JPH0833728B2 - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JPH0833728B2
JPH0833728B2 JP60295517A JP29551785A JPH0833728B2 JP H0833728 B2 JPH0833728 B2 JP H0833728B2 JP 60295517 A JP60295517 A JP 60295517A JP 29551785 A JP29551785 A JP 29551785A JP H0833728 B2 JPH0833728 B2 JP H0833728B2
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真幸 斉藤
隆 柏崎
正樹 柿原
太 正路
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Mazda Motor Corp
Pioneer Corp
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Mazda Motor Corp
Pioneer Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンピュータ等により所定の画像を表示装置
に出力表示する画像出力装置に関する。
〔従来の技術〕
最近コンピュータ等により種々の画像を形成し、CRT
等の表示装置に出力表示させる画像出力装置が普及しつ
つある。これらの装置においてはグラフィックディスプ
レイコントローラ(GDC)等により所定の画像を描画
し、そのデータをVRAM、フレームメモリ等のメモリに記
憶させる。そしてメモリに記憶した画像を表示装置に表
示させるようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら従来の装置は、表示装置に表示する画像
データを記憶するメモリに直接描画するようにしている
ので、表示装置に表示されている画像がチラつくのを防
止するためには水平又は垂直同期信号の帰線区間に画像
の書き換えを行わなければならず、書き換えに時間がか
かる欠点があった。また斯かる期間外に書き換えを行う
と、画像がチラついたり、描画動作が終了するまで表示
画面を消去しなければならず、操作性が悪化する欠点が
あった。斯かる欠点を除去するため、描画用のメモリと
表示用のメモリとを別個に設けることも考えれれるが、
このようにすると表示する画像が比較的早く変化する場
合描画動作を繰り返す回数が増加し、演算装置の負担が
増加する欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、本発明は、少なくと
も二つのVRAM(Video Random Access Memory)等の部分
メモリにより構成され、CD−ROM(Compact Disk−Read
Only Memory)等の記憶媒体から再生された地図データ
を記憶する第1メモリと、いずれかの前記部分メモリか
ら転送された部分地図データを記憶して外部の表示装置
に出力するVRAM等の第2メモリと、前記第1メモリへの
前記地図データの記憶及び前記第1メモリから前記第2
メモリへの前記部分地図データの転送を制御するグラフ
ィックディスプレイコントローラと、を備え、前記コン
トローラは、一の前記部分メモリに前記地図データを記
憶させ、当該記憶終了後、当該一の前記部分メモリから
前記部分地図データを前記第2メモリに転送し、更に外
部からの制御信号に基づいて前記表示装置における表示
範囲を更新すべく前記転送を継続実行するとともに、更
新されつつ前記表示装置に表示されている前記部分地図
データの範囲の縁部が前記一の部分メモリに記憶された
前記地図データの範囲の縁部と一致する前に、前記一の
部分メモリと異なる他の部分メモリに対して前記表示さ
れている範囲及び当該範囲の周辺領域を含む前記地図デ
ータを記憶させ、当該記憶終了後、前記他の部分メモリ
から前記部分地図データを前記第2メモリへ転送するよ
うに制御するように構成される。
また、前記コントローラは、前記表示装置に表示され
ている前記部分地図データの範囲を予め設定した所定の
距離だけ広げた拡大範囲の縁部の一部が、前記一の部分
メモリに記憶された前記地図データの範囲の縁部の一部
に一致したとき、前記他の部分メモリに対して前記表示
されている範囲及び当該範囲の周辺領域を含む前記地図
データを記憶させ、当該記憶終了後、前記他の部分メモ
リから前記部分地図データを前記第2メモリへ転送する
ように制御するように構成される。
〔作用〕
本発明によれば、第1メモリは、少なくとも二つの部
分メモリにより構成され、記憶媒体から再生された地図
データを記憶する。
一方、第2メモリは、いずれかの部分メモリから転送
された部分地図データを記憶して外部の表示装置に出力
する。
このとき、コントローラは、一の部分メモリに地図デ
ータを記憶させ、当該記憶終了後、当該一の部分メモリ
から部分地図データを第2メモリに転送し、更に外部か
らの制御信号に基づいて表示装置における表示範囲を更
新すべく上記転送を継続実行するとともに、更新されつ
つ表示装置に表示されている部分地図データの範囲の縁
部が上記一の部分メモリに記憶された地図データの範囲
の縁部と一致する前に、上記一の部分メモリと異なる他
の部分メモリに対して、表示装置に表示されている範囲
及び当該範囲の周辺領域を含む地図データを記憶させ、
当該記憶終了後、他の部分メモリから部分地図データを
前記第2メモリへ転送するように制御する。
より具体的には、コントローラは、表示装置に表示さ
れている部分地図データの範囲を予め設定した所定の距
離だけ広げた拡大範囲の縁部の一部が、一の部分メモリ
に記憶された地図データの範囲の縁部の一部に一致した
とき、他の部分メモリに対して表示されている範囲及び
当該範囲の周辺領域を含む地図データを記憶させ、当該
記憶終了後、他の部分メモリから部分地図データを第2
メモリへ転送するように制御する。
よって、更新されつつ表示装置に表示されている部分
地図データの範囲の縁部が上記一の部分メモリに記憶さ
れた地図データの範囲の縁部と一致する前に、他の部分
メモリに対して、表示装置に表示されている範囲及び当
該範囲の周辺領域を含む地図データを記憶し、当該他の
部分メモリへの記憶終了後、当該他の部分メモリから部
分地図データを第2メモリへ転送して表示装置に表示す
るので、表示装置上における表示地図の切り換えの際
に、切り換え前後の地図が不連続となることがない。
また、表示すべく部分地図データに対応する画像を表
示中に、次に表示するべき地図データが第1メモリの一
の部分メモリに記憶され、記憶終了後に当該地図データ
に対応する画像が表示されるので、表示されている画像
が第1メモリへの記憶動作の影響を受けることがなく、
表示されている画像の視認性を向上させることができ
る。また、地図データの一部(部分地図データ)を転送
して表示するので、表示画像の切り換えの度に記憶動作
を実行する必要がなく、記憶動作に回数を少なくするこ
とができる。
〔実施例〕
次に本発明に好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明の画像出力装置を車両ナビゲーション
装置に応用した場合のブロック図である。同図において
1は記録媒体あるいは記憶媒体としてのCD−ROM(その
ドライブ装置を含む)でありディジタル化された地図情
報が記録されている。CD−ROM1からのデータはインター
フェース2、アドレスバス3、データバス4等を介して
メモリ(RAM)5に記憶されるようになっている。6は
インフォメーションプロセッサ(CPU)であり、種々の
画像データ処理を行うとともに、キーボード12、そのイ
ンターフェース13を介して入力される指令に対応して周
辺器機の制御も行うようになっている。7は地磁気等か
ら車両の方位を検知する方位センサ、8は車両の速度を
検出する速度センサである。9はGPS(Global Position
ing System)装置であり、緯度、経度情報等から車両の
現在位置を検出する。10はナビゲーションプロセッサ
(CPU)であり、方位センサ7、速度センサ8等のデー
タの補正や、それらのデータから車両の移動量を演算し
たり、またGPS装置9が緯度、経度情報を検出できない
場合等に、設定入力されたデータから現在位置を演算
し、当該現在位置が更新される度に、後述のグラフィッ
クコントローラ15に制御信号としての更新信号を出力す
る。あるいはまた設定入力された現在地をGPS装置9か
らの情報に対応して補正処理する。プロセッサ10とプロ
セッサ6とは相互にデータの送受が可能になてってい
る。11はこれらのプロセッサ6、10のプログラムその他
必要な情報を記憶するROM、14は各回路、手段、装置等
に必要なタイミング信号を供給するコントロールロジッ
クである。
15は、コントローラとしてのグラフィックディスプレ
イコントローラ(GDC)であり、メモリ5から必要なデ
ータを読出し、第1メモリとしてのメモリ(VRAM)16、
17に所定の画像を描画(記憶)する。18はメモリ16、17
のうち一方からのデータを選択し、パラレル信号からシ
リアル信号に変換するパラレル/シリアル(P/S)変換
回路である。19は色変換回路としてのカラーパレットレ
ジスタであり、P/S変換回路18から供給される映像信号
中の3ビットの色信号を、予め指定された5ビットの色
信号に変換する。色信号が変換された映像信号は第2メ
モリとしてのメモリ(VRAM)20に、さらにメモリ20から
第2メモリとしてのメモリ(VRAM)21に転送され、メモ
リ21に記憶された映像信号が赤(R)、緑(G)、青
(B)の3原色各々のD/A変換回路26、27、28によりデ
ィジタル信号からアナログ信号に変換され、CRT等の表
示装置29に表示される。尚図示はしていないが表示装置
29の画面の前面には透明電極等よりなるタッチセンサが
設けられている。
24は同期信号発生回路であり、相互に同期した水平同
期信号(HSYNC)と、垂直同期信号(VSYNC)と、ドット
クロック(DCK)を発生し、レジスタ19、メモリ20、21
のアドレス等を設定するアドレスカウンタ23、25等に出
力している。22はオフセットレジスタであり、メモリ1
6、17に記憶された画像のうちメモリ20に転送する部分
のオフセット位置を設定する。30乃至37は各々所定位置
に挿入されたバッファである。
一方第2図はキーボード12の構成を示している。同図
に示すごとく、各操作キーは表示装置29の外周に配置さ
れている。51はナビゲーション動作を実行するとき操作
されるナビゲーション(NAVI)キー、52は表示装置29に
操作の説明画像を出力するとき操作されるヘルプ(!)
キーである。53はガイド(GUIDE)キーであり、駐車
場、ホテル、ガソリンスタンド等のシンボルを地図上に
表示するとき操作される。54は目的地(DEST)キーであ
り、目的地を設定するとき操作される。55はセット(SE
T)キーであり、表示装置29に表示されたカーソルによ
り指定された項目や、地図上の位置を登録するとき操作
される。56はキャンセル(CANCEL)キーであり、限られ
た所定の画面において操作すると、画面が1つ前の画面
に戻るようになっている。57は縮小キー、58は拡大キー
であり、各々表示装置29に表示された地図を縮小又は拡
大するとき操作される。59はスクロールキーであり、上
下、左右にカーソルを移動させるとき各々きー59a乃至5
9dが操作される。60はテキスト(TEXT)キーであり、車
両の走行に関係する情報を表示するとき操作される。以
上の各キーが操作された場合におけるプログラムはプロ
セッサ6により管理されている。
一方コンパクトディスクプレーヤを動作させるとき操
作されるCDキー61、テレビジョン放送を受信するとき操
作されるTVキー62、AM又はFM放送を受信するとき操作さ
れるAM,FMキー63、再生音のイコライズ特性を予め定め
られた特性の中から選択するとき操作されるサウンドセ
レクト(SOUND SEL)キー64、再生音を瞬時にミューテ
ィングするミューティングキー65、再生音の大きさを調
製するボリウム66、空調装置を運転するとき操作される
空調(A/C)キー67が設けられ、図示せぬCPUによって所
定の動作が実行されるようになっている。
次に、その動作を説明する。先ず最初にナビゲーショ
ンキー51が操作された場合における基本的動作について
説明する。この場合の動作は例えば第3図に示す如きフ
ローチャートに従って管理される。第1のステップとし
て現在地がセットされているか否かが判断される。現在
地が既にセットされているときは表示ルーチンが、また
セットされていないときは現在地セットルーチンが各々
実行される。これらのルーチンについては後述する。次
にキー入力待ちの状態になり、キー入力がない場合はさ
らに表示ルーチンが実行された後、再びキー待ちの状態
になる。
キー入力があると、次にモード変化の有無が判断さ
れ、モード変化があったときはそのモードのルーチンに
移行する。モードにはナビ(ナビゲーション)モード、
テキストモード、AVモード等がある。モード変化がない
場合次にコマンドの判別が行われ、コマンドに対応して
目的地セット、ドライブガイド、ヘルプ、拡大縮小、補
正、位置出力等の各ルーチンが実行される。その後再び
キー入力待ちの状態に戻り、キー入力があるまで表示ル
ーチンが実行される。
現在地をセットするルーチンは第4図に示す如きフロ
ーチャートに従って実行される。先ずキャンセルキー56
の操作の有無が判断され、操作されたときいままでの現
在地がリセットされ、予め定められた所定の位置が仮の
現在地としてセットされる。また地図の縮尺(スケー
ル)が予め定められた所定値(この場合1/160万)に設
定される。そしてその所定地を中心とした地図が表示装
置29に表示される。
キャンセルキー56が操作されないとき、次に現在地が
セット済みであるか否かが判断される。現在地がセット
済みである場合、その現在地を中心とした予め設定され
た縮尺(この例の場合1/20万)の地図が表示装置29に表
示される。現在地がセットされていない場合、予め定め
られた所定地が仮の現在地とされ、その位置を中心とす
る予め定められた縮尺(この例の場合1/20万)の地図が
表示される。
表示装置29に地図が表示されると次に入力キーの判断
が行われ、入力されたキーに対応して縮尺セット、カー
ソル移動、セット、地名ガイドセット、キャンセル等の
処理が各々行われる。キャンセルキー56が操作されたと
きは最初のステップに戻る。セットキー55が操作された
とき、さらに中心位置のセットか否かが判断される。中
心位置のセットでない場合、カーソルにより指定された
縮尺がセットされ、その縮尺の地図が表示される縮尺セ
ットが実行される。中心位置のセットである場合、地
名、ガイドセットキー53が操作された場合と同様に、次
に現在地セットの判断がなされる。現在地セットである
場合現在地セットの動作が行われ、現在地セットでない
場合目的地セットが行われる。
目的地セットのルーチンは第5図に示すように行われ
る。先ず目的地セットが済んでいるか否かが判断され、
済んでいない場合現在地セットのルーチンが呼び出さ
れ、そのルーチンの中で目的地がセットされ、済んでい
る場合目的地を中心とした地図が表示される。次に現在
地から目的地までの距離が演算され、その距離が表示さ
れる。その後キャンセルキー56の操作が判断され、キャ
ンセルキー56が操作されたときは最初のステップに戻
り、操作されないときは目的地を中心とした地図を表示
させる。
地図の縮尺としては8種類が用意されており、縮尺セ
ット時において縮小キー57が操作された場合、表示装置
29の画像が1段階下の縮尺の他図に書き換えられるとと
もに、書き換え前の縮尺の範囲を示すカーソルが表示さ
れる(第23図において4角で示す。同図には更宜上2つ
のカーソルが示してあるが、実際にはカーソルは1つだ
け表示される)。さらに縮小キー57を操作すると、カー
ソルの大きさが調度表示装置29の画面の大きさと等しく
なるので、カーソルが画面上から消失するが、さらに縮
小キー57を操作すると、カーソルが再び画面上に表示さ
れる。
拡大キー58が操作された場合、1段階上の縮尺の範囲
を示すカーソルが表示される。さらに拡大キー58を操作
すると、カーソルが順次小さくなっていく。例えば第23
図に示すように、外側に示すカーソルが内側に示す大き
さに変化し、さらに操作するとさらに小さくなる。斯か
る状態において例えばスクロールキー59を操作すると、
カーソルの位置はそのまま画面の中央で変化しないが、
地図が上下、左右に移動する。このようにして所望の位
置を捜し出し、カーソルが表示された状態でセットキー
55を操作すると、カーソルで表示された範囲がその縮尺
で画面上に表示されるとともに、このときカーソルが十
字マークに変化する(第24図)。さらにスクロールキー
59を操作して、地図を上下、左右に移動させ、中央のカ
ーソルに所望の位置を対応させ、セットキー55を操作す
ると、現在地又は目的地がその地点にセットされる。
以上の縮小キー57、拡大キー58及びセットキー55の各
操作による画面の変化をまとめて表示すると第25図に示
すようになる。同図において上向きの矢印で示したブロ
ックは拡大操作を、下向きの矢印で示したブロックは縮
小操作を、SETの文字で示したブロックはセット操作
を、各々表している。そして図中横方向へ画面が変化す
る場合は、その地図の縮尺が変化しないことを意味し、
一番上の行が1/160万、以下順次下の行が1/80万、1/40
万、1/20万、1/10万、1/5万、1/2.5万、1/1.25万の各縮
尺になっている。
スクロールキー59を操作したとき地図ではなくカーソ
ルを移動させるようにすることも可能である。しかしな
がらそのようにすると例えば所定の目的地を捜しながら
カーソルを移動させる場合、目的地が表示されている地
図の外にあることが判ったとき、表示されている地図を
書き直させるための操作が別途必要になり、操作が途切
れ、操作性が悪化する。そこで実施例のようにカーソル
を画面の略中央に固定し、地図を移動させるようにし、
スクロールキー59を連続的に操作するだけで目的地を捜
すことができるようにするのが好ましい。
このように2種類のカーソルを用い、拡大、縮小とス
クロールを行うので、表示が見易いばかりでなく、操作
性が良好になる。また拡大するとき、目的とする縮尺が
セットされた後、セットキー55が操作された時点で後述
するメモリへの描画動作(時間がかかる)を開始するの
で、操作を円滑に行うことができる。
次に表示ルーチンについて説明する。表示ルーチンは
第6図に示すようなフローチャートに従って行われる。
このルーチンにおいて先ず方位センサ7、速度センサ8
等の情報からプロセッサ10により車両の現在地が演算さ
れる。あるいはまたGPS装置9から緯度、経度情報が入
力されているときはこれらの情報から現在地を特定する
こともできる。現在地の演算は一定時間毎に行われ、常
にデータが更新され、当該データに対応する更新信号が
コントローラ15に出力されるようになっている。次に現
在地を中心とする地図が格納用のメモリ5上にあるか否
かが判断され、ないときはCD−ROM1からそのデータがメ
モリ5上にロードされる。
メモリ5に現在地を中心とする地図が格納されたと
き、次に現在地を中心とする地図がメモリ16、17に描画
(記憶)された画像の範囲内にあるかどうかが判断さ
れ、範囲内にないときはメモリ16又は17のうち裏側(メ
モリ20にデータを供給していない方)のメモリにコント
ローラ15により描画(書き換え)が行われる。
現在地を中心とする地図がメモリ16、17に書き込まれ
ている場合、次に他の縮尺の地図がメモリ5にロードさ
れているか否かが判断され、ロードされていないときCD
−ROM1からメモリ5上にロードされる。
他の縮尺の地図がメモリ5上に書き込まれたとき、次
にメモリ16又は17のうちの表側(メモリ20にデータを転
送している方)の地図に重畳して、プロセッサ10が演算
した現在地に対応してプロセッサ6により自車マークが
書き込まれ、このデータがさらに表側のメモリからメモ
リ20に転送される。この自車マークは例えば第21図中央
に示すように、その進行方向が認識可能なマークとされ
ている(図は車両が北方向(上方向)に進行している状
態を示している)。このようにしてメモリ20に書き込ま
れた地図と自車マークがさらにメモリ21に転送され、メ
モリ21に記憶された画像が表示装置29に表示される。さ
らに拡大、縮小等のルーチンが処理された後、次のステ
ップに移行する。
同様の動作により第21図において右上に矢印で示すよ
うに、現在地から見た目的地の方向が表示される。
以上の表示ルーチン中におけるCD−ROM1から地図デー
タをロードするステップ(図中Aで示す)は、さらに詳
細に表すと第7図に示すようになる。すなわち第16図に
示すように、先ず現在地Pを中心として所定の範囲のエ
リア(図中破線で示す)が設定され、そのエリア内の地
図のファイル番号が設定される。
第16図に示すように、所定の範囲(8000H×8000H;Hは
16進数の単位)の地図データは、水平線とそれに直交す
る線の2つの直線で均等に4分割され、その左下のエリ
アが0、右下のエリアが1、左上のエリアが2、右上の
エリアが3の番号に各々対応されている。そして4つの
分割された各エリアは同様にさらに小さく4つに分割さ
れ、同様に番号が付され、最初の番号が第1の桁、次の
番号が第2の桁で表され、以下同様の分割と、番号(フ
ァイル番号)付けが行われている。従って第16図の点P
を中心とするエリアのデータは、0(1/160万の縮尺の
地図)、03(1/80万の縮尺の地図)、030,031,032,033
(1/40万の縮尺の地図)等の各ファイル番号で表される
地図に存在することになる。但しCD−ROM1には1/80万、
1/20万、1/5万、1/1.25万の各縮尺の地図のみが用意さ
れ、1/160万、1/40万、1/10万、1/2.5万の各縮尺の地図
は、上記縮尺の地図のデータを間引いて描画することに
より表すようにしている。この地図上における2点間の
距離は中心地(4000H,4000H)付近における所定の単位
緯度、経度を基準として、直交座標系として演算され
る。
このようにしてCD−ROM1から上述した如きファイル番
号が付された各縮尺(4つの縮尺)の現在地を含む地図
データが読み出され、メモリ5に書き込まれる。そして
さらに第18図に示すように、メモリ5上において現在地
を中心とする所定の範囲(図中斜線で示す範囲)がクリ
ッピングされ、このクリッピングされた範囲がメモリ16
又は17のうち裏側に書き込まれる。
尚車両の走行に伴って現在地が移動するので、これら
のフローにおいて現在地の算出と自車マーク表示のステ
ップが所定時間毎に割り込み処理されるようになってい
る。
第6図に示すメモリ16、17のデータの書き換えステッ
プ(図中符号Bで示す)の詳細は例えば第8図に示すよ
うになる。すなわちメモリ16、17はコントローラ15によ
り描画される方が裏側、描画が完了しメモリ20にデータ
を転送している方が表側とされ、プロセッサ10からの更
新信号に基づきコントローラ15は常に裏側のメモリに描
画し、描画が完了したとき表側と裏側を反転するように
している。例えば第18図に示すように、メモリ16、17の
表側に描画(記憶)された画像のうち所定の範囲内の一
部のみがメモリ20、さらにメモリ21に転送され、表示装
置29に表示される。従ってこのフローにおいても車両の
走行に伴って、現在地の算出と自車マーク表示のステッ
プが所定時間毎に割り込み処理されるようになっている
が、一旦メモリ16、17に描画(記憶)されたとき、その
データを余り頻繁に書き換える必要はない。車両の走行
に伴い、表示装置29に表示されている範囲が表側のメモ
リに書き込まれている範囲を越えたとき、データの書き
換えが必要になる。しかしながらデータの書き換えには
若干の時間が必要である。そこで第17図に示すように、
表側のメモリのうちメモリ20に転送されている範囲、す
なわち表示装置29に表示されている範囲(図中実線で示
す範囲)より所定距離D(メモリ上における距離)だけ
外側の範囲(図中破線で示す)を規定し、この外側の範
囲が表側のメモリに描画(記憶)された地図の範囲を越
えたとき、そのときの現在地を中心とする地図をメモリ
5から読出し、裏側のメモリへ描画(記憶)する。また
この距離Dは地図の縮尺に対応して変化させる。従って
縮尺が小さいとき程(地図を拡大したとき程)地図上に
おけえる自車マークの表示位置の移動が速くなるが、裏
側のメモリへの書き込みがその分早く行われるので、画
面上において地図の一部が欠落して表示されるようなこ
とが防止される。
さらにまた第6図においてメモリ16、17に描画された
地図をメモリ20に転送ステップ(図中符号Cで示す)
は、より詳細には第9図に示すようになる。すなわち先
ずメモリ16、17のうち表側のメモリにおいて、メモリ20
に転送する範囲(第18図)の中心の自車マークを表示す
る範囲(16×16ドット)のデータをメモリ5に一旦退避
させる。そしてそこにプロセッサ6の指令にコントロー
ラ15は自車マークを描画する。このとき自車マークはプ
ロセッサ10の演算により検出された車両の走行方向に対
応した方向に表示される。このように表側のメモリに描
画(記憶)された自車マークを中心とする地図がメモリ
20に転送される。転送される範囲は、オフセットレジス
タ22(従ってアドレスカウンタ23)により指定される。
すなわちプロセッサ6により制御され、オフセットレジ
スタ22には現在地に対応して変化する所定の座標値が記
憶される。この値は第18図に示すように、コントローラ
15が1本の水平走査線上において転送を開始するドット
の位置(X)と、1フィールドにおいて転送を開始する
水平走査線の位置(Y)により規定される。従って例え
ば1つの水平走査線に着目すると、第19図に示すよう
に、水平同期信号のタイミングにおいてドットの計数を
開始し、所定のオフセット値Xを計数したとき次のドッ
トから所定数のドットで表される範囲の映像信号がメモ
リ20に転送される。またフィールドに着目すると、第20
図に示すように、プロセッサ6から転送命令がコントロ
ーラ15に出力されると、その後到来するコントローラ15
の垂直同期信号のタイミングにおいて水平同期信号の計
数を開始し、所定のオフセット値Yを計数した後、次の
走査線から所定数の走査線の範囲のデータをメモリ20に
転送する。メモリ20にデータが転送されると、その後到
来する表示装置29の垂直同期信号のタイミングにおい
て、そのデータがさらに表示装置29の1フィールドの時
間をかけてメモリ21に転送される。
メモリ21に書き込まれたデータは読み出されて表示装
置29に表示される。表示装置29は通常のテレビジョン放
送の画像も表示できるように例えばNTSC方式等の同期信
号で駆動されるようになっている。従って表示装置29に
データを出力するメモリ21もNTSC方式等の同期信号と同
一周波数のクロックで駆動される。一方コンピュータと
してのプロセッサ6により制御されるコントローラ15の
周期信号(例えばその水平同期信号の周波数は24.83kH
z)は一般的にNTSC方式の同期信号(例えばNTSC方式の
水平同期信号の周波数は15.75kHz)とは異なり、コント
ローラ15の同期信号で表示装置29(メモリ21)を駆動す
ることはできない。そこでメモリ21とメモリ16、17の間
にバッファとしてメモリ20を配置し、書き込みはメモリ
16、17と同一のクロックとし、読出しはメモリ21と同一
のクロックとしている。
またメモリ20にデータが転送されるとき、各々3ビッ
トの信号により表される3原色の色信号がカラーパレッ
トレジスタ19により15ビットの色信号に変換される。こ
の15ビットの色信号はプロセッサ6により指定される。
従って3ビットにより表される8種類の低階調度の色
は、R,G,B各5ビットにより表される32種類の高階調度
の色のいずれかに変換され、3原色を適宜混合すること
により32768色の中から任意の8種類の色を指定するこ
とが可能になる。色変換がなされる各ドットの位置を特
定するためアドレスカウンタ25がカラーパレットレジス
タ19とメモリ20、21に所定のアドレス信号を出力してい
る。メモリ21に書き込まれた地図と自車マークのディジ
タルデータは、D/A変換回路26、27、28によりアナログ
信号に変換され、表示装置29に表示される。上述したよ
うにこの自車マーク表示部分においては地図が重ならな
いから、画面上において自車マークの表示が見難くなる
ようなことが防止される(第21図)。
表側のメモリからメモリ20への転送が完了したとき、
メモリ5に退避された地図データは再び表側のメモリに
戻される。このように自車マークを表示する範囲の地図
データの退避と戻す動作を車両の移動に伴って繰り返し
行うようにしたため、演算する量並びに使用するメモリ
の容量を小さくすることができる。またCD−ROM1にアク
セスする回数が少なくなり、スムーズな表示が可能にな
る。
メモリ5に書き込まれる地図データは、縮尺が1/80
万、1/20万及び1/5万のものは800×800ドットとされて
おり、これらが各々1/160万、1/40万及び1/10万の縮尺
にされてメモリ16、17に描画されるときは400×400ドッ
トとされる。また縮尺が1/1.25万の地図データは1600×
1600ドトとされており、これが1/2.5万の縮尺にされて
メモリ16、17に描画されるときは800×800ドットとされ
る。最も小縮尺の(拡大された)1/1.25万の地図のドッ
ト数を他の大縮尺の(縮小された)地図に較べ増加させ
てある。勿論同一のドト数にすることもできるが、小縮
尺の地図においては現在地の移動がそれだけ早くなる。
そこで実施例のように小縮尺の場合は大縮尺の場合より
ドット数を増加させれば、ドット数を同一にする場合に
較べCD−ROM1へのアクセスの頻度をその分だけ少なくす
ることができる。一方描画用のメモリ16、17は640×400
ドット(高解像度又は大容量)、表示用のメモリ20、21
は256×256ドット(低解像度又は小容量)、表示装置29
の画面は例えば256×216ドットとされる。
プロセッサ6はCD−ROM1に記録されている例えば交差
点等の写真の画像をメモリ20に直接書き込むことができ
る。この場合も表示装置29に表示中の画像データはメモ
リ21から出力されているので、表示画像が書き込み動作
により影響されることがない。このように表示装置29に
は、プロセッサ6の制御の下にコントローラ15によりメ
モリ16、17に描画される画像、又はプロセッサ6がメモ
リ20に直接描画する画像のいずれかが択一的に表示可能
になっている。
次に地図データの記録の実施例について説明する。公
知の如く地図は球面上の地球の状態を平面上に表現した
ものである。その表現の方法には種々の方法があるが、
我国の国土地理院より発行されている地図は1/20万以下
の比較的縮尺の小さい地図(比較的拡大した地図)は横
メルカトール図法に、また1/20万を越える比較的縮尺の
大きい地図(比較的縮小した地図)は円錐図法によって
いる。従って例えば第10図に示すように、所定の範囲の
これらの地図を左右の境界線が離れないように平面上に
複数枚並べた場合、2点間の距離を正確に表現すること
ができる反面、南北方向と東西方向とは相互に垂直には
ならず、各地図をそのままディジタル化すると、表示装
置29の画面上において南北方向と東西方向を垂直又は水
平方向に対して傾斜して表示する必要が生じ、使用者の
感覚と大きな隔たりが生じ、操作性が悪化する。またこ
のようにすると現在地を地図上に特定するための演算が
複雑になり、プロセッサ10の負担が増加する。そこで本
発明においては、第11図に示すように、横メルカトール
図法、円錐図法等の図法により所定の領域毎に描かれた
複数枚の地図を、所定の平面上において、各領域におけ
る基準の緯線を同一の水平線上に位置させるようにして
東西方向に隣合わせるとともに、基準の緯線上の基準の
経線を水平線と垂直な同一の直線上に位置させるように
して南北方向に隣合せ、その平面上における直角座標に
より地図上の位置を特定するようにしている。第11図
(a)は所定の範囲の各地図の左下の点を基準の緯線、
経線の基準点Bとした場合の例であり、同図(b)は略
中央の点Oを基準点Bとした例である。但しいずれの場
合も地図上の2点間の距離を演算する場合は略中央の点
Oにおける単位(例えば10km)緯線(経線)当たりの長
さを基準とする。
そして第12図(b)に示すように、左右に隣合う地図
に発生する不連続部分は、その部分が垂直な直線上に位
置するように補正する。その結果例えば1/20万の地図の
右上(北東)の点A1と、その東の領域の地図において点
A1と対応する(同一の)左上(北西)の点A2は、点A3
置き代えられる。このようにして地球座標を直角座標
(x,y)に変換すると、例えば1/20万の地図において発
生する誤差は最大±70mとなり、その誤差は第12図
(a)に示すように南北方向の所定の範囲(図中斜線を
施した部分)に局部的に集中する。その結果この付近に
おける距離の誤差が大きくなるが、全体的に東西方向を
水平に、南北方向を垂直に各々表示することができ、使
用者の感覚と一致して操作性が向上するとともに、現在
地の演算が容易となる。
地図上に表現されるデータとしては、線分(ライ
ン)、シンボル及び地名が用意されている。線分データ
は第13図に示すように構成されている。すなわち線分デ
ータは主要国道、地方道、その他の道、海岸線、鉄道等
の8種類の線種(8ビットのデータで表される)と、ト
ンネル、市電等の属性(7ビットで表される)により分
類され、パッケージにまとめらてれいる。パッケージは
例えば赤い線等表示すべき線の種類毎に用意され、所定
数のパッケージが1組とされ、1組の終端部にはエンド
データ(dddd h)が配置されいる。また各パッケージに
おいて、その先頭にはヘッダとして属性と線種のデータ
が、その次にそのパッケージにおける全ストローク数
が、さらにその次に各ストロークデータが、各々配置さ
れている。1ストロークは1本の連続した線分を表す。
各ストロークデータは、単位となる線分の箇数と、その
始点と終点が10mを単位とする座標(以下同様)で表さ
れている。1ストロークを構成する1つの単位となる線
分の終点は次の単位となる線分の始点となるから、各単
位となる線分の始点と最後の単位となる線分の終点の座
標のデータにより1つのストロークのデータが構成され
ている。
川あるいは海岸線のデータとしては2種類の線種が用
意されている。すなわち第22図に示すように、川、海岸
線自体は実線で表現され、その実線から川あるいは海側
に所定の距離だけ離間したところに破線を施すことによ
り、破線側が川あるいは海側であることが表される。こ
のような表示は時間がかからないので描画速度を速くす
る必要がある場合(例えば地図の縮尺に較べて車両の走
行速度が速い場合)に行われる。一方描画速度を然程速
める必要がない場合、破線上の所定の点Zを基準とし
て、点Zから順次水平に操作し、走査線が海岸線を表す
実線と交わるまでの各ドットの色付けが行われる。この
ようにすると川、海等を色付けするのに若干の時間を要
するが、川、海岸線を表す実線に方向付けをし、その一
方の側を色付けするような従来の方法に較べ、短い時間
で色付けを行うことができる。またそのための演算も簡
単になる。
道路は同一の道路でも縮尺毎に異なる色で表現され、
所定の縮尺においては予め定められた所定の道路(所定
のパッケージに収容された道路)のみが表示されるよう
になっている。
シンボルとしてはスキー場、ホテル、山、ガソリンス
タンド、駐車場等を表すものが用意されている。シンボ
ルのデータは第14図に示すように構成される。すなわち
シンボルも所定のシンボル毎にパッケージ化され、所定
数のパッケージの終端部にはエンドマーク(eeee h)が
配置されている。シンボルのパッケージ数は256個以内
とされている。各パッケージにおいては、7ビットより
なるそのシンボルの連続番号(例えば山を表すシンボル
の中での通し番号)と、各シンボル毎に対応された8ビ
ットよりなるシンボルパターン(例えば山のシンボルは
何番、ホテルのシンボルは何番等の如く、1つのシンボ
ルに1つの番号が対応している)がヘッダとされ、その
後にシンボル数(この例の場合は常に1)と、そのシン
ボルが表示される座標が配置されている。
第21図及び第22図に山のシンボルが表示された例を示
している。地図上において山は等高線として表示される
のが一般的である。しかしながら等高線として表すと地
図データの量が増加するばかりでなく、特に車両ナビゲ
ーション装置として利用する表示装置29はその画面を余
り大きくすることができないので、見難くなる。そこで
実施例のように山は比較的小さい形状のシンボルとして
表示するのが好ましい。
地名データは第15図に示すように構成されている。す
なわち前述した場合と同様に、所定数のパッケージが集
合したデータの終端部にはエンドマーク(ffff h)が配
置されている。各地名パッケージのヘッダとして、8ビ
ットよりなる地名レベルが配置されている。地名レベル
としては8種類用意され、所定の縮尺においては予め定
められた所定の地名レベルの地名のみが表示装置29に表
示されるようになされている。地名レベルの次にはその
パッケージに収容されている地名の箇数と各地名データ
が配置されている。各地名データは、地名を表示すべき
座標と、文字数(6個以内となれている)と、漢字コー
ドが配置されている。
以上本発明を車両ナビゲエーション装置に応用した場
合を例として説明したが、本発明の応用範囲はそれに限
定されるものではない。
〔効果〕
以上説明したように、本発明によれば、表示されてい
る部分地図データの範囲の縁部が上記一の部分メモリに
記憶された地図データの範囲の縁部と一致する前に、他
の部分メモリに対して、表示装置に表示されている範囲
及び当該範囲の周辺領域を含む地図データを記憶し、当
該記憶終了後、当該他の部分メモリから部分地図データ
を第2メモリへ転送して表示装置に表示するので、車両
等が高速移動した場合でも、表示装置上における表示地
図の切り換えの際に、切り換え前後の地図が不連続とな
ることがない。
また、表示すべき部分地図データに対応する画像を表
示中に、次に表示すべき地図データが第1メモリの一の
部分メモリに記憶され、記憶終了後に当該地図データに
対応する画像が表示されるので、表示されている画像が
第1メモリへの記憶動作の影響を受けることがなく、表
示中の画像が記憶動作の影響を受けてチラついたりする
ことがないため、表示されている画像の視認性を向上さ
せることができる。
更に、表示装置への表示動作と、第1メモリへの記憶
動作とを独立として、第1メモリに記憶された地図デー
タの一部を表示するので、記憶動作の回数を少なくする
ことができる。
従って、移動する車両の現在位置を中心として、時々
刻々変化する地図情報を表示するのに好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像出力装置を車両ナビゲーション装
置に応用した場合のブロック図、第2図はその表示装置
とキーボードの平面図、第3図乃至第9図はそのフロー
チャート、第10図乃至第12図はその地球座標の直交座標
への変換を説明する説明図、第13図はその線分のデータ
の説明図、第14図はそのシンボルデータの説明図、第15
図はその地名データの説明図、第16図はその地図の区分
の様子を説明する説明図、第17図はそのメモリの模式的
説明図、第18図はデータの読出し、書き込みを模式的に
説明する説明図、第19図はその波形図、第20図はそのタ
イミングチャート、第21図乃至第24図はその表示画面の
平面図、第25図は拡大、縮小画面の説明図である。 1……CD−ROM 2、13……インターフェース 5、16、17、20、21……メモリ 6……インフォメーションプロセッサ 7……方位センサ、8……速度センサ 9……GPS装置 10……ナビゲーションプロセッサ 11……ROM、12……キーボード 15……グラフィックディスプレイコントローラ 18……パラレル/シリアル変換回路 19……カラーパレットレジスタ 22……オフセットレジスタ 23、25……アドレスカウンタ 24……同期信号発生回路 26、27、28……D/A変換回路 29……表示装置
フロントページの続き (72)発明者 柿原 正樹 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 正路 太 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−225891(JP,A) 特開 昭60−77237(JP,A) 特開 昭54−521(JP,A) 特開 昭57−60376(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも二つの部分メモリにより構成さ
    れ、記憶媒体から再生された地図データを記憶する第1
    メモリと、 いずれかの前記部分メモリから転送された部分地図デー
    タを記憶して外部の表示装置に出力する第2メモリと、 前記第1メモリへの前記地図データの記憶及び前記第1
    メモリから前記第2メモリへの前記部分地図データの転
    送を制御するコントローラと、 を備え、 前記コントローラは、一の前記部分メモリに前記地図デ
    ータを記憶させ、当該記憶終了後、当該一の前記部分メ
    モリから前記部分地図データを前記第2メモリに転送
    し、更に外部からの制御信号に基づいて前記表示装置に
    おける表示範囲を更新すべく前記転送を継続実行すると
    ともに、更新されつつ前記表示装置に表示されている前
    記部分地図データの範囲の縁部が前記一の部分メモリに
    記憶された前記地図データの範囲の縁部と一致する前
    に、前記一の部分メモリと異なる他の部分メモリに対し
    て前記表示されている範囲及び当該範囲の周辺領域を含
    む前記地図データを記憶させ、当該記憶終了後、前記他
    の部分メモリから前記部分地図データを前記第2メモリ
    へ転送するように制御することを特徴とする画像出力装
    置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の画像出力装
    置において、 前記コントローラは、前記表示装置に表示されている前
    記部分地図データの範囲を予め設定した所定の距離だけ
    広げた拡大範囲の縁部の一部が、前記一の部分メモリに
    記憶された前記地図データの範囲の縁部の一部に一致し
    たとき、前記他の部分メモリに対して前記表示されてい
    る範囲及び当該範囲の周辺領域を含む前記地図データを
    記憶させ、当該記憶終了後、前記他の部分メモリから前
    記部分地図データを前記第2メモリへ転送するように制
    御することを特徴とする画像出力装置。
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