JPH09242125A - 建設機械の遠隔制御装置 - Google Patents

建設機械の遠隔制御装置

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JPH09242125A
JPH09242125A JP8065796A JP8065796A JPH09242125A JP H09242125 A JPH09242125 A JP H09242125A JP 8065796 A JP8065796 A JP 8065796A JP 8065796 A JP8065796 A JP 8065796A JP H09242125 A JPH09242125 A JP H09242125A
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JP
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signal
lever
way
operating
construction machine
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JP8065796A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kimura
敏宏 木村
Shigenori Aoki
茂徳 青木
Hideo Narita
秀夫 成田
Yuji Maehara
裕二 前原
Takenori Fujita
健昇 藤田
Hidekazu Osato
秀和 大里
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧回路等を変更することなく、より簡単な
方式で一方向ATT操作レバーと二方向ATT操作レバ
ーの切換えを行えるようにする。 【解決手段】 操作信号を生成し送信する送信装置12
と、送信装置からの操作信号を取り出し、操作信号に対
応するアクチュエータを制御する信号を出力する受信装
置13とからなり、受信装置から出力される上記信号は建
設機械の制御部14に送られて制御信号に変換され、建設
機械の動作を制御する。送信装置はアタッチメント用操
作レバーを備えるように構成され、受信装置は、アタッ
チメント用操作レバーを一方向操作と二方向操作のいず
れか一方にセットするための操作内容を記憶する書換え
自在のEEPROM44を有する。アタッチメント用操作レバー
からの操作信号を受信したとき、EEPROM44に記憶される
操作内容に従って操作信号に対応する信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械の遠隔制
御装置に関し、特に、遠隔操縦式建設機械で送信装置に
設けられたアタッチメント用操作レバーの操作内容を容
易に変更できるようにした建設機械の遠隔制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械の遠隔制御装
置は、当該建設機械を運転する操作者によって携帯され
る送信装置と、建設機械に装備される受信装置とから構
成される。操作者が送信装置に設けられた操作レバー等
を操作すると、それに基づいて生じる操作信号が無線ま
たは有線で受信装置に対して送信される。受信装置は、
操作信号を受信すると、操作対象および操作量に関する
データを建設機械に装備された制御部に出力し、もって
建設機械において、指定された制御対象が制御される。
【0003】かかる遠隔制御による建設機械の運転が行
われる場合の例としては、火山などの危険地域で作業を
行うような作業者の安全を確保する場合、あるいは、高
深度の縦穴掘削作業を行うような建設機械から離れて運
転した方が確実な作業を行える場合などである。
【0004】遠隔操縦式の油圧ショベルの送信装置に
は、作業機械部と走行部の各々の動作を制御するための
2つの操作レバーの他に、アタッチメント用操作レバー
(以下「ATT操作レバー」という)を備えたものがあ
る。ATT操作レバーは、通常の操作のときには使用さ
れず、特別な作業、例えば、排土板を用いた地均し等の
作業、テレスコを用いた深穴掘り作業、クラムシェルバ
ケットを用いた掘削すくい込み作業、あるいはブレーカ
ーによる破砕作業等に使用される操作レバーである。か
かるATT操作レバーは、従来、付設するアタッチメン
トの構造によって、1つの方向(例えばY方向)のみに
操作するように使用するもの(以下「一方向ATT操作
レバー」という)、あるいは2つの軸方向(例えばX方
向とY方向)に操作できるように使用するもの(以下
「二方向ATT操作レバー」という)がある。
【0005】従来の送信装置で、ATT操作レバーに関
する構成は、ユーザごとの要求に応じて、一方向ATT
操作レバーを備える送信装置と、二方向ATT操作レバ
ーを備える送信装置の2つのタイプの送信装置とを、別
々に用意するのが一般的であった。
【0006】また同じユーザであっても、例えば、一方
向ATT操作レバーを備える送信装置において、状況に
応じて、一方向ATT操作レバーを二方向ATT操作レ
バーとして使用したい場合も生じた。しかし、送信装置
において一方向ATT操作レバーの装置構成を二方向A
TT操作レバーの装置構成に交換できるようにすること
は、送信装置が防水構造を有し、気密性が高いことから
困難であった。
【0007】また油圧ショベルの作業の中で、ATT操
作レバーの操作態様について、作業状況に応じて一方向
の操作と二方向の操作が必要とされる場合には、予め二
方向ATT操作レバーを備える構成を採用し、一方向の
操作のときには、一方向のみの動きを可能とするガイド
機構を付設し、他方向の操作が行えないようにしたもの
も存在した。二方向ATT操作レバーで一方向のみの操
作を行うことは、ガイド機構を設けないと、実際上非常
に困難である。また、この構成によれば、油圧回路にお
いて、他方の操作方向に関する油圧回路の部分を切断す
るようにした構成を採用することもある。
【0008】さらに油圧ショベルの油圧回路の接続構造
を変更する構成として、従来、複数の方向切換弁を設
け、パイロット配管の接続方向を切換えるようにしたも
のが提案されている(特開平2−35126号公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一方向ATT操作レバ
ーと二方向ATT操作レバーのいずれかを備える2つの
タイプの送信装置を別々に用意する構成では、メーカ側
での管理が繁雑となり、コストがかかるという問題が提
起される。特に、ATT操作レバーを備える送信装置を
使用する場合に、作業の状況に応じて、一方向操作と二
方向操作のいずれかを比較的簡単に、コストをかけるこ
となく使用できるようにすることは困難である。
【0010】また、一方向ATT操作レバーを二方向A
TT操作レバーに交換できる送信装置を実現すること
は、前述の通り、防水構造や気密性の点で容易でなく、
かつコストがかかるという問題を有する。
【0011】二方向ATT操作レバーを予め備え、これ
を一方向ATT操作レバーとしても使用できるようにし
た送信装置の場合には、ガイド機構が必須となるので、
構造が複雑となり、また油圧回路を配管を変更すること
も必要であるので、コストがかかるという問題を提起す
る。
【0012】さらに油圧回路を直接に変更する構成は、
複数の方向切換弁が必要となり、油圧回路と、関連する
電気回路部分とが複雑になり、また油圧回路の部分を変
更するため、あまり大きな変更を行うことはできず、そ
の結果、融通性が低いという問題を有する。
【0013】本発明の目的は、上記の問題を解決するこ
とにあり、油圧回路および電気回路等のいわゆるハード
部分を変更することなく、より簡単な方式で一方向AT
T操作レバーと二方向ATT操作レバーの切換えを行え
る建設機械の遠隔制御装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段および作用】本発明(請求
項1に対応)に係る建設機械の遠隔制御装置は、少なく
とも2つの操作レバーを備え、操作レバーの操作に応じ
て操作信号を生成し送信する送信装置と、建設機械に装
備され、送信装置から送信される操作信号を取り出し、
当該操作信号に対応するアクチュエータを制御するため
の信号を出力する受信装置とを備え、受信装置から出力
される前記信号は建設機械の制御手段に送られて制御信
号に変換され、建設機械の動作を制御し、さらに送信装
置はアタッチメント用操作レバーを備えるように構成さ
れるものであり、受信装置は、アタッチメント用操作レ
バーを、一方向操作と二方向操作のいずれか一方にセッ
トするための操作内容を記憶する書換え自在の記憶部を
有し、アタッチメント用操作レバーからの操作信号を送
信装置から受信したとき、記憶部に記憶される操作内容
に従って操作信号に対応する信号を出力するように構成
される。
【0015】本発明では、書換え自在の記憶部に、AT
T操作レバーの一方向操作または二方向操作の内容を記
憶するようにし、かつこの記憶された操作内容を容易に
変更できるようにし、ATT操作レバーの一方向操作ま
たは二方向操作に対して容易に対応できるようにした。
【0016】上記の構成において、好ましくは、受信装
置に対して着脱自在の外部装置を設け、この外部装置
で、記憶部に記憶される操作内容を自由に変更する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明に係る遠隔制御装置が適用さ
れる全体構成であり、建設機械の例として油圧ショベル
11を示す。油圧ショベル11に適用される遠隔制御装
置は、送信装置12と受信装置13からなる。送信装置
12は、操作者に携帯され、油圧ショベル11から離れ
た位置で使用され、当該油圧ショベル11の運転を遠隔
操縦する。送信装置12には操作レバーを含め各種の操
作器が設けられると共に、各操作器の操作内容および操
作量に応じて必要な信号を発生する電気要素、送信部等
を内蔵する。送信装置12は、各操作器が操作されると
き、操作内容または操作量に応じた操作信号を例えば電
波34を利用して送信する。一方、受信装置13は油圧
ショベル11の本体に装備される。受信装置13は、送
信装置12から送られてくる電波34を受信してその中
から操作信号を取り出し、さらに後述する対応テーブル
に基づき操作信号に対応するデータを出力する。当該デ
ータは、油圧ショベル11に設けられる制御部14に与
えられる。制御部14は、受信装置13から与えられた
データに対応する制御信号を生成し、油圧ショベル11
の各部に設けられた各駆動部すなわちアクチュエータに
制御信号を送り、その動作を制御する。
【0019】油圧ショベル11は土木・建設作業を行う
ための作業機械である。この油圧ショベル11では、走
行体21の上に旋回体22を設け、旋回体22は操縦
(運転)室23とエンジン機械部24と作業機械部25
を備える。走行体21は、右側走行部と左側走行部とか
らなる。作業機械部25は、旋回体22の前部に配置さ
れ、ブーム26とアーム27とバケット28を備える。
この作業機械部25には、ブーム26、アーム27、バ
ケット28を動作させる油圧シリンダ(アクチュエー
タ)と、各部の動作量を検出する例えば角度センサや変
位センサ等が配置される。操縦室23には、作業機械部
25等の動作を制御する左右の操作レバーや走行体21
による前進、後退、旋回等を操縦するための左右の操作
レバー等の入力操作器が設けられる。
【0020】図2および図3によって送信装置12を説
明する。送信装置12の上部の操作盤面には、少なくと
も3本の操作レバー12a,12b,12cを備える。
操作レバー12a,12cは油圧ショベル本体の動作を
制御するための操作器であり、操作レバー12bはアタ
ッチメント用の操作器である。操作レバー12a〜12
cはジョイスティックタイプの操作器である。本実施形
態では、操作レバー12bは、選択的に、ATT1の方
向(Y方向に対応)とATT2の方向(X方向に対応)
のうちのいずれか一方向、または両方の二方向に傾斜さ
せて操作することができる。操作レバー12a,12c
は、X方向(+側[X+]と−側[X−])とY方向
(+側[Y+]と−側[Y−])に傾斜させて操作され
る。送信装置12は、操作レバー12a,12cによっ
て、油圧ショベル11の動作に関し作業機械部25のブ
ーム26とアーム27とバケット28の各部の動作を制
御する機能と、走行体21の前進、後退、旋回の各動作
を制御する機能を備える。作業機械部25と走行体21
の各制御は、切換えスイッチ(図示せず)によって切り
換えられる。
【0021】送信装置12に設けられた操作レバー12
a,12b,12cを操作するとき、操作レバーを前方
・後方または右方・左方に傾斜させる。各操作レバーの
操作で生じる傾斜角度(アナログ量)は、送信装置12
の内部のA/D変換器31によってデジタル値に変換さ
れ、CPU32に取り込まれる。このディジタル値が、
油圧ショベル11における対応アクチュエータの動作量
を決める操作信号となる。CPU32から出力された操
作信号(パラレル信号)は、その後、送信部33で、パ
ラレル信号からシリアル信号に変換された後に高周波信
号で変調され、受信装置13に対して電波34で送信さ
れる。また送信装置12の内部にはCPU32を動作さ
せるためのプログラム、使用データまたは生成データを
記憶するためのメモリ35が含まれる。
【0022】以下の説明では、本発明の特徴との関係で
アタッチメント用操作レバー12bの操作に関連する内
容に限定して説明する。
【0023】図4に従って、受信装置13の内部構成、
受信装置13と、制御部14と、油圧ショベル11の内
部に設けられた油圧ショベルを動作させるためのアクチ
ュエータおよび油圧回路との関係を説明する。
【0024】送信装置12から電波34の形式で送信さ
れた操作信号は、受信装置13内の受信部41で受信さ
れ、ここで復調され、シリアル信号からパラレル信号に
変換される。受信部41で得られた操作信号は、CPU
42に取り込まれる。
【0025】受信装置13のCPU42には、メモリ4
3と、記憶内容を自在に書換えられる不揮発性メモリの
EEPROM44が付設される。
【0026】EEPROM44の特定領域(例えば後述
する領域SW)の中には、ATT操作レバー12bの操
作内容、すなわち、ATT1の一方向のみ、ATT2の
一方向のみ、ATT1およびATT2の二方向、どちら
の方向も無効のいずれかが記憶される。
【0027】またメモリ43には、CPU42において
受信部41から与えられた操作信号を、EEPROM4
4に記憶されるATT操作レバーの操作内容に基づい
て、対応するデータに変換するための処理を行う変換プ
ロブラムが記憶される。
【0028】CPU42で当該変換プログラムによって
得られる対応データは、送信装置12から送信された操
作レバー12bの操作信号に対応するものであり、操作
された操作レバー12aの制御対象すなわちアクチュエ
ータを特定すると共に操作量に対応する動作量を指定す
るためのデータである。かかる対応データは、制御部1
4に送られ、その中のドライバ45によって、対応する
アクチュエータに関連する比例電磁弁を駆動するための
電流が出力される。
【0029】制御部14から出力される駆動電流は、油
圧ショベル11に設けられた油圧駆動システムに含まれ
るメインバルブ46の比例電磁弁10−1A,10−2
Aのうちいずれか一方に与えられる。メインバルブ46
は、油圧駆動システムにおける油圧源47とアクチュエ
ータ10−1,10−2の間に設けられるものである。
アクチュエータ10−1はATT1の方向に対応し、ア
クチュエータ10−2はATT2の方向に対応するもの
である。これらのアクチュエータは油圧シリンダであ
り、シリンダ部材の中にピストン部材が往復動するよう
に設けられる。アクチュエータ10−1,10−2の各
々に対応して比例電磁弁10−1A,10−2Aが設け
られる。各比例電磁弁では駆動電流に対応して油の開口
面積を変化するので、対応するバルブに対するパイロッ
ト油圧が変化し、対応するアクチュエータに送られる圧
油流量が変化し、当該アクチュエータは圧油流量に対応
する速度で動作する。上記の結果、送信装置12で操作
された操作レバー12bの操作量すなわち傾きに応じた
速度で、対応するアクチュエータが動作される。
【0030】上記の受信装置13のCPU42に対して
は、さらにシリアル入出力部(SIO)48が設けられ
る。
【0031】図5は外部装置の内部構成を示す。この外
部装置50は、図4の想像線で示されるように、接続部
56を介して受信装置13のSIO48に接続される。
外部装置50は、受信装置13に対して着脱自在の構造
を有し、受信装置13に対し電気的に自在に接続・非接
続の状態にすることができる。外部装置50は、従来か
ら利用されているサービス機器を用いる。外部装置50
の正面図と、使用時における受信装置13との接続関係
を図6に示す。図6に示されたLCD表示部53の画面
内容は設定画面の例を示している。
【0032】外部装置50は、図5および図6に示すよ
うに、内部にCPU51とメモリ52を内蔵し、またそ
の正面部に、上記設定画面を示すLCD表示部53と、
入力を行うための入力キー部54を備える。本実施形態
における外部装置50の働きは、受信装置13のEEP
ROM44に、操作レバー12bの上記操作内容をセッ
ト(または変更)することである。メモリ52は、受信
装置13のEEPROM44にいずれかの操作内容をセ
ットするための処理を実行するプログラム、および4つ
の操作内容が記憶される。CPU51は、入力キー部5
4を用いた操作内容セットの指示に基づいて、メモリ5
2の上記プログラムと各操作内容を呼び出す。CPU5
1は、呼び出した各操作内容をLCD表示部53の画面
に表示する。また55はCPU51に設けられたシリア
ル入出力部であり、これには上記コネクタ56が接続さ
れる。
【0033】外部装置50の使い方と働きについて説明
する。外部装置50は、油圧ショベル11に装備された
受信装置13に対して別の装置として用意される。本実
施形態では、受信装置13のEEPROM44に、操作
レバー12bの必要とされる内容をセットするときの操
作装置として使用される。外部装置50は接続部56を
介して受信装置13と接続される。そして入力キー部5
4で操作内容セットの指示を出すと、図6に示されるよ
うに、そのLCD表示53に1〜4の4通りの操作内
容、すなわち、操作レバー12bの操作内容に関し、
1:ATT1のみ、2:ATT2のみ、3:ATT1お
よび2、4:どちらも無効、の4通りの操作内容を選択
するための選択画面が表示される。
【0034】ここで、「ATT1のみ」の操作内容は、
送信装置12で操作レバー12bを操作する場合に、受
信装置13において、ATT1方向の操作による操作信
号は有効として扱うが、ATT2方向の操作による操作
信号は無効として扱うという内容である。また「ATT
2のみ」の操作内容は、送信装置12で操作レバー12
bを操作する場合に、受信装置13において、ATT1
方向の操作による操作信号は無効として扱うが、ATT
2方向の操作による操作信号は有効として扱うという内
容である。「ATT1および2」の操作内容は、送信装
置12で操作レバー12bを操作する場合に、受信装置
13において、ATT1方向の操作による操作信号、お
よびATT2方向の操作による操作信号の両方とも有効
として扱うという内容である。さらに「どちらも無効」
の操作内容は、送信装置12で操作レバー12bを操作
する場合に、受信装置13において、ATT1方向の操
作による操作信号、およびATT2方向の操作による操
作信号の両方とも無効として扱うという内容である。
【0035】上記の選択画面において、さらに入力キー
部54でいずれかの操作内容を選択すると、選択された
入力番号に対応する操作内容が外部装置50から受信装
置13へ送られ、当該操作内容が受信装置13のEEP
ROM44に領域SWにセットされる。アタッチメント
用操作レバー12bに関し必要とされる操作内容がセッ
トされた後は、外部装置40を受信装置13から分離
し、操作内容セット作業を終了する。
【0036】アタッチメント用操作レバー12bは、装
置装置12における機械的および電気的な構成におい
て、予めATT1の方向とATT2の方向のいずれにも
操作できるようになっている。従って、送信装置12を
操作する操作者は、操作レバー12bをATT1とAT
T2のいずれの方向にも動かすことができ、その操作に
応じて送信装置12から操作信号が受信装置13に対し
て送信される。
【0037】他方、受信装置13では、前述のごとく外
部装置50を用いてそのEEPROM44の領域SWに
上記1〜4のいずれかの操作内容がセットされている。
従って、送信装置12から操作レバー12bの操作信号
が送られてくると、領域SWに記憶された操作内容に応
じて出力が生成され、制御部14に送られる。この状態
を、図7のフローチャートに示す。このフローチャート
によれば、判断ステップS11で領域SWに記憶される
操作内容が判断される。操作内容が「1」である場合に
は、比例電磁弁10−1Aを駆動するためのデータは出
力され(ステップS12)、比例電磁弁10−2Aを駆
動するための出力は常に0となる(ステップS13)。
操作内容が「2」である場合には、比例電磁弁10−1
Aを駆動するための出力は常に0になり(ステップS1
4)、比例電磁弁10−2Aを駆動するためのデータは
出力される(ステップS15)。操作内容が「3」であ
る場合には、比例電磁弁10−1Aと比例電磁弁10−
2Aの両方を駆動するためのデータが出力される(ステ
ップS16,S17)。操作内容が「4」である場合に
は、比例電磁弁10−1Aと比例電磁弁10−2Aの両
方の出力が常に0となる(ステップS18,S19)。
【0038】上記の受信装置13における働きによれ
ば、EEPROM44の領域SWに前述の1〜4のいず
れかの操作内容を選択的にセットすることで、アタッチ
メント用操作レバー12bの操作内容を一方向(ATT
1方向またはATT2方向)あるいは二方向(ATT1
方向およびATT2方向)に切り換えることができる。
例えば領域SWに記憶される操作内容が「1」である場
合には、ステップS12,S13によって、操作レバー
12bのATT1方向に対応する出力が比例電磁弁10
−1Aに与えられるのみとなり、一方向操作が可能とな
る。従って、二方向ATT操作レバーを備えた送信装置
の構成において、ソフト的に確実に一方向ATT操作レ
バーを実現でき、電気的エネルギや油圧エネルギの無駄
遣いという問題は起きない。また、二方向のいずれもに
関しても出力を無効とすることもでき、アタッチメント
用操作レバー12bを固定し、使用しない場合にも簡単
にセットできる。
【0039】また他の実施形態として、EEPROM4
4において十分な記憶領域を確保できる場合には、例え
ば領域SW1,SW2,…に分け、各操作内容を格納す
るように構成することもできる。この場合には、選択ス
イッチを設ける等して、予めどの操作内容を使用するか
について選択できるようにすることが必要である。
【0040】また送信装置12から受信装置13への操
作信号の送信は、電波を利用した無線方式であったが、
有線方式で構成することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、送信装置と受信装置からなる建設機械の遠隔制御
装置で、建設機械に装備される受信装置内の書換え自在
の記憶部の中に、アタッチメント用操作レバーの操作内
容をセットできるようにし、かつこの操作内容を外部装
置を用いて必要に応じて他のものに自由に書き換えるこ
とができるため、簡単にアタッチメント操作レバーの操
作内容を一方向または二方向に対応させることができ、
かつ油圧回路系統や電気回路系統を特別に変更する必要
もないので、無駄なく低コストで達成できる。
【0042】アタッチメント用操作レバーの操作内容の
セットや変更は、外部装置を利用して行われ、外部装置
の表示部に表示された各操作内容を選択すればよいの
で、簡単に行うことができる。
【0043】外部装置には、従来からもともと使用され
ていたメインテナンス用のサービス機器を併用するよう
にしたため、特別の専用機器を用意する必要がなく、便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る遠隔制御装置が適用される全体
構成図である。
【図2】 送信装置の平面図である。
【図3】 送信装置の内部構造を示す構成図である。
【図4】 受信装置の内部構造、および受信装置、制御
装置、油圧駆動システムの関係を示す構成図である。
【図5】 外部装置の内部構造を示す構成図である。
【図6】 外部装置の正面外観、および外部装置と受信
装置との関係を示す構成図である。
【図7】 受信装置のCPUで実行される変換処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
11 油圧ショベル 12 送信装置 12a,12c 操作レバー 12b アタッチメント用操作レバー 13 受信装置 44 EEPROM(書換え自在の記
憶部) 50 外部装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前原 裕二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 藤田 健昇 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 大里 秀和 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの操作レバーを備え、前
    記操作レバーの操作に応じて操作信号を生成して送信す
    る送信装置と、建設機械に装備され、前記送信装置から
    送信される前記操作信号を取り出し、当該操作信号に対
    応するアクチュエータを制御するための信号を出力する
    受信装置とを備え、前記受信装置から出力される前記信
    号は建設機械の制御手段に送られて制御信号に変換さ
    れ、前記建設機械の動作を制御し、さらに前記送信装置
    はアタッチメント用操作レバーを備える建設機械の遠隔
    制御装置において、 前記受信装置は、前記アタッチメント用操作レバーを、
    一方向操作と二方向操作のいずれかにセットするための
    操作内容を記憶する書換え自在の記憶部を有し、前記ア
    タッチメント用操作レバーからの操作信号を受信したと
    き、前記記憶部に記憶される前記操作内容に従って操作
    信号に対応する信号を出力することを特徴とする建設機
    械の遠隔制御装置。
  2. 【請求項2】 前記受信装置に対して着脱自在の外部装
    置を設け、この外部装置で、前記記憶部に記憶される前
    記操作内容を変更するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の建設機械の遠隔制御装置。
JP8065796A 1996-03-08 1996-03-08 建設機械の遠隔制御装置 Pending JPH09242125A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007092763A (ja) * 2005-09-26 2007-04-12 Kubota Corp 作業機
JP2007208699A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Sharp Corp 無線通信システム

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