JPH0836423A - 温度制御方法および温度調節器 - Google Patents

温度制御方法および温度調節器

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JPH0836423A
JPH0836423A JP17112894A JP17112894A JPH0836423A JP H0836423 A JPH0836423 A JP H0836423A JP 17112894 A JP17112894 A JP 17112894A JP 17112894 A JP17112894 A JP 17112894A JP H0836423 A JPH0836423 A JP H0836423A
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JP
Japan
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temperature
control
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heater
current
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JP17112894A
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English (en)
Inventor
Kosei Shibuya
孝生 渋谷
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ユーザが所望する温度制御パターンを容易に得
られるようにする。 【構成】設定温度と設定温度定義値DSPとを指定し
て、前記設定温度を温度制御対象に対する仮の制御温度
としてヒータへの通電を開始させ、現在温度のハンチン
グ波形が安定した時に測定した現在温度の最大値MAX
と最小値MINとを測定し、〔DSP×(MAX−MI
N)/100+MIN〕の演算式に従って演算して設定
温度計算値を得る。仮の制御温度を設定温度計算値を減
算した温度分だけシフトし、このシフトした温度を前記
温度制御対象の制御温度としてヒータ電源をON/OF
F制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度制御対象を所定の
制御温度に加熱するためのヒータの電源をその現在温度
が制御温度に対応して設定された設定温度との関係で所
定の温度のときにはONまたはOFFする温度制御方法
およびこの方法に従って温度制御対象の温度を制御する
温度調節器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5を参照して従来の温度制御方法を説
明する。温度制御対象をそれの制御温度に対応する設定
温度に加熱するためにヒータの電源をONにすると、温
度制御対象の現在温度が上昇してくる。そしてその現在
温度が設定温度を越えたときにはその電源をOFFす
る。このOFF後にその現在温度が少し上昇してきての
ち設定温度より調節感度分下降してきたときにヒータの
電源を再度ONにするというON/OFF動作の繰り返
しを行う。こうした温度制御方法の場合では温度制御対
象の制御温度が周期的に変動するいわゆるハンチングす
るという現象は不可避である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の温度制御方法に
おいては、ユーザが設定温度をどのように設定すると所
望の温度制御パターンが得られるかが分からない。この
所望の温度制御パターンとしては例えば図6に示される
ものがある。図6について説明すると、同図(a)はハ
ンチング波形を有する温度制御パターンの最大値が所定
の温度Xを越えないように設定温度が定められる。同図
(b)では温度制御パターンが所定の温度Xを中心にし
てハンチングするように設定温度が定められる。同図
(c)では温度制御パターンの最小値が所定の温度Xを
下回らないように定められる。
【0004】このように同図(a)ないし(c)の各温
度制御パターンを得るには設定温度を概略定めておいて
上述の温度制御を試行錯誤しつつ実行する必要がある
が、こうした温度制御の繰り返しで所望の温度制御パタ
ーンを得るのはたいへん煩わしいことである。
【0005】したがって、本発明は所望の温度制御パタ
ーンを簡単な操作のみで容易にえられる温度制御方法お
よびこの方法に従う温度調節器を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1に係る温度制御方法におい
ては、温度制御対象を所定の制御温度に加熱するための
ヒータの電源をその現在温度が制御温度に対応して設定
された設定温度との関係で所定の温度のときにはONま
たはOFFすることで前記温度制御対象の制御温度を制
御する温度制御方法において、前記設定温度を前記温度
制御対象に対する制御温度として前記ヒータへの通電を
開始させ、前記現在温度のハンチング波形が安定したと
きの該ハンチング波形を測定し、この測定値に基づいて
前記制御温度をあらかじめ設定した所望の温度制御パタ
ーンに合致するようにシフトさせることを特徴としてい
る。
【0007】本発明の請求項2に係る温度調節器におい
ては、温度制御対象を所定の制御温度に加熱するための
ヒータの電源をその現在温度が制御温度に対応して設定
された設定温度との関係で所定の温度のときにはONま
たはOFFすることで前記温度制御対象の制御温度を制
御する温度調節器において、前記設定温度を前記温度制
御対象に対する制御温度として前記ヒータへの通電を開
始させ、前記現在温度のハンチング波形が安定したとき
の該ハンチング波形を測定する測定手段と、この測定値
に基づいて前記制御温度をあらかじめ設定した所望の温
度制御パターンに合致するようにシフトさせる制御手段
とを備えたことを特徴としている。
【0008】本発明の請求項3に係る温度制御方法にお
いては、温度制御対象を所定の制御温度に加熱するため
のヒータの電源をその現在温度が制御温度に対応して設
定された設定温度との関係で所定の温度のときにはON
またはOFFすることで前記温度制御対象の制御温度を
制御する温度制御方法において、前記制御温度に対応し
て設定温度を指定し、かつこの設定温度を中心とするハ
ンチング波形の最大値を100、最小値を0にして換算
される数値を設定温度定義値として指定し、前記設定温
度を前記温度制御対象に対する仮の制御温度として前記
ヒータへの通電を開始させてから前記現在温度のハンチ
ング波形が安定した時に当該現在温度の最大値と最小値
とを測定し、前記設定温度定義値をDSP、前記現在温
度の最大値をMAX、前記現在温度の最小値をMINと
して〔DSP×(MAX−MIN)/100+MIN〕
を演算して設定温度計算値を得、前記仮の制御温度を前
記設定温度からこの設定温度計算値を減算した温度分だ
けシフトし、このシフトした温度を前記温度制御対象の
制御温度としてヒータ電源をON/OFF制御すること
を特徴としている。
【0009】本発明の請求項4に係る温度調節器におい
ては、温度制御対象を所定の制御温度に加熱するための
ヒータの電源をその現在温度が制御温度に対応して設定
された設定温度との関係で所定の温度のときにはONま
たはOFFすることで前記温度制御対象の制御温度を制
御する温度調節器において、前記制御温度に対応して設
定温度を指定する手段と、かつこの設定温度を中心とす
るハンチング波形の最大値を100、最小値を0にして
換算される数値を設定温度定義値として指定する手段
と、前記設定温度を前記温度制御対象に対する仮の制御
温度として前記ヒータへの通電を開始させてから前記現
在温度のハンチング波形が安定した時に当該現在温度の
最大値と最小値とを測定する測定手段と、前記設定温度
定義値をDSP、前記現在温度の最大値をMAX、前記
現在温度の最小値をMINとして〔DSP×(MAX−
MIN)/100+MIN〕を演算して設定温度計算値
を得る演算手段と、前記仮の制御温度を前記設定温度か
らこの設定温度計算値を減算した温度分だけシフトし、
このシフトした温度を前記温度制御対象の制御温度とし
てヒータ電源をON/OFF制御する制御手段とを具備
したことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の温度制御方法によれば、設定温度を
温度制御対象に対する制御温度としてヒータへの通電を
開始させ、現在温度のハンチング波形が安定したときの
該ハンチング波形を測定し、この測定値に基づいて前記
制御温度をあらかじめ設定した所望の温度制御パターン
に合致するようにシフトさせるから、ユーザはあらかじ
め所望の温度制御パターンを指定するのみで該温度制御
パターンに従う温度制御を実行できることになり、温度
制御パターンを観測しながら設定温度を調整する必要が
ない。
【0011】請求項2の温度調節器によれば、前記温度
制御方法に従う測定手段と制御手段とを備えたから、ユ
ーザにとってはこの温度調節器に対しあらかじめ所望の
温度制御パターンを指定するのみで、当該温度制御パタ
ーンで温度制御対象の温度調節を実行できる。
【0012】請求項3の温度制御方法によれば、例えば
図6の(a)で温度Xが100℃であり、この温度X以
下になる温度制御パターンを得る場合、設定温度を10
0℃、設定温度定義値DSPを110に指定すれば、前
記設定温度を前記温度制御対象に対する仮の制御温度と
して前記ヒータへの通電を開始させてから前記現在温度
のハンチング波形が安定した時に測定した現在温度の最
大値MAXが120℃、最小値MINが80℃である
と、〔DSP×(MAX−MIN)/100+MIN〕
=124℃という設定温度計算値を得る。そして、仮の
制御温度が100℃で前記設定温度100℃からこの設
定温度計算値124℃を減算した温度分−24℃だけシ
フトし、このシフトした温度を前記温度制御対象の制御
温度76℃としてヒータ電源をON/OFF制御するこ
とになるから、この温度制御パターンの最大値は100
℃の温度Xを越えなくなり、したがって、ユーザの希望
する温度制御パターンを得ることができる。
【0013】請求項4の温度調節器は請求項3の温度制
御方法に従う設定温度指定手段、設定温度定義値指定手
段、測定手段、演算手段、および制御手段を備えたか
ら、ユーザにとってはこの温度調節器に対しあらかじめ
所望の温度制御パターンを指定するのみで、当該温度制
御パターンで温度制御対象の温度調節を実行できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。この実施例の温度制御方法は温度調節器
に実施される。
【0015】図1は本発明の温度制御方法において設定
温度と設定温度定義値との指定の説明に供する図であ
り、図2は本発明の温度制御方法の説明に供する温度制
御パターン図である。
【0016】これらの図を参照して、まず、この温度制
御方法においては、図示していない温度制御対象を所定
の制御温度に加熱するためのヒータの電源をその現在温
度が制御温度に対応して設定された設定温度との関係で
所定の温度のときにはONまたはOFFする。すなわち
ヒータ電源をONにして現在温度が上昇して設定温度に
到達すると、ヒータ電源をOFFにする。そうすると、
現在温度がヒータ電源をOFFにした後も少し上昇して
のち下降してくるが、それが設定温度より調節感度分だ
け下降するとヒータ電源をONにする。こうしたヒータ
電源のON/OFF動作の繰り返しの中で温度制御対象
の制御温度を制御することで制御温度はハンチングす
る。
【0017】こうしたヒータ電源のON/OFF動作に
基づく温度制御方法において、本発明の温度制御方法に
おいては、温度調節器の図示していないパネルに装備さ
れた設定温度指定キーを操作して制御温度に対応して設
定温度を指定し、また、同じく図示していない設定温度
定義値指定キーを操作して図1を参照するようにこの設
定温度を中心とするハンチング波形の最大値を100、
最小値を0にして換算される数値すなわち設定温度定義
値DSPを例えば110と指定する。図1においては設
定温度SPが50であり、この設定温度SPを中心とし
てハンチング波形の最大値MAXが100、この最大値
MAXを越えると例えば150まで設定温度定義値を指
定でき、またハンチング波形の最小値MINが0であ
り、この最小値MINより小さく例えば−50まで設定
温度定義値を指定できる。なお、設定温度の単位は摂氏
でも華氏でもよいが、本実施例では摂氏で説明する。
【0018】次に、図2を参照して設定温度SPを例え
ば100℃としてこの設定温度SPを温度制御対象に対
する仮の制御温度としてヒータへの通電を時刻t0に開
始させる。そして、このヒータへの通電によって現在温
度が上昇してくるのであるが、現在温度のハンチング波
形が安定するまでこのハンチング波形の数サイクルを待
つ。こうしてハンチング波形が安定した時刻t1になる
と、時刻t1〜t2で、現在温度の最大値MAXが例え
ば120℃、最小値MINが例えば80℃であると測定
する。この測定後に、次式に従って設定温度計算値D
SP′を演算する。 DSP′=〔DSP×(MAX−
MIN)/100+MIN〕…… ここで、DSP=110、MAX=120、MIN=8
0であるから、式の設定温度計算値DSP′は124
となる。
【0019】次いで、時刻t2以降は仮の制御温度を設
定温度100℃からこの設定温度計算値124℃を減算
した温度分−24℃だけシフトし、このシフトした温度
を温度制御対象の制御温度76℃としてヒータ電源をO
N/OFF制御すると、時刻t2以降では設定温度10
0℃を越えずに、76℃を制御温度とした温度制御パタ
ーンでの温度制御が行われる。
【0020】図3は上述した本発明の温度制御方法に従
う温度調節器の回路ブロック図であり、図4はその温度
調節器の動作説明に供するフローチャートである。これ
らの図を参照して本発明の温度調節器においては、炉内
に収納された温度制御対象の制御温度を検出するための
温度センサ(図示していない)からの検出信号が与えら
れる入力部1と、温度制御対象を所定の制御温度に加熱
するために炉内に配備されたヒータ(図示していない)
の電源をその現在温度が制御温度に対応して設定された
設定温度との関係で所定の温度のときにはONまたはO
FF制御したり、後述の動作機能を備えたマイクロコン
ピュータ等で構成される制御部2とを備える。
【0021】この温度調節器はまた、制御温度に対応し
て設定温度を指定するための指定キーと、この設定温度
を中心とするハンチング波形の最大値を100、最小値
を0にして換算される数値を設定温度定義値として指定
する指定キーとを含む設定部3を備える。前記制御部2
は、出力部4を介して設定温度を温度制御対象に対する
仮の制御温度としてヒータへの通電を開始させ、この開
始後に現在温度のハンチング波形が安定した時に当該現
在温度の最大値と最小値とを測定する測定手段としての
機能を有する。この制御部2はその測定を、温度制御パ
ターンのハンチング波形が安定したかどうかを入力部1
を介して温度センサから与えられる出力から判断する。
このハンチング波形の安定化の判断は温度制御パターン
における現在温度がその最大値または最小値の一方ある
いは両方が数回程度一定してきた場合に行われてもよい
し、設定温度とヒータへの通電後の時間とヒータのパワ
ーとから推定したりするようにしてもよい。
【0022】制御部2は、ハンチング波形が安定したと
判断したときには、ハンチング波形の最大値を前回のハ
ンチング波形における現在温度値と今回の現在温度値と
を比較していき、現在温度が上昇して下降するとそこが
現在温度の最大値であると、また、同様に現在温度値が
下降してきて上昇するとそこが現在温度値の最小値であ
ると判断する。この現在温度の最大値と最小値との測定
はその他の方法で行ってもよい。
【0023】制御部2は設定温度定義値をDSP、現在
温度の最大値をMAX、現在温度の最小値をMINとし
て前記式の〔DSP×(MAX−MIN)/100+
MIN〕を演算して設定温度計算値DSP′を得る演算
機能と、仮の制御温度を設定温度からこの設定温度計算
値を減算した温度分だけシフトし、このシフトした温度
を前記温度制御対象の制御温度として出力部を介してヒ
ータ電源をON/OFF制御する制御機能とを備える。
制御部2はマイクロコンピュータで構成されており、し
たがって、上述の式の乗除加減算は周知の手法で実行
可能であるので詳しい説明は省略する。なお、温度調節
器は制御部2の出力とか設定部3で指定された数値等と
かその他のデータとか温度調節器の状態に関してのデー
タをユーザに便利なように表示する表示部5と、制御部
2がマイクロコンピュータとして前記各種演算の実行の
ための所要のデータとか制御部2の動作手順等を記憶す
るRAMとかROMなどのメモリ6とを有している。
【0024】次に動作を図3の温度制御パターンと図4
のフローチャートとを参照して説明する。
【0025】まず、ステップn1でユーザが温度調節器
に装備されている設定部3の指定キーを操作して設定温
度SPを例えば100℃に、また設定温度定義値DSP
を例えば110にそれぞれ指定する。これらの指定値を
制御部2はメモリ6に記憶させる。ステップn2で制御
部2は設定温度SPを仮の制御温度としたうえで、ステ
ップn3で出力部4を介してヒータ電源を時刻t0で駆
動させて温度制御対象を加熱する。こうしてヒータが通
電されてから制御部2は入力部1を介して温度センサの
出力を取り込んでいき、この出力に基づいて現在温度を
測定する。現在温度が上昇し設定温度SPに到達してか
ら制御部2は温度センサの出力に従ってヒータへの通電
のON/OFFを制御することから温度制御パターンが
ハンチングしてくる。そして、ステップn4で制御部2
は入力部1を介して与えられる温度センサからの出力に
基づいて現在温度のハンチング波形が安定してきたかど
うかを判断する。制御部2は図2の時刻t1付近で安定
してきたと判断すると、ステップn5で温度センサから
の出力に基づいて時刻t1〜t2で現在温度の最大値M
AXが例えば120℃、最小値MINが例えば80℃で
あると測定する。制御部2はこれらの測定値をメモリ6
に記憶させる。この測定後、制御部2はメモリ6に記憶
した各数値を読み出し、ステップn6で前記式の演算
を実行する。この実行で制御部2は、設定温度計算値D
SP′が76℃であると計算し、この計算値をメモリ6
に記憶させる。この計算後、制御部2はメモリ6に記憶
させた計算値に従ってステップn7で時刻t2以降は制
御温度を76℃として自動調節する。こうして、本実施
例の温度調節器においては、ユーザは設定部3の指定キ
ーを操作するのみで所望の温度制御パターンで温度制御
対象の温度調節を実行できることになり便利である。
【0026】
【発明の効果】以上のように請求項1および3の本発明
の温度制御方法によれば、ユーザはあらかじめ所望の温
度制御パターンを指定するのみで済み、それ以降は温度
制御パターンを観測しながら設定温度を調整する必要が
なくなり、したがって、ユーザとしては所望の温度制御
パターンを得るために設定温度を何回も操作しなおす煩
わしさから解放されることになる。
【0027】請求項2および4の温度調節器によれば、
ユーザにとってはこの温度調節器に対しあらかじめ所望
の温度制御パターンを指定するのみで、当該所望の温度
制御パターンで温度制御対象の温度調節を実行できるの
で使い勝手のよい温度調節器である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る温度制御方法におい
て、設定温度の指定と設定温度定義値との指定の説明に
供する図である。
【図2】本発明の温度制御方法によって制御される温度
制御パターン図である。
【図3】本発明の温度調節器の回路ブロック図である。
【図4】本発明の温度調節器の動作説明に供するフロー
チャートである。
【図5】従来例の温度制御方法の説明に供する温度制御
パターン図である。
【図6】ユーザが希望する温度制御パターンを示す図で
ある。
【符号の説明】
SP 設定温度 DSP 設定温度定義値 DSP 設定温度計算値 MAX 現在温度最大値 MIN 現在温度最小値 1 入力部 2 制御部 3 設定部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度制御対象を所定の制御温度に加熱す
    るためのヒータの電源をその現在温度が制御温度に対応
    して設定された設定温度との関係で所定の温度のときに
    はONまたはOFFすることで前記温度制御対象の制御
    温度を制御する温度制御方法において、前記設定温度を
    前記温度制御対象に対する制御温度として前記ヒータへ
    の通電を開始させ、前記現在温度のハンチング波形が安
    定したときの該ハンチング波形を測定し、この測定値に
    基づいて前記制御温度をあらかじめ設定した所望の温度
    制御パターンに合致するようにシフトさせることを特徴
    とする温度制御方法。
  2. 【請求項2】 温度制御対象を所定の制御温度に加熱す
    るためのヒータの電源をその現在温度が制御温度に対応
    して設定された設定温度との関係で所定の温度のときに
    はONまたはOFFすることで前記温度制御対象の制御
    温度を制御する温度調節器において、前記設定温度を前
    記温度制御対象に対する制御温度として前記ヒータへの
    通電を開始させ、前記現在温度のハンチング波形が安定
    したときの該ハンチング波形を測定する測定手段と、こ
    の測定値に基づいて前記制御温度をあらかじめ設定した
    所望の温度制御パターンに合致するようにシフトさせる
    制御手段とを備えたことを特徴とする温度調節器。
  3. 【請求項3】 温度制御対象を所定の制御温度に加熱す
    るためのヒータの電源をその現在温度が制御温度に対応
    して設定された設定温度との関係で所定の温度のときに
    はONまたはOFFすることで前記温度制御対象の制御
    温度を制御する温度制御方法において、前記制御温度に
    対応して設定温度を指定し、かつこの設定温度を中心と
    するハンチング波形の最大値を100、最小値を0にし
    て換算される数値を設定温度定義値として指定し、前記
    設定温度を前記温度制御対象に対する仮の制御温度とし
    て前記ヒータへの通電を開始させてから前記現在温度の
    ハンチング波形が安定した時に当該現在温度の最大値と
    最小値とを測定し、前記設定温度定義値をDSP、前記
    現在温度の最大値をMAX、前記現在温度の最小値をM
    INとして〔DSP×(MAX−MIN)/100+M
    IN〕を演算して設定温度計算値を得、前記仮の制御温
    度を前記設定温度からこの設定温度計算値を減算した温
    度分だけシフトし、このシフトした温度を前記温度制御
    対象の制御温度としてヒータ電源をON/OFF制御す
    ることを特徴とする温度制御方法。
  4. 【請求項4】 温度制御対象を所定の制御温度に加熱す
    るためのヒータの電源をその現在温度が制御温度に対応
    して設定された設定温度との関係で所定の温度のときに
    はONまたはOFFすることで前記温度制御対象の制御
    温度を制御する温度調節器において、前記制御温度に対
    応して設定温度を指定する手段と、かつこの設定温度を
    中心とするハンチング波形の最大値を100、最小値を
    0にして換算される数値を設定温度定義値として指定す
    る手段と、前記設定温度を前記温度制御対象に対する仮
    の制御温度として前記ヒータへの通電を開始させてから
    前記現在温度のハンチング波形が安定した時に当該現在
    温度の最大値と最小値とを測定する測定手段と、前記設
    定温度定義値をDSP、前記現在温度の最大値をMA
    X、前記現在温度の最小値をMINとして〔DSP×
    (MAX−MIN)/100+MIN〕を演算して設定
    温度計算値を得る演算手段と、前記仮の制御温度を前記
    設定温度からこの設定温度計算値を減算した温度分だけ
    シフトし、このシフトした温度を前記温度制御対象の制
    御温度としてヒータ電源をON/OFF制御する制御手
    段とを具備したことを特徴とする温度調節器。
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