JPH0834147A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH0834147A
JPH0834147A JP6192805A JP19280594A JPH0834147A JP H0834147 A JPH0834147 A JP H0834147A JP 6192805 A JP6192805 A JP 6192805A JP 19280594 A JP19280594 A JP 19280594A JP H0834147 A JPH0834147 A JP H0834147A
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JP
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user
data
printer device
password
unit
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JP6192805A
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Inventor
Takeshi Yokoe
毅 横江
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 各利用者の固有の利用者IDとパスワードを
登録するための利用者管理テーブル、及び、利用者ID
と該利用者IDに対応する各利用者のプリンタ装置の利
用開始時刻及び利用終了時刻を記録するための利用履歴
テーブルを設定した不揮発性メモリ30と、上位装置か
らのデータに含まれる利用者ID及びパスワードと利用
者管理テーブルに登録された利用者ID及びパスワード
を照合し、これら利用者ID及びパスワードが一致した
場合、利用履歴テーブルに利用者IDとプリンタ装置の
利用開始時刻を記録してプリンタ装置の印字動作を開始
させ、また、プリンタ装置の印字動作の終了時に、利用
履歴テーブルにプリンタ装置の利用終了時刻を記録する
制御部23とを備えた構成としてある。 【効果】 ローカルエリアネットワークに接続された各
プリンタ装置の利用率を均一化することができ、また、
プリンタ装置の利用履歴を容易に把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ローカルエリアネット
ワークに接続され、複数のパーソナルコンピュータ、ワ
ードプロセッサ等の上位装置に共用されるプリンタ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工場又はオフィス等では、分散配
置された複数の上位装置と、これら上位装置より少ない
台数のプリンタ装置をローカルエリアネットワークを介
して接続することによって、プリンタ装置の共用が図ら
れている。
【0003】図6はローカルエリアネットワークに接続
される従来のプリンタ装置を示すブロック図である。同
図において、200a(〜200n)は従来のプリンタ
装置であり、複数の上位装置10a〜10nからの印字
データを受信する送受信部21と、この印字データを記
憶する前記記憶部22と、この記憶部22上で前記印字
データの編集を行なうとともに、前記印字データの印字
指令を出力する制御部230と、この印字指令にしたが
って印字機構部24bを動作させ、前記印字データを印
字出力させる機構制御部24aとによって構成してあっ
た。
【0004】次に、上記構成からなる従来のプリンタ装
置の動作について説明する。例えば、プリンタ装置20
0aによって印刷を行なう場合、まず、利用者は、プリ
ンタ装置200aに対応したアプリケーションソフトウ
ェアを使用して、上位装置10a(〜10n)で文章、
表あるいは図形等の印字データの作成を行なう。そし
て、この印字データをプリンタ装置200aに送信する
ため、前記アプリケーションソフトウェアに用意されて
いるプリンタドライバ、又は、上位装置10aのシステ
ムソフトウェアに組み込まれているプリンタドライバの
いずれかを選択する。続いて、選択したプリンタドライ
バによって用紙サイズ、文字数等の書式設定を行なう。
その後、このプリンタドライバを介して前記印字データ
を送信する。
【0005】前記印字データには、データの送信先と送
信元を対応させるため、ローカルエリアネットワークに
接続された上位装置10a〜10n及びプリンタ装置2
00a〜200nに個別に対応する識別子が含まれてお
り、ローカルエリアネットワークに接続されたプリンタ
装置200a以外のプリンタ装置200b〜200n
は、前記識別子を確認することにより、前記印字データ
を無視する。
【0006】一方、前記印字データの送信先であるプリ
ンタ装置200aでは、前記識別子が一致し、送受信部
21を介して前記印字データが入力される。すると、記
憶部22が前記印字データを記憶し、制御部230がこ
の記憶部22上で前記印字データの編集作業を行なう。
その後、制御部230が印字指令を出力し、この印字指
令を入力した機構制御部24aが、記憶部22上で編集
された前記印字データを入力し、印字機構部24bに印
字処理を行なわせる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のプリンタ装置では、利用者が、ローカルエリアネッ
トワークに接続された複数のプリンタ装置200a〜2
00nを自由に選択して利用することができる構成とし
てあった。このため、ローカルエリアネットワークに複
数のプリンタ装置が接続してあるにもかかわらず、時間
帯や利用者の組み合わせによって、特定のプリンタ装置
に利用が集中してしまうことがあり、このような特定の
プリンタ装置のメンテナンス周期が極端に短くなってし
まうという問題があった。
【0008】また、利用者が、ローカルエリアネットワ
ークに接続された複数のプリンタ装置200a〜200
nを自由に選択して使用することができる構成としてあ
ったため、カラープリンタ等のランニングコストの高い
プリンタ装置を何人も自由に利用することができ、必要
以上の経費がかかってしまうという問題があった。
【0009】さらに、全てのプリンタ装置200a〜2
00nを利用者に解放していたため、オペレーションミ
スによって利用者の意図していないプリンタ装置に印字
データが送信されてしまうことがあり、どのプリンタ装
置に送信したか分からない場合は、送信した印字データ
が機密文書であるにもかかわらず放置されてしまうとい
う問題があった。
【0010】またさらに、上述した従来のプリンタ装置
では、個人単位又は部門単位の利用状況を保管する機能
が備わっていなかったので、プリンタ装置に関する経費
を算出するときに、誰がどれだけの印刷を行なったのか
正確に把握することが困難であり、個人単位又は部門単
位への課金が困難であるという問題があった。
【0011】なお、プリンタ装置に関する技術ではない
が、類似する技術として特開平3ー44240号では、
ローカルエリアネットワークに接続されたファクシミリ
の受信機能を共有できるファクシミリサーバが提案され
ている。しかし、この技術によっても上記問題点は解決
されない。
【0012】本発明は、上記問題点にかんがみてなされ
たものであり、利用者の利用可能なプリンタ装置を限定
することによって、ローカルエリアネットワークに接続
された各プリンタ装置の利用率の均一化とプリンタ装置
に関する経費の削減を図ることができ、また、利用者の
利用状況をデータとして記録することによって、個人単
位又は部門単位のプリンタ装置の利用履歴の把握を可能
とし、これら個人単位又は部門単位への課金を容易に行
なうことができるプリンタ装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のプリンタ装置は、ローカルエリアネ
ットワークに接続され、複数のパーソナルコンピュー
タ、ワードプロセッサ等の上位装置に共用されるプリン
タ装置において、前記上位装置とのデータの送受信を行
なう送受信部と、この送受信部が受信したデータを記憶
する記憶部と、少なくとも、各利用者の固有の利用者I
D及び/又はパスワードを登録するための項目を有する
利用者管理テーブルを設定した不揮発性メモリと、前記
記憶部に記憶されたデータを読み出し、このデータに含
まれる利用者固有の利用者ID及び/又はパスワードと
前記利用者管理テーブルに登録された利用者ID及び/
又はパスワードを照合し、これら利用者ID及び/又は
パスワードが一致した場合のみ、印字動作を行なわせる
制御部と、この制御部からの印字指令によって印字出力
を行なう印字部とを備えた構成としてある。
【0014】請求項2記載のプリンタ装置は、ローカル
エリアネットワークに接続され、複数のパーソナルコン
ピュータ、ワードプロセッサ等の上位装置に共用される
プリンタ装置において、前記上位装置とのデータの送受
信を行なう送受信部と、この送受信部が受信したデータ
を記憶する記憶部と、少なくとも、各利用者の固有の利
用者ID及びこれらに利用者ID対応する各利用者のプ
リンタ装置の利用開始時刻及び利用終了時刻を記録する
ための項目を有する利用履歴テーブルを設定した不揮発
性メモリと、前記記憶部に記憶されたデータに含まれる
利用者固有の利用者IDを読み出して、この利用者ID
を前記利用履歴テーブルの利用者IDの項目に記録する
とともに、該利用者IDに対応する利用開始時刻の項目
に、前記プリンタ装置の利用開始時刻を記録して、前記
プリンタ装置の印字動作を開始させ、また、前記プリン
タ装置の印字動作の終了時に、前記利用履歴テーブルの
前記利用者IDに対応する利用終了時刻の項目に、前記
プリンタ装置の利用終了時刻を記録する制御部と、この
制御部からの印字指令によって印字出力を行なう印字部
とを備えた構成としてある。
【0015】請求項3記載のプリンタ装置は、ローカル
エリアネットワークに接続され、複数のパーソナルコン
ピュータ、ワードプロセッサ等の上位装置に共用される
プリンタ装置において、前記上位装置とのデータの送受
信を行なう送受信部と、この送受信部が受信したデータ
を記憶する記憶部と、少なくとも各利用者の固有の利用
者ID及び/又はパスワードを登録するための項目を有
する利用者管理テーブル、及び、少なくとも前記利用者
IDと該利用者IDに対応する各利用者のプリンタ装置
の利用開始時刻及び利用終了時刻を記録するための項目
を有する利用履歴テーブルを設定した不揮発性メモリ
と、前記記憶部に記憶されたデータを読み出し、このデ
ータに含まれる利用者固有の利用者ID及び/又はパス
ワードと前記利用者管理テーブルに登録された利用者I
D及び/又はパスワードを照合し、これら利用者ID及
び/又はパスワードが一致した場合、前記利用者IDを
前記利用履歴テーブルの利用者IDの項目に記録すると
ともに、該利用者IDに対応する利用開始時刻の項目
に、前記プリンタ装置の利用開始時刻を記録して、前記
プリンタ装置の印字動作を開始させ、また、前記プリン
タ装置の印字動作の終了時に、前記利用履歴テーブルの
前記利用者IDに対応する利用終了時刻の項目に、前記
プリンタ装置の利用終了時刻を記録する制御部と、この
制御部からの印字指令によって印字出力を行なう印字部
とを備えた構成としてある。
【0016】請求項4記載のプリンタ装置は、前記印字
部に、印字出力に用いられた用紙枚数をカウントするカ
ウント手段を設けるとともに、前記不揮発性メモリの利
用者管理テーブル又は利用履歴テーブルに、各利用者I
Dと対応し、各利用者が現在までに印字出力に用いた用
紙枚数の合計を記録するための項目を設定し、印字出力
後に、前記制御部が、前記印字部のカウント手段から印
字出力に用いられた用紙枚数のデータを受信して、前記
前記不揮発性メモリの用紙枚数の合計項目にデータを記
録し、又は、記録されたデータを更新する構成としてあ
る。
【0017】請求項5記載のプリンタ装置は、前記上位
装置からログイン要求データが入力されたとき、前記制
御部が、前記上位装置に、利用者固有の利用者ID及び
/又はパスワードの入力を要求する旨の要求データを出
力する構成としてあり、また、請求項6記載のプリンタ
装置は、前記制御部が、前記上位装置からの利用者ID
及び/又はパスワードと前記利用者管理テーブルに登録
された利用者固有の利用者ID及び/又はパスワードを
照合し、これら利用者ID及び/又はパスワードが一致
しない場合、その旨の照合結果データを前記上位装置に
出力する構成としてある。
【0018】
【作用】上記構成からなる本発明のプリンタ装置によれ
ば、不揮発性メモリの利用者管理テーブルにあらかじめ
登録された者のみがプリンタ装置を利用できる構成とし
てあるので、各人の利用可能なプリンタ装置を限定する
ことができ、ローカルエリアネットワークに接続された
複数のプリンタ装置の利用率を均一化することができ
る。また、各利用者のプリンタ装置の利用時刻が不揮発
性メモリの利用履歴テーブルに記録される構成としてあ
るので、個人単位又は部門単位のプリンタ装置の利用履
歴の把握が可能となり、これら個人単位又は部門単位へ
の課金を容易に行なうことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明のプリンタ装置の一実施例につ
いて、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施例に係
るプリンタ装置を示すブロック図である。本実施例のプ
リンタ装置では、不揮発性メモリに利用者管理テーブル
と利用履歴テーブルの両方を設定した構成としてある。
【0020】同図において、20a(〜20n)はプリ
ンタ装置であり、送受信部21と、記憶部22と、制御
部23と、不揮発性メモリ30と、機構制御部24a及
び印字機構部24bからなる印字部24とによって構成
される。送受信部21は、ローカルエリアネットワーク
に接続されており、複数の上位装置10a〜10nとの
間でログイン要求データ、印字データ及びログアウトデ
ータ等のデータの送受信を行なう。記憶部22は、この
送受信部23が受信したこれらデータを記憶する。
【0021】制御部23は、送受信部21が受信したデ
ータにもとづき、上位装置10a〜10nへの要求デー
タ等の送信、記憶部22上での前記印字データ編集、機
構制御部24a及び印字機構部24bにおける印字動作
の制御、及び、不揮発性メモリ30におけるデータの照
合、登録及び更新等を行なう。なお、制御部23の詳し
い動作については後述する。
【0022】不揮発性メモリ30には、図2に示すよう
な利用者管理テーブル31と図3に示すような利用履歴
テーブル32が設定してある。ここで、利用者管理テー
ブル31は、各利用者固有の利用者ID(例えば、認識
番号)の項目31aと、これら利用者IDの項目31a
にそれぞれ対応するパスワードの項目31b、及び、各
利用者IDにそれぞれ対応する利用者が、現在までに、
プリンタ装置20a(〜20n)において使用した用紙
枚数の合計(積算用紙枚数)の項目31cを有してい
る。また、利用者IDの項目31aとパスワードの項目
31bには、あらかじめ特定利用者の利用者IDとパス
ワードが登録してある。
【0023】また、利用履歴テーブル32は、利用者I
Dの項目32aと、これら利用者IDの項目32aに対
応するプリンタ装置20a(〜20n)の利用開始時刻
の項目32b及び利用終了時刻の項目32cを有してい
る。
【0024】機構制御部24aは、制御部23からの印
字指令にもとづいて、記憶部22上で編集された前記印
字データを入力するとともに、印字機構部24bを所定
のタイミングで動作させて前記印字データの印字出力を
行なわせる。また、印字機構部24bには、前記印字デ
ータの印字出力に用いられた用紙枚数をカウントするカ
ウント手段(図示せず)が設けられている。
【0025】次に、上記構成からなる本実施例のプリン
タ装置の動作について、図4及び図5を参照しつつ説明
する。図4は本実施例のプリンタ装置の動作を示すフロ
ーチャートである。また、図5(a)〜(d)は、本プ
リンタ装置と上位装置の間で送受信される各データの内
容を示す説明図である。
【0026】例えば、プリンタ装置20aによって印刷
を行なう場合、まず、利用者は、プリンタ装置20aに
対応したアプリケーションソフトウェアを使用して、い
ずれかの上位装置10a(〜10n)で文章、表あるい
は図形等の印字データの作成を行なう(S1,S2)。
この印字データの作成終了後、前記利用者は、前記アプ
リケーションソフトウェアに用意されているプリンタド
ライバ、又は、上位装置10aのシステムソフトウェア
に組み込まれているプリンタドライバのいずれかを選択
するとともに、印字出力を希望するプリンタ装置20a
を選択する(S3)。
【0027】すると、上位装置10aが、図5(a)に
示すような、ログイン要求データ40をローカルエリア
ネットワーク上に送信する(S4)。ここで、このログ
イン要求データ40には、データの送信先と送信元を対
応させるための単一の識別子41,42が含まれてお
り、ローカルエリアネットワークに接続された各プリン
タ装置20a〜20nは、このログイン要求データ40
を記憶部22に記憶した後、制御部23によって識別子
41,42の確認を行なう。この識別子41,42の確
認により、プリンタ装置20a以外のプリンタ装置20
b〜20nは、受信したログイン要求データ40を無視
する。
【0028】一方、ログイン要求データ40の送信先で
あるプリンタ装置20aでは、識別子41,42が一致
し、制御部23が記憶部22に記憶されたログイン要求
データ40を読み出す。そして、ログイン要求データ4
0を受信したことを認識した制御部23は、図5(b)
に示すような、利用者ID,パスワード要求データ50
を作成し、送受信部21を介してこの利用者ID,パス
ワード要求データ50を送信する(S5)。
【0029】この利用者ID,パスワード要求データ5
0を受信した上位装置10aは、利用者ID及びパスワ
ードが要求されている旨をモニタに表示して前記利用者
に伝える。これによって、前記利用者は、図5(c)に
示すような、利用者ID,パスワードデータ60を送信
する(S6)。
【0030】この利用者ID,パスワードデータ60を
受信したプリンタ装置20aでは、制御部23が、受信
した利用者ID,パスワードデータ60を、不揮発性メ
モリ30の利用者管理テーブル31にあらかじめ登録さ
れた利用者ID及びパスワードと照合する(S7)。こ
の照合の結果は、図5(d)に示すような、照合結果デ
ータ70として送信される。
【0031】この照合の結果、上位装置10aからの利
用者ID,パスワードデータ60と利用者管理テーブル
31に登録された利用者ID及びパスワードが一致しな
い場合、制御部23は、上位装置10aからの利用者I
D,パスワードデータ60が未登録によって一致しない
のか、あるいは、入力ミス等により一致しないのか判断
する(S8)。そして、上位装置10aからの利用者I
D,パスワードデータ60が未登録によって一致しない
と判断した場合は、制御部23から利用者ID及びパス
ワードの登録をすべき旨、あるいは、他のプリンタ装置
20b〜20nを利用すべき旨の照合結果データ70が
送信され(S9)、上位装置10aのモニタを介して前
記利用者にその旨伝えられる。また、上位装置10aか
らの利用者ID,パスワードデータ60が入力ミス等に
よって一致しないと判断した場合は、制御部23から再
びパスワード要求データ50が送信され(S5)、上位
装置10aのモニタを介して前記利用者にその旨伝えら
れる。
【0032】一方、上位装置10aからの利用者ID,
パスワードデータ60と利用者管理テーブル31に登録
された利用者ID及びパスワードが一致した場合は、制
御部23がその旨の照合結果データ70を送信するとと
もに、利用履歴テーブル32に前記利用者の利用者ID
と利用開始時刻を記録する(S10)。これにより、プ
リンタ装置20aの利用が可能となる。
【0033】次に、前記利用者は、前記プリンタドライ
バによって用紙サイズ、文字数等の書式設定を行なった
後(S11)、前記アプリケーションソフトウェアによ
って作成した前記印字データを送信する(S12)。な
お、この前記印字データにも、データの送信先と送信元
を対応させるための識別子が含まれており、プリンタ装
置200a以外のプリンタ装置200b〜200nは、
前記識別子を確認することにより、前記印字データを無
視する。
【0034】前記印字データを受信したプリンタ装置2
0aでは、前記印字データに含まれる識別子が一致し、
送受信部21を介して前記印字データが入力される。す
ると、記憶部22が前記印字データを記憶し、制御部2
3がこの記憶部22上で前記印字データの編集作業を行
なう。その後、制御部23が印字指令を出力し、この印
字指令を入力した機構制御部24aが、記憶部22上で
編集された前記印字データを入力し、印字機構部24b
に印字出力を行なわせる(S13)。
【0035】このときの印字出力に用いられた用紙枚数
は、印字機構部24bの前記カウント手段によってカウ
ントされる。そして、前記印字出力に用いられた用紙枚
数のデータは、印字機構部24bから制御部23に出力
され、不揮発性メモリ30の利用履歴テーブル32の積
算用紙枚数のデータが更新される(S14)。
【0036】前記印字データの印字出力が終了すると、
前記利用者は、プリンタ装置20aの利用権を放棄する
ため、ログアウトデータを送信する(S15)。このロ
グアウトデータを受信したプリンタ装置20aでは、制
御部23が不揮発性メモリ30の利用履歴32に利用終
了時刻を記録する(S16)。これによってプリンタ装
置20aの利用が終了する(S17)。
【0037】このような構成からなる本実施例のプリン
タ装置によれば、不揮発性メモリ30の利用者管理テー
ブル31にあらかじめ登録された者のみがプリンタ装置
20a(〜20n)を利用できる構成としてあるので、
各人の利用可能なプリンタ装置20a〜20nを限定す
ることができ、ローカルエリアネットワークに接続され
た複数のプリンタ装置20a〜20nの利用率を均一化
することができる。また、印字出力に使用した用紙枚数
の合計(積算用紙枚数)、及び、各利用者のプリンタ装
置20a(〜20n)の利用時刻が不揮発性メモリ30
の利用者管理テーブル31及び利用履歴テーブル32に
記録される構成としてあるので、個人単位又は部門単位
のプリンタ装置の利用履歴の把握が可能となり、これら
個人単位又は部門単位への課金を容易に行なうことがで
きる。
【0038】さらに、各利用者の利用可能なプリンタ装
置が限定されることによって、オペレーションミスによ
る印字データの誤送信を防止することができ、また、ど
のプリンタ装置20a〜20nに印字データを送信した
か分からなくなってしまった場合は、利用者ID、利用
時刻の記録を調べることによって送信先を簡単に割り出
すことができる。
【0039】なお、本発明のプリンタ装置は、上記実施
例に限定されるものではない。上記実施例では、不揮発
性メモリ30に利用者管理テーブル31と利用履歴テー
ブル32の両方を設定した構成としたが、これは特に限
定されるものではなく、状況に応じて、利用者管理テー
ブル31と利用履歴テーブル32のいずれか一方のみを
不揮発性メモリ30に設定する構成としてもよい。
【0040】また、上記実施例では、利用者ID及びパ
スワードの一致を、プリンタ装置20a(〜20n)の
利用許可の要件としたが、これら利用者ID又はパスワ
ードのいずれか一方のみをあらかじめ登録する構成と
し、いずれか一方の一致によりプリンタ装置20a(〜
20n)の利用を許可する構成としてもよい。
【0041】さらに、上記実施例では、利用者管理テー
ブル31を利用者IDの項目31aとパスワードの項目
31b及び積算用紙枚数の項目31cによって構成した
が、他の項目を追加することもできる。また、利用者管
理テーブル31の設定方法を変更することによって、個
人単位又は部門単位の利用可能な用紙枚数、又は、プリ
ンタ装置の利用可能な時間を制限することもできる。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のプリン
タ装置によれば、利用者の利用可能なプリンタ装置を限
定することによって、ローカルエリアネットワークに接
続された各プリンタ装置の利用率の均一化とプリンタ装
置に関する経費の削減を図ることができ、また、利用者
の利用状況をデータとして記録することによって、個人
単位又は部門単位のプリンタ装置の利用履歴の把握を可
能とし、これら個人単位又は部門単位への課金を容易に
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプリンタ装置を示すブ
ロック図である。
【図2】本プリンタ装置の不揮発性メモリに設定された
利用者管理テーブルを示す説明図である。
【図3】本プリンタ装置の不揮発性メモリに設定された
利用履歴テーブルを示す説明図である。
【図4】本プリンタ装置と上位装置の印字動作を示すフ
ローチャトである。
【図5】同図(a)〜(b)は、本プリンタ装置と上位
装置の間で送受信される各種データを示す説明図であ
る。
【図6】従来例に係るプリンタ装置を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10a〜10n 上位装置 20a〜20n プリンタ装置 21 送受信部 22 記憶部 23 制御部 24 印字部 24a 機構制御部 24b 印字機構部 30 不揮発性メモリ 31 利用者管理テーブル 32 利用履歴テーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカルエリアネットワークに接続さ
    れ、複数のパーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ
    等の上位装置に共用されるプリンタ装置において、 前記上位装置とのデータの送受信を行なう送受信部と、 この送受信部が受信したデータを記憶する記憶部と、 少なくとも、各利用者の固有の利用者ID及び/又はパ
    スワードを登録するための項目を有する利用者管理テー
    ブルを設定した不揮発性メモリと、 前記記憶部に記憶されたデータを読み出し、このデータ
    に含まれる利用者固有の利用者ID及び/又はパスワー
    ドと前記利用者管理テーブルに登録された利用者ID及
    び/又はパスワードを照合し、これら利用者ID及び/
    又はパスワードが一致した場合のみ、印字動作を行なわ
    せる制御部と、 この制御部からの印字指令によって印字出力を行なう印
    字部とを備えたことを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 ローカルエリアネットワークに接続さ
    れ、複数のパーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ
    等の上位装置に共用されるプリンタ装置において、 前記上位装置とのデータの送受信を行なう送受信部と、 この送受信部が受信したデータを記憶する記憶部と、 少なくとも、各利用者の固有の利用者ID及びこれらに
    利用者ID対応する各利用者のプリンタ装置の利用開始
    時刻及び利用終了時刻を記録するための項目を有する利
    用履歴テーブルを設定した不揮発性メモリと、 前記記憶部に記憶されたデータに含まれる利用者固有の
    利用者IDを読み出して、この利用者IDを前記利用履
    歴テーブルの利用者IDの項目に記録するとともに、該
    利用者IDに対応する利用開始時刻の項目に、前記プリ
    ンタ装置の利用開始時刻を記録して、前記プリンタ装置
    の印字動作を開始させ、また、前記プリンタ装置の印字
    動作の終了時に、前記利用履歴テーブルの前記利用者I
    Dに対応する利用終了時刻の項目に、前記プリンタ装置
    の利用終了時刻を記録する制御部と、 この制御部からの印字指令によって印字出力を行なう印
    字部とを備えたことを特徴とするプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 ローカルエリアネットワークに接続さ
    れ、複数のパーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ
    等の上位装置に共用されるプリンタ装置において、 前記上位装置とのデータの送受信を行なう送受信部と、 この送受信部が受信したデータを記憶する記憶部と、 少なくとも各利用者の固有の利用者ID及び/又はパス
    ワードを登録するための項目を有する利用者管理テーブ
    ル、及び、少なくとも前記利用者IDと該利用者IDに
    対応する各利用者のプリンタ装置の利用開始時刻及び利
    用終了時刻を記録するための項目を有する利用履歴テー
    ブルを設定した不揮発性メモリと、 前記記憶部に記憶されたデータを読み出し、このデータ
    に含まれる利用者固有の利用者ID及び/又はパスワー
    ドと前記利用者管理テーブルに登録された利用者ID及
    び/又はパスワードを照合し、これら利用者ID及び/
    又はパスワードが一致した場合、前記利用者IDを前記
    利用履歴テーブルの利用者IDの項目に記録するととも
    に、該利用者IDに対応する利用開始時刻の項目に、前
    記プリンタ装置の利用開始時刻を記録して、前記プリン
    タ装置の印字動作を開始させ、また、前記プリンタ装置
    の印字動作の終了時に、前記利用履歴テーブルの前記利
    用者IDに対応する利用終了時刻の項目に、前記プリン
    タ装置の利用終了時刻を記録する制御部と、 この制御部からの印字指令によって印字出力を行なう印
    字部とを備えたことを特徴とするプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記印字部に、印字出力に用いられた用
    紙枚数をカウントするカウント手段を設けるとともに、 前記不揮発性メモリの利用者管理テーブル又は利用履歴
    テーブルに、各利用者IDの項目と対応し、各利用者が
    現在までに印字出力に用いた用紙枚数の合計を記録する
    ための項目を設定し、 印字出力後に、前記制御部が、前記印字部のカウント手
    段から印字出力に用いられた用紙枚数のデータを受信し
    て、前記前記不揮発性メモリの用紙枚数の合計項目にデ
    ータを記録し、又は、記録されたデータを更新する構成
    とした請求項1,2又は3記載のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 前記上位装置からログイン要求データが
    入力されたとき、前記制御部が、前記上位装置に、利用
    者固有の利用者ID及び/又はパスワードの入力を要求
    する旨の要求データを出力する構成とした請求項1,3
    又は4記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部が、前記上位装置からの利用
    者ID及び/又はパスワードと前記利用者管理テーブル
    に登録された利用者固有の利用者ID及び/又はパスワ
    ードを照合し、これら利用者ID及び/又はパスワード
    が一致しない場合、その旨の照合結果データを前記上位
    装置に出力する構成とした請求項1,3,4又は5記載
    のプリンタ装置。
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