JPH08337888A - 分水栓等における犠牲陽極体の取付装置 - Google Patents

分水栓等における犠牲陽極体の取付装置

Info

Publication number
JPH08337888A
JPH08337888A JP7171362A JP17136295A JPH08337888A JP H08337888 A JPH08337888 A JP H08337888A JP 7171362 A JP7171362 A JP 7171362A JP 17136295 A JP17136295 A JP 17136295A JP H08337888 A JPH08337888 A JP H08337888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
sacrificial anode
bolt
fixture
cap nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7171362A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Oshika
正浩 大鹿
Yuji Tsuda
裕二 津田
Yoshio Hashioka
由男 橋岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tabuchi Co Ltd
Original Assignee
Tabuchi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tabuchi Co Ltd filed Critical Tabuchi Co Ltd
Priority to JP7171362A priority Critical patent/JPH08337888A/ja
Publication of JPH08337888A publication Critical patent/JPH08337888A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、地中に埋設される分水栓本体の腐
食を電気的に防止することを目的としたものである。 【構成】 上記の目的を達成するため本発明は、中心部
にボルトを立設した基板の周縁に分水栓の袋ナットを弾
力的に掴持する複数本の爪脚を一体に設けてなる固定金
具と、上記ボルトを貫通して外嵌され、その下縁が上記
爪脚下端の外反部と当接するキャップと、分水栓本体よ
りも接触電位が低く、且つ上記ボルトと螺合してキャッ
プを押し付け可能な犠牲陽極体とから構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通常砲金(BC−
6)等の金属を主材料とする地中埋設型の分水栓本体の
電気的腐食を防止する為の犠牲陽極体の取付手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術とその課題】例えば、地中に埋設される水
道本管から分岐して各家庭や工場に配水する配水管の分
岐部には、通常サドル分水栓が広く利用されているが、
その分水栓本体部はBC−6等の砲金製のものが多いた
め、この分水栓にステンレス等の異種金属管を接続した
場合、接触電位差が発生して埋設土壌によっては両者間
に電池回路が形成され、より電位の低い砲金から金属イ
オンが流出して砲金の腐食が促進されるという課題があ
った。
【0003】一方、地中埋設金属体よりも卑な金属から
なる陽極体を絶縁電線等で接続し、その両者間で形成さ
れる電池によって地中埋設金属体の表面から周囲土壌に
流出する腐食電流を打ち消すように土壌を通じて地中埋
設金属体の表面に電流を流入させることにより、その電
気的腐食を防止しようとする、所謂流電陽極法が知られ
ている。
【0004】本発明は、上述したような地中に埋設され
る分水栓の腐食を防止するに当たり、通常銅又は銅合金
を主材料として製造される分水栓本体よりも、更に接触
電位の低い金属、例えば亜鉛を犠牲陽極として分水栓本
体に電気的に接触させることにより、その目的を達成し
ようとするものである。
【0005】そして本発明の更なる目的は、上記犠牲陽
極体が分水栓本体に現場で簡単に着脱可能であり、しか
も埋戻し土砂や土圧等の外力で抜け外れない構造とする
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、中心部にボルトを立設した基板の周縁に分
水栓の袋ナットを弾力的に掴持する複数本の爪脚を一体
に設けてなる固定金具と、上記ボルトを貫通して外嵌さ
れ、その下縁が上記爪脚下端の外反部と当接するキャッ
プと、分水栓本体よりも接触電位が低く、且つ上記ボル
トと螺合してキャップを押し付け可能な金属体とから構
成するという手段を用いたものである。
【0007】
【作用】上記構成とした本発明の分水栓に対する犠牲陽
極体の取付装置は、分水栓の袋ナットに圧嵌可能な固定
金具にキャップを外嵌した上、犠牲陽極体を固定金具の
ボルトに螺合して締め付けることによって、キャップを
更に下降させ、固定金具を介して上記キャップ及び犠牲
陽極体を袋ナット面に圧着させるものであるから、砲金
製の分水栓本体よりも接触電位の低い犠牲陽極から周囲
土壌に流出する電流によって分水栓の腐食電流を打ち消
すという作用を有する。
【0008】又、上記構成の取付装置によれば、簡単な
構造で犠牲陽極体の装着が充分強固に行え、しかも表面
から腐食減量する犠牲陽極の分水栓に対する電気的接続
を長期間維持し得るという作用も得られるのである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に従
って更に詳述すると、図1は本発明の装置部分を分解し
て示したものであり、又図2は上記各部材を組合わせた
状態を示したものであって、1は固定金具、2はキャッ
プ、又3は亜鉛などからなる円柱形の犠牲陽極体であ
る。
【0010】而して、上記固定金具1は鋼板等から成形
され、図3に示す分水栓本体(S)の呼び径によって異
なる袋ナット(s)の標準径よりも1〜2mm大きい直
径の基板1aの中心部に雄ネジを有するボルト1bを立
設し、更に基盤1aの外周縁から下方に向かって僅かに
狭縮する6本の爪脚1cを、必要な間隔を保って直径上
に対設したもので、各爪脚1cの下端部は、これを分水
栓の袋ナット(s)に圧嵌した場合に該ナットの下縁に
相当する位置から、それぞれ外方に屈折して外反部1d
を形成したものである。
【0011】尚、上記爪脚1cは、特に6本構成とした
ことを必須の条件とするものではないが、通常の分水栓
の袋ナット(s)には通常六角形と八角形があり、上記
実施例では爪脚を6本としたことによって、どちらの袋
ナットにも共用できるようにしたものである。従って、
極端な場合は3本又は2本であっても良く、又更に八角
形専用の固定金具であれば、その爪脚は8〜4本とされ
るのが一般である。
【0012】又、上記キャップ2は、例えば鋼板を深絞
りして上記固定金具1に外嵌可能とし、その上盤2aの
中心部には、上記固定金具のボルト1bが貫通自在な透
孔2bを有する他、その周壁の高さは、これを固定金具
1に嵌着した際にキャップの下縁2cが固定金具の各爪
脚1cの外反部1dに当接可能にしたものである。
【0013】更に、上記犠牲陽極体3は、下面の中心部
に上記キャップ上盤の透孔2bを貫通して露出する固定
金具のボルト1bに螺合可能な雌ネジ孔3aを有し、螺
合することによっって犠牲陽極体3の下面がキャップの
上盤2a面に密に当接し得るように構成したものであ
る。
【0014】叙上の構成を有する本発明に係る犠牲陽極
体の取付装置の、分水栓に対する基本的な装着手段を述
べると、先ず分水栓(S)の上端に取り付けられる袋ナ
ット(s)の確実な緊締状態を確認した上で、その上方
から上記固定金具1の爪脚1cを圧嵌し、次いで上記固
定金具のボルト1bをキャップ2の透孔2bに貫通させ
た後、該ボルト1bに犠牲陽極体3の雌ネジ孔3aを螺
合させて締め付けると、犠牲陽極体3の下面と密着して
押し下げられるキャップ2を介して固定金具1が充分に
下降し、その基板1aの下面が袋ナット(s)の上面と
密着すると同時に、キャップの下縁2cは固定金具1の
各爪脚の外反部1dに当接して、更に各爪脚を袋ナット
(s)の側面に圧着させ、それらの外方への拡開を規制
するのである。
【0015】上記基本的装着手順に代えて使用の実際で
は、図3に見られるように上記取付装置の三部材1.
2.3を予め組み合わせておいて、その犠牲陽極体3を
固定金具のボルト1bから緩めて、中間のキャップ2が
5mm前後上下に移動可能な状態、即ち固定金具の各爪
脚1cが一定量拡開可能な状態として(図2参照)、各
爪脚を多角形の袋ナット(s)の各辺に合わせて強く押
し込んだ後、犠牲陽極体を回転して締め付け固定するの
である。
【0016】上述したいづれの状態においても、上記分
水栓の袋ナット(s)、固定金具1、キャップ2及び犠
牲陽極体3の四者は、それぞれ密接して電気的な接触状
態を維持するものであるから、分水栓本体と犠牲陽極体
間には、土壌を介して目的の電池回路が形成されるので
ある。
【0017】又、本発明の上記取付装置は上述した装着
時と逆手順によって袋ナット(s)から容易に取り外づ
すことが可能であり、装置の付け換えや装着時の調整な
どが簡単に行えるのである。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係る犠牲陽
極体の取付装置は、地中に埋設された既設の分水栓に対
しても、その袋ナット(s)を堀り出すだけで簡単に脱
着可能であり、しかもこれらの全作業が工具等を必要と
せずに片手で行えるから、特に狭隘な場所における作業
が容易で、高能率に実施できるという特徴を有する。
【0019】又、一旦装着した犠牲陽極体は、分水線栓
袋ナットに強固に固定されるため、土圧その他の外力で
外れるおそれは全くなく、又、外周面から電気的腐食が
進行ずる犠牲陽極体は、上記キャップや固定金具と終始
電気的接触を維持して、分水栓本体の良好な腐食防止効
果を持続し得るという、格別顕著な利益を齎らすもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の構成部材を分解して示す斜視図
【図2】本発明装置を組合わせ状態を一部切欠して示す
正面図
【図3】組合わせた本発明装置の取付前の状態を示すサ
ドル分水栓の部分斜視図
【符号の説明】
1 固定金具 2 キャップ 3 犠牲陽極体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心部にボルトを立設した基板の周縁に分
    水栓の袋ナットを弾力的に掴持可能な複数本の爪脚を一
    体に設けてなる固定金具と上記ボルトを貫通して外嵌さ
    れ、その下縁が上記爪脚下端の外反部と当接するキャッ
    プと、分水栓本体よりも低電位であって、上記ボルトと
    螺合してキャップを押し付け可能な犠牲陽極体とから構
    成したことを特徴とする分水栓等における犠牲陽極の取
    付装置。
JP7171362A 1995-06-13 1995-06-13 分水栓等における犠牲陽極体の取付装置 Pending JPH08337888A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7171362A JPH08337888A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 分水栓等における犠牲陽極体の取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7171362A JPH08337888A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 分水栓等における犠牲陽極体の取付装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08337888A true JPH08337888A (ja) 1996-12-24

Family

ID=15921783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7171362A Pending JPH08337888A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 分水栓等における犠牲陽極体の取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08337888A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU617430B2 (en) Plastic standard for supporting a light fixture and adjacent to the ground
US5281761A (en) Grounding pipe/water pipe with compression connectors
US3803012A (en) Cathodic protection anode clamp assembly
US5100348A (en) Electrical distributor
JPH05214749A (ja) カランの取付構造
US20120122328A1 (en) Grounding Contact
JPH08199381A (ja) 犠牲陽極取付装置
JPH08337888A (ja) 分水栓等における犠牲陽極体の取付装置
US20110189901A1 (en) Wire clamp
US7345240B2 (en) Tamper resistant electrical ground block
JP3393812B2 (ja) 犠牲陽極取付装置
GB2367957A (en) An electrical earth clamp
JP2000027245A (ja) サドル付き分水栓
JP3752274B2 (ja) サドル型分水栓用犠牲陽極
JP2534329Y2 (ja) 防食用ボルトとボルトの防食用金具
JP2008297593A (ja) コンクリート構造物の電気防食用端子取り付け構造
JP3009397U (ja) ボルトの防食用装置
JPH0676362U (ja) 防食用ナット
JPH0116344Y2 (ja)
JPH09329121A (ja) 電食防止具
JP3078462U (ja) 水道用配水管の継手部
JPH0689746A (ja) 接続端子
KR200211382Y1 (ko) 절연볼트
JPH079038U (ja) ケーブルグランドの保持具
JPH0419776B2 (ja)