名、品種、取
引量および金額を1グループとして互いに関連付けて自
動的に登録される。
【0010】上記電子式登録装置は、外面に少なくとも
表示部を備えるだけでよい。また、ある卸売市場に登録
されて出入りを許可されている業者や扱われる商品の品
種は一般にほぼ固定的に決まっており、いずれにしても
さほど大きな数にはならない。そのため、業者名や品種
の記憶手段としては、メモリ容量の小さなものでよい。
取引データの入力は、記憶されたデータを表示して、表
示中の所要のものを入力ペンなどで指示して選択するこ
とにより行われるため、複雑な演算手段などは必要とし
ない。
【0011】以上のことから、本発明の電子式登録装置
は、手帳サイズの小さな外形寸法のものとなり、通常時
にポケットなどに入れて携帯し、使用に際しては、手帳
にメモ書きするのとほぼ同じ要領で取引内容を登録でき
る。したがって、たとえば中卸人などは、従来の手帳に
代えて電子式登録装置を何ら違和感を持つことなく使用
できる。また、取引内容が電子情報として登録されるた
め、取引業務の終了後に、事務員などが各登録装置に登
録された取引内容から伝票の作成を容易に代行できると
ともに、伝票の記入内容の間違いによるトラブルを確実
に防止できる。
【0012】また、本発明の電子式取引処理システム
は、前記電子式登録装置を、書面形式記憶手段および書
面作成手段が内蔵された、たとえパーソナルコンピュー
タに接続することにより構成される。電子式登録装置の
登録手段に登録された情報を、パーソナルコンピュータ
に送信し、このパーソナルコンピュータの書面作成手段
を作動させて、受信したグループの情報、つまり業者
名、品種、取引量および金額を、書面形式記憶手段に予
め記憶された取引書面の形式に基づいて処理して、取引
書面を自動的に作成する。取引内容の情報を処理すると
きに、同一の業者名を検索して、同一の業者名に属する
グループの各データを集計したのちに、取引書面を作成
するようにすれば、伝票の数を可及的に少なくして、そ
の後の処理を簡素化できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の一実施
例のブロック構成図、図2はその使用状態の斜視図をそ
れぞれ示す。本発明の電子式登録装置8は、図1に示す
ように、装置本体10と入力ペン18とを備えている。
装置本体10は、図2に示すように、片手で把持できる
矩形サイズであって衣服のポケットに挿入できる偏平な
厚みを有し、ほぼ手帳と同様の外形になっており、その
表面部に液晶表示部14と電源スイッチ17とが設けら
れている。入力ペン18は、後述する使用形態により装
置本体10に種々のデータを入力するためのものであ
り、操作者が把持して使用する。また、図1に示すよう
に、装置本体10の入出力インターフェイス15を接続
コード22によりパーソナルコンピュータ20に接続す
ることにより、本発明の電子式取引処理システム9が構
成される。
【0014】上記装置本体10は、図1に示すように、
中央処理ユニット11がROM12に予め記憶された制
御プログラムにしたがい信号処理して全体を制御する。
上記液晶表示部14は、表示面の前方にタッチキーボー
ド(図示せず)が対設された周知の構成を備えている。
入力ペン18の先端部を液晶表示部14における所要の
タッチキーボードに接触させることにより、中央処理ユ
ニット11は、液晶表示部14における入力ペン18の
接触部位の座標データとその座標位置の表示とに基づき
入力ペン18による入力データを判別し、その入力デー
タに基づきRAM13から所要のデータを読み出して液
晶表示部14に表示させたり、入力データをRAM13
に記憶させるよう制御する。
【0015】図1の実施例では、RAM13に業者名記
憶手段31および品種記憶手段32が内蔵されており、
液晶表示部14と入力ペン18とにより取引相手の業者
名および品種の選択手段19が構成されている。中央処
理ユニット11には、取引内容の登録手段33が内蔵さ
れている。なお、装置本体10の中央処理ユニット11
などの各構成要素には、電池16から電源スイッチ17
を介して駆動電力が供給される。
【0016】上記電子式登録装置8は、たとえば図6に
示す卸人3や仲卸人4により携帯される。一方、図1の
パーソナルコンピュータ20およびプリンタ21は、図
6に示す卸売市場事務所6や仲卸人事務所7に設置され
る。パーソナルコンピュータ20に内蔵のメモリ34に
は、卸売市場1に出入りする全ての業者の業者名のデー
タを記憶した業者名データ記憶手段35と、卸売市場1
で取り扱う全ての商品の品種のデータを記憶した品種デ
ータ記憶手段36と、所定書式の伝票を作成するための
取引書面の形式データを記憶した書面形式記憶手段37
とが内蔵されている。また、パーソナルコンピュータ2
0の中央処理ユニット38には、書面作成手段39が内
蔵されている。
【0017】つぎに、上記電子式登録装置8の使用方法
および作用について、図6に示した鮮魚の卸売市場にお
いて仲卸人4が図1の電子式登録装置8を使用する場合
を例に説明する。
【0018】各仲卸人4が個々に携帯する各電子式登録
装置8は、使用に先立って、パーソナルコンピュータ2
0に接続され、そのメモリ34の業者名データ記憶手段
35と品種データ記憶手段36とにそれぞれファイリン
グされている業者名のデータおよび商品の品種のデータ
を、電子式登録装置8のRAM13の業者名記憶手段3
1と品種記憶手段32のそれぞれに転送して記憶させ
る。
【0019】このデータの転送は以下のように行われ
る。すなわち、電子式登録装置8の電源スイッチ17を
オンして電源投入すると、液晶表示部14に、図4
(a)に示すような初期画面としてのメインメニュー画
面14Aが表示される。この画面14Aにおける四角の
枠で囲った各部分には、その内部に表示された機能を選
択するタッチキーがそれぞれ設定されている。
【0020】この画面14Aにおける全リスト受信キー
K5を入力ペン18の接触により指示すると、図1の中
央処理ユニット11は、入力ペン18が接触した部位の
座標の検知から全リスト受信キーK5の指示入力である
と判別して、メモリ34の業者名データ記憶手段35お
よび品種データ記憶手段36のそれぞれから、業者名お
よび品種の全てのデータを読み出してRAM13に転送
し、記憶させる。一方、図4(a)の業者リスト受信キ
ーK6または品種リスト受信キーK7のいずれかを入力
ペン18で指示すると、図1のメモリ34の業者名記憶
手段35または品種記憶手段36から業者名データまた
は品種データのいずれかのみがRAM13に転送され
る。
【0021】メモリ34から受けたデータに対し新たな
業者名や品種を追加したり、あるいは一部を削除して修
正したい場合には、業者リスト作成キーK2または品種
リスト作成キーK3のいずれかを指示することにより行
う。
【0022】各仲卸人は、このようにしてRAM13に
データを記憶させた装置本体10および入力ペン18
を、通常時にはポケットなどに挿入して携帯している。
競りを行って商取引が成立したときに、図2に示すよう
に、一方の手で装置本体10を把持し、かつ他方の手で
入力ペン18を握ってその先端を装置本体10の液晶表
示部14に接触させて使用する。すなわち、この登録装
置8は、卸売市場1で従来から行われている手帳への取
引内容の書き込みとほぼ同じ形態で使用されるため、仲
卸人は、特に違和感を持つことなく使用できる。
【0023】つぎに、装置本体10の卸売市場における
使用方法について、中央処理ユニット11による登録処
理内容を示した図3のフローチャートおよび液晶表示部
14の表示画面を示した図4(a)〜(d)を参照しな
がら説明する。仲卸人4は、競りによる商取引が成立す
ると、ポケットから取り出した装置本体10の電源スイ
ッチ17をオンする。それにより電源が投入される(ス
テップS1)と同時に、液晶表示部14には、図4
(a)に示すようなメインメニュー画面14Aが表示さ
れる(ステップS2)。このメインメニュー画面14A
において取引キーK1が入力ペン18により指示して操
作されるのを待って(ステップS3)、液晶表示部14
に、図4(b)に示すような業者選択画面14Bが表示
される(ステップS4)。
【0024】この業者選択画面14Bに表示される業者
名の中から取引成立した業者名を選択する。業者選択画
面14Bの下部には、五十音の各行の頭文字などが表示
された11個の行選択キーK10を備えているので、ま
ず、選択する業者名の頭文字が属する行選択キーK10
を指示入力する。この例では、選択すべき業者名が「白
川」であって、その頭文字である「し」が属する「さ
行」の行選択キーK10を操作すると、頭文字が「さ
行」に属する全ての業者名が業者名キーエリアK9に表
示される。この表示中の「白川(料亭)」の箇所を入力
ペン18で指示すると、その指示した座標の検知から、
選択した業者名のデータがRAM13の特定エリアに一
時記憶される(ステップS5)。
【0025】ここで、一つの業者選択画面14Bにおけ
る業者名キーエリアK9には、18個の業者名を表示で
きるようになっているが、ある行に属する業者名が18
個以上の場合には、業者名を複数の業者選択画面14B
に分けて表示される。この場合、前頁キーK11または
次頁キーK12のいずれかを指示操作して業者選択画面
14Bを変更させ、所要のものが表示されるよう操作す
る。なお、業者選択画面14Bの表示中にメインキーK
13を指示すれば、メインメニュー画面14Aに表示が
戻る。
【0026】上述のようにして業者名の指示入力が終了
すると、次の作業への切換キーK14を指示する(ステ
ップS6)。それにより、液晶表示部14には、図4
(c)に示すような品種選択画面14Cが表示される
(ステップS7)。この品種選択画面14Cでは、前記
業者選択画面14Bにおける業者名キーエリアK9に代
えて、魚の名称、大中小の大きさの区別、魚のなかの部
位などにより区分した品種を表示する品種キーエリアK
15が設けられている。したがって、前述の業者名の場
合と同様に操作して、所要の品種名を有する品種選択画
面14Cを表示させて、そこに表示されている所要の
「サワラ」の品種を入力ペン18で指示すると、「サワ
ラ」という品種データが選択されてRAM13の特定エ
リアに一時記憶される(ステップS8)。
【0027】前記品種選択画面14Cの表示中に業者リ
ストキーK16を指示すれば、業者選択画面14Bに表
示が戻る。この業者リストキーK16は、業者名を間違
って指示入力したのに気づいた場合などに使用される。
【0028】上述のようにして品種の選択が終了する
と、次の作業への切換キーK14を指示する(ステップ
S9)。それにより、液晶表示部14には、図4(d)
に示すような金額入力画面14Dが表示される(ステッ
プS10)。この金額入力画面14Dの業者名表示欄D
1および魚種名表示欄D2には、前に操作入力した業者
名および品種が確認のため表示され、さらに、この品種
の鮮魚を卸人3から買い入れたときの仕入金額が既に入
力済みである場合には、確認のためにこれが仕入金額表
示欄D3に表示される。
【0029】つぎに、テンキーK20の所要の数字のも
のを指示して取引成立した商品の取引量、例えば数量を
入力したのちに、所要の単位キーK19を指示操作して
数量の単位を入力する。この入力される数量が数量表示
欄D4に表示されるので、この表示を見て間違いである
場合には、消去キーK21を指示して取り消したのち
に、再び数量を入力する。つづいて、テンキーK20の
指示により販売金額を入力する。この入力された金額が
金額表示欄D5に表示される。これらの入力された数量
および金額のデータがRAM13の特定のエリアに一時
記憶される(ステップS11)。
【0030】また、取引量として数量の代わりに重量が
用いられる場合もある。その場合、計量機からの測定重
量値を通信手段を介して電子式登録装置8に入力するよ
うにしてもよい。
【0031】最後に、金額入力画面14Dの各表示欄D
1〜D5に表示されている業者名、品種、数量および金
額を確認して、間違いがなければ設定キーK18を選択
する(ステップS12)。それにより、RAM13に一
時記憶されている業者名、品種、数量および金額の各デ
ータが1グループとして関連付けてRAM13の登録エ
リアに記憶される(ステップS13)。
【0032】つづいて、品種キーK17が選択されたか
否かを判別する(ステップS14)。もし、同一業者に
対し品種の異なる商品を販売した場合には、設定キーK
18を選択して一旦登録したのちに、品種キーK17を
指示すると、品種選択画面14Cが表示され(ステップ
S7)、この画面14Cに基づいて品種を選択して指示
する。すなわち、業者名を選択する操作を省略し、品
種、数量および金額のみを入力する。最後に設定キーK
18が指示されたときに、前回に指示されてRAM13
に一時記憶されている業者名が関連付けて登録される。
【0033】また、異なる複数の業者との取引成立時に
は、前述の設定キーK18の指示により1グループのデ
ータを登録したのちに、金額選択画面14Dの業者キー
K16を指示選択すると、これが判別されて(ステップ
S15)、業者選択画面14Bが表示される(ステップ
S4)。この処理は、メインメニュー画面14Aにより
取引を選択する操作を省略するためである。
【0034】なお、取引成立した業者名または品種が業
者選択画面14Bまたは品種選択画面14Cに表示され
なかった場合、すなわち、パーソナルコンピュータ20
からデータを受け取った後に新たに卸売市場事務所に登
録された業者や新たな品種の商品に対する取引が成立し
たような場合には、図4(a)に示すメインメニュー画
面14Aの業者リスト作成キーK2または品種リスト作
成キーK3を指示入力すると、手書き文字入力画面(図
示せず)が表示されるので、この画面に入力ペン18に
より業者名または品種を手書きすると、この手書き文字
が認識されて入力される。
【0035】1日の取引が終了すると、登録装置8を図
1に示すように接続コード22により卸売市場事務所6
また仲卸人事務所7のパーソナルコンピュータ20に接
続する。登録装置8の液晶表示部14に、図4(a)に
示すように、メインメニュー画面14Aを表示させ、こ
の画面14Aの金額データ送信キーK8を指示して選択
すると、登録装置8のRAM13に登録されている取引
データがパーソナルコンピュータ20に対し送信され
る。
【0036】パーソナルコンピュータ20では、図5に
示すフローチャートに基づいて処理される。すなわち、
登録装置8から送られてくる取引データを取り込んで順
次記憶し(ステップS20)、一台の登録装置8からの
取引データの取り込みが終了する毎に、同一の仲卸会社
における全ての登録装置8からの取引データの取り込み
が終了したか否かを判別する(ステップS21)。この
終了の操作が行われると、取り込んだ全てのデータ中の
同一の業者名を検索して(ステップS22)、その同一
の業者名が属するグループの各データを集計する(ステ
ップS23)。この集計した各データをメモリ34の書
面形式記憶手段37に記憶されている取引書面の形式に
基づいて、所要の記入欄にそれぞれ割り付けて取引書面
を作成する。
【0037】このようにしてパーソナルコンピュータ2
0で作成された取引書面のデータは、プリンタ21に送
って所定の伝票に印字される。したがって、1日の取引
終了後に長時間かけて人手で行っていた煩雑な伝票作成
業務を、上述のように機械化することにより解消でき、
省力化できる。しかも、人手による伝票作成時のような
誤記などの間違いを確実に防止できるため、信頼関係で
成り立っている商取引の弊害を解消できる。また、同一
の業者に対して同一の仲卸会社に所属する複数の仲卸人
が個々に売買取引をしたり、あるいは同一の業者に数回
にわたり取り引きを行っても、各仲卸人がそれぞれ携帯
する登録装置8の取引データを同一の業者ごとに集計し
ているため、同一の仲卸会社から各業者に対し発行され
る伝票は1枚に収められる。そのため、その後の事務処
理を簡素化できる。
【0038】なお、登録装置8からパーソナルコンピュ
ータ20へのデータの送信は、上記実施例のように接続
コード22を通じて行う以外に、光通信や無線送信を利
用することもできる。また、登録装置8にICカードを
装着して、このICカードに取引データを記憶し、取引
終了後にICカードをパーソナルコンピュータ20に装
着するようにしてもよい。さらに、制御プログラムは、
ROM12に代えてICカードに記憶させるようにして
もよい。
【0039】一方、パーソナルコンピュータ20を用い
ることなく、登録装置8において取引書面を作成して、
この登録装置8から直接プリンタ21に取引書面データ
を送るようにしてもよい。さらにまた、取引書面データ
は、必ずしも用紙に印字する必要はなく、電子情報とし
て業者にオンラインで送信するようにしてもよい。
【0040】また、登録装置8への取引データの入力に
は、上記実施例のように表示内容を入力ペン18の指示
により選択する手段以外に、入力ペン18により表示部
14に手書きして、この手書き文字や数字を認識して入
力する手段を用いることもできる。
【0041】上記実施例では、登録装置8を図6の鮮魚
の仲卸人4が使用する場合について説明したが、生産者
(漁師)2、卸人3および小売人5が使用することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】同上実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図3】同上実施例の取引データの登録処理を示すフロ
ーチャートである。
【図4】(a)は同上実施例におけるメインメニュー画
面が表示された表示部の正面図、(b)は業者選択画面
が表示された表示部の正面図、(c)は品種選択画面が
表示された表示部の正面図、(d)は金額入力画面が表
示された表示部の正面図である。
【図5】同上実施例の書面作成処理を示すフローチャー
トである。
【図6】本発明の装置およびシステムを利用できる卸売
市場の販売流通経路を示す説明図である。
【符号の説明】
8…電子式登録装置、9…電子式取引処理システム、1
9…選択手段(業者選択手段,品種選択手段)、31…
業者名記憶手段、32…品種記憶手段、33…登録手
段、37…書面形式記憶手段、39…書面作成手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の業者名を記憶した業者名記憶手段
    と、 多数の商品の品種を記憶した品種記憶手段と、 前記記憶された業者名からいずれかの業者を選択する業
    者選択手段と、 前記記憶された品種からいずれかの品種を選択する品種
    選択手段と、 入力された取引量および金額と、前記選択された業者名
    およびおよび品種とを1グループとして互いに関連付け
    て登録する登録手段とを備えた電子式登録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の電子式登録装置と取引書面の
    形式を記憶した書面形式記憶手段とを有し、 前記登録手段に登録されたグループの情報および前記書
    面形式記憶手段に記憶された書面の形式に基づいて取引
    書面を作成する書面作成手段を備えた電子式取引処理シ
    ステム。
JP19199194A 1994-07-21 1994-07-21 電子式登録装置およびこれを備えた取引処理システム Pending JPH0836615A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19199194A JPH0836615A (ja) 1994-07-21 1994-07-21 電子式登録装置およびこれを備えた取引処理システム

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JP19199194A Pending JPH0836615A (ja) 1994-07-21 1994-07-21 電子式登録装置およびこれを備えた取引処理システム

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000241236A (ja) * 1999-02-25 2000-09-08 Omi Weighing Machine Inc 秤量装置
JP2001222769A (ja) * 2000-02-10 2001-08-17 Ishida Co Ltd 商品情報管理システム
JP2011197976A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Meiden Software Corp 市場システムおよび精算方法

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