JP3374808B2 - スチール家具の分別方法 - Google Patents

スチール家具の分別方法

Info

Publication number
JP3374808B2
JP3374808B2 JP29727099A JP29727099A JP3374808B2 JP 3374808 B2 JP3374808 B2 JP 3374808B2 JP 29727099 A JP29727099 A JP 29727099A JP 29727099 A JP29727099 A JP 29727099A JP 3374808 B2 JP3374808 B2 JP 3374808B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furniture
decorative
decorative member
top plate
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29727099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001113532A (ja
Inventor
良浩 高桑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP29727099A priority Critical patent/JP3374808B2/ja
Publication of JP2001113532A publication Critical patent/JP2001113532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3374808B2 publication Critical patent/JP3374808B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/52Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/78Recycling of wood or furniture waste

Landscapes

  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチール製の家具
本体に脱落し得ないように取付けた化粧部材から構成さ
れるスチール家具において、家具本体と化粧部材の両方
をリサイクルするために、化粧部材を家具本体から簡単
に剥がして分別することができるスチール家具の分別方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、スチール製の家具本体に化粧
部材を脱落し得ないように取付けたスチール家具があ
る。例えば、スチール製の天板本体にメラミン樹脂化粧
板を接着剤で貼り着けた机等の天板がそれに該当する。
メラミン樹脂化粧板は、表面の仕上がりが綺麗で表面硬
度が高いなど、非常に有用なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では環
境問題に関心が高まりつつあり、家具類を部材毎に分別
してリサイクルする必要性が生じている。ところが、前
述の天板に代表されるようなスチール家具では、家具本
体に化粧部材が密接且つ強力に取付けられているために
これらを分離することが極めて困難であり、産業廃棄物
としてそのまま廃棄するか、或いは人手にて相当な時間
を掛けて分別するか、若くは大規模な粉砕機で大まかに
分別した後スチール製の家具本体のみを低質な鋼材とし
てリサイクルしているのが現状である。
【0004】このような問題に対応して、家具本体と化
粧部材との間に紙等を挟み込んだ状態で接着剤によって
家具本体に化粧部材を取付け、その家具を廃棄する際に
は紙等を破りながら家具本体と化粧部材とに分別する方
法も考えられているが、このようなものでは、分別した
家具本体と化粧部材に紙等が接着した状態で残るので有
効な廃棄処分が難しく、また部品点数が増加するという
不具合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
問題に鑑みて、スチール家具に研掃材を衝突させること
によりその衝撃で家具本体と化粧部材とを簡単且つ有効
に分別することができるようにした方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明のスチール家具
の分別方法は、スチール製の家具本体と、この家具本体
に脱落し得ないように取り付けた化粧部材とからなるス
チール家具に適用され、所定の処理空間内において、ス
チール家具に研掃材を衝突させ、その衝撃で化粧部材を
破砕して家具本体から剥離することにより、家具本体と
化粧部材とを分別するようにしていることを特徴とす
る。
【0007】このような方法であれば、家具本体に化粧
部材を脱落し得ないように取付けた従来通りのスチール
家具に、研掃材を衝突させるだけの処理で、家具本体と
化粧部材とを簡単に分別することができる。したがっ
て、家具本体と化粧部材をそれぞれ別々に再資源として
リサイクルすることができるため、廃棄物を減量し、環
境問題にも十分に対応することができることとなる。
【0008】このような方法を適用するのに適した化粧
部材としては、この化粧部材がメラミン樹脂化粧板であ
って、この化粧板を家具本体に接着剤により貼り着けて
いるものが挙げられる。このようなメラミン樹脂化粧板
は、硬度や耐熱性等に優れているため、極めて有用な化
粧板として広く家具類一般に利用されているが、その反
面、家具本体に強く接着されているため分別するのが非
常に困難で、焼却処分も困難であるため、再利用や廃棄
処分が困難であるという問題を抱えている。そこで、本
発明をこのようなメラミン樹脂化粧板を備えた家具類に
適用することで、化粧板を家具本体から容易に剥がし、
破砕された化粧板を回収してリサイクルも容易に行うこ
とができることとなる。また、このような方法によれ
ば、家具本体のリサイクルも勿論容易である。
【0009】このようなメラミン樹脂化粧板を貼り着け
たものとして、本発明を適用するのに好ましいものに
は、机やテーブル等の天板を構成する天板本体が挙げら
れる。特に、化粧部材を粉々にせず、回収してリサイク
ルし易い適切な大きさに破砕するとともに、家具本体に
化粧部材を残さずに再生し易くして、処理費用を安価な
ものとするためには、研掃材が、銅球や銅合金球である
ことが望ましい。
【0010】また、破砕された化粧部材をその大きさ毎
に回収し、リサイクルの便を向上するためには、処理空
間内で剥離・破砕した化粧部材を、ふるいを通じて大き
さ別に回収し得るようにしていることが望ましい。以上
のような方法によると、処理空間内等に粉塵が発生し、
その粉塵をそのまま排出すると大気を汚染する恐れもあ
るが、このような恐れを有効に回避するためには、含塵
空気をフィルタにより粉塵と清浄空気とに分類するよう
にしていることが望ましい。
【0011】さらに、家具本体と化粧部材の分別効率を
高め、破砕された化粧部材をリサイクルが容易な大きさ
にするためには、研掃材の投射速度、研掃材の大きさ、
又は処理時間を調節し得るようにすることが有効であ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1及び図2を
参照して説明する。この実施例は、図1に示すような分
別装置Aを利用して、スチール家具たる机やテーブル等
の天板1に対して実施したものである。天板1は、板金
素材を遡性変形した天板本体11と、この天板本体11
に接着剤で脱落し得ないように貼り着けた化粧部材たる
メラミン樹脂製の化粧板12とから構成したものであ
る。なお、本実施例で使用している接着剤は、クロロプ
レンゴム系の溶剤系接着剤である。
【0013】分別装置Aは、図1に示すように、装置本
体Aa内に主として、処理対象物である天板1を設置す
べき処理空間たる処理室2と、処理室2内に向けて研掃
材を投射する投射手段3と、処理室2内で天板本体11
から剥離された化粧板12の破片12a等を搬送する搬
送手段4と、搬送手段4により搬送された化粧板12の
破片12a等を大きさ別に分類するサイズ分類手段5
と、処理室2からサイズ分類手段5までの過程で発生し
た粉塵12c等を回収する集塵手段6とを備えたもので
ある。
【0014】図1に示す概念図に従って詳述すると、処
理室2には、フック21を設けており、天板1を吊り下
げられるようにしている。投射手段3は、処理室2内に
吊り下げられた天板1に研掃材たる銅球や銅合金球32
を所定速度(例えば70〜90m/s)で投射し得るよ
うに処理室2内に向けたロータ31を、上下に2つ設け
たもので構成している。この銅球や銅合金球32は、例
えば直径2.5mm、ビッカーズ硬度(Hv)110程
度のものである。すなわち、銅球等32を天板1に投射
する結果として、天板1は、天板本体11と天板本体1
1から剥離、破砕された化粧板12の破片12a、12
bとに分別されることとなる。搬送手段4は、銅球等3
2と処理室2で剥離された化粧板12の破片12a、1
2bとを処理室2の下方で受けるメインスクリュー41
及びエレベータスクリュー42と、これら両スクリュー
41、42から送られてきた銅球等32及び破片12
a、12bを処理室2の側方で上に持ち上げるバケット
エレベータ43とから構成している。サイズ分類手段5
は、回転ふるい51からなるもので、バケットエレベー
タ43から搬送された銅球等32と破片12a、12b
を大きさ別にふるい分けるようにしている。なお、銅球
等32の大きさは後述するように直径約2.5mm程度
であり、比較的大きな破片12aは、平均して約2cm
四方程度の大きさである。そして、この回転ふるい51
でふるい分けられた銅球等32をロータ31に戻し、あ
る程度大きく破砕された化粧板12の破片12aを装置
本体Aaの外部に延びる排出パイプ7を通じて受箱8に
貯蔵するとともに、その大きな破片12aよりも小さい
破片12bとさらに小さい粉塵12cとを含む含塵空気
を集塵手段6へ送るようにしている。ここで、受箱8に
貯蔵された比較的大きな化粧板12の破片12aは、再
生利用されることとなる。集塵手段6は、処理室2から
延びるダクトパイプ63と、サイズ分類手段5及び搬送
手段4から延びるダクトパイプ64と、これらダクトパ
イプ63、64の先端側に設けたフィルタ室61と、フ
ィルタ室61の下方に設けた粉塵タンク62とから構成
したものである。フィルタ室61は、内部に図示しない
フィルタを備えており、そのフィルタの内面でダクトパ
イプ63、64を通じて送られてきた処理室2、搬送手
段4及びサイズ分類手段5で発生した含塵空気をろ過
し、粉塵タンク62に粉塵12cと微小な破片12bと
を貯蔵するとともに、清浄空気を排気口65を通じて装
置A外に排出するようにしている。
【0015】このような分別装置Aを用いて天板1を天
板本体11と化粧板12とに分別する際には、天板1を
処理室2内に吊るし、所定時間、所定速度でロータ31
から銅球等32を投射する。銅球等32が天板1に衝突
すると、その衝撃で化粧板12が破砕され、天板本体1
1から剥がれ落ちる。剥がれ落ちた化粧板12の破片1
2a、12bと投射済みの銅球等32は、搬送手段4を
通じてサイズ分類手段5へと送られ、回転ふるい51に
よりふるい分けられて分離されて、再生利用に適した大
きさの破片12aが排出パイプ7を通じて受箱8に貯蔵
されるとともに、銅球等32がロータ31に返還され
る。また、処理室2やサイズ分類手段5等で発生した含
塵空気及び受箱8に送られなかった比較的小さい化粧板
12の破片12bは、ダクトパイプを通じてフィルタ室
61へと送られ、フィルタでろ過された後、清浄空気が
排出されるとともに、粉塵12cと小さい破片12bと
が粉塵タンク62に貯蔵される。この粉塵タンク62に
貯蔵されたものは、材料次第では必要に応じて再生利用
することができる。
【0016】ここで、本実施例を適用した天板1の分別
試験について、比較試験と併せて説明する。この試験の
条件及び結果を図2に示す。まず、比較試験1及び2で
は、研掃材として直径2.5mmのスチール球を使用
し、このスチール球をそれぞれ5分間又は3分間、70
〜90m/sの速度で天板1に投射した。その結果、メ
ラミン樹脂化粧板12は、粉々に微粉砕され、受箱8に
は殆ど回収されず、大部分が粉塵タンク62に集められ
た。すなわち、スチール球の硬度が高すぎるため、スチ
ール製の天板本体11と化粧板12とを分離することは
できるものの、この条件では化粧板12をリサイクルに
十分適した大きさで回収することができなかった。
【0017】一方、本試験1〜3では、本実施例のとお
り研掃材として銅球や銅合金球32を使用し、それぞれ
10分間、5分間、3分間、70〜90m/sの速度で
天板1に投射した。その結果、投射時間を3分間とした
本試験3では、天板本体11に若干の化粧板12が残存
し、両者を完全に分別することができなかったが、投射
時間をそれよりも長くした本試験1及び2では、リサイ
クルに適した大きさに破砕された化粧板12の破片12
aを受箱8に回収することができた。これは、本試験と
比較試験とを比較した場合、研掃材の素材以外の条件が
同じであることを考慮すると、銅球や銅合金球32がス
チール球に比べて柔らかい素材であるため、天板1に対
する衝撃が適度に小さくなることに起因するものと考え
られる。
【0018】以上のような本実施例の方法によれば、研
掃材たる銅球や銅合金球32を処理空間内で天板1に衝
突させることで、家具本体たる天板本体11に脱落不能
に取り付けた化粧部材たる化粧板12を、容易且つ短時
間で天板本体11から剥がすことができるので、作業効
率の良い非常に優れた分別方法とすることができる。ま
た、このように天板本体11と化粧板12とを分別する
ことで、その両方をリサイクルして再生利用することが
できるので、それらを廃棄処分する必要がなく、ゴミの
減量を図ることにもつながり、環境問題にも十分に対応
することが可能である。
【0019】特に、本実施例では、化粧板12が天板本
体11に接着剤で貼り着けられたメラミン樹脂製のもの
である。このようなメラミン樹脂化粧板12を、人手で
剥がすには多大な労力を必要とするが、本実施例によれ
ば、化粧板12を天板1に着脱するための取付構造を要
することもなく、従来より使用されてきたメラミン樹脂
化粧板12を非常に簡単に分別することができる。
【0020】また、研掃材として銅製或いは銅合金製の
球32を用いており、その素材の適度な硬度によって、
化粧板12を粉々に粉砕し過ぎず、リサイクルがに適し
た適度な大きさに剥離・破砕することができる。さら
に、このような銅球や銅合金球は、スチール製の天板本
体11よりも柔らかいので、破砕した化粧部材12のサ
イズを適度に維持したまま化粧部材12と天板本体11
との分別が確実にできることとなり、天板本体11のリ
サイクルも容易にすることができる。
【0021】さらに、家具本体から剥離した化粧板12
を、サイズ分類手段5によりその大きさ別に回収するよ
うにしているので、リサイクルに適したものとそうでな
いものとに分類することができ、素材の再生過程でのロ
スを低減することもできる。しかも、化粧板12の小さ
い破片12bや粉塵12cをも回収し、フィルタでろ過
するようにしているので、それらを環境中に排出するこ
ともなく、分別処理に伴う大気汚染を防止することもで
きる。
【0022】なお、本発明のスチール家具の分別方法
は、上記実施例に限られず、研掃材の投射速度やその大
きさ、又は処理時間等を適宜調節できるようにしておけ
ば、研掃材として銅球や銅合金球以外のものを使用して
も適切な分別処理を図ることができる。銅球等以外の研
掃材として、例えば銅球等よりもさらに柔らかい硬度
(Hv)が60程度の亜鉛合金球を使用すると、化粧部
材をより大きな破片として剥がすことができ、また、家
具本体の再生効率を向上することができる。また、天板
以外にも、例えばメラミン樹脂化粧板を貼り着けたトイ
レブースのパネルやキッチンパネル等、様々な家具類に
おいて、家具本体と化粧部材とを分別できるものであ
る。その他にも、本発明は、スチール製の家具本体に種
々の樹脂パーツを取り付けた家具類にも適用し得るもの
である。その他、各部の具体的構成についても、上記実
施例に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で種々変形が可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明のスチール家具の分別方法は、スチール家具
に衝突させた研掃材の衝撃で、家具本体から化粧部材を
剥離、破砕し、両者を分別するようにしているので、家
具本体と化粧部材の両方を適切にリサイクルすることが
できるものである。また、このような方法によれば、非
常に簡単にそれらを分別することができるため、作業効
率を極めて高いものとすることもできる。さらに、スチ
ール家具を廃棄処分する必要をなくすことができ、近来
の環境問題にも対応し得るものである。
【0024】特に、化粧部材がメラミン樹脂製の化粧板
である場合には、従来は家具本体との分別が極めて困難
であったが、本発明を適用することで、非常に容易に家
具本体から剥がすことができるので、メラミン樹脂を再
生利用することが容易にできるようになる、特に優れた
分別方法とすることができる。さらに、本発明は、表面
硬度等の利点によりメラミン樹脂化粧板がよく用いられ
る机等の天板に適用すれば、極めて有用なものとなる。
【0025】さらに、研掃材として銅球や銅合金球を使
用すれば、その素材の適度な柔らかさにより、家具本体
から剥がす化粧部材の大きさをリサイクルに適したもの
とすることができ、また、家具本体の再生効率を向上す
るすることもできる。また、破砕された化粧部材を大き
さ別にふるい分けるようにすると、素材の再生時のロス
を極力抑えることもできる。
【0026】また、分別処理時に生じた含塵空気を、フ
ィルタでろ過するようにしている場合には、粉塵と清浄
な空気とに分離することができるので、大気汚染の心配
をなくすことができる。さらに、研掃材の投射速度や大
きさ、或いは処理時間を調節し得るようにしている場合
には、適用する家具を構成する部材の素材等に応じて、
効率良く適切な分別処理を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略を示す概念図。
【図2】同実施例により行った分別試験において本試験
と比較試験の条件等を示す図。
【符号の説明】
1…スチール家具(天板) 2…処理空間(処理室) 11…家具本体(天板本体) 12…化粧部材(メラミン樹脂化粧板) 12c…粉塵 32…研掃材(銅球) 41…ふるい(回転ふるい)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−113554(JP,A) 特開2001−107150(JP,A) 特開2001−30280(JP,A) 特開2001−25412(JP,A) 特開2000−218258(JP,A) 特開2000−192166(JP,A) 特開 平11−277535(JP,A) 特開 平11−276259(JP,A) 特開 平7−16838(JP,A) 特開 平6−63950(JP,A) 特開 平10−296729(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 17/00 - 17/02 B09B 3/00 - 5/00 A47B 13/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スチール製の家具本体と、この家具本体に
    脱落し得ないように取り付けた化粧部材とからなるスチ
    ール家具に適用される分別方法であって、 所定の処理空間内において、スチール家具に研掃材を衝
    突させ、その衝撃で化粧部材を家具本体から剥離するこ
    とにより、家具本体と化粧部材とを分別するようにして
    いることを特徴とするスチール家具の分別方法。
  2. 【請求項2】化粧部材がメラミン樹脂化粧板であって、
    この化粧板を家具本体に接着剤により貼り着けているも
    のであることを特徴とする請求応1記載のスチール家具
    の分別方法。
  3. 【請求項3】家具本体が、机やテーブル等の天板を構成
    する天板本体であることを特徴とする請求項2記載のス
    チール家具の分別方法。
  4. 【請求項4】研掃材が、銅球や銅合金球であることを特
    徴とする請求項2又は3記載のスチール家具の分別方
    法。
  5. 【請求項5】処理空間内で剥離した化粧部材を、ふるい
    を通じて大きさ別に回収し得るようにしていることを特
    徴とする請求項1、2、3又は4記載のスチール家具の
    分別方法。
  6. 【請求項6】少なくとも処理空間内で発生した含塵空気
    を、フィルタにより粉塵と清浄空気とに分類するように
    していることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5
    記載のスチール家具の分別方法。
  7. 【請求項7】研掃材の投射速度、研掃材の大きさ、又は
    処理時間を調節し得るようにしていることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5又は6記載のスチール家具の
    分別方法。
JP29727099A 1999-10-19 1999-10-19 スチール家具の分別方法 Expired - Fee Related JP3374808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29727099A JP3374808B2 (ja) 1999-10-19 1999-10-19 スチール家具の分別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29727099A JP3374808B2 (ja) 1999-10-19 1999-10-19 スチール家具の分別方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001113532A JP2001113532A (ja) 2001-04-24
JP3374808B2 true JP3374808B2 (ja) 2003-02-10

Family

ID=17844358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29727099A Expired - Fee Related JP3374808B2 (ja) 1999-10-19 1999-10-19 スチール家具の分別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3374808B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5371721B2 (ja) * 2009-12-09 2013-12-18 佐藤鉄工株式会社 破砕剥離方法
JP5716115B1 (ja) * 2014-05-23 2015-05-13 佐藤鉄工株式会社 破砕装置および破砕方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001113532A (ja) 2001-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0542593B1 (en) Process and device for pulverization and separation
JPH0663941A (ja) リサイクルすべき複合部材の異なるプラスチツクを解体して純粋な種類に分離する方法
JP2006167653A (ja) 軽量搬送物の選別装置
CN111672758A (zh) 一种分选装置、废渣回收设备及分选方法
JP3374808B2 (ja) スチール家具の分別方法
CN203579945U (zh) 废塑料破碎净化机
CN216937050U (zh) 一种抛丸机的下料筛分装置
CN218364126U (zh) 钢结构抛丸机
CN215235936U (zh) 废钢铁振动筛分机
CN108043559A (zh) 报废汽车车身的破碎分选工艺
JP4182049B2 (ja) 風力選別装置
US20230138897A1 (en) Method and system for separating dust-containing material mixtures from the process of recycling electric or electronic devices
CN211938380U (zh) 一种固态废弃物的分解装置
JP3344709B2 (ja) 廃家電品の破砕装置および破砕方法
JP4218109B2 (ja) 陰極線管のリサイクル方法とその装置
JP2023078914A (ja) 使用済みタイルカーペットの材料分離回収システム及び材料分離回収方法
CN114042635A (zh) 一种磨料筛分装置
JPH081095A (ja) ガラス繊維入り強化プラスチック品からのプラスチック分の分別回収方法および分別回収設備
JP2889547B2 (ja) 表面付着物の回収処理装置及び方法
JP2002001221A (ja) 風力選別機及びこれを用いたアルミ回収方法
JP2006122852A (ja) 砕石の微粉除去装置
CN110947742A (zh) 一种固态废弃物的分解装置
CN215700880U (zh) 一种用于航空零件的数控打磨机废料回收装置
CN217341720U (zh) 一种废钢破碎产线
CN220716655U (zh) 一种降低人力的选煤机

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071129

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091129

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091129

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101129

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111129

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121129

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131129

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees