JPH0835348A - 駐車装置の再入庫制御方法 - Google Patents
駐車装置の再入庫制御方法Info
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Abstract
場合に、適切に対応できる駐車装置の再入庫制御方法を
提供する。 【構成】 出庫済車両以外に乗車口への通常の出庫起動
済車両が有る場合には、出庫起動順序と逆の順序で出庫
起動済車両の仮入庫が起動され、出庫起動済車両の仮入
庫が行われた後、或いは他の出庫起動済車両が無い場合
には、出庫エレベータと、再入庫する駐車室の有るフロ
アの台車と、再入庫する駐車室とが空車で待機中である
ことを確認し、乗車口より出庫済車両の再入庫が開始さ
れ、出庫済車両の再入庫が完了した後、出庫済車両以外
の出庫起動済車両を仮入庫させた場合には、仮入庫させ
た順序と逆の順序で乗車口からの再出庫が起動され、仮
入庫した車両の全数の乗車口への再出庫起動済を確認し
た後、或いは他の出庫起動済車両を仮入庫させていない
場合は、乗車口への通常の出庫動作の一時休止が解除さ
れて、乗車口への通常の出庫が再開される。
Description
ユニットを備えた駐車場において、出庫した車両が駐車
装置から出車または搬出できない場合に、適切に対応す
ることのできる駐車装置の再入庫制御方法に関する。
に大別でき、立体駐車場はさらに車両が自力で駐車先に
向かう自走式立体駐車場と、車両が機械式手段、例えば
エレベータ等で駐車先に移送される機械式駐車ユニット
を備えた機械式立体駐車場とに大別できるものである。
一般に、車両を駐車場に入庫させる際に駐車券を受け取
った利用客が降車位置で車両から下車し、所要を済ませ
たのちに乗車位置で車両に乗車した利用客が駐車券を返
して出場するものであるが、通常平面駐車場と自走式立
体駐車場とにおいては駐車先が降車位置並びに入庫位置
であり、機械式立体駐車場においては機械式駐車ユニッ
トへの入庫口が降車位置(降車口)で、出庫口が乗車位
置(乗車口)である。
機械式駐車ユニットを備えた立体駐車場においては、正
常な手続きを経て乗車口に車両を出庫させた時に、その
出庫済車両の乗員が何らかの理由で乗車口に現れない
(例えば、急用)、或いは何らかの理由で出庫済車両を
駐車場から出車または搬出できない(例えば、車両故
障)場合があるが、このような場合は乗車口に出庫済車
両を長時間或いは不定時間停止させておくことになり、
乗車口が占領されることになって他の車両の出庫作業を
行うことができず、混乱を生じるという問題があった。
なお、出庫位置を降車口とした場合においても同様に他
の出庫作業を行うことができず、混乱を生じるという問
題があった。
出庫させた車両が出庫位置から移動できない場合に、出
庫済車両を乗車口から再入庫させることで出庫作業を円
滑に行うことのできる駐車装置の再入庫制御方法を提供
することである。
に本発明の駐車装置の再入庫制御方法は、機械式駐車ユ
ニットを備えた駐車場において、出庫された出庫済車両
が乗車口から移動できない場合に、通常の出庫動作を停
止し、出庫済車両以外の出庫起動中の車両を出庫起動順
と逆の順序で仮入庫させた後、出庫済車両を再入庫を行
い、出庫済車両の再入庫完了後、仮入庫させた車両を出
庫起動順に従って通常の出庫動作を行うことにより、何
らかの理由で出庫済車両が出庫された位置から移動でき
ないときに、速やかに出庫済車両を再入庫させることに
よって出庫済車両を出庫された位置から移動させること
ができ、その後通常の出庫動作を行い、混乱することな
く他の車両の出庫を円滑に行うことができる。
駐車場の一例を説明すると、図2乃至図4において、駐
車場を構成する駐車装置として、一対の機械式駐車ユニ
ット1,2が、車両の入口と出口に両端が接続された走
行通路の両側に立設されており、駐車ユニット1,2は
2階以上の階層を備えた(本実施例では、屋上階を含め
て5階)立体式駐車ユニットに形成され、駐車ユニット
1,2の対向する側の各階層にガイドレール6及び該ガ
イドレール6に係合して駐車ユニット1,2間を走行す
る台車5が設けられている。
層に長手方向に順次隣り合って配設された複数の駐車室
10(本実施例では7室)のみを備えており、他方の駐車
ユニット2は、各階層に設けられた複数の駐車室20(本
実施例では5室)と、駐車室20の間若しくは駐車ユニッ
ト2の端部に設けられ、1階から屋上階まで貫通する入
庫エレベータ3及び出庫エレベータ4とを備えている
(図3は、入庫エレベータ3及び出庫エレベータ4が車
両Cをそれぞれ搭載して屋上階に停止している状態を示
す)。
及び出庫エレベータ4は、昇降する入庫ケージ30及び出
庫ケージ40をそれぞれ有し、入庫ケージ30及び出庫ケー
ジ40の床面に横方向即ち駐車ユニット2の幅方向に延び
る一対のベルトコンベア31,32及び41,42をそれぞれ備
え、前部ベルトコンベア31及び41は車両Cの前輪に対応
し、後部ベルトコンベア32及び42は後輪に対応して設け
られており、車種によって異なるホイールベースの長さ
に対応するため、後部ベルトコンベア32及び42の幅を前
部ベルトコンベア31及び41の幅よりそれぞれ広くしてい
る。
走行通路に、入庫エレベータ3に対応して降車口8が、
出庫エレベータ4に対応して乗車口7が設けられてお
り、乗車口7には、出庫エレベータ4の出庫ケージ40に
設けられた前部ベルトコンベア41及び後部ベルトコンベ
ア42にそれぞれ対応して横方向に延びる前部ベルトコン
ベア71と、前部ベルトコンベア71よりも幅の広い後部ベ
ルトコンベア72と、車両Cの進行方向前方に設けられた
出庫ゲート10と、車両Cの後方に設けられた出庫案内表
示装置9とが設けられ(図5参照)、降車口8には、入
庫エレベータ3の入庫ケージ30に設けられた前部ベルト
コンベア31及び後部ベルトコンベア32にそれぞれ対応し
て横方向に延びる前部ベルトコンベア81と、前部ベルト
コンベア81よりも幅の広い後部ベルトコンベア82と、車
両Cの進行方向前方に設けられた入庫案内表示装置12
と、車両Cの後方に設けられた入庫ゲート11とが設けら
れている(図6参照)。
口から駐車ユニット1,2間の走行通路に進入してきた
車両Cは、開いている入庫ゲート11を通り、入庫案内表
示装置12の入庫案内表示に従って進み、前輪を前部ベル
トコンベア81上に、後輪を後部ベルトコンベア82上に載
せて停止し、エンジンを切って駐車状態として利用客は
下車する。なお、入庫ゲート11は車両Cの通過後、自動
的に閉止する。入庫エレベータ3の入庫ケージ30が1階
にあることを確認した後、空車となった車両Cを、前部
ベルトコンベア81及び後部ベルトコンベア82が作動して
横方向即ち入庫エレベータ3方向に移送するとともに、
入庫ケージ30内の前部ベルトコンベア31及び後部ベルト
コンベア32が作動して車両Cを入庫ケージ30内に収容す
る。
始し、予め制御装置において選択された駐車室10または
20のある階層で停止し、その階層の台車5が入庫ケージ
30の位置に停止する。台車5には、図示していないが、
入庫ケージ30等と同様の横方向に延びる一対のベルトコ
ンベアが設けられており、入庫ケージ30内の前部ベルト
コンベア31及び後部ベルトコンベア32と協同して車両C
を横方向即ち入庫ケージ30から台車5上に移送した後、
台車5が駐車ユニット1,2の長手方向に移動し、所定
駐車室10または20に対応する位置に停止する。駐車室10
及び20には、台車5と同様に図示していないが、入庫ケ
ージ30等と同様の横方向に延びる一対のベルトコンベア
が設けられており、台車5のベルトコンベアと、駐車室
10または20のベルトコンベアとが協同して車両Cを台車
5上から駐車室10または20内に移送して保持する。
いる駐車室10または20が指示され、指示された駐車室10
または20の位置に台車5が移動し、駐車室10または20及
び台車5に設けられたベルトコンベアにより車両Cが駐
車室10または20から台車5上に移送される。車両Cを搭
載した台車5は、出庫エレベータ4の位置に移動し、台
車5のベルトコンベアと、出庫エレベータ4の出庫ケー
ジ40内の前部ベルトコンベア41及び後部ベルトコンベア
42と協同して車両Cを台車5から出庫ケージ40内へ移送
し、車両Cを収容した出庫ケージ40は下降して1階の乗
車口7の位置に停止し、出庫ケージ40内の前部ベルトコ
ンベア41及び後部ベルトコンベア42と、乗車口7の前部
ベルトコンベア71及び後部ベルトコンベア72とが駆動さ
れ、車両Cが出庫ケージ40内から乗車口7に横方向に移
送され、出庫案内表示装置9の出庫案内表示に従って利
用客が車両Cに乗車した後、閉じていた前方の出庫ゲー
ト10が開いて車両Cが出庫していく。
した後において、利用客が車両C内に財布、荷物等の忘
れ物をしたことに気がついた場合など、入庫した状態の
車両Cに短時間で済む用事が生じた場合に、初めに入庫
した時に発行された駐車券に記載された入庫時間のまま
で、短時間出庫させて忘れ物を取るなどの用事を済ませ
た後、駐車車検を発行することなく、再び初めに入庫し
た駐車室に入庫させる一時出庫を行う必要がある。
制御方法の一例として乗車口7への出庫を行っている場
合について説明すると、乗車口7への通常の出庫が行わ
れて出庫済車両Cが出庫エレベータ4から乗車口7に移
送された後、何らかの理由で乗員が乗車しない等して出
庫済車両Cが移動せず、乗車口7に停車したままの状態
が所定時間以上経過すると、出庫済車両Cを乗車口7よ
り再入庫させる動作が起動され、乗車口7への通常の出
庫動作が一時休止される。なお、出庫済車両Cが乗車口
7に停車したままで所定時間以上経過した後、出庫済車
両Cを乗車口7より再入庫させる動作の起動は、駐車場
の係員がマニュアル操作で行うのが一般であるが、出庫
済車両Cが空車であること並びに乗車口7での停車時間
を検出して自動的に行うことも可能である。
起動済車両が有る場合には、出庫起動順序と逆の順序で
出庫起動する前に入庫していた駐車先への出庫起動済車
両の仮入庫が起動され、出庫起動済車両の仮入庫が行わ
れる。出庫起動済車両の仮入庫が完了した後、或いは出
庫済車両C以外に乗車口への通常の出庫起動済車両が無
い場合には、出庫エレベータ4と、再入庫する駐車室の
有るフロアの台車5と、再入庫する駐車室10(または2
0)とが空車で待機中であることを確認し、乗車口より
出庫済車両Cの再入庫が開始される。
た後、出庫済車両C以外の出庫起動済車両を仮入庫させ
た場合には、仮入庫させた順序と逆の順序即ち出庫起動
順序で乗車口7からの再出庫が起動され、仮入庫した車
両の全数の乗車口7への再出庫起動済を確認した後、乗
車口7への通常の出庫動作の一時休止が解除されて、乗
車口7への通常の出庫が再開される。出庫済車両C以外
の出庫起動済車両を仮入庫させていない場合は、乗車口
7への通常の出庫動作の一時休止が解除されて、乗車口
7への通常の出庫が再開される。
場合について述べたが、降車口8への通常出庫が行われ
ている場合も同様の制御が行われるものであり、上記図
1のフローチャート並びにその説明において、乗車口7
が降車口8に、出庫エレベータ4が入庫エレベータ3に
なる。
ら、以下に述べるとおりの効果を奏する。出庫された出
庫済車両が乗車口から移動できない場合に、通常の出庫
動作を停止し、出庫済車両以外の出庫起動中の車両を出
庫起動順と逆の順序で仮入庫させた後、出庫済車両を再
入庫を行い、出庫済車両の再入庫完了後、仮入庫させた
車両を出庫起動順に従って通常の出庫動作を行うことに
より、何らかの理由で出庫済車両が出庫された位置から
移動できないときに、速やかに出庫済車両を再入庫させ
ることによって出庫済車両を出庫された位置から移動さ
せることができ、その後通常の出庫動作を行い、混乱す
ることなく他の車両の出庫を円滑に行うことができる。
ートである。
面図である。
面図である。
出庫エレベータ 5 台車、6 ガイドレール、7 乗車口(出庫口)、
8 降車口(入庫口) 31,41, 71, 81 前部ベルトコンベア、32,42, 72, 82
後部ベルトコンベア
Claims (1)
- 【請求項1】 機械式駐車ユニットを備えた駐車場にお
いて、出庫された出庫済車両が乗車口から移動できない
場合に、通常の出庫動作を停止し、出庫済車両以外の出
庫起動中の車両を出庫起動順と逆の順序で仮入庫させた
後、出庫済車両を再入庫を行い、出庫済車両の再入庫完
了後、仮入庫させた車両を出庫起動順に従って通常の出
庫動作を行うことを特徴とする駐車装置の再入庫制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19130494A JP2770217B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 駐車装置の再入庫制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19130494A JP2770217B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 駐車装置の再入庫制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0835348A true JPH0835348A (ja) | 1996-02-06 |
JP2770217B2 JP2770217B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=16272341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19130494A Expired - Lifetime JP2770217B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 駐車装置の再入庫制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2770217B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101394314B1 (ko) * | 2006-03-02 | 2014-05-13 | 파트리크 허팽 | 집단적 교통 방법 |
JP2019067200A (ja) * | 2017-10-02 | 2019-04-25 | トヨタ自動車株式会社 | 管理装置 |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP19130494A patent/JP2770217B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101394314B1 (ko) * | 2006-03-02 | 2014-05-13 | 파트리크 허팽 | 집단적 교통 방법 |
JP2019067200A (ja) * | 2017-10-02 | 2019-04-25 | トヨタ自動車株式会社 | 管理装置 |
JP2021170382A (ja) * | 2017-10-02 | 2021-10-28 | トヨタ自動車株式会社 | 管理装置 |
JP2021170381A (ja) * | 2017-10-02 | 2021-10-28 | トヨタ自動車株式会社 | 管理装置 |
US11614738B2 (en) | 2017-10-02 | 2023-03-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Managing apparatus |
US11782441B2 (en) | 2017-10-02 | 2023-10-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Managing apparatus |
US12045053B2 (en) | 2017-10-02 | 2024-07-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Managing apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2770217B2 (ja) | 1998-06-25 |
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