JPH083608B2 - 耐水性写真支持体紙 - Google Patents

耐水性写真支持体紙

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JPH083608B2
JPH083608B2 JP29263986A JP29263986A JPH083608B2 JP H083608 B2 JPH083608 B2 JP H083608B2 JP 29263986 A JP29263986 A JP 29263986A JP 29263986 A JP29263986 A JP 29263986A JP H083608 B2 JPH083608 B2 JP H083608B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、1種以上の公知の疎水性サイズ剤の使用下
にサイジングされておりかつカルボキシル改質ポリビニ
ルアルコールから成る水性被覆混合物で含浸されており
かつ両面にポリオレフィン被覆を有する原紙から成る耐
水性写真支持体紙に関する。
特に本発明は、所謂写真処理液を用いる湿式現像また
は湿式定着を必要とするような写真層の被覆支持体紙に
関する。
また本発明による写真支持体の原紙は、切断によつて
できる縁でも写真処理後の作用に対して十分に保護され
ており、大体において縁における処理液による汚染を受
けない。
従来の技術 感光層、特に黒白−および多色銀塩写真用の層を受理
するための支持体材料としては、従来大体において硫酸
バリウムおよびゼラチンから成る所謂バライタ塗被の施
された表面を有するバライタ紙が使用された。
新規の自動高速現像法によつて写真支持体材料に対し
て出されている諸要求を満足させうるために、最近、両
面に疎水性ポリオレフインの被覆されている耐水性写真
支持体が記載された。写真乳剤の層をその上に施すべき
耐水性写真支持体の上部ポリオレフイン被覆層は、普
通、写真像の鮮明さを高めるために白色顔料を含有して
いる。
両面にポリオレフインの被覆された支持体紙は、原則
として両面においては常用の写真処理液に対して保護さ
れている。被覆紙の縁においてのみこの保護が中断され
ていて、処理液がそこから原紙に浸入する。紙の自然の
吸引性により処理液が縁から原紙に浸入し、次の水洗い
段階でももはや完全には除去され得ない。処理液はしば
しば、空気の流入または光の作用の際には黒く変色する
物質を含有するので、浸入した写真処理液は短時間後に
より黒く変色された縁として現われ、これによつて写真
材料の価値の減少がもたらされる。
写真支持体の縁の汚染という難点を防止するためには
通常、紙の製造時に原紙料懸濁液にサイズ剤を添加する
ことによつて、原紙に疎水的な十分の内部サイズが施さ
れる。
また、切断後に新しく生じた当該縁に疎水化剤を適用
することも試みられた。
西独国特許出願公開第3241599号明細書(特開昭58−8
0637号公報)では、マレイン酸またはイタコン酸でカル
ボキシル化されたポリビニルアルコールを適用すること
によつて原紙をシールすることが提案された。しかし同
明細書に記載された方法は縁の汚染に関して、就中原紙
の内部強さを十分に満足させることができなかつた。さ
らにポリオレフイン被覆と原紙との間の付着も一様に良
好ではなかつた。付着試験によれば著しく変動する値が
生じた。
発明が解決しようとする問題点 従つて本発明の課題は、前記欠点がなく、つまり自動
高速現像法で使用する場合にも縁を汚染せず、そのコア
ー紙が写真支持体として使用するために必要な内部強さ
を有しかつポリオレフイン被覆の安全な付着を保証する
耐水性写真支持体を提供することである。
問題点を解決するための手段 前記課題は、(1)ポリビニルアルコールがモノカル
ボン酸によってカルボキシル改質されておりかつ96%よ
り大きいかまたは同値に等しいケン化度および1.5〜7mo
l%のカルボキシル基分を有し、(2)水性被覆混合物
が多価陽イオンを有する化合物を含有し、(3)カルボ
キシル改質ポリビニルアルコールの分子量が5,000〜20,
000であるという特徴によって解決される。
本発明による写真支持体は、原紙および両面に施され
ているポリオレフイン被覆層から成る基本構造を有し、
この際前記被覆層は(特に表側層に)光反射性白色顔料
および場合により有色顔料、増光剤および/又は他の添
加物、例えば帯電防止性化合物、白色顔料用分散助剤お
よび酸化防止剤を含有していてもよい。
原紙は公知法で製紙機によつて製造される。この際原
紙料懸濁液はアルキルケテンダイマーまたは脂肪酸ある
いは脂肪酸塩、エポキシ化脂肪酸アミドまたは脂肪酸無
水物およびこれらの混合物の使用下にサイズされる。さ
らに原紙料懸濁液はパイプ繊維の他になお合成繊維、鉱
物または有機填料、白色顔料、染料または有色顔料、増
光剤、酸化防止剤および/または写真支持体の製造時に
常用される添加物、例えば補強性樹脂も含有することが
できる。
任意の単位面積当りの重量および任意の密度を有する
原紙を使用することができる。
原紙は本発明によればカルボキシル改質ポリビニルア
ルコールの溶液で含浸される。(表面サイズ)。カルボ
キシル改質ポリビニルアルコールとは、例えばビニルア
ルコール−クロトン−または−イソ−クロトン酸コポリ
マーまたはビニルアルコール−アクリル酸または−メタ
クリル酸コポリマーの謂である。本発明によればビニル
アルコール−クロトン酸コポリマーが好ましい。
カルボキシル改質ポリビニルアルコールは、4%溶液
の場合には室温で粘度20〜50mpa.sを示す。平均分子量
は5000〜20000、好ましくは7000〜10000である。
本発明により使用されるカルボキシル改質ポリビニル
アルコールは、常用の公知の塗布法を用いて水性溶液と
して施される。塗布量は0.5〜10g/m2、好ましくは1〜
4.5g/m2である。
0.5g/m2未満の塗布量の場合には、原紙の十分な含浸
が達成されず、写真処理液の縁中への浸入ならびに写真
処理液による縁の汚染は所望の程度には回避されない。
本発明による効果は、少なくとも96%のケン化度を有
するコポリマーの場合のみ得られることが判つた。
96%未満のケン化度の場合には、写真処理液の浸入に
対する原紙の十分なシールは達成されない。
さらに、本発明に記載された利点、つまり写真処理液
の浸入の減少、原紙の内部強さの増大および被処理原紙
とポリオレフイン被覆層との間の付着力の増大が、使用
されたカルボキシル改質ポリビニルアルコール中のカル
ボキシル基の数に依存していることも判明した。さらに
厳密にいえば、特性の改善はカルボキシル基の数に関し
て一次関係にはなく、従つて最大の改善は、最大のカル
ボキシル基分を有するカルボキシル改質ポリビニルアル
コールの場合には起らない。
むしろ最適改善は、1.5〜7mol%、好ましくは2.5〜3.
5mol%のカルボキシル基分を有するカルボキシル改質ポ
リビニルアルコールを使用する場合のみ達成される。
本発明による効果は、公知法で製造されたサイズ施行
紙に、カルボキシル基を有するポリビニルアルコールの
溶液を含浸させる場合にすでに達成される。
しかし本発明の好ましい実施態様によれば、本発明に
よる効果は、付加的に紙に多価陽イオンを導入する場合
に強化される。このような化合物は、アルカリ土類化合
物の群例えば塩化カルシウムまたは−マグネシウム、ア
ルミニウム塩の群例えば硫酸アルミニウムまたは塩化ア
ルミニウムおよび遷移金属の化合物から選択することが
できる。特に、ジルコニウムの塩、例えば炭酸ジルコニ
ウムアンモニウムまたはオルト硫酸ジルコニウム、およ
びクロム化合物、例えばウエルナー(werner)型のクロ
ム錯対が好ましい。
多価陽イオンは好ましくは水性被覆溶液に添加され
る。しかし同イオンはまた本発明によるポリビニルアル
コール溶液の使用前に原紙料懸濁液に添加するかまたは
原紙に導入することができる。あるいは該イオンは、ポ
リビニルアルコール溶液の含浸後に後処理の形で(例え
ば噴霧によつて)施すこともできる。
多価陽イオン化合物は、カルボキシル化ポリビニルア
ルコールに対して(1/10〜5/1の重量割合で存在する。
重量割合が1/10の値を下回わると前記効果の増大は得ら
れない。重量割合が5/1を越える値に増大すると、本発
明による効果の改善は、もはや得られない。
カルボキシル改質ポリビニルアルコールの単独使用に
よつても、多価陽イオンを有する化合物との前記組合せ
を用いても写真乳剤は損われない。
本発明により使用される化合物の使用によつてすでに
紙の帯電防止仕上げが得られるけれども、所望ならば所
望の導電性を高めるためにさらに塩、例えば塩化ナトリ
ウムまたは塩化カリウムを水性被覆溶液に加えてもよ
い。さらに水性被覆溶液は増光剤、消泡剤、顔料、疎水
化剤または架橋助剤、例えばジメチロール尿素またはト
リメチロールメラミンも含有していてよい。
次に本発明を実施例により詳述する。
実施例 例1 ポリアミド−ポリアミン−エピクロルヒドリン0.5重
量%、陽イオン性ポリアクリルアミド0.5重量%、陰イ
オン性ポリアクリルアミド0.5重量%および炭素原子14
〜16個のアルキル基を有するアルキルケテンダイマー0.
4重量%を含有する水性原紙料懸濁液(LBKP/NBKP=1/
1)から、重さ175g/m2の紙を製造する。
支持体紙を次の組成: 水 1000g クロトン酸改質ポリビニルアルコール、ケン化度99%
40g 炭酸ジルコニウムアンモニウム 8g 塩化ナトリウム 20g を有する水性被覆混合物で処理する。
塗布量は2g/m2である。
次のカルボキシル基分を有するクロトン酸改質ポリビ
ニルアルコールを使用する: 1a 0 mol%(比較:純粋ポリビニルアルコ
ール) 1b 1.9mol% 1c 2.6mol% 1d 3.1mol% 1e 7.3mol% 1f 100 mol%(比較:純粋ポリアクリル酸ナ
トリウム) 処理した紙を乾燥し、ポリエチレンを用いて常法で押
出被覆を行う。
例2 ステアリン酸ナトリウム5重量%および硫酸アルミニ
ウム10重量%を含有する水性原紙料懸濁液(LBKP/NBKP
=2/1)から重さ175g/m2の紙を製造する。この紙を、例
1で使用した被覆混合物で処理する。塗布量は3g/m2
ある。次のカルボキシル基分を有するクロトン酸改質ポ
リビニルアルコールを使用する。
2a 0 mol%(比較:純粋なポリビニルアル
コール) 2b 1.9mol% 2c 2.6mol% 2d 3.1mol% 2e 7.3mol% 2f 100 mol%(比較:純粋なポリアクリル酸
ナトリウム) 処理した紙を乾燥し、ポリエチレンを用いて常法で押
出被覆を行う。
例3 アルキル鎖ダイマー0.3重量%、脂肪酸石ケン1.6重量
%およびアルミニウムイオン0.5重量%で紙料中でサイ
ズ施行した、重さ140g/m2の紙を、ケン化度98.5%およ
びカルボキシル基分3.1mol%を有するクロトン酸改質ポ
リビニルアルコールを40g/lの量で含有する水性被覆溶
液で処理する。さらに次の多価陽イオンを有する化合物
も加える: 塗布量は、1.5g/m2である。処理した紙を乾燥し、ポ
リエチレンを用いて常法で押出被覆を行う。
例4 例1により紙料中でサイズ施行した、重さ150g/m2
紙を、次の組成の水性被覆溶液で処理する。
4a:水 1000g イソクロトン酸改質ポリビニルアルコール(ケン化
度99%、カルボキシル基分2.6mol%) 30g オルト硫酸ジルコニウム 5g CaCl2 20g 4b:水 1000g アクリル酸改質ポリビニルアルコール(ケン化度98.
5%、カルボキシル基分2.5mol%) 30% CaCl2 50g 4c:水 1000g メタクリル酸改質ポリビニルアルコール(ケン化度9
6%、カルボキシル基分2.6mol%) 30g AlCl3 5g NaCl 20g 塗布料は4.5g/m2である。
処理した紙を乾燥し、次の組成を有するポリエチレン
被覆混合物を被覆する: 高圧ポリエチレン(密度0.963、メルトインデツク
ス) 20重量% 低圧ポリエチレン(密度0.918、 70重量% TiO2 9.8重量% 増光剤 0.1重量% 安定剤 0.1重量% ポリエーテルグリコール(MW600) 300ppm 例5 例3による重さ約140g/m2の紙を、製紙機の第1サイ
ズプレスで次の塩溶液: 水 1000g CaCl2 40g で処理する。
中間乾燥後に紙を第2サイズプレスで次のポリピニル
アルコール溶液: 水 1000g クロトン酸改質ポリビニルアルコール(ケン化度99
%、カルボキシル基分3.1mol%) 40g で両面処理する。
塗布量は二つの場合とも1.5g/m2である。
処理した紙を乾燥し、ポリエチレンを用いて常法で押
出被覆を行う。
この場合には支持体材料の試験を、1週間の貯蔵後に
初めて実施した。
例6 例3による重さ約140g/m2の紙を、製紙機のサイズプ
レスにおいて次の溶液: 水 1000g クロトン酸改質ポリビニルアルコール(ケン化度99
%、カルボキシル基分3.1mol%) 40g で処理する。
乾燥後に両面に順次に次の塩溶液: 水 1000g CaCl2 60g をノズル装置により噴霧する。
塗布量はサイズプレスの場合には1.5g/m2であり、噴
霧の場合には1.0g/m2である。
処理した紙を乾燥し、ポリエチレンを用いて常法で押
出被覆を行う。
この場合には、支持体材料の試験は、1週間の貯蔵後
に初めて実施した。
比較例V1 例1により製造した紙を、次の組成の水性被覆混合物
で処理した: 水 1000g イタコン酸改質ポリビニルアルコール(ケン化度98
%、カルボキシル基分2.6mol%) 40g CaCl2 50g 塗布量は3g/m2である。処理した紙を乾燥し、ポリエ
チレンを用いて常法で押出被覆を行う。
比較例V2 西独国特許出願公開第3241599号明細書の例2により
製造した紙匹を、同明細書に記載された被覆混合物で処
理し(塗布量は3g/m2である)、次に乾燥し、ポリエチ
レンを用いて常法で押出被覆を行う。
比較例V3 例3により製造した紙匹を、比較例V1で記載した被覆
混合物で処理する。塗布量は3g/m2である。処理した紙
を乾燥し、ポリエチレンを用いて常法で被覆する。
比較例V4 例3により製造した140g/m2の紙を、次の被覆混合物で
処理する(表面サイズ): 水 1000g イタコン酸改質ポリビニルアルコール(ケン化度98
%、カルボキシル基分2.6mol%) 40g 処理した紙を乾燥し、ポリエチレンを用いて常法で押
出被覆を行う。
比較例V5 例1により製造した175g/m2の紙を、次の被覆混合物
で処理する: 水 1000g クロトン酸改質ポリビニルアルコール(ケン化度88
%、カルボキシル基分2.6mol%) 40g 炭酸ジルコニウムアンモニウム 8g 塩化ナトリウム 20g 処理した紙を乾燥し、ポリエチレンを用いて常法で押
出被覆を行う。
1.支持体材料の試験 処理した紙にポリエチレンを被覆し、次いで以下の試
験を施す。
ここで処理した紙とは、浸漬過程による両面適用(サ
イズプレス)、噴霧、ロール塗布装置による両面適用、
スロツト流延等の形で被覆混合物による原紙の処理を受
けた紙の謂である。
試験1:含浸原紙の試験 この試験の場合には紙による現像剤吸収量が測定され
る〔改良コブ(Cobb)試験〕。紙ウエブからサイズ14×
14cmの試験片を切取り、正確に秤量し、円筒状試験装置
に固定する。円筒内に商用写真現像剤100mlを注入し、5
0秒の間作用させ、次いで同剤注ぎ出す。試料から現像
剤をぬぐい去り、同試料を直ぐに秤量する。現像剤吸収
量はg/m2で記載する。
2.ポリエチレン被覆支持体紙の試験 試験2.1:縁浸入量の測定 試験片を、約30℃で、25分間に亘つてベンジルアルコ
ールを含有する商用現像剤を用いてシミユレートされた
写真現像法に供する。試験片の両縁において写真処理溶
液の浸入を測定ルーペで測定する。測定値を縁浸入量
(KE)としてmmで記載する。
試験2.2:内部強さ(層間結合強さ)の測定 TAPPT RC308に記載された方法により内部結合衝撃試
験機モデルB(Internal Bond Impact Tester Model
B)を用いて試験を行う。測定値を1/1000フイート×ポ
ンドで記載する。
試験2.3:ポリエチレン被覆層と含浸された紙支持体との
間の付着力の測定 引張り強さ測定装置〔A.B.ロレンツエン&ベトレ(A.
B.Lorentzen & Wettre)社製〕を用いて、幅15mmおよ
び長さ18mmの試験片について試験を行う。剥離角は180
°であり、剥離速度は70mm/minである。測定値はmN/15m
mで記載する。
試験成績の評価 例1〜6は本発明による効果を明示している。
前記試験値は、縁浸入量、層間結合強さおよびポリエ
チレン被覆層に対する付着力に関しては、カルボキシル
基分2.5〜3.5mol%の場合に最適であることを示す。
公知技術で記載された被覆混合物(比較例V1およびV
4)、特に西独国特許出願公開第3241599号で使用された
同混合物と比較すると、本発明による被覆溶液の使用に
よつて試験値の改善されることが明らかに判る。比較例
V5によつて、意図する効果を達成するためには、使用さ
れたポリビニルアルコールの88%のケン化度では十分で
ないことが証明される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−138848(JP,A) 特開 昭56−14235(JP,A) 特開 昭58−80637(JP,A) 特開 昭60−217357(JP,A) 特開 昭60−57834(JP,A) 特開 昭54−56422(JP,A) 特公 昭56−54627(JP,B2) 特公 昭61−34659(JP,B2) 特公 昭59−18693(JP,B2) 特公 平3−26665(JP,B2)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1種以上の公知の疎水性サイズ剤の使用下
    にサイジングされておりかつカルボキシル改質ポリビニ
    ルアルコールから成る水性被覆混合物で含浸されており
    かつ両面にポリオレフィン被覆を有する原紙から成る耐
    水性写真支持体紙において、(1)ポリビニルアルコー
    ルがモノカルボン酸によってカルボキシル改質されてお
    りかつ96%より大きいかまたは同値に等しいケン化度お
    よび1.5〜7mol%のカルボキシル基分を有し、(2)水
    性被覆混合物が多価陽イオンを有する化合物を含有し、
    (3)カルボキシル改質ポリビニルアルコールの分子量
    が5,000〜20,000であることを特徴とする前記耐水性写
    真支持体紙。
  2. 【請求項2】カルボキシル改質ポリビニルアルコールが
    不飽和モノカルボン酸のコポリマーである特許請求の範
    囲第1項記載の支持体紙。
  3. 【請求項3】カルボキシル改質ポリビニルアルコールが
    クロトン酸またはイソ−クロトン酸−ビニルアルコール
    のコポリマーである特許請求の範囲第2項記載の支持体
    紙。
  4. 【請求項4】カルボキシル改質ポリビニルアルコールが
    アクリル酸またはメタクリル酸−ビニルアルコールのコ
    ポリマーである特許請求の範囲第2項記載の支持体紙。
  5. 【請求項5】カルボキシル改質ポリビニルアルコールの
    純粋水性溶液は、室温で4%水性溶液では20〜50mpa.s
    の粘度を有する特許請求の範囲第1項記載の支持体紙。
  6. 【請求項6】カルボキシル改質ポリビニルアルコールが
    0.5〜10g/m2、好ましくは1〜4.5g/m2の量で原紙に塗布
    されている特許請求の範囲第1項記載の支持体紙。
  7. 【請求項7】水性被覆混合物がカルボキシル改質ポリビ
    ニルアルコールの他に多価陽イオンを有する化合物を含
    有する特許請求の範囲第2項記載の支持体紙。
  8. 【請求項8】多価陽イオンを有する化合物がアルカリ土
    類金属、好ましくは塩化カルシウムまたは塩化マグネシ
    ウムである特許請求の範囲第7項記載の支持体紙。
  9. 【請求項9】多価陽イオンを有する化合物が、アルミニ
    ウム塩、好ましくは硫酸アルミニウムまたは塩化アルミ
    ニウムである特許請求の範囲第7項記載の支持体紙。
  10. 【請求項10】多価陽イオンを有する化合物が、遷移金
    属の化合物である特許請求の範囲第7項記載の支持体
    紙。
  11. 【請求項11】遷移金属化合物がジルコニウム化合物、
    好ましくは炭酸ジルコニウムアンモニウムまたはオルト
    硫酸ジルコニウムである特許請求の範囲第10項記載の支
    持体紙。
  12. 【請求項12】遷移金属化合物が、クロム化合物、好ま
    しくはウェルナー型のクロム錯体である特許請求の範囲
    第10項記載の支持体紙。
  13. 【請求項13】多価陽イオンを有する化合物はカルボキ
    シル改質ポリビニルアルコールに対して、1/10乃至5/1
    の重量割合で存在する特許請求の範囲第7項記載の支持
    体紙。
  14. 【請求項14】原紙が多価陽イオンを有する化合物を含
    有する特許請求の範囲第2項記載の支持体紙。
  15. 【請求項15】カルボキシル改質ポリビニルアルコール
    が紙へ適用された後多価陽イオンで処理されている特許
    請求の範囲第2項記載の支持体紙。
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