JPH0834530B2 - 画像読取装置の光学系調整用チヤ−ト - Google Patents
画像読取装置の光学系調整用チヤ−トInfo
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- JPH0834530B2 JPH0834530B2 JP61157601A JP15760186A JPH0834530B2 JP H0834530 B2 JPH0834530 B2 JP H0834530B2 JP 61157601 A JP61157601 A JP 61157601A JP 15760186 A JP15760186 A JP 15760186A JP H0834530 B2 JPH0834530 B2 JP H0834530B2
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- Japan
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- chart
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は原稿読み取り装置の光学配置調整法、特に光
電交換素子アレイたとえばライン型CCDを使用している
装置の光学配置調整法に関するものである。
電交換素子アレイたとえばライン型CCDを使用している
装置の光学配置調整法に関するものである。
光学配置調整をライン型CCDを例にして考えると、こ
れには基本的に次の5種目がある。
れには基本的に次の5種目がある。
(1)ピント・片ボケ調整:解像力がライン型CCDの長
手方向の両端(原稿の手前・奥側)ででるように調整す
る。
手方向の両端(原稿の手前・奥側)ででるように調整す
る。
(2)倍率調整:原稿を読み取る倍率が規定の倍率にな
るように調整する。
るように調整する。
(3)直角度調整:ライン型CCDが長手方向(原稿の手
前・奥側)に関して傾かないようにする。
前・奥側)に関して傾かないようにする。
(4)副走査中心合せ:ライン型CCDが、垂直方向に関
し原稿をにらむ位置がズレないようにする。
し原稿をにらむ位置がズレないようにする。
(5)主走査中心合せ:ライン型CCDの長手方向(原稿
の手前と奥側)の中心が原稿の中心にでるようにする。
の手前と奥側)の中心が原稿の中心にでるようにする。
このような各種目の調整についての従来法につき、第
5図に示す一般的な原稿読取装置を例にして説明する。
5図に示す一般的な原稿読取装置を例にして説明する。
第5図において、2は原稿1を載置する原稿台ガラ
ス、3は照明光源、4,5,6は反射ミラー、7はレンズ、
8は投影画像を読取りするための固体撮像素子(以下CC
Dという)である。そして光学配置調整は、原稿台ガラ
ス2、ミラー4,5,6、レンズ7、CCD8の位置を調整する
ことにより行なわれる。
ス、3は照明光源、4,5,6は反射ミラー、7はレンズ、
8は投影画像を読取りするための固体撮像素子(以下CC
Dという)である。そして光学配置調整は、原稿台ガラ
ス2、ミラー4,5,6、レンズ7、CCD8の位置を調整する
ことにより行なわれる。
従来法の調整手順の第1は、第6図に示すようにして
なされる。すなわち、本体装置内のミラー4,5,6および
レンズ7の組に対して、CCDの位置にチャート12を配置
すると共に、光源13を配置し、照明されたチャート12の
像を、前記レンズ、ミラー等の光学系を介し、原稿台ガ
ラスに相応するダミーガラス11上に投影させる。
なされる。すなわち、本体装置内のミラー4,5,6および
レンズ7の組に対して、CCDの位置にチャート12を配置
すると共に、光源13を配置し、照明されたチャート12の
像を、前記レンズ、ミラー等の光学系を介し、原稿台ガ
ラスに相応するダミーガラス11上に投影させる。
作られた像を可視化するために下面が拡散性をもつガ
ラス14を前記ダミーガラス11の上に載せ、拡散面上に見
えるチャート像を肉眼でのぞきこみながら前記ミラー4,
5,6、レンズ7等の位置を概ね調整する。
ラス14を前記ダミーガラス11の上に載せ、拡散面上に見
えるチャート像を肉眼でのぞきこみながら前記ミラー4,
5,6、レンズ7等の位置を概ね調整する。
次に前記チャート12,光源13を取り外し、CCD8をチャ
ート12のあった位置にセットする。なおこれとは別に、
レンズ7およびCCD8があらかじめ一体化されたユニット
としてアッセンブルされた形式のものもあり、この場合
には、ミラー4,5,6の概ねの調整を前記と同様に行なっ
た後、レンズ,CCDのアッセンブルを組込みする。
ート12のあった位置にセットする。なおこれとは別に、
レンズ7およびCCD8があらかじめ一体化されたユニット
としてアッセンブルされた形式のものもあり、この場合
には、ミラー4,5,6の概ねの調整を前記と同様に行なっ
た後、レンズ,CCDのアッセンブルを組込みする。
そして以上のように一応の調整状態でセットされた各
光学系の部材を、更に第7図で説明される調整手順に従
って微調整を行なう。
光学系の部材を、更に第7図で説明される調整手順に従
って微調整を行なう。
すなわち、原稿台ガラス2の代りにセットとしたダミ
ーガラス11の上に、例えば第8図(a)に示したチャー
ト10を載置し、その上に光源を配置して、チャート10の
像をCCD8に投影させ、CCD8からの出力信号に基づいて、
各光学部材の位置を動かし、前述した各5種目の調整を
行なうのである。
ーガラス11の上に、例えば第8図(a)に示したチャー
ト10を載置し、その上に光源を配置して、チャート10の
像をCCD8に投影させ、CCD8からの出力信号に基づいて、
各光学部材の位置を動かし、前述した各5種目の調整を
行なうのである。
前記微調整に用いられるチャートと、CCD8からの出力
信号の関係を、前記微調整との関連において以下説明す
ると、使用されるチャートは例えば第8図(a)に示さ
れるようなチャートであり、これは光軸合わせ,直角度
合せ(調整種目の(3)と(4)に利用される。チャー
ト部(ア)(イ)は調整許容範囲内はチャート線が3本
重なっており、CCD8からの出力を見ると3つの山が第8
図(b)に示すようにあらわれる。これがズレた時は、
山の数が2つか1つになりそれによりどちらにズレたか
わかる。
信号の関係を、前記微調整との関連において以下説明す
ると、使用されるチャートは例えば第8図(a)に示さ
れるようなチャートであり、これは光軸合わせ,直角度
合せ(調整種目の(3)と(4)に利用される。チャー
ト部(ア)(イ)は調整許容範囲内はチャート線が3本
重なっており、CCD8からの出力を見ると3つの山が第8
図(b)に示すようにあらわれる。これがズレた時は、
山の数が2つか1つになりそれによりどちらにズレたか
わかる。
また他の調整種目のためには他のチャートが用いら
れ、一般的には、前記チャート10の他、ピントボケ調整
用のチャート、および倍率調整用のチャートの3枚を用
いるのが通例である。
れ、一般的には、前記チャート10の他、ピントボケ調整
用のチャート、および倍率調整用のチャートの3枚を用
いるのが通例である。
しかし、以上のような調整手順においては、例えばチ
ャート10を用いた調整では、ズレた方向は分かったとし
てもどれだけの量ズレたかわからないという欠点もあ
り、調整に手間どる原因にもなっていたし、第6図によ
る調整においては、人間の目にたよらなければならない
ので特に解像力調整においては調整者によるバラツキ、
疲れによるバラツキ等があり安定した精度で調整できな
いという欠点もあった。
ャート10を用いた調整では、ズレた方向は分かったとし
てもどれだけの量ズレたかわからないという欠点もあ
り、調整に手間どる原因にもなっていたし、第6図によ
る調整においては、人間の目にたよらなければならない
ので特に解像力調整においては調整者によるバラツキ、
疲れによるバラツキ等があり安定した精度で調整できな
いという欠点もあった。
本発明は以上のような従来の調整法においての問題点
を解消するためになされたものであり、その目的は、複
数の調整種目の全てに対して使用できる一つの光学読取
装置調整用のチャートを提供するところにある。
を解消するためになされたものであり、その目的は、複
数の調整種目の全てに対して使用できる一つの光学読取
装置調整用のチャートを提供するところにある。
また本発明の別の目的は、人の視覚的な判断に頼るこ
となく、機械的、電気的な精度の確認が可能な調整シス
テムに好適に用いることができる光学読取装置調整用の
チャートを提供するところにある。
となく、機械的、電気的な精度の確認が可能な調整シス
テムに好適に用いることができる光学読取装置調整用の
チャートを提供するところにある。
而して前記目的を実現するためになされた本発明より
なる光学読取装置調整に用いられるチャートの特徴は、
照明された原稿からの反射光をCCD等の1つの光電変換
素子アレイ上に投影結像させる光学系を備えた画像読取
装置の前記光学系位置調整用として、前記光電変換素子
アレイの主走査方向が長手方向となる細長のシートの上
に、検査用図形が形成された光学系調整用チャートであ
って、前記検査用図形は、少なくとも倍率調整、副走査
中心合せ、主走査中心合せを行うために前記細長シート
の長手方向にそれぞれ離間した少なくとも5箇所に各々
形成された線図形の組合せからなっており、これらのう
ちの少なくとも3箇所の線図形は細長シート長手方向に
対し直角に形成され、他の少なくとも2箇所の線図形は
細長シート長手方向に対し45°傾斜して形成されている
ところにある。
なる光学読取装置調整に用いられるチャートの特徴は、
照明された原稿からの反射光をCCD等の1つの光電変換
素子アレイ上に投影結像させる光学系を備えた画像読取
装置の前記光学系位置調整用として、前記光電変換素子
アレイの主走査方向が長手方向となる細長のシートの上
に、検査用図形が形成された光学系調整用チャートであ
って、前記検査用図形は、少なくとも倍率調整、副走査
中心合せ、主走査中心合せを行うために前記細長シート
の長手方向にそれぞれ離間した少なくとも5箇所に各々
形成された線図形の組合せからなっており、これらのう
ちの少なくとも3箇所の線図形は細長シート長手方向に
対し直角に形成され、他の少なくとも2箇所の線図形は
細長シート長手方向に対し45°傾斜して形成されている
ところにある。
前記細長シートは、一般に不透明体として線図形をス
リットとする場合が多い。
リットとする場合が多い。
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明よりなるチャートの一例を示した図で
あり、第4図はこのチャートを用い、またプログラムさ
れた制御回路を利用して行なう調整手順の概要を説明す
るための図である。
あり、第4図はこのチャートを用い、またプログラムさ
れた制御回路を利用して行なう調整手順の概要を説明す
るための図である。
本例におけるチャート16は、細長シートに図示する線
図形A,B,C,D,Eがスリットとして穿設され、このスリッ
トのみ光が通るように他の部分はクロム蒸着処理,墨塗
り処理等されている。
図形A,B,C,D,Eがスリットとして穿設され、このスリッ
トのみ光が通るように他の部分はクロム蒸着処理,墨塗
り処理等されている。
そして、前記スリットのうちA,C,Dはシートの長手方
向に対して直角に形成され、また中間のスリットB,Dは4
5°傾斜して形成されている。前記5個のスリットA〜
Eのスリット間隔は、夫々図示の如くa,b,c,dとして与
えられる。
向に対して直角に形成され、また中間のスリットB,Dは4
5°傾斜して形成されている。前記5個のスリットA〜
Eのスリット間隔は、夫々図示の如くa,b,c,dとして与
えられる。
次ぎに、前記チャート16を用いた調整作業の手順につ
き、第4図によって説明する。
き、第4図によって説明する。
第4図のミラー4,5,6、レンズ7、およびCCD8に、ダ
ミーガラス11、光源9を配置し、前記ダミーガラス11上
には第1図のチャート16を、その長手方向を第4図の紙
面に垂直方向に一致させてセットする。またCCD8には第
4図の符号21で示される調整必要量検査システムを接続
する。この検査システム21は、CCD8からの信号を変換す
るA/Dコンバータ17、記憶装置18、所定の検査プログラ
ムがセットされている制御回路19、および光源9の駆動
回路20等からなっている。
ミーガラス11、光源9を配置し、前記ダミーガラス11上
には第1図のチャート16を、その長手方向を第4図の紙
面に垂直方向に一致させてセットする。またCCD8には第
4図の符号21で示される調整必要量検査システムを接続
する。この検査システム21は、CCD8からの信号を変換す
るA/Dコンバータ17、記憶装置18、所定の検査プログラ
ムがセットされている制御回路19、および光源9の駆動
回路20等からなっている。
以上の構成において、まず制御回路19からの指示で光
源駆動回路20を介し光源9を点灯させチャート16を照明
する。
源駆動回路20を介し光源9を点灯させチャート16を照明
する。
チャート16のスリットA〜Eを透過した光は、ダミー
ガラス11、各ミラー4,5,6、レンズ7を介してCCD8上に
スリット像として結像される。そしてこれは第2図
(b)に示される出力となってCCD8から取り出される。
CCD8から出てきたアナログ信号は、A/Dコンバータ17に
よりデジタル化され記憶装置に取り込まれ、取り込まれ
たデータは制御回路19により処理される。
ガラス11、各ミラー4,5,6、レンズ7を介してCCD8上に
スリット像として結像される。そしてこれは第2図
(b)に示される出力となってCCD8から取り出される。
CCD8から出てきたアナログ信号は、A/Dコンバータ17に
よりデジタル化され記憶装置に取り込まれ、取り込まれ
たデータは制御回路19により処理される。
次に制御回路19によって処理される内容を調整種目
(1)〜(5)に従って述べる。
(1)〜(5)に従って述べる。
(1)ピント・片ボケ量調整 スリット像A′,C′,E′のMTFを計算する。
MTFの計算は次に示すとおりである。
:空間周波数 E(n):スリット像 この計算をA′,C′,E′のスリット像について行なうこ
とによりA′,C′,E′での解像力が求まる。
とによりA′,C′,E′での解像力が求まる。
(2)倍率調整 スリット像A′,E′を利用して用めることができる。
つまりスリットAからEまでの距離(a+b+c+
d)、原稿側のサンプリングピッチ(例えば400dpiの時
0.0635mm/画素)、スリットA′のピークからスリット
E′のピークまでのCCDの画素数をN、とすれば下記の
式で倍率が求まる。
つまりスリットAからEまでの距離(a+b+c+
d)、原稿側のサンプリングピッチ(例えば400dpiの時
0.0635mm/画素)、スリットA′のピークからスリット
E′のピークまでのCCDの画素数をN、とすれば下記の
式で倍率が求まる。
(3)直角度調整(以下スリット像A′,B′,C′,D′,
E′はそれぞれスリット像のピークの位置を表わす) 直角度の定義は第2図(c)を利用して与えられ次式
の通りである。
E′はそれぞれスリット像のピークの位置を表わす) 直角度の定義は第2図(c)を利用して与えられ次式
の通りである。
計算を簡単にするため第1図のa,b,c,dをa=b=c=
dとすると、第2図(a),(c)を参照して 水平軸からのズレ量D′D″は D″D′=F′D′cosθ ………(2) 同様に 水平軸からのズレ量B′B″は B″B′=F″B′cosθ ………(4) したがって垂直方向のズレ量は(符号も考慮して) またB′とD′の水平方向の距離は B″D″=B′D′cosθ=(b′+c′)cosθ………
(6) 尚、直角度が右上がりのとき+(プラス)となる。
dとすると、第2図(a),(c)を参照して 水平軸からのズレ量D′D″は D″D′=F′D′cosθ ………(2) 同様に 水平軸からのズレ量B′B″は B″B′=F″B′cosθ ………(4) したがって垂直方向のズレ量は(符号も考慮して) またB′とD′の水平方向の距離は B″D″=B′D′cosθ=(b′+c′)cosθ………
(6) 尚、直角度が右上がりのとき+(プラス)となる。
(4)副走査中心合せ 第2図(d)を利用して、副走査中心ズレ量=C′G
で与えられる。このC′Gは次により求められる。
で与えられる。このC′Gは次により求められる。
相似を利用してB′G′:D′G″=B′C′:C′D′
………(8) B′G′=C′G−B″B′ =C′G−F″B′cosθ((4)から) D′G″=D″D′−C′G =F′D′cosθ−C′G((2)から) (8)に代入して (C′G−F″B′cosθ):(F′C′cosθ−C′
G)=b′:c′ まとめると tanθ=直角度((7)式から)、したがって θ=tan-1(直角度) したがって 計算を簡略化するために近似式が成り立つ領域、すなわ
ちtanθ≒θが成り立つとすると から (11)を(9)に代入して、副走査中心ズレ量C′Gは 尚、副走査方向中心ズレは上方向にズレた時+(プラ
ス)となる。
………(8) B′G′=C′G−B″B′ =C′G−F″B′cosθ((4)から) D′G″=D″D′−C′G =F′D′cosθ−C′G((2)から) (8)に代入して (C′G−F″B′cosθ):(F′C′cosθ−C′
G)=b′:c′ まとめると tanθ=直角度((7)式から)、したがって θ=tan-1(直角度) したがって 計算を簡略化するために近似式が成り立つ領域、すなわ
ちtanθ≒θが成り立つとすると から (11)を(9)に代入して、副走査中心ズレ量C′Gは 尚、副走査方向中心ズレは上方向にズレた時+(プラ
ス)となる。
(5)主走査中心合わせ スリット像C′を利用して与えられる。すなわち、あ
らかじめきめたCCD上の中心の画素位置と、実際にCCD上
にできたスリット像C′のピークのアドレスをIとする
と、 (主走査中心ズレ量)=(I−H)×(原稿側のサンプ
リングピッチ)で表わされる。+−の符号によりズレた
方向がわかる。
らかじめきめたCCD上の中心の画素位置と、実際にCCD上
にできたスリット像C′のピークのアドレスをIとする
と、 (主走査中心ズレ量)=(I−H)×(原稿側のサンプ
リングピッチ)で表わされる。+−の符号によりズレた
方向がわかる。
以上述べた方法により、(1)〜(5)の各調整種目
のズレ量が定量的にあらわされるのでこの値を手がかり
に調整することが可能となる。
のズレ量が定量的にあらわされるのでこの値を手がかり
に調整することが可能となる。
なお、MTFの計算においてCCDの画素ごとのダークレベ
ルムラ及び感度ムラの補正を行なう場合はMTFの計算を
行なう前あるいは本調整作業を行なう前に次のことを行
なえばよい。すなわち、あらかじめチャート16が横にス
ライドするようにしておく。
ルムラ及び感度ムラの補正を行なう場合はMTFの計算を
行なう前あるいは本調整作業を行なう前に次のことを行
なえばよい。すなわち、あらかじめチャート16が横にス
ライドするようにしておく。
まず感度補正を行なうには、チャート16を横にスライ
ドさせて光路からはずし、制御回路19からの指示で光源
9を点灯させ、一様光がCCD8にあたるようにし、制御回
路19からの指示で一様光データを記憶装置18に取り込
む。次に制御回路19からの指示で光源9を消灯させ、ダ
ークデータを記憶装置18に取り込む。第3図に示すよう
に画素によってダークレベルの違い、感度(グラフの傾
き)の違いによって、同じ強さの光を与えてもCCDから
の出力が異なるわけであるから、一様光E0を与えた場
合、CCDのn番目の画素の出力値Q(n),感度(傾き)S
(n),ダークレベルD(n)とすると Q(n)=S(n)×E0+D(n)……(1)となるが、実際にはCC
D出力Q(n)が与えられて露光量E(n)が求めるのであるか
ら露光量の計算値が一定値をこえないように、たとえば
A/Dコンバータが8ビットのものであれば、露光量Eが
8ビットデータをこえないようにするために便宜上(1/
S)の最小値(1/S)min=255とする。(1)から したがって感度補正係数(1/S(n))は次のようにして求
められる。
ドさせて光路からはずし、制御回路19からの指示で光源
9を点灯させ、一様光がCCD8にあたるようにし、制御回
路19からの指示で一様光データを記憶装置18に取り込
む。次に制御回路19からの指示で光源9を消灯させ、ダ
ークデータを記憶装置18に取り込む。第3図に示すよう
に画素によってダークレベルの違い、感度(グラフの傾
き)の違いによって、同じ強さの光を与えてもCCDから
の出力が異なるわけであるから、一様光E0を与えた場
合、CCDのn番目の画素の出力値Q(n),感度(傾き)S
(n),ダークレベルD(n)とすると Q(n)=S(n)×E0+D(n)……(1)となるが、実際にはCC
D出力Q(n)が与えられて露光量E(n)が求めるのであるか
ら露光量の計算値が一定値をこえないように、たとえば
A/Dコンバータが8ビットのものであれば、露光量Eが
8ビットデータをこえないようにするために便宜上(1/
S)の最小値(1/S)min=255とする。(1)から したがって感度補正係数(1/S(n))は次のようにして求
められる。
各画素ごとに感度補正係数(1/S(n))とダーク補正デ
ータD(n)を記憶装置18に残しておき、CCD8からの出力Q
(n)が来るごとに E(n)=(Q(n)−D(n))×(1/S(n))を計算すればよい。
ータD(n)を記憶装置18に残しておき、CCD8からの出力Q
(n)が来るごとに E(n)=(Q(n)−D(n))×(1/S(n))を計算すればよい。
なお、以上述べた例では、使用するチャート16の線図
形をスリットとしているが、これは細長シートを透明体
とし、線図形を光を通さないものとしても同様に前記調
整作業手順が行なえることは明らかであろう。
形をスリットとしているが、これは細長シートを透明体
とし、線図形を光を通さないものとしても同様に前記調
整作業手順が行なえることは明らかであろう。
以上述べた如く、本発明よりなる画像読取装置の光学
系調整用として用いられるチャートは、少なくとも5箇
所以上に形成した特定の線図形の組合せによって、複数
の調整種目の調整用として利用できるものであり、特に
コンピュータプログラムを利用した調整システムを利用
した調整作業において好適に使用できるため、その有用
性は極めて大なるものである。
系調整用として用いられるチャートは、少なくとも5箇
所以上に形成した特定の線図形の組合せによって、複数
の調整種目の調整用として利用できるものであり、特に
コンピュータプログラムを利用した調整システムを利用
した調整作業において好適に使用できるため、その有用
性は極めて大なるものである。
第1図は本発明よりなる光学系調整用チャートの一例を
示した図、第2図(a),(b),(c),(d)は前
記チャートと取出された信号の関係を説明するための
図、第3図は感度ムラ等の補正を行なう場合のCCD出力
と光の強さの関係を示した図、第4図は本例のチャート
を用いて行なう光学系調整作業の手順を説明するための
図である。 第5図は本発明が適用される画像読取装置の構成概要一
例を示す図、第6図および第7図は従来の光学系の位置
調整の作業手順を説明するための図、第8図(a),
(b)は従来の調整用チャートと取出された信号の関係
を説明するための図である。 1…原稿、2…原稿台ガラス 3…照明光源、4,5,6…ミラー 7…レンズ 8…CCD(固体撮像素子) 9…光源、10…チャート 11…ダミーガラス、12…チャート 13…光源、14…拡散板 16…チャート、17…A/Dコンバータ 18…記憶装置、19…制御回路 20…駆動回路、21…検査システム
示した図、第2図(a),(b),(c),(d)は前
記チャートと取出された信号の関係を説明するための
図、第3図は感度ムラ等の補正を行なう場合のCCD出力
と光の強さの関係を示した図、第4図は本例のチャート
を用いて行なう光学系調整作業の手順を説明するための
図である。 第5図は本発明が適用される画像読取装置の構成概要一
例を示す図、第6図および第7図は従来の光学系の位置
調整の作業手順を説明するための図、第8図(a),
(b)は従来の調整用チャートと取出された信号の関係
を説明するための図である。 1…原稿、2…原稿台ガラス 3…照明光源、4,5,6…ミラー 7…レンズ 8…CCD(固体撮像素子) 9…光源、10…チャート 11…ダミーガラス、12…チャート 13…光源、14…拡散板 16…チャート、17…A/Dコンバータ 18…記憶装置、19…制御回路 20…駆動回路、21…検査システム
Claims (2)
- 【請求項1】照明された原稿からの反射光を1つの光電
変換素子アレイ上に投影結像させる光学系を備えた画像
読取装置の前記光学系位置調整用として、前記光電変換
素子アレイの主走査方向が長手方向となる細長のシート
の上に、検査用図形が形成された光学系調整用チャート
であって、前記検査用図形は、少なくとも倍率調整、副
走査中心合せ、主走査中心合せを行うために前記細長シ
ートの長手方向にそれぞれ離間した少なくとも5箇所に
各々形成された線図形の組合せからなっており、これら
のうちの少なくとも3箇所の線図形は細長シート長手方
向に対し直角に形成され、他の少なくとも2箇所の線図
形は細長シート長手方向に対し45°傾斜して形成されて
いることを特徴とする画像読取装置の光学系調整用シー
ト。 - 【請求項2】細長シートが不透明体であり、かつ線図形
が穿設されたスリットであることを特徴とする特許請求
の範囲第1項に記載の画像読取装置の光学系調整用シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61157601A JPH0834530B2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 | 画像読取装置の光学系調整用チヤ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61157601A JPH0834530B2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 | 画像読取装置の光学系調整用チヤ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6313571A JPS6313571A (ja) | 1988-01-20 |
JPH0834530B2 true JPH0834530B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=15653284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61157601A Expired - Lifetime JPH0834530B2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 | 画像読取装置の光学系調整用チヤ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0834530B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0723789Y2 (ja) * | 1988-05-24 | 1995-05-31 | 富士ゼロックス株式会社 | 光学系の深度方向傾き検出装置 |
JPH0492864U (ja) * | 1990-12-28 | 1992-08-12 | ||
JPH0574132U (ja) * | 1992-03-07 | 1993-10-08 | 古河電気工業株式会社 | 鳥害防止ジヤンパ装置 |
DE59610861D1 (de) * | 1996-08-29 | 2004-01-22 | Imip Llc Wilmington | Verfahren zur Erzeugung von Indexprints |
US6631013B1 (en) | 1998-08-18 | 2003-10-07 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image reading apparatus, default value adjusting method of image reading apparatus, and chart original |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6216672A (ja) * | 1985-07-15 | 1987-01-24 | Fujitsu Ltd | 画像デ−タ継目位置テストチヤ−ト |
-
1986
- 1986-07-04 JP JP61157601A patent/JPH0834530B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6313571A (ja) | 1988-01-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |