JPH0836381A - 電子弦楽器 - Google Patents

電子弦楽器

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JPH0836381A
JPH0836381A JP2295406A JP29540690A JPH0836381A JP H0836381 A JPH0836381 A JP H0836381A JP 2295406 A JP2295406 A JP 2295406A JP 29540690 A JP29540690 A JP 29540690A JP H0836381 A JPH0836381 A JP H0836381A
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Akio Iba
章雄 伊庭
Yoshiyuki Murata
嘉行 村田
Hiroshi Manabe
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Abstract

(57)【要約】 電子出願以前の出願であるので 要約・選択図及び出願人の識別番号は存在しない。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、指定されている音高をチューニン グ操作子の操作により変更可能な電子弦楽器に関 する。
[従来技術] 従来のこの種の電子弦楽器のひとつとしてギ ターシンセサイザと称されるものが開発されてい る。このギターシンセサイザは、一般に、ギター 本体に設けられた各弦独立型のピックアップ装置 からのピックアップ信号に基づいて、そのピック アップ信号から基本波周波数情報(ピッチ情報) をピッチ抽出装置にて抽出し、その基本波周波数 情報を、外部に配置した信号変更装置にてデジタ ル処理して所定のデジタルデータを得、このデジ タルデータをMIDI(Musical Instrument Digital Interfaceの略、楽器同士の相互接続の ための国際規格)のフォーマットに従ったMID Iデータとして出力し、このMIDIデータによ り、シンセサイザと称される外部音源装置を制御 し、これにより、前記各弦独立型ピックアップ装 置から得られたギターの音色以外の多種多様な音 色をもつ楽音で、増幅器、スピーカを介して放音 するようにしている。
[従来技術の問題点] ところで、こうした従来のギターシンセサイザ では、前述したように、ギター本体に設けた各弦 独立型ピックアップ装置からのピックアップ信号 を、外部に配置したピッチ抽出装置、信号変換装 置、外部音源装置等に入力して、所定の音色をも つ楽音を得るようにしているため、ピッチ抽出装 置や信号変換装置の機材を別個独立に保管管理し なければならず、したがって、それらの機材分管 理が煩雑となるばかりでなく、ギターの演奏の際 に、直ちに、多種多様な音色をもつ楽音を誰でも たやすく演奏することができないものであった。
しかしながら、最近は、LSIの集積度の向上 やハイブリッドIC等の技術の応用などにより、 ピッチ抽出装置や信号変換装置なども充分に小型 軽量化することが可能となっており、したがっ て、ギター本体内にこれら装置を組み込むことが 可能となっている。
一方、ギター演奏形態の中には、弦を弾弦操作 して所定の音高の楽音を放音した直後に、その弾 弦操作した弦を指で、たとえば、フィンガーボー ド(ネックとも称される。)と直交する方向に押 し上げ、これにより、その弦のテンションを高め て、発生中の楽音の音高を、所定の音高分上げ る、いわゆるチョーキング奏法というものがあ る。このチョーキング奏法は、どの指を用いてど の弦を押し上げるかで、種々の区別があるほか、 どの音高まで上げるかで種々の区別がある。初め に発音させた元の楽音の音高とチョーキングする ことで上げた音高との差の小さい方から順に、 クォーター・チョーキング(半音の4分の1音の 音高分上げること。)、半音チョーキング、全音 (1音)チョーキング、1音半チョーキング、2 音チョーキングなどの区別があり、ギター演奏を 楽しむ上で、このような各種のチョーキング奏法 を確実かつ正確に行うことが望まれている。しか しながら、初心者にとっては、このような種々の 区別のあるチョーキング奏法を、種々の区別がで きる形で、正確かつ確実に行うのは、極めて困難 なことである。また、前述したチョーキング奏法 は、弾弦操作直後に、その弾弦された弦をチョー キングしなければならないので、太く、しかもテ ンションの強い弦をチョーキングする場合は、指 が痛くなり、初心者にとっては、チョーキング奏 法を行い難いことが多い。
また、ギター演奏形態の中には、前述した チョーキング奏法のほかに、アーミング奏法なる ギター特有の奏法がある。このアーミング奏法 は、弦の一端が支持されたブリッジに取り付けら れているトレモロ・アームを所定の方向に回動操 作することで、発生中の楽音の周波数を上下さ せ、音高を変化させる奏法であり、このアーミン グ奏法には、種々の形態がある。たとえばトレ モロ・アームを下方向に押し下げ弦のテンション を弱めることで、音高を下げるアーム・ダウン奏 法、トレモロ・アームを上方向に引き上げ、弦 のテンションを強めることで、音高を上げるアー ム・アップ奏法、アーム・ダウン奏法にて音高 の下がっている楽音の音高を、アームをもどすこ とで、本来の音高まで上げる(チョーキング奏法 的効果)アーム・リターン奏法、トレモロ・ アームを細かく動かすことで、弦のテンションの 強弱を細かく変化させ、発生中の楽音の周波数を 変更させて、ビブラート効果を作り出すアーミン グ・ビブラート奏法などがある。しかしながら、 こうしたアーミング奏法は、トレモロ・アームを 正確に、かつ、所定のタイミングで上下動させな ければならず、初心者にとっては、極めて困難な ことであるばかりでなく、トレモロアームはブ リッジ全体を傾斜動させることで、全弦のテン ションの強弱を均一に、しかも同時に変化させる ものであり、各弦ごとに、そのテンションの強弱 を変えることはできず、したがって、各弦ごと に、アーミング効果を得ることはできないもので あった。
さらに、従来、各弦が適正なチューニング状態 で張設されている場合において、各弦のテンショ ンを均一かつ同時に高める方法として、カポと称 される調律器を用いることがある。このカポを使 用すると、フィンガーボードの長手方向に移動さ せ、所定のフレット位置で、締め付け部材を締め 付け操作することで、各弦のテンションを均一か つ同時に高めることができる利点がある反面、 チューニング状態を全体的に移調させる必要があ る都度、締め付け部材を、一旦、ゆるめ、カポを フィンガーボードの長手方向に移動させ、所定の フレット位置で、今度は、締め付け部材を締め付 けるという操作を行わなければならず、移調させ るための操作が煩雑であるという問題点がある。
[発明の目的] この発明は、こうした従来の問題点および最近 の技術状況に鑑みてなされたものであり、ギター 特有のチョーキング奏法、アーミング奏法等を、 チューニング操作子に対する簡単な操作で、確実 かつ正確に行いうる電子弦楽器を提供することを 目的とする。
[発明の要点] この発明は、こうした目的を達成させるため に、複数の弦ごとに独立してチューニング設定可 能なチューニング操作子の操作状態に応じて、前 記各弦ごとに指定された音高を変更するように制 御手段により制御するようにしたことを要点とす る。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説 明する。
第1A図はこの発明をギターシンセサイザに適 用した場合の第1実施例を示す全体構成図、第 1B図は同ギターシンセサイザに適用された回路 構成を示すブロック図である。
第1A図に示すように、本実施例に係るギター シンセサイザ60を構成しているギター本体61 は、ネックと称されるフレットボード62と胴部 63とからなり、これらフレットボード62およ び胴部63に亘って、6本の弦64……が張設さ れている。これら各弦64……の一端は、フレッ トボード62のヘッド65に設けたペッグ66に 調節可能に支持され、その他端は、胴部63上に 固着されているブリッジ67に固定されている。
前記各弦64……と対向した胴部63上位置に は、フロント・リヤの一対の汎用型ピックアップ 装置(以下、「汎用ピックアップ」という。) 68a、68bおよび各弦独立型ピックアップ装 置(以下、「各弦独立ピックアップ」という。) 69が固着されている。前者の汎用ピックアップ 68a、68bは、各弦64……の共通の弦振動 をピックアップして、アナログのピックアップ信 号(楽音信号)を出力するものであり、また、後 者の各弦独立ピックアップ69は、各弦64…… ごとの独自の弦振動をマイクロホンまたは圧電素 子を用いて別個独立にピックアップして、それぞ れ独立したアナログのピックアップ信号(楽音信 号)を出力するものである。
前記胴部63の内部には、各弦独立ピックアッ プ69から検出されたピックアップ信号から基本 周波数情報を抽出するピッチ抽出装置50と、こ のピッチ抽出装置50から抽出された基本波周波 数情報をデジタル処理して所定のデジタルデータ を得、このデジタルデータを出力するデータ変換 装置40と、このデータ変換装置40から出力さ れたデジタルデータに基づいて駆動制御される音 源装置30とが設けられている。また、胴部63 の所定位置には、後述する2つのサウンドシステ ム10a、10bから出力される出力楽音の特 性、例えば音色、エンベロープ等を決定する操作 子30aが設けられていて、演奏前、演奏途中に おいて、出力音の特性がそれらの操作子30aの 操作で指示される。
一方、ギター本体61の所定位置(この例で は、胴部63に設けたブリッジ67の下部の位 置)に、各弦64……ごとの弾弦操作に伴って発 生した各楽音信号の出力周波数を、各楽音信号ご と、または全楽音信号を一律に、手動操作で可変 制御するためのチューニング操作子70a……お よび70bが配設されている。このチューニング 操作子70a……および70bは、第1C図に示 すように、軸70cを中心として、回転可能で、 かつ元の静止位置にばね(図示せず)のばね力で 自己復帰するようになっている。なお前記フレッ トボード62上には、所定の間隔を置いて多数の フレット62a……が突設されている。
また、ギター本体61の胴部63およびヘッド 65の位置には、前記音源装置30から出力され た所定の音色をもつ楽音信号と前記一対の汎用 ピックアップ68a、68bから出力されたピッ クアップ信号(楽音信号)とをミックスして増幅 放音する低音再生用および高温再生用のサウンド システム10a、10bが配置されている。な お、この実施例の場合とは異なり、音源装置30 からの楽音信号を一方のサウンドシステム10a から出力し、他方、汎用ピックアップ68a、 68bからの楽音信号を他方のサウンドシステム 10bから出力するようにし、これらサウンドシ ステム10a、10bからの楽音信号の音量を、 操作子30aの操作で、別個独立に制御できるよ うにしてもよい。
次に、本実施例に用いられる全体回路構成を、 第1B図に基づいて設明する。
すなわち、前記各弦独立ピックアップ69…… から出力された6つのピックアップ信号(楽音信 号)は入力端子1……に入力される。これら入力 端子1……からの楽音信号は、夫々アンプ2…… で増幅され、そして、ローパスフィルタ(LP F)3……で高周波成分がカットされて基本波形 が抽出され、さらに、この基本波形から基本波周 波数を抽出する前記ピッチ抽出装置50に相当す るピッチ抽出回路50Aを構成している最大ピー ク検出回路(MAX)4……、最小ピーク検出回 路(MIN)5……、ゼロクロス点検出回路 (Zero)6……およびフリップフロップ14 ……に与えられる。ローパスフィルタ3……は、 第2図に示すように、各弦64……の開放弦の振 動音周波数fの4倍の4fにカットオフ周波数が 設定されている。最大ピーク検出回路4……で は、楽音信号の最大ピーク点が検出され、その検 出パルス信号の立上りで後段に接続されているフ リップフロップ14……のQ出力がHighレベルと なり、このフリップフロップ14……の出力とゼ ロクロス点検出回路6……のインバータ30…… の反転出力とのアンド出力がアンドゲート24… …を介して割り込み指令信号INTa1〜INTa6 としてCPU100に与えられ、同様に最小ピー ク検出回路5……でも、楽音信号の最小ピーク点 が検出され、その検出パルス信号の立上りで後段 に接続されているフリップフロップ15……のQ 出力がHighレベルとなり、このフリップフロップ 15……の出力とゼロクロス点検出回路6……の 出力とのアンド出力がアンドゲート25……を介 して割り込み指令信号INTb1〜INTb6として CPU100に与えられる。
即ち、最大ピーク点が検出されてフリップフ ロップ14がHighレベルになっているときに、波 形が正から負へ横切ったとき割り込み指令信号 INTa1〜INTa6がCPU100に与えられ、 逆に最小ピーク点が検出されてフリップフロップ 15がHighレベルになっているときに、波形が負 から正に変化したとき割り込み指令信号INTb1 〜INTb6がCPU100に入力する。
そして、CPU100は、これらの割込み信号 を受付けた直後に、対応するフリップフロップ 14……、15……に対しクリア信号CLa1〜 CLa6、CLb1〜CLb6を発生してリセットす る。従って、次に最大ピーク点あるいは最小ピー ク点を検出するまで何度ゼロクロス点を通過して も対応するフリップフロップ14……、15…… はリセット状態であるので、CPU100には割 り込みがかからないことになる。
さて、CPU100では、上記割り込み指令信 号のうち、最大ピーク点検出直後のゼロクロス点 の割り込み指令信号INTa1〜INTa6が与えら れた時に、それ以前に同様にして検出された最大 ピーク点直後のゼロクロス点時のカウンタ値との 差が求められ、また最小ピーク点検出直後のゼロ クロス点の割り込み指令信号INTb1〜INTb6 発生時にそれ以前に同様にして検出されたカウン タ値との差が求められる。この両信号INT (INTa1〜INTa6、INTb1〜INTb6)が 与えられる都度カウンタ7のカウント値は夫々対 応する最大時メモリ101、最小時メモリ102 に記憶される。
この求められたカウンタ7のカウント値の差の タイムカウントデータは、前記データ変換装置 40の働きも行うCPU100のデジタル処理に より、所定のデジタルデータに信号変換され、こ のデジタルデータが後述する変換回路等を介し て、音源装置30に入力される。この音源装置 30に入力されたデジタルデータに基づき、この 音源装置30を構成している周波数ROM30A に入力される。したがって、このデジタルデータ に基づき、発生すべき楽音の周波数を示す周波数 データがこの周波数ROM30Aから読み出さ れ、音源回路30Bに送られて、各操作子30a で指示された所定の音色をもつ楽音信号が生成出 力される。生成出力された楽音信号は、前述した 汎用ピックアップ68a、68bから検出された ピックアップ信号(楽音信号)とともに、増幅器 およびスピーカからなるサウンドシステム10 a、10bを経て所望の出力量で放音出力され る。
一方、上記ローパスフィルタ3……からの6つ の楽音信号は、夫々トランスファゲートTを介し てA/Dコンバータ11に与えられ、その波形レ ベルに応じたデジタルデータに変換されてCPU 100に与えらえる。CPU100ではA/Dコ ンバータ11より与えられる波形レベルを示す データの絶対値が、予め決められた一定値以上に なった時には、カウンタ7の値より求めたカウン トデータを周波数ROM30Aに送り込んで放音 を開始させ、このデータが上記一定値以下になっ た時には、消音指示をして放音を終了させる。こ の波形レベルを示すデータは、CPU100より 上記音源回路30Bにも与えられて、楽音の放音 レベル(音量)が制御される。
上記トランスファゲートTには、タイミングの 順次ずれたチャンネルタイミング信号t〜t が夫々与えられ、6つの楽音信号(6弦に対応す る)の放音レベル制御がタイムシェアに行われ、 これに応じて、周波数ROM30A、音源回路 30Bには時分割処理により6チャンネルの楽音 生成系が形成されている。ピッチ抽出回路50の具体的構成 第3図は、最大ピーク検出回路4の具体的構成 を示すもので、ローパスフィルタ3からの楽音信 号は、オペアンプ4−1の+端子に入力され、オ ペアンプ4−1の出力端子は、ダイオードD1の アノード側に接続され、ダイオードD1のカソー ド側は並列に接続されたコンデンサC及び抵抗R 1を介して接地されるとともに、オペアンプ4− 1の−端子に接続され、オペアンプ4−1の出力 は抵抗R2を介し、アンプ4−2を介して、上記 最大ピーク点検出の割り込み指令信号INTa1〜 INTa6として出力される。
オペアンプ4−1の+端子に、第4図(a)の ような波形が与えられたとすると、コンデンサC は波形レベルが上昇する時に充電され、波形レベ ルが下降する時には放電され、第4図(b)のよ うな波形がオペアンプ4−1の−端子に入力さ れ、波形レベルの上昇時のみ、+端子と一端子の 差分値が出力され、これが第4図(c)に示す割 り込み指令信号INTとして出力される。この (c)に示すパルス状信号の立下り地点で割り込 み処理が開始される。
また、最大ピーク検出回路としては、第5図の ようにすることもできる。なお、第3図のそれと 同一箇所には同一符号を付す。即ち、第3図のダ イオードD1とは逆の向きに接続されたダイオー ドD2があり、また、オペアンプ4−1の+端子 には、オペアンプ4−3が接続され、入力信号in はオペアンプ4−3の−端子に抵抗R4を介して 与えられ、また、この−端子には、その出力が抵 抗R3を介して帰還している。この第5図の最大 ピーク検出回路4′の動作は、次に述べる最小 ピーク検出回路5の動作とほぼ同じで入力側に信 号反転のためのオペアンプ4−3が接続されてい るだけであるので省略する。
第6図は、最小ピーク検出回路5の具体的構成 を示し、この最小ピーク検出回路5は最大ピーク 検出回路4とほぼ同じであるが、ダイオードD2 の向きが逆となっており、コンデンサCは、第4 図(d)に示すような逆向の充放電を繰り返し、 第4図(e)に示すような割り込み指令信号 INTが得られることになる。
また第7図は、ゼロクロス点検出回路6の具体 的構成を示し、オペアンプ6−1の+端子には ローパスフィルタ3からの楽音信号が与えられ、 −端子にはグランドレベルが接続され、このオペ アンプ6−1の出力は抵抗R5、アンプ6−2を 介して出力する。従って、正レベルの入力信号が あるときは、アンプ6−2でHigh出力となり、負 レベルの入力信号があるときは、アンプ6−2で Low出力となる。つまりゼロクロス点を通過する 都度その出力レベルが反転する。ピッチ抽出回路50の動作 次に、ピッチ抽出回路50、CPU100の動 作について説明する。第8図はCPU100のメ インフローであって、先ずステップA1で初期設 定を行った後、ステップA2でA/Dコンバータ 11の値を読み込んで、一定レベルとならない限 り、楽音のオフ処理を続ける(ステップA3、 A4)。いま、弦操作によって、第9図(a)に 示すような一定レベル以上の楽音信号がA/Dコ ンバータ11に入力されれば(ステップA3)、 ステップA5に進んで周波数制御処理すなわちカ ウンタ7からのデータを周波数ROM30Aに与 える楽音放音処理を行い、楽音信号レベルが一定 レベル以上である限りこの放音処理を続ける(ス テップA2、A3、A5)。このカウンタ7のカ ウントデータは次述する割り込み処理で設定され る。
次に、弦操作によって楽音波形が立上り、第9 図(a)のMAX1に示す最初の最大ピーク点 (図中MAX1)に波形レベルが達したとする と、最大ピーク検出回路4より第9図(b)に示 すような信号が発生し、フリップフロップ14が Highレベルとされる(同図(d)参照)。そし て、ゼロクロス点検出回路6から第9図(a)の Zero1の点でゼロクロス点検出出力が反転する (同図(c)参照)と、アンドゲート24より CPU100に対し割り込み指令信号INTが 与えられ、CPU100は第10図の割り込み処 理を開始する。まず、CPU100はステップ B1でカウンタ7のカウント値を読み込み、波形 が1波目か否かを判断する(ステップB2)。い ま、楽音波形は立上ったばかりで、1波目なの で、ステップB5に進んでフラグ「1」を立て て、最大時メモリ101に上記ステップB1で読 み出したカウンタ7のカウント値をセットする。
このフラグ「1」は、最大ピーク点の次のゼロク ロス点が既に検出されたことを示すフラグであ り、このフラグがクリアされていると、最小ピー ク点が検出されたことを示すことになる。なお、 このフラグの機能は後述するとおりである。
さて、第9図(a)のような波形が入力された 場合は、続けてゼロクロス点Zero2、Zero3が検 知される都度、ゼロクロス点検出回路6からは同 図(c)に示すように反転出力が得られる。
しかしながら、フリップフロップ14の出力は リセットされており(ステップB1にて)、何ら 割り込み指令信号INTは発生しない。勿論 フリップフロップ15もリセットされたままであ るから、割り込み指令信号INTは発生しな い。
そして次に、第9図(a)のMIN1に示す最 小ピーク点に達すると、今度は最小ピーク検出回 路5よりピーク検出信号が出力し、フリップフ ロップ15がセットされる。そして、次のゼロク ロス点(Zero4)にて、ゼロクロス点検出回路6 出力は反転し、その結果アンドゲート25より CPU100に対し、割り込み指令信号INT が与えられ、CPU100は第11図の割り込み 処理を開始する。まず、CPU100はステップ C1でフリップフロップ16をリセットし、更に カウンタ7のカウント値を読み込み、波形が1波 目か否か判断する(ステップC2)が、最小ピー ク点の次のゼロクロス点についてはいまの場合1 波目であるので、ステップC5に進んでフラグを クリアして「0」とし、最小時メモリ102に上 記ステップC1で読み出したカウンタ7のカウン ト値をセットする。
このステップC2、上記ステップB2の1波目 か否かの判断は、例えばA/Dコンバータ11か らの波形レベルデータが一定以上となった時に、 1波目フラグA、Bを立て、最大ピーク点直後の ゼロクロス点検出の割り込み指令信号INTが 与えられた時ステップB2の後ステップB5の前 に、この1波目フラグAをクリアし、最小ピーク 点直後のゼロクロス点検出の割り込み指令信号 INTが与えられた時ステップC2の後ステッ プC5の前に、この1波目フラグBをクリアし、 ステップB2、C2で1波目フラグA、Bが立っ ているか否かを判断することで達成される。
そして、第9図(a)のMAX2に示す最大 ピーク点に続くゼロクロス点(Zero5)に到達す ると、最大ピーク点直後のゼロクロス点検出の割 り込み指令信号INTが与えられ、CPU 100はステップB1でカウンタ7のカウント値 を読み込み、ステップB2で波形がもう1波目で ないことを判断して、ステップB3でフラグが 「0」か否か判断する。フラグは、すぐ前の最小 ピーク点MIN1の次のゼロクロス点(Zero4) で「0」になっているから、CPU100はス テップB4に進み1周期前の最大ピーク点MAX 1の直後のゼロクロス点(Zero1)で最大時メモ リ101にセットしたタイムカウントデータを読 み出して上記ステップB1で読み出した今回のタ イムカウントデータより減算し、この結果データ を得る。その結果、上述のスチェップA5では、上 記結果データを周波数ROM8に与えて、ゼロク ロス点(Zero1)からゼロクロス点(Zero5)ま での時間間隔(t)がピッチ抽出データとな り、この時間間隔(t)を1周期とする周波数 の楽音を放音するように制御することになる。上 述の処理にひき続いて、CPU100はフラグ 「1」を立て、上記今回のタイムカウントデータ 値を最大時メモリ101にセットする(ステップ B5)。
このように、ステップC5、B3で最大ピーク 点のすぐ次のゼロクロス点が判別され、このゼロ クロス点間だけの時間(t)が計測され、ス テップB4で周期計算が行われてゆく。
同様にして、ゼロクロス点(Zero6、Zero7) は、無視されて最小値検出直後のゼロクロス点 (Zero8)の検出によって発生されるアンドゲー ト25からの割り込み指令信号INTの入力に 応じて、CPU100は、第11図に示すフロー の処理を行い、今回は、前のゼロクロス点(Zero 4)から今回のゼロクロス点(Zero8)までの時 間間隔(t)がピッチ抽出データとなる。
従って、本実施例では、最大値検出直後発生す るゼロクロス点どうしの時間間隔(t:つまり Zero1←→Zero5)と、最小値検出直後発生するゼ ロクロス点どうしの時間間隔(t:つまりZero 4←→Zero8)とが求まり、一周期に2回周波数変 更の処理が行え、入力信号の周波数変化に応答で きるようになっている。
ところで、本実施例においては、上述した第 10図、第11図フローのフラグの機能によって 第12図に示すような波形が入力されても、図の ゼロクロス点Zero12、Zero14は、無視される ことになる。
つまり、割り込み指令信号INTとしてゼロ クロス点Zero12、Zero14に対応する信号が 入ってきても、フラグは、ゼロクロス点Zero 11、Zero13の到来時に1にセットしてあり (ステップB3)、従ってステップB3のジャッ ジはNOとなり、何ら周期計算を行わないことに なる。このようにして、本実施例ではこのフラグ によって最大値検出後あるいは最小値検出後にゼ ロクロス点が連続して複数回検出されてもそれを 無視することで、倍音の影響を更に取り除くこと を可能としている。
なお、第8図のステップA5での処理として前 回の記憶されているタイムカウントデータと今回 得たタイムカウントデータとの平均値をとって出 力したり、前回とのデータ差が大きい場合例えば 20%以上の差があれば前回のものを出力するよ うにした場合は、さらに周波数の安定性が図れ る。また、最大ピーク点直後のゼロクロス点検出 に基づく周期計算と、最小ピーク点直後のゼロク ロス点検出に基づく周期計算とを、楽音波形の始 点が立上り波形であれば、最大ピーク点直後のゼ ロクロス点に基づく周期計算を行い、楽音波形の 始点が立下り波形であれば、最小ピーク点直後の ゼロクロス点に基づく周期計算を行うように、選 択的に実行するようにしてもよい。このようにす れば、発音開始時の応答速度が早くなる。
このように、本実施例にあっては、CPU 100が第8図に示したステップA5の処理とし て適当なものを実行でき、しかもこの処理の変更 はCPU100の外部回路の変更を行うことな く、単にCPU100のプログラムの変更で行え るために汎用性が増し、インテリジェント化に適 している。
なお、上記実施例では、最大ピーク点検出直後 のゼロクロス点間の時間間隔(t)と、最小 ピーク点検出直後のゼロクロス点間の時間間隔 (t)との双方を求めるようにしたが、必ずし も双方を算出する必要はなく、仮に一方のみで回 路構成をした場合は、第2図に示した最大ピーク 検出回路4、フリップフロップ14、アンドゲー ト24、インバータ30の組か、最小ピーク検出 回路5、フリップフロップ15、アンドゲート 25の組の一方が不要となり回路の簡略化ができ る。
次に、本実施例の特徴であるチューニング変更 回路80を中心として、その構成、作用について 説明する。
まず、チューニング変更回路80を説明するに 先立って、前述したチューニング操作子70a… …、70bの周辺の構成について説明すると、前 述した通り、各チューニング操作子70a……、 70bは、手動操作で可動操作可能であるが、各 チューニング操作子70a……、70bを適宜手 動操作すると、その操作量に応じたチューニング データは、A/D変換器81……によりデジタル データに変換されたのち、CPU100に入力さ れる。このデジタルデータは、チューニングデー タとして、CPU100から各ラッチ82……に 入力される。このチューニングデータは、少なく とも半音以上に亘って、出力楽音の音高を可変し うるデジタルデータであり、このチューニング データは、ラッチ82……を介して、各変換回路 83……に入力される。
一方、CPU100からは、ピッチ抽出回路 50から入力された所定の楽音デジタルデータ (所定のセント単位で表現されたキーコード情 報)が各弦64……に対応した各レジスタ84… …を介して、前記各変換回路83……に入力され る。この各変換回路83……に入力されたキー コードデータは、各操作子70a……および70 bの操作量に応じた各チューニングデータに基づ いて、所定の値のキーコード情報に変換されて、 周波数ROM30Aにそれぞれ入力される。した がって、この周波数ROM30Aからは、前記 キーコード情報に対応した周波数データが読み出 され、この周波数データに基づいて各音源回路 30Bが駆動制御され、その結果、サウンドシス テム10a、10bから、前記各チューニング操 作子70a……、70bの操作量に応じた周波数 の楽音信号が放音される。
次に、本実施例の動作について説明する。
まず、通常のギター演奏の場合は、弦64…… を弾弦操作すると、CPU100からセント単位 のキーコード情報が各弦64……ごとに出力さ れ、各レジスタ84……を介して変換回路83… …に入力されるが、チューニング操作子70a… …および70bは操作されておらず、そのため、 これら変換回路83……にチューニングデータは 入力されていないので、前記セント単位のキー コード情報はそのまま周波数ROM30Aに入力 される。したがって、そのキーコード情報に対応 した周波数データが周波数ROM30Aから読み 出され、そのため、各音源回路30B……および サウンドシステム10a、10bから所定の楽音 が生成放音されることとなる。
一方、ギター演奏中に、チューニング操作子 70a……および70bを操作した時にあって は、前記変換回路83……に対し、セント単位の キーコード情報が入力されるほかに、各操作子 70a……または70bの操作量に応じた各弦 64……ごとのチューニングデータが入力される ため、これら変換回路83……において前記キー コード情報のデータ値が変更され、したがって、 各弦64……の弾弦操作で発生されている楽音信 号の周波数が変更されることとなる。そのため、 各楽音信号の周波数を、チューニング操作子70 a……および70bの操作量に応じて可変制御す ることができる。
このように構成した場合には、弦64……の弾 弦操作により発生した楽音信号の周波数を、各弦 64……ごとに設けたチューニング操作子70 a、または各弦64……の共通に設けたチューニ ング操作子70bの操作量に応じて適宜、変更す ることができる。したがって、弾弦直後に、その 弦を押し上げて発生中の楽音信号の周波数を高く するチョーキング奏法を行った場合と同様な効果 を、前記各チューニング操作子70a……、70 bを手動操作を行うのみで、容易かつ確実に行う ことができる。また、各チューニング操作子70 a……、70bの操作量は、適宜、加減して操作 することができるので、クォーター・チョーキン グ、半音チョーキング等を互いに区別できる状態 に、容易に、加減操作することができる。さら に、本実施例によれば、太く、しかもテンション の強い弦が張設されているギターにおいても、各 チューニング操作子70a……、70bを操作す れば、チョーキング効果が得られるので、指を痛 めることなく、容易に、チョーキング奏法を行っ た場合と同様な効果を得ることができる。さらに また、本実施例によれば、各弦共通のチューニン グ操作子70bを操作した場合には発生中の各楽 音信号の周波数を均一に、しかも同時に変更する ことができるので、トレモロ・アームを用いて 行っていたアーミング奏法で得られる効果と同様 な効果を、簡単な操作で、確実かつ正確に行うこ とができる。
次に、この発明の第2実施例を、第13A図お よび第13B図に基づいて説明する。なお、前記 第1実施例において説明した構成要素と同一構成 要素には、同一の指示符号を付して、それの説明 は割愛する。
この実施例の場合は、ギター本体61に設けた ブリッジ67の近傍位置に、各弦64……ごと に、チューニング操作子70d……がそれぞれ配 設されているとともに、各弦64……の共通の チューニング操作子70eが1つ配設されてい る。これらチューニング操作子70d……および 70eは、第13B図に示すように、時計または 反時計方向に回動可能(一方向にスライド可能で もよい。)で、かつ、適当な位置に可動設定後 は、その位置に静止されるように、ギター本体 61に支持されている。これら各チューニング操 作子70d……および70eと対応したギター本 体61のパネル上には、同図に示すように、目盛 部61aが施こされている。この目盛部61a は、フィンガーボード62上に配置されたフレッ ト62aの数の目盛が等間隔に付されている。
なお、前記各チューニング操作子70d……お よび70eは、前記第1実施例の場合と同様、 A/D変換器を介してCPUに接続されている。
また、他の回路構成も、第1実施例の場合と同じ である。
このような構成において、例えば、各弦共通の チューニング操作子70eを回動操作すると、前 記第1実施例の場合と同様、その操作量に応じた チューニングデータがA/D変換器を介して CPUに入力され、そのCPUにおいて所定のデ ジタル処理され、チューニング変換回路に入力さ れる。したがって、このチューニング変換回路に おいて、弾弦操作時に出力されるキーコード情報 が前記チューニングデータに応じて適宜変更さ れ、音源装置に入力されるので、前記チューニン グ操作子70d……および70eの操作量に応じ た楽音信号の周波数で、前記音源装置、サウンド システムから出力放音することができる。そのた め、従来のカポを用いて移調を行った場合と同様 なカポ効果を、チューニング操作子70eと回動 操作を行うという簡単な操作で、迅速かつ確実に 行うことができる。また、各チューニング操作子 70d……を個別に回動操作することにより、各 弦64……ごとにその弾弦操作により生ずる楽音 信号の周波数を変更することができるので、たと えば、特定の弦64……のみが所定の音高分、他 の弦64……の音高と異なっていた場合でも、特 定の弦64……に対応したチューニング操作子 70d……を操作することで、容易に他の弦64 ……の音高と同一音高となるように調律させるこ とができるとともに、仮に、フィンガーボード 62上に同一の太さの弦64……を、同一のテン ションをもって張設した場合でも、前記各チュー ニング操作子70d……を適当に手動操作して、 音源回路30の周波数ROMに対し、所定のデジ タルデータが入力されるように構成すれば、各弦 ごとに所定の太さの弦を張設した場合と同様な楽 音を放音させることができる。
なお、前記実施例では、各チューニング操作子 70a〜70eを、胴部63の所定位置に設けて いるが、これに限られるものではなく、操作の行 い易い位置、見易い位置であれば、他の位置に設 けてもよい。また、上記実施例では、ピッチ抽出 装置として、入力波形信号の最大値または最小値 間の時間間隔を計測するいわゆるピーク比較方式 と入力波形信号のゼロクロス点間の時間間隔を計 測するいわゆるゼロクロス点検出方式との両方式 を併用したピッチ抽出装置を一例に挙げて説明し たが、必ずしもそれに限られず、例えば、前記 ピーク比較方式またはゼロクロス点検出方式のみ を採用したもの、いわゆる波形クリップ方式を採 用したものでもよい。さらに、上記実施例におい ては、本発明をギターシンセサイザに適用したも のであったが、必ずしもそれに限られるものではな く、例えばバイオリンや琴などを電子化したもの にも同様に適用できる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、この発明によ れば、複数の弦ごとに設けられたチューニング変 更操作子に対する外部操作により、前記各弦ごと に指定された音高を変更するように音高変更制御 手段により制御するようにしたので、各チューニ ング変更操作子に対する外部操作で、弦楽器特有 のチョーキング奏法やアーミング奏法等を行った 場合に奏出される音高変更と同様な音高変更を、 確実かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1B図および第1C図はこの発明 の第1実施例を示す全体構成図、全体回路構成図 およびチューニング操作子の要部平面図、第2図 は第1B図中のローパスフィルタのカットオフ周 波数を示す図、第3図は最大ピーク検出回路の構 成図、第4図は、最大ピーク検出回路と最小ピー ク検出回路の各部の動作波形を示す図、第5図は 最大ピーク検出回路の他の例を示す回路構成図、 第6図は最小ピーク検出回路の構成図、第7図は ゼロクロス点検出回路の構成図、第8図はCPU のメインフローチャートを示す図、第9図は入力 波形とそれに伴う各部の動作を示すタイムチャー ト図、第10図は最大ピーク点直後のゼロクロス 点検出時の割り込み処理フローチャートを示す 図、第11図は最小ピーク点直後のゼロクロス点 検出時の割り込み処理フローチャートを示す図、 第12図は別の入力波形とそれに伴う各部の動作 を示すタイムチャート図、第13A図および第1 3B図はこの発明の第2実施例を示す全体構成図 およびチューニング操作子の要部平面図である。 10a、10b……サウンドシステム、30 ……音源装置、40……データ変換装置(CP U)、50……ピッチ抽出装置、60……ギター シンセサイザ、68a、68b……汎用ピック アップ、69……各弦独立ピックアップ、70 a、70b、70d、70e……チューニング操 作子、80……チューニング変更回路、82…… ラッチ、83……変換回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真鍋 啓 東京都西多摩郡羽村町栄町3丁目2番1号 カシオ計算機株式会社羽村技術センター 内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】張設されている複数の弦の振動を検出する
    弦 振動検出手段と、 前記複数の弦と対応するフィンガーボード上の 各フィンガリング操作領域内のいずれかの位置へ のフィンガリング操作に基づき、そのフィンガリ ング操作した位置に対応した音高を指定する音高 指定手段と、 この音高指定手段により指定された音高をもつ 楽音を、前記弦振動検出手段により検出された弦 振動に基づき発生させるように指示する楽音発生 指示手段と、 前記複数の弦ごとに独立してチューニング設定 可能なチューニング操作子と、 このチューニング操作子の操作状態に応じて、 前記各弦ごとに前記音高指定手段により指定され た音高を変更するように制御する音高変更制御手 段と、 を備えていることを特徴とする電子弦楽器。
  2. 【請求項2】前記音高指定手段は、前記弦振動検出手段
    に より検出された弦振動に対応するピックアップ信 号から、当該ピックアップ信号の基本周波数情報 を抽出するピッチ抽出手段と、このピッチ抽出手 段により抽出された基本周波数情報に基づき、対 応する音高を決定する音高決定手段とから構成さ れている特許請求の範囲第1項記載の電子弦楽 器。
  3. 【請求項3】前記音高変更制御手段は、前記チューニン
    グ 操作子の外部操作量または外部操作角度に応じ て、半音単位よりも細かい周波数単位ごとに、前 記音高指定手段により指定された音高を変更する ように制御するものである特許請求の範囲第1項 記載の電子弦楽器。
  4. 【請求項4】前記チューニング操作子は、自動復帰手段
    を 備えており、この自動復帰手段により、元の静止 位置に自動的に復帰可能に支持されている特許請 求の範囲第1項記載の電子弦楽器。
  5. 【請求項5】前記チューニング操作子は、移動可能であ り、移動後は、当該移動位置に静止されるように 支持されている特許請求の範囲第1項記載の電子 弦楽器。
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JPS57115596A (en) * 1980-06-09 1982-07-19 Dei Pouruson Robaato High speed digital synthesizer for guitar
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