JP2004100282A - 操作パターン切換手段を備えた作業機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作パターン切換手段(16)の切換位置を位置検出器(20)により検出し、制御器(21)によって遠隔操作器(17)と被操作器(5)の操作パターンを搭乗操作器(12)と被操作器(5)の操作パターンと同一に設定する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作器とそれにより操作される被操作器の組合せを切換えることができる操作パターン切換手段を備え、搭乗及び遠隔操作される作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
搭乗操作及び遠隔操作を可能に構成された、典型的な作業機である例えば油圧ショベルは、図8に示す回路図を参照して説明すると、搭乗操作器である操作に応じたパイロット圧油を出力する複数個の比例減圧弁12(12a〜12d)と、出力されたパイロット圧油により操作される被操作器である複数個のパイロット操作弁5(5a〜5f)を備えている。エンジン1により駆動される油圧ポンプ2、3の吐出油は、パイロット操作弁5(5a〜5f)により断続制御され、それぞれに接続された油圧アクチュエータであるブームシリンダ6、アームシリンダ7、バケットシリンダ8、旋回モータ9、走行モータ10、11などが適宜に作動操作される。比例減圧弁12(12a〜12d)の入口ポートには、エンジン1により駆動されるパイロットポンプ4の吐出油が供給されている。
【0003】
比例減圧弁12とパイロット操作弁5とを結ぶパイロット油路には、遠隔操作用バルブユニット13が備えられている。バルブユニット13は、遠隔操作器17の信号が受信器18で受信され制御器19を介して駆動される電磁比例減圧弁14a〜14hと、その出力パイロット圧油と搭乗操作器の比例減圧弁12a〜12dの出力パイロット圧油の高圧側を選択するシャトル弁15a〜15hを備え、パイロット圧油を被操作器のパイロット操作弁5a〜5fに出力する。すなわち、搭乗操作のときには搭乗操作器12の出力が、遠隔操作のときには遠隔操作器17により操作される電磁比例減圧弁14a〜14hの出力が被操作器のパイロット操作弁5に送られる。
【0004】
搭乗操作器12とバルブユニット13を結ぶパイロット油路には、操作パターン切換手段としての操作パターン切換弁16が備えられている。操作パターン切換弁16は、レバーによる切換操作が可能に形成され、搭乗操作器12の比例減圧弁12a〜12dと被操作器5のパイロット操作弁5a〜5fとの連結を複数種類、図示の形態においては2種類に切換える。例えば比例減圧弁12aによりパイロット操作弁5aあるいは切換えて他のパイロット操作弁を操作することができる。この切換えにより、例えば作業機の製造メーカにより異なる操作レバーと操作されるアクチュエータの関係を修正したり、作業の形態に合わせた操作レバーと操作されるアクチュエータの関係を選択することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述したとおりの形態の従来の、操作パターン切換手段を備えた作業機には、次のとおりの解決すべき問題がある。
【0006】
(1)操作パターンの切換え:
搭乗操作器12の操作による搭乗操作の場合には、操作パターン切換弁16により操作パターンを容易に切換えることができるが、遠隔操作器17の操作による遠隔操作の場合には、操作パターンの切換えが容易でない。すなわち、操作パターンの切換えには、制御器19と遠隔操作用バルブユニット13の電磁比例減圧弁14a〜14hとを結ぶ電気配線の接続を切換えて、操作パターン切換弁16により切換えられた操作パターンに一致するように変更する必要がある。したがって、操作パターンの切換えが面倒であり、手間がかかる。
【0007】
(2)操作パターンの不一致:
作業機の搭乗操作において操作パターン切換弁16により操作パターンを変更した場合、遠隔操作において電気配線の接続変更を忘れると、搭乗操作と遠隔操作で操作パターンが一致しなくなる。
【0008】
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、操作器とそれにより操作される被操作器の組合せを切換える操作パターン切換手段を備えた作業機における操作パターンの切換えを、被操作器を遠隔操作する場合においても容易に行えるようにすると共に、搭乗操作と遠隔操作における操作パターンの不一致がないようにした、操作パターン切換手段を備えた作業機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、上記技術的課題を解決する作業機として、搭乗操作器とそれにより操作される被操作器の組合せを切換え選択する操作パターン切換手段と、制御器を介して該被操作器を遠隔操作する遠隔操作器と、該切換手段の切換位置を検出する位置検出器とを備え、該遠隔操作器と被操作器の操作パターンが該制御器により、該位置検出器の出力に基づいて該搭乗操作器と被操作器の操作パターンと同一に設定される、ことを特徴とする操作パターン切換手段を備えた作業機が提供される。
【0010】
そして、遠隔操作の場合には搭乗操作の操作パターンが自動的に設定されるように、また不一致がないようにする。
【0011】
本発明においては、上記技術的課題を解決する作業機の他の実施形態として、搭乗操作器とそれにより操作される被操作器の組合せ及び遠隔操作器とそれにより操作される該被操作器の組合せを同一に、かつ組合せを切換え可能に設定する操作パターン切換手段を有する制御器を備え、該制御器は、該搭乗操作器及び遠隔操作器からの操作信号のいずれかを選択する信号切換器と、選択された操作信号に対して操作パターンを設定する操作パターン設定器と、設定された操作パターンを選択する操作パターン選択器とを備えている、ことを特徴とする操作パターン切換手段を備えた作業機が提供される。
【0012】
そして、遠隔操作の場合には搭乗操作の操作パターンが自動的に設定されるように、また不一致がないようにする。
【0013】
好適実施形態においては、選択された操作パターンを該搭乗操作器の側に表示する搭乗側表示器を備えている。また、選択された操作パターンを該遠隔操作器に送信する操作パターン送信器と、送信された操作パターンを該遠隔操作器の側に表示する遠隔側表示器とを備えている。
【0014】
そして、搭乗操作及び遠隔操作のどちらにおいてもオペレータは操作パターンを把握できるようにする。
【0015】
他の実施形態においては、該遠隔操作器に操作パターン選択信号を入力する操作パターン入力器を備え、該制御器は、該搭乗操作器に設定された操作パターンと該操作パターン入力器により遠隔操作器に入力された操作パターンが一致したときに、該遠隔操作器による被操作器の操作を可能にする操作パターン照合器を備えている。
【0016】
そして、遠隔操作器側の操作パターン選択器の設定が搭乗操作器側の操作パターンと一致しない場合は作業機を停止させ、確実にオペレータに操作パターンの不一致を認識させることができるようにする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された操作パターン切換手段を備えた作業機について、典型的な作業機である油圧ショベルにおける好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。なお、図1〜図7において図8と実質上同一の部分は同一の符号を付してある。また、その説明は原則として省略されている。
【0018】
第1の実施の形態について図1及び図2を参照して説明する。先ず図1の回路図を参照して説明すると、作業機は、搭乗操作器としての比例減圧弁12とそれにより操作される被操作器としてのパイロット操作弁5の組合せである操作パターンを切換える操作パターン切換手段としての操作パターン切換弁16と、受信器18及び制御器21を介して被操作器5を遠隔操作する遠隔操作器17と、選択された操作パターンを操作パターン切換手段16の切換位置により検出する位置検出器20とを備えている。
【0019】
図1と共に制御器21の演算回路図である図2を参照して説明する。制御器21は、遠隔操作器17の操作信号を操作パターンAの組合せに信号設定器27a〜27hにより演算設定する制御演算器27、異なった操作パターンBの組合せに信号設定器28a〜28hにより演算設定する制御演算器28、位置検出器20の検出信号により切換えられ制御演算器27又は制御演算器28の出力のどちらかを選択する信号切換器29、並びに制御演算器27又は制御演算器28の出力に基づいて電磁比例減圧弁14a〜14hを駆動する電磁比例弁駆動器30a〜30hを備えている。
【0020】
制御器21には、選択された操作パターンを搭乗操作器12の側に表示する搭乗側表示器22、及び選択された操作パターンを送信する送信器23がそれぞれ接続されている。
【0021】
上述したとおりの操作パターン切換手段を備えた作業機の作用について図1及び図2を参照して説明する。
【0022】
図1において操作パターン切換弁16を切換えると、位置検出器20により切換え選択された切換位置が検出され、その信号が制御器21に入力される。
【0023】
(2)図2において、遠隔操作器17からの操作信号が制御演算器27及び制御演算器28に入力され、信号設定器27a〜27hにより操作パターンAの制御信号が、信号設定器28a〜28hにより操作パターンBの制御信号がそれぞれ設定される。
【0024】
(3)位置検出器20の信号により信号切換器29において制御演算器27の出力と制御演算器28の出力のどちらか一方が選択され、電磁比例弁駆動器30a〜30hに出力され、遠隔操作用バルブユニット13の電磁比例減圧弁14a〜14hが駆動される。
【0025】
(4)位置検出器20の信号により選択された操作パターンはまた、搭乗側表示器22に表示され、さらに送信器23により遠隔操作器17側の受信器24に送信され、受信された操作パターンは遠隔側表示器25に表示される。
【0026】
(5)したがって、操作パターン切換手段である操作パターン切換弁16を切換えると、切換えられた操作パターンに対応する制御信号が制御器21によって自動的に設定され、かつ選定された操作パターンが搭乗側表示器22及び遠隔側表示器25に表示されるので、オペレータは操作パターンが切換えられたことを、また切換えられた操作パターンを知ることができる。
【0027】
そして、従来の、操作パターン切換弁16を切換えて操作パターンを変更する度に、電気配線の接続を変更することによる、切換操作が面倒で、手間のかかる問題を除くことができる。また、切換えられた操作パターンが作業機側及び遠隔操作器側の両方に表示されるので、搭乗操作及び遠隔操作のどちらにおいてもオペレータは操作パターンを把握できる。したがって、操作パターンの切換えを容易に行うことができ、また搭乗操作と遠隔操作における操作パターンの不一致も除くことができる。
【0028】
第2の実施の形態について図3及び図4を参照して説明する。先ず図3の回路図を参照して説明する。この実施の形態における作業機は、搭乗操作器31及び遠隔操作器17とその操作により操作される被操作器5の組合せである操作パターンを切換える制御器34を備えている。搭乗操作器31は、操作に応じた電気信号を出力する電気操作器である複数個の電気ジョイスティック31a〜31dを備えている。
【0029】
作業機はまた、電磁比例弁35a〜35hを有し制御器34を介した搭乗操作器31の出力により操作される電磁比例弁ユニット35、搭乗操作と遠隔操作を切換え制御器34に入力する遠隔/搭乗操作切換器32、設定された操作パターンを選択する操作パターン選択器33、設定された操作パターンを表示する搭乗側表示器22、設定された操作パターンを送信する送信器23、遠隔操作器17側に備えられ送信器23の送信を受信する受信器24、及び受信器24により受信された操作パターンを表示する遠隔側表示器25を備えている。被操作器5のパイロット操作弁5a〜5fは電磁比例弁ユニット35の電磁比例弁35a〜35hの出力パイロット圧油により操作される。
【0030】
図3と共に制御器34の演算回路図である図4を参照して説明する。制御器34は、遠隔/搭乗操作切換器32の信号に基づいて搭乗操作器31の電気ジョイスティック31a〜31dの操作信号と遠隔操作器17から送られる操作信号のどちらかを選択する信号切換器42、操作パターンAの信号設定器38a〜38hで構成される制御演算器38、異なる操作パターンBの信号設定器39a〜39hで構成される制御演算器39、操作パターン選択器33の出力信号で切換えられ制御演算器38又は制御演算器39の出力のどちらかを選択する信号切換器40、並びに制御演算器38又は制御演算器39の出力に基づいて電磁比例減圧弁35a〜35hを駆動する電磁比例弁駆動器41a〜41hを備えている。
【0031】
上述したとおりの操作パターンの切換手段を備えた作業機の、第2の実施形態の作用について図3及び図4を参照して説明する。
【0032】
(1)図3において遠隔/搭乗操作切換器32を遠隔操作に切換えると制御器34の信号切換器42により遠隔操作器17の操作信号が選択される。
【0033】
(2)操作信号は制御演算器38及び制御演算器39に入力され、信号設定器38a〜38h及び信号設定器39a〜39hにより操作パターンAと操作パターンBの各制御信号が設定される。
【0034】
(3)操作パターン選択器33の出力信号により信号切換器40で制御演算器38の出力又は制御演算器39の出力のどちらか一方が選択され、電磁比例弁駆動器41a〜41hに出力され、電磁比例減圧弁35a〜35hを駆動して遠隔操作が行われる。
【0035】
(4)操作パターン選択器33の信号により選択された操作パターンはまた、搭乗側表示器22に表示され、さらに送信器23により遠隔操作器17側の受信器24に送信され、受信された操作パターンは遠隔側表示器25に表示される。
【0036】
(5)搭乗操作では、遠隔/搭乗操作切換器32を搭乗操作に切換え、操作パターン選択器33をオペレータが希望するパターンにすると、上記と同様の作用で自動的に操作パターンが切換えられる。
【0037】
(6)したがって、作業機に備えられた操作パターン選択器33を切換えると、制御器34により自動的に切換えられた操作パターンに対応した制御信号が設定され、かつ操作パターンが搭乗側表示器22及び遠隔側表示器25に表示されるので、オペレータは操作パターンが切換えられたことを、また切換えられた操作パターンを知ることができる。
【0038】
そして、従来の、操作パターンを変更する度に電気配線の接続を変更する、切換操作が面倒で手間のかかる問題を除くことができる。また、切換えられた操作パターンが作業機及び遠隔操作器の両方に表示されるので、搭乗操作及び遠隔操作のどちらにおいてもオペレータは操作パターンを把握できる。したがって、操作パターンの切換えを容易に行うことができ、また搭乗操作と遠隔操作における操作パターンの不一致も除くことができる。
【0039】
この第2の実施の形態においては、第1の実施の形態における操作パターン切換弁16が不要であるので配管を簡素化できる。
【0040】
第3の実施の形態について図5〜図7を参照して説明する。第3の実施の形態は、上述の第2の実施形態(図3、図4)に対し図5の回路図に示すごとく、遠隔操作器17に操作パターンを選択し入力する操作パターン選択器43を備え、制御器34に代えて制御器44を備えている。そして、遠隔/搭乗操作切換器32により遠隔操作が選択された場合には、遠隔操作器17に接続された操作パターン選択器43と作業機側の操作パターン選択器33各々により選択された操作パターンが一致したときにのみ、制御器44により作業機の操作を可能にするものである。
【0041】
制御器44の演算回路図である図6を参照して説明する。制御器44は、前述の制御器34と同様に、遠隔/搭乗操作切換器32の信号に基づいて電気ジョイスティック31の操作信号と遠隔操作器17の操作信号のどちらかを選択する信号切換器42、操作パターンAの信号設定器38a〜38hで構成される制御演算器38、異なる操作パターンBの信号設定器39a〜39hで構成される制御演算器39、制御演算器38の出力又は制御演算器39の出力又は停止信号設定器51a〜51hの出力のいずれかを選択する信号切換器45、並びに信号切換器45の出力に基づいて電磁比例減圧弁35a〜35hを駆動する電磁比例弁駆動器41a〜41hを備えている。
【0042】
制御器44はさらに操作パターン照合器46を備えている。操作パターン照合器46には、操作パターン選択器33、操作パターン選択器43、遠隔/搭乗操作切換器32の信号が入力され、操作パターン照合器46の出力は送信器23、搭乗側表示器22、信号切換器45に接続されている。信号切換器45は、操作パターン照合器46の出力信号に基づき、制御演算器38、制御演算器39、又は出力ゼロの停止信号設定器51a〜51hのいずれかを選択する。
【0043】
操作パターン照合器46は、図7を参照して説明すると、操作パターン選択器33と操作パターン選択器43の論理積を求める論理積演算器47、停止信号設定器49、論理積演算器47の出力に基づいて停止信号設定器49又は操作パターン選択器33のどちらかを選択する信号切換器48、並びに遠隔/搭乗操作切換器32の信号に基づいて信号切換器48又は操作パターン選択器33のどちらかを選択し出力する信号切換器50を備えている。
【0044】
上述したとおりの操作パターン切換手段を備えた作業機の第3の実施形態の作用について図5〜図7を参照して説明する。
【0045】
(1)遠隔/搭乗操作切換器32を遠隔操作に切換えると、信号切換器42により遠隔操作器17の操作信号が選択される。
【0046】
(2)遠隔操作器17の操作信号は制御演算器38及び制御演算器39に入力され、信号設定器38a〜38h及び信号設定器39a〜39hにより操作パターンAとBの各制御信号が設定される。
【0047】
(3)操作パターン選択器33と操作パターン選択器43の信号が操作パターン照合器46に入力され、論理積演算器47で論理積が求められる。
【0048】
(4)両者が一致した場合は「1」が出力され、信号切換器48で操作パターン選択器33の出力が選択される。両者が一致しない場合は「ゼロ」が出力され、停止信号設定器49が選択される。
【0049】
(5)信号切換器50では、遠隔/搭乗操作切換器32の信号に基づき、遠隔の場合は信号切換器48の出力、搭乗の場合は操作パターン選択器33の出力が選択される。
【0050】
(6)操作パターン照合器46の出力は、信号切換器45に入力され、信号切換器45で制御演算器38の出力、制御演算器39の出力、停止信号設定器51a〜51hのいずれかが選択され、電磁比例弁駆動器41a〜41hに出力され、電磁比例減圧弁35a〜35hを駆動して遠隔操作が行われる。
【0051】
(7)したがって、遠隔/搭乗操作切換器32で遠隔操作を選択した場合は、遠隔操作器17の操作パターン選択器43と作業機に設けられた搭乗用の操作パターン選択器33の操作パターンが一致したときに設定している操作パターンで作業機を操作でき、一致しないときは操作できなくなる。搭乗操作では、遠隔/搭乗操作切換器32を搭乗操作に切換え、操作パターン選択器33をオペレータが希望するパターンすると、上記と同様の作用で自動的に操作パターンが切換えられる。
【0052】
(8)かくして、遠隔操作器17の操作パターン選択器43の設定が搭乗用の操作パターン選択器33の操作パターンと一致しない場合は作業機を停止するのでオペレータに確実に操作パターンを認識させることができる。
【0053】
(9)なお、第3の実施の形態は、第2の実施の形態の遠隔操作器17に操作パターン選択器43を追加接続し、制御器34に操作パターン照合器46を備えた制御器44にして構成されているが、第1の実施の形態の遠隔操作器17に操作パターン選択器43を追加接続し、制御器21に位置検出器20の信号と操作パターン選択器43の信号とを照合する操作パターン照合器を備えて構成してもよい。
【0054】
【発明の効果】
本発明に従って構成された操作パターン切換手段を備えた作業機によれば、操作器とそれにより操作される被操作器の組合せを切換える操作パターン切換手段を備えた作業機における操作パターン切換えを、被操作器を遠隔操作する場合においても容易に行うことができ、また搭乗操作と遠隔操作における操作パターンの不一致がないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された操作パターン切換手段を備えた作業機の第1の実施形態を示す回路図。
【図2】図1に示す制御器の演算回路図。
【図3】本発明に従って構成された操作パターン切換手段を備えた作業機の第2の実施形態を示す回路図。
【図4】図2に示す制御器の演算回路図。
【図5】本発明に従って構成された操作パターン切換手段を備えた作業機の第3の実施形態を示す回路図。
【図6】図5に示す制御器の演算回路図。
【図7】図6に示す操作パターン照合器の演算回路図。
【図8】従来の、操作パターン切換手段を備えた作業機の回路図。
【符号の説明】
5:パイロット操作弁(被操作器)
12:比例減圧弁(搭乗操作器)
16:操作パターン切換弁(操作パターン切換手段)
17:遠隔操作器
20:位置検出器
21:制御器
22:搭乗側表示器
23:操作パターン送信器
25:遠隔側表示器
31:電気ジョイスティック(搭乗操作器)
33:操作パターン選択器
34:制御器
38:操作パターン設定器
42:信号切換器
43:操作パターン入力器
44:制御器
46:操作パターン照合器
Claims (5)
- 搭乗操作器とそれにより操作される被操作器の組合せを切換え選択する操作パターン切換手段と、制御器を介して該被操作器を遠隔操作する遠隔操作器と、該切換手段の切換位置を検出する位置検出器とを備え、
該遠隔操作器と被操作器の操作パターンが該制御器により、該位置検出器の出力に基づいて該搭乗操作器と被操作器の操作パターンと同一に設定される、ことを特徴とする操作パターン切換手段を備えた作業機。 - 搭乗操作器とそれにより操作される被操作器の組合せ及び遠隔操作器とそれにより操作される該被操作器の組合せを同一に、かつ組合せを切換え可能に設定する操作パターン切換手段を有する制御器を備え、
該制御器は、該搭乗操作器及び遠隔操作器からの操作信号のいずれかを選択する信号切換器と、選択された操作信号に対して操作パターンを設定する操作パターン設定器と、設定された操作パターンを選択する操作パターン選択器とを備えている、ことを特徴とする操作パターン切換手段を備えた作業機。 - 選択された操作パターンを該搭乗操作器の側に表示する搭乗側表示器を備えている、請求項1又は2記載の操作パターン切換手段を備えた作業機。
- 選択された操作パターンを該遠隔操作器に送信する操作パターン送信器と、送信された操作パターンを該遠隔操作器の側に表示する遠隔側表示器とを備えている、請求項1から3までのいずれかに記載の操作パターン切換手段を備えた作業機。
- 該遠隔操作器に操作パターン選択信号を入力する操作パターン入力器を備え、
該制御器は、該搭乗操作器に設定された操作パターンと該操作パターン入力器により遠隔操作器に入力された操作パターンが一致したときに、該遠隔操作器による被操作器の操作を可能にする操作パターン照合器を備えている、請求項1から4までのいずれかに記載の操作パターン切換手段を備えた作業機。
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