JPH083630Y2 - スライドドアのロック装置 - Google Patents
スライドドアのロック装置Info
- Publication number
- JPH083630Y2 JPH083630Y2 JP1822489U JP1822489U JPH083630Y2 JP H083630 Y2 JPH083630 Y2 JP H083630Y2 JP 1822489 U JP1822489 U JP 1822489U JP 1822489 U JP1822489 U JP 1822489U JP H083630 Y2 JPH083630 Y2 JP H083630Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door handle
- door
- slide door
- link plate
- slide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、自動車等の車両の左右両側に形成された車
体開口部を開閉するスライドドアのロック装置に関す
る。
体開口部を開閉するスライドドアのロック装置に関す
る。
「従来の技術」 従来、自動車等の車両の左右両側に形成された車体開
口部を開閉するスライドドアのロック装置のロック機構
及びアンロック機構等を構成する機能部品は、それぞれ
左用・右用として左右対称形状の部品を、2種類の製作
型により製作していた。
口部を開閉するスライドドアのロック装置のロック機構
及びアンロック機構等を構成する機能部品は、それぞれ
左用・右用として左右対称形状の部品を、2種類の製作
型により製作していた。
「考案が解決しようとする課題」 前記のように、左右対称形状の部品を製作するための
製作型を2種類用意して、機構的には同一の作用を呈す
るロック装置を、左用・右用の2種類製作することは、
不経済であり価格上不利となる問題点がある。
製作型を2種類用意して、機構的には同一の作用を呈す
るロック装置を、左用・右用の2種類製作することは、
不経済であり価格上不利となる問題点がある。
そこで、左右の一方のスライドドアに使用したロック
装置と同一構成のロック装置を上下関係を逆にして、他
方のスライドドアに使用することで、ロック装置の共用
を図ることができることが考えられる。
装置と同一構成のロック装置を上下関係を逆にして、他
方のスライドドアに使用することで、ロック装置の共用
を図ることができることが考えられる。
しかしながら、スライドドアの外側に設けられるアウ
トドアハンドルの取付け高さ位置を、デザイン上の見地
から左右で揃えると、ロック装置が上下反転して組み付
けられるので、左右のスライドドアの一方のインサイド
ドアハンドルの取付け高さ位置が、他方に比べて上方又
は下方にずれて操作性が悪くなり、特に下方となった場
合には、載せた荷物に隠れて操作不能となる等の問題点
がある。
トドアハンドルの取付け高さ位置を、デザイン上の見地
から左右で揃えると、ロック装置が上下反転して組み付
けられるので、左右のスライドドアの一方のインサイド
ドアハンドルの取付け高さ位置が、他方に比べて上方又
は下方にずれて操作性が悪くなり、特に下方となった場
合には、載せた荷物に隠れて操作不能となる等の問題点
がある。
本考案は、前記各問題点を解決するためになされたも
ので、一方のスライドドアに組み付けたロック装置と同
一構成のものを上下関係を逆にして他方のスライドドア
に組み付けることにより、ロック装置を左右のスライド
ドアで共用するとともに、該ロック装置のアンロック機
構に伝達部材とアームロッドを追加することにより、左
右のアウトサイドドアハンドルの取付け高さ位置を揃え
ると、上下でずれるいずれか一方のインサイドドアハン
ドルの取付け高さ位置を略左右で揃えて、操作性を良好
に確保できるようにしたスライドドアのロック装置を提
供することを目的とするものである。
ので、一方のスライドドアに組み付けたロック装置と同
一構成のものを上下関係を逆にして他方のスライドドア
に組み付けることにより、ロック装置を左右のスライド
ドアで共用するとともに、該ロック装置のアンロック機
構に伝達部材とアームロッドを追加することにより、左
右のアウトサイドドアハンドルの取付け高さ位置を揃え
ると、上下でずれるいずれか一方のインサイドドアハン
ドルの取付け高さ位置を略左右で揃えて、操作性を良好
に確保できるようにしたスライドドアのロック装置を提
供することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 前記目的を達成するための本考案のスライドドアのロ
ック装置は、自動車等の車両の左右両側面に形成された
開口部に配設したストライカと該開口部を開閉するスラ
イドドアに配設したラッチとの係合により前記スライド
ドアをロックするロック機構と、前記スライドドアに配
設されたアウトサイドドアハンドル及びインサイドドア
ハンドルを操作して前記ロック機構のロックを外すアン
ロック機構とからなるスライドドアのロック装置であっ
て、前記アンロック機構は、アンロック部材と前記イン
サイドドアハンドル及びアウトサイドドアハンドルの操
作力により回動するリンクプレートとを、アームロッド
により連結し、前記インサイドドアハンドルの操作力は
直接前記リンクプレートに作用させるとともに、前記ア
ウトサイドドアハンドルの操作力は、前記リンクプレー
トよりも下方に伝達レバーを配設して、アームロッドに
より前記リンクプレートに連結して伝達するように構成
して前記一方のスライドドアに配置し、他方のスライド
ドアには、アウトサイドドアハンドルの取付け高さ位置
を前記一方のスライドドアの前記アウトサイドドアハン
ドルの取付け高さ位置に合わせるとともに、前記ロック
機構及びアンロック機構を上下の位置関係を逆にして配
置し、前記他方のスライドドアのインサイドドアハンド
ルの操作力を前記リンクプレートに伝達するための伝達
部材を設け、該伝達部材と前記リンクプレートとをアー
ムロッドにより連結して、左右両側の前記インサイドド
アハンドルの取付け高さ位置を略同一に揃えたことを特
徴とする。
ック装置は、自動車等の車両の左右両側面に形成された
開口部に配設したストライカと該開口部を開閉するスラ
イドドアに配設したラッチとの係合により前記スライド
ドアをロックするロック機構と、前記スライドドアに配
設されたアウトサイドドアハンドル及びインサイドドア
ハンドルを操作して前記ロック機構のロックを外すアン
ロック機構とからなるスライドドアのロック装置であっ
て、前記アンロック機構は、アンロック部材と前記イン
サイドドアハンドル及びアウトサイドドアハンドルの操
作力により回動するリンクプレートとを、アームロッド
により連結し、前記インサイドドアハンドルの操作力は
直接前記リンクプレートに作用させるとともに、前記ア
ウトサイドドアハンドルの操作力は、前記リンクプレー
トよりも下方に伝達レバーを配設して、アームロッドに
より前記リンクプレートに連結して伝達するように構成
して前記一方のスライドドアに配置し、他方のスライド
ドアには、アウトサイドドアハンドルの取付け高さ位置
を前記一方のスライドドアの前記アウトサイドドアハン
ドルの取付け高さ位置に合わせるとともに、前記ロック
機構及びアンロック機構を上下の位置関係を逆にして配
置し、前記他方のスライドドアのインサイドドアハンド
ルの操作力を前記リンクプレートに伝達するための伝達
部材を設け、該伝達部材と前記リンクプレートとをアー
ムロッドにより連結して、左右両側の前記インサイドド
アハンドルの取付け高さ位置を略同一に揃えたことを特
徴とする。
「作用」 上記本考案のスライドドアのロック装置によれば、一
方のスライドドアに組み付けられるロック装置を、他方
のスライドドアに上下関係を逆にして組み付け、同一構
成のロック装置を左右のスライドドアで共用できるとと
もに、伝達部材及びアームロッドの追加によりドアハン
ドルの取付け高さ位置を左右のスライドドアにおいて略
同一に揃えて、ドアハンドルの操作性を確保できる。
方のスライドドアに組み付けられるロック装置を、他方
のスライドドアに上下関係を逆にして組み付け、同一構
成のロック装置を左右のスライドドアで共用できるとと
もに、伝達部材及びアームロッドの追加によりドアハン
ドルの取付け高さ位置を左右のスライドドアにおいて略
同一に揃えて、ドアハンドルの操作性を確保できる。
「実施例」 本考案の実施例を添付図面により説明する。
第1図は、本考案のスライドドアのロック装置の配置
関係を示した車両の概要平面図である。
関係を示した車両の概要平面図である。
車両100の左右両側面101に車体開口部102が形成され
ている。該車体開口部102は、車両100の側面に沿って移
動するスライドドア103により開閉される。スライドド
ア103には、それぞれロック装置104が組み付けられてい
る。車両100の内外から該ロック装置104を操作してスラ
イドドア103を開閉するアウトサイドドアハンドル105と
インサイドドアハンドル106とが設置されている。
ている。該車体開口部102は、車両100の側面に沿って移
動するスライドドア103により開閉される。スライドド
ア103には、それぞれロック装置104が組み付けられてい
る。車両100の内外から該ロック装置104を操作してスラ
イドドア103を開閉するアウトサイドドアハンドル105と
インサイドドアハンドル106とが設置されている。
第2図は、左側スライドドア103のロック装置104を構
成するアンロック機構1とロック機構1aを示した斜視図
である。アンロック機構1の構成を以下に説明する。
成するアンロック機構1とロック機構1aを示した斜視図
である。アンロック機構1の構成を以下に説明する。
前記スライドドア103には、アウトサイドドアハンド
ル105の操作力Pを受ける伝達レバー2と、スライドド
ア103の内側に設けられるインサイドドアハンドル106の
操作力P′を直接受けるリンクプレート3と、ブラケッ
ト4とが配設されている。この伝達レバー2はリンクプ
レート3よりも下方に配設されるとともに、それぞれス
ライドドア103に立設した軸5,6により回動自由に支持さ
れている。伝達レバー2と軸5との間には、リターン用
の捩りばね7が掛けられている。伝達レバー2とリンク
プレート3とは、アームロッド8により連結されて、前
記アウトサイド105の操作力Pをリンクプレート3へ伝
達するようになっている。そして、リンクプレート3と
後述するアンロック部材であるL形レバー20とがアーム
ロッド22に連結されている。
ル105の操作力Pを受ける伝達レバー2と、スライドド
ア103の内側に設けられるインサイドドアハンドル106の
操作力P′を直接受けるリンクプレート3と、ブラケッ
ト4とが配設されている。この伝達レバー2はリンクプ
レート3よりも下方に配設されるとともに、それぞれス
ライドドア103に立設した軸5,6により回動自由に支持さ
れている。伝達レバー2と軸5との間には、リターン用
の捩りばね7が掛けられている。伝達レバー2とリンク
プレート3とは、アームロッド8により連結されて、前
記アウトサイド105の操作力Pをリンクプレート3へ伝
達するようになっている。そして、リンクプレート3と
後述するアンロック部材であるL形レバー20とがアーム
ロッド22に連結されている。
前記ブラケット4には、後述するラッチ11とストライ
カ31から構成されるロック機構1aが組み込まれている。
ブラケット4は、スライドドア103に取着する取着部4a
と該取着部4aから曲げ起こした折曲部4bとから形成され
ている。取着部4aには軸支部9が形成されて軸10が挿通
され、ラッチ11が回動自由に支持されている。軸10とラ
ッチ11間には、捩りばね12が掛けられ、該ラッチ11に時
計方向の回動力が付勢されている。ラッチ11の外周に
は、係入凹部13,係合部14及びストッパ15が回動方向に
沿って順に形成されている。係入凹部13は、車体開口部
102に取付けたストライカ31を係入して施錠するための
ものである。係合部14は、ブラケット4の取着部4aに設
けた軸16に支持したポール17の係止爪18を係合して、ラ
ッチ11を施錠位置に係止するためのものである。
カ31から構成されるロック機構1aが組み込まれている。
ブラケット4は、スライドドア103に取着する取着部4a
と該取着部4aから曲げ起こした折曲部4bとから形成され
ている。取着部4aには軸支部9が形成されて軸10が挿通
され、ラッチ11が回動自由に支持されている。軸10とラ
ッチ11間には、捩りばね12が掛けられ、該ラッチ11に時
計方向の回動力が付勢されている。ラッチ11の外周に
は、係入凹部13,係合部14及びストッパ15が回動方向に
沿って順に形成されている。係入凹部13は、車体開口部
102に取付けたストライカ31を係入して施錠するための
ものである。係合部14は、ブラケット4の取着部4aに設
けた軸16に支持したポール17の係止爪18を係合して、ラ
ッチ11を施錠位置に係止するためのものである。
前記ポール17と軸16間には、該ポール17の反時計方向
の回動を付勢する捩りばね19が掛けられてる。また、ス
トッパ15は、ポール17の係止爪18の係合が解かれたラッ
チ11の時計方向の回動を、前記軸支部9に当接すること
により解錠位置に止めて、ストライカ31を脱出可能にさ
せるためのものである。ブラケット4の折曲部4bには、
L形レバー20が軸21により支持されている。該L形レバ
ー20の一端20aにより、ラッチ11の係合部14に係止爪18
を係合するポール17が掛止られている。前記したように
L形レバー20の他端20bと前記リンクプレート3とは、
アームロッド22により連結されている。
の回動を付勢する捩りばね19が掛けられてる。また、ス
トッパ15は、ポール17の係止爪18の係合が解かれたラッ
チ11の時計方向の回動を、前記軸支部9に当接すること
により解錠位置に止めて、ストライカ31を脱出可能にさ
せるためのものである。ブラケット4の折曲部4bには、
L形レバー20が軸21により支持されている。該L形レバ
ー20の一端20aにより、ラッチ11の係合部14に係止爪18
を係合するポール17が掛止られている。前記したように
L形レバー20の他端20bと前記リンクプレート3とは、
アームロッド22により連結されている。
左側スライドドア103のロック装置104を構成するアン
ロック機構1及びロック機構1aの構成は、上記した通り
であって以下にその作動を説明する。
ロック機構1及びロック機構1aの構成は、上記した通り
であって以下にその作動を説明する。
アウトサイドドアハンドル105の操作力Pが伝達レバ
ー2に作用すると、該伝達レバー2が軸5を中心として
反時計方向(矢線a方向)に回動し、アームロッド8が
下方に引かれる。これにより、リンクプレート3が反時
計方向(矢線b方向)に回動されて、アームロッド22が
側方に引かれる。アームロッド22には、L形レバー20の
他端20bが連結されているので、L形レバー20が回動し
て一端20aで掛止めているポール17を軸16を中心として
上方に回動させて、該ポール17の係止爪18をラッチ11の
係合部14から外す。すると、ラッチ11は捩りばね12のば
ね弾力により時計方向(矢線c方向)に回動して、スト
ッパ15によりストライカ31が脱出可能な解錠位置に止ま
って、該ストライカ31をアンロックする。
ー2に作用すると、該伝達レバー2が軸5を中心として
反時計方向(矢線a方向)に回動し、アームロッド8が
下方に引かれる。これにより、リンクプレート3が反時
計方向(矢線b方向)に回動されて、アームロッド22が
側方に引かれる。アームロッド22には、L形レバー20の
他端20bが連結されているので、L形レバー20が回動し
て一端20aで掛止めているポール17を軸16を中心として
上方に回動させて、該ポール17の係止爪18をラッチ11の
係合部14から外す。すると、ラッチ11は捩りばね12のば
ね弾力により時計方向(矢線c方向)に回動して、スト
ッパ15によりストライカ31が脱出可能な解錠位置に止ま
って、該ストライカ31をアンロックする。
また、インサイドドアハンドル106の操作力P′が直
接リンクプレート3に作用すると、リンクプレート3が
軸6を中心として反時計方向(矢線b方向)に回動し
て、アームロッド22が側方に引かれ、前記と同様の作用
によりラッチ11が解錠位置へ回動されて停止する。
接リンクプレート3に作用すると、リンクプレート3が
軸6を中心として反時計方向(矢線b方向)に回動し
て、アームロッド22が側方に引かれ、前記と同様の作用
によりラッチ11が解錠位置へ回動されて停止する。
解錠位置に位置するラッチ11は、係入凹部13をストラ
イカ31に対応させているので、スライドドア103を閉じ
ると、ストライカ31が係入凹部13に係入して、自動的に
ラッチ11を反時計方向に回動する。ラッチ11の外周に
は、ポール17の係止爪18が作用しているので、前記回動
によりラッチ11の係合部14が係止爪18を通り越すと、そ
の瞬間に該係止爪18が係合して、ラッチ11が施錠位置に
係止され、ストライカ31をロックする。
イカ31に対応させているので、スライドドア103を閉じ
ると、ストライカ31が係入凹部13に係入して、自動的に
ラッチ11を反時計方向に回動する。ラッチ11の外周に
は、ポール17の係止爪18が作用しているので、前記回動
によりラッチ11の係合部14が係止爪18を通り越すと、そ
の瞬間に該係止爪18が係合して、ラッチ11が施錠位置に
係止され、ストライカ31をロックする。
第3図は、右側スライドドア103のロック装置104を構
成するアンロック機構1′及びロック機構1a′を示した
斜視図である。
成するアンロック機構1′及びロック機構1a′を示した
斜視図である。
アンロック機構1′及びロック機構1a′の主要部分の
構成は、前記した左側スライドドア103のロック装置104
を構成するアンロック機構1及びロック機構1aと同様
で、配設位置を上下関係を逆にして右側スライドドア10
3に組み付けたものであるので、アンロック機構1及び
ロック機構1aと対応する同一部品には同一符号を付して
詳細な説明を省略する。
構成は、前記した左側スライドドア103のロック装置104
を構成するアンロック機構1及びロック機構1aと同様
で、配設位置を上下関係を逆にして右側スライドドア10
3に組み付けたものであるので、アンロック機構1及び
ロック機構1aと対応する同一部品には同一符号を付して
詳細な説明を省略する。
但し、アウトサイドドアハンドル105の取付け高さ位
置を左右で同一にするため、操作力Pの作用位置を左右
のスライドドア103で揃えて、単純に上下関係を逆にし
て組み付けると、右側のスライドドア103では、インサ
イドドアハンドル106の操作力P′の作用位置が、アウ
トサイドドアハンドル105の操作力Pの作用位置よりも
下側となり、インサイドドアハンドル106が載せた荷物
により邪魔になったり、隠れたりして、インサイドドア
ハンドル106の操作が不能となったり、操作性が悪くな
る。
置を左右で同一にするため、操作力Pの作用位置を左右
のスライドドア103で揃えて、単純に上下関係を逆にし
て組み付けると、右側のスライドドア103では、インサ
イドドアハンドル106の操作力P′の作用位置が、アウ
トサイドドアハンドル105の操作力Pの作用位置よりも
下側となり、インサイドドアハンドル106が載せた荷物
により邪魔になったり、隠れたりして、インサイドドア
ハンドル106の操作が不能となったり、操作性が悪くな
る。
このため、右側スライドドア103には、伝達レバー2
を支持する軸5よりも上方に軸23を設け、該軸23により
伝達部材である伝達レバー24を回動自由に支持して、左
側のインサイドドアハンドル106との取付け高さ位置を
合わせて配設した右側インサイドドアハンドル106の操
作力P′を作用させる。伝達レバー24とリンクプレート
3とは、伝達レバー2とリンクプレート3とを連結する
アームロッド8と平行に配置したアームロッド25により
連結する。
を支持する軸5よりも上方に軸23を設け、該軸23により
伝達部材である伝達レバー24を回動自由に支持して、左
側のインサイドドアハンドル106との取付け高さ位置を
合わせて配設した右側インサイドドアハンドル106の操
作力P′を作用させる。伝達レバー24とリンクプレート
3とは、伝達レバー2とリンクプレート3とを連結する
アームロッド8と平行に配置したアームロッド25により
連結する。
この右側スライドドア103の伝達レバー24に、インサ
イドドアハンドル106の操作力P′が作用すると、該伝
達レバー24が反時計方向(矢線d方向)に回動して、ア
ームロッド25が引き上げられ、軸6を中心にしてリンク
プレート3が回動される。リンクプレート3が回動する
と、アームロッド22を側方に引きL形レバー20を回動さ
せて、前記左側のスライドドア103の作用と同様な作用
により、ラッチ11を解錠位置に回動させる。アウトサイ
ドドアハンドル105の操作力Pが作用する場合の作動
は、前記左側のスライドドアについて説明した作用と同
様である。
イドドアハンドル106の操作力P′が作用すると、該伝
達レバー24が反時計方向(矢線d方向)に回動して、ア
ームロッド25が引き上げられ、軸6を中心にしてリンク
プレート3が回動される。リンクプレート3が回動する
と、アームロッド22を側方に引きL形レバー20を回動さ
せて、前記左側のスライドドア103の作用と同様な作用
により、ラッチ11を解錠位置に回動させる。アウトサイ
ドドアハンドル105の操作力Pが作用する場合の作動
は、前記左側のスライドドアについて説明した作用と同
様である。
尚、前記した各アームロッド8,22,25は、調節ねじ部
を形成して連結間の長さを調節するようにしている。
を形成して連結間の長さを調節するようにしている。
「考案の効果」 本考案は、前記具体的手段及び作用の説明で明らかに
したように、一方のスライドドアに組み付けられるロッ
ク装置を、他方のスライドドアに上下関係を逆にして組
み付け、同一構成のロック装置を伝達部材とアームロッ
ドを追加することにより左右のスライドドアで共用で
き、従来の様に左右対称形状の部品を製作する必要もな
い安価なスライドドアのロック装置を提供できるととも
に、ドアハンドルの設置位置を左右のスライドドアで揃
えて、ドアハンドルの操作性を良好に確保できる効果が
ある。
したように、一方のスライドドアに組み付けられるロッ
ク装置を、他方のスライドドアに上下関係を逆にして組
み付け、同一構成のロック装置を伝達部材とアームロッ
ドを追加することにより左右のスライドドアで共用で
き、従来の様に左右対称形状の部品を製作する必要もな
い安価なスライドドアのロック装置を提供できるととも
に、ドアハンドルの設置位置を左右のスライドドアで揃
えて、ドアハンドルの操作性を良好に確保できる効果が
ある。
添付図面は、本考案の実施例を例示し、第1図はスライ
ドドアのロック装置の配置関係を示した車両の概要平面
図、第2図は左側のスライドドアのロック装置のアンロ
ック機構及びロック機構を示した斜視図、第3図は右側
のスライドドアのロック装置のアンロック機構及びロッ
ク機構を示した斜視図である。 1,1′……アンロック機構、1a,1a′……ロック機構、2
……伝達レバー、3……リンクプレート、8,22,25……
アームロッド、11……ラッチ、24……伝達部材、31……
ストライカ、100……車両、101……左右両側面、102…
…車体開口部、103……スライドドア、104……ロック装
置、105……アウトサイドドアハンドル、106……インサ
イドドアハンドル。
ドドアのロック装置の配置関係を示した車両の概要平面
図、第2図は左側のスライドドアのロック装置のアンロ
ック機構及びロック機構を示した斜視図、第3図は右側
のスライドドアのロック装置のアンロック機構及びロッ
ク機構を示した斜視図である。 1,1′……アンロック機構、1a,1a′……ロック機構、2
……伝達レバー、3……リンクプレート、8,22,25……
アームロッド、11……ラッチ、24……伝達部材、31……
ストライカ、100……車両、101……左右両側面、102…
…車体開口部、103……スライドドア、104……ロック装
置、105……アウトサイドドアハンドル、106……インサ
イドドアハンドル。
Claims (1)
- 【請求項1】自動車等の車両の左右両側面に形成された
開口部に配設したストライカと該開口部を開閉するスラ
イドドアに配設したラッチとの係合により前記スライド
ドアをロックするロック機構と、前記スライドドアに配
設されたアウトサイドドアハンドル及びインサイドドア
ハンドルを操作して前記ロック機構のロックを外すアン
ロック機構とからなるスライドドアのロック装置であっ
て、 前記アンロック機構は、アンロック部材と前記インサイ
ドドアハンドル及びアウトサイドドアハンドルの操作力
により回動するリンクプレートとを、アームロッドによ
り連結し、前記インサイドドアハンドルの操作力は直接
前記リンクプレートに作用させるとともに、前記アウト
サイドドアハンドルの操作力は、前記リンクプレートよ
りも下方に伝達レバーを配設して、アームロッドにより
前記リンクプレートに連結して伝達するように構成して
前記一方のスライドドアに配置し、 他方のスライドドアには、アウトサイドドアハンドルの
取付け高さ位置を前記一方のスライドドアの前記アウト
サイドドアハンドルの取付け高さ位置に合わせるととも
に、前記ロック機構及びアンロック機構を上下の位置関
係を逆にして配置し、前記他方のスライドドアのインサ
イドドアハンドルの操作力を前記リンクプレートに伝達
するための伝達部材を設け、該伝達部材と前記リンクプ
レートとをアームロッドにより連結して、左右両側の前
記インサイドドアハンドルの取付け高さ位置を略同一に
揃えたことを特徴とするスライドドアのロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1822489U JPH083630Y2 (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | スライドドアのロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1822489U JPH083630Y2 (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | スライドドアのロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02112870U JPH02112870U (ja) | 1990-09-10 |
JPH083630Y2 true JPH083630Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31232676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1822489U Expired - Lifetime JPH083630Y2 (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | スライドドアのロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083630Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-17 JP JP1822489U patent/JPH083630Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02112870U (ja) | 1990-09-10 |
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