JPH08336281A - 電気回路の残留電圧保護装置 - Google Patents
電気回路の残留電圧保護装置Info
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- JPH08336281A JPH08336281A JP7350463A JP35046395A JPH08336281A JP H08336281 A JPH08336281 A JP H08336281A JP 7350463 A JP7350463 A JP 7350463A JP 35046395 A JP35046395 A JP 35046395A JP H08336281 A JPH08336281 A JP H08336281A
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- connector
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- 230000001012 protector Effects 0.000 title abstract 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims abstract description 33
- 238000009499 grossing Methods 0.000 claims abstract description 25
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 claims description 25
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
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- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サーボモータの駆動制御回路等の電気回路に
内蔵される平滑コンデンサの残留電圧から回路素子ある
いは人体を保護するの残留電圧保護装置に関し、急速に
放電を行うことが可能な残留電圧保護装置を提供する。 【解決手段】 通常時では、第3接続端子3と第4接続
端子4とが短絡線L1 により電気的に短絡されているた
め、このときスイッチング素子トランジスタQ1は非導
通状態であり、放電抵抗R3 に電流は流れない。なんら
かの原因で、一方のコネクタ1と他方のコネクタ2の嵌
合が外れた場合、第3接続端子3と第1接続端子5との
嵌合、および/あるいは第4接続端子4と第2接続端子
6との嵌合が外れ、第3接続端子3と第4接続端子4と
の通電路すなわち短絡線L1 が遮断されることになり、
スイッチング素子は導通状態となる。その結果、放電抵
抗に電流が流れ、平滑コンデンサの蓄積電荷が放電され
ることになる。
内蔵される平滑コンデンサの残留電圧から回路素子ある
いは人体を保護するの残留電圧保護装置に関し、急速に
放電を行うことが可能な残留電圧保護装置を提供する。 【解決手段】 通常時では、第3接続端子3と第4接続
端子4とが短絡線L1 により電気的に短絡されているた
め、このときスイッチング素子トランジスタQ1は非導
通状態であり、放電抵抗R3 に電流は流れない。なんら
かの原因で、一方のコネクタ1と他方のコネクタ2の嵌
合が外れた場合、第3接続端子3と第1接続端子5との
嵌合、および/あるいは第4接続端子4と第2接続端子
6との嵌合が外れ、第3接続端子3と第4接続端子4と
の通電路すなわち短絡線L1 が遮断されることになり、
スイッチング素子は導通状態となる。その結果、放電抵
抗に電流が流れ、平滑コンデンサの蓄積電荷が放電され
ることになる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーボモータの駆
動制御回路等の電気回路に係り、特に内蔵される平滑コ
ンデンサの残留電圧から回路素子あるいは人体を保護す
るの残留電圧保護装置に関する。
動制御回路等の電気回路に係り、特に内蔵される平滑コ
ンデンサの残留電圧から回路素子あるいは人体を保護す
るの残留電圧保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、サーボモータの駆動制御回路等
の電気回路には、当該電気回路の動作停止時に内蔵する
平滑コンデンサの蓄積電荷に基づく残留電圧を急速に放
電する放電抵抗が設けられている。
の電気回路には、当該電気回路の動作停止時に内蔵する
平滑コンデンサの蓄積電荷に基づく残留電圧を急速に放
電する放電抵抗が設けられている。
【0003】図6に、従来のサーボモータの駆動制御回
路の例を示す。図6において、三相電源101からの各
相電圧R、S、Tは、コネクタ102を介して整流ユニ
ットA内の整流回路103に供給され、直流電力に変換
される。変換された直流電力は、コネクタ104、10
5を介して追加コンデンサユニットBに入力される。こ
のBから出力された直流電力は、コネクタ106、10
7を介してインバータユニットCに入力される。直流電
力は、インバータユニットCにおいて制御回路113か
らのPWM制御信号によって指示される周波数の交流電
力に変換され、コネクタ109を介してサーボモータ1
10に供給される。回転検出器111は回転検出信号を
制御回路113にフィードバックし、サーボ制御が行わ
れる。112は小信号回路用電源回路である。114は
113に必要な制御信号を送る上位制御回路である。
路の例を示す。図6において、三相電源101からの各
相電圧R、S、Tは、コネクタ102を介して整流ユニ
ットA内の整流回路103に供給され、直流電力に変換
される。変換された直流電力は、コネクタ104、10
5を介して追加コンデンサユニットBに入力される。こ
のBから出力された直流電力は、コネクタ106、10
7を介してインバータユニットCに入力される。直流電
力は、インバータユニットCにおいて制御回路113か
らのPWM制御信号によって指示される周波数の交流電
力に変換され、コネクタ109を介してサーボモータ1
10に供給される。回転検出器111は回転検出信号を
制御回路113にフィードバックし、サーボ制御が行わ
れる。112は小信号回路用電源回路である。114は
113に必要な制御信号を送る上位制御回路である。
【0004】以上のサーボモータの駆動制御回路におい
て、整流ユニットA、追加コンデンサユニットB、イン
バ−タユニットCのそれぞれには平滑コンデンサCA 、
CB、CC が正負電圧線間に接続されており、さらにこ
れらの平滑コンデンサCA 、CB 、CC の蓄積電荷を放
電し、安全性を確保するために動作停止時の残留電圧消
費する放電抵抗RA 、RB 、RC が固定的に接続されて
いる。
て、整流ユニットA、追加コンデンサユニットB、イン
バ−タユニットCのそれぞれには平滑コンデンサCA 、
CB、CC が正負電圧線間に接続されており、さらにこ
れらの平滑コンデンサCA 、CB 、CC の蓄積電荷を放
電し、安全性を確保するために動作停止時の残留電圧消
費する放電抵抗RA 、RB 、RC が固定的に接続されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電気回路に
おいて、安全性の向上を図るためには放電時間を急速化
する必要がある。放電時間を速くするためには、放電抵
抗RA 、RB 、RC の抵抗値を低くすれば良いが、その
分大きな電力容量の抵抗器が必要となり、また発熱や装
置構成の大型化の問題が生じる。これらの点を考慮した
場合、従来では必然的に放電抵抗にある程度高抵抗の抵
抗器を採用せざるを得ず、放電時間の急速化には限界が
あった。さらに、従来回路では放電抵抗RA 、RB 、R
C が固定的に接続されているため、常時、放電抵抗にお
いて無駄な電力を消費しており、エネルギー損失が大き
い。
おいて、安全性の向上を図るためには放電時間を急速化
する必要がある。放電時間を速くするためには、放電抵
抗RA 、RB 、RC の抵抗値を低くすれば良いが、その
分大きな電力容量の抵抗器が必要となり、また発熱や装
置構成の大型化の問題が生じる。これらの点を考慮した
場合、従来では必然的に放電抵抗にある程度高抵抗の抵
抗器を採用せざるを得ず、放電時間の急速化には限界が
あった。さらに、従来回路では放電抵抗RA 、RB 、R
C が固定的に接続されているため、常時、放電抵抗にお
いて無駄な電力を消費しており、エネルギー損失が大き
い。
【0006】したがって、本発明はコネクタを介して接
続される電気回路において、常時放電抵抗に通電が行わ
れることがなく、コネクタ外れ等の放電が必要なときに
急速に放電を行うことが可能な電気回路の残留電圧保護
装置を提供することを目的とする。
続される電気回路において、常時放電抵抗に通電が行わ
れることがなく、コネクタ外れ等の放電が必要なときに
急速に放電を行うことが可能な電気回路の残留電圧保護
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、電圧を供給する一方のコ
ネクタと、この一方のコネクタが嵌合可能な他方のコネ
クタと、この他方のコネクタに電気的に接続された平滑
用コンデンサおよび放電抵抗を有する電気回路におい
て、前記放電抵抗に直列に接続された導通制御端子を有
するスイッチング素子と、前記他方のコネクタに設けら
れ、前記スイッチング素子の導通制御端子に電気的に接
続された第1接続端子、および前記電気回路の正負いず
れかの電圧線に接続された第2接続端子と、前記一方の
コネクタに設けられ、前記第1接続端子に嵌合可能な第
3接続端子、および前記第2接続端子に嵌合可能な第4
接続端子と、を備え、前記第3接続端子と第4接続端子
とが電気的に短絡されて構成される。
に、請求項1に記載の発明は、電圧を供給する一方のコ
ネクタと、この一方のコネクタが嵌合可能な他方のコネ
クタと、この他方のコネクタに電気的に接続された平滑
用コンデンサおよび放電抵抗を有する電気回路におい
て、前記放電抵抗に直列に接続された導通制御端子を有
するスイッチング素子と、前記他方のコネクタに設けら
れ、前記スイッチング素子の導通制御端子に電気的に接
続された第1接続端子、および前記電気回路の正負いず
れかの電圧線に接続された第2接続端子と、前記一方の
コネクタに設けられ、前記第1接続端子に嵌合可能な第
3接続端子、および前記第2接続端子に嵌合可能な第4
接続端子と、を備え、前記第3接続端子と第4接続端子
とが電気的に短絡されて構成される。
【0008】請求項2に記載の発明は、電圧を供給する
一方のコネクタと、この一方のコネクタが嵌合可能な他
方のコネクタと、この他方のコネクタに電気的に接続さ
れた平滑用コンデンサおよび放電抵抗を有する電気回路
において、前記放電抵抗に直列にコレクタ−エミッタ間
が接続されたトランジスタと、前記他方のコネクタに設
けられ、前記トランジスタのベースに電気的に接続され
た第1接続端子、および前記電気回路の正負いずれかの
電圧線に接続された第2接続端子と、前記一方のコネク
タに設けられ、前記第1接続端子に嵌合可能な第3接続
端子、および前記第2接続端子に嵌合可能な第4接続端
子と、を備え、前記第3接続端子と第4接続端子とが電
気的に短絡されて構成される。
一方のコネクタと、この一方のコネクタが嵌合可能な他
方のコネクタと、この他方のコネクタに電気的に接続さ
れた平滑用コンデンサおよび放電抵抗を有する電気回路
において、前記放電抵抗に直列にコレクタ−エミッタ間
が接続されたトランジスタと、前記他方のコネクタに設
けられ、前記トランジスタのベースに電気的に接続され
た第1接続端子、および前記電気回路の正負いずれかの
電圧線に接続された第2接続端子と、前記一方のコネク
タに設けられ、前記第1接続端子に嵌合可能な第3接続
端子、および前記第2接続端子に嵌合可能な第4接続端
子と、を備え、前記第3接続端子と第4接続端子とが電
気的に短絡されて構成される。
【0009】請求項3に記載の発明は、電圧を供給する
一方のコネクタと、この一方のコネクタが嵌合可能な他
方のコネクタと、この他方のコネクタに電気的に接続さ
れた平滑用コンデンサ、回生抵抗、回生電圧検出回路、
およびこの回生電圧検出回路の検出信号が入力される導
通制御端子を有する前記回生抵抗に直列な第1スイッチ
ング素子を備えた電気回路において、前記第1スイッチ
ング素子の導通制御端子の制御電圧を制御可能な導通制
御端子付きスイッチング回路と、前記他方のコネクタに
設けられ、前記スイッチング回路の導通制御端子に電気
的に接続された第1接続端子、および前記電気回路の正
負いずれかの電圧線に接続された第2接続端子と、前記
一方のコネクタに設けられ、前記第1接続端子に嵌合可
能な第3接続端子、および前記第2接続端子に嵌合可能
な第4接続端子と、を備え、前記第3接続端子と第4接
続端子とが電気的に短絡されて構成される。
一方のコネクタと、この一方のコネクタが嵌合可能な他
方のコネクタと、この他方のコネクタに電気的に接続さ
れた平滑用コンデンサ、回生抵抗、回生電圧検出回路、
およびこの回生電圧検出回路の検出信号が入力される導
通制御端子を有する前記回生抵抗に直列な第1スイッチ
ング素子を備えた電気回路において、前記第1スイッチ
ング素子の導通制御端子の制御電圧を制御可能な導通制
御端子付きスイッチング回路と、前記他方のコネクタに
設けられ、前記スイッチング回路の導通制御端子に電気
的に接続された第1接続端子、および前記電気回路の正
負いずれかの電圧線に接続された第2接続端子と、前記
一方のコネクタに設けられ、前記第1接続端子に嵌合可
能な第3接続端子、および前記第2接続端子に嵌合可能
な第4接続端子と、を備え、前記第3接続端子と第4接
続端子とが電気的に短絡されて構成される。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、通常時で
は、第3接続端子と第4接続端子とが電気的に短絡され
ているため、正負いずれかの電圧線の電圧が第2接続端
子、第4接続端子、第3接続端子、第1接続端子の経路
でスイッチング素子の導通制御端子に与えられ、このと
きスイッチング素子は非導通状態であり、放電抵抗に電
流は流れない。いま、なんらかの原因で、一方のコネク
タと他方のコネクタの嵌合が外れた場合、第3接続端子
と第1接続端子との嵌合、および/あるいは第4接続端
子と第2接続端子との嵌合が外れ、第1接続端子と第2
接続端子との通電路が遮断されることになり、このとき
スイッチング素子は導通状態となる。その結果、放電抵
抗に電流が流れ、平滑コンデンサの蓄積電荷が放電され
ることになる。
は、第3接続端子と第4接続端子とが電気的に短絡され
ているため、正負いずれかの電圧線の電圧が第2接続端
子、第4接続端子、第3接続端子、第1接続端子の経路
でスイッチング素子の導通制御端子に与えられ、このと
きスイッチング素子は非導通状態であり、放電抵抗に電
流は流れない。いま、なんらかの原因で、一方のコネク
タと他方のコネクタの嵌合が外れた場合、第3接続端子
と第1接続端子との嵌合、および/あるいは第4接続端
子と第2接続端子との嵌合が外れ、第1接続端子と第2
接続端子との通電路が遮断されることになり、このとき
スイッチング素子は導通状態となる。その結果、放電抵
抗に電流が流れ、平滑コンデンサの蓄積電荷が放電され
ることになる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、通常時で
は、第3接続端子と第4接続端子とが電気的に短絡され
ているため、正負いずれかの電圧線の電圧が第2接続端
子、第4接続端子、第3接続端子、第1接続端子の経路
でトランジスタのエミッタに与えられ、このときトラン
ジスタは非導通状態(ターンオフ)でクランプされ、放
電抵抗に電流は流れない。いま、なんらかの原因で、一
方のコネクタと他方のコネクタの嵌合が外れた場合、第
3接続端子と第1接続端子との嵌合、および/あるいは
第4接続端子と第2接続端子との嵌合が外れ、第1接続
端子と第2接続端子との通電路が遮断されることにな
り、このときベース電圧のクランプ状態が解除されるの
でトランジスタは導通状態(ターンオン)となる。その
結果、放電抵抗に電流が流れ、平滑コンデンサの蓄積電
荷が放電されることになる。
は、第3接続端子と第4接続端子とが電気的に短絡され
ているため、正負いずれかの電圧線の電圧が第2接続端
子、第4接続端子、第3接続端子、第1接続端子の経路
でトランジスタのエミッタに与えられ、このときトラン
ジスタは非導通状態(ターンオフ)でクランプされ、放
電抵抗に電流は流れない。いま、なんらかの原因で、一
方のコネクタと他方のコネクタの嵌合が外れた場合、第
3接続端子と第1接続端子との嵌合、および/あるいは
第4接続端子と第2接続端子との嵌合が外れ、第1接続
端子と第2接続端子との通電路が遮断されることにな
り、このときベース電圧のクランプ状態が解除されるの
でトランジスタは導通状態(ターンオン)となる。その
結果、放電抵抗に電流が流れ、平滑コンデンサの蓄積電
荷が放電されることになる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、通常時で
は、第3接続端子と第4接続端子とが電気的に短絡され
ているため、正負いずれかの電圧線の電圧が第2接続端
子、第4接続端子、第3接続端子、第1接続端子の経路
でスイッチング回路の導通制御端子に与えられ、このと
きスイッチング回路素子は非導通状態であり、放電抵抗
に電流は流れない。いま、なんらかの原因で、一方のコ
ネクタと他方のコネクタの嵌合が外れた場合、第3接続
端子と第1接続端子との嵌合、および/あるいは第4接
続端子と第2接続端子との嵌合が外れ、第1接続端子と
第2接続端子との通電路が遮断されることになり、この
ときスイッチング回路は導通状態となる。その結果、回
生抵抗に電流が流れ、平滑コンデンサの蓄積電荷が放電
されることになる。この様に放電抵抗として回生抵抗を
流用することができる。
は、第3接続端子と第4接続端子とが電気的に短絡され
ているため、正負いずれかの電圧線の電圧が第2接続端
子、第4接続端子、第3接続端子、第1接続端子の経路
でスイッチング回路の導通制御端子に与えられ、このと
きスイッチング回路素子は非導通状態であり、放電抵抗
に電流は流れない。いま、なんらかの原因で、一方のコ
ネクタと他方のコネクタの嵌合が外れた場合、第3接続
端子と第1接続端子との嵌合、および/あるいは第4接
続端子と第2接続端子との嵌合が外れ、第1接続端子と
第2接続端子との通電路が遮断されることになり、この
ときスイッチング回路は導通状態となる。その結果、回
生抵抗に電流が流れ、平滑コンデンサの蓄積電荷が放電
されることになる。この様に放電抵抗として回生抵抗を
流用することができる。
【0013】
【実施形態】次に、本発明の好適な実施形態を図面に基
づいて説明する。 (I) 整流ユニットAへの適用例 図1に、整流ユニットAに対する入力コネクタ1の装着
状態の外観を示す。図1に示すように、3相電源101
からの3相電力(R、S、T)が入力コネクタ1および
受けコネクタ2を介して整流ユニットAに供給され、整
流ユニットAから出力される直流電力は出力コネクタ7
を介してBに出力される。受けコネクタ2は整流ユニッ
トAに取付けられており、この受けコネクタ2に入力コ
ネクタ1が着脱自在に嵌着されている。
づいて説明する。 (I) 整流ユニットAへの適用例 図1に、整流ユニットAに対する入力コネクタ1の装着
状態の外観を示す。図1に示すように、3相電源101
からの3相電力(R、S、T)が入力コネクタ1および
受けコネクタ2を介して整流ユニットAに供給され、整
流ユニットAから出力される直流電力は出力コネクタ7
を介してBに出力される。受けコネクタ2は整流ユニッ
トAに取付けられており、この受けコネクタ2に入力コ
ネクタ1が着脱自在に嵌着されている。
【0014】図2に、本発明に係る残留電圧保護装置を
整流ユニットAに適用した実施形態を示す。図2に示す
ように、整流ユニットA内において直流電圧母線間には
放電抵抗R3 とトランジスタQ1 が直列に接続されてい
る。トランジスタQ1 のベースは第1接続端子5に接続
され、負側の電圧母線N1 は第2接続端子6に接続され
ている。R1 、R2 はトランジスタQ1 のベースバイア
ス用の抵抗である。なお、抵抗R1と放電抵抗R3と
は、R1>>R3の関係を有し、抵抗R1による通常ロ
スは少ない。
整流ユニットAに適用した実施形態を示す。図2に示す
ように、整流ユニットA内において直流電圧母線間には
放電抵抗R3 とトランジスタQ1 が直列に接続されてい
る。トランジスタQ1 のベースは第1接続端子5に接続
され、負側の電圧母線N1 は第2接続端子6に接続され
ている。R1 、R2 はトランジスタQ1 のベースバイア
ス用の抵抗である。なお、抵抗R1と放電抵抗R3と
は、R1>>R3の関係を有し、抵抗R1による通常ロ
スは少ない。
【0015】整流ユニットA側には受けコネクタ2が設
けられ、受けコネクタ2には各回路要素に接続される接
続端子(例えば、受け金具等)が設けられ、一方入力コ
ネクタ1にも受けコネクタ2に対応して各接続端子に嵌
合可能な接続端子(例えば、接続プラグ等)が設けら
れ、入力コネクタ1と受けコネクタ2は必要に応じて着
脱可能に構成されている。
けられ、受けコネクタ2には各回路要素に接続される接
続端子(例えば、受け金具等)が設けられ、一方入力コ
ネクタ1にも受けコネクタ2に対応して各接続端子に嵌
合可能な接続端子(例えば、接続プラグ等)が設けら
れ、入力コネクタ1と受けコネクタ2は必要に応じて着
脱可能に構成されている。
【0016】受けコネクタ2の第1接続端子5に嵌合す
る入力コネクタ1の第3接続端子3と、受けコネクタ2
の第2接続端子6に嵌合する入力コネクタ1の第4接続
端子4との間には短絡線L1 が接続され、トランジスタ
Q1 のベースが電気的にGNDにショートされて、トラ
ンジスタQ1はベース・エミッタ間電圧VBE=0にクラ
ンプされている。
る入力コネクタ1の第3接続端子3と、受けコネクタ2
の第2接続端子6に嵌合する入力コネクタ1の第4接続
端子4との間には短絡線L1 が接続され、トランジスタ
Q1 のベースが電気的にGNDにショートされて、トラ
ンジスタQ1はベース・エミッタ間電圧VBE=0にクラ
ンプされている。
【0017】次に動作を説明する。通常動作時におい
て、整流回路103から出力される直流電圧により平滑
コンデンサCA には図示する極性で充電がされている。
このとき、短絡線L1 によりトランジスタQ1 のベース
が電気的にGNDにショートされているため、トランジ
スタQ1 は非導通(OFF)状態であり、放電抵抗R3
には電流が流れない。
て、整流回路103から出力される直流電圧により平滑
コンデンサCA には図示する極性で充電がされている。
このとき、短絡線L1 によりトランジスタQ1 のベース
が電気的にGNDにショートされているため、トランジ
スタQ1 は非導通(OFF)状態であり、放電抵抗R3
には電流が流れない。
【0018】いま、何らかの原因で、入力コネクタ1と
受けコネクタ2との嵌合が離れ、第3接続端子3と第1
接続端子5および/または第4接続端子4と第2接続端
子6との電気的導通状態が失われた場合、トランジスタ
Q1 のベース・エミッタ間電圧VBE=0のクランプ状態
が解放され、トランジスタQ1は導通(ON)する。そ
の結果、平滑コンデンサCA に充電されていた蓄積電荷
が矢印Iで示されるようにR3 と介して放電され、消費
される。このとき、放電抵抗R3 は低抵抗の抵抗器でよ
い。すなわち、通常動作時には放電抵抗R3 に電流が流
れないのであるから、損失分を考慮する必要がない。し
たがって、放電抵抗R3 の低抵抗化により急速放電が可
能となる。
受けコネクタ2との嵌合が離れ、第3接続端子3と第1
接続端子5および/または第4接続端子4と第2接続端
子6との電気的導通状態が失われた場合、トランジスタ
Q1 のベース・エミッタ間電圧VBE=0のクランプ状態
が解放され、トランジスタQ1は導通(ON)する。そ
の結果、平滑コンデンサCA に充電されていた蓄積電荷
が矢印Iで示されるようにR3 と介して放電され、消費
される。このとき、放電抵抗R3 は低抵抗の抵抗器でよ
い。すなわち、通常動作時には放電抵抗R3 に電流が流
れないのであるから、損失分を考慮する必要がない。し
たがって、放電抵抗R3 の低抵抗化により急速放電が可
能となる。
【0019】(II)追加コンデンサユニットBへの適用例 図3に、本発明に係る残留電圧保護装置を追加コンデン
サユニットBに適用した実施形態を示す。図3に示すよ
うに、追加コンデンサユニットB内において直流電圧母
線間には放電抵抗R6 とトランジスタQ2 が直列に接続
されている。トランジスタQ2 のベースは第1接続端子
12に接続され、負側の電圧母線N2 は第2接続端子1
3に接続されている。R4、R5はトランジスタQ2 の
ベースバイアス用の抵抗である。
サユニットBに適用した実施形態を示す。図3に示すよ
うに、追加コンデンサユニットB内において直流電圧母
線間には放電抵抗R6 とトランジスタQ2 が直列に接続
されている。トランジスタQ2 のベースは第1接続端子
12に接続され、負側の電圧母線N2 は第2接続端子1
3に接続されている。R4、R5はトランジスタQ2 の
ベースバイアス用の抵抗である。
【0020】追加コンデンサユニットB側には受けコネ
クタ9が設けられ、受けコネクタ9には各回路要素に接
続される接続端子(例えば、受け金具等)が設けられ、
一方入力コネクタ8にも受けコネクタ9に対応して各接
続端子に嵌合可能な接続端子(例えば、接続プラグ等)
が設けられ、入力コネクタ8と受けコネクタ9は必要に
応じて着脱可能に構成されている。
クタ9が設けられ、受けコネクタ9には各回路要素に接
続される接続端子(例えば、受け金具等)が設けられ、
一方入力コネクタ8にも受けコネクタ9に対応して各接
続端子に嵌合可能な接続端子(例えば、接続プラグ等)
が設けられ、入力コネクタ8と受けコネクタ9は必要に
応じて着脱可能に構成されている。
【0021】第1接続端子12に嵌合する第3接続端子
10と、第2接続端子13に嵌合する第4接続端子11
との間には短絡線L2 が接続され、トランジスタQ2 の
ベースが電気的にGNDにショートされて、トランジス
タQ2 はベース・エミッタ間電圧VBE=0にクランプさ
れている。
10と、第2接続端子13に嵌合する第4接続端子11
との間には短絡線L2 が接続され、トランジスタQ2 の
ベースが電気的にGNDにショートされて、トランジス
タQ2 はベース・エミッタ間電圧VBE=0にクランプさ
れている。
【0022】次に動作を説明する。通常動作時におい
て、整流回路103から出力される直流電圧により平滑
コンデンサCB には図示する極性で充電がされている。
このとき、短絡線L2 によりトランジスタQ2 のベース
が電気的にGNDのショートされているため、トランジ
スタQ2 は非導通(OFF)状態であり、放電抵抗R6
には電流が流れない。
て、整流回路103から出力される直流電圧により平滑
コンデンサCB には図示する極性で充電がされている。
このとき、短絡線L2 によりトランジスタQ2 のベース
が電気的にGNDのショートされているため、トランジ
スタQ2 は非導通(OFF)状態であり、放電抵抗R6
には電流が流れない。
【0023】いま、何らかの原因で、入力コネクタ8と
受けコネクタ9との嵌合が離れ、第3接続端子10と第
1接続端子12および/または第4接続端子11と第2
接続端子13との電気的導通状態が失われた場合、トラ
ンジスタQ2 のベース・エミッタ間電圧VBE=0のクラ
ンプ状態が解放され、トランジスタQ2は導通(ON)
する。その結果、平滑コンデンサCB に充電されていた
蓄積電荷が矢印IIで示されるように放電抵抗R6 と介し
て放電され、消費される。このとき、放電抵抗R6 は低
抵抗の抵抗器でよい。すなわち、通常動作時には放電抵
抗R6 に電流が流れないのであるから、損失分を考慮す
る必要がない。したがって、放電抵抗R6 の低抵抗化に
より急速放電が可能となる。
受けコネクタ9との嵌合が離れ、第3接続端子10と第
1接続端子12および/または第4接続端子11と第2
接続端子13との電気的導通状態が失われた場合、トラ
ンジスタQ2 のベース・エミッタ間電圧VBE=0のクラ
ンプ状態が解放され、トランジスタQ2は導通(ON)
する。その結果、平滑コンデンサCB に充電されていた
蓄積電荷が矢印IIで示されるように放電抵抗R6 と介し
て放電され、消費される。このとき、放電抵抗R6 は低
抵抗の抵抗器でよい。すなわち、通常動作時には放電抵
抗R6 に電流が流れないのであるから、損失分を考慮す
る必要がない。したがって、放電抵抗R6 の低抵抗化に
より急速放電が可能となる。
【0024】(III) インバ−タユニットCへの適用例 図4に、本発明に係る残留電圧保護装置をインバ−タユ
ニットCに適用した実施形態を示す。図4に示すよう
に、インバ−タユニットC内において直流電圧母線間に
は放電抵抗R9 とトランジスタQ3 が直列に接続されて
いる。トランジスタQ3 のベースは第1接続端子18に
接続され、負側の電圧母線N3 は第2接続端子19に接
続されている。R7 、R8 はトランジスタQ3 のベース
バイアス用の抵抗である。インバ−タユニットC側には
受けコネクタ15が設けられ、受けコネクタ15には各
回路要素に接続される接続端子(例えば、受け金具等)
が設けられ、一方入力コネクタ14にも受けコネクタ1
5に対応して各接続端子に嵌合可能な接続端子(例え
ば、接続プラグ等)が設けられ、入力コネクタ14と受
けコネクタ15は必要に応じて着脱可能に構成されてい
る。
ニットCに適用した実施形態を示す。図4に示すよう
に、インバ−タユニットC内において直流電圧母線間に
は放電抵抗R9 とトランジスタQ3 が直列に接続されて
いる。トランジスタQ3 のベースは第1接続端子18に
接続され、負側の電圧母線N3 は第2接続端子19に接
続されている。R7 、R8 はトランジスタQ3 のベース
バイアス用の抵抗である。インバ−タユニットC側には
受けコネクタ15が設けられ、受けコネクタ15には各
回路要素に接続される接続端子(例えば、受け金具等)
が設けられ、一方入力コネクタ14にも受けコネクタ1
5に対応して各接続端子に嵌合可能な接続端子(例え
ば、接続プラグ等)が設けられ、入力コネクタ14と受
けコネクタ15は必要に応じて着脱可能に構成されてい
る。
【0025】第1接続端子12に嵌合する第3接続端子
16と、第2接続端子19に嵌合する第4接続端子17
との間には短絡線L3 が接続され、トランジスタQ3 の
ベースが電気的にGNDにショートされて、トランジス
タQ3 はベース・エミッタ間電圧VBE=0にクランプさ
れている。
16と、第2接続端子19に嵌合する第4接続端子17
との間には短絡線L3 が接続され、トランジスタQ3 の
ベースが電気的にGNDにショートされて、トランジス
タQ3 はベース・エミッタ間電圧VBE=0にクランプさ
れている。
【0026】次の動作を説明する。通常動作時におい
て、整流回路103から出力される直流電圧により平滑
コンデンサCC には図示する極性で充電がされている。
このとき、短絡線L3 によりトランジスタQ3 のベース
が電気的にGNDのショートされているため、トランジ
スタQ3 は非導通(OFF)状態であり、放電抵抗R9
には電流が流れない。
て、整流回路103から出力される直流電圧により平滑
コンデンサCC には図示する極性で充電がされている。
このとき、短絡線L3 によりトランジスタQ3 のベース
が電気的にGNDのショートされているため、トランジ
スタQ3 は非導通(OFF)状態であり、放電抵抗R9
には電流が流れない。
【0027】いま、何らかの原因で、入力コネクタ14
と受けコネクタ15との嵌合が離れ、第3接続端子16
と第1接続端子18および/または第4接続端子17と
第2接続端子19との電気的導通状態が失われた場合に
は、トランジスタQ3 のベース・エミッタ間電圧VBE=
0のクランプ状態が解放され、トランジスタQ3 は導通
(ON)する。その結果、平滑コンデンサCC に充電さ
れていた蓄積電荷が、矢印III で示されるようにR9 を
介して放電され、消費される。このとき、放電抵抗R9
は低抵抗の抵抗器でよい。すなわち、通常動作時には放
電抵抗R9 に電流が流れないのであるから、損失分を考
慮する必要がない。したがって、放電抵抗R9 の低抵抗
化により急速放電が可能となる。
と受けコネクタ15との嵌合が離れ、第3接続端子16
と第1接続端子18および/または第4接続端子17と
第2接続端子19との電気的導通状態が失われた場合に
は、トランジスタQ3 のベース・エミッタ間電圧VBE=
0のクランプ状態が解放され、トランジスタQ3 は導通
(ON)する。その結果、平滑コンデンサCC に充電さ
れていた蓄積電荷が、矢印III で示されるようにR9 を
介して放電され、消費される。このとき、放電抵抗R9
は低抵抗の抵抗器でよい。すなわち、通常動作時には放
電抵抗R9 に電流が流れないのであるから、損失分を考
慮する必要がない。したがって、放電抵抗R9 の低抵抗
化により急速放電が可能となる。
【0028】(IV)回生抵抗の利用例 図5に、本発明に係る残留電圧保護装置を回生抵抗回路
を有する整流ユニットA1 に適用した実施形態を示す。
図5に示すように、整流ユニットA1内において直流電
圧母線P1 −N1 間には回生抵抗回路である回生抵抗r
7 とトランジスタTR3 が直列に接続され、トランジス
タTR3 のベースにはトランジスタTR2 (NPN )、抵
抗r5 およびr6 の直列回路が接続されている。さら
に、トランジスタTR3 のベースにはヒステリシスコン
パレータHCの出力端子が接続されている。ヒステリシ
スコンパレータHCは回生電圧検出器であり、基準電源
VREF と正側母線P1 の電位とを比較し、回生電流が所
定値に達した時トランジスタTR3 のべースを駆動す
る。トランジスタTR2のベースは抵抗r4 を介してト
ランジスタTR1 のコレクタに接続され、トランジスタ
TR1 のエミッタは負側の電圧母線N1 に接続されてい
る。トランジスタTR1 のベースは第1接続端子5に接
続され、負側の電圧母線N1 は第2接続端子6に接続さ
れている。r1 、r2 はTR1 のベースバイアス用の抵
抗である。
を有する整流ユニットA1 に適用した実施形態を示す。
図5に示すように、整流ユニットA1内において直流電
圧母線P1 −N1 間には回生抵抗回路である回生抵抗r
7 とトランジスタTR3 が直列に接続され、トランジス
タTR3 のベースにはトランジスタTR2 (NPN )、抵
抗r5 およびr6 の直列回路が接続されている。さら
に、トランジスタTR3 のベースにはヒステリシスコン
パレータHCの出力端子が接続されている。ヒステリシ
スコンパレータHCは回生電圧検出器であり、基準電源
VREF と正側母線P1 の電位とを比較し、回生電流が所
定値に達した時トランジスタTR3 のべースを駆動す
る。トランジスタTR2のベースは抵抗r4 を介してト
ランジスタTR1 のコレクタに接続され、トランジスタ
TR1 のエミッタは負側の電圧母線N1 に接続されてい
る。トランジスタTR1 のベースは第1接続端子5に接
続され、負側の電圧母線N1 は第2接続端子6に接続さ
れている。r1 、r2 はTR1 のベースバイアス用の抵
抗である。
【0029】整流ユニットA1側には受けコネクタ2が
設けられ、受けコネクタ2には各回路要素に接続される
接続端子(例えば、受け金具等)が設けられ、一方、入
力コネクタ1にも受けコネクタ2に対応して各接続端子
に嵌合可能な接続端子(例えば、接続プラグ等)が設け
られ、入力コネクタ1と受けコネクタ2は必要に応じて
着脱可能に構成されている。
設けられ、受けコネクタ2には各回路要素に接続される
接続端子(例えば、受け金具等)が設けられ、一方、入
力コネクタ1にも受けコネクタ2に対応して各接続端子
に嵌合可能な接続端子(例えば、接続プラグ等)が設け
られ、入力コネクタ1と受けコネクタ2は必要に応じて
着脱可能に構成されている。
【0030】受けコネクタ2の第1接続端子5に嵌合す
る入力コネクタ1の第3接続端子3と、受けコネクタ2
の第2接続端子6に嵌合する入力コネクタ1の第4接続
端子4との間には短絡線L1 が接続され、トランジスタ
TR1 のベースが電気的にGNDにショートされて、ト
ランジスタTR1 はベース・エミッタ間電圧VBE=0に
クランプされている。
る入力コネクタ1の第3接続端子3と、受けコネクタ2
の第2接続端子6に嵌合する入力コネクタ1の第4接続
端子4との間には短絡線L1 が接続され、トランジスタ
TR1 のベースが電気的にGNDにショートされて、ト
ランジスタTR1 はベース・エミッタ間電圧VBE=0に
クランプされている。
【0031】次に動作を説明する。通常動作時におい
て、整流回路103から出力される直流電圧により平滑
コンデンサCA1には図示する極性で充電がされている。
このとき、短絡線L1 によりトランジスタTR1 のベー
スが電気的にGNDにショートされているため、以下に
述べるような回生動作中を除いてトランジスタTR1 は
非導通(OFF)状態であり、そのためトランジスタT
R3は、トランジスタTR1 およびTR2 の経路により
導通(ON)することはない。従って、回生抵抗r7 に
は以下のような回生動作中を除いて電流が流れない。
て、整流回路103から出力される直流電圧により平滑
コンデンサCA1には図示する極性で充電がされている。
このとき、短絡線L1 によりトランジスタTR1 のベー
スが電気的にGNDにショートされているため、以下に
述べるような回生動作中を除いてトランジスタTR1 は
非導通(OFF)状態であり、そのためトランジスタT
R3は、トランジスタTR1 およびTR2 の経路により
導通(ON)することはない。従って、回生抵抗r7 に
は以下のような回生動作中を除いて電流が流れない。
【0032】いま、何らかの原因で、入力コネクタ1と
受けコネクタ2との嵌合が離れ、第3接続端子3と第1
接続端子5および/または第4接続端子4と第2接続端
子6との電気的導通状態が失われた場合、トランジスタ
TR1 のベース・エミッタ間電圧VBE=0のクランプ状
態が解放され、トランジスタTR1 は導通し、続いてト
ランジスタTR2 が導通し、トランジスタTR3 が導通
する。その結果、平滑コンデンサCA1に充電されていた
蓄積電荷が矢印で示されるように回生抵抗r7を介して
放電され、消費される。
受けコネクタ2との嵌合が離れ、第3接続端子3と第1
接続端子5および/または第4接続端子4と第2接続端
子6との電気的導通状態が失われた場合、トランジスタ
TR1 のベース・エミッタ間電圧VBE=0のクランプ状
態が解放され、トランジスタTR1 は導通し、続いてト
ランジスタTR2 が導通し、トランジスタTR3 が導通
する。その結果、平滑コンデンサCA1に充電されていた
蓄積電荷が矢印で示されるように回生抵抗r7を介して
放電され、消費される。
【0033】このように回生抵抗r7 を放電抵抗として
流用することができ、装置の小形化が可能となる。な
お、回生抵抗r7 は低抵抗の抵抗器でよい。すなわち、
通常動作時には回生抵抗r7 に電流が流れないのである
から、損失分を考慮する必要がない。したがって、回生
抵抗r7 の低抵抗化により急速放電が可能となる。
流用することができ、装置の小形化が可能となる。な
お、回生抵抗r7 は低抵抗の抵抗器でよい。すなわち、
通常動作時には回生抵抗r7 に電流が流れないのである
から、損失分を考慮する必要がない。したがって、回生
抵抗r7 の低抵抗化により急速放電が可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上の通り、請求項1乃至3に記載の発
明によれば、常時放電抵抗に通電されることがなく、コ
ネクタ外れ等の放電が必要なときに急速に放電を行うこ
とが可能となる。また、特に、請求項3に記載の発明に
よれば、放電抵抗として回生抵抗を流用することができ
る。
明によれば、常時放電抵抗に通電されることがなく、コ
ネクタ外れ等の放電が必要なときに急速に放電を行うこ
とが可能となる。また、特に、請求項3に記載の発明に
よれば、放電抵抗として回生抵抗を流用することができ
る。
【図1】本発明の実施形態を示す外観図である。
【図2】本発明を整流ユニットに適用した実施形態を示
す電気回路図である。
す電気回路図である。
【図3】本発明を追加コンデンサユニットに適用した実
施形態を示す電気回路図である。
施形態を示す電気回路図である。
【図4】本発明をインバ−タユニットに適用した実施形
態を示す電気回路図である。
態を示す電気回路図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す電気回路図であ
る。
る。
【図6】従来の制御回路における残留電圧保護回路の例
を示す電気回路図である。
を示す電気回路図である。
1 入力コネクタ(一方のコネクタ) 2 受けコネクタ(他方のコネクタ) 3 第3接続端子 4 第4接続端子 5 第1接続端子 6 第2接続端子 7 出力コネクタ 8 入力コネクタ 9 受けコネクタ 10 第3接続端子 11 第4接続端子 12 第1接続端子 13 第2接続端子 14 入力コネクタ 15 受けコネクタ 16 第3接続端子 17 第4接続端子 18 第1接続端子 19 第2接続端子 101 3相電源 102 コネクタ 103 整流回路 104 コネクタ 105 コネクタ 106 コネクタ 107 コネクタ 108 インバ−タ 109 コネクタ 110 サーボモータ 111 回転検出器 112 小信号用電源 113 制御回路 114 上位制御ユニット A 整流ユニット B 追加コンデンサユニット C インバ−タユニット L1 〜L3 短絡線 R3 、R6 、R9 放電抵抗 CA 〜CC 平滑コンデンサ Q1 〜Q3 トランジスタ TR1 〜TR3 トランジスタ
Claims (3)
- 【請求項1】 電圧を供給する一方のコネクタと、この
一方のコネクタが嵌合可能な他方のコネクタと、このコ
ネクタに電気的に接続された平滑用コンデンサおよび放
電抵抗とを含む電気回路において、 前記放電抵抗に直列に接続された導通制御端子を有する
スイッチング素子と、 前記他方のコネクタに設けられ、前記スイッチング素子
の導通制御端子に電気的に接続された第1接続端子、お
よび前記電気回路の正負いずれかの電圧線に接続された
第2接続端子と、 前記一方のコネクタに設けられ、前記第1接続端子に嵌
合可能な第3接続端子、および前記第2接続端子に嵌合
可能な第4接続端子と、を備え、 前記第3接続端子と第4接続端子とが電気的に短絡され
ていることを特徴とする電気回路の残留電圧保護装置。 - 【請求項2】 電圧を供給する一方のコネクタと、この
一方のコネクタが嵌合可能な他方のコネクタと、このコ
ネクタに電気的に接続された平滑用コンデンサおよび放
電抵抗とを含む電気回路において、 前記放電抵抗に直列にコレクタ−エミッタ間が接続され
たトランジスタと、 前記他方のコネクタに設けられ、前記トランジスタのベ
ースに電気的に接続された第1接続端子、および前記電
気回路の正負いずれかの電圧線に接続された第2接続端
子と、 前記一方のコネクタに設けられ、前記第1接続端子に嵌
合可能な第3接続端子、および前記第2接続端子に嵌合
可能な第4接続端子と、を備え、 前記第3接続端子と第4接続端子とが電気的に短絡され
ていることを特徴とする電気回路の残留電圧保護装置。 - 【請求項3】 電圧を供給する一方のコネクタと、この
一方のコネクタが嵌合可能な他方のコネクタと、この他
方のコネクタに電気的に接続された平滑用コンデンサ、
回生抵抗、回生電圧検出回路、およびこの回生電圧検出
回路の検出信号が入力される導通制御端子を有する前記
回生抵抗に直列な第1スイッチング素子とを含む電気回
路において、 前記第1スイッチング素子の導通制御端子の制御電圧を
制御可能な導通制御端子付きスイッチング回路と、 前記他方のコネクタに設けられ、前記スイッチング回路
の導通制御端子に電気的に接続された第1接続端子、お
よび前記電気回路の正負いずれかの電圧線に接続された
第2接続端子と、 前記一方のコネクタに設けられ、前記第1接続端子に嵌
合可能な第3接続端子、および前記第2接続端子に嵌合
可能な第4接続端子と、を備え、 前記第3接続端子と第4接続端子とが電気的に短絡され
ていることを特徴とする電気回路の残留電圧保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7350463A JPH08336281A (ja) | 1995-04-07 | 1995-12-22 | 電気回路の残留電圧保護装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10827595 | 1995-04-07 | ||
JP7-108275 | 1995-04-07 | ||
JP7350463A JPH08336281A (ja) | 1995-04-07 | 1995-12-22 | 電気回路の残留電圧保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08336281A true JPH08336281A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=26448206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7350463A Withdrawn JPH08336281A (ja) | 1995-04-07 | 1995-12-22 | 電気回路の残留電圧保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08336281A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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FR2831343A1 (fr) * | 2001-10-20 | 2003-04-25 | Bosch Gmbh Robert | Montage pour la decharge d'un condensateur tampon d'alimentation a haute tension d'un appareil de commande d'un etage de puissance piezo-electrique |
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JP2011210026A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Denso Corp | 電力変換装置 |
WO2012090666A1 (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-05 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電力変換装置 |
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-
1995
- 1995-12-22 JP JP7350463A patent/JPH08336281A/ja not_active Withdrawn
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