JPS63294557A - 写真印画紙用支持体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の用途） 本発明は写真印画紙用支持体に関するものであり、更に
詳しくは、現偉処理液の吸収性を低下させた防水写真印
画紙用支持体に関するものである。

（従来技術） 従来、印画紙用支持体としては紙の片面に硫酸バリウム
を主体とするバライタ層を被覆したいわゆるバライタ紙
が使用されていたが、現傳処理の自動化と迅速化を図る
ため原紙の両面を疎水性のポリオレフィン層で被覆した
防水印画紙が使用されるようになり現在ではその大半を
占めるようになってきた。

これＫより支持体の表裏からの処理液の吸収は完全に防
止されるが、支持体端部の切断面からの浸透は防止でき
ない。端部の切断面から浸透した処理液は短時間の写真
処理では除去できず、熱あるいは経時により茶色に変色
し、写真の白ブチ部の汚れとカリ、写真としての価値を
著しく損う。

樹脂被覆紙の端部切断面からの処理液の浸透を防止する
ために１樹脂被覆紙の基質たる紙（以下単に原紙という
）Ｋサイズ剤を添加することが行われる。しかしながら
、使用できるサイズ剤は写真用支持体という特殊用途の
ため、特に以下のような性能を必要とする。即ちアルカ
リ性でかつ表面張力の低い現償液に対しても高いサイズ
効果があること、原紙とフィルム形成能ある樹脂との接
着を阻害しないこと、原紙の白さを低下させないこと、
写真的悪影響を与えないととカどを必要とする。

樹脂被覆紙の原紙に含有せしめられるサイズ剤として、
一般の紙に使用されるロジン、石油樹脂等の酸性で定着
するタイプのサイズ剤では、処理液に対する浸透性の低
下にはほとんど役立たない。

また、特公昭弘７−２／ｓ９／、／号に示されるステア
リン酸ナトリウムのような脂肪酸石ケンでも十分な端処
理液浸透性は得られない、近年、特開昭！／−／３２１
２２号に示されるアルキルテンダイマー乳、化物のより
なケテンニ量体、アルケニルまたはアルキルコハク酸無
水物のような置換環状ジカルボン酸無水物などのいわゆ
る反応性サイズが用いられている。これらの反応性サイ
ズ剤は原紙への内添により良好な耐処理液浸透性を示す
が、未だ完全には処理液の浸透を防止できないため、わ
ずかに処理液が樹りｌ旨被覆紙の端部の切断面より浸透
し、やはり写真の白ブチ部および端部の汚れとなり問題
がある。

（発明の目的） 本発明の目的は、第１に現像処理液に対して高いサイズ
性を有し、印画紙端部への現ｌ液侵入により生ずるエツ
ジ汚れを防止した写真印画紙用支持体を提供することに
ある。第２に被シ等が少なく、写真性になんら害を与え
ない写真印画紙用支持体を提供することにさる。第３に
安価な写真印画紙用支持体を提供することにある、 （発明の構成） 本発明者等は、鋭意研究を行なった結果、反応性サイズ
剤を含有する原紙ｆｊＯ−／ｊ００（：で熱カレンダー
処理すること罠より、現像処理液に対しすぐれたサイズ
性を有する支持体の得られることを見出した。

本発明に係る反応性サイズ剤の好ましい例としては、ア
ルキルケテンダイマー、アルケニル無水コハク酸および
無水ステアリン酸があげられる。

これらは単独で使用しても１種以上混合して使用しても
よい。

本発明に用いるアルキルケテンダイマーけ、特開昭ｊ／
−／Ｊコｔ２２号及び特開昭！ｒ−／グア７３７号に記
載されているものである。渣た、アルケニル無水コハク
酸は、特開昭ｊｊ−２１０７グ号、特開昭！ノー２１１
０２号に記載のものである。また、無水ステアリン酸等
の反応性サイズ剤を単独および／″！たけ併用して用い
てもさしつかえない。

定着剤としてはポリアミドポリアミンエピクロルヒドリ
ンを０．０！〜／、０９＆使用することが望ましい。

また、特開昭！μ−）μ７２／／号、特開昭ｊｒ−／グ
ア７３６号、特開昭ｊｔ７−／１１１４３２号、特開昭
、ｔ７−／り７！３９号等に記載のサイズ剤、紙力剤等
を併用してもかまわない。

表面サイズ剤は特開昭３６−７μ２３を号忙記載のカル
ボキシ変性ポリビニルアルコールヲ使用することが望ま
しい。

さらに、一般に製紙で用いられている紙力増強剤、定着
剤、保持剤、填料、帯電防止剤等の内部添加剤および／
又は表面サイズ剤を適宜含有させることも可能である。

パルプは木材、ワラ、エスパルト等の一般の植物犠琲パ
ルプは勿論のこと一部、合成パルプに置きかえてもよい
。

本発明に用いるカレンダ一種としては金属清面ロールグ
ロス、スーパー、カレンダー等いスレモ使用可能であり
、カレンダ一温度は！Ｆ００（：、／ｊ００ｃが好ブし
い。

１００（：未満では現像処理液の吸収性改良の効果カナ
く、／ｊ００Ｃより犬では路中の水分コントロールが維
しく、ブリスターの発生等、工程上の問題がある。まだ
熱カレンダー処理の際、紙中の水分は！−／２％の範囲
であることが望ましい、！チ未満の場合はカレンダー効
果が弱く、原紙の平滑性が劣りｌコチより大ではブロッ
キングが発生し、外観特性上好ましくない。

またＷ、紙とポリオレフィン層の接着性を上げるために
、原紙表面への特開昭ｊｉＧ−１４０コア号に記載のア
イオノマー樹脂の使用あるいはコロナ放電処シを施こす
ことが望ましい。

（発明の実施例） 以下実施例によｐ本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。

（実施例／〜グ、比較例７〜コ） カナディアンフリーネス２ｔＯＣＬに叩解した木材パル
プ（ＬＬＩＫＰ／ＮＢＫＰ＝１／／）に定着剤としてポ
リアミドボリアミンエビクロルヒドリン（デイツクバキ
ュレス社製、商品名カイメン！！７）を対絶乾パルプ重
量当りｏ、ｔｑｂ添加したのち、＠１表に示す如く各種
反応性サイズ剤を対絶乾パルプ重量当り０．７％添加し
、乾燥、熱カレンダー処理を行なった。

尚、原紙の坪量は／７１７５’／ＦＦ！２で抄造した。

次にこの原紙裏面に密度０．９１ｒＯ９／ａｍ３のポリ
エチレンを約０．０３３ｍの厚さでコーティングし、又
、表面には１０重量パーセントの酸化チタンを含有する
密度Ｏ１り６０　’ｌ　／ａｎ３のポリエチレンｆＯ，
ＯＪＯｗコーティングし、防水印画紙用支持体を得た。

（比較例３） サイズ剤として、ステアリン酸ナトリウムを対絶乾パル
プ重量当り／、０％添加した・後、定着剤として硫酸ア
ルミニウムを対絶乾パルプ重量当りＪ、０（４添加し、
第１表に示す如くカレンター処理し、前述同様に防水印
画紙用支持体を得た。

尚、支持体端部の切断面からの現偉処理液汚れ（エツジ
汚れ）の評価は次の方法によシ行なった。

すなわち、１．２ｊａｎ巾に裁断した防水写真印画紙用
支持体を、ノーリツ鋼機製カラーは−パー自動現儂機（
ＲＰＵ−μ０ヂ型）で現像処理し、裁断部分からの現像
液の浸透圧ａｔルー堅を用いて目視測定した。

現像処理時間及び現像処理液組成は以下のようである。

カラー現像処理　　時　間　　　　温　度１、発色現像
　コ′　　　　　　３３６Ｃコ、漂白定着　／　’３０
“　　　３３°Ｃ３、水　　洗　　２′３０＃　　コ！
〜ＪＯ０Ｃ発色現倫液 ベンジルアルコール　　　　　　　　　１１ｍｌジエチ
レングリコール　　　　　　　　　　を−エチレンジア
ミンｅ酢酸　　　　　　　　ｒｔ亜硫酸ナトリウム　　
　　　　　　　　　コを無水炭酸カリウム　　　　　　
　　　　３０９ヒドロキシルアミンＴｉ１ｔＷ１塩３を
臭化カリウム　　　　　　　　　　　０．１１弘−アミ
ノ−Ｎ−エチル−Ｎ−（β −メタンスルフォンアミドエチル） −ｍ−トルイジン　　　　　　　　　　　７９３／コ硫
酸塩・ｌ水塩 水を加えて　　　　　　　　　　　　　　／１ｐＨＩＯ
，コ０Ｋａｄｊｕｓｔ 漂白定着液

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 反応性サイズ剤を含有する原紙を５０℃〜１５０℃で熱
   カレンダー処理したことを特徴とする写真印画紙用支持
   体。