JPH08339080A - 感光性組成物及び感光性平版印刷版 - Google Patents

感光性組成物及び感光性平版印刷版

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JPH08339080A
JPH08339080A JP1991196A JP1991196A JPH08339080A JP H08339080 A JPH08339080 A JP H08339080A JP 1991196 A JP1991196 A JP 1991196A JP 1991196 A JP1991196 A JP 1991196A JP H08339080 A JPH08339080 A JP H08339080A
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meth
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丸 油野
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英次 早川
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絋司 小江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐溶剤性に優れた塗膜を与える感光性組成物を
得る。優れた耐溶剤性と耐刷性を示す平版印刷版を得
る。 【解決手段】アルカリ可溶性アクリル系樹脂をバインダ
ー樹脂として使用する感光性組成物において、(メタ)
アクリロニトリルを60モル%を越えて90モル%以下
含有し、かつ(メタ)アクリルアミドを含有するポリア
クリロニトリル系バインダー樹脂(A)と、感光性化合
物(B)を含有することを特徴とする感光性組成物。金
属支持体層と、感光層とが積層された感光性平版印刷版
であって、当該感光層が、(メタ)アクリロニトリルを
60モル%を越えて90モル%以下含有し、かつ(メ
タ)アクリルアミドを含有するポリアクリロニトリル系
バインダー樹脂(A)と、感光性化合物(B)とを必須
成分として含有する感光層であることを特徴とする感光
性平版印刷版。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平版印刷版、IC
回路やフォトマスクの製造に適する感光性組成物に関す
るものである。更に詳しくは、耐溶剤性、耐摩耗性に優
れた感光性組成物及び感光性平版印刷版に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−223637号、特開昭6
3−89864号、特開平1−35436号、特開平1
−52139号及び特開平2−866号の各公開公報等
には、ο-ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルか
らなる感光性物質と、側鎖に以下の様な特定構造の原子
団を有する構造単位を含むバインダー樹脂とを含有する
ことを特徴とした感光性組成物及びそれをアルミニウム
支持体上に設けたポジ型感光性平版印刷版が記載されて
いる。
【0003】
【化2】
【0004】
【化3】
【0005】
【化4】
【0006】このような特定の原子団を側鎖に有する重
合性単量体との共重合成分として、種々の公知の重合性
単量体が記載されており、そこでアクリロニトリルを共
重合成分として使用した例も種々存在する。その中で、
アクリロニトリルの使用量を記載した一例としては、特
開昭63−223637号公報に10〜60モル%の範
囲でアクリロニトリルを用いる例があり、上記公報の中
では最もアクリロニトリルの使用量が多く、広範囲に記
載している。
【0007】又、特開平5−88369号公報には、ア
クリロニトリル66〜82モル%の範囲で用いた例も記
載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た公報に記載された、特定原子団を有する重合性単量体
とその他の公知の重合性単量体からなるバインダー樹脂
を含んだ感光性組成物は、特定の溶剤に対して耐溶剤性
が不十分であるという欠点があった。特に、UVインキ
印刷で使用される溶剤を含有する洗浄剤にはその洗浄力
を強くするためにアルコール類が含まれる場合がある
が、このような洗浄剤に対しては耐性が乏しく、その結
果耐刷力が不十分となる問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、ア
クリル樹脂の共重合組成を種々検討し、感光性組成物を
調製して物性を評価したところ、(メタ)アクリロニト
リルを60モル%を超えて90モル%以下含有し、かつ
(メタ)アクリルアミドを含有するバインダー樹脂を含
む感光性組成物が、上記した公知の側鎖に上記特定構造
の原子団を有する樹脂からなるバインダー樹脂を含んだ
感光性組成物に比べて、アルコール類を含有する溶剤へ
の耐溶剤性に優れたものとなることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は、(メタ)アクリロニトリ
ルを、60モル%越えて90モル%以下含有し、かつ
(メタ)アクリルアミドを含有するポリアクリロニトリ
ル系バインダー樹脂(A)と、感光性化合物(B)とを
含有することを特徴とする感光性組成物、及び該組成物
の塗膜からなる感光層を有する感光性平版印刷版を提供
する。
【0011】
【発明の実施形態】次に本発明を詳細に説明する。尚、
本発明において、(メタ)アクリロニトリルは、アクリ
ロニトリルとメタクリロニトリルを、(メタ)アクリル
アミドは、アクリルアミドとメタクリルアミドを含むも
のとする。
【0012】バインダー樹脂(A)は、重合体分子を構
成する単位として、全重合単位を100モル%とした
時、(メタ)アクリロニトリル重合単位を、60モル%
越えて90モル%以下含有し、かつ(メタ)アクリルア
ミド重合単位を含有するポリアクリロニトリル系バイン
ダー樹脂である。
【0013】以下、本発明の組成物及びその製造方法で
使用されるアクリル系バインダー樹脂及びその他の成分
と、本発明で使用する感光性組成物の製造方法及び本発
明の平版印刷版の製造方法について詳細に説明する。
【0014】本発明の感光性組成物を水性アルカリ現像
液で現像する場合には、バインダー樹脂(A)は、アル
カリ可溶性樹脂であることが好ましい。従って、バイン
ダー樹脂(A)は、例えば、フェノール性水酸基、カル
ボキシル基、スルホン酸基、リン酸基、スルフォンアミ
ド基、活性イミド基の如き公知のアルカリ可溶性基を樹
脂構造中に有していることが好ましく、現像特性を更に
良好なものとするためにはフェノール性水酸基を用いる
ことがより好ましい。
【0015】本発明において使用されるバインダー樹脂
(A)は、種々の構造を含み得るが、前記したアルカリ
可溶性基のうちでも、一般式(I)で示される重合性単
量体を共重合成分として含む樹脂が、特に好適に使用さ
れるアルカリ可溶性アクリル樹脂の一つとして挙げるこ
とができる。そこで、この系を例に本発明を以下説明す
る。
【0016】
【化5】
【0017】[式中、Rは水素原子またはアルキル基、
Xは2価の連結基、Yは置換基を有してもよい2価の芳
香族基を表す。]
【0018】Xとしては、例えば置換基を有してもよい
アルキレン基またはフェニレン基、Yとしては、置換基
を有してもよいフェニレン基またナフチレン基が挙げら
れる。
【0019】アルカリ可溶性基を含む重合性単量体との
共重合成分として使用できる公知の重合性単量体は種々
あるがその中でも、(メタ)アクリロニトリルを主成分
として使用することにより得られる樹脂は、アルコール
類含有溶剤への耐溶剤性が向上する。
【0020】このような耐溶剤性に優れた樹脂を感光性
組成物のバインダー樹脂として使用した場合、その感光
性組成物がアルコール類含有溶剤に対して耐溶剤性を発
揮するのは、バインダー樹脂を構成する全重合性単量体
中に占める(メタ)アクリロニトリルの含有量が60モ
ル%を越えてからであり、(メタ)アクリロニトリルの
含有量が多くなるほどその効果は大きくなる。ただし、
得られる樹脂をアルカリ現像可能な感光性組成物のバイ
ンダー樹脂として使用する場合には、その樹脂中には、
例えば前記した様なアルカリ可溶性基を含有することも
必要である。
【0021】従って、(メタ)アクリロニトリルの含有
率は、その樹脂を構成する全単量体中60モル%を越
え、90モル%以下が好ましく、更に好ましくは65〜
75モル%である。また、好適に使用されるアクリロニ
トリル類としては、好ましくはアクリロニトリルまたは
メタクリロニトリルの如きアクリロニトリル類より選ば
れる少なくとも1種、より好ましくはアクリロニトリル
を挙げることができる。
【0022】また、上記のバインダー樹脂(A)を得る
のに使用する、その他の共重合成分として(メタ)アク
リルアミドをそれに併用することにより、耐溶剤性は飛
躍的に向上し、更に好適なバインダー樹脂となる。
【0023】バインダー樹脂(A)として好適に使用で
きる(メタ)アクリルアミドの含有量としては、特に好
適な現像特性が得られる範囲から判断して5〜20モル
%である。また、好適に使用されるアクリルアミド類と
しては、好ましくはアクルアミドまたはメタクリルアミ
ドから選ばれる重合性単量体の少なくとも1種であり、
より好ましくはメタクリルアミドを挙げることができ
る。
【0024】このような、(メタ)アクリルアミドをも
共重合成分として含む樹脂をバインダー樹脂(A)とし
て使用した感光性組成物は、アルコール類を含有する溶
剤に対する耐溶剤性が良好となるだけでなく、(メタ)
アクリロニトリルのみを共重合成分として含むバインダ
ー樹脂(A)よりも、耐磨耗性も向上する効果があり、
特に、UVインキ印刷用平版印刷版の感光層として使用
した場合において耐刷性が著しく向上する等の優れた性
能を発揮する。
【0025】本発明で使用される一般式(I)の重合性
単量体の具体例としては、例えば、1−(N’−(4−
ヒドロキシフェニル)ウレイド)メチルアクリレート、
1−(N’−(3−ヒドロキシフェニル)ウレイド)メ
チルアクリレート、1−(N’−(2−ヒドロキシフェ
ニル)ウレイド)メチルアクリレート、1−(N’−
(3−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)ウレイド)メ
チルアクリレート、1−(N’−(2−ヒドロキシ−5
−メチルフェニル)ウレイド)メチルアクリレート、1
−(N’−(5−ヒドロキシナフチル)ウレイド)メチ
ルアクリレート、1−(N’−(2−ヒドロキシ−5−
フェニルフェニル)ウレイド)メチルアクリレート、2
−(N’−(4−ヒドロキシフェニル)ウレイド)エチ
ルアクリレート、2−(N’−(3−ヒドロキシフェニ
ル)ウレイド)エチルアクリレート、2−(N’−(2
−ヒドロキシフェニル)ウレイド)エチルアクリレー
ト、2−(N’−(3−ヒドロキシ−4−メチルフェニ
ル)ウレイド)エチルアクリレート、2−(N’−(2
−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ウレイド)エチル
アクリレート、2−(N’−(5−ヒドロキシナフチ
ル)ウレイド)エチルアクリレート、2−(N’−(2
−ヒドロキシ−5−フェニルフェニル)ウレイド)エチ
ルアクリレート、4−(N’−(4−ヒドロキシフェニ
ル)ウレイド)ブチルアクリレート、4−(N’−(3
−ヒドロキシフェニル)ウレイド)ブチルアクリレー
ト、4−(N’−(2−ヒドロキシフェニル)ウレイ
ド)ブチルアクリレート、4−(N’−(3−ヒドロキ
シ−4−メチルフェニル)ウレイド)ブチルアクリレー
ト、4−(N’−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)ウレイド)ブチルアクリレート、4−(N’−(5
−ヒドロキシナフチル)ウレイド)ブチルアクリレー
ト、4−(N’−(2−ヒドロキシ−5−フェニルフェ
ニル)ウレイド)ブチルアクリレートの如きアクリレー
ト誘導体: 1−(N’−(4−ヒドロキシフェニル)
ウレイド)メチルメタクリレート、1−(N’−(3−
ヒドロキシフェニル)ウレイド)メチルメタクリレー
ト、1−(N’−(2−ヒドロキシフェニル)ウレイ
ド)メチルメタクリレート、1−(N’−(3−ヒドロ
キシ−4−メチルフェニル)ウレイド)メチルメタクリ
レート、1−(N’−(2−ヒドロキシ−5−メチルフ
ェニル)ウレイド)メチルメタクリレート、1−(N’
−(5−ヒドロキシナフチル)ウレイド)メチルメタク
リレート、1−(N’−(2−ヒドロキシ−5−フェニ
ルフェニル)ウレイド)メチルメタクリレート、2−
(N’−(4−ヒドロキシフェニル)ウレイド)エチル
メタクリレート、2−(N’−(3−ヒドロキシフェニ
ル)ウレイド)エチルメタクリレート、2−(N’−
(2−ヒドロキシフェニル)ウレイド)エチルメタクリ
レート、2−(N’−(3−ヒドロキシ−4−メチルフ
ェニル)ウレイド)エチルメタクリレート、2−(N’
−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ウレイド)
エチルメタクリレート、2−(N’−(5−ヒドロキシ
ナフチル)ウレイド)エチルメタクリレート、2−
(N’−(2−ヒドロキシ−5−フェニルフェニル)ウ
レイド)エチルメタクリレート、4−(N’−(4−ヒ
ドロキシフェニル)ウレイド)ブチルメタクリレート、
4−(N’−(3−ヒドロキシフェニル)ウレイド)ブ
チルメタクリレート、4−(N’−(2−ヒドロキシフ
ェニル)ウレイド)ブチルメタクリレート、4−(N’
−(3−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)ウレイド)
ブチルメタクリレート、4−(N’−(2−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)ウレイド)ブチルメタクリレー
ト、4−(N’−(5−ヒドロキシナフチル)ウレイ
ド)ブチルメタクリレート、4−(N’−(2−ヒドロ
キシ−5−フェニルフェニル)ウレイド)ブチルメタク
リレートの如きメタクリレート誘導体等が挙げられる。
【0026】また、本発明に好適に使用される、重合可
能な不飽和結合と酸性基を有する重合性単量体の別の例
としては、例えば、2−(N’−(4−カルボキシルフ
ェニル)ウレイド)エチルアクリレート、2−(N’−
(4−スルファモイルフェニル)ウレイド)エチルアク
リレート、2−(N’−(4−スルホフェニル)ウレイ
ド)エチルアクリレート、2−(N’−(4−ホスホノ
フェニル)ウレイド)エチルアクリレート、ハイドロキ
ノンモノアクリレートの如き酸性基を有するアクリレー
ト類:2−(N’−(4−カルボキシルフェニル)ウレ
イド)エチルメタクリレート、2−(N’−(4−スル
ファモイルフェニル)ウレイド)エチルメタクリレー
ト、2−(N’−(4−スルホフェニル)ウレイド)エ
チルメタクリレート、2−(N’−(4−ホスホノフェ
ニル)ウレイド)エチルメタクリレート、ハイドロキノ
ンモノメタクリレートの如き酸性基を有するメタクリレ
ート類:N−(4−ヒドロキシフェニル)アクリルアミ
ド、N−(4−スルファモイルフェニル)アクリルアミ
ドの如き酸性基を有するアクリルアミド類:N−(4−
ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド、N−(4−ス
ルファモイルフェニル)メタクリルアミドの如き酸性基
を有するメタクリルアミド類:4−ヒドロキシスチレ
ン、4−カルボキシスチレンの如き酸性基を有するスチ
レン類:N(ヒドロキシフェニル)マレイミド、N−
(カルボキシフェニル)マレイミドの如き酸性基を有す
るマレイミド類:その他、アクリル酸、メタクリル酸等
が挙げられる。
【0027】これらの重合性単量体以外にも、酸性基を
有さない重合性単量体を、必要に応じてバインダー樹脂
(A)の共重合成分として使用することができる。この
ような重合性単量体としては、例えば、アクリル酸エス
テル類、アクリルアミド類、メタクリル酸エステル類、
メタクリルアミド類、アリル化合物、ビニルエーテル
類、ビニルエステル類、スチレン類、クロトンエステル
類から選ばれる重合性不飽和結合を有する化合物であ
る。
【0028】具体的には、例えばアクリル酸メチル、ア
クリル酸エチルアクリル酸プロピル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸アミル、アクリル酸エチルヘキシル、ア
クリル酸オクチル、アクリル酸-t-オクチル、クロロエ
チルアクリレート、2,2−ジメチルヒドロキシプロピ
ルアクリレート、5−ヒドロキシペンチルアクリレー
ト、トリメチロールプロパンモノアクリレート、ペンタ
エリスリトールモノアクリレート、グリシジルアクリレ
ート、ベンジルアクリレート、メトキシベンジルアクリ
レート、テトラヒドロアクリレートの如きアクリル酸エ
ステル類:フェニルアクリレート、フルフリルアクリレ
ートの如きアリールアクリレート類:メチルメタクリレ
ート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレー
ト、イソプロピルメタクリレート、アミルメタクリレー
トヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレ
ート、ベンジルメタクリレート、クロロベンジルメタク
リレート、オクチルメタクリレート、4−ヒドロキシブ
チルメタクリレート、5−ヒドロキシペンチルメタクリ
レート、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピルメ
タクリレート、トリメチロールプロパンモノメタクリレ
ート、ペンタエリスリトールモノメタクリレート、グリ
シジルメタクリレート、フルフリルメタクリレート、テ
トラヒドロフルフリルメタクリレートの如きメタクリル
酸エステル類:フェニルメタクリレート、クレジルメタ
クリレート、ナフチルメタクリレートの如きアリールメ
タクリレート類:アクリルアミド誘導体としてはN−メ
チルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−
プロピルアクリルアミド、N−ブチルアクリルアミド、
N−t−ブチルアクリルアミド、N−ヘプチルアクリル
アミド、N−オクチルアクリルアミド、N−シクロヘキ
シルアクリルアミド、N−ベンジルアクリルアミドの如
きN−アルキルアクリルアミド類:N−フェニルアクリ
ルアミド、N−トリルアクリルアミド、N−ニトロフェ
ニルアクリルアミド、N−ナフチルアクリルアミド、N
−ヒドロキシフェニルアクリルアミドの如きN−アリー
ルアクリルアミド類:N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,N−ジブチ
ルアクリルアミド、N,N−ジブチルアクリルアミド、
N,N−ジイソブチルアクリルアミド、N,N−ジエチ
ルヘキシルアクリルアミド、N,N−ジシクロヘキシル
アクリルアミドの如きN,N−ジアルキルアクリルアミ
ド類:N−メチル−N−フェニルアクリルアミド、N−
ヒドロキシエチル−N−メチルアクリルアミド、N−2
−アセトアミドエチル−N−アセチルアクリルアミドの
如きN,N−アリールアクリルアミド類:メタクリルア
ミド誘導体としてはN−メチルメタクリルアミド、N−
エチルメタクリルアミド、N−プロピルメタクリルアミ
ド、N−ブチルメタクリルアミド、N−t−ブチルメタ
クリルアミド、N−エチルヘキシルメタクリルアミド、
N−ヒドリキシエチルメタクリルアミド、N−シクロヘ
キシルメタクリルアミドの如きN−アルキルメタクリル
アミド類:N−フェニルメタクリルアミド、N−ナフチ
ルメタクリルアミドの如きN−アリールメタクリルアミ
ド類:N,N−ジエチルメタクリルアミド、N,N−ジ
プロピルメタクリルアミド、N,N−ジブチルメタクリ
ルアミドの如きN,N−ジアルキルメタクリルアミド
類:N,N−ジフェニルメタクリルアミドの如きN,N
−ジアリールメタクリルアミド類:N−ヒドロキシエチ
ル−N−メチルメタクリルアミド、N−メチル−N−フ
ェニルメタクリルアミド、N−エチル−N−フェニルメ
タクリルアミドの如きメタクリルアミド誘導体:酢酸ア
リル、カプロン酸アリル、カプリル酸アリル、ラウリン
酸アリル、パルチミン酸アリル、ステアリン酸アリル、
安息香酸アリル、アセト酢酸アリル、乳酸アリル、アリ
ルオキシエタノールの如きアリル化合物類:ヘキシルビ
ニルエーテル、オクチルビニルエーテル、ドデシルビニ
ルエーテル、エチルヘキシルビニルエーテル、メトキシ
エチルビニルエーテル、エトキシエチルビニルエーテ
ル、クロロエチルビニルエーテル、1−メチル−2,2
−ジメチルプロピルビニルエーテル、2−エチルブチル
ビニルエーテル、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ジ
エチレングリコールビニルエーテル、ジメチルアミノエ
チルビニルエーテル、ジエチルアミノエチルビニルエー
テル、ブチルアミノエチルビニルエーテル、ベンジルビ
ニルエーテル、テトラヒドロフルフリルビニルエーテ
ル、ビニルフェニルエーテル、ビニルトリルエーテル、
ビニルクロロフェニルエーテル、ビニル−2,4−ジク
ロロフェニルエーテル、ビニルナフチルエーテル、ビニ
ルアントラニルエーテルの如きビニルエーテル類:ビニ
ルブチレート、ビニルイソブチレート、ビニルトリメチ
ルアセテート、ビニルジエチルアセテート、ビニルバレ
ート、ビニルカプロエート、ビニルクロロアセテート、
ビニルメトキシアセテート、ビニルブトキシアセテー
ト、ビニルフェニルアセテート、ビニルアセトアセテー
ト、ビニルラクテート、ビニル−β−フェニルブチレー
ト、ビニルシクロヘキシルカルボキシレート、安息香酸
ビニル、サリチル酸ビニル、クロロ安息香酸ビニル、テ
トラクロロ安息香酸ビニル、ナフトエ酸ビニルの如きビ
ニルエステル類:メチルスチレン、ジメチルスチレン、
トリメチルスチレン、エチルスチレン、ジエチルスチレ
ン、イソプロピルスチレン、ブチルスチレン、ヘキシル
スチレン、シクロヘキシルスチレン、ドデシルスチレ
ン、ベンジルスチレン、クロロメチルスチレン、トリフ
ルオロメチルスチレン、エトキシメチルスチレン、アセ
トキシメチルスチレン、メトキシスチレン、4−メトキ
シ−3−メチルスチレン、ジメトキシスチレン、クロロ
スチレン、ジクロロスチレン、トリクロロスチレン、テ
トラクロロスチレン、ペンタクロロスチレン、ブロモス
チレン、ジブロモスチレン、ヨードスチレン、フルオロ
スチレン、2−ブロモ−4−トリフルオロメチルスチレ
ン、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルスチレンの
如きスチレン類:クロトン酸ブチル、クロトン酸ヘキシ
ル、クロトン酸、グリセリンモノクロトネートの如きク
ロトン酸エステル類:イタコン酸ジメチル、イタコン酸
ジエチル、イタコン酸ジブチルの如きイタコン酸ジアル
キル類:ジメチルマレート、ジブチルフマレートの如き
マレイン酸あるいはフマール酸のジアルキル類:マレイ
ミド、N−フェニルマレイミド、N−2−メチルフェニ
ルマレイミド、N−2,6−ジエチルフェニルマレイミ
ド、N−2−クロロフェニルマレイミド、N−シクロヘ
キシルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−ヒド
ロキシフェニルマレイミドの如きマレイミド類:その
他、N−ビニルピロリドン、N−ビニルピリジン等が挙
げられる。
【0029】これらの重合性単量体のうち、好適に使用
されるのは重合性(メタ)アクリル酸エステル類〔(メ
タ)アクリレート類〕、重合性(メタ)アクリルアミド
類、重合性マレイミド類である。
【0030】これら好適に用いられる単量体に、(メ
タ)アクリル酸を併用することもできる。
【0031】これらの様な共重合体からなる樹脂(A)
は、ブロック体、ランダム体、グラフト体等のいずれの
構造のものも樹脂(A)として用いることができる。
【0032】このようにして得られるバインダー樹脂
(A)の分子量は、重量平均分子量が2千以上、数平均
分子量が1千以上が好ましい。更に好ましくは、重量平
均分子量は3千〜50万の範囲であり、数平均分子量は
2千〜40万の範囲である。
【0033】本発明で使用されるバインダー樹脂(A)
は、種々の方法で合成することが可能であるが、例え
ば、公知の重合開始剤を用いて適当な溶媒中で重合する
ことにより得られる。適当な溶媒としては、エチレンジ
クロリド、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、ア
セトン、メタノール、エタノール、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルグ
リコール、2−メトキシエチルアセテート、1−メトキ
シ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノー
ル、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、1−エト
キシ−2−プロピルアセテート、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルス
ルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、トルエン、
酢酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチルなどが挙げられ
る。これらの溶媒は単独あるいは2種以上混合して用い
られる。
【0034】本発明の感光性組成物に使用される感光性
化合物(B)としては、例えばポジ型又はネガ型のいず
れの組成物を調製するかで、公知のそれから適宜選択し
て用いればよく、具体的には、次の1)、2)、3)又
は4)から選ばれた感光性化合物を用いることができ
る。
【0035】1)ο-ナフトキノンジアジド化合物 2)感光性ジアゾニウム化合物 3)エチレン性不飽和基を有する化合物と光重合開始剤
の組み合わせ 4)感光性ジアゾニウム化合物、エチレン性不飽和基を
有する化合物及び光重合開始剤の組み合わせ
【0036】ポジ型感光性化合物としては、具体的には
ο-ナフトキノンジアジド化合物がある。本発明に使用
されるο-ナフトキノンジアジド化合物としては、特公
昭43−28403号公報に記載されている1,2−ジ
アゾナフトキノンスルホン酸クロライドとピロガロール
−アセトン樹脂とのエステルであるものが好ましい。そ
の他の好適なオルトキノンジアジド化合物としては、米
国特許第3,046,120号および同第3,188,
210号明細書中に記載されている1,2−ジアゾナフ
トキノンスルホン酸クロライドとフェノール−ホルムア
ルデヒド樹脂とのエステルがある。その他の有用なο-
ナフトキノンジアジド化合物としては、数多くの特許に
記載され、知られている。例えば、特開昭47−530
3号、同昭48−63802号、同昭48−63803
号、同昭48−96575号、同昭49−38701
号、同昭48−13354号、特公昭37−18015
号、同昭41−11222号、同昭45−9610号、
同昭49−17481号公報等の各明細書中に記載され
ているものを挙げることができる。本発明において特に
好ましいο-ナフトキノンジアジド化合物は分子量1,
000以下のポリヒドロキシ化合物と1,2−ジアゾナ
フトキノンスルホン酸クロライドとの反応により得られ
る化合物である。このような化合物の具体例は、特開昭
51−139402号、同58−150948号、同5
8−203434号、同59−165053号、同60
−121445号、同60−134235号、同60−
163043号、同61−118744号、同62−1
0645号、同62−10646号、同62−1539
50号、同62−178562号等の明細書に記載され
ているものを挙げることができる。これらのο-ナフト
キノンジアジド化合物を合成する際は、ポリヒドロキシ
化合物のヒドロキシル基に対して1,2−ジアゾナフト
キノンスルホン酸クロライドを0.2〜1.2当量反応
させることが好ましく、0.3〜1.0当量反応させる
ことが更に好ましい。
【0037】また、得られるο-ナフトキノンジアジド
化合物は、1,2ジアゾナフトキノンスルホン酸エステ
ル基の位置および導入量の種々異なるものの混合物とな
るが、ヒドロキシル基がすべて1,2−ジアゾナフトキ
ノンスルホン酸エステルで転換された化合物がこの混合
物中に占める割合(完全にエステル化された化合物の含
有量)は5モル%以上であることが好ましく、更に好ま
しくは20〜100モル%である。
【0038】また、本発明の感光性組成物には、公知慣
用の種々の構造の感光性化合物(B)がいずれも使用で
きるが、ポジ型感光性組成物の場合には、それはο-ナ
フトキノンジアジド化合物であることが好ましく、ネガ
型感光性組成物の場合には、それがジアゾ化合物である
ことが好ましい。感光性化合物(B)としては、例えば
側鎖に尿素結合を有する感光性化合物を用いることが出
来る。
【0039】本発明のポジ型感光性組成物に使用され
る、側鎖に尿素結合を有する感光性化合物としては、一
般式(I)で示される構造単位を含むアクリル系樹脂の
ο-ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルが好適に
使用できる。一般式(I)で示される構造単位は樹脂中
の10〜100重量%が好ましく、それをο-ナフトキ
ノンジアジドスルホン酸エステル化する割合は高いほど
耐溶剤性は向上するが、感光性組成物を塗布する際に用
いる溶剤への溶解性が低下することから、エステル化率
は1〜80%が好ましい。このようなο-ナフトキノン
ジアジドスルホン酸エステルは、前述の公知の合成方法
により容易に合成可能である。
【0040】また、本発明で用いることが出来る、側鎖
に尿素結合を有する感光性化合物は、本発明の側鎖に尿
素結合を有するバインダー樹脂(A)と併用すると、更
に耐溶剤性の優れた感光性組成物が得られる。上記側鎖
に尿素結合を有するバインダー樹脂のο-ナフトキノン
ジアジドスルホン酸エステルを用いると、特に耐溶剤性
の優れた感光性組成物が得られる。
【0041】また、ο-ナフトキノンジアジド化合物以
外のポジ型感光性化合物としては、例えば、特公昭56
−2696号、特開昭48−89003号、特開昭51
−120714号、特開昭53−133429号、特開
昭55−12995号、特開昭55−126236号、
特開昭56−17345号、特開昭60−10247
号、特開昭60−37549号、特開昭60−1214
46号などに記載されているものを挙げることができ
る。
【0042】また、ネガ型感光性組成物に使用される感
光性化合物としては、上記2)〜4)のものがあるが、
具体的には、下記を挙げることができる。
【0043】感光性ジアゾニウム化合物としては、ジア
ゾジアリールアミンと活性カルボニル化合物との縮合物
の塩に代表されるジアゾ樹脂が有り、感光性、水不溶性
で有機溶媒可溶性のものが好ましい。
【0044】特に好適なジアゾ樹脂は、4−ジアゾジフ
ェニルアミン、4−ジアゾ−3−メチルジフェニルアミ
ン、4−ジアゾ−4’−メチルジフェニルアミン、4−
ジアゾ−3’−メチルジフェニルアミン、4−ジアゾ−
4’−メトキシジフェニルアミン、4−ジアゾ−3−メ
チル−4’−エトキシジフェニルアミン、4−ジアゾ−
3−メトキシジフェニルアミン等とホルムアルデヒド、
パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアル
デヒド、4,4’−ビス−メトキシメチルジフェニルエ
ーテル等との縮合物の有機酸塩又は無機酸塩である。
【0045】有機酸としては、例えば、メタンスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、キシレ
ンスルホン酸、メシチレンスルホン酸、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、プロピルナフタ
レンスルホン酸、1−ナフトール−5−スルホン酸、2
−ニトロベンゼンスルホン酸、3−クロロベンゼンスル
ホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
−5−スルホン酸、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、ベンゼンホスフィン酸等が挙げられ、無機酸として
は、ヘキサフルオロリン酸、テトラフルオロホウ酸、チ
オシアン酸等が挙げられる。
【0046】更に、特開昭54−30121号公報に記
載の主鎖がポリエステル基であるジアゾ樹脂;特開昭6
1−273538号公報に記載の無水カルボン酸残基を
有する重合体と、ヒドロキシル基を有するジアゾ化合物
を反応してなるジアゾ樹脂;ポリイソシアネート化合物
とヒドロキシル基を有するジアゾ化合物を反応してなる
ジアゾ樹脂:カルボキシル基を有するジアゾ樹脂:フェ
ノール性水酸基を有するジアゾ樹脂等も使用しうる。
【0047】これらのジアゾ樹脂の使用量は、組成物の
固形分に対して0〜40重量%の範囲が好ましく、また
必要に応じて、2種以上のジアゾ樹脂を併用してもよ
い。
【0048】エチレン性不飽和基を有する化合物として
は、常圧で沸点100℃以上で、かつ1分子中に少なく
とも1個、好ましくは2個以上の付加重合可能なエチレ
ン性不飽和基を有するモノマー又はオリゴマーである。
このようなモノマー又はオリゴマーとしては、例えば、
ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート〔以
下、メタクリレートとアクリレートを総称して、(メ
タ)アクリレートと言う。〕、ポリプロピレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メ
タ)アクリレート等の単官能(メタ)アクリレート;ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ネオペンチ
ルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、トリ(アクリロイルオキシエチ
ル)イソシアヌレート、多価アルコール・アルキシレン
オキサイド付加体の(メタ)アクリレート、多価フェノ
ール・アルキレンオキサイド付加体の(メタ)アクリレ
ート、特公昭48−41708号、特公昭50−603
4号、特公昭51−37193号各公報に記載されてい
るウレタンアクリレート類、特開昭48−64183
号、特公昭49−43191号、特公昭52−3049
0号各公報に記載されているポリエステルアクリレート
類、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を付加させたエ
ポキシアクリレート類等の多官能(メタ)アクリレート
を挙げることができる。
【0049】これらの付加重合可能なエチレン性不飽和
基を有する化合物の使用量は、組成物の固形分に対して
5〜70重量%の範囲が好ましい。
【0050】光重合開始剤としては、例えば、米国特許
第2367661号明細書に記載されているα−カルボ
ニル化合物、米国特許第2448828号明細書に記載
されているアシロインエーテル、米国特許第27225
12号明細書に記載されているα−炭化水素置換された
芳香族アシロイン化合物、米国特許第3046127号
明細書に記載されている多族キノン化合物、米国特許第
3549367号明細書に記載されているトリアリール
ビイミダゾール・p−アミノフェニルケトンの組合せ、
米国特許第4239850号明細書に記載されているト
リハロメチル−s−トリアジン系化合物、米国特許第4
212970号明細書に記載されているオキサジアゾー
ル系化合物、米国特許第3751259号明細書に記載
されているアクリジン及びフェナジン化合物、特公昭5
1−48516号公報に記載されているベンゾチアゾー
ル系化合物等が挙げられ、その使用量は組成物の固形分
に対して0.5〜20重量%の範囲が好ましい。
【0051】本発明のポジ型感光性組成物中には、これ
以外にも公知のアルカリ可溶性樹脂を含有させることが
できる。例えば、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、
m−クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂、p−クレゾー
ル−ホルムアルデヒド樹脂、m−/p−混合クレゾール
−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール/クレゾール(m
−、p−、またはm−/p−混合のいずれでもよい)混
合−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−ホルムアルデ
ヒド樹脂、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂の如きノ
ボラック樹脂またはレゾール樹脂、ポリヒドロキシスチ
レン等を挙げることができる。本発明の感光性組成物は
これらの公知の樹脂を併用することにより現像ラチチュ
ードが更に広くなる特徴を有しており、ノボラック樹脂
は特に好適に用いられる。これらのアルカリ可溶性樹脂
の数平均分子量は200〜20,000、重量平均分子
量は300〜60,000であることが好ましい。更
に、米国特許第4,123,279号明細書に記載され
ているように、t−ブチルフェノール−ホルムアルデヒ
ド樹脂、オクチルフェノールノボラック樹脂のような、
炭素数3〜8のアルキル基を置換基として有するフェノ
ールとホルムアルデヒドとの縮合物を併用することは画
像の感脂性を向上させる上で好ましい。
【0052】本発明の感光性組成物は、バインダー樹脂
(A)と前記のノボラック樹脂からなるバインダー樹脂
100重量部あたり、10〜50重量部のο-ナフトキ
ノンジアジド化合物を用い、かつ当該バインダー樹脂の
合計100重量部あたり5〜95重量部のポリアクリロ
ニトリル系樹脂を用いることにより、平版印刷版用ポジ
型感光性組成物として好適に用いることができる。
【0053】本発明の感光性組成物に好適に含有させる
ことのできる上記ノボラック樹脂以外のものとしては、
一般式(I)で示される重合性単量体を必須成分とし
て、それと、重合性マレイミド類、重合性(メタ)アク
リルアミド類、重合性(メタ)アクリレート類からなる
群から選ばれる少なくとも1種の単量体との共重合体
(D)を挙げることができる。
【0054】樹脂(A)とこの樹脂(D)とを併用する
と、ダイアセトンアルコールに対する耐溶剤性が更に向
上する特徴がある。また、ポジ型平版印刷版として使用
した場合、バーニング処理した際の感光層の着色も良好
であり、耐刷力は更に向上し、非画線部の汚れ等も発生
しない。
【0055】樹脂(A)と樹脂(D)との重量割合は特
に制限されるものではないが、通常樹脂(A)/樹脂
(D)重量比=80/20〜20/80、好ましくは6
0/40〜40/60である。
【0056】本発明の感光性組成物はアルミニウム支持
体上に塗布することにより、ポジ型平版印刷版及びネガ
型平版印刷版として使用することができる。
【0057】ポジ型平版印刷版の場合、目的に応じて各
種の添加剤を加えることができる。例えば、塗布性を向
上させるために界面活性剤、塗膜の物性改良のために可
塑剤、画線部のインキ着肉性を高めるために疎水性基を
有する感脂化剤、感度を高めるために環状酸無水物、露
光後直ちに可視像を得るための焼き出し剤、画像着色剤
として染料やその他のフィラーなどを加えることができ
る。
【0058】ネガ型平版印刷版の場合にも、ネガ型感光
性化合物及びバインダー樹脂(A)の他に有機高分子結
合剤を併用することができる。このような有機高分子結
合剤としては、例えば、アクリル樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリウレタン樹脂、フェノキシ樹脂、エポキシ樹
脂、ポリアセタール樹脂、ポリスチレン樹脂、ノボラッ
ク樹脂等が挙げられる。更に、性能向上のために公知の
添加剤、例えば、熱重合防止剤、染料、界面活性剤、可
塑剤、安定性向上剤を加えることができる。
【0059】界面活性剤としては、特開昭62−366
57号公報、特開昭62−226143号公報等に記載
されているフッ素系界面活性剤等が挙げられる。可塑剤
としては、例えば、ジエチルフタレート、ジブチルフタ
レート、ジオクチルフタレート、リン酸トリブチル、リ
ン酸トリオクチル、リン酸トリクレジル、リン酸トリ
(2−クロロエチル)、クエン酸トリブチル等が挙げら
れる。感脂化剤としては、p−オクチルフェノールノボ
ラック,p−t−ブチルフェノールノボラック等の疎水
性基を有するノボラック樹脂を挙げることができる。
【0060】環状酸無水物としては、米国特許4,11
5,128号明細書に記載されているように無水フタル
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、3,6−エンドオキシ−△4−テトラヒドロ無水フタ
ル酸、テトラクロロ無水フタル酸、無水マレイン酸、ク
ロロ無水マレイン酸、α−フェニル無水マレイン酸、無
水コハク酸、無水ピロメリット酸等がある。これらの環
状酸無水物を全感光性組成物中の1〜15重量%含有さ
せることにより感度を最大3倍程度に高めることができ
る。
【0061】露光後直ちに可視像を得るための焼き出し
剤としては露光により酸を放出する感光性化合物と塩を
形成し得る有機染料の組合せを代表として挙げることが
できる。具体的には特開昭50−36209号公報、特
開昭53−8128号公報に記載されているο-ナフト
キノンジアジド−4−スルホン酸ハロゲニドと塩形成性
有機染料との組合せや特開昭53−36223号、同5
4−74728号、同60−3626号、同61−14
3748号、同61−151644号、同63−584
40号公報に記載されているトリハロメチル化合物と塩
形成性有機染料の組合せを挙げることができる。
【0062】画像の着色剤として前記の塩形成性有機染
料以外に他の染料も用いることができる。塩形成性有機
染料を含めて好適な染料として油溶性染料及び塩基染料
を挙げることができる。具体的には、オイルイエロー#
101、オイルイエロー#130、オイルピンク#31
2、オイルグリーンBG、オイルブルーBOS、オイル
ブルー#603、オイルブラックBY、オイルブラック
BS、オイルブラックT−505(以上、オリエント化
学工業株式会社製)、ビクトリアピュアブルー、クリス
タルバイオレット(CI42555)、メチルバイオレ
ット(CI42535)、ローダミンB(CI4517
0B)、マラカイトグリーン(CI42000)、メチ
レンブルー(CI52015)等を挙げることができ
る。公知の安定性向上剤としては、例えば、リン酸、亜
リン酸、蓚酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、ジピコリ
ン酸、ポリアクリル酸、ベンゼンスルホン酸、トルエン
スルホン酸等を挙げることができる。
【0063】これら各種の添加剤の添加量は、その目的
によって異なるが、一般に感光性組成物の固形分の0〜
30重量%の範囲が好ましい。
【0064】上記感光性組成物は必要に応じて各種溶媒
に溶解して支持体上に塗布することができる。溶媒とし
ては、例えば、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロ
エタン、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、モノ
クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、四塩化炭素の如き
ハロゲン系溶剤:ヘキサン、ヘプタン、シクロヘサン、
ベンゼン、トルエン、キシレンの如き脂肪族または脂環
族または芳香族炭化水素系溶媒:テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジエチルエーテルの如きエーテル系溶媒:
酢酸メチル、酢酸ブチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、メ
チルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテー
トの如きエステル系溶媒:アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンの如き
ケトン系溶媒、メタノール、エタノール、ブタノール、
ベンジルアルコール、ジアセトンアルコール、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、シクロヘキサノールの如
きアルコール系溶媒:アセトニトリル、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−
メチルピロリドンの如き含窒素系溶媒:ジメチルスルホ
キシド等が挙げられ、上記溶媒は単独または2種以上混
合して使用することもでき、場合によっては、更に水と
の混合溶媒も使用し得る。
【0065】このようにして製造された感光性組成物
は、ディップ塗布、カーテン塗布、ロール塗布、スプレ
ー塗布、ホワラー塗布、スピナー塗布、エアナイフ塗
布、ドクターナイフ塗布等周知の塗布方法によって、支
持体に塗布される。
【0066】支持体としては、例えば、アルミニウム、
亜鉛、銅、ステンレス、鉄等の金属板:ポリエチレンテ
レフタレート、ポリカーボネート、ポリビニルアセター
ル、ポリエチレン等のプラスチックフィルム:合成樹脂
を溶融塗布あるいは合成樹脂溶液を塗布した紙、プラス
チックフィルムに金属層を真空蒸着、ラミネートなどの
技術により設けた複合材料:その他、印刷版の支持体と
して使用されている各種の材料が挙げられる。また、金
属、特にアルミニウムの表面を有する支持体の場合は、
砂目立て処理、陽極酸化処理、親水化処理などの表面処
理がなされていることが好ましい。感光性組成物の塗布
量としては、乾燥重量で通常約0.5〜5g/m2であ
る。
【0067】塗布後、周知の方法により、乾燥して、支
持体上に感光層を設けた感光性平版印刷版が得られる。
【0068】この様にして得られた感光性平版印刷版は
周知の方法により使用することができる。例えば、この
感光性平版印刷版にポジ型フィルムを密着させ、超高圧
水銀灯、メタルハライドランプ等で露光し、メタ珪酸ソ
ーダ、メタ珪酸カリ、リン酸ソーダ、苛性ソーダ等のア
ルカリ水溶液により現像され、印刷版として使用され
る。
【0069】以上のようにして得られた本発明の平版印
刷版は、より耐刷力を向上させるために熱硬化処理(バ
ーニング処理またはベーキング処理と呼ばれる)を施す
ことが出来る。当該処置をした場合でも、本発明のバイ
ンダー樹脂を使用すると非画線部に汚れが発生すること
がないという効果をも発現する。
【0070】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例
に限定されるものではない。
【0071】(合成例1)メタクリロイルオキシエチル
イソシアネートと4−アミノフェノールをジオキサン溶
媒に加えて2時間攪拌することにより、2−(N’−
(4−ヒドロキシフェニル)ウレイド)エチルメタクリ
レートを得た。
【0072】(合成例2〜6)合成例1で得た化合物
と、それ以外の重合性単量体を表−1の割合で重合し、
本発明で用いるアルカリ可溶性のポリアクリロニトリル
系バインダー樹脂を得た。
【0073】(比較合成例1)合成例1で得た化合物
と、それ以外の重合性単量体を表−1の割合で重合し、
本発明で用いるポリアクリロニトリル系バインダー樹脂
よりもアクリロニトリル含有率の低い樹脂を得た。
【0074】(比較合成例2)ハイドロキノン(350
g)、をアセトン(2.5kg)、ピリジン(500ml)に溶解
し、0℃に冷却後、メタクリル酸クロライド(313.5g)
を滴下した。この際、反応温度は0〜5℃に保ち、その
後同温度で3時間攪拌した。更に室温で1時間攪拌して
から、アセトンを留去した。ここで水を加え、塩酸で酸
性(pH4)とし、エーテル抽出した。このエーテル層
を5%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、水洗、乾燥
(無水炭酸ナトリウム)してからエーテルを留去して白
色の固体が得られた。これを水にて再結晶して融点120.
5〜121.5℃のハイドロキノンモノメタクリレートの無色
針状結晶(420g)を得た。
【0075】(比較合成例3)比較合成例1で使用する
合成例1の化合物の代わりに比較合成例2の化合物を使
用する以外は、比較合成例1と同じ共重合組成比、合成
条件で重合を行い樹脂を得た。
【0076】(合成参考例1)合成例1で得た化合物
と、それ以外の重合性単量体を表−1の割合で重合し、
本発明で用いるアルカリ可溶性のポリアクリロニトリル
系バインダー樹脂と併用する樹脂(D)を得た。
【0077】
【表1】
【0078】
【表2】
【0079】ついで、下記表−2の組成比率の感光液
(感光性組成物)をそれぞれ調整した。
【0080】
【表3】
【0081】注1 エステル化率90% 注2:m-クレゾール(100g)、pークレゾール(66.8
g)、フェノール(36.0g)、37%ホルムアルデヒド水溶
液(105g)及び蓚酸(2.5g)の混合物を加熱し、105
℃で3時間攪拌した。その後、175℃に昇温して水を
留去し、200℃/100mmHgで残留モノマーを留
去した。以上の製法により得られた樹脂の重量平均分子
量は4000であった。
【0082】注3 保土谷化学工業(株)製の塩基性油
溶性染料
【0083】実施例1〜4 厚さ0.24mmのアルミニウム板を水酸化ナトリウム
水溶液にて脱脂し、これを20%塩酸浴中で、電解研磨
処理して中心線平均粗さ(Ra)0.6μmの砂目板を
得た。ついで、20%硫酸浴中、電流密度2A/dm2
で陽極酸化処理して、2.7g/m2の酸化皮膜を形成
し、水洗乾燥し、アルミニウム支持体を得た。このよう
にして得られたアルミニウム支持体上に上記の組成の感
光液(感光性組成物)をロールコーターを用いて塗布
し、100℃、3分間乾燥して感光性平版印刷版を得
た。この乾燥塗膜量は2.0g/m2であった。
【0084】得られた各感光性平版印刷版に画像フィル
ムを密着させ、3kWのメタルハライドランプで1mの
距離から露光した。これを、大日本スクリーン(株)製
自動現像機PD−912、大日本インキ化学工業(株)
が販売するポリクロームジャパン(株)製現像液PD−
1(9倍希釈)を用いて、30℃で12秒間現像処理を
行った。
【0085】このようにして作成した平版印刷版の耐溶
剤性、耐刷性の評価を行った。耐溶剤性は、3-メチル-
3-メトキシブタノール(50%)とエタノール(50
%)混合溶剤またはダイアセトンアルコール中に上記の
装置で露光した平版印刷版を30分間間浸積し、感光層
の浸食された度合いにより評価した。また、耐刷性は、
平版印刷版をローランドファボリット印刷機に取り付
け、UVインキ「ダイキュア セプター 墨」(大日本
インキ化学工業(株)製)、湿し水「NA−108W」
(大日本インキ化学工業(株)製)の100倍希釈液を
用いて印刷を行い、適正な印刷物が得られる最終印刷枚
数から判定した。その結果を表−3に示す。
【0086】
【表4】
【0087】耐溶剤性の評価には3-メチル-3-メトキ
シブタノール(50%)とエタノール(50%)混合溶
剤を使用した。感光性組成物塗布液の組成は表−2を使
用した。
【0088】尚、耐溶剤性欄の評価基準は次の通りであ
る。 浸食無しの場合:○、 若干でも浸食が認められた場
合:×
【0089】その結果、アクリロニトリルを多量に使用
した実施例1〜4の平版印刷版は耐溶剤性、耐刷性共に
良好な特性を有していることがわかった。尚、参考例1
と実施例1とを比較すると、アクリロニトリルとメタク
リルアミドとを併用したバインダー樹脂のほうが、より
耐刷性に優れていること、また、実施例1と4とを比較
すると、重合性マレイミド類を併用したバインダー樹脂
のほうが、より耐刷性に優れていることがわかる。
【0090】また、実施例3と比較例1、2を比較する
と、同一共重合成分・ほぼ同一分子量であっても、樹脂
A中のアクリロニトリル含有率が60%以下(比較例
1、2が該当)では、平版印刷版の耐溶剤性、耐刷性が
低下することがわかった。現像特性も実施例1〜4は良
好であった。
【0091】実施例5及び6 表−4の感光液(感光性組成物)を使用する以外は実施
例1〜5と同様にして感光性平版印刷版を作成し、表−
5に示す評価を行った。
【0092】
【表5】
【0093】注1 エステル化率66%
【0094】
【表6】
【0095】注1:aは3-メチル-3-メトキシブタノ
ール(50%)とエタノール(50%) 混合溶
剤、bはダイアセトンアルコールを耐溶剤性評価に使
用。 ○:良好、△:ほぼ良好、×:不良 注2:バーニング処理して印刷した際に非画線部に汚れ
が発生した場合は×、汚れが発生しなければ○。
【0096】アクリロニトリルを60モル%を越えて含
有し、かつメタクリルアミドを含有する樹脂(合成例
4)を使用した実施例5,6は、溶剤aに対して強力な
耐溶剤性を示すが、アクリロニトリルの含有率が60モ
ル%以下の比較例3は溶剤aへの耐性が乏しい。一方、
合成例4の樹脂と合成参考例1の樹脂(D)をそれぞれ
50%づつ使用した実施例6は、溶剤a,bのいずれに
対しても強い耐溶剤性を示した。
【0097】従って、アクリロニトリルを60モル%を
越えて含有し、かつメタクリルアミドを含有する樹脂
(合成例4)に合成参考例1のような特定の溶剤には耐
溶剤性を示す樹脂(D)を加えることにより、更に優れ
た耐溶剤性を示すポジ型平版印刷版を得ることができ
た。
【0098】また、本発明のバインダー樹脂を使用した
実施例5,6ではバーニング処理をして印刷しても非画
線部に汚れが発生することはなく、良好な印刷物を得る
ことができた。
【0099】
【発明の効果】本発明の感光性樹脂組成物から得られる
塗膜は耐溶剤性に優れ、平版印刷版として使用した際に
優れた耐溶剤性と耐刷性を示し、特に、UVインキ印刷
においてその優れた耐溶剤性から良好な耐刷性を示し
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小江 絋司 埼玉県北本市東間5−90 サンマンション 北本2−505

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルカリ可溶性アクリル系樹脂をバインダ
    ー樹脂として使用する感光性組成物において、(メタ)
    アクリロニトリルを60モル%を越えて90モル%以下
    含有し、かつ(メタ)アクリルアミドを含有するポリア
    クリロニトリル系バインダー樹脂(A)と、感光性化合
    物(B)を含有することを特徴とする感光性組成物。
  2. 【請求項2】ポリアクリロニトリル系バインダー樹脂
    (A)が、(メタ)アクリルアミドを5〜20モル%含
    有するポリアクリロニトリル系バインダー樹脂(A)で
    ある請求項1記載の感光性組成物。
  3. 【請求項3】ポリアクリロニトリル系バインダー樹脂
    (A)が、一般式(I)で示される重合性単量体を使用
    された樹脂である請求項2記載の感光性組成物。 【化1】 [式中、Rは水素原子またはアルキル基、Xは2価の連
    結基、Yは置換基を有してもよい2価の芳香族基を表
    す。]
  4. 【請求項4】感光性化合物(B)がο-ナフトキノンジ
    アジド化合物である、ポジ型に作用する請求項1、2ま
    たは3記載の感光性組成物。
  5. 【請求項5】ノボラック樹脂(C)を含有する請求項4
    記載の感光性組成物。
  6. 【請求項6】バインダー樹脂(A)とノボラック樹脂
    (C)からなるバインダー樹脂100重量部あたり、1
    0〜50重量部のο-ナフトキノンジアジド化合物
    (B)を用い、かつ樹脂(A)と樹脂(C)との合計1
    00重量部あたり、樹脂(A)を5〜95重量部用い、
    かつ平版印刷版用ポジ型とした請求項5記載の感光性組
    成物。
  7. 【請求項7】重合性マレイミド類、重合性(メタ)アク
    リルアミド類、重合性(メタ)アクリレート類からなる
    群から選ばれる少なくとも1種の単量体と、一般式
    (I)で示される重合性単量体との共重合体(D)を含
    有する請求項4記載の感光性組成物。
  8. 【請求項8】金属支持体層と、感光層とが積層された感
    光性平版印刷版であって、当該感光層が、(メタ)アク
    リロニトリルを60モル%を越えて90モル%以下含有
    し、かつ(メタ)アクリルアミドを含有するポリアクリ
    ロニトリル系バインダー樹脂(A)と、感光性化合物
    (B)とを必須成分として含有する感光層であることを
    特徴とする感光性平版印刷版。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6824947B2 (en) 2002-02-19 2004-11-30 Kodak Polychrome Graphics, Llc Photosensitive composition comprising a phenol resin having a urea bond in the main chain
KR100481012B1 (ko) * 2000-11-08 2005-04-06 주식회사 동진쎄미켐 내산성을 지닌 감광성 보호막 조성물
JP2010155994A (ja) * 1998-06-03 2010-07-15 Kodak Polychrome Graphics Co Ltd リソグラフ印刷板前駆体
EP3051349A1 (en) 2003-07-29 2016-08-03 FUJIFILM Corporation Alkali-soluble polymer and polymerizable composition thereof

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