JPH0834830A - リン酸変性エポキシ樹脂組成物及びそれを用いた水系塗料組成物 - Google Patents
リン酸変性エポキシ樹脂組成物及びそれを用いた水系塗料組成物Info
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Abstract
れに用いられるリン酸変性エポキシ樹脂組成物を提供す
る。 【構成】一般式(1)のエポキシ化合物のエポキシ基1
モルに対して、一般式(2)のリン酸化合物をリンのモ
ル数が0.5〜4の範囲で反応させて得られるリン酸変
性エポキシ樹脂組成物、ならびに水性アクリル樹脂20
〜80重量%、水性アミノ樹脂20〜50重量%、記載
のリン酸変性エポキシ樹脂組成物5〜30重量%を含有
する水系塗料組成物。
Description
キシ樹脂組成物およびそれを用いた塗料組成物に関し、
詳細には、飲料缶、食缶殺菌処理の熱処理工程、特にレ
トルト処理にも耐えうる耐水性を有し、缶の搬送過程で
傷つきにくく、各種缶形態に加工しうる加工性の優れた
塗膜を形成でき、かつ有機溶剤含有量が低い水系塗料組
成物およびこれに用いられるリン酸変性エポキシ樹脂組
成物に関する。
品を包装する食缶の外面は、缶材の腐食を防止し美的商
品価値を高めるため、溶剤系缶用塗料による塗膜形成が
なされている。従来こられの塗料としてはエポキシ/ア
ミノ系樹脂、アクリル/アミノ系樹脂、ポリエステル/
アミノ系樹脂等の有機溶剤溶液をロールコーターにて塗
装し、ガスオーブンにて焼付け硬化する方法が行われて
いる。しかしこれらの塗料は焼付け時に多量の溶剤揮散
をもたらし大気汚染の原因となるため、資源・低公害化
の観点から有機溶剤の含有量が少ない水系化が進行して
いる。水系塗料としては、水分散性と水溶性の2タイプ
があり、水分散性塗料に用いられる水分散性塗料樹脂は
通常、界面活性剤を用いて乳化重合法で合成されるもの
が多く、一方水溶性塗料樹脂は、塗料組成物の貯蔵安定
性および塗膜形成におけるレベリング向上のために10
重量%程度の有機溶剤を含ませている。
合は、使用する界面活性剤が塗膜形成後も塗膜中に残存
するため、耐水性を低下させる欠点がある。また、界面
活性剤を使用せず、有機溶剤系でカルボキシル基などの
酸性基を含む樹脂を合成し、揮発性塩基で中和して分散
体とする方法もあるが、この場合には、基本となる樹脂
構造中に酸価20以上の酸性基が必要となり、耐水性、
耐アルカリ性等の性能が劣る欠点もある。なお、これら
の欠点を改善するためヘキサメトキシメチルメラミン、
メチル化ベンゾグアナミン等の水性アミノ樹脂を多量に
混合する方法もあるが、加工性の低下が大きい。一方、
加工性を改善するために、水性アミノ樹脂を低滅させる
と、塗膜硬度が低下する傾向があり、耐水性、塗膜硬
度、および加工性のバランスが困難となる。また、別の
方法としてリン酸を混合する方法では、アクリル樹脂と
の相溶性が悪いために、塗料の貯蔵安定性および塗膜形
成におけるレベリングに問題を生じており、この傾向
は、顔料分散時に特に顕著に現われる。
定性および塗膜形成におけるレベリング向上のために1
0重量%程度の有機溶剤を含むため、焼付時における溶
剤揮散による大気汚染があり、環境保全の点で充分でな
い。さらに従来の水溶性塗料では、耐水性として沸騰水
程度の処理を受けても異常のないものが得られていた
が、120℃以上の加圧沸騰水による処理を受けると、
塗膜がブリスターを起こしたり、溶解したり白化して美
的商品価値を維持できない。従って、かかる問題点を解
決した水系塗料樹脂及びこれを用いた水系塗料組成物の
開発が望まれている。
スーフェノールジグリシジルエーテル型エポキシ基の特
定の水酸基にε−カプロラクトンを付加したリン酸変性
体を含む樹脂組成物がかかる問題点を解決しうることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
エポキシ化合物のエポキシ基1モルに対して、下記一般
式(2)のリン酸化合物をリンのモル数が0.5〜4の
範囲で反応させて得られるリン酸変性エポキシ樹脂組成
物を提供するものである。
%、水性アミノ樹脂20〜50重量%、請求項1記載の
リン酸変性エポキシ樹脂組成物5〜30重量%(三者の
合計は100重量%)を含有することを特徴とする水系
塗料組成物を提供するものである。
は、ビスフェノールジグリシジルエーテル型エポキシ基
の第2級水酸基にε−カプロラクトンが開環付加したエ
ポキシ樹脂のエポキシに、リン酸が付加した変性物であ
る。なお特開昭61−47771号公報には、ビスフェ
ノールジグリシジルエーテルとして、シェル化学社のエ
ピコート828およびオルトリン酸が用いられている
が、ビスーフェノールジグリシジルエーテルの第2級の
水酸基にε−カプロラクトンが開環付加したタイプのリ
ン酸変性体については何等開示されていない。一般式
(1)で表されるビスフェノールジグリシジルエーテル
にε−カプロラクトンを開環付加させたものとしては、
式中のnが1以上、好ましくは1〜20であり、mが1
〜100、好ましくは1〜20の範囲である。これらは
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等との相溶性を向上さ
せることができる。これはビスフェノール骨格の側鎖に
ポリカプロラクトンが導入され、これらがアクリル樹脂
やポリエステル樹脂と相溶しやすい性質を有しているか
らであると考えられる。また、ビスフェノールジグリシ
ジルエーテルの第2級水酸基にポリカプロラクトンを導
入することにより第1級水酸基に変換させ、メラミン樹
脂等との反応性を向上させることができる。なお、本発
明の効果を阻害しない範囲で、ε−カプロラクトンと共
に、他のラクトン類、例えばトリメチルカプロラクト
ン、バレロラクトン等を使用してもよい。
リシジルエーテル型エポキシ樹脂、たとえばチバガイギ
ー社のアラルダイド6071、アラルダイド6084、
アラルダイド6097等を使用することができる。これ
らは一般式(1)に相当する式中のnが約2〜10範囲
にあるものである。
るリン酸化合物としては、オルトリン酸及びオルトリン
酸のモノエステルがあり、後者は例えば、R’がアルキ
ル基であるリン酸モノブチル、リン酸モノアミル、リン
酸モノノニル等、R’がアリール基であるリン酸モノフ
ェニル、R’がアルキル基置換アリール基であるリン酸
モノベンジル、R’がシクロアルキル基であるリン酸モ
ノシクロヘキシル、R’が複素環基であるリン酸モノピ
リジン等を使用することができる。また、リン酸化合物
とエポキシ化合物との混合比は任意の比率で選択するこ
とができるが、エポキシ基1モルあたりにリン酸化合物
のリンのモル数が約0.5〜約4となるリン酸化合物量
であることが好ましく、より好ましくは約1〜約2であ
る。この範囲内にあれば、生成されたリン酸変性エポキ
シ樹脂組成物が安定で、反応の制御も困難でない。
が好ましく、特に好ましくは約50℃〜約100℃の範
囲である。反応温度が25℃未満の場合は反応が遅く、
逆に150℃を超えると反応の制御が困難になるのでい
ずれも好ましくない。この反応は、通常不活性な溶媒存
在下で行われる。用いる溶媒としては、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族系溶媒、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトン、イソ
ホロン等のケトン系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、シクロ
ヘキサン等の炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、プロピレングリコールモ
ノプロピルエーテル等のエーテル系溶媒、酢酸エチル、
酢酸イソプロピル、ブチルジグリコールアセテート等の
エステル系溶媒類、ハロゲン溶媒等の溶媒が挙げられ
る。これらの溶媒の使用量はエポキシ樹脂に対して0.
1〜20倍、好ましくは0.5〜2倍である。使用量が
0.1倍未満の場合は基質濃度が高く、反応の制御が困
難となり、逆に20倍を超えると塗料用に用いるには不
経済となるのでいずれも好ましくない。反応を行う際の
仕込み順序に制限はないが、好ましくは、リン酸化合物
にエポキシ化合物を滴下し、前記温度に昇温する。反応
の終点は、例えば、滴定によってオキシラン酸素を定量
することにより確認することができる。
脂組成物は、そのまま水系塗料組成物等の用途に供する
ことができる。また水洗及び減圧下での低沸成分留去、
またはそのまま低沸成分を留去することにより単離する
こともできる。更に純度の高いものを得るために、低温
で不溶な溶媒を用いて再結晶化することも可能である。
に対し水性アクリル樹脂20〜80重量%、水性アミノ
樹脂20〜50重量%および前記リン酸変性エポキシ樹
脂組成物5〜30重量%を樹脂成分として含む水系塗料
組成物である。
ては、アクリル酸、フマル酸等のα・β−モノエチレン
不飽和カルボン酸モノマーとアクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル等のアクリル酸エステル、スチレン、ビニル
トルエン等のスチレン系モノマー、アクリル酸ヒドロキ
シエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル等のヒドロキ
シ基含有モノマーを適宣選択して共重合して得られるも
のなど広範囲のものを使用できる。この水性アクリル樹
脂は、全塗料組成物の樹脂固形分中20〜80重量%使
用する。20重量%未満では、下地素材への密着性が低
下し、水分散性も劣り、塗料の貯蔵安定性も劣り、顔料
添加時には顔料分散性も劣る。また80重量%以上では
硬度が低下し、耐水性も劣る。
性媒体中に溶解もしくは分散可能なアミノ樹脂であっ
て、例えば部分アルキルエーテル化メラミン樹脂、部分
アルキルエーテル化ベンゾグアナミン樹脂、またはスピ
ログアナミン単独またはスピログアナミンとメラミンも
しくはベンゾグアナミンとの混合物をメチロール化し、
炭素数1〜3のアルコールで部分アルキルエーテル化し
たスピログアナミン樹脂から選ばれる。特に、スピログ
アナミン樹脂は塗料の焼付時に発生するタール状低分子
量物の発生が、メラミン樹脂またはベンゾグアナミン樹
脂に比較して少ないという点で好ましい。水性アミノ樹
脂は、全塗料組成物の樹脂固形分中20〜50重量%を
使用する。20重量%未満では、硬度は十分でなく、5
0重量%を超えると塗膜の加工性が低下する。
発明によるリン酸変性エポキシ樹脂組成物は、塗料組成
物の樹脂固形分中5〜30重量%使用する。5重量%未
満では塗膜の密着性が劣り、耐水性も劣り、加工性も劣
る。30重量%以上では塗膜が柔らかくなりすぎる傾向
がある。
て硬化助剤としてアミンでブロックした酸触媒、例えば
p−トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン
酸、ジノニルナフタレンジスルホン酸等を樹脂固形分1
00部に対し、0.1〜2部を添加して塗料化すること
ができる。また水性塗料用樹脂として、一般的に用いら
れている水溶性樹脂、水分散性樹脂、例えば水溶性ポリ
エステル樹脂、マレイン化脂肪酸、ポリオール等を混合
することも可能である。また、同様にレベリング剤、消
泡剤、潤滑剤を添加することもできる。また顔料を前記
アクリル樹脂の溶液と練肉し顔料ペーストを作成し、前
述と同様の方法で塗料化することができる。
スプレー、はけ塗り等の公知の手段により基材に塗装す
ることができる。基材としては、電気錫メッキ鋼板、テ
ィンフリースティール、アルミニウム等の金属基材があ
る。また本発明の水系塗料組成物は、150〜200
℃、10分間程度の焼付から250℃、10秒程度の高
温短時間焼付まで幅広い焼付条件で硬化させることがで
きる。このため食品殺菌処理時の熱処理工程にも充分に
耐え得る。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
管、攪拌器を備えたフラスコにアラルダイド6071
(チバガイギー株式会社製)800g、ε−カプロラク
トン200g、テトラブチルチタネート0.01gを7
0℃で反応させることにより、エポキシ当量608、水
酸基価282.2のラクトン変性エポキシ樹脂を得た。
続いてブチルセルソルブ800gを加え、均一な溶液
(エポキシ溶液Aと称す。)とした。
ガイギー株式社製)700g,ε−カプロラクトン30
0gを加えた他は合成例1と同様に行い、エポキシ当量
1443、水酸基価145.9のラクトン変性エポキシ
樹脂を得た。同様にブチルセルソルブ800gを加え、
均一な溶液(エポキシ溶液Bと称す。)とした。
器、滴下ロート、窒素ガス吹込管を備えた四つ口フラス
コにオルトリン酸79.0gを加えた。次いで滴下ロー
トに合成例1のエポキシ溶液Aを800gを加えた。内
温を80℃にした後、2時間でエポキシ溶液を滴下し
た。反応終了後オキシラン酸素濃度を測定したところ、
0ppmであった。得られた溶液(リン酸変性エポキシ
樹脂組成物溶液Cと称す。)の一部をロータリーエバポ
レーターにより100℃、2〜5mmHgにて2時間低
沸成分を留去した。反応生成物の赤外スペクトルを測定
したところ、1014cm-1にP−0に由来する吸収が
認められ、780−820cm-1のエポキシに由来する
と考えられるピークが消失した。また、1H−mmrで
はエポキシのつけねのプロトンがδ(ppm)3.0〜
3.4からδ(ppm)3.3〜3.6の低磁場にシフ
トしており、エポキシが開環していることが分かった。
溶液B800g及びオルトリン酸33.2gを用いた他
は、実施例1と同様に行った。反応終了後に得られた溶
液(リン酸変性エポキシ樹脂組成物溶液Dと称す。)の
オキシラン酸素濃度は0ppmであった。
器、滴下ロート、窒素ガス吸込管を備えた四つ口フラス
コにビスフェノールジグリシジルエーテル型エポキシ樹
脂アラルダイド(チバガイギー社)1000g,ブチル
セルソルブ804gを仕込み、80℃で溶融し、オルト
リン酸706gを加え、4時間反応した。この溶液(リ
ン酸変性エポキシ樹脂組成物溶液E)のオキシランの酸
素濃度は0ppmであった。
6084(チバガイギー株式会社製)1000g、オル
トリン酸103gを加えた他は合成例3と同様に行っ
た。この溶液(リン酸変性エポキシ樹脂組成物溶液F)
のオキシラン酸素濃度は0ppmであった。
器、滴下ロート、窒素ガス吸込管を備えた四つ口フラス
コにn−ブタノール100部を仕込み、窒素ガスを導入
しつつかきまぜながら温度を105℃に保ち、滴下ロー
トからスチレン30%、エチルアクリレート30%、ブ
チルアクリレート10%、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート10%、メチルメタクリレート10%、アクリル
酸10%の混合物100部に過酸化ベンゾイル5部を溶
解させたものを3時間にわたって滴下した。その後10
5℃に保ち1時間反応させ、過酸化ベンゾイル0.5部
を添加し、さらに1時間反応させ終了した。これを減圧
下80℃にてn−ブタノールを不揮発分83%になるま
で留去し、その後、ジエタノールアミン14.6部と水
を加え、固形分50%、残留n−ブタノール10%の透
明で粘調な水性アクリル樹脂(水性アクリル樹脂溶液G
と称す。)を得た。
示す各成分の固形分の比を百分率に従って各成分を混合
したのち、ブチルセルソルブ及び水を添加して、塗料中
の有機溶媒量を10%、固形分35%に調整した。これ
にp−トルエンスルホン酸アミン塩を0.3%、シリコ
ーン系レベリング剤を0.3%添加して水系塗料組成物
を得た。この塗料をナチュラルロールコーターにて、T
FS板(クロム処理鋼板)上に塗装し、190℃で10
分間焼付硬化させた。膜厚は6〜8μであった。
料の安定性及び塗膜物性について調べた結果を表−2に
示した。
料中の樹脂のゲル化分離による粘度上昇を調べた。粘度
上昇のないものを「良」、粘度上昇のあるものを
「劣」、粘度上昇がなく外観にも変化のないものを「合
格」とした。 (塗膜物性試験)板圧0.23mmの電気メッキブリキ
にロールコート塗装により乾燥後塗膜厚7μになるよう
に塗装し、ガスオーブンにて雰囲気温度190℃におい
て10分間焼付塗装パネルを作成した。傷付き性につい
ては塗装板を塗装面が缶外面となるようにして成形した
3ピース缶を作成して評価した。 耐水性試験:塗装パネルを水中に浸漬し、100℃30
分間の熱処理を行った後、塗膜の白化状態を評価した。 加工性試験: エリクセン試験;JISZ−2247に
準じ、下地の金属板が割れはじめるところまで押し出し
加工したのち、塗膜の状態を評価した。◎は割れや傷が
ないことを示し、○は割れがないことを示し、×は割れ
が生じたことを示す。 耐衝撃性:デュポン衝撃試験機を用いて、1/2インチ
径の撃心を試料上に接触させた後、500gの錘を落下
させる。塗膜にクラックが生じない高さにより耐衝撃性
を評価した。 鉛筆硬度試験:JIS規格「鉛筆引っかき試験」(JI
SNo.K5400)に登録されている方法に準じて行
った。 密着性試験:コバン目剥離試験を行った。 傷付き性:缶に内容物を詰め、80℃温水中で缶外面を
接触させて塗膜の傷付きの程度を評価した。 (塗装性試験) フロー:ロールコーターにて塗装後直ちにガスオーブン
にて焼付け、レベリング状態を評価した。焼付け後の塗
膜が目視で平滑なものを「良」、焼付け後平滑でないも
のを「劣」で表した。
組成物は、可撓性、アクリル樹脂等との相溶性に優れて
いる。本発明によるリン酸変性エポキシ樹脂組成物を用
いた水系塗料組成物は、塗膜の耐水性、耐レトルト性、
加工性、耐衝撃性等に優れた効果を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記一般式(1)のエポキシ化合物のエ
ポキシ基1モルに対して、下記一般式(2)のリン酸化
合物をリンのモル数が0.5〜4の範囲で反応させて得
られるリン酸変性エポキシ樹脂組成物。 【化1】 【化2】 - 【請求項2】 水性アクリル樹脂20〜80重量%、水
性アミノ樹脂20〜50重量%、請求項1記載のリン酸
変性エポキシ樹脂組成物5〜30重量%(三者の合計は
100重量%)を含有することを特徴とする水系塗料組
成物。
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---|---|---|---|
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US7323521B2 (en) | 2004-03-19 | 2008-01-29 | Pp6 Industries Ohio, Inc. | Epoxy polymer additives for powder coatings |
CN116675822A (zh) * | 2023-06-14 | 2023-09-01 | 河北金谷再生资源开发有限公司 | 一种磷酸化的改性植物油多元醇的制备方法 |
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- 1994-07-21 JP JP19101294A patent/JP3638312B2/ja not_active Expired - Fee Related
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