JPH08338047A - 作業機の操作用仮想音生成装置 - Google Patents

作業機の操作用仮想音生成装置

Info

Publication number
JPH08338047A
JPH08338047A JP7146340A JP14634095A JPH08338047A JP H08338047 A JPH08338047 A JP H08338047A JP 7146340 A JP7146340 A JP 7146340A JP 14634095 A JP14634095 A JP 14634095A JP H08338047 A JPH08338047 A JP H08338047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
virtual sound
operating
working machine
signals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7146340A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3545840B2 (ja
Inventor
Seiji Yamashita
誠二 山下
Yasuo Tanaka
康雄 田中
Ryuji Takada
龍二 高田
Yutaka Watanabe
豊 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP14634095A priority Critical patent/JP3545840B2/ja
Publication of JPH08338047A publication Critical patent/JPH08338047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3545840B2 publication Critical patent/JP3545840B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/205Remotely operated machines, e.g. unmanned vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業個所が見えない場合でも、作業状態を確
実に把握し、適切な操作を行なうことができる作業機の
操作用仮想音生成装置を提供する。 【構成】 仮想音記憶手段であるROM221を複数の
ブロック221a,221b,221c,・・・・・に
区分し、各ブロックに音色が異なる仮想音信号を記憶す
る。作業機側から例えばバケットに作用する荷重信号な
どの稼働状況信号を送信する。受信側では、受信した稼
働状況信号より音色選択信号を生成する。ラッチ回路2
22は、生成された音色選択信号を予め定められたサン
プリング周期でサンプリングし、対応するブロックを選
択する。一方、信号発生器226は、所定の周期で信号
を出力し、選択されたブロック中の先頭アドレスから最
終アドレスまでのアドレスを選択する。これによって、
仮想音記憶手段から仮想音信号を選択的に読み出し、ス
ピーカ装置23より可聴音である仮想音を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル、油圧ク
レーン、ブルドーザ等の各種作業機の操作に使用される
仮想音生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作業機は、オペレータが1つ又は複数の
操作レバーを操作し、対応するアクチュエータを選択的
に駆動することによって、所望の作業を行なう。このよ
うな作業機として、図11に油圧ショベルを例示し、そ
の概略構成を説明する。
【0003】図11は、油圧ショベルの側面図である。
この図で、1は下部走行体、2は下部走行体1上に旋回
可能に設けられた上部旋回体を示している。3はフロン
ト機構であって、上部旋回体2に可回動に取り付けられ
たブーム4、ブーム4に可回動に取り付けられたアーム
5、アーム5に可回動に取り付けられたバケット6より
成る。4Sはブーム4を駆動する油圧シリンダ、5Sは
アーム5を駆動する油圧シリンダ、6Sはバケット6を
駆動する油圧シリンダである。7は上部旋回体2上に設
けられた運転室であり、内部に操作レバーを備えてい
る。オペレータが運転室7内の操作レバーのうちの所要
の操作レバーを操作することにより図示しないコントロ
ールバルブを作動させ、これに対応する油圧シリンダ等
(本明細書では、これらを「アクチュエータ」と総称す
る。)をその操作量に応じた速度で駆動し、地面Gの掘
削個所G1 を掘削したり、その他の所要の作業を行な
う。
【0004】このような油圧ショベルによる作業は、通
常、オペレータが運転室7に搭乗し、操作レバーを操作
して行なわれるが、危険な個所での作業、例えば崖の近
辺、崩壊のおそれのある建造物の近辺、河川等における
作業、火山の土石流の除去作業等の作業を行なう場合に
は、オペレータが搭乗して作業をするのは危険であるの
で、安全な場所からの遠隔操縦によって作業が行われ
る。
【0005】遠隔操縦手段は、受信信号に応じて各コン
トロールバルブを作動させる作業機側の制御装置と、こ
の制御装置に有線又は無線で信号を送信する遠隔操縦装
置とで構成される。遠隔操縦装置には、作業機の操作レ
バーに対応する操作レバーが備えられ、オペレータは遠
隔個所に設けられた遠隔操縦装置の各操作レバーを、作
業機の操作レバーと同じように操作することにより、そ
の操作量に応じた信号を作業機側の制御装置に送信し、
作業機を操縦する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】オペレータが運転室7
に搭乗して作業機を操作する場合、オペレータは、作業
個所(例えば掘削作業の場合バケット6の先端)を見な
がら、かつ、油圧回路のリリーフ音やエンジン音を聞き
ながら、それらに基づいて経験的に適切な操作を行な
う。しかし、遠隔操縦手段による作業機の操縦では、遠
隔操縦する個所と作業機とが遠く離れている場合がしば
しばあり、この場合、遠隔操縦装置を操作しているオペ
レータは作業個所を見ることができず、又、運転室や作
業個所で発生する作業音もほとんど聞こえないので(仮
に聞こえたとしても、何の音か判らないので)、作業機
に所望の作業を行なわせるように操縦することが困難に
なり、最悪の場合には、操縦が不可能となる。
【0007】この問題を解決するため、従来より、作業
機にカメラ又はマイクロフォン或いはその両者を搭載
し、カメラの映像やマイクロフォンの音声を遠隔操縦装
置側で受信し、掘削個所の映像を見たり、音を聞いたり
しながら作業機を遠隔操縦する手段が用いられている。
しかしながら、カメラではその視野が限定されるので、
常時作業個所を視野に収めることができず、又、マイク
ロフォンが介在すると、直接聞く場合とは異なった音に
聞こえるばかりでなく、同一個所で複数の作業機が作業
を行なっている場合には自己の作業機の音を聞き分ける
のが困難になる。また、音に関しては、運転室7での油
圧回路のリリーフ音やエンジンの回転音がマイクロフォ
ンにより聞こえたとしても、作業個所における音は岩石
を破砕する場合等の特殊な作業以外の作業においてはほ
とんど聞こえないのが実状である。このため、作業機に
カメラやマイクロフォンを備えても、遠く離れた地点で
の適切な操縦は困難となるという問題があった。
【0008】なお、このような問題は、必ずしも遠隔操
縦を行なう場合だけに生じるものではなく、オペレータ
が運転室7に搭乗して作業を行なう場合にも、同様の問
題を生じ得る。例えば、油圧ショベルで図7に破線で示
すように、地面より低い足元の掘削を行なう場合、オペ
レータは掘削個所G2 を運転室7から見ることができ
ず、又、そこで発生している音も聞き取り難いので、油
圧ショベルの適切な操作が困難となる。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、遠隔操縦の場合や運転室から作業個所が見
えない場合でも、作業状態を確実に把握し、作業機を適
切に操作することができる作業機の操作用仮想音生成装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、原動機と、該原動機で駆動される油圧ポ
ンプと、該油圧ポンプにて発生する油圧で駆動されるア
クチュエータとを備え、操作手段によりこれら原動機、
油圧ポンプ、アクチュエータの駆動を制御して所望の作
業を行う作業機において、前記原動機、油圧ポンプ、ア
クチュエータから選択される少なくともいずれか1つの
機器の稼働状況を検出する稼働状況検出手段と、当該検
出手段にて検出された稼働状況信号を送受信する送信手
段及び受信手段と、記憶エリアが複数のブロックに区分
され、各ブロックごとに異なる仮想音信号が予め記憶さ
れた記憶手段と、前記受信手段にて受信された稼働状況
信号により前記記憶手段中の特定のブロックを選択し、
当該選択されたブロックに記憶された仮想音信号を読み
出す仮想音信号読出し手段と、前記記憶手段から読み出
された仮想音信号を可聴音に変換する可聴音生成手段と
を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】作業機が起動された状態で、作業機の操作手段
又は遠隔操縦装置の操作手段を操作すると、その作業状
況に応じて、作業機に搭載された原動機(エンジン)の
回転数、各作業機構に作用する応力、若しくは油圧ポン
プから吐出される圧油やアクチュエータに供給される圧
油の圧力が変化する。これらの物理量は、適当なセンサ
を用いることによって検出できる。一方、作業機又は遠
隔操縦装置には、半導体メモリ等の情報記憶手段を搭載
することができ、これらの情報記憶手段には、音色(波
形)、音の高低(周波数)、音の大小(振幅)等が異な
る各種の音信号(仮想音信号)を、区分されたブロック
ごとに記憶することができる。したがって、センサの検
出信号(稼働状況信号)に基づいて、情報記憶手段から
特定の仮想音信号を選択的に読み出すようにすると、ス
ピーカ等の可聴音生成手段より、作業機の作業状況と関
連付けられた特定の仮想音を選択的に発生させることが
できる。かように、作業機の作業状況と関連付けられた
特定の仮想音を可聴音生成手段より発生させると、オペ
レータは、発生した仮想音を聞くことにより作業状況を
感覚的に把握することができるので、これに基づいて作
業機の適切な操作を行なうことができる。
【0012】ところで、作業機のオペレータは、電波法
で規定される無線従事者免許を取得していないのが普通
である。このため、無線従事者免許を有しないオペレー
タが無線機を用いて作業機の遠隔操縦を行うためには、
電波法の規制外の特定小電力無線機しか使用できず、送
信側から受信側に無線送信される信号のデータ量は、限
定されたものにならざるを得ない。しかし、前記手段に
よると、送信側から音声信号そのものではなく、それよ
りも格段にデータ量が少ない稼働状況信号を送信し、受
信側に備えられた記憶装置から予め記憶された仮想音信
号を読み出して仮想音を発生するようにしたので、特定
小電力無線機を用いて必要な通信を実行できると共に、
少ないデータ量で豊富なバリエーションの仮想音を発生
させることができ、オペレータに多くの有用な情報を伝
達することができる。
【0013】
【実施例】
〈第1実施例〉まず、第1実施例に係る仮想音生成装置
が適用される油圧ショベル遠隔操縦システムの構成例
を、図1に基づいて説明する。
【0014】図1は、油圧ショベル遠隔操縦システムの
構成図であって、この図から明らかなように本システム
は、油圧ショベル10と、油圧ショベル10の作業現場
から離れた安全な場所に設定された遠隔運転室20とか
ら構成される。
【0015】油圧ショベル10には、遠隔運転室20に
備えられた運転室側無線通信装置21との間で信号の送
受信を行う作業機側無線通信装置11と、油圧ショベル
10の稼働状況信号、例えばバケット6に作用する荷重
信号、油圧ショベル10に搭載されたエンジンの回転数
信号、油圧ショベル10の各部に発生する振動信号、油
圧ショベル10に搭載された油圧回路の圧力信号などか
ら選択される1または2以上の信号を検出する1または
2以上のセンサ(図示省略)と、作業現場の状況を撮影
するカメラ(図示省略)と、運転室側無線通信装置21
からの送信信号に基づいて油圧ショベル10の操作部を
操作するドライバ(図示省略)とが備えられる。その他
の部分については、図11に示した従来の油圧ショベル
と同じであるので、対応する部分に同一の符号を表示し
て説明を省略する。なお、油圧ショベル10に作用する
負荷を検出するセンサとしては、例えば特公平3−50
047号公報に提示されている掘削力測定装置や、特開
平3−96806号公報に提示されている変形センサ等
を用いることもできる。
【0016】一方、遠隔運転室20には、作業機側無線
通信装置11との間で信号の送受信を行うための運転室
側無線通信装置21と、作業機側無線通信装置11から
の送信信号に基づいて作業現場で発生する音に近似した
仮想音信号を生成する仮想音生成装置22と、この仮想
音生成装置22によって生成された仮想音信号を可聴音
に変換するスピーカ装置23と、作業機側無線通信装置
11から送信された作業現場の映像を表示するCRTや
液晶表示装置等の映像表示装置24と、オペレータが油
圧ショベル10を遠隔操縦するための全ての操縦装置2
5が備えられる。操縦装置25には、油圧ショベル10
を操縦するに必要な操作手段26、例えばレバー等が備
えられている。これらの操作手段は、油圧ショベル10
の運転室7内に配置された操作手段と異なる構成及び配
列にすることもできるが、より臨場感にあふれた環境を
作り出し、より正確な遠隔操縦を行うためには、操縦装
置25に備えられる操作手段を、油圧ショベル10の運
転室7内に配置された各操作手段と同一の構成及び配列
で配置することが好ましい。
【0017】オペレータは、映像表示装置24に写し出
される作業現場の映像を監視しつつスピーカ装置23か
ら出力される仮想音を聞いて作業現場の状況を把握し、
油圧ショベル10によって所望の作業が行われるように
操作手段26を選択的に操作する。操作手段26の操作
信号は、運転室側無線通信装置21及び作業機側無線通
信装置11を介して油圧ショベル10に伝送され、図示
しないドライバを駆動して、操作された操作手段26に
対応する装置を選択的に操作する。これによって、油圧
ショベル10の遠隔操縦が行われる。
【0018】次に、作業機側無線通信装置11内に備え
られた稼働状況信号発生回路と稼働状況信号送信回路の
構成を、図2に基づいて説明する。
【0019】図2から明らかなように、稼働状況信号発
生回路111は、図示しないセンサの検出信号(又は、
当該検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリング
して得られる信号。本明細書では、これらを総称して
「検出信号」という。)が入力される所要数(図2で
は、2つ)のA/D変換器112と、所要の処理及び演
算プログラムが格納されたROM113と、ROM11
3に格納されたプログラムにしたがって所要の演算及び
処理を行うCPU114と、演算データ等を一時格納す
るRAM115と、CPU114にて生成された稼働状
況信号をシリアルデータに変換して出力するSCI(シ
リアル・コミュニケーション・インターフェース)11
6とからなる。また、稼働状況信号送信回路117は、
SCI116を介して送信された稼働状況信号を、例え
ばFM変調等する発振変調器118と、変調信号を増幅
するパワーアンプ119と、送信アンテナ120とから
なる。なお、前記ROM113には、油圧ショベル10
に備えられた各種のセンサ(図2では、荷重センサとエ
ンジン回転数検出センサ)から出力される検出値を所定
の手順でA/D変換するA/D変換プログラム、各セン
サからの各検出値を所定の手順で合成して稼働状況信号
を生成する稼働状況信号生成プログラム、それに生成さ
れた稼働状況信号を所定の手順でSCI116から出力
する送信プログラム等が格納される。
【0020】以下、前記のように構成された稼働状況信
号発生回路111の動作について説明する。油圧ショベ
ル10が起動され、遠隔運転室20からの遠隔操縦によ
って作業を開始すると、その作業状況に応じて、図示し
ないセンサから出力される検出信号が連続的に変動す
る。CPU114は、ROM113に格納されたA/D
変換プログラムにしたがって、A/D変換器112にて
アナログ信号である検出信号をデジタル信号に変換す
る。A/D変換された検出信号は、一時RAM115に
格納される。次いで、CPU114は、ROM113に
格納された稼働状況信号生成プログラムにしたがってR
AM115から検出信号を取り出し、荷重センサから出
力される荷重信号とエンジン回転数検出センサから出力
されるエンジン回転数信号とを所定の配列で合成して、
稼働状況信号を生成する。この稼働状況信号も、一時R
AM115に格納される。さらに、CPU114は、R
OM113に格納された送信プログラムにしたがってR
AM115から稼働状況信号を取り出し、SCI116
及び稼働状況信号送信回路117を介して、運転室側無
線通信装置21に無線送信する。
【0021】図3に、作業機側無線通信装置11から運
転室側無線通信装置21に無線送信されるデータの構成
例を示す。図3(a)に示すように、同期ビットを3バ
イト、稼働状況信号を6バイトで構成し、信号の1バイ
トを図3(b)に示す構成にすると、電波法の規制外の
通信速度が2400bpsのデジタル無線通信装置を用
いた場合、無線データの転送周期が68.75msとな
る。このような周期の長いデータとなり、近距離の信号
を十分に送信できる環境にないのが、作業機における無
線遠隔操縦の特徴である。
【0022】次いで、運転室側無線通信装置21の構成
を、図4に基づいて説明する。図4に示すように、運転
室側無線通信装置21は、受信アンテナ211と、無線
受信器212と、SCI213と、所要の処理及び演算
プログラムが格納されたROM214と、ROM214
に格納されたプログラムにしたがって所要の演算及び処
理を行うCPU215と、演算データ等を一時格納する
RAM216と、所要数(図4では、3つ)のデータ出
力部(D/O)217〜219とからなる。なお、前記
ROM215には、前記作業機側無線通信装置11から
無線送信された稼働状況信号の受信動作を制御する受信
プログラム、無線送信された稼働状況信号より、所望の
音色選択信号を生成する音色選択信号生成プログラム、
及び生成された音色選択信号を所定の手順でSCI21
3から出力する送信プログラム等が格納されている。
【0023】以下、この運転室側無線通信装置21の動
作について説明すると、作業機側無線通信装置11から
無線送信された稼働状況信号(図3参照)は、受信アン
テナ211、無線受信器212、SCI213を介して
制御部に取り込まれる。ROM214の受信プログラム
は、常時起動されており、送信信号が入力されると、こ
れをRAM216に一時格納してCPU215に割込み
を行ない、送信信号の入力を報せる。これにより、CP
U215は、ROM214に格納された受信プログラム
にしたがって送信された稼働状況信号を受信する。前記
したように、前記作業機側無線通信装置11から無線送
信される稼働状況信号には、油圧ショベル10に取り付
けられた各種のセンサによって検出された各種の信号が
合成されている。CPU215は、ROM214に格納
された音色選択信号生成プログラムにしたがって、SC
I213より出力される稼働状況信号を所要の音色選択
信号に変換し、変換された音色選択信号を一時RAM2
16に格納する。次いで、CPU215は、ROM21
4に格納された送信プログラムにしたがってRAM21
6から音色選択信号を取り出し、SCI213及びD/
O217〜219を介して、仮想音生成装置22にパラ
レルに出力する。なお、音色選択信号は、後に説明する
仮想音生成装置22に備えられたROM221(図5参
照)に記憶された仮想音信号を選択するものであって、
仮想音信号に付された通しの番号又は仮想音信号が記憶
されたROM221のアドレスに対応する信号が出力さ
れる。音色選択信号を8ビット構成にすれば256種類
の仮想音信号を選択でき、12ビット構成にすれば40
96種類の仮想音信号を選択できる。
【0024】次に、遠隔運転室20に備えられる仮想音
生成装置22の構成を、図5〜図7に基づいて説明す
る。図5に示すように、仮想音生成装置22は、所定の
仮想音信号が予め記憶されたROM(読出し専用の半導
体メモリ)221と、D/O217から出力された音色
選択信号をラッチし、当該ラッチされた音色選択信号に
よりROM221の上位アドレスを選択するラッチ回路
222と、発振器223と分周回路224とカウンタ2
25とからなり、カウンタ225からの出力信号によっ
てROM221の下位アドレスを選択する信号発生器2
26と、ROM221から読み出されたデジタル信号を
アナログ信号に変換するD/A変換器227と、アナロ
グ変換された仮想音信号を増幅して出力するオーディオ
アンプ228とから構成されている。なお、図5におい
ては、1つのD/O217に対応する1つの仮想音生成
装置22のみ示されているが、運転室側無線通信装置2
1に備えられたD/Oの数量に応じた数の仮想音生成装
置22を備えることもできる。また、図5においては、
信号発生器226に、出力信号の周波数を変更する手段
が何ら設けられていないが、これに適宜の周波数変更手
段を設け、信号発生器226からの出力信号の周波数を
可変にすることも可能である。
【0025】ROM221は、図6に示すように、複数
のブロック221a,221b,221c,・・・・に
区分されており、各ブロックごとに異なる仮想音信号
(1)〜(N)が記憶されている。なお、ROM221
は、任意の記憶容量ごとに、また任意の区分数に区分す
ることができるが、記憶容量の無駄を防止するために
は、各ブロックの記憶容量を一定の値にすることが好ま
しい。また、区分された各ブロックには、任意の配列で
任意の仮想音信号を記憶することができるが、操縦装置
25の操作に応じて仮想音がより自然な感じで変化する
ように、アドレスの若いブロックの順に、音色、音の高
低、音の大小又はこれらの組合せ等の音質が互いに近似
した仮想音信号を順番に記憶することが好ましい。例え
ば、バケット6を操作しての掘削作業を表現する仮想音
については、図7に示すように、アドレスの若いブロッ
クの順に、静音から重掘削音までの各仮想音信号を順番
に記憶することが好ましい。
【0026】以下、この仮想音生成装置22の動作につ
いて説明する。運転室側無線通信装置21のD/O21
7(図4参照)からパラレル信号である音色選択信号が
出力されると、ラッチ回路222は、予め設定されたサ
ンプリング周期で音色選択信号をラッチし、ROM22
1の上位アドレス、すなわちブロックを選択する。一
方、信号発生器226は、発振器223の出力信号を分
周回路224にて分周して得られる信号をカウンタ22
5にてカウントし、カウント値が予め定められた値にな
るごとにカウンタ225から信号を発生して、ROM2
21の下位アドレス、すなわちブロックの先頭アドレス
から最終アドレスまでのアドレスを選択する。これによ
って、D/O217から出力された音色選択信号に対応
する仮想音信号が、カウンタ225の設定値に対応する
周期で連続的に読み出される。ROM221の読出し信
号は、D/A変換器227でアナログ信号に変換された
後、オーディオアンプ228を介してスピーカ装置23
に入力し、可聴音である仮想音に変換される。
【0027】仮想音は、作業機の稼働状況に応じた音色
と高さと大きさになる。例えば、バケット6を駆動して
の高負荷掘削作業時には、バケット6を駆動したときの
音色であって、高音かつ大音量の仮想音となり、低負荷
作業時には、同様の音色で、低音かつ小音量の仮想音と
なる。遠隔操縦装置25のオペレータは、この仮想音に
より油圧ショベルの作業状態を感覚的に把握する。そし
て、これに応じて遠隔操縦装置25に備えられた操作レ
バー等を選択的に操作し、適切に油圧ショベルを駆動し
て、掘削等の所望の作業を行なう。
【0028】すなわち、バケット6を地面に食い込ませ
て掘削を行う場合を例にとって説明すると、スピーカ装
置23から出力される仮想音が高音かつ大音量である場
合には、バケット6に過大な負荷がかかっており、それ
以上操作レバーを継続して操作しても掘削力は増加せ
ず、無駄に動力を消費するだけであることがオペレータ
に判り、オペレータは、一旦掘削動作を中止してバケッ
ト6を戻し、少し姿勢を変えて再度掘削を行なう方が良
いことに気付く。逆に、スピーカ17の音が低音であれ
ば、オペレータは、さらに深くバケット6を地面に食い
込ませて、より多くの量を掘削できることを知り、これ
に沿った操作を行なうことができる。結局、オペレータ
は、掘削個所が遠隔地点にあって見えない場合でも、掘
削状態を確実に把握することができ、油圧ショベルの適
切な操作を行なうことができる。
【0029】このように、本実施例では、バケットに作
用する荷重信号、エンジンの回転数信号、作業機各部に
発生する振動信号、油圧回路の圧力信号などの稼働状況
信号より音色選択信号を生成し、当該音色選択信号によ
りROM221に予め記憶された仮想音信号を選択的に
読み出すようにしたので、少ない信号量の音色選択信号
で、スピーカ装置より豊富なバリエーションの仮想音を
発生させることができる。よって、作業個所が見えない
遠隔地点にあっても油圧ショベルの作業状態を確実に把
握することができ、油圧ショベルを適切に操作すること
ができる。
【0030】また、従来のカメラやマイクロフォンを用
いる装置では、これらの映像信号や音声信号に広い周波
数帯域を占有されるために、操縦に必要なデータの送信
が大きく制限される事態が生じていたが、本実施例では
負荷信号をデジタル信号で送信するだけであるので、上
記事態の発生を完全に避けることができる。
【0031】〈第2実施例〉本発明に係る仮想音生成装
置の第2例を、図8に基づいて説明する。図8は、第2
実施例に係る仮想音生成回路の回路図である。
【0032】この図から明らかなように、本例の仮想音
生成回路は、仮想音の記憶手段である2つのROM22
1a,221bと、運転室側無線通信装置21に備えら
れたD/O217,218から出力された2種類の音色
選択信号を別個にラッチする2つのラッチ回路222
a,222bと、2つの信号発生器226a,226b
と、各ROM221a,221bから読み出されたデジ
タル信号を別個にアナログ信号に変換する2つのD/A
変換器227a,227bと、アナログ変換された仮想
音信号をミキシングするミキシング回路229と、ミキ
シングされた仮想音信号を増幅して出力するオーディオ
アンプ228とから構成されている。
【0033】前記2つのROM221a,221bのそ
れぞれには、例えば掘削音に対応する仮想音とエンジン
の排気音に対応する仮想音など、音質が異なる仮想音が
別個に記憶される。また、前記2つのラッチ回路222
a,222bのそれぞれには、運転室側無線通信装置2
1(図4参照)に備えられた3つのD/O217から出
力される3種類の音色選択信号より選択される所定の音
色選択信号が、選択的に入力される。また、前記2つの
信号発生器226a,226bのうち、第1の信号発生
器226aは、ラッチ回路222aの出力信号をアナロ
グ変換するD/A変換器223aと、当該D/A変換器
223aの出力電圧によって発振信号の周波数を変更す
る電圧制御可変周波数発振器(VCO)224aと、V
CO224aからの出力信号をカウントし、カウント数
が予め定められた設定値になったときに信号を発生して
第1のROM221aの下位アドレスを選択するカウン
タ225aとからなる。一方、第2の信号発生器226
bは、前記第1実施例に係る信号発生器226と同様の
発振器223と分周器224とカウンタ225とから構
成されている。
【0034】なお、図8においては、2つのROM22
1a,221bとそれに付属する2組の電子部品群を備
えた仮想音生成装置が表示されているが、ROM及びそ
の付属部品の数量はこれに限定されるものではなく、3
つ以上のROMとそれに付属する3組以上の電子部品群
を備えることも勿論可能である。また、図8の仮想音生
成装置においては、一方のROM221aの下位アドレ
スをD/A変換器223aとVCO224aとカウンタ
225aとからなる第1の信号発生器226aにて選択
し、他方のROM221bの下位アドレスを発振器22
3と分周器224とカウンタ225とから第2の信号発
生器226bにて選択する構成としたが、2つのROM
221a,221bのそれぞれの下位アドレスを、共に
前記第1の信号発生器226a又は第2の信号発生器2
26bにて選択する構成とすることも勿論可能である。
【0035】本例の仮想音生成装置は、複数のROM2
21a,221bと、複数のラッチ回路222a,22
2bと、複数の信号発生器226a,226bと、複数
のD/A変換器227a,227bと、複数のROM2
21a,221bから読み出された仮想音信号をミキシ
ングするミキシング回路229とを備えたので、例えば
掘削作業によって発生する音に対応する仮想音とエンジ
ンの排気音に対応する仮想音など、音質が異なる複数種
の仮想音を合成して出力することができ、スピーカ装置
23から出力される仮想音を、より実際の作業に即した
音にすることができる。また、本例の仮想音生成装置
は、第1の信号発生器226aにVCO224aを備
え、音色選択信号の変化に応じてカウンタ225aから
出力される信号の周期を変更するようにしたので、音色
選択信号の変化に応じてROM221aから読み出され
る仮想音信号の音色と周波数とを同時に変更することが
でき、スピーカ装置23から出力される仮想音を、より
実際の作業に即した音にすることができる。これらのこ
とから、オペレータは、作業状況をより確実に把握する
ことができ、作業の確実性及び安全性をより向上でき
る。
【0036】〈第3実施例〉本発明に係る仮想音生成装
置の第3例を、図9及び図10に基づいて説明する。図
9は仮想音記憶手段に記憶される仮想音の波形調整方法
の第1例を示す説明図であり、図10はその第2例を示
す説明図である。
【0037】本例の仮想音生成装置は、図5に示した仮
想音記憶用のROM221又は図8に示した仮想音記憶
用のROM221a,221bに、図9又は図10の方
法で波形が調整された仮想音信号を記録したことを特徴
とする。
【0038】すなわち、第1実施例及び第2実施例の説
明欄で説明したように、仮想音記憶用のROM221又
はROM221a,221bは、複数のブロックに区分
され、各ブロックごとに異なる音色の仮想音信号が記憶
されている。そして、仮想音信号の読み出しは、作業機
の稼働状況の変化に応じて変化する音色選択信号によっ
てROMの上位アドレス、すなわちブロックを選択する
と共に、信号発生器226又は信号発生器226a,2
26bの出力信号によってROMの下位アドレス、すな
わちブロックの先頭アドレスから最終アドレスまでのア
ドレスを選択することによって行われる。したがって、
音色選択信号が一定に保持されている場合には、当該音
色選択信号によって選択される1のブロックに記憶され
た仮想音信号が繰り返し出力される。
【0039】この場合、1のブロックの先頭アドレスに
記憶された仮想音信号の信号レベルと当該ブロックの最
終アドレスに記憶された仮想音信号の信号レベルとが著
しくかけ離れたものであると、スピーカ装置23より出
力される音が不自然な音になり、オペレータが作業機の
稼働状況を正確に把握しにくくなる。そこで、本実施例
においては、かかる不都合を解消するため、図9(c)
又は図10に示すように、1のブロックの先頭アドレス
に記憶された仮想音信号の信号レベルと、当該ブロック
の最終アドレスに記憶された仮想音信号の信号レベルと
を、同一又はこれに近似したレベルに調整している。
【0040】仮想音信号の波形調整方法の第1例を図9
に基づいて説明する。図9(a)は仮想音記憶用のRO
M221又はROM221a,221bに記憶しようと
する仮想音信号の原波形図であり、図9(b)は原波形
に乗算される係数マップである。本例においては、ブロ
ックの先頭アドレス及び最終アドレスに対応する係数が
“0”で、中間部のアドレスに対応する係数が“1”に
設定され、それらの間が滑らかに増加又は減少する係数
マップになっている。図9(a)の原波形と図9(b)
の係数マップを乗算すると、原波形は図9(c)に示す
ように、先頭アドレスの信号レベルと最終アドレスの信
号レベルが共に“0”になる。仮想音記憶用ROMの各
ブロックには、この図9(c)の信号が記憶される。
【0041】このようにすると、ブロックの最終アドレ
スから読み出される信号に基づいて生成される仮想音と
ブロックの先頭アドレスから読み出される信号に基づい
て生成される仮想音とが滑らかに連続するので、オペレ
ータに違和感を与えることがない。
【0042】次いで、仮想音信号の波形調整方法の第2
例を図10に基づいて説明する。図10(a)は仮想音
調整用の係数図であって、ブロックの先頭アドレス及び
最終アドレスに対応する係数が“0.5”で、中間部の
アドレスに対応する係数が“1”に設定されている。い
ま、図10(a)に示すように、区分されたブロックの
メモリ容量をMワードとし、先頭アドレスからmワード
の区間と、最終アドレスまでのmワードの区間とを共に
直線で重み付けすると、図10(b)に示す第1式〜第
3式によって、原信号ai (i=0〜M)の各区間にお
ける記憶信号bi (i=0〜M)を求めることができ
る。仮想音記憶用ROMの各ブロックには、このbi
(i=0〜M)で示される記憶信号が記憶される。
【0043】本例の場合には、ブロックの先頭アドレス
及び最終アドレスに記憶される信号の信号レベルが、原
信号の信号振幅の中間値となる。本例の波形調整方法を
採用した場合も、ブロックの最終アドレスから読み出さ
れる信号に基づいて生成される仮想音とブロックの先頭
アドレスから読み出される信号に基づいて生成される仮
想音とが滑らかに連続するので、オペレータに違和感を
与えることがない。
【0044】ブロックの先頭アドレス及び最終アドレス
に記憶される信号の信号レベルは、必ずしも同一である
必要はなく、スピーカ装置23から出力される仮想音
が、自然な連続音となる程度に近似していれば足りる。
また、必ずしも、区分された全てのブロックについて波
形が調整された信号を記憶する必要はなく、一部のブロ
ックについてのみ波形が調整された信号を記憶すること
もできる。
【0045】なお、上記の各実施例においては、作業機
として油圧ショベルを用いた場合を例にとって説明した
が、他の作業機にも適用できるのは当然である。例え
ば、ブルドーザの排土板にかかる負荷を検出することに
よりブルドーザに適用でき、クレーンのブームにかかる
負荷を検出することによりクレーンに適用できる。
【0046】また、上記の各実施例においては、作業機
を遠隔操縦する場合を例にとって説明したが、本発明の
要旨は遠隔操縦に限られるものではなく、運転室にオペ
レータが搭乗して作業機を操作する場合にも応用でき
る。例えば地面より低い足元の掘削を行なう場合等、オ
ペレータから作業個所が見えない作業をする場合、本発
明の仮想音生成装置が備えられていると、オペレータが
稼働状況を感覚的に把握することができるので、作業を
効率的にかつ安全に行うことができる。
【0047】さらに、上記の各実施例においては、作業
機と遠隔運転室間の通信を無線によって行なう場合につ
いて説明したが、本発明の要旨は無線通信に限られるも
のではなく、有線による通信方式を採用する場合にも適
用できる。有線通信方式によると、無線通信方式による
場合よりも回路構成を簡略化できるので、装置の小型化
及び低コスト化により有利である。なお、装置の大型化
及び高コスト化が許容される場合には、有線通信回路と
無線通信回路の2系統を備えることも勿論可能である。
有線通信回路を備えた仮想音生成装置は、運転室にオペ
レータが搭乗して作業機を操作する場合に有利である。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、バ
ケットに作用する荷重信号、エンジンの回転数信号、作
業機各部に発生する振動信号、油圧回路の圧力信号など
の稼働状況信号より音色選択信号を生成し、当該音色選
択信号により仮想音記憶手段に予め記憶された仮想音信
号を選択的に読み出すようにしたので、少ない信号量の
音色選択信号で、スピーカ装置より豊富なバリエーショ
ンの仮想音を発生させることができる。よって、作業個
所が見えない遠隔地点にあっても油圧ショベルの作業状
態を確実に把握することができ、油圧ショベルを適切に
操作することができる。また、稼働状況信号をデジタル
信号で送信するので、その送信のための使用周波数帯域
が狭く、他のデータの送受信に何等の支障も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベル遠隔操縦システムの構成図であ
る。
【図2】作業機側無線通信装置の回路図である。
【図3】作業機側無線通信装置から無線送信されるデー
タの構成図である。
【図4】運転室側無線通信装置の回路図である。
【図5】仮想音生成装置の第1例を示す回路図である。
【図6】仮想音記憶手段のブロック構成説明図である。
【図7】仮想音記憶手段からの信号読出し方法を模式的
に示す説明図である。
【図8】仮想音生成装置の第2例を示す回路図である。
【図9】仮想音記憶手段に記憶される仮想音の波形調整
方法の第1例を示す説明図である。
【図10】仮想音記憶手段に記憶される仮想音の波形調
整方法の第2例を示す説明図である。
【図11】油圧ショベルの側面図である。
【符号の説明】
10 油圧ショベル 11 作業機側無線通信装置 111 稼働状況信号発生回路 112 A/D変換器 113 ROM 114 CPU 115 RAM 116 SCI 117 稼働状況信号送信回路 20 遠隔運転室 21 運転室側無線通信装置 22 仮想音生成装置 221 ROM 222 ラッチ回路 226 信号発生器 227 D/A変換器 23 スピーカ装置 24 映像表示装置 25 遠隔操縦装置 26 操作レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 豊 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機と、該原動機で駆動される油圧ポ
    ンプと、該油圧ポンプにて発生する油圧で駆動されるア
    クチュエータとを備え、操作手段によりこれら原動機、
    油圧ポンプ、アクチュエータの駆動を制御して所望の作
    業を行う作業機において、前記原動機、油圧ポンプ、ア
    クチュエータから選択される少なくともいずれか1つの
    機器の稼働状況を検出する稼働状況検出手段と、当該検
    出手段にて検出された稼働状況信号を送受信する送信手
    段及び受信手段と、記憶エリアが複数のブロックに区分
    され、各ブロックごとに異なる仮想音信号が予め記憶さ
    れた記憶手段と、前記受信手段にて受信された稼働状況
    信号により前記記憶手段中の特定のブロックを選択し、
    当該選択されたブロックに記憶された仮想音信号を読み
    出す仮想音信号読出し手段と、前記記憶手段から読み出
    された仮想音信号を可聴音に変換する可聴音生成手段と
    を備えたことを特徴とする作業機の操作用仮想音生成装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記記憶手段とし
    て、半導体メモリを用いたことを特徴とする作業機の操
    作用仮想音生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記各ブロックの情
    報記憶容量が一定になるように、前記記憶手段を区分し
    たことを特徴とする作業機の操作用仮想音生成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記ブロックのアド
    レスを上位アドレスと下位アドレスとに区分し、上位ア
    ドレスを前記稼働状況信号により選択すると共に、下位
    アドレスを信号発生器の出力信号により選択し、当該信
    号発生器の出力信号を仮想音信号の時間軸として、前記
    稼働状況信号の変化に応じた音色の仮想音信号を連続的
    に読み出すことを特徴とする作業機の操作用仮想音生成
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記信号発生器から
    の出力信号の周波数を前記稼働状況信号に応じて調整
    し、可聴音生成手段から発生する仮想音の音色と高低と
    を同時に変化させるようにしたことを特徴とする作業機
    の操作用仮想音生成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記記憶手段として
    複数個の半導体メモリを備えると共に、各半導体メモリ
    から読み出された仮想音信号をミキシングして前記可聴
    音生成手段に供給するミキシング回路を備えたことを特
    徴とする作業機の操作用仮想音生成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記各ブロックの先
    頭アドレスに記憶される仮想音信号の信号レベルと最終
    アドレスに記憶される仮想音信号の信号レベルとが、同
    一又はそれに近似した大きさになっていることを特徴と
    する作業機の操作用仮想音生成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、隣合う各ブロック間
    に、音質が近似した仮想音信号を記憶したことを特徴と
    する作業機の操作用仮想音生成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、前記操作手段が、前
    記作業機を遠隔操縦する装置に備えられたものであるこ
    とを特徴とする作業機の操作用仮想音生成装置。
  10. 【請求項10】 請求項1において、前記操作手段が、
    前記作業機に備えられたものであることを特徴とする作
    業機の操作用仮想音生成装置。
  11. 【請求項11】 請求項1において、前記稼働状況検出
    手段が、前記原動機の回転数検出センサ、前記作業機を
    構成する各作業機構に作用する応力の検出センサ、若し
    くは前記油圧ポンプから吐出される圧油又は前記アクチ
    ュエータに供給される圧油の圧力検出センサから選択さ
    れる少なくともいずれか1つのセンサであることを特徴
    とする作業機の操作用仮想音生成装置。
JP14634095A 1995-06-13 1995-06-13 作業機の操作用仮想音生成装置 Expired - Fee Related JP3545840B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14634095A JP3545840B2 (ja) 1995-06-13 1995-06-13 作業機の操作用仮想音生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14634095A JP3545840B2 (ja) 1995-06-13 1995-06-13 作業機の操作用仮想音生成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08338047A true JPH08338047A (ja) 1996-12-24
JP3545840B2 JP3545840B2 (ja) 2004-07-21

Family

ID=15405492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14634095A Expired - Fee Related JP3545840B2 (ja) 1995-06-13 1995-06-13 作業機の操作用仮想音生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3545840B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108885866A (zh) * 2016-03-31 2018-11-23 马自达汽车株式会社 车用效果声发生装置
JP2019044541A (ja) * 2017-09-06 2019-03-22 日立建機株式会社 建設機械の遠隔操作システム
WO2021230090A1 (ja) * 2020-05-14 2021-11-18 コベルコ建機株式会社 遠隔操作支援装置および遠隔操作支援方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108885866A (zh) * 2016-03-31 2018-11-23 马自达汽车株式会社 车用效果声发生装置
CN108885866B (zh) * 2016-03-31 2023-07-07 马自达汽车株式会社 车用效果声发生装置
JP2019044541A (ja) * 2017-09-06 2019-03-22 日立建機株式会社 建設機械の遠隔操作システム
WO2021230090A1 (ja) * 2020-05-14 2021-11-18 コベルコ建機株式会社 遠隔操作支援装置および遠隔操作支援方法
JP2021179124A (ja) * 2020-05-14 2021-11-18 コベルコ建機株式会社 遠隔操作支援装置および遠隔操作支援方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3545840B2 (ja) 2004-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0718704A (ja) 掘削機のスイング、ブームの速度比維持方法
US8300844B2 (en) Audible feedback of machine load
JP3741501B2 (ja) 油圧式建設機械の自動振動装置及び方法
JP2009068197A (ja) 電動旋回式作業機械の旋回制御装置
JP3545840B2 (ja) 作業機の操作用仮想音生成装置
CN115552501A (zh) 远程操作辅助装置以及远程操作辅助方法
JP3366122B2 (ja) 作業機の操作用仮想音生成装置
JP2966642B2 (ja) 油圧作業機械における作業装置の振動抑制制御装置
JPH0849262A (ja) 掘削機の操作用仮想音生成装置
JPH09217382A (ja) 遠隔操縦掘削機
US5276273A (en) Electronic musical instrument with a parameter storage for tone generation including an enhanced edit function
EP0744733B1 (en) Electronic musical instrument
JPH11100868A (ja) エクスカベーターハウジングを位置決めする装置及び方法
JP3366121B2 (ja) 作業機の操作用仮想音生成装置
JP3608141B2 (ja) 油圧制御機械の遠隔制御装置
JPH09158257A (ja) 作業機の操作用仮想音生成装置
JP2779983B2 (ja) 電子楽器
JPH10252101A (ja) 油圧制御機械
JPH09158259A (ja) 作業機の操作用仮想音生成装置
JPH09242125A (ja) 建設機械の遠隔制御装置
JPH0849260A (ja) 作業機の操作用仮想音生成装置
JPH0849261A (ja) 作業機の操作用仮想音生成装置
JPH1011111A (ja) 作業機の操作用仮想振動生成装置
JP2872561B2 (ja) 油圧回路駆動装置における操作パターン切換方法及びその装置
JP3617921B2 (ja) 電子楽器の効果付与装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees