JPH08338178A - アタッチメント付きの複層ガラス - Google Patents

アタッチメント付きの複層ガラス

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JPH08338178A
JPH08338178A JP8084287A JP8428796A JPH08338178A JP H08338178 A JPH08338178 A JP H08338178A JP 8084287 A JP8084287 A JP 8084287A JP 8428796 A JP8428796 A JP 8428796A JP H08338178 A JPH08338178 A JP H08338178A
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JP
Japan
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attachment
double glazing
plate
space
hard holding
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Withdrawn
Application number
JP8084287A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Ueno
琢也 上野
Yuji Miyaake
雄司 宮明
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
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Publication of JPH08338178A publication Critical patent/JPH08338178A/ja
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複層ガラスを枠材に装着する施工現場での煩雑
な組付け作業を簡略化する。 【解決手段】複層ガラスGの周縁部に備えられるアタッ
チメント11の硬質保持部材15の外周側に形成された
抱持腕部18と底壁部15aとの間に画成された空間部
19に、連結部材31を介して隣り合う硬質保持部材1
5,15の突合せ端面13,13を連結したアタッチメ
ント付きの複層ガラス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアタッチメント付き
の複層ガラスに係り、さらに詳しくは、複層ガラスに止
着して囲枠状に形成されるアタッチメントが仮に経年変
化により収縮することがあっても各コーナー部に隙間が
生ずるのを抑止して複層ガラスの品質性能の安定化に寄
与させることができるアタッチメント付きの複層ガラス
に関する。
【0002】
【従来の技術】複層ガラスは、断熱性や防音性に優れた
効果を発揮するほか、日射遮断性や安全性などの付加的
機能も有しているため、省エネルギーや安全性が重視さ
れる今日的なニーズによく適合し、業務用としてのみな
らず、一般家庭用としても大きな需要が見込まれてい
る。
【0003】このような機能を備える複層ガラスは、装
着対象部材であるサッシ等の枠材のガラス溝に嵌め込む
ことで取り付けられており、通常、水密性を保持しつつ
確実に固定する必要からグレージングチャンネル材等の
介装材を介在させることで囲枠材の側に装着されること
になる。
【0004】図7は、複層ガラスをサッシ等の枠材に装
着する際の従来手法の一例を示す説明図である。複層ガ
ラスGは、2枚またはそれ以上の板ガラス材1、2を、
吸湿剤を収納したスペーサー3を介して隔置し、その四
周を密閉することで形成される。そして、この複層ガラ
スGは、その下側縁部を除く周縁部にグレージングチャ
ンネル材4を取り付け、残りの下側縁部の両側面にビー
ト材5をそれぞれ介在させて、対応する上枠9aや縦枠
9bや下枠9cで形成される囲枠材9の側に装着するこ
とで使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記複層ガ
ラスGは、前記グレージングチャンネル材4などの従来
の介装材を用いても囲枠材9の側に取り付けることはで
きる。
【0006】しかし、グレージングチャンネル材4やビ
ート材5は、装着した際に比較的広い面積のもとで外気
に触れる表出部を有しており、日光や、雨水などの水
液、熱などの外部温度の変化による影響を受けて比較的
早く劣化しやすい。したがって、上記表出部では、施工
後の経年変化によって、劣化による収縮が発生すること
となる。
【0007】さらに、上記グレージングチャンネル材4
やビート材5を複層ガラスGの各辺の周縁部に止着して
囲枠材9に取り付けた後、コーナー部7を形成している
突合せ端面6,6相互間には、上記表出部などが劣化に
より収縮するなどして隙間が生じる。このような隙間
は、水密性の低下を招いて複層ガラスGの性能劣化を引
き起こすことから、施工後においても前記グレージング
チャンネル材4やビート材5を取り替えたりするメンテ
ナンスが必要になる煩雑さがあった。
【0008】一方、予め複層ガラスの周縁部に、チャン
ネル状の補強材と、この補強材の複層ガラスに相対する
内側面に設けた内側軟質部と、枠材に係合する外側軟質
部とからなるアタッチメントを装着したアタッチメント
付きの複層ガラスも提案されている。このアタッチメン
ト付きの複層ガラスによれば、図7に示すようなグレー
ジングチャンネル等を用いた場合に比べて、枠材への組
付け作業を簡便で好ましいものとすることができる。
【0009】しかしながら、複層ガラスの各辺に対応す
るアタッチメントを、複層ガラスのコーナー部において
止着した場合には、上記収縮作用によって、止着された
突合せ部に隙間が生じてしまうおそれがある。
【0010】本発明は従来技術にみられた上記課題に鑑
みてなされものであり、その目的は、枠材に対する介装
材として機能するアタッチメントを複層ガラスに取り付
けた際に、経年変化に伴う収縮が発生することがあって
もコーナー部を形成する突合せ端面相互間に隙間ができ
るのを抑止するようにしたアタッチメント付きの複層ガ
ラスを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
しようとするものであり、その構成上の特徴は、底壁部
と両側壁部とで断面略コ字形を呈してなる各硬質保持部
材に、複層ガラスの周縁部と前記硬質保持部材との間に
介在される内側軟質部と、装着対象部材である枠材と複
層ガラスとの間に介在される外側軟質部とからなる軟質
材が備えられていて、前記各硬質保持部材を隣接する突
合せ端面相互を突き合わせながら複層ガラスの各辺を各
別に挟持させることで囲枠状に形成されるアタッチメン
トを備えてなるアタッチメント付きの複層ガラスにおい
て、前記硬質保持部材のそれぞれの少なくともコーナー
部は、前記側壁部とは反対の方向に向けて突設されて前
記底壁部との間に空間部を画成してなる抱持腕部を備
え、隣り合う硬質保持部材の前記突合せ端面を含む突合
せ端部相互を連結すべく配置される連結部材は、前記ア
タッチメントのコーナー部に沿わせて配置される板状連
結部と、抱持腕部により画成される前記空間部に対し突
合せ端面の側から各別に挿入して配置される止着部とで
形成するとともに、隣り合う硬質保持部材相互は、前記
空間部に挿入した止着部を前記板状連結部と一体化させ
てなる前記連結部材を介して連結させたことにある。
【0012】
【発明の実施の形態】図1と図2とは、本発明の実施例
を要部を拡大して各別に示す説明図であり、図3におい
て囲枠状となって複層ガラスGに取り付けられたアタッ
チメント11により形成されるコーナー部12を斜め方
向から見た場合に対応させてそれぞれ示したものであ
る。
【0013】すなわち、図5に示すようにサッシ等の枠
材41との間の介装材として機能するアタッチメント1
1は、複層ガラスGの各辺の周縁部25に例えば硬質塩
化ビニル樹脂により形成される硬質保持部材15を各別
に止着することで、その全体が図3に示すように囲枠状
を呈して形成されている。そして、各硬質保持部材15
には、その長さ方向に、複層ガラスGや硬質保持部材1
5と枠材41との間をシールし、かつ硬質保持部材15
と複層ガラスGとの間をシールし、また複層ガラスGと
硬質保持部材15との緩衝作用を有する軟質材28が添
設されている。
【0014】本例では、アタッチメント11を構成して
いる前記各硬質保持部材15は、複層ガラスGの周縁部
25との対面部位での長さ方向に添設された例えば軟質
塩化ビニル樹脂からなる内側軟質部20と、装着対象部
材である前記枠材41に設けられる係止部42の側との
対面部位の長さ方向に添設された例えば軟質塩化ビニル
樹脂からなる外側軟質部21とからなる軟質材28を備
え、かつ、底壁部15aと両側壁部15b,15bとで
断面略コ字形を呈してその全体が形成されている。
【0015】なお、このような構成からなるアタッチメ
ント11は、図5からも明らかなように枠材41のガラ
ス溝44内のセッティングブロック材43上に載置さ
れ、かつ、前記枠材41が備える係止部42に対し、前
記外側軟質部21を係合させることで枠材41の側に取
り付けられることとなる。また、前記内側軟質部20
は、図4に示すように複層ガラスGの周縁部25におけ
る側縁部25aの側に各別に当接する少なくとも各一条
以上の突状軟質部20aと、端面25bとの対面部位に
配設されるシート状軟質部20bとで構成するのが好ま
しい。
【0016】さらに、前記硬質保持部材15には、これ
を構成している前記底壁部15aと両側壁部15b,1
5bとのうち、アタッチメント11の周端面11aの側
に位置する前記底壁部15aにおける長さ方向での両側
縁部に前記側壁部15bとは反対の方向に向けて突設さ
れて前記底壁部15aとの間に空間部19を画成してい
る抱持腕部18が形成されている。この場合、作業性等
を考慮するならば、前記抱持腕部18は、図示例のよう
に前記底壁部15aにおける長さ方向での両側縁部に前
記側壁部15bとは反対の方向に向けて突設され、か
つ、相互間に空隙部17が残置されるようにその先端部
を内方に折曲させて対向させてなる一対の支片部16,
16により形成するのが好ましい。他に、一対の支片部
16,16とが一体化し、空隙部が残置しない支片部と
底壁部とで中空の空間部を形成する筒状構造としてもよ
いが、後述の理由により空隙部が残置された構造が好ま
しい。
【0017】一方、隣り合う硬質保持部材15,15の
前記突合せ端面13,13を含む突合せ端部14,14
相互を連結すべく配置される連結部材31は、図1や図
2に例示されるように前記各コーナー部12に沿わせて
配置される板状連結部32と、前記抱持腕部18内に画
成される前記空間部19に対し前記突合せ端面13の側
から各別に挿入して配置される止着部33とで形成され
ている。
【0018】このうち、図1は、連結部材31の構成例
を詳細に示すものであり、その全体は、前記空間部19
に挿入される板状連結部32と、前記抱持腕部18内で
の圧接を自在とすべく前記板状連結部32の長さ方向で
の両端部に前記止着部33として一体形成された圧接部
34,34とで構成されている。
【0019】この場合、前記圧接部34は、挿入側に緩
斜面34bを備えて前記抱持腕部18内に対し幅方向で
の圧接を自在とした1以上の突起34aをいずれか一
方、もしくは図示例のように双方における長さ方向での
側縁側に突設することで形成されている。
【0020】なお、連結部材31を構成している前記板
状連結部32は、可撓性を有する塩化ビニル樹脂などか
らなる合成樹脂材や、請求項6に記載のように前記コー
ナー部12に対応合致する折曲部32aを備えて断面略
L字形を呈するステンレスやアルミニウムなどからなる
金属材を用いて前記圧接部34共々一体に形成すること
が望ましい。また、前記板状連結部32が比較的硬質な
合成樹脂材により形成されている場合には、金属材で形
成される場合と同様に前記コーナー部12に対応合致す
る部位に予め折曲部32aを設けておくのが望ましい。
【0021】さらに、圧接部34を構成する1以上の前
記突起34aは、挿入を容易にしながらも挿入後の抜脱
を困難にする観点から、例えば断面略直角三角形を呈し
て連続する鋸歯状に配列させて形成するのが望ましい。
【0022】一方、図2は、連結部材31の別の構成例
を詳細に示すものであり、その全体は、アタッチメント
11の周端面11aに位置する前記抱持腕部18の側に
前記空隙部17を覆うようにして配設される板状連結部
32と、この板状連結部32とは別体となって当該板状
連結部32を硬質保持部材15の側に止着させる止着部
33として形成される螺着部35とで構成されている。
【0023】このうち、前記板状連結部32は、前記コ
ーナー部12の角度と対応合致する折曲部32aを備え
て例えば略L字形を呈し、かつ、その長さ方向での両端
部に円形や四角形、三角形など適宜の形状を呈する通孔
32bを各別に穿設することでその全体が形成されてい
る。
【0024】また、前記螺着部35は、前記抱持腕部1
8により画成される空間部19内への挿入が自在で、か
つ、前記空隙部17の幅よりは広幅とした基台部35a
と、この基台部35aに立設されて前記空隙部17から
突出する雄ネジ部35bと、この雄ネジ部35bに螺着
されるナット材35cとで形成されている。なお、雄ネ
ジ部35bの前記空隙部17からの突出長さは、螺着後
にナット材35cから頭部がやや突出するか、ナット材
35cの面高と略一致する程度とするのが望ましい。
【0025】本発明における軟質材は、複層ガラスを受
ける硬質保持部材の略コ字状の凹部と複層ガラスとの緩
衝作用を有し、複層ガラスや硬質保持部材と枠材との
間、硬質保持部材と複層ガラスとの間をシールする機能
を有していれば、好ましくは複層ガラスの硬質保持部材
からの抜けを防止する機能を有していれば、その形状に
特に制限はない。
【0026】例えば、図6に示すように軟質材は外側軟
質部と内側軟質部とが一体となって硬質保持部材の長さ
方向に添設されていてもよい。この場合、硬質保持部材
の端面は、軟質材によって覆われることになる。
【0027】本発明はこのようにして形成されているの
で、前記連結部材31は、板状連結部32を前記コーナ
ー部12に沿わせて配置するとともに、抱持腕部18が
前記底壁部15aとの間に画成している前記空間部19
に対し突合せ端面13の側から止着部33を各別に挿入
して前記板状連結部32と一体化させることで硬質保持
部材15の側に配設することができる。
【0028】このため、図3に示すように複層ガラスG
の周縁部25に囲枠状に取り付けられて形成されるアタ
ッチメント11は、それぞれのコーナー部12を形成し
て隣接配置されている硬質保持部材15,15の突合せ
端部14,14相互を前記連結部材31により一体的に
連結することで、仮に経年変化によって硬質保持部材1
5の側に収縮が生ずることがあっても、突合せ端面1
3,13相互間に隙間が生ずるのを確実に抑止すること
ができることになる。
【0029】したがって、硬質保持部材15により形成
されるアタッチメント11は、それぞれのコーナー部1
2を水密性を高めた状態のもとで複層ガラスGの側に取
り付けることで、複層ガラスGの側に生じがちな性能劣
化を抑制することができるので、複層ガラスGに対し長
期にわたり安定的な品質性能を付与することができる。
【0030】また、前記抱持腕部18が空隙部17を備
えて形成されている場合には、前記底壁部15aとの間
に画成される空間部19内に連結部材31を挿入配置す
る際、前記空隙部17を介して空間部19内に図示しな
い挿入補助部材を送り込んだり、空間部19自体を拡径
したりすることができるので、空間部19内への連結部
材31の挿入作業を容易化することができる。
【0031】さらに、前記連結部材31が前記空間部1
9に挿入される前記板状連結部32と、その両端部に一
体となって配設された前記圧接部34(止着部33)と
を備えて形成されている場合には、図1からも明らかな
ように、それぞれの前記突合せ端部14,14に対し突
合せ端面13の側から空間部19内に対応する圧接部3
4を圧入しながら前記板状連結部32を単に送り込むこ
とで、コーナー部12を形成している硬質保持部材1
5,15相互をその突き合わせ端部14,14を介する
ことで一体的に連結することができる。このため、一連
の連結作業は、熟練を要することなく円滑に遂行するこ
とができる。
【0032】なお、前記圧接部34が挿入方向に緩斜面
34bを備えた1以上の突起34aにより形成されてい
る場合には、連結部材31の全体を対応する前記空間部
19内に前記緩斜面34bを利用して円滑に圧入するこ
とができる。また、前記板状連結部32が可撓性を備え
た合成樹脂材により形成されている場合には、前記コー
ナー部12の角度の如何を問わずに柔軟に対応させなが
ら連結部材31を前記空間部19内に挿入配置すること
ができる。さらに、前記板状連結部32が前記コーナー
部12に対応合致する折曲部32aを備えた金属材によ
り形成されている場合には、より強固に硬質保持部材1
5の突合せ端部14,14相互を連結することができ
る。
【0033】一方、前記連結部材31は、前記通孔32
bとと、コーナー部12に対応合致する折曲部32aと
を備えた板状連結部32と、この板状連結部32とは別
体となった螺着部35(止着部33)とで形成されてい
るので、図2からも明らかなように抱持腕部18内に予
め配置しておくことで空隙部17から突出させた雄ネジ
部35bに対し前記通孔32bを介して板状連結部32
を支持させた後、ナット材35cを緊締螺着することで
硬質保持部材15の側に極く容易に固定することができ
る。
【0034】なお、本発明における抱持腕部は、上記の
例のように硬質保持部材の長手方向全域にわたって設け
られていてもよいが、連結部材が備えられるコーナー部
の所定範囲だけでもよい。アタッチメントの製造容易性
の点に鑑みると、抱持腕部は硬質保持部材の長手全域に
設けられることが好ましい。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、連結
部材は、板状連結部を前記コーナー部に沿わせて配置す
るとともに、抱持腕部が底壁部との間に画成している空
間部に対し突合せ端面の側から止着部を各別に挿入して
板状連結部と一体化させることで配設することができる
ので、コーナー部を形成して隣接配置されている硬質保
持部材の突合せ端部相互は、前記連結部材を介すること
で容易に一体的に連結することができる。
【0036】このため、複層ガラスにアタッチメントを
取り付けておくことで、作業現場において容易に複層ガ
ラスを枠材に装着することができ、しかもこの作業中に
おける複層ガラスのアタッチメントからの抜けを防止で
き、作業効率の向上を達成できる。さらに、アタッチメ
ントの全体は、仮に経年変化によって硬質保持部材の側
に収縮が生ずることがあっても、突合せ端面相互間に隙
間が生ずるのを確実に抑止して複層ガラスの側に装着す
ることができ、コーナー部12の水密性を高めることで
複層ガラスGに対し性能劣化を来すことなく長期にわた
り安定的な品質性能を付与することができる。しかも、
複層ガラスと枠材との間に介装されるアタッチメント
は、隣り合う各辺相互が確実に一体化された状態となっ
て予め複層ガラスの周縁部に取り付けられているので、
複層ガラスを枠材に装着する施工現場での煩雑な組付け
作業を簡略化することができる。
【0037】また、抱持腕部に空隙部を設けることによ
って、底壁部との間に画成される空間部内に連結部材を
挿入配置する際、空隙部を介して空間部内に挿入補助部
材を送り込んだり、空間部自体を拡径したりすることが
でき、空間部内への連結部材の挿入作業を容易化するこ
とができる。
【0038】さらに、連結部材を、空間部内に挿入され
る板状連結部と、その両端部に一体となって配設された
圧接部とで形成することによって、それぞれの突合せ端
部の側に対応する圧接部を圧入しながら板状連結部を単
に送り込むことで、硬質保持部材相互をその突き合わせ
端部を介することで一体的に連結することができ、作業
の効率化を実現することができる。
【0039】さらにまた、圧接部を、挿入方向に緩斜面
を備えた1以上の突起により形成することによって、連
結部材の全体を対応する空間部内に前記緩斜面を利用し
て円滑に圧入することができる。また、板状連結部を、
可撓性を備えた合成樹脂材により形成することによっ
て、コーナー部の角度の如何を問わずに柔軟に対応させ
ながら連結部材を空間部内に挿入配置することができ
る。さらに、板状連結部を、コーナー部に対応合致する
折曲部を備えた金属材により形成することによって、よ
り強固に硬質保持部材の突合せ端部相互を連結すること
ができる。
【0040】一方、連結部材を、コーナー部に対応合致
する折曲部を有して両端部に通孔を備える板状連結部
と、この板状連結部とは別体となった螺着部とで形成す
ることによって、抱持腕部内に予め配置しておくことで
空隙部から突出させた雄ネジ部に対し通孔を介して板状
連結部を支持させた後、ナット材を緊締螺着することで
硬質保持部材の側に極く容易に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部構造についての一例を拡大して示
す説明図である。
【図2】本発明の要部構造についての他例を拡大して示
す説明図である。
【図3】本発明に係るアタッチメント付きの複層ガラス
の全体形状を示す一部を省略した正面図である。
【図4】図3におけるA−A線矢視方向での断面構造を
拡大して示す説明図である。
【図5】図2に示す連結部材を用いたアタッチメント付
きの複層ガラスを枠材に装着した際の縦断面構造を示す
説明図である。
【図6】図3におけるA−A線矢視方向での断面構造の
別の例を拡大して示す説明図である。
【図7】従来手法により複層ガラスを枠材の側に装着す
る際の部材相互の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
11:アタッチメント 11a:周端面 12:コーナー部 13:突合せ端面 14:突合せ端部 15:硬質保持部材 15a:底壁部 15b:側壁部 16:支片部 17:空隙部 18:抱持腕部 19:空間部 20:内側軟質部 20a:突状軟質部 20b:シート状軟質部 21:外側軟質部 G:複層ガラス 25:周縁部 25a:側縁部 25b:端面 28:軟質材 31:連結部材 32:板状連結部 32a:折曲部 32b:通孔 33:止着部 34:圧接部 34a:突起 34b:緩斜面 35:螺着部 35a:基台部 35b:雄ネジ部 35c:ナット材 41:枠材 42:係止部 43:セッティングブロック材 44:ガラス溝

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁部と両側壁部とで断面略コ字形を呈し
    てなる各硬質保持部材に、複層ガラスの周縁部と前記硬
    質保持部材との間に介在される内側軟質部と、装着対象
    部材である枠材と複層ガラスとの間に介在される外側軟
    質部とからなる軟質材が備えられていて、前記各硬質保
    持部材を隣接する突合せ端面相互を突き合わせながら複
    層ガラスの各辺を各別に挟持させることで囲枠状に形成
    されるアタッチメントを備えてなるアタッチメント付き
    の複層ガラスにおいて、 前記硬質保持部材のそれぞれの少なくともコーナー部
    は、前記側壁部とは反対の方向に向けて突設されて前記
    底壁部との間に空間部を画成してなる抱持腕部を備え、
    隣り合う硬質保持部材の前記突合せ端面を含む突合せ端
    部相互を連結すべく配置される連結部材は、前記アタッ
    チメントのコーナー部に沿わせて配置される板状連結部
    と、抱持腕部により画成される前記空間部に対し突合せ
    端面の側から各別に挿入して配置される止着部とで形成
    するとともに、隣り合う硬質保持部材相互は、前記空間
    部に挿入した止着部を前記板状連結部と一体化させてな
    る前記連結部材を介して連結させたことを特徴とするア
    タッチメント付きの複層ガラス。
  2. 【請求項2】前記軟質材は、内側軟質部が硬質保持部材
    の複層ガラスの周縁部との対面部位の長さ方向に、外側
    軟質部が装着対象部材である枠材に設けられる係止部の
    側との対面部位の長さ方向に、各々別個に添設されてな
    ることを特徴とする請求項1記載のアタッチメント付き
    の複層ガラス。
  3. 【請求項3】前記抱持腕部は、前記側壁部とは反対の方
    向に向けて突設され、かつ、相互間に空隙部が残置され
    るようにその先端部を内方に折曲させて対向させてなる
    一対の支片部により前記底壁部との間に空間部を画成し
    て形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の
    アタッチメント付きの複層ガラス。
  4. 【請求項4】前記連結部材は、前記空間部に挿入される
    前記板状連結部と、前記抱持腕部内での圧接を自在とす
    べく前記板状連結部の長さ方向での両端部に一体形成さ
    れた圧接部からなる前記止着部とで構成するとともに、
    隣り合う硬質保持部材相互は、前記空間部内で圧接部が
    圧接するように板状連結部を挿入配置してなる前記連結
    部材を介して連結させたことを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載のアタッチメント付きの複層ガラ
    ス。
  5. 【請求項5】止着部としての前記圧接部は、挿入側に緩
    斜面を備える1以上の突起を少なくともいずれか一方の
    長さ方向での側縁側に突設して形成したことを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載のアタッチメント
    付きの複層ガラス。
  6. 【請求項6】連結部材を構成する前記板状連結部は、可
    撓性を有する合成樹脂材により形成したことを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載のアタッチメント
    付きの複層ガラス。
  7. 【請求項7】連結部材を構成する前記板状連結部は、前
    記コーナー部に対応合致する折曲部を備えてなる金属材
    により形成したことを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれかに記載のアタッチメント付きの複層ガラス。
  8. 【請求項8】前記連結部材は、前記コーナー部に対応合
    致する折曲部を備えてその長さ方向での両端部に通孔を
    各別に穿設してなる前記板状連結部と、各硬質保持部材
    が備える前記空間部にその基台部を介して各別に挿入配
    置され、かつ、基台部上に立設されて前記空隙部から表
    出するナット材付きの雄ネジ部を有してなる螺着部によ
    り形成される前記止着部とで構成するとともに、隣り合
    う硬質保持部材相互は、前記空間部を介して各別に配置
    される前記螺着部における雄ネジ部を対応するそれぞれ
    の通孔を介して前記板状連結部の側に挿通させ、ナット
    材により各別に緊締螺着して形成される前記連結部材を
    介して連結させたことを特徴とする請求項3記載のアタ
    ッチメント付きの複層ガラス。
JP8084287A 1995-04-12 1996-04-05 アタッチメント付きの複層ガラス Withdrawn JPH08338178A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012077610A (ja) * 2012-01-23 2012-04-19 Bunka Shutter Co Ltd 建材用枠組み構造

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JP2012077610A (ja) * 2012-01-23 2012-04-19 Bunka Shutter Co Ltd 建材用枠組み構造

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