JPH0834251B2 - 論理モジュール間配線方法 - Google Patents

論理モジュール間配線方法

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JPH0834251B2
JPH0834251B2 JP63195052A JP19505288A JPH0834251B2 JP H0834251 B2 JPH0834251 B2 JP H0834251B2 JP 63195052 A JP63195052 A JP 63195052A JP 19505288 A JP19505288 A JP 19505288A JP H0834251 B2 JPH0834251 B2 JP H0834251B2
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【発明の詳細な説明】 [目次] 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第5図) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(第1A、1B図) 作用 実施例 第1実施例(第2A、2B、3図) 第2実施例(第4図) 発明の効果 [概要] 半導体集積回路のレイアウト設計において用いられ、
論理モジュール間を結線する論理モジュール間配線方法
に関し、 第1及び第2の論理モジュール間に結線上無関係な第
3論理モジュールが存在する場合に、この第3論理モジ
ュールを通って第1及び第2の論理モジュール間を結線
することができ、かつ、論理モジュールを展開して1つ
ながりの配線長を求めることができるようにすることを
目的とし、 レイアウト上では、該第3モジュール内に配線を通し
て該相互接続を行い、論理上では、該第3モジュールに
ダミー端子を設け、該ダミー端子を介して該相互接続を
行い、かつ、レイアウト上において該第3モジュール内
を通過する該配線の長さを該ダミー端子に対応付けるこ
とにより、該第3論理モジュールを通って該相互接続さ
れる配線長を求めるよう構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は半導体集積回路のレイアウト設計において用
いられ、論理モジュール間を結線する論理モジュール間
配線方法に関する。
[従来の技術] LSIのレイアウト設計において、集積度が高くなると
多数の論理モジュールが配置されるため、第5図に示す
如く、互いに結線される論理モジュール1と2との間
に、これらに結線されない論理モジュール3が存在する
ことが起こる。このような場合、論理モジュール3を通
って論理モジュール1と2との間を結線すれば、配線長
を短くすることができる。
ここで、論理配線とレイアウト配線とは対応付けられ
ており、レイアウト配線の配線長を論理配線に持たせ、
論理モジュールを展開して1つながりの配線長を求め、
この配線長が規定範囲内にあるかどうか、すなわち配線
容量が適当であるかどうかを判定する。この処理は電子
計算機を用いて行われる。
論理モジュール1、2間の配線長を求めるには、論理
モジュール1と3との間に配線長、論理モジュール2と
3との間の配線長及び論理モジュール3内の配線長のデ
ータが必要になる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、論理上では、論理モジュール3は論理モジュ
ール1、2間の配線に無関係であるので、論理モジュー
ル3内を通過する配線長データを持っておらず、したが
って、論理配線とレイアウト配線との対応付けを行うこ
とができず、論理モジュール3内を通って論理モジュー
ル1、2間を結線することができなかった。
本発明の目的は、論理モジュール間に結線上無関係な
論理モジュールが存在する場合に、この無関係な論理モ
ジュールを通って論理モジュール間を結線することがで
き、かつ論理モジュールを展開して1つながりの配線長
を求めることができる論理モジュール間配線方法を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 第1A図及び第1B図は本発明の原理構成図であり、第1A
図は論理モジュール間のレイアウト配線を示し、第1B図
はこのレイアウト配線に対応した論理配線を示す。
半導体集積回路のレイアウト設計において、配線で相
互接続される第1論理モジュール1と第2論理モジュー
ル2との間に、これらの論理モジュール1、2に配線で
接続されない第3論理モジュール3が存在する場合があ
る。
このような場合、レイアウト上では、第3モジュール
3内に配線を通して該相互接続を行い、論理上では、第
3モジュール3にダミー端子Cを設け、ダミー端子Cを
介して該相互接続を行い、かつ、レイアウト上において
第3モジュール3内を通過する配線の長さをダミー端子
Cに対応付けることにより、論理モジュール3を通って
該相互接続される配線長を求める。
[作用] 第1B図に示す論理配線は、例えば1A,3C,2Bと表すこと
ができる。この論理配線には、端子AC間の配線長n1、端
子BC間の配線長n2及びダミー端子Cに接続され論理モジ
ュール3内を通過する配線の配線長n3が対応付けられ
る。したがって、第1論理モジュール1と第2論理モジ
ュール2との間の配線長は、n1+n2+n3として求めるこ
とができる。
このため、第3論理モジュール3内を通過するレイア
ウト配線を設けても、1つながりの配線長を求めること
ができ、論理配線とレイアウト配線を対応させることが
できる。
[実施例] (1)第1実施例 第2A図は半導体集積回路のレイアウト配線の一部を示
し、第2B図はこのレイアウト配線に対応した論理配線を
示す。
第2A図において、配線で相互接続される論理モジュー
ル10と20との間に、これらに論理的に接続されない論理
モジュール30が配置されている。論理モジュール10は入
力端子A1、A2及び出力端子A3を有するオア回路を備え、
論理モジュール20は入力端子B1、B2及び出力端子B3を有
するアンド回路を備え、論理モジュール30は入力端子C
1、C2及び出力端子C3を有するアンド回路を備えてい
る。論理モジュール10の出力端子A3と論理モジュール20
の入力端子B2とを、論理モジュール30内を通る配線によ
り接続するために、入力端子A3、A2に配線L13、L23で接
続される入力端子C4、C5を論理モジュール30に設け、入
力端子C4、C5間に接続する配線L3を論理モジュール30内
に設けている。
論理モジュール10の入力端子A1、A2、論理モジュール
20の入力端子B1、出力端子B3、論理モジュール30の入力
端子C1、C2及び出力端子C3は、それぞれ端子a〜gに接
続されている。
親モジュールの階層では、子モジュールである論理モ
ジュール10、20及び30はブラックボックスであり、論理
モジュール10と30及び30と20は配線で相互接続されてい
る。しかし、親モジュールを子モジュールで展開する
と、論理モジュール30は論理モジュール10、20に論理的
に接続されていない。
一方、このようなレイアウト配線の基になる論理配線
では、第2B図に示す如く、論理モジュール30が論理モジ
ュール10、20のいづれにも論理的に接続されていないの
で、レイアウト配線と対応させるために、論理モジュー
ル30にダミー端子C45を設け、論理モジュール10の入力
端子A3と論理モジュール30のダミー端子C45とを接続
し、このダミー端子C45と論理モジュール20の入力端子B
2とを接続している。すなわち、第2A図に示す入力端子C
4、C5及びこれらを接続する配線L3を論理配線上ではダ
ミー端子C45に対応させている。
次に、電子計算機(不図示)を用いた配線長適否判定
処理の手順を第3図に基づいて説明する。
(50)論理設計後において、論理接続を示す論理配線
データを入力する。
例えば、第2B図において、親モジュールの階層では論
理モジュール10の出力端子A3と論理モジュール20の入力
端子B2とが接続されているので、これを10A3,20B2と表
して電子計算機に入力する。入力順は限定されない。
(52)次に、この論理配線に対応してレイアウト配線
を行い、レイアウト配線に伴う特有のデータを上記論理
配線データに対する付加データとして電子計算機に入力
する。このレイアウト配線データには、ダミー端子及び
配線長のデータがある。
例えば第2B図では、論理モジュール30のダミー端子C4
5を論理モジュール10の入力端子A3及び論理モジュール2
0の入力端子B2に接続したことを示すデータを、10A3,30
C4,20B2と表して入力する。また、親モジュールの階層
での配線L13、L23の配線長n13、n23等及び子モジュール
の階層での配線L1、L2、L3の配線長n1、n2、n3等を各階
層毎に入力する。入力順は限定されない。
なお、例えば配線長n1、n2、n3はそれぞれ論理配線で
の記述(10a,10A3)、(20b,20B2)、C45に対応してメ
モリに書き込まれる。
(54)次に、親モジュールを子モジュールで展開し、
1つながりの配線を求める。例えば第2B図では、10a,10
A3,30C45,20B2,20bで表される配線を求める。これは、
第2A図では配線L1、L13、L3、L23及び配線L2からなる1
つながりの配線に対応している。
(56)次に、ステップ52で入力した各配線の配線長を
用いて、この1つながりの配線の配線長を求める。上記
例ではn1+n13+n3+n23+n2を計算する。
(58)次に、この配線長が予め定められた規定範囲内
にあるかどうか、すなわち配線容量が適当であるかどう
かを判定する。
(60)次にこの判定結果を出力する。
(2)第2実施例 第4図は入れ子構造のモジュール内を通る論理配線を
示す。
論理モジュール3内には論理モジュール4が配置され
ており、入れ子構造となっている。この論理モジュール
4は、論理モジュール3と同様に論理モジュール1、2
とは論理的に接続されていない。他の点については第1B
図と同一である。
このような構成では、論理モジュール3及び4を通過
する配線により論理モジュール1、2間を結線する必要
がある。そこで、論理配線上では、論理モジュール3及
び4にそれぞれダミー端子C、Dを設け、ダミー端子
C、D間を接続するとともに、端子Cを論理モジュール
1の端子A及び論理モジュール2の端子Bに接続してい
る。この論理配線は、例えば1A,3C,4D,2Bと記述するこ
とができる。ダミー端子Cには、これに接続され論理モ
ジュール3内を通過する配線の配線長が対応付けられ、
ダミー端子Dには、これに接続され論理モジュール4内
を通過する配線の配線長が対応付けられる。
したがって、第1実施例と同様に、論理モジュール3
及び4を通って論理モジュール1、2間を結線する配線
の配線長を求めることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る論理モジュール間
配線方法によれば、論理モジュール間に結線上無関係な
論理モジュールが存在しても、この無関係な論理モジュ
ールを通って論理モジュール間を結線することができ、
かつ、論理モジュールを展開して1つながりの配線長を
求めることができるという優れた効果を奏し、チップ面
積の縮小化及び配線容量の低減化に伴う処理速度の高速
化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1A図及び第1B図は本発明の原理構成を示し、 第1A図はレイアウト配線図、 第1B図はこのレイアウト配線に対応した論理配線図であ
る。 第2A〜第3図は本発明の第1実施例に係り、 第2A図はレイアウト配線図、 第2B図はこのレイアウト配線に対応した論理配線図、 第3図は配線長適否判定処理の手順を示すフローチャー
トである。 第4図は本発明の第2実施例に係り、入れ子構造のモジ
ュール内を通る論理配線図である。 第5図は従来例の問題点を説明するためのレイアウト配
線図である。 図中、 1、2、3、4、10、20、30は 論理モジュール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体集積回路のレイアウト設計におい
    て、配線で相互接続される第1論理モジュール(1)と
    第2論理モジュール(2)との間に、これらの論理モジ
    ュール(1、2)に配線で接続されない第3論理モジュ
    ール(3)が存在する場合に、 レイアウト上では、該第3モジュール(3)内に配線を
    通して該相互接続を行い、 論理上では、該第3モジュール(3)にダミー端子
    (C)を設け、該ダミー端子(C)を介して該相互接続
    を行い、かつ、レイアウト上において該第3モジュール
    内を通過する該配線の長さ(n3)を該ダミー端子に対応
    付けることにより、該第3論理モジュール(3)を通っ
    て該相互接続される配線長を求める ことを特徴とする論理モジュール間配線方法。
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