JPH0833853A - 微粉末粉砕用攪拌ミル - Google Patents

微粉末粉砕用攪拌ミル

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JPH0833853A
JPH0833853A JP17431894A JP17431894A JPH0833853A JP H0833853 A JPH0833853 A JP H0833853A JP 17431894 A JP17431894 A JP 17431894A JP 17431894 A JP17431894 A JP 17431894A JP H0833853 A JPH0833853 A JP H0833853A
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crushing
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の攪拌ミルにおいて、粉砕媒体の交換又
は洗浄のための取り出しが容易でない、という問題を解
決し、粉砕媒体を容易に容器から排出できる攪拌ミルを
提供すること。 【構成】 スラリー出口7とスクリーン8が設けられる
容器2の端部側において攪拌軸4に駆動手段5を接続
し、容器2の軸方向反対側の端部を端板2bにより閉じ
た構成とする。そして、容器2を、駆動側の端部が反対
側の端部よりも高くなるように、水平に対して2°ない
し15°の角度で傾斜して配置する。 【構成】 容器が傾斜して配置され、粉砕媒体の排出に
際しては、低い方の容器端部が開放されるので、粉砕媒
体は重力により排出でき、排出速度が高められ、作業能
率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体の湿式微粉砕又は
顔料等の微粉末をさらに微細に分散するために使用され
る攪拌ミルに関する。特に本発明は、容器と該容器内に
回転自在に配置された攪拌軸との間の粉砕室に粉砕媒体
が充填され、被粉砕物スラリーを粉砕室に軸方向に通し
ながら攪拌軸を回転させて粉砕媒体を攪拌し、被粉砕物
を粉砕又は分散させるようになった形式の攪拌ミルに関
する。
【0002】
【従来技術】従来、この用途に使用されている攪拌ミル
は、円筒形の容器内に軸方向に攪拌軸を配置し、該攪拌
軸に攪拌ピンを放射状に取り付けた構造を有する。スラ
リー導入口は容器の軸方向一端部に、スラリー取り出し
口は容器の軸方向他端部に設けられる。容器にガラスビ
ーズ等の粉砕媒体を充填し、スラリー導入口からスラリ
ーを導入しながら攪拌軸により攪拌ピンを回転させ、ス
ラリーを粉砕媒体の間に通すことにより所望の微粉砕及
び微細分散を行う。攪拌ピンを有する攪拌部材の代わり
に、回転円板のような攪拌部材を用いることもできる。
スラリーは容器の軸方向に流れ、スラリー取り出し口か
ら取り出される。スラリー取り出し口には、粉砕媒体を
スラリーから分離するスクリーン等の分離手段が設けら
れる。
【0003】この従来の攪拌ミルにおいては、粉砕媒体
を交換する必要が生じたり、粉砕媒体を洗浄のために粉
砕室から取り出すことが必要になる。この粉砕媒体の取
り出しは、特別に設計された特殊形状の掻き出し棒を使
用したり、容器の一方の端から他方の端に向けて水又は
溶剤を流すことにより行っていた。しかし、容器が水平
に配置された横型の攪拌ミルの場合、いずれの方法によ
っても、容器内の攪拌部材に邪魔されて、粉砕媒体の取
り出しが容易ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の攪拌
ミルにおいて、粉砕媒体の交換又は洗浄のための取り出
しが容易でない、という問題を解決し、粉砕媒体を容易
に容器から排出できる攪拌ミルを提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、スラリー出口とスクリーンが設
けられる容器の端部側において攪拌軸に駆動手段を接続
し、容器の軸方向反対側の端部を端板により閉じた構成
とする。そして、容器を、駆動側の端部側が反対側の端
部よりも高くなるように、水平に対して2°ないし15
°の角度で傾斜して配置する。
【0006】
【作用】本発明による攪拌ミルにおいては、粉砕媒体を
粉砕室から取り出す場合に、容器の一端部に設けた端板
を取り外す。粉砕室内の粉砕媒体は、重力により容器端
部から排出される。容器の傾斜角は粉砕媒体のタイプに
より適切な値がある。たとえば直径が大きく比重が重い
粉砕媒体の場合には、傾斜角が大き過ぎると媒体の排出
が急速になり過ぎる。したがって、比較的小さい傾斜角
が望ましい。直径が小さく、比重の軽い粉砕媒体は、傾
斜角を大きくとらないと、満足な排出が得られない。粉
砕媒体を排出するときに、水又は溶剤を同時に流すこと
もできる。この水又は溶剤の流速により排出速度が異な
る。したがって、傾斜角だけでなく、水又は溶媒の流速
も、粉砕媒体の排出速度を十分に考慮して決定する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図について説明す
る。図1を参照すると、本発明を実施した攪拌ミル1
は、円筒状の容器2を有する。容器2は、円筒の両端部
が端板2a、2bにより閉じられ、該端板2a、2b間
に渡して攪拌軸4が配置される。この攪拌軸4は、容器
2内において該容器2と同軸に配置され、端板2aの外
側に設けた軸受部3により支持されている。軸受部3か
ら突出する攪拌軸4の端部には被駆動プーリ5固定され
ている。容器2の内部には、粉砕室9が形成され、該粉
砕室9内にガラスビーズのような粉砕媒体10が充填さ
れる。
【0008】容器2には、端板2bに隣接する端部に被
粉砕物スラリー導入用のスラリー入口6が形成され、反
対側の端板にスラリー出口7が形成されている。容器2
内には、スラリー出口7を囲んで円筒状のスクリーン8
が設けられる。このスクリーン8は、粉砕媒体10の通
過を阻止し、スラリーのみをスラリー出口7に排出でき
る構成である。容器2を支持するためにフレーム11が
設けられ、容器2の端板2aが該フレーム11に固定さ
れている。
【0009】攪拌軸4の外周には、図2(a) に示すよう
に、放射状に突出する多数の攪拌ピン4aが設けられて
攪拌部材を構成する。容器2の内周には、放射方向内向
きに突出する多数の固定ピン4bが設けられる。この固
定ピン4bは、攪拌ピン4aに対して軸方向に互い違い
に配置される。攪拌軸4に設けられる攪拌部材は、攪拌
ピン4aを有する形式でなく、図2(b) に示すように軸
方向に攪拌ピン4cが突出する円板4d状の構造でもよ
い。この構成は、攪拌ミルの分野において周知であるの
で、これ以上詳述しない。フレーム11内にはモーター
12が配置され、該モーター12の駆動プーリー12a
からベルト13を介して被駆動プーリー5に駆動力を伝
達することにより攪拌軸4が回転駆動される。
【0010】図1及び図3に示すように、フレーム11
は、3角形断面のベース板14の上に固定されており、
容器2は、スラリー排出側、すなわち駆動側の端部が上
になるように傾斜して配置される。この傾斜角は、2°
ないし15°である。
【0011】容器2内部のフレーム媒体10を排出する
場合には、容器2の端板2bを取り外し、容器の端を開
放する。容器2の内部のフレーム媒体10は重力により
容器2の端部の開口から外部に排出される。このフレー
ム媒体10を媒体受け槽15により受ける。必要に応じ
てスラリー出口7から水又は溶剤を流して、粉砕媒体の
流出を促進する。図5に傾斜角と粉砕媒体の排出時間の
関係を示す。粉砕媒体がスチールビーズの場合には比重
が大きいので、排出速度が高くなる。粉砕媒体がガラス
ビーズの場合には、スチールビーズに比べて排出時間が
長い。いずれにしても、傾斜角が2°以上で効果が認め
られる。傾斜角が15°以上になると、粉砕媒体の排出
についての効果の増大は認められず、逆に横型攪拌ミル
としての機能に悪影響がでる。したがって、傾斜角は、
2°ないし15°が好ましい範囲である。
【0012】図4に本発明の他の実施例を示す。この実
施例では、攪拌ミル1が設置される床に傾斜面16が形
成され、この傾斜面16にフレーム11が設置される。
その他の構造は前実施例と同様である。
【0013】
【効果】以上述べたように、本発明においては、攪拌ミ
ルの容器が傾斜して配置され、粉砕媒体の排出に際して
は、低い方の容器端部が開放されるので、粉砕媒体は重
力により排出でき、排出速度が高められ、作業能率が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す攪拌ミルの概略図であ
る。
【図2】攪拌ミルの容器の横断面を示し、(a) は放射状
の攪拌ピンを備える構造を、(b) は攪拌円板を備える構
造を、それぞれ示す。
【図3】本発明の実施例におけるフレームの支持構造を
断面で示す側面図である。
【図4】本発明の他の実施例におけるフレームの指示構
造を示す側面図である。
【図5】本発明の実施例における粉砕媒体の排出時間と
容器の傾斜角との関係を示す図表である。
【符号の説明】
1・・・・攪拌ミル、 2・・・・容器、 2a、2b・・・・端板、 3・・・・軸受部、 4・・・・攪拌軸、 5・・・・被駆動プーリー、 6・・・・スラリー入口、 7・・・・スラリー出口、 8・・・・スクリーン、 9・・・・粉砕室、 10・・・・粉砕媒体、 12・・・・モーター、 14・・・・ベース板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の容器と、前記容器内に同軸か
    つ回転自在に配置され周面に攪拌部材を設けた中空の攪
    拌軸とを備え、前記容器内に形成される粉砕室に粉砕媒
    体が充填され、前記容器には、軸方向一端部に隣接して
    スラリー入口が、他端部に隣接してスラリー出口がそれ
    ぞれ形成されており、前記スラリー出口を囲んでスクリ
    ーンが設けられ、被粉砕物を含むスラリーが前記スラリ
    ー入口から前記粉砕室に導入されて前記攪拌軸により攪
    拌される粉砕媒体の間を通過しながら粉砕されるように
    なった攪拌ミルにおいて、前記スラリー出口と前記スク
    リーンが設けられる前記容器の前記他端部側において前
    記攪拌軸に駆動手段が接続され、前記容器は軸方向の前
    記一端部が端板により閉じられており、前記容器は、前
    記他端部側が前記一端部側よりも高くなるように水平に
    対して2°ないし15°の角度で傾斜して配置されたこ
    とを特徴とする攪拌ミル。
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