JP3078462U - 水道用配水管の継手部 - Google Patents

水道用配水管の継手部

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Abstract

(57)【要約】 【課題】いかなる条件でも異種金属材相互を接触させ
ず、長期の使用に亘っても電位差が生じることなく電気
化学的腐蝕を確実に阻止して、耐久性および信頼性の向
上を得られる水道用配水管の継手部を提供する。 【解決手段】互いに異種金属材からなり、互いの端面間
にパッキン部材3を介在させた第1の配水管1および第
2の配水管2と、第1の配水管と同一金属材からなり第
1の配水管のねじ部1aに螺合するねじ孔部11を有す
る袋ナット10と、第2の配水管と同一金属材からなり
第2の配水管の鍔部2aに掛止される止め線5と、この
止め線および第2の配水管鍔部と袋ナットとの間に介在
され止め線と袋ナットとを掛止状態にする絶縁部材10
とを具備し、袋ナットに対する螺合締付けによって、第
1の配水管と第2の配水管がパッキン部材を介して連結
固定され、絶縁部材は第1の配水管と第2の配水管を電
気的に絶縁する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、特に水道用配水管における継手部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
水源地から浄水場に導かれる源水はろ過処理され、ここから配水本管に導かれ る。この配水本管には多数のサドル分水栓が設けられ、さらに配水管(給水管と も言う)が接続される。すなわち、配水本管から配水管が枝分かれ状に分かれて 、各家屋に備えられる水栓(蛇口)に水道水を給水するようになっている。
【0003】 普通、配水本管は地中に埋設されていて、この配水本管に接続される配水管も 地中に埋設状態にある。上記配水本管の埋設深さと家屋の配水管引き込み位置と には高低差があり、あるいは、途中に何らかの障害物がある。
【0004】 したがって、上記配水本管から各家屋の水栓に至る配水管は必ずしも直状では なく、適宜、屈曲形成される。そのために、複数の配水管が継手部を介して接続 される。
【0005】 また、上記配水管の中途部には止水栓や量水器(水道メータ)などの器具が設 けられている。これら器具の両側端においても、器具と配水管とが継手部を介し て接続される。
【0006】 配水管および継手部には土圧がかかるので、長期に亘って土圧に耐え得る剛性 が要求される。併せて、大型・重量車両の通行時や地震発生などの際の衝撃力に も耐えなければならないので、普通、金属管が用いられる。
【0007】 従来の、水道用配水管に用いられる継手部の構成一部を、図4に示す。 図中1と2は、それぞれ配水管である。ここでは、図中右側の、端部にねじ部 1aを備えた配水管を「第1の配水管1」と呼び、図中左側の、端部に鍔部2a を備えた配水管を「第2の配水管2」と呼ぶ。
【0008】 これら第1,第2の配水管1,2の互いに対向する端面間にパッキン部材3が 介在され、かつ第1の配水管1のねじ部1aに袋ナット4のねじ孔部4aが螺合 している。袋ナット4のねじ孔部4aに隣接して止め線(Cリング)5が嵌め込 まれる。
【0009】 上記袋ナット4に対する螺合締付けにともない、第2の配水管2の鍔部2aに 止め線5が掛止するとともに第1,第2の配水管1,2が互いに近接し、ついに は第1の配水管1と第2の配水管2がパッキン部材3を介して連結され、水道用 配水管の継手部が構成される。
【0010】 なお、上記止め線5を用いることなく、直接、袋ナット4と第2の配水管2の 鍔部2aとを掛止する構造のものもある。この場合は、第2の配水管2の図示し ない他端部を器具などに接続する以前に、その袋ナットを挿入しなければならな い。上記袋ナットの、いわゆる後付けができないことになり、一般的に採用され ることが少ない。
【0011】 これに対して、図4に示す構造では、第2の配水管2の他端部を接続した後で も、上記止め線5を用いることにより、袋ナット4の後付けが可能であるので、 多用されている。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
なお、第2の配水管2の端部には電気絶縁性を備えた合成樹脂材からなる絶縁 スリーブ6が嵌め込まれる。この絶縁スリーブ6は、第2の配水管2の鍔部2a と同一外径の鍔部6aを備えているとともに、この配水管2の端部に嵌め合う筒 部6bが一体に形成される。
【0013】 上記絶縁スリーブ6の存在は、互いに連結される第1の配水管1と第2の配水 管2とが異種金属材から構成されることによる、電気化学的腐蝕を阻止すること を目的としている。
【0014】 すなわち、互いにねじ込まれる第1の配水管1と袋ナット4が同種金属材ある とすると、第2の配水管2には異種金属材が用いられる。たとえば、第1の配水 管1および袋ナット4に銅材が採用されると、第2の配水管2および止め線5は ステンレス材が用いられている。このような金属材の選択は、専ら、コストおよ び耐久性の面から考慮される。
【0015】 同種金属材の部品相互が接触した場合では、長期の使用に亘っても、互いの部 材間に電位差は生じない。ただし、異種金属材の部品相互が接触すると、一方部 品が陽極部、他方部品が陰極部となり、局部電池が構成される。そして、電位の 高い金属材から電位の低い金属材に電位差が生じる。長期に亘ると電位の低い金 属材が溶けて腐蝕する、いわゆる電気化学的腐蝕が生じる。
【0016】 そこで、上記絶縁スリーブ6を第2の配水管2に嵌め込んで、第2の配水管2 と止め線5との間の電気的な導通を遮断し、第1の配水管1と第2の配水管2と における電気化学的腐蝕を防止している。
【0017】 しかしながら、従来の構造では、絶縁スリーブ6は第2の配水管2と止め線5 との絶縁を対象としているのみであり、第2の配水管2の鍔部2a周面と袋ナッ ト4内径面とが互いに露出し対向している。
【0018】 このことから、袋ナット4が第1の配水管1に斜めにねじ込まれた場合など、 袋ナット4内径面と第2の配水管鍔部2a周面との隙間状況によっては、互いに 接触する虞れがある。この場合は、異種金属材相互の接触となって電位差が生じ 、電気化学的腐食の原因となる。
【0019】 また、組立て時における袋ナット4に対する締付け力は、袋ナット4および止 め線5から絶縁スリーブ鍔部6aを介して第2の配水管鍔部2aにかかる。すな わち、合成樹脂材からなる絶縁スリーブ6の肉厚の薄い鍔部6aが、金属材から なる止め線5と第2の配水管鍔部2aとの間に介在されたまま、強力な締付け荷 重を受ける。
【0020】 締付け具合によっては、絶縁スリーブ6の鍔部6a肉厚中に止め線5が食い込 み、鍔部6aが変形して肉厚が極端に薄くなる。あるいは、強い衝撃を受けて止 め線5が絶縁スリーブ鍔部6aを破断する。
【0021】 長期の使用に亘ると、絶縁スリーブ鍔部6aが存在しないのと同様の状態にな って、止め線5と第2の配水管鍔部2aとが密に接触し、電位差が生じて電気化 学的腐蝕の原因となる。
【0022】 さらに、絶縁スリーブ6は、それ単独で保管しなければならず、常に、紛失に 対する注意が必要である。絶縁スリーブ6は、第2の配管2の他端部から嵌め込 まれるようになっていて、後付けすることができない。
【0023】 また、先に説明したように、止め線を使用せず、直接、袋ナットと第2の配水 管鍔部を掛止する構造の継手部においても、これらの間に絶縁スリーブを介在さ せたものがあるが、上記絶縁スリーブ6とほとんど同様の不具合がある。
【0024】 本考案は上記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、 異種金属材からなる第1,第2の配水管であることを前提とし、いかなる条件で も異種金属材相互を接触させず、長期の使用に亘っても電位差が生じることなく 電気化学的腐蝕を確実に阻止して、耐久性および信頼性の向上を得られる水道用 配水管の継手部を提供しようとするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】 上記目的を満足するため、請求項1の考案としての水道用配水管の継手部は、 互いに異種金属材からなり互いの端面間にパッキン部材を介在させた第1の配水 管および第2の配水管と、第1の配水管の端部に設けられるねじ部と、第2の配 水管の端部に設けられる鍔部と、第1の配水管と同一金属材からなり第1の配水 管のねじ部に螺合するねじ孔部を有する袋ナットと、第2の配水管と同一金属材 からなり第2の配水管の鍔部に掛止される止め線と、この止め線および第2の配 水管の鍔部と袋ナットとの間に介在され止め線と袋ナットとを掛止状態にする絶 縁部材とを具備し、袋ナットに対する螺合締付けによって、第1の配水管と第2 の配水管がパッキン部材を介して連結固定され、絶縁部材は第1の配水管と第2 の配水管を電気的に絶縁することを特徴とする。
【0026】 請求項2として、請求項1記載の水道用配水管の継手部において袋ナットに、 絶縁部材が嵌り込む嵌合用凹部が設けられることを特徴とする。
【0027】 請求項3として、請求項2記載の水道用配水管の継手部において絶縁部材は、 複数割りの状態で嵌合用凹部に嵌り込まれることを特徴とする。
【0028】 請求項4として、請求項1記載の水道用配水管の継手部において袋ナットおよ び絶縁部材の内径は、第2の配水管の鍔部外径よりも大に設定されることを特徴 とする。
【0029】 請求項5として、請求項1記載の水道用配水管の継手部において絶縁部材に、 止め線一部が嵌り込む掛止部が設けられることを特徴とする。
【0030】 請求項6として、請求項1記載の水道用配水管の継手部において絶縁部材は、 少なくとも止め線および第2の配水管の鍔部周面とに対向する以上の厚さに設定 されることを特徴とする。
【0031】 このような課題を解決する手段を採用することにより、異種金属材からなる配 水管および袋ナットを用いることを前提として、いかなる条件のもとにおいても 異種金属材の部品相互が接触せず、長期の使用に亘っても電位差が生じることな く、したがって電気腐蝕を確実に阻止して耐久性の向上を得られる。
【0032】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。 図1は水道用配水管の継手部を組立てた状態を示し、図2は水道用配水管の継 手部を構成する各部品を分解して示す図であり、図3は継手部における絶縁構造 を拡大して示す図である。
【0033】 図中1は、第1の配水管であり、この端部にはねじ部1aが設けられている。 図中2は、第2の配水管であり、この端部には鍔部2aが一体に設けられている 。これら第1の配水管1と第2の配水管2は互いに異種金属材からなっていて、 たとえば第1の配水管1は銅材が用いられ、第2の配水管2はステンレス材が用 いられる。
【0034】 図中3はパッキン部材であり、組立てられた状態で第1の配水管1の鍔部1a 端面と第2の配水管2の鍔部2a端面間に介在され、水密構造をなす。図中5は 止め線(いわゆる、Cリング)であって、これは第2の配水管2と同様、たとえ ばステンレス材が用いられる。
【0035】 なお、継手部を構成する状況によっては、上述のものとは逆に、第1の配水管 1をステンレス材とし、第2の配水管2および止め線5を銅材とすることは、従 来と全く同様である。そして、これら第1、第2の配水管1,2およびパッキン 部材3と止め線5の寸法規格も、従来と全く同一のものが用いられ、何らの改良 変形の必要もない。
【0036】 図中10は、袋ナットである。素材としては、第1の配水管1と同一の素材が 用いられる。ここでは、第1の配水管1が銅材であるので、袋ナット10も銅材 からなる。
【0037】 この袋ナット10の内径部にねじ孔部11が設けられていて、上記第1の配水 管1のねじ部1aに螺合するねじ径に形成される。さらに、袋ナット10の内径 部には上記ねじ孔部11と隣接して、後述する絶縁部材12を嵌合するための嵌 合用凹部13が設けられる。
【0038】 上記絶縁部材12は、電気的に絶縁する特性を備えた、たとえば合成樹脂材が 用いられるが、同じ特性を備えていれば、たとえば合成ゴム材など、他の素材の ものを用いてもよい。
【0039】 この絶縁部材12は、2つ割りもしくは3つ割りされるリング状をなす。外径 と幅寸法は、上記嵌合用凹部13に嵌合可能に形成され、かつ内径は袋ナット1 0の内径と同一である。
【0040】 そして、これら袋ナット10および絶縁部材12の内径寸法は、上記第2の配 水管2に形成される鍔部2aの外径寸法よりもわずかに大に設定されている。
【0041】 上記絶縁部材12の内径部には上記止め線5の一部が嵌り込む掛止部14が設 けられる。ここでは、止め線5が断面円形をなすので、上記掛止部14は断面半 円状をなし、止め線5の外径側半分が掛止部14に掛合し、内径側半分は絶縁部 材12の内径部に突出する。
【0042】 上記絶縁部材12は、止め線5および第2の配水管2の鍔部2a周面と対向し ている。実際には、止め線5の直径と第2の配水管鍔部2aの幅寸法との和より も広く、止め線5および鍔部2a周面と対向する以上の厚さに設定される。
【0043】 このようにして、水道用配水管の継手部を構成する部材であって、各部材の保 管の際は、袋ナット10の嵌合用凹部13に複数割りにされた絶縁部材12を嵌 め込んで一体化しておく。
【0044】 継手部の組立てに先立って、第2の配水管2の他端部を他の器具もしくは継手 部に接続したり、屈曲成形してもよい。これは、止め線5と袋ナット10および 絶縁部材12の後付けが可能な構成を採用していることによる。
【0045】 実際の組立ては、はじめに、第2の配水管2の細径部に止め線5を嵌め込む。 すなわち、止め線5はCリングであるから、一旦、この弾性力に抗して両端部を 拡開し、第2の配水管2の細径部に嵌め込んで保持する。
【0046】 つぎに、絶縁部材12を一体化した袋ナット10を、第2の配水管2の鍔部2 aを介して上記止め線5位置まで挿入する。このとき、袋ナット10の嵌合用凹 部13と絶縁部材12が挿入先端側になり、ねじ孔部11が後側になる。
【0047】 袋ナット10および絶縁部材12の内径が同一であって、第2の配水管鍔部2 a外径よりも大に設定されているので、これら袋ナット10と絶縁部材12の挿 入には何らの支障もない。
【0048】 絶縁部材12が止め線5と対向する位置まで挿入したら、止め線5に対する付 勢力を解除する。止め線5に弾性復帰力が作用して、絶縁部材12の掛止部14 に弾性的に嵌り込む。
【0049】 したがって、こんどは袋ナット10と止め線5が絶縁部材12を介して一体化 する。この状態で、第1の配水管1の端部をパッキン部材3を介して第2の配水 管鍔部2aに対向させる。
【0050】 そして、袋ナット10のねじ孔部11と第1の配水管1のねじ部1aとを螺合 する。このねじ込み作用にともなって、袋ナット10と一体の止め線5が第2の 配水管鍔部2aに掛止し、かつ第1の配水管1の端部がパッキン部材3を介して 第2の配水管2側へ移動する。
【0051】 さらにねじ込み作業を継続することにより、ついには図1に示すように、パッ キン部材3が第1の配水管1端面と第2の配水管鍔部2a端面との間に、強固に 介在挟持される。
【0052】 すなわち、袋ナット10が絶縁部材12と止め線5を介して第2の配水管鍔部 2aに掛止し、かつ袋ナット10が第1の配水管1に螺合することによって、第 1の配水管1と第2の配水管2が連結固定される。
【0053】 このような水道用配水管の継手部を構成することにより、第1の配水管1およ び袋ナット10と、第2の配水管2および止め線5とが、互いに異種金属材から なるが、これらの間に介設される絶縁部材12が電気的な絶縁をなす。
【0054】 したがって、第1の配水管1および袋ナット10と、第2の配水管2および止 め線5との間に電位差が生じることがなく、長期の使用に亘っても電気化学的腐 蝕を確実に阻止する。
【0055】 上記絶縁部材12を、複数割りの状態で袋ナット10の嵌合用凹部13に嵌め 込むようにしたので、絶縁部材12の袋ナット10への取付けが容易であり、か つこれら袋ナット10と絶縁部材12を一体化して保管でき、それぞれの紛失を 確実に防止する。
【0056】 継手部の組立て時に、袋ナット10に対する締付け荷重を直接的に受けるのは 止め線5と第2の配水管鍔部2aとの掛止部分である。上記絶縁部材12は、止 め線5を介して間接的に荷重を受けるのみであり、この絶縁部材12をたとえ合 成樹脂材から形成しても、強度的には何らの不安もない。
【0057】 上記袋ナット10に、上記絶縁部材12が嵌り込む嵌合用凹部13を設けたの で、組立て時の締付け荷重が止め線5を介して絶縁部材12にかかっても、結局 は、その荷重を袋ナット10の嵌合用凹部13面が受けることになる。
【0058】 したがって、絶縁部材12が締付け荷重を繰り返し受けても、長期の使用に亘 っても、特に衝撃が加えられても、絶縁部材12は変形破損することがなく、信 頼性の保持を得る。
【0059】 上記絶縁部材12の厚さは、少なくとも、第2の配水管鍔部2a周面と止め線 5とに対向する以上の厚さに設定されている。このことから、組立て状態がどの ようであっても、必ず絶縁部材12は止め線5と第2の配水管鍔部2aに対向し 、あるいは接触する。
【0060】 たとえば、袋ナット10と第1の配水管1とのねじ込み具合が悪く、袋ナット 10が傾いた状態であっても、第2の配水管鍔部2a周面および止め線5と袋ナ ット10との間に絶縁部材12が介在する。したがって、袋ナット10に対する 第2の配水管2および止め線5の接触がなく、異種金属材相互の接触がないから 、電位差の発生もなく電気化学的腐蝕に侵される虞れもない。
【0061】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、いかなる条件でも異種金属材相互を接触 させず、長期の使用に亘っても電位差が生じることなく電気化学的腐蝕を確実に 阻止して、耐久性および信頼性の向上を得られるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態の、一部を断面にした水道
用配水管の継手部の組立て図。
【図2】同実施の形態の、水道用配水管の継手部の構成
部品を分解した図。
【図3】同実施の形態の、水道用配水管の継手部の一部
を拡大した図。
【図4】従来の、水道用配水管の継手部の一部を分解し
た図。
【符号の説明】
3…パッキン部材、 1…第1の配水管、 2…第2の配水管、 1a…(第1の配水管の)ねじ部、 2a…(第2の配水管の)鍔部、 10…袋ナット、 5…止め線、 12…絶縁部材、 13…嵌合用凹部、 14…掛止部。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異種金属材からなり、互いの端面間
    にパッキン部材を介在させた第1の配水管および第2の
    配水管と、 上記第1の配水管の端部に設けられるねじ部と、 上記第2の配水管の端部に設けられる鍔部と、 上記第1の配水管と同一金属材からなり、第1の配水管
    のねじ部に螺合するねじ孔部を有する袋ナットと、 上記第2の配水管と同一金属材からなり、第2の配水管
    の鍔部に掛止される止め線と、 この止め線および上記第2の配水管の鍔部と上記袋ナッ
    トとの間に介在され、止め線と袋ナットとを掛止状態に
    する絶縁部材とを具備し、 上記袋ナットに対する螺合締付けによって、第1の配水
    管と第2の配水管がパッキン部材を介して連結固定さ
    れ、上記絶縁部材は第1の配水管と第2の配水管を電気
    的に絶縁することを特徴とする水道用配水管の継手部。
  2. 【請求項2】上記袋ナットに、上記絶縁部材が嵌り込む
    嵌合用凹部が設けられることを特徴とする請求項1記載
    の水道用配水管の継手部。
  3. 【請求項3】上記絶縁部材は、複数割りの状態で上記嵌
    合用凹部に嵌り込まれることを特徴とする請求項2記載
    の水道用配水管の継手部。
  4. 【請求項4】上記袋ナットおよび上記絶縁部材の内径
    は、上記第2の配水管の鍔部外径よりも大に設定される
    ことを特徴とする請求項1記載の水道用配水管の継手
    部。
  5. 【請求項5】上記絶縁部材に、上記止め線一部が嵌り込
    む掛止部が設けられることを特徴とする請求項1記載の
    水道用配水管の継手部。
  6. 【請求項6】上記絶縁部材は、少なくとも、上記止め線
    および第2の配水管の鍔部周面とに対向する以上の厚さ
    に設定されることを特徴とする請求項1記載の水道用配
    水管の継手部。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010078014A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Maebashi Seisakusho:Kk 水系配管における管の接続構造
JP2011117610A (ja) * 2011-03-14 2011-06-16 Bridgestone Corp 樹脂製ユニオン継手

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