JPH08339418A - Ocr読取りデータの処理方法 - Google Patents

Ocr読取りデータの処理方法

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JPH08339418A
JPH08339418A JP7169173A JP16917395A JPH08339418A JP H08339418 A JPH08339418 A JP H08339418A JP 7169173 A JP7169173 A JP 7169173A JP 16917395 A JP16917395 A JP 16917395A JP H08339418 A JPH08339418 A JP H08339418A
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Application number
JP7169173A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Terajima
勉 寺嶋
Tadashi Matsumoto
忠 松本
Toshihiro Hananoi
歳弘 花野井
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表編集機能等を有するアプリケーションソフト
に、OCRを有効に活用してデータを入力させる方法の
提供。 【構成】OCR用帳票上の、OCRによる読取りの対象
となる文字を記入するための読取りフィールドを指定
し、指定した読取りフィールドを、OCRによって該フ
ィールドから読み取られる文字データをアプリケーショ
ンソフトに入力させるのに適した態様で、アプリケーシ
ョンソフトにおけるデータ格納空間に対応させる。こう
して対応させたデータ格納空間に、OCRにより読取り
フィールドから読み取った文字データを入力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、表編集機能またはデ
ータベース構築機能を有するアプリケーションソフト
に、OCR(光学式文字読取り装置)を用いてデータを
入力させる方法に関し、より詳しくは、OCRによって
帳票から読み取ったデータを、これらのアプリケーショ
ンソフトに適した態様で該ソフトに入力させる方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】今日、パーソナルコンピュータを中核と
した小規模情報処理システムにおいて、パーソナルコン
ピュータ上で走る表計算ソフトやデータベースソフト
に、OCRを用いてデータを入力させたいというニーズ
が高まっている。例えば、商品伝票の集計管理業務を行
なう小規模情報処理システムでは、従来、伝票に記入さ
れた商品番号,数量,単価等の文字を、キーボードで打
ち込むことによって表計算ソフトのワークシートに入力
していた。しかし、多数の伝票について逐一打込み作業
を行なうことは、非能率的であるとともに誤入力の原因
ともなる。そこで、これらの文字を記入するためのOC
R用帳票を作成し、OCRにより該帳票に対する読取り
を行なって得られた文字データをワークシートに入力さ
せるようにしたいというニーズが高まっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、OCR用帳
票を作成する際には、帳票の用紙の大きさや、読取りの
対象となる文字を記入するための読取りフィールドの数
や、記入の容易さといった様々な条件を考慮した上で、
帳票のレイアウトを決定しなければならない。そしてO
CRは、このレイアウトという物理的制約のもとで帳票
上に記入された文字を読み取る。したがって、OCRに
よる読取りによって得られた文字データは、そのままで
は、表計算ソフトやデータベースソフトに入力させるの
には適していないのが通常である。そのため、表計算ソ
フトやデータベースソフトにデータを入力させる手段と
して、OCRを有効に活用することできなかった。
【0004】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、表編集機能またはデータベース構築機能を有するア
プリケーションソフトに、OCRを有効に活用してデー
タを入力させる方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るOCR読
取りデータの処理方法は、OCR用帳票上の、OCRに
よる読取りの対象となる文字を記入するための読取りフ
ィールドを指定し、指定した読取りフィールドを、表編
集機能またはデータベース構築機能を有するアプリケー
ションソフトにおけるデータ格納空間に対応させる第1
のステップと、OCRにより前記読取りフィールドから
読み取った文字データを、前記ステップで対応させた前
記データ格納空間に入力させる第2のステップとを具え
たことを特徴としている。
【0006】
【作用】第1のステップでは、OCR用帳票上の読取り
フィールドが指定され、その読取りフィールドが、表編
集機能またはデータベース構築機能を有するアプリケー
ションソフトにおけるデータ格納空間(例えば表計算ソ
フトのワークシート内の特定のセルに相当するデータ格
納空間)に対応させられる。そして第2のステップで
は、このようにして読取りフィールドを対応させたデー
タ格納空間に、OCRにより当該読取りフィールドから
読み取った文字データが入力される。これにより、OC
Rによって読み取った文字データが、アプリケーション
ソフトに入力される。どの読取りフィールドをどのデー
タ格納空間に対応させるかは、任意に決定でき、したが
って、OCRによって読取りフィールドから読み取られ
る文字データをアプリケーションソフトに入力させるの
に適した態様に編集するように決定することが可能であ
る。その結果、例えば、アプリケーションソフトに入力
させる必要のない文字データ用の読取りフィールドにつ
いてはデータ格納空間に対応させないことや、帳票上で
の各読取りフィールドの位置に係らず、アプリケーショ
ンソフトにおいて隣接するデータ格納空間に入力させる
のが好ましい文字データ用の読取りフィールド同士を隣
接するデータ格納空間に対応させることもあり得るであ
ろう。このように、この方法によれば、OCRによって
帳票から読み取った文字データを、アプリケーションソ
フトに適した態様で該ソフトに入力させることができ
る。これにより、表編集機能またはデータベース構築機
能を有するアプリケーションソフトに、OCRを有効に
活用してデータを入力させることができるようになる。 $
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明の実施例
を詳細に説明する。図1は、この発明に係る処理方法を
実施する小規模情報処理システムのハードウェア構成の
一例を示すブロック図である。このシステムは、パーソ
ナルコンピュータ1を中核としており、CRTディスプ
レイ2,キーボード3,ディスク装置(磁気ディスク装
置または光ディスク装置)4,プリンタ5及びOCRモ
ジュール6がこのコンピュータ1に接続されている。こ
のシステムが実行する処理は、OCR用の帳票のレイア
ウトを決定し、決定したレイアウトに従いプリンタ5で
帳票を印刷する作成処理と、印刷した帳票に手書き等に
よって記入された文字をOCRモジュール6で読み取
り、その読取りに基づくデータをディスク装置4に記録
する読取り処理と、記録したデータを編集し、編集した
データを、コンピュータ1上で走るアプリケーションソ
フトに入力させる編集処理とから成っている。
【0007】作成処理におけるレイアウトの決定は、一
例として、帳票上に設けようとする表などの枠構造を指
定する情報や、枠構造のうち光学的読取りの対象となる
文字を記入するための枠(これを読取りフィールドと呼
ぶことにする)を指定する情報や、当該読取りフィール
ドに記入できる最大文字数(桁数)を指定する情報や、
当該読取りフィールドに記入すべき文字の種類(数字か
英字か等)を指定する情報等を、キーボード3の操作に
より操作者が入力することによって行なわれる。こうし
た入力作業を容易に行なうためには、本出願人が特願平
5−340922号乃至特願平5−340924号にお
いて提案しているように、レイアウトの概要の決定のた
めに必要な基礎的情報(用紙サイズを示す情報や、枠の
大きさの最小単位を示す情報や、OCRモジュール及び
プリンタの機種を示す情報等)を操作者に自動的に提供
し、これを基にしてレイアウトの細部の決定のために必
要な個別的な情報のみを操作者が入力すればよいように
することが好ましい。
【0008】図2は、この作成処理においてレイアウト
の決定のために入力された情報の一部の例を示す。読取
りフィールドのフィールド番号(f11〜f24),帳
票の左上端と当該読取りフィールドとの縦方向上の位置
関係を示す垂直位置(Y1〜Y2),帳票の左上端と当
該読取りフィールドとの横方向上の位置関係を示す水平
位置(X1〜X4),当該読取りフィールドに記入でき
る文字数,当該読取りフィールドに記入すべき文字の種
類といった情報が入力されている。尚、フィールド番号
は、垂直位置の小さい読取りフィールドのほうを小さい
番号にしており、且つ、同一の垂直位置上にある読取り
フィールドについては、水平位置の小さい読取りフィー
ルドのほうを小さい番号にしている。図3は、図2の情
報等によって決定されたレイアウトで印刷された帳票の
一例を示す。2行4列の読取りフィールドと、それらの
読取りフィールドがいかなる意味内容のデータ用のもの
であるかを表わすために「商品コード」,「数量」,
「単価」及び「合計価格」という語をそれぞれ印刷した
枠とが設けられている。同図には、各読取りフィールド
と図2のフィールド番号との関係をわかりやすくするた
めに、帳票の左上端から各フィールドまでの水平位置X
1〜X4,垂直位置Y1〜Y4を表示している。この表
示からわかるように、2行4列存在する読取りフィール
ドのうち、1行目の「商品コード」,「数量」,「単
価」及び「合計価格」用の読取りフィールドのフィール
ド番号はそれぞれf11,f12,f13,f14であ
り、2行目の「商品コード」,「数量」,「単価」及び
「合計価格」用の読取りフィールドのフィールド番号は
それぞれf21,f22,f23,f24である。ま
た、同図では、1行目の「商品コード」,「数量」,
「単価」及び「合計価格」用の読取りフィールドに既に
それぞれ‘1234’,‘10’,‘100’,‘10
00’,‘4000’という数字が記入され、2行目の
「商品コード」,「数量」,「単価」及び「合計価格」
用の読取りフィールドにも既にそれぞれ‘5678’,
‘20’,‘200’,‘4000’という数字が記入
されているところが示されている。
【0009】読取り処理においては、このような帳票の
1枚1枚に対し、上述の情報に基づき、フィールド番号
の小さい読取りフィールドの順に(すなわち、垂直位置
の小さい読取りフィールドの順に、且つ、同一の垂直位
置上にある読取りフィールドについては水平位置の小さ
い読取りフィールドの順に)、OCRモジュール6によ
る読取りが行なわれる。したがって、図3の帳票から
は、まず1行目の「商品コード」,「数量」,「単価」
及び「合計価格」用の読取りフィールドの順に文字が読
み取られ、続いて2行目の「商品コード」,「数量」,
「単価」及び「合計価格」用の読取りフィールドの順に
文字が読み取られる。またOCRモジュール6は、読取
りを行なった帳票の1枚1枚に関して、所定のヘッダデ
ータを作成する。ヘッダデータには、例えば、当該帳票
のレイアウト等を識別する識別番号や、レイアウトが等
しい帳票同士を区別するために当該帳票に付与するシー
ケンス番号や、読取りエラーの存在を示すエラー情報等
が含まれる。OCRモジュール6からは、1枚の帳票の
読取りを終える毎に、こうしたヘッダデータと各読取り
フィールドからの文字データとから成るテキストデータ
が出力される。OCRモジュール6から出力されたテキ
ストデータは、逐次ディスク装置4に記録される。図4
は、図3の帳票に対する読取りによってディスク装置4
に記録されたテキストデータの一例を示す(‘△’は、
文字が読み取られなかった箇所についてOCRモジュー
ル6から出力される、スペースを示すデータである)。
更にOCRモジュール6は、テキストデータとしての文
字データの正誤の確認や修正のために用いることを目的
として、帳票上の読取りフィールドに記入された文字を
イメージとして検出することができる。こうしたイメー
ジデータも、ディスク装置4に記録される。
【0010】次に編集処理では、このようにしてディス
ク装置4に記録したデータを編集する。そして、編集し
たデータを、コンピュータ1上で走るアプリケーション
ソフトに入力させる。この発明は、主としてこの編集処
理に関するものなので、この処理について詳細に説明し
ていくことにする。基本的には編集処理では、最初に、
帳票上の読取りフィールドを指定する指定作業と、上記
アプリケーションソフトにおいて当該読取りフィールド
からの文字データを入力させる入力先として希望するデ
ータ格納空間に、当該読取りフィールドを対応させる対
応作業とを、キーボード3の操作により操作者が行な
う。続いて、指定した読取りフィールドからの文字デー
タのディスク装置4内でのアドレスを求めることによ
り、上記データ格納空間と該アドレスとから成る編集パ
ラメータを求める処理を、コンピュータ1が行なう。そ
して、この編集パラメータを用い、ディスク装置4から
読み出したデータを上記データ格納空間に入力させる処
理を、コンピュータ1が行なう。
【0011】尚、以下では、アプリケーションソフトに
おけるデータ格納空間とは、表編集機能を有するアプリ
ケーションソフトにおける図5に示すようなワークシー
ト内のセルに相当するデータ格納空間であり、ワークシ
ートにおけるセルの行の番号Yと列の番号Xとで決定さ
れるセル番号(Y,X)を用いてこのデータ格納空間を
特定するものとして説明を行なう。したがって、上述の
対応作業でも、読取りフィールドを、入力先として希望
するセルのセル番号に対応させることになる。しかし、
データ格納空間は、こうしたセルに相当するものに限ら
ず、例えばデータベースの構築機能を有するアプリケー
ションソフトにおけるデータ格納空間であってもよい。
【0012】読取りフィールドの指定作業は、一例とし
て、作成処理時にレイアウトの決定のために入力した情
報のうちのフィールド番号(図2参照)を指定すること
によって行なう。この場合、入力先のセルのセル番号と
読取りフィールドとの対応作業は、図6に示すようにフ
ィールド番号をセル番号と対応させることによって行な
うことになる。また別の例として、作成処理においてレ
イアウトの決定のための情報を入力する際に、各読取り
フィールドに対して操作者が所望のフィールド名を表わ
す情報をも入力するようにし、読取りフィールドの指定
作業は、このフィールド名を指定することによって行な
うようにしてもよい。この場合、入力先のセルのセル番
号と読取りフィールドとの対応作業は、図7に示すよう
にフィールド名をセル番号と対応させることによって行
なうことになる。操作者が個々の読取りフィールドのフ
ィールド番号を逐一確認することは煩雑であると思われ
るので、フィールド番号に代えてこのような所望のフィ
ールド名を用いることにより、読取りフィールドの指定
作業が格段に容易なものになるであろう。
【0013】図8及び図9は、編集処理において、上述
のような指定作業及び対応作業に続いてコンピュータ1
が実行する処理の基本的な一例を示すフローチャートで
ある。図8の処理では、スタートすると、指定作業で指
定された読取りフィールドのうち、まだこの図8の処理
を終えていない読取りフィールドがあるか否かを判断す
る(ステップ100)。イエスであれば、当該読取りフ
ィールドについての文字データを記録しているディスク
装置4内の記録領域の先頭アドレスと終了アドレスとを
求める。例えばディスク装置4内で記録領域がバイト単
位でアドレス付けされている場合には、先頭アドレス
は、ヘッダデータのバイト数と、当該読取りフィールド
よりも先にディスク装置4への記録が行なわれた(すな
わち当該読取りフィールドよりもフィールド番号の小さ
い)読取りフィールドについての文字データのバイト数
と、1バイトとを加算することによって求め、終了アド
レスは、ヘッダデータのバイト数と、当該読取りフィー
ルドよりも先にディスク装置4への記録が行なわれた読
取りフィールドについての文字データのバイト数と、当
該読取りフィールドについての文字データのバイト数と
を加算することによって求める。(ステップ101)。
次に、この先頭アドレスと終了アドレスとで特定される
ディスク装置4内のアドレスを、対応作業において当該
読取りフィールドに対応させたセル番号とともに編集パ
ラメータとして記憶する(ステップ102)。そしてス
テップ100に戻り、未処理の読取りフィールドがなく
なるまでステップ100以下の処理を繰り返し、未処理
の読取りフィールドがなくなるとステップ100でノー
となってリターンする。このようにして、指定作業で指
定したすべての読取りフィールドについて、図10に示
すように、ディスク装置4内での当該読取りフィールド
についての文字データのアドレスと、対応作業において
当該読取りフィールドに対応させた(すなわち当該読取
りフィールドからの文字データの入力先として希望す
る)セル番号とから成る編集パラメータが求められる。
【0014】図9の処理では、スタートすると、ディス
ク装置4からのテキストデータの読出し(ステップ20
0)と、図8の処理で求めた編集パラメータの読出し
(ステップ201)とを行なう。そして、読み出した編
集パラメータ中に存在するセル番号のうちの行番号の最
大値RYと列番号の最大値RXとを、コンピュータ1内
のレジスタに入力する(ステップ202)。次に、編集
パラメータとしてのセル番号のうちの行番号をカウント
するカウンタのカウント値CY1と、編集パラメータと
してのセル番号のうちの列番号をカウントするカウンタ
のカウント値CX1と、ワークシート内のセルのセル番
号のうちの行番号をカウントするカウンタのカウント値
CY2と、ワークシート内のセルのセル番号のうちの列
番号をカウントするカウンタのカウント値CX2とを、
すべて初期値‘1’に設定する(ステップ203)。
【0015】以上のステップ200からステップ203
までの初期化処理を終えると、次に、ステップ200で
テキストデータの読出しを行なった帳票のうち、まだ図
9の処理を終えていないものがあるか否かを判断する
(ステップ204)。イエスであれば、カウント値CY
1及びCX1で決定されるセル番号(CY1,CX1)
が、ステップ201で読み出した編集パラメータの中に
存在するか否かを判断する(ステップ205)。編集パ
ラメータ中に存在すれば、ステップ206に進み、当該
帳票に関し、編集パラメータにおいてこのセル番号(C
Y1,CX1)に対応するアドレスの記録領域からステ
ップ200で読み出した文字データ(すなわち入力先と
してそのセル番号のセルを希望した読取りフィールドか
らの文字データ)を、ワークシート内の、カウント値C
Y2及びCX2で決定されるセル番号(CY2,CX
2)のセルに入力する。そしてステップ207に進む。
他方、編集パラメータ中に存在しなければ、ステップ2
07にジャンプする。ステップ207では、カウント値
CX1及びCX2をそれぞれ‘1’ずつインクリメント
し、続いてステップ208で、カウント値CX1が最大
値RX未満であるか否かを判断する。イエスであればス
テップ205に戻り、ステップ205からステップ20
8までの処理を繰り返す。これにより、ワークシート内
の1行目のセルのうち、編集パラメータ中にセル番号が
存在するセルに、編集パラメータにおいて当該セル番号
に対応するアドレスの記録領域から読み出した当該帳票
に関する文字データが入力される。
【0016】カウント値CX1が最大値RXに達する
と、ステップ208でノーとなってステップ209に進
み、カウント値CX1及びCX2を初期値‘1’に設定
するとともに、カウント値CY1及びCY2を‘1’ず
つインクリメントする。続いてステップ210で、カウ
ント値CY1が最大値RY未満であるか否かを判断し、
イエスであれば、ステップ205に戻り、ステップ20
5からステップ210までの処理を繰り返す。これによ
り、ワークシートの2行目以降についても、編集パラメ
ータ中にセル番号が存在するセルに、編集パラメータに
おいて当該セル番号に対応するアドレスの記録領域から
読み出した当該帳票に関する文字データが入力される。
【0017】こうして処理を繰り返していき、カウント
値CY1が最大値RYに達すると、当該帳票に関し、ワ
ークシート内のセルへの文字データの入力がすべて終了
したことになる。このとき、ステップ210でノーとな
り、ステップ211に進んでカウント値CY1を初期値
‘1’に設定する。そしてステップ204に戻り、他に
も未処理の帳票があれば、ステップ204以下の処理
を、ワークシートのRY+1行目のセルを最初の行のセ
ルとして繰り返す。このようにして、ステップ200で
テキストデータの読出しを行なった各帳票に関し、編集
パラメータを用い、ワークシートの上側の行から順にセ
ルに文字データが入力されていく。そして未処理の帳票
がなくなると、ステップ204でノーとなってリターン
する。
【0018】以上が、編集処理の基本形である。ところ
で、対応作業においては、OCRによって読取りフィー
ルドから読み取った文字データを当該アプリケーション
ソフトに入力させるのに適した態様に編集するという観
点から、具体的にどの読取りフィールドをどのセル番号
に対応させるかを決定すべきである。またこうした観点
から、指定作業及び対応作業において、上述のように読
取りフィールドを指定してセル番号と対応させる基本形
の他に、読取りフィールドに代え、または読取りフィー
ルドに加え、それ以外の情報を指定してセル番号と対応
させることが好適な場合がある。そして、こうした観点
から、コンピュータ1にも、図8及び図9に示したよう
な基本形を幾分変更させた処理を実行させることが好適
な場合がある。そこで、こうした観点から考えられる編
集処理の具体例や変更例を、以下にいくつか列挙するこ
とにする。
【0019】〔具体例1〕この具体例では、対応作業に
おいて、当該アプリケーションソフトの機能を用いれば
他の読取りフィールドからの文字データから一義的に内
容を決定できる意味の文字データのための読取りフィー
ルドは、セル番号と対応させない。図11は、図3に示
した帳票上の読取りフィールドを、この具体例1の態様
でワークシート内のセルのセル番号に対応させた例を示
す。「商品コード」用の読取りフィールド(読取りフィ
ールド番号f11,f21)と「数量」用の読取りフィ
ールド(読取りフィールド番号f12,f22)と「単
価」用の読取りフィールド(読取りフィールド番号f1
3,f23)が、それぞれ特定のセル番号と対応してい
るが、「合計価格」用の読取りフィールド(読取りフィ
ールド番号f14,f24)は、セル番号と対応してい
ない。図12は、図11に示した対応に従い、ワークシ
ートに文字データが入力された様子を示す。OCRモジ
ュール6によって図3の帳票から読み取った文字データ
のうち、「合計価格」用の読取りフィールドからの文字
データは入力されていないことがわかる。
【0020】このように、OCRモジュール6は帳票上
のすべての読取りフィールドに対して読取りを行なうに
も係らず、「合計価格」用の読取りフィールドからの文
字データはワークシートに入力させないのは、「数量」
用の読取りフィールドからの文字データと「単価」用の
読取りフィールドからの文字データとをワークシートに
入力すれば、その合計価格データは、アプリケーション
ソフトに表計算を実行させることによって一義的に決定
できるからである。したがって、この「合計価格」用の
読取りフィールドに限らず、それ以外の読取りフィール
ドであっても、他の読取りフィールドからの文字データ
に基づいてアプリケーションソフトで一義的に内容を決
定できるものは、セル番号と対応させないようにしてよ
い。
【0021】〔具体例2〕この具体例では、対応作業に
おいて、読取りフィールドの帳票上での位置に係らず、
相互に関連性の高い意味内容の文字データのための読取
りフィールド同士を、隣り合うセルのセル番号に対応さ
せる。図13は、作成処理においてレイアウトの決定の
ために入力された情報のうちのフィールド番号,垂直位
置及び水平位置の一例を示し、図14は、その情報等に
よって決定されたレイアウトで印刷された帳票の一例を
示し、図15は、図14の帳票からOCRモジュール6
によって読み取られてディスク装置4に記録された文字
データを示す。図16は、対応作業において、図14に
示した帳票上の読取りフィールドを、この具体例2の態
様でワークシート内のセルのセル番号に対応させた例を
示す。セル番号(1,1)に、一番小さいフィールド番
号f11(すなわち「伝票番号」用の読取りフィール
ド)ではなくフィールド番号f12(すなわち「担当コ
ード」用の読取りフィールド)が対応し、セル番号
(1,2)のほうにフィールド番号f11が対応し、左
端から3番目以降のセルのセル番号(1,3),(1,
4)に、フィールド番号f13,f14(すなわち「品
番」,「数量」用の読取りフィールド)が対応してい
る。図17は、図16に示した対応に従い、ワークシー
トに文字データが入力された様子を示す。1行目のセル
において、左から「担当コード」,「伝票番号」,「品
番」,「数量」の順で文字データが入力されているのが
わかる。
【0022】このように、帳票上には「伝票番号」,
「担当コード」,「品番」,「数量」の順に読取りが行
なわれるような位置関係で読取りフィールドが設けられ
ているに係らず、ワークシートには「担当コード」,
「伝票番号」,「品番」,「数量」の順で文字データを
入力させるのは、「担当コード」よりも「伝票番号」の
ほうが「品番」や「数量」との関連性が高いため、「伝
票番号」用の読取りフィールドからの文字データのほう
を「品番」や「数量」用の読取りフィールドからの文字
データと隣り合うセルに入力させるのが好ましいと考え
られるからである。したがって、この「伝票番号」用の
読取りフィールドと「品番」や「数量」用の読取りフィ
ールドに限らず、それ以外の読取りフィールドであって
も、相互に関連性の高い意味内容の文字データのための
読取りフィールドであれば、隣り合うセルのセル番号に
対応させるようにしてよい。
【0023】〔具体例3〕この具体例では、対応作業に
おいて、或る意味内容の文字データのための読取りフィ
ールドを、帳票上での当該フィールドの個数に係らず、
当該データと関連のある別の意味内容の文字データのた
めの読取りフィールドの数に等しい数のセル番号に対応
させる。図18は、図14に示した帳票上の読取りフィ
ールドを、この具体例3の態様でワークシート内のセル
のセル番号に対応させた例を示す。「担当コード」用の
読取りフィールド(フィールド番号f12)が、「品
番」用の読取りフィールド(フィールド番号f21,3
1)(あるいは「数量」用の読取りフィールド(フィー
ルド番号f22,32))に合わせて2個のセル番号
(1,1)及び(2,1)に対応しており、「伝票番
号」用の読取りフィールド(フィールド番号f11)
も、やはり「品番」用の読取りフィールド(フィールド
番号f21,31)(あるいは「数量」用の読取りフィ
ールド(フィールド番号f22,32))に合わせて2
個のセル番号(1,2)及び(2,2)に対応してい
る。図19は、図18に示した対応に従い、ワークシー
トに文字データが入力された様子を示す。「品番」及び
「数量」の文字データが入力されている1行目のセルと
2行目のセルの両方に、「担当コード」及び「伝票番
号」の文字データが入力されているのがわかる。
【0024】このように、帳票上には「担当コード」,
「伝票番号」用の読取りフィールドはそれぞれ1個しか
設けられていないにも係らず、「担当コード」及び「伝
票番号」の文字データを「品番」及び「数量」の文字デ
ータの数に合わせた数のセルに入力させるのは、アプリ
ケーションソフトの表編集機能には通常ワークシートの
行や列を入れ替えるソート機能があるので、行や列が入
れ替わった場合にも「品番」及び「数量」の文字データ
とすべての「担当コード」及び「伝票番号」の文字デー
タとの関連が失われないようにするためである。したが
って、この「担当コード」及び「伝票番号」用の読取り
フィールドに限らず、それ以外の読取りフィールドであ
っても、他の読取りフィールドとの関連が重要なものに
ついては、該別の読取りフィールドの数に等しい数のセ
ル番号に対応させるようにしてよい。
【0025】〔具体例4〕この具体例では、或る意味内
容の文字データのうちの一部のデータのための読取りフ
ィールドと、該データのうちの残りのデータのための読
取りフィールドとが設けられている場合、対応作業にお
いて、それらの読取りフィールドを、単一の読取りフィ
ールドではないにも係らず共に同一のセル番号に対応さ
せる。図20は、作成処理においてレイアウトの決定の
ために入力された情報のうちのフィールド番号,垂直位
置及び水平位置の一例を示し、図21は、その情報等に
よって決定されたレイアウトで印刷された帳票の一例を
示す。この帳票では、用紙の大きさの制限を理由とし
て、「住所」の文字データのための読取りフィールド
が、住所の一部(県名及び市名)の文字データのための
読取りフィールド(フィールド番号f12)と住所の残
り(町名以下)の文字データのための読取りフィールド
(フィールド番号f21)とに分割して設けられてい
る。図22は、図21の帳票からOCRモジュール6に
よって読み取られてディスク装置4に記録された文字デ
ータを示す。県名及び市名の文字データに続いて氏名の
文字データが記録され、その後に町名以下の文字データ
が記録されている。図23は、対応作業において、図2
1に示した帳票上の読取りフィールドを、この具体例4
の態様でワークシート内のセルのセル番号に対応させた
例を示す。県名及び市名のデータのための読取りフィー
ルド(フィールド番号f12)と町名以下のデータのた
めの読取りフィールド(フィールド番号f21)とが、
共に同一のセル番号(1,2)に対応している。図24
は、図23に示した対応に従い、ワークシートに文字デ
ータが入力された様子を示す。県名及び市名の文字デー
タと町名以下の文字データとが、同一のセルに入力され
ているのがわかる。
【0026】このように、県名及び市名の文字データと
町名以下の文字データとを、帳票上では単一の読取りフ
ィールドについての文字データではないにも係らず、同
一のセルに入力させるのは、本来住所として連続して表
示すべき意味内容のデータであり、別々のセルに入力さ
せるのは好ましくないからである。したがって、県名及
び市名のデータのための読取りフィールドと町名以下の
データのための読取りフィールドとに限らず、それ以外
の読取りフィールドであっても、連続して表示すべき意
味内容の文字データのためのものについては、共に同一
のセル番号に対応させるようにしてよい。また、この具
体例4とは逆に、或る意味内容のデータと別の意味内容
のデータの双方に共用するために単一の読取りフィール
ドが設けられている場合、編集パラメータ定義におい
て、単一の読取りフィールドであるにも係らず、その読
取りフィールドのうち或る意味内容のデータのための部
分と別の意味内容のデータのための部分とを、相互に異
なるセル番号に対応させるようにしてもよい。
【0027】〔変更例1〕この変更例では、指定作業に
おいて、通常の文字用の読取りフィールドだけでなく、
該読取りフィールドに記入した文字が誤まりであること
を示す取消記号を記入するための取消用の読取りフィー
ルドを指定し、対応作業において、通常の文字用の読取
りフィールドをこの取消用の読取りフィールドと共にセ
ル番号に対応させる。そして、セル番号に対応させた取
消用読取りフィールドに取消記号が存在する場合には、
当該取消記号で文字が誤まりであることを示された通常
の文字用読取りフィールドについては、ワークシートへ
のデータの入力を行なわない。図25は、作成処理にお
いてレイアウトの決定のために入力された情報のうちの
フィールド番号,垂直位置及び水平位置の一例を示し、
図26は、その情報等によって決定されたレイアウトで
印刷された帳票の一例を示す。この帳票のレイアウト
は、図3の帳票とほぼ等しいが、図3の帳票上に設けた
読取りフィールドに加え、「取消」用の読取りフィール
ドが各行に設けられている。この「取消」用の読取りフ
ィールドは、当該行の「商品コード」,「数量」,「単
価」または「合計価格」用の読取りフィールドのいずれ
かに文字を誤記入した場合にその行の文字を取り消す記
号‘v’を記入するためのフィールドである。同図に
は、2行目の「取消」用の読取りフィールドに取消記号
‘v’が記入されているところが示されている。図27
は、OCRモジュール6によって図26の帳票から読み
取られてディスク装置4に記録された文字データを示
す。OCRモジュール6は、「取消」用の読取りフィー
ルドから取消記号‘v’が読み取られた行の「商品コー
ド」,「数量」,「単価」及び「合計価格」用の読取り
フィールドについては、読み取った1文字1文字の文字
データに代えて、取り消しされたことを示す所定のデー
タ(ここでは、一例として‘a’を示すデータとする)
出力する。その結果、2行目の読取りフィールドからの
文字データを記録すべき記録領域には、すべてデータ
‘a’が記録されている。
【0028】図28は、この変更例1に従い、指定作業
において、通常の文字用の読取りフィールド及び「取
消」用の読取りフィールドを指定し、対応作業におい
て、通常の文字用の読取りフィールドを、「取消」用の
読取りフィールドと共にワークシート内のセルのセル番
号に対応させた例を示す。(「合計価格」用の読取りフ
ィールドは、前述の具体例1に従い、セル番号に対応さ
せていない)。各行における「取消」用の読取りフィー
ルドが、当該行における「商品コード」,「数量」,
「単価」及び「合計価格」用の読取りフィールドのうち
フィールド番号の最も小さい「商品コード」用の読取り
フィールドと共に、ワークシート内のセルのセル番号に
対応している。こうして指定した「取消」用の読取りフ
ィールドについても、図8に示した処理をコンピュータ
1に実行させることにより、当該フィールドからの取消
記号データのディスク装置4内での記録領域のアドレス
が求められる。
【0029】次にこの変更例1では、図9の処理に代え
て、図9の処理を幾分変更させた図29のような処理を
コンピュータ1に実行させる。すなわち、図9のステッ
プ200からステップ205までの処理と全く同じ処理
であるステップ300からステップ305までの処理を
実行した後、ステップ306で、編集パラメータにおい
てこのセル番号に対応する「取消」用の読取りフィール
ドについてのアドレスから、データ‘a’が読み出され
たか否かを判断する。ノーであれば、図9のステップ2
06以下の処理と全く同じ処理であるステップ307以
下の処理を実行する。他方イエスであれば、ステップ3
06からステップ313に進み、編集パラメータとして
のセル番号のうちの行番号をカウントするカウンタのカ
ウント値CY1を‘1’だけインクリメントするととも
に、編集パラメータとしてのセル番号のうちの列番号を
カウントするカウンタのカウント値CX1と、ワークシ
ート内のセルのセル番号のうちの列番号をカウントする
カウンタのカウント値CX2とを初期値‘1’に設定し
た後、ステップ314で、カウント値CY1が最大値R
Y未満であるか否かを判断する。イエスであれば、ステ
ップ305に戻ってステップ305以下の処理を繰り返
す。他方ノーであれば、ステップ315に進んでカウン
ト値CY1を初期値‘1’に設定した後、ステップ30
4に戻ってステップ304以下の処理を繰り返す。これ
により、編集パラメータにおいてこのセル番号と行番号
が等しいセル番号に対応する通常の文字用の読取りフィ
ールドについては、ワークシートへのデータの入力が全
く行なわれず、替わって、編集パラメータにおいてその
セル番号よりも行番号の大きいセル番号に対応する通常
の文字用の読取りフィールドからの文字データが、ワー
クシート内のその行番号のセルに繰り上がって入力され
ていく。
【0030】図30は、図28に示した作業と図29の
処理に基づいてワークシートに文字データが入力された
様子を示す。取消記号‘v’が存在する帳票上の2行目
の読取りフィールドについては、対応作業において対応
させたワークシート内の2行目のセルへの入力が行なわ
れず、替わって、対応作業においてワークシート内の3
行目のセルに対応させた帳票上の3行目の読取りフィー
ルドからの文字データが、ワークシート内の2行目のセ
ルに繰り上がって入力されているのがわかる。このよう
に、この変更例1によれば、文字を誤記入した読取りフ
ィールドについては、ワークシートへのデータの入力が
防止されるので、ワークシートを無駄なく使用すること
ができる。
【0031】〔変更例2〕この変更例では、対応作業に
おいてワークシート内の1行分のセルに対応させた読取
りフィールドから文字が全く読み取られなかった場合に
は、それらの読取りフィールドについてはワークシート
へのデータの入力を行なわない。図31は、帳票の一例
を示す。この帳票のレイアウトは、図3に示した帳票と
同様である。同図には、2行目の「商品コード」,「数
量」,「単価」及び「合計」用の読取りフィールドには
文字が全く記入されていないところが示されている。図
32は、OCRモジュール6によって図31の帳票から
読み取られてディスク装置4に記録された文字データを
示す。2行目の読取りフィールドからの文字データを記
録すべき記録領域には、すべてスペースを示すデータ
‘△’が記録されている。対応作業においては、図示は
省略するが、図31の帳票上の読取りフィールドが、前
述の具体例1の態様で、ワークシート内のセルのセル番
号に対応させられる。
【0032】この変更例2では、図9の処理に代えて、
前述の変更例1における図29の処理とほぼ同様である
がステップ306の部分のみを次のように変更させた処
理をコンピュータ1に実行させる。すなわち、図29の
ステップ305までの処理と全く同じ処理を実行する
と、次に、編集パラメータにおいてこのセル番号と行番
号が等しいセル番号に対応するアドレスから読み出した
データが、すべてスペースを示すデータであるか否かを
判断する。そしてノーであれば、図29のステップ30
7以下の処理と全く同じ処理を実行し、他方イエスであ
れば、図29のステップ313の処理と同じくカウント
値CY1を‘1’だけインクリメントした後、図29の
ステップ305以下の処理と全く同じ処理を繰り返す。
これにより、編集パラメータにおいてこのセル番号と行
番号が等しいセル番号に対応する通常の文字用の読取り
フィールドについては、ワークシートへのデータの入力
が全く行なわれず、替わって、編集パラメータにおいて
そのセル番号よりも行番号の大きいセル番号に対応する
通常の文字用の読取りフィールドからの文字データが、
ワークシート内のその行番号のセルに繰り上がって入力
されていく。
【0033】図33は、上記対応作業とコンピュータ1
の上記処理に基づいてワークシートに文字データが入力
された様子を示す。文字が全く読み取られなかった帳票
上の2行目の読取りフィールドについては、対応作業に
おいて対応させたワークシート内の2行目のセルへの入
力が行なわれず、替わって、対応作業においてワークシ
ート内の3行目のセルに対応させた帳票上の3行目の読
取りフィールドからの文字データが、ワークシート内の
2行目のセルに繰り上がって入力されているのがわか
る。このように、この変更例2によれば、文字が全く記
入されていない読取りフィールドについては、ワークシ
ートへのデータの入力が防止されるので、ワークシート
を無駄なく使用することができる。
【0034】〔変更例3〕この変更例では、指定作業に
おいて、読取りフィールドだけでなく、当該帳票のレイ
アウト等を識別する識別番号を指定し、対応作業におい
て、読取りフィールドをこの識別番号と共にセル番号に
対応させる。そして、ディスク装置4からテキストデー
タを読み出した帳票のうち、セル番号に対応させた識別
番号と異なる識別番号の帳票に関しては、ワークシート
へのデータの入力を行なわない。図34は、帳票の一例
を示す。(a)は、「識別番号ID」用の読取りフィー
ルド(フィールドf11)と、これからOCRモジュー
ル6で読取りを行なうべき帳票が何枚存在するかという
「帳票枚数」用の読取りフィールド(フィールドf2
1)とを設けたヘッダ帳票である。「識別番号ID」用
の読取りフィールドには数値‘01’が記入されてい
る。(b)は、「識別番号ID」用の読取りフィールド
(フィールドf11)と、実際にワークシートに入力さ
せたい文字データである「伝票番号」用の読取りフィー
ルド(フィールドf21)及び「金額」用の読取りフィ
ールド(フィールドf31)を設けた帳票であり、「識
別番号ID」用の読取りフィールドには数値‘02’が
記入されている。OCRモジュール6は、「識別番号I
D」用の読取りフィールドから読み取られる数値データ
をもとに、(a),(b)いずれの帳票であるかを判別
し、(a)の帳票の「帳票枚数」用の読取りフィールド
から読み取った文字データを用いて、全枚数の(b)の
帳票に対する読取りを終了したか等の確認を行なう。そ
して、(a),(b)両方の帳票に関してOCRモジュ
ール6から出力されたヘッダデータ及び文字データが、
1個のファイルとしてディスク装置4に記録される。図
35(a),(b)は、こうして記録された(a),
(b)の帳票に関する文字データをそれぞれを示す。図
36は、この変更例3に従い、指定作業において、図3
4(b)に示した帳票上の読取りフィールド及び該帳票
の識別番号IDを指定し、対応作業において、読取りフ
ィールドを、識別番号IDと共にワークシート内のセル
のセル番号に対応させた例を示す。
【0035】この変更例3では、図9の処理に代えて、
前述の変更例1における図29の処理とほぼ同様である
がステップ306の部分のみを次のように変更させた処
理をコンピュータ1に実行させる。すなわち、図29の
ステップ305までの処理と全く同じ処理を実行する
と、次に、その帳票の識別番号IDの値が、編集パラメ
ータにおいてセル番号に対応させた識別番号IDの値と
一致するか否かを判断する。そしてイエスであれば、図
29のステップ307以下の処理と全く同じ処理を実行
し、他方ノーであれば、図29のステップ304以下の
処理と全く同じ処理を繰り返す。これにより、編集パラ
メータにおいてセル番号に対応させた識別番号データと
異なる識別番号データの帳票に関しては、ワークシート
への文字データの入力が全く行なわれず、編集パラメー
タにおいてセル番号に対応させた識別番号データと等し
い識別番号データの帳票に関してのみ、ワークシートへ
の文字データの入力が行なわれる。
【0036】図37は、図36の作業とコンピュータ1
の上記処理に基づいてワークシートに文字データが入力
された様子を示す。識別番号IDの値が‘01’である
ヘッダ帳票上の読取りフィールドからの文字データはワ
ークシートに入力されておらず、識別番号IDの値が
‘02’である帳票上の「伝票番号」及び「金額」用の
読取りフィールドからの文字データだけがワークシート
に入力されているのがわかる。このように、この変更例
3によれば、相互にレイアウトの異なる帳票に関する文
字データが1個のファイルとして記録される場合にも、
その中の特定のレイアウトの帳票に関する文字データの
みをワークシートに入力させることができる。
【0037】〔変更例4〕この変更例では、文字データ
だけではなく、ヘッダデータ中のデータ(図4参照)を
ワークシートに入力させるようにする。そのために、指
定作業において、ヘッダデータ中の特定のデータのデー
タ名(例えばシーケンス番号)を指定し、対応作業にお
いて、図38に示すように、このデータ名をワークシー
ト内のセルのセル番号に対応させる。この図38は、読
取りフィールドを指定してセル番号に対応させる際の図
6または図7に相当するものである。
【0038】この変更例4では、図8に示した処理に代
えて、図39に示すような、図8の処理を幾分変更させ
た処理をコンピュータ1に実行させる。すなわち、スタ
ートすると、指定作業で指定された読取りフィールド及
びヘッダデータ中のデータのうち、まだこの図39の処
理を終えていないものがあるか否かを判断する(ステッ
プ400)。イエスであれば、それが読取りフィールド
なのかヘッダデータ中のデータなのかを判定する(ステ
ップ401)。ヘッダデータ中のデータであれば、ステ
ップ402に進み、当該データを記録しているディスク
装置4内の記録領域の先頭アドレスと終了アドレスとを
求める。例えばディスク装置4内で記録領域がバイト単
位でアドレス付けされている場合には、先頭アドレス
は、ヘッダデータ中の当該データよりも先にディスク装
置4への記録が行なわれたデータのバイト数と、1バイ
トとを加算することによって求め、終了アドレスは、ヘ
ッダデータ中の当該データよりも先にディスク装置4へ
の記録が行なわれたデータのバイト数と、当該データの
バイト数とを加算することによって求める。そしてステ
ップ404に進む。他方、読取りフィールドであれば、
ステップ403に進み、図8のステップ101の処理と
同じく、当該読取りフィールドについての文字データを
記録しているディスク装置4内の記録領域の先頭アドレ
スと終了アドレスとを求める。そしてステップ404に
進む。ステップ404では、図8のステップ102の処
理と同じく、この先頭アドレスと終了アドレスとで特定
されるディスク装置4内のアドレスを、対応作業におい
て当該読取りフィールドまたはヘッダデータ中の当該デ
ータに対応させたセル番号とともに編集パラメータとし
て記憶する。このように、この変更例4によれば、読取
りフィールドからの文字データだけでなくヘッダデータ
中のデータをもワークシートに入力させることができる
ようになる。
【0039】〔変更例5〕この変更例では、指定作業に
おいて、読取りフィールドだけでなく、当該読取りフィ
ールドに記入すべき文字データのデータ形式(テキスト
形のデータであるか数値形のデータであるか等)を指定
し、対応作業において、読取りフィールドをこのデータ
形式と共にセル番号に対応させる。そして、読取りフィ
ールドからの文字データを、アプリケーションソフトが
そのデータ形式に対して採用している表示方法で、ワー
クシートに入力させる。図40は、帳票の一例を示す。
この帳票には、テキスト形のデータである「商品コー
ド」用の読取りフィールド(フィールド番号f11)
と、数値形のデータである「金額」用の読取りフィール
ド(フィールド番号f21)と、日付形のデータである
「日付」用の読取りフィールド(フィールド番号f3
1)が設けられている。OCRモジュール6は、いずれ
の読取りフィールドから読み取った文字データも、その
データ形式に無関係にすべてそのまま出力する。図41
は、OCRモジュール6から出力されてディスク装置4
に記録された文字データを示す。これに対し、表編集機
能を有するアプリケーションソフトでは、例えばテキス
ト形のデータはダブルコーテーション“ ”で囲んで表
示し、数値形のデータはそのまま表示し、日付形のデー
タは年のデータと月のデータと日のデータとの間をそれ
ぞれスラント(斜線)/で区切って表示するというよう
に、データ形式に応じてデータの表示方法を区別してい
るのが一般である。
【0040】図42は、この変更例5に従い、指定作業
において、図40に示した帳票上の読取りフィールド及
び当該読取りフィールドに記入すべき文字データのデー
タ形式を指定し、対応作業において、読取りフィールド
を、データ形式と共にワークシート内のセルのセル番号
に対応させた例を示す。この変更例5では、図9の処理
に代えて、図9の処理とほぼ同様であるがステップ20
6の部分のみを次のように変更させた処理をコンピュー
タ1に実行させる。すなわち、図9のステップ205ま
での処理と全く同じ処理を実行すると、次に、編集パラ
メータにおいてセル番号(CY1,CX1)に対応する
アドレスの記録領域から読み出した文字データを、編集
パラメータにおいて当該セル番号に対応するデータ形式
に対してアプリケーションソフトが採用している表示方
法で、ワークシート内のセル番号(CY2,CX2)の
セルに入力する。そして、図9のステップ207以下の
処理と全く同じ処理を実行する。
【0041】図43は、図42に示した作業とコンピュ
ータ1の上記処理に基づいてワークシートに文字データ
が入力された様子を示す。OCRモジュール6からはす
べての読取りフィールドからの文字データがテキストデ
ータとして出力されているにも係らず、テキスト形の
「商品コード」用の読取りフィールドからの文字データ
は、ダブルコーテーション“ ”で囲んで入力され、数
値形の「金額」用の読取りフィールドからの文字データ
は、そのまま入力され、日付形の「日付」用の読取りフ
ィールドからの文字データは、年のデータと月のデータ
と日のデータとの間をそれぞれスラント(斜線)/で区
切って入力されているのがわかる。このように、この変
更例5によれば、OCRモジュール6によって帳票上の
読取りフィールドから読み取った様々なデータ形式の文
字データを、アプリケーションソフトがそのデータ形式
に対して採用している表示方法で、ワークシートに入力
させることができる。
【0042】〔変更例6〕この変更例では、文字データ
やヘッダデータといったテキストデータではなく、前述
した読取り処理においてOCRモジュール6から出力さ
れてディスク装置4に記録されたイメージデータを、ワ
ークシートに入力させるようにする。そのために、指定
作業において、帳票のレイアウトを識別する所望の番号
(ユニーク番号と呼ぶことにする)と、帳票上の読取り
フィールドとを指定し、対応作業において、図44に示
すように、ユニーク番号及び読取りフィールドをセル番
号に対応させる。この図44は、読取りフィールドを指
定してセル番号に対応させる際の図6または図7に相当
するものである。この変更例6では、図8に示した処理
に代えて、図45に示すような処理をコンピュータ1に
実行させる。すなわち、スタートすると、ディスク装置
4からのイメージデータの読出しを行なう(ステップ5
00)。次に、読み出したイメージデータのうち、まだ
この図45の処理を終えていないものがあるか否かを判
断する(ステップ501)。イエスであれば、そのイメ
ージデータに、ユニーク番号の等しい(すなわちレイア
ウトの等しい)別の帳票上の同一の読取りフィールドか
らのイメージデータと区別するためのシーケンス番号を
付与する(ステップ502)。次に、そのイメージデー
タを、アプリケーションソフトに入力できるようにコン
バートする(ステップ503)。このコンバートは、例
えばアプリケーションソフトソフトがMS−WINDO
WS上で走るソフトであれば、MS−WINDOWSで
のイメージデータの標準形式であるBMPイメージデー
タに変換するというように、周知の方法で行なうことが
できる。次に、コンバートしたイメージデータを、ユニ
ーク番号と読取りフィールドと上記シーケンス番号とか
ら成るファイル名で記録する(ステップ504)。そし
てステップ501に戻り、未処理のイメージデータがな
くなるまでステップ501以下の処理を繰り返し、未処
理のイメージデータがなくなるとステップ501でノー
となってリターンする。このようにして、個々のイメー
ジデータ毎に、図46に示すように、セル番号と該セル
番号に対応するファイル名とから成る編集パラメータが
求められる。
【0043】次に、この変更例6では、図9の処理に代
えて、図9の処理とほぼ同様であるがステップ206の
部分のみを次のように変更させた処理をコンピュータ1
に実行させる。すなわち、図9のステップ205までの
処理と全く同じ処理を実行すると、次に、編集パラメー
タにおいてセル番号(CY1,CX1)に対応するファ
イル名のイメージデータを、ワークシート内のセル番号
(CY2,CX2)のセルに入力する。そして、図9の
ステップ207以下の処理と全く同じ処理を実行する。
このように、この変更例6では、OCRモジュール6に
よって帳票上の読取りフィールドから検出したイメージ
データを、ワークシートに入力させることができる。
【0044】尚、以上に説明したような編集処理を実行
するためのコンピュータプログラムは、OCRモジュー
ル6を制御するためのコンピュータプログラムのほうに
組み込むようにしてもよく、あるいは、表編集機能等を
有するアプリケーションソフトのほうに組み込むように
してもよい。OCRモジュール6を制御するためのコン
ピュータプログラムのほうに組み込んだ場合には、OC
Rモジュール6が1枚の帳票に対する読取り(及び読取
り結果の確認と修正)を終える毎に、その帳票に関する
文字データ等をアプリケーションソフトに入力させるこ
とができる。他方、アプリケーションソフトのほうに組
み込んだ場合には、OCRモジュール6がすべての帳票
に対する読取りを終えた後で、それらの帳票に関する文
字データ等をアプリケーションソフトに入力される。
【発明の効果】以上のように、この発明に係るOCR読
取りデータの処理方法によれば、様々なレイアウトのO
CR用帳票からOCRによって読み取った文字データ
を、表編集機能またはデータベース構築機能を有するア
プリケーションソフトに入力させるのに適した態様に編
集した上で、該ソフトに入力させることができる。した
がって、これらのアプリケーションソフトにデータを入
力させる手段として、OCRを有効に活用することがで
きるようになるという優れた効果を奏する。また、帳票
上の読取りフィールドだけでなく、帳票の読取りの際に
OCRで作成されるヘッダデータを指定してアプリケー
ションソフトのデータ格納空間に対応させることによ
り、こうしたヘッダデータをアプリケーションソフトに
入力させることもできるようになる。また、OCRによ
って帳票上の読取りフィールドから検出されたイメージ
データに、該データを特定する情報を付与することによ
り、こうしたイメージデータをアプリケーションソフト
に入力させることもできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を実施する情報処理システムのハー
ドウェア構成例を示すブロック図。
【図2】 帳票のレイアウトの決定のために入力された
情報の一例を示す図。
【図3】 帳票の一例を示す図。
【図4】 OCRモジュールによる帳票の読取りによっ
てディスク装置に記録されたテキストデータの一例を示
す図。
【図5】 表編集機能を有するアプリケーションソフト
におけるワークシートの一例を示す図。
【図6】 入力先のセル番号と読取りフィールドとの対
応の一例を示す図。
【図7】 入力先のセル番号と読取りフィールドとの対
応の別の例を示す図。
【図8】 コンピュータが実行する処理の一例を示すフ
ローチャート。
【図9】 コンピュータが実行する処理の一例を示すフ
ローチャート。
【図10】 図8の処理によって求められた編集パラメ
ータを示す図。
【図11】 入力先のセル番号と読取りフィールドのフ
ィールド番号との対応の具体例を示す図。
【図12】 ワークシートにデータが入力された状態の
一例を示す図。
【図13】 帳票のレイアウトの決定のために入力され
た情報の一例を示す図。
【図14】 帳票の一例を示す図。
【図15】 OCRモジュールによる帳票の読取りによ
ってディスク装置に記録されたテキストデータの一例を
示す図。
【図16】 入力先のセル番号と読取りフィールドのフ
ィールド番号との対応の具体例を示す図。
【図17】 ワークシートにデータが入力された状態の
一例を示す図。
【図18】 入力先のセル番号と読取りフィールドのフ
ィールド番号との対応の具体例を示す図。
【図19】 ワークシートにデータが入力された状態の
一例を示す図。
【図20】 帳票のレイアウトの決定のために入力され
た情報の一例を示す図。
【図21】 帳票の一例を示す図。
【図22】 OCRモジュールによる帳票の読取りによ
ってディスク装置に記録されたテキストデータの一例を
示す図。
【図23】 入力先のセル番号と読取りフィールドのフ
ィールド番号との対応の具体例を示す図。
【図24】 ワークシートにデータが入力された状態の
一例を示す図。
【図25】 帳票のレイアウトの決定のために入力され
た情報の一例を示す図。
【図26】 帳票の一例を示す図。
【図27】 OCRモジュールによる帳票の読取りによ
ってディスク装置に記録されたテキストデータの一例を
示す図。
【図28】 入力先のセル番号と読取りフィールドのフ
ィールド番号との対応の具体例を示す図。
【図29】 コンピュータが実行する処理の別の例を示
すフローチャート。
【図30】 ワークシートにデータが入力された状態の
一例を示す図。
【図31】 帳票の一例を示す図。
【図32】 OCRモジュールによる帳票の読取りによ
ってディスク装置に記録されたテキストデータの一例を
示す図。
【図33】 ワークシートにデータが入力された状態の
一例を示す図。
【図34】 帳票の一例を示す図。
【図35】 OCRモジュールによる帳票の読取りによ
ってディスク装置に記録されたテキストデータの一例を
示す図。
【図36】 入力先のセル番号と読取りフィールドのフ
ィールド番号と帳票の識別番号との対応の具体例を示す
図。
【図37】 ワークシートにデータが入力された状態の
一例を示す図。
【図38】 入力先のセル番号とヘッダデータとの対応
の一例を示す図。
【図39】 コンピュータが実行する処理の別の例を示
すフローチャート。
【図40】 帳票の一例を示す図。
【図41】 OCRモジュールによる帳票の読取りによ
ってディスク装置に記録されたテキストデータの一例を
示す図。
【図42】 入力先のセル番号と読取りフィールドのフ
ィールド番号とデータ形式との対応の具体例を示す図。
【図43】 ワークシートにデータが入力された状態の
一例を示す図。
【図44】 入力先のセル番号とイメージデータとの対
応の一例を示す図。
【図45】 コンピュータが実行する処理の別の例を示
すフローチャート。
【図46】 図45の処理によって求められた編集パラ
メータを示す図。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ 2 CRTディスプレイ 3 キーボード 4 ディスク装置 5 プリンタ 6 OCRモジュール

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OCR用帳票上の、OCRによる読取り
    の対象となる文字を記入するための読取りフィールドを
    指定し、指定した読取りフィールドを、表編集機能また
    はデータベース構築機能を有するアプリケーションソフ
    トにおけるデータ格納空間に対応させる第1のステップ
    と、 OCRにより前記読取りフィールドから読み取った文字
    データを、前記ステップで対応させた前記データ格納空
    間に入力させる第2のステップとを具えたOCR読取り
    データの処理方法。
  2. 【請求項2】 前記データ格納空間は、表編集機能を有
    するアプリケーションソフトにおけるワークシート内の
    セルに相当するデータ格納空間である請求項1に記載の
    OCR読取りデータの処理方法。
  3. 【請求項3】 OCR用帳票のレイアウトを決定する際
    に、各読取りフィールドの番号を表わす情報を入力し、
    前記第1のステップにおいて、該番号を指定することに
    より読取りフィールドの指定を行なう請求項1または2
    に記載のOCR読取りデータの処理方法。
  4. 【請求項4】 OCR用帳票のレイアウトを決定する際
    に、各読取りフィールドについて所望のフィールド名を
    表わす情報を入力し、前記第1のステップにおいて、該
    フィールド名を指定することにより読取りフィールドの
    指定を行なう請求項1または2に記載のOCR読取りデ
    ータの処理方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のステップにおいて、OCRに
    よって読取りフィールドから読み取られる文字データを
    前記アプリケーションソフトに入力させるのに適した態
    様に編集するように、読取りフィールドと前記データ格
    納空間との対応を決定する請求項1乃至4のいずれかに
    記載のOCR読取りデータの処理方法。
  6. 【請求項6】 前記アプリケーションソフトの機能を用
    いれば帳票上の他の読取りフィールドからの文字データ
    に基づき一義的に内容を決定できる意味内容の文字デー
    タのための読取りフィールドは、前記データ格納空間に
    対応させない請求項5に記載のOCR読取りデータの処
    理方法。
  7. 【請求項7】 読取りフィールドの帳票上での位置に係
    らず、相互に関連性の高い意味内容の文字データのため
    の読取りフィールド同士を、隣接する前記データ格納空
    間に対応させる請求項5に記載のOCR読取りデータの
    処理方法。
  8. 【請求項8】 或る意味内容の文字データのための読取
    りフィールドを、帳票上での当該フィールドの個数に係
    らず、当該データと関連のある別の意味内容の文字デー
    タのための読取りフィールドの数に等しい数の前記デー
    タ格納空間に対応させる請求項5に記載のOCR読取り
    データの処理方法。
  9. 【請求項9】 或る意味内容の文字データのうちの一部
    のデータのための読取りフィールドと、該データのうち
    の残りのデータのための読取りフィールドとが設けられ
    ている場合、それらの読取りフィールドを、共に同一の
    前記データ格納空間に対応させる請求項5に記載のOC
    R読取りデータの処理方法。
  10. 【請求項10】 或る意味内容のデータと別の意味内容
    のデータの双方に共用するために単一の読取りフィール
    ドが設けられている場合、その読取りフィールドのうち
    前記或る意味内容のデータのための部分と前記別の意味
    内容のデータのための部分とを、相互に異なる前記デー
    タ格納空間に対応させる請求項5に記載のOCR読取り
    データの処理方法。
  11. 【請求項11】 前記第1のステップにおいて、通常の
    文字用の読取りフィールドだけでなく、通常の文字用の
    読取りフィールドに文字の誤記入があることを示す取消
    記号を記入するための取消用読取りフィールドを指定
    し、通常の文字用の読取りフィールドを取消用読取りフ
    ィールドと共に前記データ格納空間に対応させ、前記第
    2のステップにおいて、取消記号によって誤記入がある
    ことを示された読取りフィールドから読み取った文字デ
    ータは、前記データ格納空間に入力させない請求項1乃
    至4に記載のOCR読取りデータの処理方法。
  12. 【請求項12】 前記第2のステップにおいて、所定範
    囲の前記データ格納空間に対応させた読取りフィールド
    から文字データが全く読み取られなかった場合、それら
    の読取りフィールドについては前記データ格納空間への
    データの入力を行なわない請求項1乃至4に記載のOC
    R読取りデータの処理方法。
  13. 【請求項13】 前記第2のステップにおいて、所定範
    囲の前記データ格納空間に対応させた読取りフィールド
    から文字データが全く読み取られなかった場合、該デー
    タ格納空間にはそれらの読取りフィールドについてのデ
    ータを入力しない請求項1乃至4に記載のOCR読取り
    データの処理方法。
  14. 【請求項14】 ワークシート内の同一の行のセルに対
    応させた読取りフィールドから文字データが全く読み取
    られなかった場合、該セルには、それらの読取りフィー
    ルドについてのデータを入力せず、該セルより後の行の
    セルに対応させた読取りフィールドから読み取った文字
    データを入力させる請求項13に記載のOCR読取りデ
    ータの処理方法。
  15. 【請求項15】 前記第1のステップにおいて、読取り
    フィールドだけでなく、当該帳票のレイアウトを識別す
    る識別番号を指定し、読取りフィールドを該識別番号と
    共に前記データ格納空間に対応させ、前記第2のステッ
    プにおいて、前記識別番号と異なる識別番号の帳票に関
    しては、ワークシートへの文字データの入力を行なわな
    い請求項1乃至4に記載のOCR読取りデータの処理方
    法。
  16. 【請求項16】 前記第1のステップにおいて、読取り
    フィールドだけでなく、ヘッダデータ中のデータを指定
    し、該データを前記データ格納空間に対応させ、前記第
    2のステップにおいて、該データを前記データ格納空間
    に入力させる請求項1乃至4に記載のOCR読取りデー
    タの処理方法。
  17. 【請求項17】 前記第1のステップにおいて、読取り
    フィールドだけでなく、当該読取りフィールドに記入す
    べき文字データのデータ形式を指定し、読取りフィール
    ドを該データ形式と共にセル番号に対応させ、前記第2
    のステップにおいて、読取りフィールドから読み取った
    文字データを、前記アプリケーションソフトがそのデー
    タ形式に対して採用している表示方法で、前記データ格
    納空間に入力させる請求項1乃至4に記載のOCR読取
    りデータの処理方法。
  18. 【請求項18】 OCR用帳票上の、OCRによる読取
    りの対象となる文字を記入するための読取りフィールド
    を指定し、指定した読取りフィールドを、表編集機能ま
    たはデータベース構築機能を有するアプリケーションソ
    フトにおける所望のデータ格納空間に対応させるステッ
    プと、 OCRにより前記OCR用帳票に対する読取りを行な
    い、その読取りによって得たデータを記録手段に記録す
    るステップと、 前記読取りフィールドから読み取られた文字データの前
    記記録手段内でのアドレスを求め、前記データ格納空間
    と該格納空間に対応する前記アドレスとを含むパラメー
    タを求めるステップと、 前記記録手段内の前記アドレスの記録領域から読み出し
    た文字データを、前記パラメータにおいて該アドレスが
    対応する前記データ格納空間に入力させるステップとを
    具えたOCR読取りデータの処理方法。
  19. 【請求項19】 少なくともOCR用帳票上の読取りフ
    ィールドを指定し、指定した読取りフィールドを、表編
    集機能またはデータベース構築機能を有するアプリケー
    ションソフトにおけるデータ格納空間に対応させるステ
    ップと、 OCRにより前記読取りフィールドから検出されたイメ
    ージデータに、別の帳票上の同一の読取りフィールドか
    ら検出されたイメージデータと区別するための番号を付
    与するステップと、 読取りフィールド及び前記番号を含む情報で特定される
    前記イメージデータを、前記ステップで対応させた前記
    データ格納空間に入力させるステップとを具えたOCR
    読取りデータの処理方法。
  20. 【請求項20】 読取りフィールドと共に帳票のレイア
    ウトを識別する識別番号を指定する請求項19に記載の
    OCR読取りデータの処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7458024B2 (en) 2004-06-15 2008-11-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Document processing device, document processing method, and storage medium recording program therefor

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US7458024B2 (en) 2004-06-15 2008-11-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Document processing device, document processing method, and storage medium recording program therefor

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