JPH08336173A - 選択呼出受信装置 - Google Patents

選択呼出受信装置

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Publication number
JPH08336173A
JPH08336173A JP7140310A JP14031095A JPH08336173A JP H08336173 A JPH08336173 A JP H08336173A JP 7140310 A JP7140310 A JP 7140310A JP 14031095 A JP14031095 A JP 14031095A JP H08336173 A JPH08336173 A JP H08336173A
Authority
JP
Japan
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melody
calling
call
screen
message
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7140310A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Sumikura
祥夫 角倉
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH08336173A publication Critical patent/JPH08336173A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画面表示される絵柄によって、発呼側の呼び
だし意図(用件)を伝達し、その呼びだしを静寂、迅速
及び確実に行う。 【構成】 呼出データを復調し、判別回路34で自己装
置への呼びだしを確認する。かつ、先頭文字に「−」が
付され、その後が「0」の場合、バイブレータ42が動
作する。「1」の場合は特殊音を出力する。「2」の場
合はメロディ(曲目1)、例えば「電話を下さい」の意
味(用件」を示す曲名「恋のダイヤル6700」をメロ
ディ発生回路43から呼出制御回路36が読みだし、ホ
ーン駆動回路39を通じてホーン40から出力し、LC
D38での「電話機」の絵柄部分を黒く画面表示する。
同様にして「3」の場合、「家で用事あり」のメロディ
(曲目2)での呼びだしを行い、LCD38での「家」
の絵柄部分を黒く画面表示する。同様に順次、「4」
「5」の場合のメロディ(曲目2)をホーン40から出
力し、かつ、絵柄を画面表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発呼側のメッセージの
用件(伝言の意図)を表す絵柄を画面表示して呼び出し
を行う選択呼出受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の選択呼出受信装置の構成を
示すブロック図である。図8において、この例は発呼側
の意図であるメッセージの意味(用件)を表すメロディ
による呼び出しを行うものであり、無線選択呼出基地局
(以下、単に基地局と記載する)からの呼びだし電波を
受信するアンテナ1と、このアンテナ1からの受信信号
を高周波増幅、周波数変換及び中間周波(IF)増幅な
どを行い、そのIF信号を出力する無線受信回路2と、
無線受信回路2からのIF信号を復調して、自己装置宛
の個別番号(アドレス)と以降の図10に示すように先
頭文字(呼出指示データ)を呼出側で付したメッセージ
とからなる呼出データ(選択呼出信号)を出力する復調
回路3とが設けられている。
【0003】さらに、復調回路3からの呼出データにお
ける自己装置宛の個別番号と、以降に示す図10のテー
ブルに示す呼びだし種別(アラート種別)を判別するた
めの判別回路4と、自己装置固有の個別番号を予め記憶
したメモリ5と、復調回路3からの呼出データにおける
呼びだし種別に対応した特殊音やメロディなどの音出力
による呼びだし、及びメッセージ表示の制御を行う呼出
制御回路6と、呼出制御回路6からのメッセージの表示
信号を表示駆動信号に生成して出力するLCD駆動回路
7とが設けられている。
【0004】また、LCD駆動回路7からのメッセージ
の表示駆動信号に基づいて画面表示を行う液晶ディスプ
レイ(LCD)8と、呼出制御回路6からの特殊音やメ
ロディなどのホンーン信号を駆動信号に生成して出力す
るホーン駆動回路9とが設けられている。さらに、ホー
ン駆動回路9からのホーン駆動信号に基づいた呼び出し
の特殊音やメロディなどの音出力を行うホーン10と、
呼出制御回路6からのバイブレータ信号を駆動信号に生
成して出力するモータ駆動回路11とが設けられてい
る。
【0005】また、モータ駆動回路11からのバイブレ
ータ駆動信号に基づいて自己装置の筐体又は、その一部
を振動させるモータなどで構成したバイブレータ12
と、予め記憶したメロディ信号を発生させるメロディ発
生回路13と、呼びだしを表す特殊音信号を発生するト
ーン発生回路14と、LCD8での画面表示、ホーン1
0での特殊音出力、バイブレータ12での振動による呼
びだし種別(アラート種別)を設定するための押ボタン
スイッチ15とが設けられている。
【0006】図9は判別回路4の詳細構成を示すブロッ
ク図である。図9において、この判別回路4は、復調回
路3からの呼び出しデータをデコードするデコーダ21
と、基地局から受信した個別番号(アドレス)を一時的
に格納するアドレス格納回路22とが設けられている。
また、基地局から受信したメッセージを一時的に格納す
るメッセージ格納回路23と、アドレス格納回路22格
納している個別番号と、メモリ5に予め記憶した自己装
置固有の個別番号とを比較する比較回路24とが設けら
れている。
【0007】さらに、メッセージ格納回路23に格納さ
れている基地局から受信した呼出データにおけるメッセ
ージと予め記憶したメッセージ情報とを比較し、一致し
た際に、そのメッセージに対応したメロディを発生する
ためのメロディ発生回路13又はトーン発生回路14に
指示するための比較回路25と、この比較回路25に送
出するメッセージ情報を予め記憶した記憶回路26とが
設けられている。
【0008】次に、この従来例の動作について説明す
る。図10は発呼側からのメッセージに対応した呼びだ
し種別(アラート種別)を格納したテーブルを示す図で
ある。図10において、このテーブルには図9に示す記
憶回路26に記憶されるものであり、発呼側からの先頭
文字「−(ハイフォン)0,−1,−2,−3,−4,
−5,−6,−7,−8,−9」に、それぞれ対応付け
して、呼びだし種別「バイブレータ、特殊音、メロディ
(曲目1)、メロディ(曲目2)、メロディ(曲目
3)、メロディ(曲目4)、メロディ(曲目5)、メロ
ディ(曲目6)、メロディ(曲目7)」が記憶されてい
る。発呼側が、先頭文字「−0」を指定した場合、その
呼びだし種別は「バイブレータ」であり、図8中のバイ
ブレータ12が振動して、自己装置宛への呼びだしを伝
達する。
【0009】また、発呼側が先頭文字「−1」を指定し
た場合、その呼びだし種別が「特殊音」であり、図8中
のホーン10から呼びだしを表す特殊音を送出して、自
己装置宛への呼びだしを伝達する。また、発呼側が先頭
文字「−2から−9」の一つを指定した場合に、その
「メロディ(曲目1)からメロディ(曲目7)」がメロ
ディ発生回路13、呼出制御回路6、ホーン駆動回路9
及びホーン10を通じて送出される。「メロディ(曲目
1)からメロディ(曲目7)」は、そのメロディの内容
によって、発呼側の呼びだし意図(用件)を伝達できる
ようになっている。
【0010】図示しない基地局からの呼びだし電波をア
ンテナ1で受信し、その受信信号が無線受信回路2に入
力される。ここから高周波増幅、周波数変換及び中間周
波(IF)増幅して出力する。このIF信号を復調回路
3で呼出データを復調する。すなわち、自己装置宛の個
別番号、呼出側からの呼びだし内容の個別番号及びメッ
セージデータを復調する。
【0011】この復調回路3からの呼出データが判別回
路4に入力される。判別回路4では、図9に示すデコー
ダ21が呼出データをデコードして、自己装置宛の個別
番号とメッセージとのデータに区分けし、個別番号をア
ドレス格納回路22に格納し、さらに、メッセージをメ
ッセージ格納回路23に格納する。アドレス格納回路2
2に格納された個別番号(アドレス)とメモリ5に予め
記憶された自己装置固有の個別番号を比較回路24で比
較する。この比較で一致した際に自己装置宛の呼びだし
であるとして、呼出制御回路6に、その一致を通知す
る。呼出制御回路6はメッセージ格納回路23からメッ
セージを読みだしてLCD駆動回路7を通じてLCD8
で画面表示する。
【0012】さらに、アドレス格納回路22に格納され
た個別番号(アドレス)とメモリ5に予め記憶された自
己装置固有の個別番号とが比較回路24で一致した際
に、呼出制御回路6は、メッセージ格納回路23から読
みだした先頭文字が「−(マイナス)か否かを判断す
る。−(マイナス)でない場合、呼出制御回路6の制御
によって、予め押ボタンスイッチ15で設定されたLC
D8で画面表示、ホーン10での特殊音出力、バイブレ
ータ12での振動のいずれか、又は、組み合わせによる
呼びだし種別に対応した、その呼びだしを実行する。
【0013】一方、メッセージ格納回路23から読みだ
した先頭文字が−(マイナス)の場合、この後の文字が
図10に示す「−0から−9」のいずれであるかを判別
する。この判別で先頭文字「−0」の場合、図8中のバ
イブレータ12が振動して、自己装置宛への呼びだしが
行われる。また、先頭文字「−1」の場合、図8中のホ
ーン10から呼びだしを表す特殊音を送出して、自己装
置宛への呼びだしが行われる。
【0014】また、先頭文字「−2から−9」のいずれ
かの場合、発呼側の呼びだし意図(用件)を伝達する
「メロディ(曲目1)からメロディ(曲目7)」のいず
れかが、メロディ発生回路13、呼出制御回路6、ホー
ン駆動回路9及びホーン10を通じて送出される。例え
ば、「電話を下さい」という用件を発呼側が伝達したい
場合、先頭文字「−2」に対応してメロディ(曲目1)
に「恋のダイヤル6700」を格納し、そのメロディを
流すようにする。
【0015】このように従来の選択呼出受信装置でも発
呼側からの先頭文字「−0〜−9」にそれぞれ対応し
た、呼びだし種別「バイブレータ、特殊音、メロディ
(曲目1)、メロディ(曲目2)からメロディ(曲目
7)」による呼びだしが行われる。すなわち、呼びだし
が発呼側の呼びだし意図(用件)を伝達できるメロディ
によって行われる。したがって、呼びだしを特殊音の出
力によって行わなくてすみ、例えば近隣の人に対する違
和感をなくすことが出来るようになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の選択呼出受信装置では、発呼側の呼びだし意図
(用件)を伝達できるメロディの音出力によって行われ
るため、近隣の人に対する違和感をなくした呼びだしが
可能になるものの、その音出力が騒音となってしまうこ
とがある。例えば会議室などのように場所によっては、
呼びだしのメロディが騒音となり、その呼びだしを利用
し難いという欠点があった。
【0017】本発明は、このような従来の技術における
欠点を解決するものであり、メロディ内容などと共に、
画面表示される絵柄によって、発呼側の呼びだし意図
(用件)を伝達でき、その呼びだしを静寂をもって迅速
かつ確実に行うことが出来る選択呼出受信装置の提供を
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の選択呼出受信装置は、無線選択呼出
基地局からの呼びだしメッセージを受信する無線受信手
段と、呼びだしメッセージの用件に対応した絵柄を画面
表示する画面表示手段と、呼びだしメッセージの用件に
対応した複数の絵柄データを予め記憶する記憶手段と、
無線受信手段が受信した呼びだしメッセージ中の絵柄の
画面表示を行う呼出指示データに対応する絵柄データを
記憶手段から読みだして画面表示手段で画面表示するた
めの制御を行う制御手段とを備える構成である。
【0019】請求項2記載の選択呼出受信装置は、前記
無線受信手段が受信した呼びだしメッセージ中の呼出指
示データが複数の用件を示す場合に、この複数の絵柄デ
ータを記憶手段から読みだして同時又は連続して画面表
示する構成である。
【0020】請求項3記載の選択呼出受信装置は、振動
伝達手段を設け、制御手段が呼出指示データに対応する
絵柄データを画面表示すると共に、振動伝達手段が振動
による呼びだしを行う構成である。
【0021】請求項4記載の選択呼出受信装置は、音出
力手段を設け、制御手段が呼出指示データに対応する絵
柄データを画面表示すると共に、音出力手段が音出力に
よる呼びだしを行う構成としている。
【0022】請求項5記載の選択呼出受信装置は、無線
選択呼出基地局からの呼びだしメッセージを受信する無
線受信手段と、呼びだしメッセージの用件に対応した絵
柄を画面表示する画面表示手段と、画面表示手段で画面
表示する複数の絵柄データを予め記憶する記憶手段と、
呼びだしメッセージの用件に対応した複数のメロディデ
ータを記憶するメロディ記憶手段と、メロディを音出力
する出力手段と、受信手段が受信した呼びだしメッセー
ジに対応するメロディデータを前記メロディ記憶手段か
ら読みだして出力手段から音出力すると共に、呼びだし
メッセージに対応する絵柄データを記憶手段から読みだ
して画面表示手段で画面表示するための制御を行う制御
手段とを備える構成である。
【0023】請求項6記載の選択呼出受信装置は、受信
手段で受信した呼びだしメッセージが複数の場合に、こ
の複数の呼びだしメッセージそれぞれに対応する複数の
メロディデータをメロディ記憶手段から読みだして出力
手段から順次音出力すると共に、複数の呼びだしメッセ
ージに対応する複数の絵柄データを記憶手段から読みだ
して同時又は連続して画面表示する構成である。
【0024】請求項7記載の選択呼出受信装置は、メロ
ディジャンプ設定手段を設け、複数のメロディを出力手
段から音出力する際に、メロディジャンプ設定手段で所
定の設定が行われた場合、現在のメロディの音出力を停
止して、次のメロディの音出力を開始する構成である。
【0025】請求項8記載の選択呼出受信装置は、受信
手段で受信した呼びだしメッセージが複数の場合に、こ
の複数の呼びだしメッセジーに対応する複数の絵柄を表
示手段で表示する一方、複数の呼びだしメッセジーのう
ちの少なくとも1つに対応するメロディは音出力されな
い構成としている。
【0026】請求項9記載の選択呼出受信装置は、表示
手段での絵柄を点滅して表示する絵柄点滅表示手段を設
け、この絵柄点滅表示手段の処理によって現在音出力し
ているメロディに対応する絵柄を点滅して表示する構成
としている。
【0027】請求項9記載の選択呼出受信装置は、表示
手段で表示する絵柄のサイズを変更する絵柄表示サイズ
変更手段を設け、少なくとも1つの受信した呼びだしメ
ッセージに対応した絵柄を表示する際に、絵柄表示サイ
ズ変更手段の処理によって画面表示する構成としてい
る。
【0028】
【作用】このような構成の請求項1記載の選択呼出受信
装置は、受信した呼びだしメッセージ中の絵柄の画面表
示を行う呼出指示データに対応する絵柄を画面表示して
いる。この画面表示される絵柄によって、発呼側の呼び
だし意図(用件)、例えば電話の絵柄によって、電話し
て下さいという発呼側の呼びだし意図(用件)を視覚的
に伝達でき、その不要な音出力、例えば、会議中での騒
音を伴うことなく、その呼びだしが行われる。
【0029】請求項2記載の選択呼出受信装置は、呼出
指示データが複数の場合に、この複数の絵柄データを読
みだし、この複数の絵柄を画面表示している。したがっ
て、発呼側から複数以上の呼びだし意図(用件)、例え
ば電話の絵柄と家の絵柄によって、「家に電話して下さ
い」という、二つの呼びだし意図(用件)が視覚的に伝
達される。したがって、不要な音出力、例えば、会議中
での騒音を伴うことなく、その複雑な意図(用件)の呼
びだしが行われる。
【0030】請求項3,4記載の選択呼出受信装置は、
画面表示する呼びだし表示を行うと同時に、振動、音出
力による呼びだしを併せて行っているので、絵柄による
画面表示の呼びだしが、受信側で迅速かつ確実に判明す
るようになる。
【0031】請求項5,6記載の選択呼出受信装置は、
呼出指示データに対応するメロディを音出力すると共
に、呼出指示データに対応する絵柄を画面表示し、この
際、呼びだしメッセージ中の呼出指示データが複数の場
合には、その複数のメロディと共に、対応する複数の絵
柄を画面表示している。したがって、呼びだし意図(用
件)が、その用件を示唆するメロディと共に、絵柄でも
画面表示され、呼びだしが聴覚及び視覚の両方によって
迅速かつ確実に判明するようになる。
【0032】請求項7記載の選択呼出受信装置は、絵柄
でも画面表示すると共もに、ジャンプ設定が行われた場
合、現在のメロディの音出力を停止して、次のメロディ
の音出力を開始する。したがって、メロディを長い時間
にわたって音出力しなくても良くなる。
【0033】請求項8記載の選択呼出受信装置は、複数
の絵柄を画面表示すると共に、呼出指示データで指定さ
れたメロディのみを音出力している。例えば、優先する
用件に対応した一つのメロディのみが音出力されて、そ
の優先する用件の伝達が迅速に判明し、かつ、長時間に
わたるメロディを音出力しなくても済むようになる。
【0034】請求項9,10記載の選択呼出受信装置
は、現在音出力しているメロディに対応する絵柄を点滅
して画面表示している。また、受信した呼びだしメッセ
ージの用件に対応した絵柄を画面表示する際に、指定さ
れたサイズ、例えば、拡大した絵柄を画面表示してい
る。この絵柄の点滅によって用件の伝達が迅速かつ確実
に行われ、また、至急の用件の絵柄のサイズを変更、例
えば、拡大して画面表示することによって用件の伝達が
迅速かつ確実に行われるようになる。
【0035】
【実施例】次に、本発明の選択呼出受信装置の実施例を
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の選択呼
出受信装置の第1実施例の構成を示すブロック図であ
る。図1において、この例は基地局からの呼びだし電波
を受信するアンテナ31と、このアンテナ31からの受
信信号を高周波増幅、周波数変換及び中間周波(IF)
増幅して出力する無線受信回路32とが設けられてい
る。
【0036】さらに、無線受信回路32からのIF信号
を復調して、自己装置宛の個別番号(アドレス)と以降
の図2に示すように先頭文字(呼出指示データ)を呼出
側で付したメッセージとを含む呼出データ(選択呼出信
号)を出力する復調回路33と、この復調回路33から
の呼出データにおける自己装置宛の個別番号と呼びだし
種別を判別するための判別回路34と、自己装置固有の
個別番号を予め記憶したメモリ35とが設けられてい
る。
【0037】また、復調回路33からの呼出データにお
ける呼びだし種別に対応した特殊音やメロディなどの呼
びだし及びメッセージ表示の制御を行う呼出制御回路3
6と、この呼出制御回路36からのメッセージの表示信
号を表示駆動信号に生成して出力するLCD駆動回路3
7と、このLCD駆動回路37からのメッセージの表示
駆動信号に基づいて画面表示を行う液晶ディスプレイ
(LCD)38とが設けられている。
【0038】さらに、呼出制御回路36からの特殊音や
メロディなどのホンーン信号を駆動信号に生成して出力
するホーン駆動回路39と、ホーン駆動回路39からの
ホーン駆動信号に基づいた呼び出しなどの特殊音やメロ
ディなどの音出力を行うホーン40と、呼出制御回路3
6からのバイブレータ信号を駆動信号に生成して出力す
るモータ駆動回路41と、このモータ駆動回路41から
のバイブレータ駆動信号に基づいて自己装置の筐体又
は、その一部を振動させるモータなどで構成されるバイ
ブレータ42とが設けられている。
【0039】また、予め記憶したメロディ信号を発生さ
せるメロディ発生回路43と、特殊音信号を発生するト
ーン発生回路44と、LCD38での画面表示、ホーン
40での特殊音出力、バイブレータ42での振動による
呼びだし種別(アラート種別)を設定するための押ボタ
ンスイッチ45と、以降の図2及び図3をもって説明す
るように発呼側が指定した先頭文字に対応する絵柄デー
タを発生させる絵柄表示発生回路47とが設けられてい
る。
【0040】判別回路34は、従前の図9に示した構成
と同様であり、以下、同図を重複して用いて説明する。
すなわち、判別回路34はデコーダ21、アドレス格納
回路22、メッセージ格納回路23、比較回路24、比
較回路25及び記憶回路26を有している。
【0041】図2は発呼側が指示した先頭文字に対応す
る呼びだし種別(アラート種別)を格納したテーブルを
示す図である。図2において、このテーブルは判別回路
34内の記憶回路26に予め記憶されるものであり、発
呼側からの先頭文字「−(マイナス)0,−1,−2,
−3,−4,−5」にそれぞれ対応付けして、呼びだし
種別「バイブレータ、特殊音、メロディ(曲目1)、メ
ロディ(曲目2)、メロディ(曲目3)、メロディ(曲
目4)」が記憶されている。
【0042】さらに、呼びだし種別「メロディ(曲目
1)からメロディ(曲目4)」にそれぞれ対応したメッ
セージ内容の「電話して下さい、家で用事あり、会社で
用事あり、自動車で用事あり」と、このメッセージ内容
に対応した絵柄である「電話機、家、ビルディング、自
動車」のキャラクタデータが記憶されている。
【0043】すなわち、メロディ(曲目1)は「電話し
て下さい」を連想できる曲目、例えば曲名「恋のダイヤ
ル6700」を図1に示すメロディ発生回路43に予め
格納する。同様にメロディ(曲目2)は「家で用事あ
り」を連想できる家に関する曲目、例えば、「ホームア
ローン」を予めメロディ発生回路43に予め格納する。
さらにメロディ(曲目3)は「会社で用事あり」を連想
できるビルディングに関する曲目を予めメロディ発生回
路43に予め格納する。またメロディ(曲目4)は「自
動車で用事あり、例えば自動車で待っている」を連想で
きる自動車に関する曲目を予めメロディ発生回路43に
予め格納する。
【0044】図3はLCD38の表示画面を示す図であ
る。図3において、この例は、受信状態、時刻、受信し
たメッセージ(発呼側が連絡を指定した電話番号、メッ
セージ番号等)の表示部と、押ボタンスイッチ45で、
この装置の使用者がバイブレータ42での振動による呼
びだし種別(アラート種別)を設定し、また、同一呼び
だしが二度行われたことを示すマーク、タイマー設定済
マーク等を有している。さらに、図2に示すように、発
呼側からの先頭文字「−2,−3,−4,−5」及び呼
びだし種別「メロディ(曲目1)からメロディ(曲目
4)」に対応し、その画面表示する絵柄「電話機T、家
H、ビルディングB、自動車C」を有している。
【0045】次に、第1実施例の動作について説明す
る。まず、メロディでの呼びだしや絵柄の画面表示によ
る呼びだしが設定されていない、通常動作について説明
する。この通常動作は、予め押ボタンスイッチ45で、
その呼びだし種別が設定されるものである。図示しない
基地局からの呼びだし電波をアンテナ31で受信し、そ
の受信信号が無線受信回路32に入力され、ここから高
周波増幅、周波数変換及び中間周波(IF)増幅を処理
したIF信号を出力する。このIF信号を復調回路33
で呼出データを復調する。
【0046】すなわち、自己装置宛の個別番号、呼出側
からの呼びだし内容の呼出指定内容及びメッセージを復
調する。復調回路33からの呼出データが判別回路34
に入力される。判別回路34では、この回路内のデコー
ダ21が呼出データをデコードして、自己装置宛の個別
番号とメッセージとのデータに区分けし、個別番号をア
ドレス格納回路22に格納し、さらに、メッセージをメ
ッセージ格納回路23に格納する。
【0047】アドレス格納回路22に格納された個別番
号(アドレス)とメモリ35に予め記憶された自己装置
固有の個別番号を比較回路24で比較し、自己装置への
呼びだしか否かを判断する。自己装置宛への呼びだしの
場合、呼出制御回路36がメッセージ格納回路23に格
納しているメッセージを読みだして、例えば発呼側が連
絡を指定した電話番号をLCD38で画面表示する。同
時に押ボタンスイッチ45で予め設定されたホーン40
での特殊音出力、バイブレータ42での振動のいずれ
か、又は、組み合わせによる呼びだしを実行する。
【0048】次に、メロディ及び絵柄を画面表示する呼
びだしについて説明する。図4は第1実施例での表示動
作の処理手順を示すフローチャートである。図4におい
て、前記の説明のように、呼出データを復調する受信処
理が行われる(ステップS10)。復調回路33からの
呼出データが判別回路34に入力され、判別回路34中
のデコーダ21が呼出データをデコードして、自己装置
宛の個別番号とメッセージとのデータに区分けし、個別
番号をアドレス格納回路22に格納し、さらに、メッセ
ージをメッセージ格納回路23に格納する。アドレス格
納回路22に格納された個別番号(アドレス)とメモリ
35に予め記憶された自己装置固有の個別番号とを比較
回路24で比較し、自己装置宛への呼びだしか否かを判
断する(ステップS11)。
【0049】自己装置宛への呼びだしの場合、その呼び
だしを呼出制御回路36に通知し(ステップS11:Y
es)、メッセージ格納回路23に格納しているメッセ
ージを呼出制御回路36が読みだして、その図2に示す
先頭文字に「−」が付されているか否かを判断する(ス
テップS12)。先頭文字に「−」が付されていない場
合(ステップS12:No)、呼出制御回路36は呼び
だし表示の制御を行わず、その処理を終了する(ステッ
プ13)。
【0050】先頭文字に「−」が付されている場合(ス
テップS12:Yes)、次に、先頭文字「−」の後が
「0」か否かが判断される(ステップS14)。「0」
の場合(ステップS14:Yes)、ここでの呼び出し
がバイブレータであるとして、呼出制御回路36がモー
タ駆動回路41を通じてバイブレータ42が動作(振
動)する制御を行う(ステップS15)。ステップS1
3で「0」でない場合(No)、先頭文字「−」の後が
「1」か否かが判断され(ステップS16)、「1」の
場合(Yes)、ここでの呼び出しが特殊音であるとし
て、呼出制御回路36がホーン駆動回路39を通じてホ
ーン40から特殊音を送出する制御を行う(ステップS
17)。
【0051】「1」でない場合(ステップS16:N
o)、先頭文字「−」の後が「2」か否かが判断され
(ステップS18)、「2」の場合(Yes)、図2に
示すテーブルにおけるメロディ(曲目1)、例えば「電
話を下さい」の意味(用件」を示す曲名「恋のダイヤル
6700」をメロディ発生回路43から呼出制御回路3
6が読みだし、ホーン駆動回路39を通じてホーン40
から出力して、その呼びだしを行う(ステップS1
9)。さらにメロディ(曲目1)の「電話を下さい」の
用件に対応した、LCD38での「電話機T」の絵柄部
分を黒く画面表示する(ステップS20)。
【0052】ステップS18で「2」でない場合(N
o)、先頭文字「−」の後が「3」か否かが判断され
(ステップS21)、ここで「3」の場合(Yes)、
図2に示すテーブルにおける「家で用事あり」を連想で
きる家に関するメロディ(曲目2)を呼出制御回路36
がメロディ発生回路43から読みだし、ホーン駆動回路
39を通じてホーン40から出力して、その呼びだしを
行う(ステップS22)。さらに、「家で用事あり」に
関するメロディ(曲目2)の用件に対応した、LCD3
8での「家H」の絵柄部分を黒く画面表示する(ステッ
プS23)。
【0053】ステップS21で「3」でない場合(N
o)、先頭文字「−」の後が「4」か否かが判断される
(ステップS24)。ここで「4」の場合(Yes)、
図2に示すテーブルにおける、「会社で用事あり」を連
想できるビルディングに関するメロディ(曲目3)を呼
出制御回路36がホーン駆動回路39を通じてホーン4
0から出力して、その呼びだしを行う(ステップS2
5)。さらにメロディ(曲目3)の用件に対応した「ビ
ルディングB」の絵柄部分をLCD38で黒く画面表示
する(ステップS26)。
【0054】ステップS24で「4」でない場合(N
o)、先頭文字「−」の後が「5」か否かが判断される
(ステップS27)。ここで「5」の場合(Yes)、
図2に示すテーブルにおける「自動車で用事あり」を連
想できる自動車に関するメロディ(曲目4)を呼出制御
回路36がホーン駆動回路39を通じてホーン40から
出力して、その呼びだしを行う(ステップS28)。さ
らにメロディ(曲目3)の用件に対応した、LCD38
での「自動車C」の絵柄部分を黒く画面表示する(ステ
ップS29)。
【0055】このように、この第1実施例では、発呼側
の呼びだし意図(用件)を伝達できるメロディによる呼
びだしと共に、このメロディに対応する絵柄を画面表示
しているため、その用件が受信側で迅速かつ確実に判明
するようになる。
【0056】次に、絵柄の画面表示のみで呼びだしを行
う第2実施例について説明する。この第2実施例の構成
は図1に示す第1実施例と同様である。
【0057】図5は、第2実施例にあって絵柄の画面表
示のみで呼びだしを行う場合の動作の処理手順の要部を
示すフローチャートである。図5において、この例は、
図4に示した第1実施例の処理手順と基本的に同様であ
るが、先頭文字「−」の後が「2」か否かが判断され
(ステップS18)、ここで「3」の場合(Yes)、
絵柄のみの画面表示か否かが判断される(ステップS1
8a)。ここで絵柄のみの画面表示でない場合(No)
は、図4に示した第1実施例の処理手順と同様に、図2
に示すテーブルにおけるメロディ(曲目2)を呼出制御
回路36がホーン駆動回路39を通じてホーン40から
出力して、その呼びだしを行う(ステップS22)。
【0058】さらに、メロディ(曲目2)の用件に対応
した、LCD38で「家H」の絵柄を黒く画面表示する
(ステップS23)。ステップS18aで絵柄のみの画
面表示の場合(Yes)は、ステップS20に進んで、
メロディ(曲目2)の用件に対応した、LCD38での
「家H」の絵柄を画面表示する。これ以降(ステップS
21)の処理手順も図4と同様である。なお、絵柄の画
面表示のみでは、その呼びだしが判明し難いため、バイ
ブレータ42を同時に動作させると、受信側では、その
絵柄による呼びだしが迅速かつ確実に判明する。
【0059】このように、この第2実施例では、メロデ
ィでの呼びだしを行わずに、発呼側の呼びだし意図(用
件)を伝達できる絵柄のみを画面表示しているため、静
寂が要求される場所、例えば、会議中などでの呼びだし
に利用し易くなる。
【0060】次に、二つ以上の絵柄を組み合わせて、そ
の複数の呼びだしの用件を伝達する第3実施例について
説明する。この第3実施例の構成は図1に示す第1実施
例と同様である。
【0061】図6は第3実施例にあって二つ以上の絵柄
を組み合わせて複数の呼びだしの用件を伝達する場合の
要部処理手順を示すフローチャートである。図6におい
て、この例では発呼側で、先頭部分「−」の後に、絵柄
を組み合わせるための二つの数字(発呼側からの先頭文
字)を入力して、基地局が送信する。
【0062】この送信による呼びだしメッセージを、当
該装置で受信する。そして、図4に示した処理手順を処
理し、この処理手順の最後に先頭部分「−」の後の数字
が二つであるか否かを判断する(ステップ40)。数字
が二つでない場合(ステップS40:No)、処理手順
が終了となる。
【0063】また、ステップS40で数字が二つの場合
(Yes)、例えば、メロディ「−2、−3]及び絵柄
の画面表示による二回の呼びだし処理(ステップS14
からステップS29)が完了したか否かを判断する(ス
テップS41)。ここで二回の呼びだし処理(ステップ
S14からステップS29)が未完了の場合はステップ
S14に戻って、以降の処理手順を繰り返す。
【0064】例えば図2に示す発呼側からの先頭文字
「−2,−3」の場合、この用件は「電話を家に下さ
い」となる。まず、「−2」を図4に示す処理手順のス
テップS10からステップS20までによって、図2に
示すテーブルにおけるメロディ(曲目1)、例えば「電
話を下さい」の意味(用件」を示す曲名「恋のダイヤル
6700」をメロディ発生回路43から呼出制御回路3
6が読みだし、ホーン駆動回路39を通じてホーン40
から出力して、その呼びだしを行う。さらにメロディ
(曲目1)の「電話を下さい」の用件に対応した「電話
機T」の絵柄部分をLCD38で黒く画面表示する。
【0065】次に、「−3」を図4に示す処理手順のス
テップS14からステップS23までによって、図2に
示すテーブルにおける「家で用事あり」を連想できる
「家」に関するメロディ(曲目2)を呼出制御回路36
がメロディ発生回路43から読みだし、ホーン駆動回路
39を通じてホーン40から出力して、その呼びだしを
行う。さらに、「家で用事あり」に関するメロディ(曲
目2)の用件に対応した、LCD38での「家H」の絵
柄部分を黒く画面表示する。
【0066】この結果、「電話を下さい」の用件に対応
したメロディ(曲目1)と、「家で用事あり」に関する
メロディ(曲目2)とによる呼びだしが行われる。同時
にLCD38での「電話機T」と「家H」との絵柄部分
が黒く画面表示される。なお、三つ以上の絵柄を組み合
わせて三つ以上の呼びだしの用件を伝達する場合も、図
6に示す処理手順と同様にして行うことが出来る。
【0067】このように、この第3実施例では、二つ以
上の絵柄を組み合わせて複数の呼びだしの用件を視覚的
に伝達しているため、より複雑な用件を静寂を要求され
る場所で伝達できるようになる。
【0068】次に、メロディをジャンプして出力する第
4実施例について説明する。この第4実施例の構成は図
1に示す第1実施例と同様である。
【0069】この第4実施例では、第1実施例と同様に
自己装置宛への呼びだしの場合、発呼側の呼びだし意図
(用件)を伝達する複数のメロディによる呼びだしがホ
ーン40から行われる。同時にメロディに対応する複数
の絵柄がLCD38で画面表示される。このメロディに
よる呼び出しが開始された際に、押ボタンスイッチ45
中のジャンプボタンスイッチが押下されると、この押下
を呼出制御回路36が識別する。
【0070】呼出制御回路36は、現在、メロディ発生
回路43から取り込み、かつ、呼び出しを行っているメ
ロディの音出力を停止すると共に、次のメロディのデー
タを呼出制御回路36がメロディ発生回路43から読み
だし、ホーン駆動回路39を通じてホーン40から音出
力する。また、このメロディのジャンプと共に、押ボタ
ンスイッチ45中のジャンプボタンスイッチを連続して
二度押しした際に、そのメロディの音出力を停止させ
る。すなわち、メロディをジャンプした、その最後のメ
ロディの呼び出しを中断できるようになる。
【0071】このように、この第4実施例では、メロデ
ィをジャンプできるため、長い時間にわたってメロディ
による呼び出しを行わないで済むようになる。
【0072】次に、優先する用件に対応したメロディの
みを音出力する第5実施例について説明する。この第5
実施例の構成は図1に示す第1実施例と同様である。
【0073】この第5実施例では、第1実施例と同様に
自己装置宛への呼びだしの場合、発呼側の呼びだし意図
(用件)を伝達する複数の絵柄がLCD38で画面表示
される。同時に発呼側の呼びだし意図(用件)中の優先
するメロディによる呼びだしがホーン40から行われ
る。例えば、図6に示した第3実施例のように「電話を
下さい」と「家で用事あり」との用件の場合に、図3に
示した「家H」及び「電話機T」の絵柄部分を黒く画面
表示する。
【0074】そして、発呼側がメッセージで指定した
「家H」及び「電話機T」に対応するメロディ中の「家
H」を連想するメロディの一つのみを呼出制御回路36
がメロディ発生回路43から読みだし、ホーン駆動回路
39を通じてホーン40から音出力する。
【0075】このように、この第5実施例では、発呼側
の用件に対応する複数の絵柄を画面表示すると共に、メ
ッセージで指定した、発呼側の用件を優先的に喚起す
る、例えば、一つのメロディのみを音出力する。したが
って、受信側で用件の伝達が迅速かつ確実に判明し、か
つ、長時間にわたるメロディの音出力を行わないで済む
ようになる。
【0076】次に、用件が強調されるメロディを音出力
し、又は、絵柄を画面表示すると共に、強調した呼び出
し後の次の用件を反対(メロディ、絵柄)で呼び出す第
6実施例について説明する。この第6実施例の構成は図
1に示す第1実施例と同様である。
【0077】この第6実施例では、第1実施例と同様に
自己装置宛への呼びだしの場合、発呼側の呼びだし意図
(用件)が、例えば、図6に示した第3実施例のように
「電話を下さい」と「家で用事あり」の場合、「電話を
下さい」の用件が強調して指定される。この「電話を下
さい」に対応する「電話機T」の絵柄部分をLCD38
で黒く画面表示する。又は、「電話を下さい」を示唆す
るメロディによる呼びだしがホーン40から行われる。
【0078】次に、この強調した呼び出し(メロディの
音出力を又は絵柄の画面表示)後の次の用件を、強調し
た呼び出しと反対の画面表示をLCD38で行う。又
は、ホーン40からの音出力によって呼び出しが行われ
る。
【0079】このように、この第6実施例では、強調し
た呼び出しの後の次の用件を、強調した呼び出し反対の
画面表示又は音出力によって呼び出しが行われる。換言
すれば、強調する用件を、予めメロディ又は画面表示で
行うように定めておくことによって、強調する用件が迅
速かつ確実に判明するようになる。
【0080】以下、用件が強調される用件の絵柄を点滅
(ブリンク)し、又は、拡大して呼び出しを行う第7実
施例について説明する。この第7実施例の構成は図1に
示す第1実施例と同様である。
【0081】図7は用件が強調される用件の絵柄をLC
D38で拡大して画面表示した図である。この第7実施
例では、第1実施例と同様に自己装置宛への呼びだしの
場合、発呼側の呼びだし意図(用件)が、例えば、図6
に示した第3実施例のように「家で用事あり」と「電話
を下さい」に対応するメロディによる呼びだしがホーン
40から行われる。同時に「家H」及び「電話機T」の
絵柄部分がLCD38の画面に拡大して表示される。
【0082】また、呼出制御回路36の制御によって
「家H」及び「電話機T」の絵柄部分の一方又は両方が
点滅(ブリンク)してLCD38に画面表示される。こ
の点滅(ブリンク)による画面表示では、図7に示すよ
うに拡大した「家H」及び「電話機T」の絵柄を点滅
(ブリンク)して画面表示しても良いし、また図3に示
すように拡大しない通常のサイズの「家H」及び「電話
機T」の絵柄を点滅(ブリンク)して画面表示するよう
にしても良い。
【0083】また、「家H」及び「電話機T」の絵柄に
おける呼び出しを強調する一方のみを点滅(ブリンク)
するようにしても良い。さらに、絵柄を縮小して画面表
示するようにしても良く、拡大した場合と、縮小して画
面表示する場合の、その意図を予め発呼側と受信側で定
めておくことによって、異なる意図を伝達できるように
なる。例えば、拡大した絵柄の画面表示は大至急であ
り、中間サイズの絵柄の画面表示の場合は至急といっ
た、その意図を示すことが出来るようになる。
【0084】このように、この第7実施例では、指定さ
れた絵柄を拡大(縮小)して画面表示し、また、点滅し
て画面表示している。これによって至急の用件の伝達が
迅速かつ確実に行われ、さらに、絵柄の点滅によっても
用件の伝達が迅速かつ確実に行われる。
【0085】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の選択呼出受信装置によれば、呼出指示データに
対応する絵柄を画面表示しているため、呼びだし意図
(用件)を視覚的に伝達でき、不要(騒音)な呼び出し
音出力を伴うことなく、その呼びだしを行うことが出来
るという効果を有する。
【0086】請求項2記載の選択呼出受信装置によれ
ば、用件に対応した複数の絵柄を画面表示しているた
め、発呼側からの複数以上の呼びだし意図(用件)が視
覚的に伝達され、その不要(騒音)な音出力伴うことな
く複雑な意図(用件)の呼びだしが出来るという効果を
有する。
【0087】請求項3,4記載の選択呼出受信装置によ
れば、画面表示する呼びだしと同時に、振動、音出力に
よる呼びだしを併せて行っているため、絵柄による画面
表示の呼びだしが、受信側で迅速かつ確実に判明できる
という効果を有する。
【0088】請求項5,6記載の選択呼出受信装置によ
れば、呼びだしメッセージ中の呼出指示データ(用件)
が複数の場合に、その複数のメロディと共に、対応する
複数の絵柄を画面表示しているため、呼びだし意図(用
件)が、その用件を示唆するメロディと共に、絵柄でも
画面表示され、呼びだしが聴覚及び視覚によって迅速か
つ確実に判明できるようになるという効果を有する。
【0089】請求項7記載の選択呼出受信装置によれ
ば、用件を絵柄で画面表示すると共もに、ジャンプ設定
が行われた場合、現在のメロディの音出力を停止して、
次のメロディの音出力を行っているため、メロディを長
い時間にわたって音出力せずに、そのメロディによる用
件伝達が可能になるという効果を有する。
【0090】請求項8記載の選択呼出受信装置によれ
ば、複数の絵柄を画面表示すると共に、呼出指示データ
で指定されたメロディのみを音出力している。例えば、
優先する用件に対応したメロディのみが音出力されて、
その用件の伝達が迅速に判明し、かつ、長時間にわたる
メロディの音出力を行わないで済むようになるという効
果を有する。
【0091】請求項9,10記載の選択呼出受信装置に
よれば、現在音出力しているメロディに対応する絵柄を
点滅して画面表示し、また、指定されたサイズの絵柄を
画面表示しているため、絵柄の点滅及び至急の用件の絵
柄を拡大して画面表示することによって用件伝達が迅速
かつ確実確実に出来るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の選択呼出受信装置の第1実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】第1実施例にあって発呼側が指示した先頭文字
に対応する呼びだし種別を格納したテーブルを示す図で
ある。
【図3】第1実施例にあって表示画面を示す図である。
【図4】第1実施例での表示動作の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】第2実施例にあって絵柄の画面表示のみで呼び
だしを行う場合の要部処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】第3実施例にあって二つ以上の絵柄を組み合わ
せて複数の呼びだしの用件を伝達する場合の要部処理手
順を示すフローチャートである。
【図7】第7実施例にあって用件が強調される用件の絵
柄を拡大した画面を示す図である。
【図8】従来の選択呼出受信装置の構成を示すブロック
図である。
【図9】図8に示す判別回路の詳細構成を示すブロック
図である。
【図10】従来例にあって発呼側からのメッセージに対
応した呼びだし種別を格納したテーブルを示す図であ
る。
【符号の説明】
22 アドレス格納回路 23 メッセージ格納回路 26 記憶回路 32 無線受信回路 33 復調回路 34 判別回路 35 メモリ 36 呼出制御回路 38 LCD 40 ホーン 42 バイブレータ 43 メロディ発生回路 44 トーン発生回路 45 押ボタンスイッチ 47 絵柄表示発生回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線選択呼出基地局からの呼びだしメッ
    セージを受信する無線受信手段と、 呼びだしメッセージの用件に対応した絵柄を画面表示す
    る画面表示手段と、 呼びだしメッセージの用件に対応した複数の絵柄データ
    を予め記憶する記憶手段と、 前記無線受信手段が受信した呼びだしメッセージ中の絵
    柄の画面表示を行う呼出指示データに対応する絵柄デー
    タを前記記憶手段から読みだして前記画面表示手段で画
    面表示するための制御を行う制御手段と、 を備えることを特徴とする選択呼出受信装置。
  2. 【請求項2】 前記無線受信手段が受信した呼びだしメ
    ッセージ中の呼出指示データが複数の用件を示す場合
    に、この複数の絵柄データを記憶手段から読みだして同
    時又は連続して画面表示することを特徴とする請求項1
    記載の選択呼出受信装置。
  3. 【請求項3】 振動伝達手段を設け、制御手段が呼出指
    示データに対応する絵柄データを画面表示すると共に、
    前記振動伝達手段が振動による呼びだしを行うことを特
    徴とする請求項1又は2記載の選択呼出受信装置。
  4. 【請求項4】 音出力手段を設け、制御手段が呼出指示
    データに対応する絵柄データを画面表示すると共に、前
    記音出力手段が音出力による呼びだしを行うことを特徴
    とする請求項1又は2記載の選択呼出受信装置。
  5. 【請求項5】 無線選択呼出基地局からの呼びだしメッ
    セージを受信する無線受信手段と、 呼びだしメッセージの用件に対応した絵柄を画面表示す
    る画面表示手段と、 前記画面表示手段で画面表示する複数の絵柄データを予
    め記憶する記憶手段と、 呼びだしメッセージの用件に対応した複数のメロディデ
    ータを記憶するメロディ記憶手段と、 メロディを音出力する出力手段と、 前記受信手段が受信した呼びだしメッセージに対応する
    メロディデータを前記メロディ記憶手段から読みだして
    前記出力手段から音出力すると共に、呼びだしメッセー
    ジに対応する絵柄データを記憶手段から読みだして前記
    表示手段に表示させる制御を行う制御手段と、 を備えることを特徴とする選択呼出受信装置。
  6. 【請求項6】 受信手段で受信した呼びだしメッセージ
    が複数の場合に、この複数の呼びだしメッセージに対応
    する複数のメロディデータを前記メロディ記憶手段から
    読みだして前記出力手段から順次音出力すると共に、複
    数の呼びだしメッセージに対応する複数の絵柄データを
    記憶手段から読みだして同時又は連続して表示すること
    を特徴とする請求項5記載の選択呼出受信装置。
  7. 【請求項7】 メロディジャンプ設定手段を設け、複数
    のメロディを前記出力手段から音出力する際に、前記メ
    ロディジャンプ設定手段で所定の設定が行われた場合、
    現在のメロディの音出力を停止して、次のメロディの音
    出力を開始することを特徴とする請求項6記載の選択呼
    出受信装置。
  8. 【請求項8】 受信手段で受信した呼びだしメッセージ
    が複数の場合に、この複数の呼びだしメッセジーに対応
    する複数の絵柄を表示手段で表示する一方、前記複数の
    呼びだしメッセジーのうちの少なくとも1つに対応する
    メロディは音出力されないことを特徴とする請求項5記
    載の選択読出受信装置。
  9. 【請求項9】 表示手段での絵柄を点滅して表示する絵
    柄点滅表示手段を設け、この絵柄点滅表示手段の処理に
    よって現在音出力しているメロディに対応する絵柄を点
    滅して表示することを特徴とする請求項6記載の選択呼
    出受信装置。
  10. 【請求項10】 表示手段で表示する絵柄のサイズを変
    更する絵柄表示サイズ変更手段を設け、少なくとも1つ
    の受信した呼びだしメッセージに対応した絵柄を表示す
    る際に、絵柄表示サイズ変更手段の処理によって画面表
    示することを特徴とする請求項1記載の選択呼出受信装
    置。
JP7140310A 1995-06-07 1995-06-07 選択呼出受信装置 Withdrawn JPH08336173A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001099391A1 (fr) * 2000-06-22 2001-12-27 Helios Co., Ltd. Terminal de transmission, procede de transmission d'une melodie d'attente, procede de lecture d'une melodie entrante et support de stockage de donnees
JP2002521898A (ja) * 1998-07-20 2002-07-16 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 水平方向スクロールで複数行を表示するディスプレイ及びシステム又はメッセージの選択的ズームを備える英数字用無線ページャ

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