JPH0834644A - 耐酸性低発熱型コンクリート混和材 - Google Patents
耐酸性低発熱型コンクリート混和材Info
- Publication number
- JPH0834644A JPH0834644A JP20122794A JP20122794A JPH0834644A JP H0834644 A JPH0834644 A JP H0834644A JP 20122794 A JP20122794 A JP 20122794A JP 20122794 A JP20122794 A JP 20122794A JP H0834644 A JPH0834644 A JP H0834644A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silica
- acid
- alpha
- crucible
- mixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B7/00—Hydraulic cements
- C04B7/02—Portland cement
- C04B7/06—Portland cement using alkaline raw materials
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/20—Resistance against chemical, physical or biological attack
- C04B2111/23—Acid resistance, e.g. against acid air or rain
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種の酸や塩類を含む排水や酸性雨、海水等
に接するコンクリートの耐久性を向上させるための混和
材。 【構成】 CaO:Al2O3:Fe2O3のモル比が
(4+α):1:1(ただしαは0≦α≦1)の化学組
成となるように原料を配合し、さらにこの配合物に対し
て2〜10重量%のシリカ分を添加して加熱溶融し、急
冷して非晶質のC4AFを作り、これをβ−C2Sを含
む高炉水砕スラグとの混合物からなる耐酸性低発熱型コ
ンクリート混和材である。
に接するコンクリートの耐久性を向上させるための混和
材。 【構成】 CaO:Al2O3:Fe2O3のモル比が
(4+α):1:1(ただしαは0≦α≦1)の化学組
成となるように原料を配合し、さらにこの配合物に対し
て2〜10重量%のシリカ分を添加して加熱溶融し、急
冷して非晶質のC4AFを作り、これをβ−C2Sを含
む高炉水砕スラグとの混合物からなる耐酸性低発熱型コ
ンクリート混和材である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート混和材に関
するもので、酸や各種の塩類を含む排水や酸性雨、海水
に接するコンクリートの耐久性を向上させるための混和
材の製造に関する提案である。
するもので、酸や各種の塩類を含む排水や酸性雨、海水
に接するコンクリートの耐久性を向上させるための混和
材の製造に関する提案である。
【0002】
【従来の技術】建設林料としてのセメント・コンクリー
トはその結合物質であるセメント水和物の性質から各種
の酸による直接浸食を受けるばかりでなく、浸食の結果
生成する塩の陰イオン例えばSO4 2−やCl−と反応
して急速に新たな化合物を生ずる。エトリンガイトやそ
の類似タイプの化合物がある程度以上生成すれば、その
大きな膨張性のためにコンクリートが破壊されたりまた
エトリンガイトやモノサルフェート中のSO4 2−とC
l−との置換が起こり、マトリックスに空隙を生じさら
に破壊を促進することになる。
トはその結合物質であるセメント水和物の性質から各種
の酸による直接浸食を受けるばかりでなく、浸食の結果
生成する塩の陰イオン例えばSO4 2−やCl−と反応
して急速に新たな化合物を生ずる。エトリンガイトやそ
の類似タイプの化合物がある程度以上生成すれば、その
大きな膨張性のためにコンクリートが破壊されたりまた
エトリンガイトやモノサルフェート中のSO4 2−とC
l−との置換が起こり、マトリックスに空隙を生じさら
に破壊を促進することになる。
【0003】従来このようなトラブルの対策としてはセ
メントに高炉水砕スラグやフライアッシュ等を混用して
エトリンガイト生成の原因となるC3Aを稀釈するかC
3A4%以下の耐硫酸塩性セメントを用いてコンクリー
トやコンクリート二次製品を別途製造することが行われ
てきた。
メントに高炉水砕スラグやフライアッシュ等を混用して
エトリンガイト生成の原因となるC3Aを稀釈するかC
3A4%以下の耐硫酸塩性セメントを用いてコンクリー
トやコンクリート二次製品を別途製造することが行われ
てきた。
【0004】また、セメント中にC4AFの含有量を増
加させるとエトリンガイトの生成速度が次第に緩慢とな
ることからC4AF含有量の多い硫酸塩抵抗性の高いポ
ルトランドセメントも作られているが、この種のセメン
トは貯蔵性があり、又強度発現が期待できないので特殊
用途にしか使用できない欠点がある。
加させるとエトリンガイトの生成速度が次第に緩慢とな
ることからC4AF含有量の多い硫酸塩抵抗性の高いポ
ルトランドセメントも作られているが、この種のセメン
トは貯蔵性があり、又強度発現が期待できないので特殊
用途にしか使用できない欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はC3A含有量
の低いセメントを別途製造したり、セメント高炉水砕ス
ラグ、フライアッシュ等の混ぜ物をして化学量論的に相
対的にC3A含有量を低下させたり、またC4AFを多
量に含む特殊なセメントを別途製造することなく、通常
使用される混和材という形で強度発現の低下を招くこと
なく安定な貯蔵性と低発熱性を維持しながら耐酸性を向
上しようとするものである。
の低いセメントを別途製造したり、セメント高炉水砕ス
ラグ、フライアッシュ等の混ぜ物をして化学量論的に相
対的にC3A含有量を低下させたり、またC4AFを多
量に含む特殊なセメントを別途製造することなく、通常
使用される混和材という形で強度発現の低下を招くこと
なく安定な貯蔵性と低発熱性を維持しながら耐酸性を向
上しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者はC4AFにつ
いて基礎的な研究を行ってきたが、特にガラス化したC
4AF(G−C4AFと記す)はSO4 2−をその構造
中に取り込み更にCa2+の溶出を妨げることにより、
エトリンガイトの生成反応を著しく抑制することを見い
出した。その結果G−C4AFをコンクリートに混用す
ると耐酸性の向上ばかりでなく、酸性雨や酸による直接
浸食にも耐える性質を付与できることがわかった。一
方、G−C4AFは強度の発現に対してはほとんど効果
がないので、その補償のためにβ−C2Sを含有する
か、これにさらに高炉水砕スラグやフライアッシュを併
用する必要がある。すなわちG−C4AF粉と高炉水砕
スラグ粉やフライアッシュとを混合したものが本発明の
基本的な耐酸性低発熱型コンクリート混和材である。
いて基礎的な研究を行ってきたが、特にガラス化したC
4AF(G−C4AFと記す)はSO4 2−をその構造
中に取り込み更にCa2+の溶出を妨げることにより、
エトリンガイトの生成反応を著しく抑制することを見い
出した。その結果G−C4AFをコンクリートに混用す
ると耐酸性の向上ばかりでなく、酸性雨や酸による直接
浸食にも耐える性質を付与できることがわかった。一
方、G−C4AFは強度の発現に対してはほとんど効果
がないので、その補償のためにβ−C2Sを含有する
か、これにさらに高炉水砕スラグやフライアッシュを併
用する必要がある。すなわちG−C4AF粉と高炉水砕
スラグ粉やフライアッシュとを混合したものが本発明の
基本的な耐酸性低発熱型コンクリート混和材である。
【0007】G−C4AFを製造するにはCaO源とし
て石灰石、石灰灰等をAl2O3源としてボーキサイ
ト、アルミ灰、アルミナ煉瓦屑等をFe2O3源として
鉄鉱石、スケール等をCaO:Al2O3:Fe2O3
のモル比が(4+α):1:1(ただしαは0≦α≦
1)になるように配合し、さらにこの配合物に対し2〜
10wt%のシリカ分(SiO2)を加えて1,250
℃以上の温度に加熱溶融した後 急冷する。SiO2を
配合することによって生成物の大部分がガラス化する
が、SiO2を配合しないと結晶性C4AFとなってし
まう。
て石灰石、石灰灰等をAl2O3源としてボーキサイ
ト、アルミ灰、アルミナ煉瓦屑等をFe2O3源として
鉄鉱石、スケール等をCaO:Al2O3:Fe2O3
のモル比が(4+α):1:1(ただしαは0≦α≦
1)になるように配合し、さらにこの配合物に対し2〜
10wt%のシリカ分(SiO2)を加えて1,250
℃以上の温度に加熱溶融した後 急冷する。SiO2を
配合することによって生成物の大部分がガラス化する
が、SiO2を配合しないと結晶性C4AFとなってし
まう。
【0008】上記G−C4AFと高炉水砕スラグとの等
量混合物である本発明の混和材をセメントに対して10
〜50wt%混合することによって耐酸性でかつ低発熱
高強度を達成できる。
量混合物である本発明の混和材をセメントに対して10
〜50wt%混合することによって耐酸性でかつ低発熱
高強度を達成できる。
【0009】
【作用】硫酸根の存在する溶液中でC3Aはエトリンガ
イトの生成を促進し、セメント中のC4AFが増加する
とその反応を抑制することはCiril li eTa
l1)によって明らかにされたが、そのメカニズムにつ
いては明確ではない。
イトの生成を促進し、セメント中のC4AFが増加する
とその反応を抑制することはCiril li eTa
l1)によって明らかにされたが、そのメカニズムにつ
いては明確ではない。
【0010】G−C4AFをPH=4の硫酸酸性溶液中
で中和させると、溶液は長期間PHが4〜5を維持し続
ける。これは溶液中のCa2+とSO4 2−とが容易に
CaSO4にならないことを示す。この傾向はC4AF
の結晶よりも非晶質のG−C4AFの方が著しい。すな
わちG−C4AFは水和に際してその表面に酸との反応
性の小さい層を形成し、またイオンの移動を妨げている
ものと推察される。この関係を図1、図2、図3に示
す。
で中和させると、溶液は長期間PHが4〜5を維持し続
ける。これは溶液中のCa2+とSO4 2−とが容易に
CaSO4にならないことを示す。この傾向はC4AF
の結晶よりも非晶質のG−C4AFの方が著しい。すな
わちG−C4AFは水和に際してその表面に酸との反応
性の小さい層を形成し、またイオンの移動を妨げている
ものと推察される。この関係を図1、図2、図3に示
す。
【0011】上記のようにカルシウム分が連続して溶出
することが抑制されるということはすなわち耐酸性とい
うことで、このことは硫酸、塩酸、硝酸、有機酸の何れ
に対しても同様の効果をもつ。実際的には、このG−C
4AFがセメントの10〜25%存在するとカルシウム
の溶出が強く抑制される。
することが抑制されるということはすなわち耐酸性とい
うことで、このことは硫酸、塩酸、硝酸、有機酸の何れ
に対しても同様の効果をもつ。実際的には、このG−C
4AFがセメントの10〜25%存在するとカルシウム
の溶出が強く抑制される。
【0012】しかしG−C4AFの配合量には限界があ
る。G−C4AFをセメントと混用した場合、その量の
増加に伴って次第に強度発現が阻害されるので25%を
上限として、G−C4AFと同量のβ−C2Sを含み、
さらに高炉水砕スラグやアライアッシュを併用すること
によって強度低下を補償することができる。G−C4A
Fと高炉水砕スラグとの配合は等量を原則とするが、必
要に応じて高炉水砕スラグやアライアッシュの量を調節
することは可能である。
る。G−C4AFをセメントと混用した場合、その量の
増加に伴って次第に強度発現が阻害されるので25%を
上限として、G−C4AFと同量のβ−C2Sを含み、
さらに高炉水砕スラグやアライアッシュを併用すること
によって強度低下を補償することができる。G−C4A
Fと高炉水砕スラグとの配合は等量を原則とするが、必
要に応じて高炉水砕スラグやアライアッシュの量を調節
することは可能である。
【0013】C4AFはもともと水和発熱が小さく、中
庸ポルトランドセメント中には普通ポルトランドセメン
トよりも多く含有されている。G−C4AFは通常のC
4AF(結晶)よりも水和反応速度がさらに小さく従っ
て発熱速度のピーク値の高さはC4AFの約1/2出現
時間もC4AFの15時間に対して25〜30時間とお
くれている。従ってG−C4AFを配合すればするほど
低発熱を達成できる。
庸ポルトランドセメント中には普通ポルトランドセメン
トよりも多く含有されている。G−C4AFは通常のC
4AF(結晶)よりも水和反応速度がさらに小さく従っ
て発熱速度のピーク値の高さはC4AFの約1/2出現
時間もC4AFの15時間に対して25〜30時間とお
くれている。従ってG−C4AFを配合すればするほど
低発熱を達成できる。
【0014】最近、酸性雨によるセメント・コンクリー
ト構造物や二次製品の浸食やひび割れ、崩壊等の被害が
目立ち始めている。また各種の酸や塩類を含んだ排水の
流路のセメント・コンクリート製品の浸食も着実に進行
しているので、本発明の耐酸性低発熱型コンクリート混
和材を使用すればその耐久性寿命は格段に延長できるこ
とは確実である。
ト構造物や二次製品の浸食やひび割れ、崩壊等の被害が
目立ち始めている。また各種の酸や塩類を含んだ排水の
流路のセメント・コンクリート製品の浸食も着実に進行
しているので、本発明の耐酸性低発熱型コンクリート混
和材を使用すればその耐久性寿命は格段に延長できるこ
とは確実である。
【0015】
【実施例】G−C4AF合成用の原料とその化学成分を
表−1に示す。
表−1に示す。
【0016】充分空焼きした8番黒鉛ルツボの内面に石
灰乳を塗布し、風乾後500℃〜600℃に加熱して石
灰のライニングを施した。各原料はCaO:Al
2O3:Fe2O3のモル比が4:1:1になる様に生
石灰240gボーキサイト160g鉄鉱石160gを配
合し、さらにこの合計重量560gに対してガラス化材
としてけい石40g(7重量%)を配合した。
灰乳を塗布し、風乾後500℃〜600℃に加熱して石
灰のライニングを施した。各原料はCaO:Al
2O3:Fe2O3のモル比が4:1:1になる様に生
石灰240gボーキサイト160g鉄鉱石160gを配
合し、さらにこの合計重量560gに対してガラス化材
としてけい石40g(7重量%)を配合した。
【0017】この混合物を前記黒鉛ルツボに入れクリプ
トル炉中で1,450℃以上に加熱した。装入物が溶落
した時点で黒鉛棒で溶融物を攪拌し完全溶融したことを
確かめた上、溶融物を水槽へ流し込み急冷した。この急
冷魂の破面はほとんど針状であり、G−C4AFである
ことが確認された。これを粉砕機で微粉砕し高炉水砕ス
ラグ粉と等量づつ混合して本発明の混和材とした。
トル炉中で1,450℃以上に加熱した。装入物が溶落
した時点で黒鉛棒で溶融物を攪拌し完全溶融したことを
確かめた上、溶融物を水槽へ流し込み急冷した。この急
冷魂の破面はほとんど針状であり、G−C4AFである
ことが確認された。これを粉砕機で微粉砕し高炉水砕ス
ラグ粉と等量づつ混合して本発明の混和材とした。
【0018】普通ポルトランドセメントの20%を、こ
の混和材で置換した場合と比較のために普通ポルトラン
ドセメント単味の場合についてJIS−R5201に準
じてモルタル試験体を作成した。24時間後之等の試験
体をPH=4.0の硫酸酸性溶液に浸潰した。浸漬テス
ト中、溶液は常にPH=4.0に維持した。
の混和材で置換した場合と比較のために普通ポルトラン
ドセメント単味の場合についてJIS−R5201に準
じてモルタル試験体を作成した。24時間後之等の試験
体をPH=4.0の硫酸酸性溶液に浸潰した。浸漬テス
ト中、溶液は常にPH=4.0に維持した。
【0019】浸漬開始から25日経過後の観察による
と、普通ポルトランドセメント単味の試験体は既に表面
層の石灰分が溶出して表面荒れが目立つ様になってきた
が、本発明の混和材使用の試験体は表面の荒れは明らか
に普通ポルトランドセメント単味試験体より少い。60
日経過後ではその差はますます明瞭となった。
と、普通ポルトランドセメント単味の試験体は既に表面
層の石灰分が溶出して表面荒れが目立つ様になってきた
が、本発明の混和材使用の試験体は表面の荒れは明らか
に普通ポルトランドセメント単味試験体より少い。60
日経過後ではその差はますます明瞭となった。
【0020】90日経過頃になると普通ポルトランドセ
メント単味試験体は何れも亀裂が発生し、エトリンガイ
トの生成を裏付けた。一方、本発明の混和材使用試験体
は表面の荒れは目立つものの亀裂の発生は0であった。
メント単味試験体は何れも亀裂が発生し、エトリンガイ
トの生成を裏付けた。一方、本発明の混和材使用試験体
は表面の荒れは目立つものの亀裂の発生は0であった。
【0021】180日経過後では普通ポルトランドセメ
ント単味試験体は表層のみならず内部まで崩壊が進行
し、試験体の角部の崩落が著しく、また膨張のためほと
んど3ケに分断されそうになった。一方、本発明の混和
材使用試験体は角部の損傷は発生したもののほゞ原形を
留めており、大きな亀裂もなく耐酸性であることが確認
できた。
ント単味試験体は表層のみならず内部まで崩壊が進行
し、試験体の角部の崩落が著しく、また膨張のためほと
んど3ケに分断されそうになった。一方、本発明の混和
材使用試験体は角部の損傷は発生したもののほゞ原形を
留めており、大きな亀裂もなく耐酸性であることが確認
できた。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】pH=4の硫酸溶液中で水和したC−C4AF
とG−C4AFのCaOの溶出量変化とpHの変化を示
す図である。G−C4AF(▲)の方がC−C4AF
(●)よりもCaOが溶出しにくいことがわかる。
とG−C4AFのCaOの溶出量変化とpHの変化を示
す図である。G−C4AF(▲)の方がC−C4AF
(●)よりもCaOが溶出しにくいことがわかる。
【図2】pH=4の硫酸溶液中で水和したC−C4AF
とG−C4AFによって消費された後の残存SO3の濃
度変化とpHの変化を示す図である。G−C4AFの方
がC−C4AFよりもSO3をとりこまないことを示し
ている。
とG−C4AFによって消費された後の残存SO3の濃
度変化とpHの変化を示す図である。G−C4AFの方
がC−C4AFよりもSO3をとりこまないことを示し
ている。
【図3】pH=2の硫酸溶液中で水和したC−C4AF
とG−C4AFによって消費された後の残存SO3の濃
度変化とpHの変化を示す図である。G−C4AF
(△)の方がC−C4AF(○)よりもSO3をとりこ
まないことを示す。
とG−C4AFによって消費された後の残存SO3の濃
度変化とpHの変化を示す図である。G−C4AF
(△)の方がC−C4AF(○)よりもSO3をとりこ
まないことを示す。
【符号の説明】 C−C4AF :結晶性C4AF G−C4AF :ガラス性C4AF ● :C−C4AF ▲ :G−C4AF ○ :C−C4AF △ :G−C4AF
Claims (1)
- 【請求項 1】石灰、酸化アルミニウム、酸化鉄を含む
原料を選びCaO:Al2O3:Fe2O3のモル比が
(4+α):1:1(ただしαは0≦α≦1)の化学組
成となるように配合し、さらにこの配合物に対し2〜1
0重量%のシリカ(SiO2)分を添加し1,250℃
以上に加熱・溶融し、急冷してガラス化し、C4AFと
βC2S組成ガラスからなる溶融物、またはこのものに
高炉水砕スラグやフライアッシュを加えた混合物からな
る耐酸性低発熱型コンクリート混和材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20122794A JPH0834644A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 耐酸性低発熱型コンクリート混和材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20122794A JPH0834644A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 耐酸性低発熱型コンクリート混和材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0834644A true JPH0834644A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=16437448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20122794A Pending JPH0834644A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 耐酸性低発熱型コンクリート混和材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0834644A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007046297A1 (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Taiheiyo Cement Corporation | セメント添加材及びセメント組成物 |
-
1994
- 1994-07-25 JP JP20122794A patent/JPH0834644A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007046297A1 (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Taiheiyo Cement Corporation | セメント添加材及びセメント組成物 |
US8133317B2 (en) | 2005-10-17 | 2012-03-13 | Taiheiyo Cement Corporation | Cement additive and cement composition |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5059285B2 (ja) | セメント混和材、セメント組成物、及びそれを用いたセメントコンクリート | |
JP5080714B2 (ja) | セメント組成物 | |
JP5818579B2 (ja) | 中性化抑制型早強セメント組成物 | |
JP5113496B2 (ja) | 超速硬セメント組成物、超速硬モルタル又はコンクリート組成物、及び超速硬グラウトモルタル | |
JP5052804B2 (ja) | 緊急補修用材料 | |
JP5800387B2 (ja) | 土質改良材 | |
JP4616113B2 (ja) | 急硬性クリンカ及びセメント組成物 | |
JP5783625B2 (ja) | 低温用急硬性セメント混和材及び低温用急硬性セメント組成物 | |
JP2012140294A (ja) | 低温用急硬性高流動セメント組成物 | |
JPH11157890A (ja) | 焼成物の製造法 | |
JPH0812387A (ja) | 高硫酸塩スラグセメントおよびその製造方法 | |
AU2001229721A2 (en) | Lithium glass compositions | |
AU2001229721A1 (en) | Lithium glass compositions | |
JPH0834644A (ja) | 耐酸性低発熱型コンクリート混和材 | |
JP5855902B2 (ja) | アルミナセメント | |
JP6770658B1 (ja) | 吹付け用急結剤 | |
JPH11292578A (ja) | ビーライトスラグ | |
JPH04331750A (ja) | セメント混和材及びセメント組成物 | |
JP3810350B2 (ja) | セメント混和材及びセメント組成物 | |
KR101918998B1 (ko) | 폐펄라이트를 재활용한 미장용 블록 및 이의 제조방법 | |
JP5818623B2 (ja) | 低水和熱セメントクリンカおよび低水和熱セメント組成物 | |
JP6683025B2 (ja) | セメント組成物およびその製造方法 | |
JPH05330875A (ja) | セメント混和材及びセメント組成物 | |
JP2503235B2 (ja) | 硬化促進材 | |
CN114007995B (zh) | 水泥熟料及水泥组合物、以及水泥熟料的制造方法 |