JPH08336703A - ワークチャックの異物除去方法 - Google Patents
ワークチャックの異物除去方法Info
- Publication number
- JPH08336703A JPH08336703A JP14290995A JP14290995A JPH08336703A JP H08336703 A JPH08336703 A JP H08336703A JP 14290995 A JP14290995 A JP 14290995A JP 14290995 A JP14290995 A JP 14290995A JP H08336703 A JPH08336703 A JP H08336703A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- foreign matter
- compressed air
- holder
- chuck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【構成】ワークホルダ３のガイド面とワークチャック４
の搭載面の直交部に圧縮空気吐出溝６を設け、ワーク１
の着脱動作により自動的に圧縮空気の吐出方向を制御
し、ワーク１とワークホルダ３の空隙部及びワークチャ
ック４の搭載面の異物８の除去を行う。 【効果】駆動部のないワークチャック方式及びワークの
着脱により、圧縮空気吐出方向の制御が可能な異物除去
方法であるため、長寿命かつ簡素で安定したワークの着
脱が可能。
の搭載面の直交部に圧縮空気吐出溝６を設け、ワーク１
の着脱動作により自動的に圧縮空気の吐出方向を制御
し、ワーク１とワークホルダ３の空隙部及びワークチャ
ック４の搭載面の異物８の除去を行う。 【効果】駆動部のないワークチャック方式及びワークの
着脱により、圧縮空気吐出方向の制御が可能な異物除去
方法であるため、長寿命かつ簡素で安定したワークの着
脱が可能。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークの組立あるいは
加工工程において、微粉体を使用又は発生する場合の、
ワークチャックの異物除去方法に係り、汎用自動組立及
び加工装置に利用される圧縮空気の吐出の制御によるワ
ークチャックの異物除去方法に関する。
加工工程において、微粉体を使用又は発生する場合の、
ワークチャックの異物除去方法に係り、汎用自動組立及
び加工装置に利用される圧縮空気の吐出の制御によるワ
ークチャックの異物除去方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】組立あるいは加工工程において、微粉体
を使用又は発生するワークチャックの異物除去方法は、
従来の外部よりの真空除去、ノズルによる圧縮空気噴射
あるいは両者を併用する場合には、ワークとホルダの空
隙部に入り込んだ異物の除去は不完全であり、ワークの
着脱時に残留した異物の噛み込みが発生し利用出来な
い。このため、駆動型ワークチャックなどの着脱時に異
物の噛み込みのない装置が必要となる。
を使用又は発生するワークチャックの異物除去方法は、
従来の外部よりの真空除去、ノズルによる圧縮空気噴射
あるいは両者を併用する場合には、ワークとホルダの空
隙部に入り込んだ異物の除去は不完全であり、ワークの
着脱時に残留した異物の噛み込みが発生し利用出来な
い。このため、駆動型ワークチャックなどの着脱時に異
物の噛み込みのない装置が必要となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】工業用材料に代表され
る金属，ガラス等の組立あるいは加工工程において、使
用又は発生する粉体は高硬度のため、ワークとホルダの
空隙部へ入り込んだ場合、ワークの着脱時に、噛み込み
などが発生し、特に自動着脱を行う装置では、異物の除
去が必要不可欠となる。外部からの異物の圧縮空気の噴
射又は真空吸引による除去では、ワークとホルダの空隙
部へ入り込んだ異物の除去が不完全であるため利用出来
ない。また、駆動型のチャック方式でも、駆動部への異
物の噛み込みによる摩耗により、短寿命の原因となる。
る金属，ガラス等の組立あるいは加工工程において、使
用又は発生する粉体は高硬度のため、ワークとホルダの
空隙部へ入り込んだ場合、ワークの着脱時に、噛み込み
などが発生し、特に自動着脱を行う装置では、異物の除
去が必要不可欠となる。外部からの異物の圧縮空気の噴
射又は真空吸引による除去では、ワークとホルダの空隙
部へ入り込んだ異物の除去が不完全であるため利用出来
ない。また、駆動型のチャック方式でも、駆動部への異
物の噛み込みによる摩耗により、短寿命の原因となる。
【０００４】本発明の目的は、微粉体の付着するワーク
チャックへのワークの着脱を連続的に行うため、ワーク
とホルダの空隙部及びワーク搭載面への圧縮空気の吐出
制御を行う溝機構のみで構成されているため、駆動機構
のない簡素な異物除去機構であって、長寿命かつ安定し
たワークの着脱を行うシステムを提供することにある。
チャックへのワークの着脱を連続的に行うため、ワーク
とホルダの空隙部及びワーク搭載面への圧縮空気の吐出
制御を行う溝機構のみで構成されているため、駆動機構
のない簡素な異物除去機構であって、長寿命かつ安定し
たワークの着脱を行うシステムを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載のワーク
チャックの異物除去方法を達成するため、異物を充分に
除去できる圧力及び流量の圧縮空気を吐出する溝機構を
ホルダ内の円周上に構成する。
チャックの異物除去方法を達成するため、異物を充分に
除去できる圧力及び流量の圧縮空気を吐出する溝機構を
ホルダ内の円周上に構成する。
【０００６】請求項２に記載の、ワークとホルダの空隙
部に入り込んだ異物及びワーク搭載面に付着した異物の
除去を行うための、圧縮空気の吐出方向の制御は、ワー
クの着脱により自動的に達成される。圧縮空気の吐出溝
を、ワーク搭載面とワークホルダの挿入ガイド面の直交
部に設けることにより、ワークなしの状態では、圧縮空
気はワーク搭載面と水平に、ワークありの状態では、ワ
ークとホルダの空隙部に吐出される。
部に入り込んだ異物及びワーク搭載面に付着した異物の
除去を行うための、圧縮空気の吐出方向の制御は、ワー
クの着脱により自動的に達成される。圧縮空気の吐出溝
を、ワーク搭載面とワークホルダの挿入ガイド面の直交
部に設けることにより、ワークなしの状態では、圧縮空
気はワーク搭載面と水平に、ワークありの状態では、ワ
ークとホルダの空隙部に吐出される。
【０００７】
【作用】ワークの組立あるいは加工工程で、使用又は発
生しワークチャックに付着する微粉体異物の除去方法
は、ワークホルダに設けた圧縮空気吐出溝より吐出され
る圧縮空気による。また、ワーク搭載面は鏡面研磨及び
除去された異物を集積する円周溝加工を施しており、異
物の搭載面への残留を防ぎ、ワーク着脱の連続運転にお
ける信頼性を向上させる。圧縮空気の吐出方向制御につ
いては、吐出溝をワーク搭載面と、ワークホルダの挿入
ガイドの直交面に設けることでワークの着脱により、ワ
ークなしの場合には、ワーク搭載面の異物、ワークあり
の場合には、ワークとホルダの空隙部の異物を除去す
る。
生しワークチャックに付着する微粉体異物の除去方法
は、ワークホルダに設けた圧縮空気吐出溝より吐出され
る圧縮空気による。また、ワーク搭載面は鏡面研磨及び
除去された異物を集積する円周溝加工を施しており、異
物の搭載面への残留を防ぎ、ワーク着脱の連続運転にお
ける信頼性を向上させる。圧縮空気の吐出方向制御につ
いては、吐出溝をワーク搭載面と、ワークホルダの挿入
ガイドの直交面に設けることでワークの着脱により、ワ
ークなしの場合には、ワーク搭載面の異物、ワークあり
の場合には、ワークとホルダの空隙部の異物を除去す
る。
【０００８】
【実施例】図１に全体図を示す。本装置は、粒径１００
〜２００μｍのガラスビーズを使用し、ワークへのハロ
ゲンランプの自動組立を行う装置である。ワーク１は、
着脱装置２により、ワークホルダ３のガイド面に沿って
垂直に挿入される。ワークを搭載するワークチャック４
は、左右に移動するステージベース５に取付けられる。
異物を除去する圧縮空気吐出溝６は、ワーク１の挿入さ
れるワークホルダ３のガイド面と、ワークチャック４の
搭載面の直交部に、円周上に設けられている。
〜２００μｍのガラスビーズを使用し、ワークへのハロ
ゲンランプの自動組立を行う装置である。ワーク１は、
着脱装置２により、ワークホルダ３のガイド面に沿って
垂直に挿入される。ワークを搭載するワークチャック４
は、左右に移動するステージベース５に取付けられる。
異物を除去する圧縮空気吐出溝６は、ワーク１の挿入さ
れるワークホルダ３のガイド面と、ワークチャック４の
搭載面の直交部に、円周上に設けられている。
【０００９】図２にワークなしの場合の異物除去の説明
図を示す。圧縮空気吐出溝６より吐出される空気は、ワ
ークチャック４のワーク搭載面に水平に流れ、ワーク搭
載面に付着した異物８を、異物集積溝７に除去する。
図を示す。圧縮空気吐出溝６より吐出される空気は、ワ
ークチャック４のワーク搭載面に水平に流れ、ワーク搭
載面に付着した異物８を、異物集積溝７に除去する。
【００１０】図３にワークありの場合の異物除去の模式
図を示す。圧縮空気吐出溝６より吐出される空気は、ワ
ーク１とワークホルダ３の空隙部より吐出され、空隙部
の異物８の除去及び空隙部への入り込みを防止する。
図を示す。圧縮空気吐出溝６より吐出される空気は、ワ
ーク１とワークホルダ３の空隙部より吐出され、空隙部
の異物８の除去及び空隙部への入り込みを防止する。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、ワークチャックに設け
た圧縮空気吐出溝より吐出される圧縮空気の吐出方向
を、ワークの着脱により制御し、異物の除去を行う方法
で、簡素な構造となっているため、分解，保守，点検等
を必要としない。また、駆動型ワークチャック方式を採
用していないため、異物の駆動部への浸入による噛み込
みもなく、微粉体異物を使用又は発生する装置で、安定
したワークの着脱が可能となる。少ない部品点数で構成
された装置は、自動機への組み込みを容易にしており、
微粉体異物を使用又は発生するワークチャックの異物除
去装置として安定した高い性能を有する。
た圧縮空気吐出溝より吐出される圧縮空気の吐出方向
を、ワークの着脱により制御し、異物の除去を行う方法
で、簡素な構造となっているため、分解，保守，点検等
を必要としない。また、駆動型ワークチャック方式を採
用していないため、異物の駆動部への浸入による噛み込
みもなく、微粉体異物を使用又は発生する装置で、安定
したワークの着脱が可能となる。少ない部品点数で構成
された装置は、自動機への組み込みを容易にしており、
微粉体異物を使用又は発生するワークチャックの異物除
去装置として安定した高い性能を有する。
【図１】ワークチャック異物除去装置の説明図。
【図２】ワークなしでの異物除去の説明図。
【図３】ワークありでの異物除去の説明図。
１…ワーク、２…ワーク着脱装置、３…ワークホルダ、
４…ワークチャック、５…ステージベース、６…圧縮空
気吐出溝、７…異物集積溝、８…異物。
４…ワークチャック、５…ステージベース、６…圧縮空
気吐出溝、７…異物集積溝、８…異物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲吉 健治 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 横山 啓 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内
Claims (2)
- 【請求項１】ワークの組立あるいは加工工程において、
微粉体を使用又は発生するワークチャックの異物除去方
法として、前記ワークと前記ホルダの空隙部分に、圧縮
空気を吐出する溝機構を設け、前記ワークと前記ホルダ
の空隙部及び前記ワーク搭載面の異物の除去を行うこと
を特徴とするワークチャックの異物除去方法。 - 【請求項２】請求項１において、前記ワークチャックの
異物除去方法として前記ワークの着脱により、吐出する
圧縮空気の流れを制御し、ワークなしの状態では前記ワ
ークの搭載面を、ワークありの状態では前記ワークと前
記ホルダの空隙部をブローし、異物の除去を行うワーク
チャックの異物除去方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14290995A JPH08336703A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | ワークチャックの異物除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14290995A JPH08336703A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | ワークチャックの異物除去方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08336703A true JPH08336703A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15326442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14290995A Pending JPH08336703A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | ワークチャックの異物除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08336703A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006326761A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Denso Corp | 切屑除去方法及び加工装置 |
-
1995
- 1995-06-09 JP JP14290995A patent/JPH08336703A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006326761A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Denso Corp | 切屑除去方法及び加工装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7866641B1 (en) | Machining center adaptor having a fluid-emitting orifice arrangement for cleaning work piece chucks | |
| JP2008307573A (ja) | 加工ヘッド及び加工装置 | |
| JPH11501873A (ja) | 屑や削り屑の除去 | |
| JP2003514674A (ja) | 工作機械のチップ除去装置 | |
| JP2010036323A (ja) | ブラスト加工方法及びブラスト加工装置における研磨材噴射回収部構造 | |
| JPH08336703A (ja) | ワークチャックの異物除去方法 | |
| JPS61203246A (ja) | 不連続性切粉類の回収装置 | |
| EP1388393B1 (en) | Grinding method and grinding machine | |
| JP2923464B2 (ja) | 研掃材内の異物分離・分級方法及び装置 | |
| JPH0197544A (ja) | 工作物の開口周囲の機械加工装置及び方法 | |
| JPS5916692A (ja) | レ−ザ溶接装置 | |
| JP2759934B2 (ja) | ガスレーザ装置におけるダスト除去装置 | |
| CN112872625A (zh) | 一种管夹、快装式抽渣机构及激光切割机 | |
| JPH06226515A (ja) | 工作機械の主軸 | |
| JP2000021822A (ja) | 切削装置の保守方法 | |
| JPH10296983A (ja) | インクジェット素子の作動を改善する方法 | |
| JP3019772B2 (ja) | パーティクルサンプラ用ノズル | |
| JP2002292567A (ja) | 筒形ワークの表面加工装置および表面加工方法 | |
| JP3136560B2 (ja) | 工作機械のスピンドルに対する工具ホルダの取付構造 | |
| JPH0462830B2 (ja) | ||
| JPH09239521A (ja) | 鋳物の清浄装置 | |
| US6821062B2 (en) | Device for processing a workpiece | |
| JP3374808B2 (ja) | スチール家具の分別方法 | |
| JP2003266272A (ja) | 工作機械の加工液供給装置 | |
| JP4451530B2 (ja) | 成膜方法及び装置 |