JPH08336110A - 自動画質制御装置 - Google Patents

自動画質制御装置

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JPH08336110A
JPH08336110A JP7139662A JP13966295A JPH08336110A JP H08336110 A JPH08336110 A JP H08336110A JP 7139662 A JP7139662 A JP 7139662A JP 13966295 A JP13966295 A JP 13966295A JP H08336110 A JPH08336110 A JP H08336110A
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signal
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    • H04N5/76Television signal recording
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    • H04N5/931Regeneration of the television signal or of selected parts thereof for restoring the level of the reproduced signal
    • H04N5/9315Regeneration of the television signal or of selected parts thereof for restoring the level of the reproduced signal the level control being frequency dependent
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    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/765Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus
    • H04N5/775Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television receiver

Abstract

(57)【要約】 【目的】 FM信号の下側波帯の振幅を一定にし、その
振幅を最もS/N比及び解像度の得やすい設定すること
により、鮮明な画質を得られるようにした自動画質制御
装置を提供することにある。 【構成】 ビデオヘッド11から出力されるFM信号を
AGCアンプ12により一定振幅とし、下側波帯可変ピ
ーキングアンプ15によりFM信号の下側波帯をピーキ
ングする。その出力の下側波帯を下側波帯フィルター1
8で抜き取り、抜き取られた下側波帯の振幅をピーク検
波回路19で直流電圧に変換する。得られた直流電圧と
規準電圧とを比較器20で比較し、エラー電圧を出力す
る。エラー電圧を下側波帯可変ピーキング回路15に帰
還し、FM復調されるFM信号の基本波と下側波帯の比
を一定とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VCR(Video Casset
te Recorder)、一体型ビデオカメラなどの再生あるいは
記録回路のFMイコライザー回路における自動画質制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、VCR(Video Cassette Recor
der)や一体型ビデオカメラなどのFM信号は、基本波と
そこから上下に離れた周波数帯(下側波帯と上側波帯)
からなる。基本波の周波数は、NTSC方式で3.4〜
4.4MHz、PAL方式で3.8〜4.8MHzであ
る。下側波帯の1.5MHz近傍は、解像度を司り、F
M信号を復調した場合、映像が鮮明であるか否かは、基
本波と下側波帯の比で決まり、下側波帯の振幅が大きい
ほど、鮮明画像になる。
【0003】図14は、従来技術のVCRの一般的な再
生FMイコライザー回路なす自動画質制御装置のブロッ
ク図である。ビデオヘッド101から出力されるFM信
号は、AGC(Automatic Gain Control)アンプ102に
て約60dB程増幅した後、ピーキングアンプ103に
入力される。ビデオヘッド及びビデオテープの周波数特
性は高周波数になるほど減衰する(図15参照)。この
ような周波数特性を補償したり、白黒反転現象を防止し
たりするため、ピーキングアンプ103では、図15に
おける点線のような高域補償のピーキングが施こされ、
図16のような総合周波数特性のFM信号はFMリミッ
ター104に入力され、FM復調器105で復調され、
所定の輝度信号処理が施こされる。
【0004】さて、図16の周波数特性は、使用するビ
デオテープの性能あるいはビデオテープに記録するVC
Rの記録特性のバラツキ(他機種互換)など考慮して、
白黒反転現象に対し余裕度を取る必要があり、輝度信号
の白に相当するFM信号の周波数帯(5MHz近傍)が
特に強調されている。
【0005】図18は、モノスコなどのデジタル信号と
一般的に放送されている映像のFM信号(AGCアンプ
の出力信号)のスペクトラムを示し、モノスコは下側波
帯が大きく出力されるため、画像は微細部が鮮明に映し
出されるが、白黒反転現象に対してはさほど余裕がな
い。また、一般画像についてはモノスコと比べ1.5M
Hzの場合、20dB程小さくなっており、白黒反転現
象に対しては大きな余裕度を持つことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】VCRの再生FMイコ
ライザー特性は、高解像度画像(例えばモノスコなどの
デジタル画像)において、再生FM信号の復調時に発生
する白黒反転現象を抑えるべく、再生FM信号の主に白
に相当する周波数帯(5MHz近傍)を大きく増幅して
いる。
【0007】ところが、このことにより、高解像度画像
での白黒反転現象は抑えられるが、相対的に基本波の振
幅より、下側波帯の振幅が小さくなり、復調輝度信号で
の鮮明度が劣化する。また、ビデオヘッド及びビデオテ
ープは、図15に示すように高周波数になるにしたが
い、ノイズが大きくなり、C/Nが劣化している。この
C/Nの悪い帯域(5MHz)を大きくピーキングする
ことにより、図16に示すように、ノイズもピ−キング
されて、映像出力のS/Nは劣化する。また、基本波に
対し下側波帯の振幅が小さくなるため、復調された輝度
信号は図17のように高域部分の振幅が小さく、鮮明な
画像が得られない。こうして、一般画像においては、比
較的白黒反転現象に対してかなりの余裕度があるにもか
かわらず、一部の画像の特性を得る為、鮮明度及びS/
Nの特性を最大限に出しきれていないのが実状である。
また、例えばS・VHS機の様な高解像度再生装置を用
いても、忠実な再生が行なわれるだけで、鮮明度に欠け
たソースであれば、不鮮明な画像となり、高解像度画像
となる訳ではない。
【0008】本発明の目的は、FM信号の下側波帯の振
幅を一定にし、その振幅を最もS/N及び解像度の得や
すい設定することにより、鮮明な画質を得られるように
した自動画質制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ビデ
オヘッドから出力されるFM信号を一定振幅とするAG
Cアンプと、該AGCアンプから出力されたFM信号の
下側波帯をピーキングする下側波帯可変ピーキング回路
と、ピーキングされたFM信号の下側波帯を抜き取る下
側波帯フィルターと、抜き取られたFM信号の下側波帯
の最大振幅を直流電圧に変換するピーク検波回路と、得
られた直流電圧と規準電圧とを比較しエラー電圧を出力
する比較器と、から成り、該比較器から出力されるエラ
ー電圧を下側波帯可変ピーキング回路に入力して帰還ル
ープを形成し、前記下側波帯可変ピーキングアンプから
出力されるFM信号の下側波帯振幅を一定とすることを
特徴とする自動画質制御装置である。
【0010】請求項2の発明は、ビデオヘッドから出力
されるFM信号を一定振幅とするAGCアンプと、該A
GCアンプから出力されたFM信号の下側波帯をピーキ
ングする下側波帯可変ピーキング回路と、ピーキングさ
れたFM信号を復調するFM復調回路と、該FM復調回
路から出力された輝度信号の高域周波数帯を抜き取る輝
度信号高域フィルターと、抜き取られた輝度信号の高域
周波数帯の最大振幅を直流電圧に変換するピーク検波回
路と、得られた直流電圧と規準電圧とを比較しエラー電
圧を出力する比較器と、から成り、該比較器から出力さ
れたエラー電圧を下側波帯可変ピーキング回路に入力し
て帰還ループを形成し、輝度信号の出力スペクトラムを
一定とすることを特徴とする自動画質制御装置である。
【0011】請求項3の発明は、下側波帯可変ピーキン
グ回路に、コイルとコンデンサーとダイオードで構成さ
れる共振回路を接続し、該ダイオードに比較器から出力
されたエラー電圧を入力して、ダイオードに流れる電流
が変化することによるインピーダンスの変化により下側
波帯の増幅率を制御することを特徴とする請求項1又は
2記載の自動画質制御装置である。
【0012】請求項4の発明は、リミッターがかけられ
たFM信号が所定の周波数特性を有するようにする記録
イコライザー回路と、該記録イコライザー回路から出力
されたFM信号の下側波帯をピーキングする下側波帯可
変ピーキング回路と、ピーキングされたFM信号の下側
波帯を抜き取る下側波帯フィルターと、抜き取られたF
M信号の下側波帯の最大振幅を直流電圧に変換するピー
ク検波回路と、得られた直流電圧と規準電圧とを比較し
エラー電圧を出力する比較器と、から成り、該比較器か
ら出力されたエラー電圧を下側波帯可変ピーキング回路
に入力して帰還ループを形成し、ビデオヘッドで記録す
るFM信号の下側波帯振幅を一定とすることを特徴とす
る自動画質制御装置である。
【0013】請求項5の発明は、ビデオヘッドから再生
出力されるFM信号を一定振幅とするAGCアンプと、
該AGCアンプから出力された再生FM信号の下側波帯
をピーキングする第1下側波帯可変ピーキング回路と、
リミッターがかけられた記録FM信号が所定の周波数特
性を有するようにする記録イコライザー回路と、該記録
イコライザー回路から出力された記録FM信号の下側波
帯をピーキングする第2下側波帯可変ピーキング回路
と、入力されたFM信号の下側波帯を抜き取る下側波帯
フィルターと、抜き取られたFM信号の下側波帯の最大
振幅を直流電圧に変換するピーク検波回路と、得られた
直流電圧と規準電圧とを比較しエラー電圧を第1下側波
帯可変ピーキング回路と第2下側波帯可変ピーキング回
路に出力する比較器と、第1及び第2下側波帯可変ピー
キング回路と下側波帯フィルターとの間に設けた切換手
段とから成り、該切換手段により、再生モード時に第1
下側波帯可変ピーキング回路と下側波帯フィルターを接
続して帰還ループを形成し、記録モード時に第2下側波
帯可変ピーキング回路と下側波帯フィルターを接続して
帰還ループを形成することを特徴とする自動画質制御装
置である。
【0014】請求項6の発明は、ビデオヘッドから出力
されるFM信号を一定振幅とするAGCアンプと、該A
GCアンプから出力されたFM信号を復調するFM復調
回路と、該FM復調回路から出力された輝度信号の高域
周波数帯をピーキングする輝度信号高域可変ピーキング
回路と、ピーキングされた輝度信号の高域周波数帯を抜
き取る輝度信号フィルターと、抜き取られた輝度信号の
最大振幅を直流電圧に変換するピーク検波回路と、得ら
れた直流電圧と規準とする電圧とを比較しエラー電圧を
出力する比較器と、から成り、該比較器から出力された
エラー電圧を輝度信号高域ピーキング回路に入力して帰
還ループを形成し、輝度信号の高域周波数帯のスペクト
ラムを一定とすることを特徴とする自動画質制御装置で
ある。
【0015】請求項7の発明は、ビデオヘッドから出力
されるFM信号を一定振幅とするAGCアンプと、該A
GCアンプから出力されたFM信号を復調するFM復調
回路と、該FM復調回路から出力された輝度信号の高域
周波数帯をピーキングする輝度信号高域可変ピーキング
回路と、テレビ受像機の映像出力端子からVCRの映像
入力端子に入力された映像信号の輝度信号の高域周波数
帯を抜き取る輝度信号高域フィルターと、抜き取られた
輝度信号の最大振幅を直流電圧に変換するピーク検波回
路と、得られた直流電圧と規準とする電圧とを比較しエ
ラー電圧を出力する比較器と、から成り該比較器から出
力されたエラー電圧を輝度信号高域可変ピーキング回路
に入力して帰還ループを形成し、テレビ受像機に映し出
される輝度信号のスペクトラムを一定とすることを特徴
とする自動画質制御装置である。
【0016】請求項8の発明は、ビデオヘッドから出力
されるFM信号を一定振幅とするAGCアンプと、該A
GCアンプから出力されたFM信号の下側波帯をピーキ
ングする下側波帯可変ピーキング回路と、前記AGCア
ンプから出力されたFM信号の下側波帯を抜き取る下側
波帯フィルターと、抜き取られた下側波帯の最大振幅を
直流電圧に変換するピーク検波回路と、得られた直流電
圧と規準電圧とを比較しエラー電圧を出力する比較器
と、から成り、該比較器から出力されたエラー電圧を下
側波帯可変ピーキング回路に入力し、AGCアンプから
出力されたFM信号の下側波帯振幅に応じて下側波帯可
変ピーキング回路から出力されるFM信号の下側波帯振
幅を制御することを特徴とする自動画質制御装置であ
る。
【0017】請求項9の発明は、ピーク検波回路から出
力された直流電圧に、ヘッド出力を増幅しエンベロープ
検波回路により検波したエンベロープ検波電圧を重畳す
ることを特徴とする請求項1記載の自動画質制御装置で
ある。
【0018】請求項10の発明は、エンベロープ検波電
圧を反転し、比較器の規準電圧に重畳することを特徴と
する請求項9記載の自動画質制御装置である。
【0019】請求項11の発明は、ビデオヘッドから出
力されるFM信号を一定振幅とするAGCアンプと、該
AGCアンプから出力されるFM信号において、輝度信
号の白に相当する周波数帯をピーキングするピーキング
回路と、前記AGCアンプから出力されるFM信号の下
側波帯を抜き取る下側波帯フィルターと、抜き取られた
FM信号の下側波帯を電圧制御により可変可能なゲイン
コントロールアンプと、ゲインコントロールされたFM
信号の下側波帯とピーキング回路の出力をミックスする
混合回路と、該混合回路の出力から下側波帯を抜き取る
下側波帯フィルターと、該下側波帯フィルターにより抜
き取られた下側波帯の最大振幅を直流電圧に変換するピ
ーク検波回路と、得られた直流電圧と規準電圧とを比較
しエラー電圧を出力する比較器と、から成り、該比較器
から出力されるエラー電圧によりゲインコントロールア
ンプを制御し、FMリミッター回路に入力されるFM信
号の下側波帯振幅を略一定とすることを特徴とする自動
画質制御装置である。
【0020】
【作用】請求項1の発明において、ビデオヘッドから出
力されるFM信号は、AGCアンプで振幅を一定とさ
れ、下側波帯可変ピーキング回路に入力される。下側波
帯可変ピーキング回路は、直流電圧にて制御される下側
波帯、例えば1.5MHz近傍等をピーキングする回路
であり、この出力は復調され、所定の輝度信号処理が施
される。一方ピーキング出力は下側波帯の振幅を検波す
るフィルターとピーク検波回路を経て最大振幅が直流電
圧に変換され、その直流電圧を下側波帯の可変ピーキン
グアンプに帰還しループが構成される。こうして、FM
信号はその下側波帯振幅が一定となるように自動制御さ
れ、FM信号の基本波と下側波帯の比が一定となるよう
に制御されて、鮮明画像が実現される。
【0021】請求項2の発明において、下側波帯可変ピ
ーキング回路への負帰還を、FM復調器で復調されて輝
度信号からおこなう。その輝度信号は、例えば2MHz
近傍の周波数を抜き出すハイパスフィルターあるいはバ
ンドパスフィルターからなる輝度高域信号フィルターに
入力される。そして、請求項1の発明同様、ピーク検波
回路で直流電圧に変換して、比較器で規準電圧と比較
し、エラー電圧を下側波帯可変ピーキング回路への負帰
還する。こうして、エラー電圧に応じて、下側波帯のピ
ーキング量を可変し、結果として輝度信号の出力スペク
トラムが一定となり、第1実施例と同様の効果を得るこ
とができる。
【0022】請求項3の発明において、請求項1及び2
の下側波帯可変ピーキング回路に、コイルとコンデンサ
ーとダイオードで構成される共振回路を接続し、コイル
とコンデンサーの値を調整することにより、下側波帯可
変ピーキング回路で最も増幅される周波数を制御する。
また、ダイオードに比較器の出力を入力して、ダイオー
ドに流れる電流が変化することによるインピーダンスの
変化により下側波帯の増幅率を制御する。
【0023】請求項4の発明において、リミッターをか
けられた記録FM信号は記録イコライザー回路に入力さ
れ、所定の周波数特性を有するようにする。そして、信
号は下側波帯可変ピーキング回路を通り、ビデオヘッド
で記録される。フィルターとピーク検波回路を経て直流
電圧に変換され、直流電圧を下側波帯可変ピーキングア
ンプに帰還させる。こうして、下側波帯可変ピーキング
回路の出力は比較器に入力される直流電圧が規準電圧と
同じとなるよう動作するため、下側波帯の各周波数帯の
うち特に大きくなっている周波数帯が一定の振幅となる
ように自動的に制御される。
【0024】請求項5の発明において、再生側回路の第
1下側波帯可変ピーキングアンプと記録側回路の第2下
側波帯可変ピーキング回路の出力側には、再生モードと
記録モードの切換手段を介して、前述の下側波帯フィル
ターとピーク検波回路と比較器が接続されている。再生
時には切換手段により、第1下側波帯可変ピーキングと
下側波帯フィルターとを接続し、記録時には第2下側波
帯可変ピーキングと下側波帯フィルターとを接続する。
従って、再生、記録の両モードとも下側波帯の各周波数
帯のうち特に大きくなっている周波数帯が一定の振幅と
なるように自動的に制御される。
【0025】請求項6の発明において、復調された輝度
信号を高域可変ピーキング回路に入力し、高域周波数帯
をピーキングして出力し、所定の信号処理を行う。ま
た、この出力信号を、輝度信号高域フィルターとピーク
検波回路と比較器を通して、高域可変ピーキング回路に
負帰還する。輝度高域フィルターで輝度信号の高域周波
数成分を検出し、ピーク検波回路で検出された信号の最
大値を直流電圧に変換し、比較器で直流電圧と規準とす
る電圧とを比較し、エラー電圧を出力する。エラー電圧
を輝度信号高域ピーキング回路に帰還し、輝度信号の高
域周波数成分のスペクトラムが一定となるように制御す
る。
【0026】請求項7の発明において、輝度高域可変ピ
ーキング回路の出力を、輝度信号高域フィルターに入力
し、輝度信号の高い周波数帯を抜き出して、その振幅を
ほぼ同じに揃える。輝度信号高域フィルターの出力は、
ピーク検波回路に入力され、各周波数帯の最大振幅が直
流電圧に変換される。この直流電圧は、比較器に入力さ
れ、規準電圧と比較され、エラー電圧を出力する。エラ
ー電圧は、輝度信号高域可変ピーキングアンプに負帰還
される。こうして、ビデオの映像周波数特性は、オーバ
ーシュートあるいはリンギングなどの弊害がでないよう
に、テレビ受像機側の特性に合わせ、高域の周波数特性
を増減させ、テレビ受像機に映し出される輝度信号のス
ペクトラムを一定とする。
【0027】請求項8の発明において、AGCアンプの
出力信号は、下側波帯フィルターに入力され、FM信号
の基本波より低い帯域の各周波数帯の振幅が、ほぼ同じ
に揃えられる。下側波帯フィルターの出力は、ピーク検
波回路に入力され、各周波数帯の最大振幅が直流電圧に
変換される。この直流電圧は、比較器に入力され、規準
電圧と比較され、エラー電圧を出力する。エラー電圧
は、下側波帯可変ピーキング回路に入力される。その結
果、AGCアンプの出力の下側波帯振幅は、比較器に入
力される直流電圧が規準電圧と同じとなるよう制御され
るので、下側波帯の各周波数帯のうち特に大きくなって
いる周波数帯が一定の振幅となるように自動的に制御さ
れる。
【0028】請求項9の発明において、ビデオヘッドの
出力信号を、エンベロープ検波回路に入力し、それをピ
ーク検波回路の出力に重畳する。従って、エンベロープ
検波電圧に応じて下側波帯の増幅率を可変できる。こう
して、ビデオヘッドの再生出力に応じて、下側波帯の増
幅率を変えることができる。
【0029】請求項10の発明において、比較器の規準
電圧の方を、エンベロープ検波電圧に応じて変えること
になるが、エンベロープ検波電圧を電圧反転しているの
で、請求項9と同様の作用をする。
【0030】請求項11の発明において、下側波帯フィ
ルターで、AGCアンプの出力のFM信号の下側波帯を
抜き出し、その出力信号をゲインコントロールアンプに
入力して、電圧制御により下側波帯の振幅を可変制御す
る。このときの振幅は、白黒反転寸前のレベルにする。
このようなゲインコントロールされた下側波帯と、ピー
キングアンプの出力を混合回路でミックスする。そのミ
ックス出力から下側波帯フィルターにより下側波帯を抜
き出し、ピーク検波回路で抜き出された下側波帯の最大
振幅を直流電圧に変換し、得られた直流電圧と規準電圧
とを比較し、比較器でエラー電圧を出力する。比較器か
ら出力されるエラー電圧によりゲインコントロールアン
プを制御し、FM信号の下側波帯レベルを略一定とし
て、共振回路のQは変化することがないため、一部の周
波数帯が持ち上がることがない。
【0031】
【実施例】以下、本発明による実施例を図を参照しなが
ら説明する。 <第1実施例>図1は、本発明に係る自動画質制御装置
の第1実施例を示すブロック図である。同図において、
ビデオヘッド11からの出力の低域変換カラー信号含む
FM信号は、AGCアンプ12により、例えば60dB
程度に増幅されて、その振幅が一定とされ出力される。
その出力はピーキングアンプ14に入力されると同時に
AGC検波回路13に入力される。AGCアンプ12と
AGC検波回路13はループを構成し、FM信号の最大
振幅が、輝度信号中の同期信号部に相当する周波数帯
(PAL方式は3.8MHz、NTSC方式は3.4M
Hz)の振幅を一定とするように自動制御される。
【0032】図2のように、ビデオヘッド11出力のF
M信号の周波数特性が高周波数にいくほど減衰してお
り、白黒反転現象を生じやすい。そこで、ピーキングア
ンプ14は、その補正として、図の点線のように5MH
z近傍をピーキングする特性を持たせ、輝度信号の黒か
ら白への移行時に発生しやすい白黒反転現象を防止して
いる。ここで、ピーキングアンプ14には5MHz近傍
をピーキングする特性を持たせるため、コイルL1 と、
コンデンサC1 と、抵抗R1 が接続して調整する。
【0033】ピーキングアンプ14の出力は下側波帯可
変ピーキングアンプ15に入力され、下側波帯の1.5
MHz近傍をピ−キングする。下側波帯可変ピーキング
アンプ15の出力は、FMリミッター回路16でリミッ
ターをかけられた後、FM復調器17を経て、所定の輝
度信号処理が施される。
【0034】同時に下側波帯可変ピーキングアンプ15
のもう一方の出力は、図3のような周波数特性をしたロ
ーパスフィルターあるいはバンドパスフィルターからな
る下側波帯フィルター18に入力され、FM信号の基本
波より低い帯域の各周波数帯を抜き取り、その振幅が、
ほぼ同じに揃えられる。下側波帯フィルター18の出力
は、ピーク検波回路19に入力され、各周波数帯の最大
振幅が直流電圧に変換される。この直流電圧は、比較器
20に入力され、規準電圧Vと比較され、エラー電圧を
出力する。この下側波帯可変ピーキングアンプ15には
コイルL2,コンデンサC2,ダイオードDがこの順に接
続されて共振回路が形成されている。エラー電圧は、先
に説明のR2を介し、前記ダイオードDに印加され、下
側波帯可変ピーキングアンプ15に負帰還される。この
負帰還回路の部分を図4に示す。比較器20のエラー電
圧が印加されて、ダイオードDに比較器20から電流i
が流れてインピーダンスが変化し、エラー電圧に応じ
て、1.5MHz近傍の下側波帯のピーキング量が可変
する回路となっている(図5参照)。
【0035】その結果、下側波帯可変ピーキングアンプ
の出力は比較器に入力される直流電圧が規準電圧Vと同
じとなるよう動作するため、下側波帯の各周波数帯のう
ち特に大きくなっている周波数帯が一定のレベルとなる
ように自動的に制御される。こうして、基本波と下側波
帯の振幅比が一定となり、画質の鮮明度を向上させる。
【0036】VCRの記録特性の違い、あるいはビデオ
テープの出力特性の違いにより、記録された映像画質
は、鮮明な画像に復調されるもの、又はボケてしまうも
のもある。これらのソフトテープのFM出力は、一定の
スプリアスを持つFM特性に自動調整されることと、白
黒反転に対しFMイコライザー特性に従来の様な余裕度
を持たせる必要が無いため、再生される画像は、鮮明な
場合はより鮮明となり、やや不鮮明でソフトなもので
も、鮮明な画質となる。又、ビデオテープの再生出力特
性のC/Nの良い低い周波数帯のピーキング処理である
為、S/Nの改善にもなる。
【0037】<第2実施例>図6は、本発明に係る第2
実施例を示すブロック図である。本実施例は、FM復調
器17の出力側に輝度信号高域フィルタ22と、ピーク
検波回路23と、比較器24とを配して、下側波帯可変
ピーキングアンプ15に負帰還させたところに特徴があ
る。
【0038】すなわち、第1実施例と同様に、ビデオヘ
ッド11からの出力であるFM信号が、AGCアンプ1
2、ピーキングアンプ14、下側波帯可変ピーキングア
ンプ15、FMリミッター回路16と通り、FM復調器
17で復調されて輝度信号となって出力する。その輝度
信号は、2MHz近傍の周波数を抜き出すハイパスフィ
ルターあるいはバンドパスフィルターからなる輝度信号
高域フィルター22に入力される。輝度信号高域フィル
ター22の出力は、ピーク検波回路23に入力され、各
周波数帯の最大振幅が直流電圧に変換される。この直流
電圧は、比較器24に入力され、規準電圧Vと比較さ
れ、エラー電圧を出力する。この下側波帯可変ピーキン
グアンプ15にはコイルL2,コンデンサC2,ダイオー
ドDがこの順に接続されて共振回路が形成されている。
エラー電圧は、先に説明のR2を介し、前記ダイオード
Dのアノードに印加され、下側波帯可変ピーキングアン
プ15に負帰還される。
【0039】こうして、第1実施例と同様に、エラー電
圧によりダイオードDのインピーダンスが変化し、エラ
ー電圧に応じて、1.5MHz近傍の下側波帯のピーキ
ング量を可変し、結果として輝度信号の出力スペクトラ
ムが一定となり、第1実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0040】<第3実施例>図7は、本発明に係る自動
画質制御装置の第3実施例を示すブロック図である。こ
の自動画質制御装置は、記録部分と再生部分からなる。
同図において、ビデオヘッドには、再生(PB)モード
と記録(REC)モードの切換スイッチ32が接続され
ている。再生部分は、第1実施例と同様に、AGCアン
プ12、ピーキングアンプ13、第1下側波帯可変ピー
キングアンプ15、FMリミッター回路16、FM復調
器17からなり、FM信号が復調されて輝度信号処理回
路25で所定の処理がなされる。
【0041】一方、記録部分は映像信号がエンファシス
回路26に入力され、高域部分を強調してFM変調回路
27で変調される。さらに信号は、FMリミッター回路
28でリミッターをかけられた記録FM信号は、記録イ
コライザー回路29に入力され、所定の周波数特性を有
するように改善する。そして、信号は第2下側波帯可変
ピーキングアンプ30と記録アンプ31を通り、ビデオ
ヘッド11で記録される。
【0042】さて、第1及び第2下側波帯可変ピーキン
グアンプ15,30の出力側には、再生モードと記録モ
ードの切換スイッチ33を介して、第1実施例に述べた
下側波帯フィルター18とピーク検波回路19と比較器
20が接続され、比較器20の出力が第1及び第2下側
波帯可変ピーキングアンプ15,30に入力されてい
る。すなわち、第1及び第2下側波帯可変ピーキングア
ンプ15,30の出力信号は、前記の各回路を通って、
第1及び第2下側波帯可変ピーキングアンプ15,30
に負帰還される。
【0043】再生の場合は、切換スイッチ32,33が
再生モード側に接続され、この部分の回路は、第1実施
例に述べた回路と同じである。第1下側波帯可変ピーキ
ングアンプ15の出力は、下側波帯フィルター18とピ
ーク検波回路19により直流電圧となる。比較器20
は、その直流電圧を規準電圧Vと比較し、エラー電圧を
出力する。エラー電圧は、第1下側波帯可変ピーキング
アンプ15に負帰還される。エラー電圧によりダイオー
ドDのインピーダンスが変化し、エラー電圧に応じて、
1.5MHz近傍(下側波帯)のピーキング量が可変す
る回路となっている。
【0044】一方、記録の場合は、切換スイッチ32,
33が記録モードになり、第2下側波帯可変ピーキング
アンプ30の出力が下側波帯フィルター18とピーク検
波回路19と比較器20を通って負帰還される。したが
って、再生の場合と同様に、比較器20のエラー電圧で
1.5MHz近傍の下側波帯のピーキング量が可変する
回路となっている。
【0045】こうして、第1及び第2下側波帯可変ピー
キングアンプ15,30の出力は比較器20に入力され
る直流電圧が規準電圧Vと同じとなるよう動作するた
め、下側波帯の各周波数帯のうち特に大きくなっている
周波数帯が一定のレベルとなるように自動的に制御され
る。こうして、再生のときは第1実施例と同様に基本波
と下側波帯の振幅比が一定となって解像度の高い画像再
生ができ、記録のときは、どのような映像内容であって
も、解像度の高い信号を記録することができる。
【0046】<第4実施例>図8は、本発明に係る自動
画質制御装置の第4実施例を示すブロック図である。同
図において、ビデオヘッド11から出力されるFM信号
は、AGCアンプ12、ピーキングアンプ14、FMリ
ミッター回路16、FM復調器17と通って復調され
る。この復調された輝度信号を高域可変ピーキングアン
プ34に入力し、高域部をピーキングして出力し、所定
の信号処理を行う。また、この出力信号を、輝度信号高
域フィルター22とピーク検波回路23と比較器24を
通して、高域可変ピーキングアンプ34に負帰還する。
【0047】この回路の動作は、輝度高域フィルター2
2で輝度信号の高域成分を検出し、ピーク検波回路23
で検出された信号の最大値を直流電圧に変換し、比較器
24で直流電圧と規準とする電圧Vとを比較し、エラー
電圧を出力する。エラー電圧を輝度信号高域ピーキング
回路34に帰還し、輝度信号の高域成分のスペクトラム
が一定となるように制御する。従って、劣化しがちな輝
度信号の高域成分を補償することにより、鮮明な画質を
得る。
【0048】<第5実施例>ビデオの画質は、テレビの
特性とのオーバーオールの特性で決定される。したがっ
て、テレビ受像機とビデオが高画質であれば、結果とし
て優れた解像度の画質が得られるように見えるが、実際
はオーバシュートあるいはリンギングなどが生じて、逆
に画質の低下を招くことがある。そこで、テレビ受像機
の映像スペクトラムを検出して、ビデオの映像周波数特
性を制御して、高画質を得るのが本実施例の特徴であ
る。
【0049】図9は、本発明に係る自動画質制御装置の
第5実施例を示すブロック図である。同図において、ビ
デオヘッド11の出力信号はAGCアンプ12で一定振
幅に増幅され、ピーキングアンプと下側波帯可変ピーキ
ングアンプからなるFMイコライザー回路38に入力さ
れる。FMイコライザー回路38から出力する信号は、
FMリミッター回路16とFM復調器17を通って復調
される。またFMイコライザー回路38の出力は、下側
波帯フィルターとピーク検波回路と比較器からなる検波
回路39を通ってFMイコライザー回路38に負帰還さ
れる。FMイコライザー回路38と検波回路39は、第
1実施例に述べた回路と同じ構成であり、同じ機能を有
する。
【0050】FM復調回路17から出力された輝度信号
は、高域可変ピーキングアンプ34で高域をピーキング
され、カラー信号と混合されてテレビ受像機43に出力
される。また、FM復調器17から出力された輝度信号
は、第1の同期分離回路40にて輝度信号中の同期信号
を分離され、テレビ受像機から出力される映像信号は第
2の同期分離回路42で輝度信号中の同期信号を分離さ
れ、ビデオの同期信号とテレビ受像機の同期信号の位相
が位相比較回路41で比較される。両者が一致する場合
は、切換スイッチ44を、Bにして、テレビ受像機43
の映像出力をハイパスフィルターあるいはバンドパスフ
ィルターからなる輝度信号高域フィルター35に入力
し、輝度信号の高い周波数帯を抜き出す。輝度信号高域
フィルター22の出力は、ピーク検波回路23に入力さ
れ、各周波数帯の最大振幅が直流電圧に変換される。こ
の直流電圧は、比較器24に入力され、規準電圧Vと比
較され、エラー電圧を出力する。エラー電圧は、高域可
変ピーキングアンプ34に負帰還される。こうして、ビ
デオの映像信号において、オーバーシュートなどを生じ
ないように高域を制御し、テレビ受像機43に映し出さ
れる輝度信号のスペクトラムを一定とする。
【0051】一方、ビデオとテレビ受像機の同期分離出
力の位相が異なれば、高域可変ピーキングアンプ34の
出力を輝度信号高域フィルター22に入力し、ピーク検
波回路23と比較器24を通して、高域可変ピーキング
アンプ32に負帰還する。これは、第4実施例に示した
回路と同じであり同様の機能を果たす。
【0052】こうして、ビデオとテレビ受像機の同期分
離位相が合ったときにのみ、ビデオ側の映像出力特性を
テレビ受像機の特性を加味した鮮明良好な画像とするこ
とができる。
【0053】<第6実施例>図10は、本発明に係る自
動画質制御装置の第6実施例を示すブロック図である。
ビデオヘッド11を出力しAGCアンプ12で振幅一定
に増幅されたFM信号は、ピーキングアンプ14へ入力
され、下側波帯可変ピーキングアンプ15、FMリミッ
ター回路16、FM復調器17を通って輝度信号とな
り、処理される。AGCアンプ12の出力信号は、ロー
パスフィルターあるいはバンドパスフィルターからなる
下側波帯フィルター18に入力され、FM信号の基本波
より低い帯域の各周波数帯の振幅が、ほぼ同じに揃えら
れる。下側波帯フィルター18の出力は、ピーク検波回
路19に入力され、各周波数帯の最大振幅が直流電圧に
変換される。この直流電圧は、比較器20に入力され、
規準電圧Vと比較され、エラー電圧を出力する。エラー
電圧は、先に説明のR2を介し、下側波帯可変ピーキン
グアンプ15に入力される。エラー電圧によりダイオー
ドDのインピーダンスが変化し、エラー電圧に応じて、
1.5MHz近傍の下側波帯のピーキング量が可変する
回路となっている。
【0054】その結果、下側波帯可変ピーキングアンプ
15の出力は、AGCアンプ12の出力の下側波帯レベ
ルに応じて制御され、AGCアンプ12の出力の下側波
帯レベルが小さい場合には、大きくなるように制御さ
れ、また下側波帯レベルが大きすぎる場合には逆に小さ
くなるように制御される。つまり、再生するテープの映
像内容における鮮明度の低いものは、鮮明度の高いハー
ド方向に、ハード過ぎるものは白黒反転現象のでない方
向(ソフトな方向)に特性が自動的に制御される。つま
り、映像ソースの画質に関係なく、周波数帯が一定のレ
ベルになるので、最適の画質となるように、周波数レベ
ルを設定しておけば、常に高画質が得られる。
【0055】<第7実施例>第1実施例では、VCRの
SPモードもLPモードも同じスペクトラムとなるよう
に動作し、超鮮明画像となる。ところが、LPモードで
記録したテープなどで、減磁して記録しテープ出力が小
さいものでは、その部分が補償されて、例えばテープ磁
粉の剥離している部分まで鮮明に見えてしまう場合があ
る。そこで、テープ出力が小さい場合には、鮮明度をや
や落としたほうがよい。本実施例は、こうした制御を行
う自動画質制御装置である。
【0056】図11は、本発明に係る自動画質制御装置
の第7実施例を示すブロック図である。この装置は、第
1実施例に示した回路とほぼ同じである。異なる点は、
ビデオヘッド11の出力信号をアンプ45で増幅し、エ
ンベロープ検波回路46に入力し、それをピーク検波回
路19の出力に重畳して、その分圧が比較器20に入力
するところである。従って、エンベロープ検波電圧が低
ければ、下側波帯の増幅率は小さく、エンベロープ検波
電圧が高ければ、下側波帯の増幅率は大きい。こうし
て、ビデオヘッドの再生出力に応じて、下側波帯の増幅
率を変えることができるので、テープへの記録出力が小
さく、あまり鮮明にする必要のないものまで、鮮明にす
ることを防止できる。
【0057】<第8実施例>図12は、本発明に係る自
動画質制御装置の第8実施例を示すブロック図である。
これは、第7実施例とほぼ同じ構成であるが、異なる点
はエンベロープ検波回路46の出力を電圧反転回路47
で反転し、それを比較器20の基準電圧に重畳した点で
ある。
【0058】こうして、比較器20の規準電圧Vの方
を、エンベロープ検波電圧に応じて変えることになる
が、エンベロープ検波電圧を電圧反転回路47で反転し
ているので、効果は第7実施例と全く同じである。
【0059】<第9実施例>第6実施例では、下側波帯
の振幅を大きくする場合、ダイオードのインピーダンス
が下がるため、共振Qが高くなり、ピーキングの中心周
波数だけが大きく持ち上がって、リンギングなどの現象
が生じる場合がある。本実施例は、これを防ぐ制御を行
うものである。
【0060】図13は、本発明に係る自動画質制御装置
の第9実施例を示すブロック図である。同図において、
下側波帯フィルター18で、AGCアンプ12の出力の
FM信号の下側波帯を抜き出し、その出力信号をゲイン
コントロールアンプ(GCA)48に入力して、電圧制
御により下側波帯の振幅を可変制御する。このときの振
幅は、白黒反転寸前のレベルにする。このようなゲイン
コントロールされた下側波帯と、ピーキングアンプ14
の出力を混合回路49でミックスする。そのミックス出
力から下側波帯フィルター18により下側波帯を抜き出
し、ピーク検波回路19で抜き出された下側波帯の最大
振幅を直流電圧に変換し、得られた直流電圧と規準電圧
とを比較し比較器20でエラー電圧を出力する。比較器
20から出力されるエラー電圧によりゲインコントロー
ルアンプ48を制御する。
【0061】こうして増幅器を可変にして、FMリミッ
ター回路16に入力されるFM信号の下側波帯レベルを
略一定とすることで、共振回路のQが変化することがな
いため、周波数の一部のみが持ち上がることはない。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、下側波帯可変
ピーキング回路の出力は比較器に入力される直流電圧が
規準電圧と同じとなるよう動作するため、下側波帯の各
周波数帯のうち特に大きくなっている周波数帯が一定の
レベルとなるように自動的に制御される。こうして、基
本波と下側波帯の振幅比が一定となり、画質の鮮明度を
向上させる。又、ビデオテープの再生出力特性のC/N
の良い低い周波数帯のピーキング処理である為、S/N
の改善にもなる。
【0063】請求項2の発明によれば、輝度信号の高域
周波数帯を抜きだして、直流化して比較器に入力して、
エラー電圧により下側波帯のピーキング量を可変し、結
果として輝度信号の出力スペクトラムが一定となり、画
質の鮮明度を向上させる。
【0064】請求項3の発明によれば、コイルとコンデ
ンサーとダイオードで構成される共振回路を接続し、コ
イルとコンデンサーの値を調整することにより、下側波
帯可変ピーキング回路で最も増幅される周波数を設定制
御できる。ダイオードに比較器の出力を入力して、ダイ
オードに流れる電流が変化することによるインピーダン
スの変化により下側波帯の増幅率を制御できる。
【0065】請求項4の発明によれば、記録イコライザ
ー回路からの信号を入力した下側波帯可変ピーキングア
ンプは、比較器に入力される直流電圧が規準電圧と同じ
となるよう動作するため、ビデオヘッドで記録するFM
信号の下側波帯の各周波数帯のうち、特に大きくなって
いる周波数帯が一定のレベルとなるように自動的に制御
される。こうして、記録のときは、どのような映像内容
であっても、解像度の高い信号を記録することができ
る。
【0066】請求項5の発明によれば、再生モードと記
録モードで各下側波帯可変ピーキング回路と下側波帯フ
ィルター等の帰還回路を接続でき、両方のモードで解像
度の高い画質を実現できる。
【0067】請求項6の発明によれば、比較器のエラー
電圧を輝度信号高域ピーキング回路に帰還し、輝度信号
の高域周波数帯のスペクトラムが一定となるように制御
するため、ソフトな映像に対しても輝度信号の高域周波
数帯が補償されることにより、鮮明な画質が得られる。
【0068】請求項7の発明によれば、テレビ受像機の
映像出力を輝度信号高域可変ピーキング回路に帰還をか
け、テレビ受像機に映し出される輝度信号のスペクトラ
ムが一定とされるため、テレビ受像機の持つ画質に合っ
た良好で鮮明な画像とすることができる。
【0069】請求項8の発明によれば、AGCアンプの
出力の下側波帯レベルに応じて制御されるので、再生す
るテープの映像内容における鮮明度の低いものは、鮮明
度の高いハード方向に、ハード過ぎるものは白黒反転現
象のでない方向(ソフトな方向)に特性が自動的に制御
される。つまり、映像ソースの画質に関係なく、周波数
帯が一定のレベルになるので、最適の画質となるよう
に、周波数レベルを設定しておけば、常に高画質が得ら
れる。
【0070】請求項9及び10の発明によれば、エンベ
ロープ検波回路による電圧を比較器の入力部分に重畳す
ることで、ビデオヘッドの再生出力に応じて、下側波帯
の増幅率を変えることができるので、テープからの再生
出力が小さくS/N的に不利なものに対しては、鮮明度
を若干押さえる方向に働き、S/Nの改善を図ることが
できる。
【0071】請求項11の発明によれば、ゲインコント
ロールアンプを用いて増幅器を可変にして、FM信号の
下側波帯レベルを略一定とし、共振回路のQが変化する
ことがないため、一部の周波数帯のみが持ち上がること
がなく、リンギングなどの弊害がなく、画質を鮮明にで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動画質制御装置の第1実施例を
示すブロック図である。
【図2】FM信号の周波数特性を示す特性図である。
【図3】下側波帯フィルターの周波数特性を示す特性図
である。
【図4】下側波帯可変ピーキングアンプへの帰還部分の
回路を示すブロック図である。
【図5】比較器のエラー電圧の周波数特性を示す特性図
である。
【図6】本発明に係る自動画質制御装置の第2実施例を
示すブロック図である。
【図7】本発明に係る自動画質制御装置の第3実施例を
示すブロック図である。
【図8】本発明に係る自動画質制御装置の第4実施例を
示すブロック図である。
【図9】本発明に係る自動画質制御装置の第5実施例を
示すブロック図である。
【図10】本発明に係る自動画質制御装置の第6実施例
を示すブロック図である。
【図11】本発明に係る自動画質制御装置の第7実施例
を示すブロック図である。
【図12】本発明に係る自動画質制御装置の第8実施例
を示すブロック図である。
【図13】本発明に係る自動画質制御装置の第9実施例
を示すブロック図である。
【図14】従来の自動画質制御装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【図15】FM信号の周波数特性を示す特性図である。
【図16】ピーキング後のFM信号の総合周波数特性を
示す特性図である。
【図17】輝度信号の周波数特性を示す特性図である。
【図18】画像信号のスペクトラムを示す特性図であ
る。
【符号の説明】
11 ビデオヘッド 15 下側波帯可変ピーキングアンプ 18 下側波帯フィルター 19 ピーク検波回路 20 比較器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】VCRの記録特性の違い、あるいはビデオ
テープの出力特性の違いにより、記録された映像画質
は、鮮明な画像に復調されるもの、又はボケてしまうも
のもある。これらのソフトテープのFM出力は、一定の
スペクトラムを持つFM特性に自動調整されることと、
白黒反転に対しFMイコライザー特性に従来の様な余裕
度を持たせる必要が無いため、再生される画像は、鮮明
な場合はより鮮明となり、やや不鮮明でソフトなもので
も、鮮明な画質となる。又、ビデオテープの再生出力特
性のC/Nの良い低い周波数帯のピーキング処理である
為、S/Nの改善にもなる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオヘッドから出力されるFM信号を
    一定振幅とするAGCアンプと、 該AGCアンプから出力されたFM信号の下側波帯をピ
    ーキングする下側波帯可変ピーキング回路と、 ピーキングされたFM信号の下側波帯を抜き取る下側波
    帯フィルターと、 抜き取られたFM信号の下側波帯の最大振幅を直流電圧
    に変換するピーク検波回路と、 得られた直流電圧と規準電圧とを比較しエラー電圧を出
    力する比較器と、から成り、 該比較器から出力されるエラー電圧を下側波帯可変ピー
    キング回路に入力して帰還ループを形成し、前記下側波
    帯可変ピーキングアンプから出力されるFM信号の下側
    波帯振幅を一定とすることを特徴とする自動画質制御装
    置。
  2. 【請求項2】 ビデオヘッドから出力されるFM信号を
    一定振幅とするAGCアンプと、 該AGCアンプから出力されたFM信号の下側波帯をピ
    ーキングする下側波帯可変ピーキング回路と、 ピーキングされたFM信号を復調するFM復調回路と、 該FM復調回路から出力された輝度信号の高域周波数帯
    を抜き取る輝度信号高域フィルターと、 抜き取られた輝度信号の高域周波数帯の最大振幅を直流
    電圧に変換するピーク検波回路と、 得られた直流電圧と規準電圧とを比較しエラー電圧を出
    力する比較器と、から成り、 該比較器から出力されたエラー電圧を下側波帯可変ピー
    キング回路に入力して帰還ループを形成し、輝度信号の
    出力スペクトラムを一定とすることを特徴とする自動画
    質制御装置。
  3. 【請求項3】 下側波帯可変ピーキング回路に、コイル
    とコンデンサーとダイオードで構成される共振回路を接
    続し、該ダイオードに比較器から出力されたエラー電圧
    を入力して、ダイオードに流れる電流が変化することに
    よるインピーダンスの変化により下側波帯の増幅率を制
    御することを特徴とする請求項1又は2記載の自動画質
    制御装置。
  4. 【請求項4】 リミッターがかけられたFM信号が所定
    の周波数特性を有するようにする記録イコライザー回路
    と、 該記録イコライザー回路から出力されたFM信号の下側
    波帯をピーキングする下側波帯可変ピーキング回路と、 ピーキングされたFM信号の下側波帯を抜き取る下側波
    帯フィルターと、 抜き取られたFM信号の下側波帯の最大振幅を直流電圧
    に変換するピーク検波回路と、 得られた直流電圧と規準電圧とを比較しエラー電圧を出
    力する比較器と、 から成り、 該比較器から出力されたエラー電圧を下側波帯可変ピー
    キング回路に入力して帰還ループを形成し、ビデオヘッ
    ドで記録するFM信号の下側波帯振幅を一定とすること
    を特徴とする自動画質制御装置。
  5. 【請求項5】 ビデオヘッドから再生出力されるFM信
    号を一定振幅とするAGCアンプと、 該AGCアンプから出力された再生FM信号の下側波帯
    をピーキングする第1下側波帯可変ピーキング回路と、 リミッターがかけられた記録FM信号が所定の周波数特
    性を有するようにする記録イコライザー回路と、 該記録イコライザー回路から出力された記録FM信号の
    下側波帯をピーキングする第2下側波帯可変ピーキング
    回路と、 入力されたFM信号の下側波帯を抜き取る下側波帯フィ
    ルターと、 抜き取られたFM信号の下側波帯の最大振幅を直流電圧
    に変換するピーク検波回路と、 得られた直流電圧と規準電圧とを比較しエラー電圧を第
    1下側波帯可変ピーキング回路と第2下側波帯可変ピー
    キング回路に出力する比較器と、 第1及び第2下側波帯可変ピーキング回路と下側波帯フ
    ィルターとの間に設けた切換手段とから成り、 該切換手段により、再生モード時に第1下側波帯可変ピ
    ーキング回路と下側波帯フィルターを接続し、記録モー
    ド時に第2下側波帯可変ピーキング回路と下側波帯フィ
    ルターを接続して、それぞれ帰還ループを形成すること
    を特徴とする自動画質制御装置。
  6. 【請求項6】 ビデオヘッドから出力されるFM信号を
    一定振幅とするAGCアンプと、 該AGCアンプから出力されたFM信号を復調するFM
    復調回路と、 該FM復調回路から出力された輝度信号の高域周波数帯
    をピーキングする輝度信号高域可変ピーキング回路と、 ピーキングされた輝度信号の高域周波数帯を抜き取る輝
    度信号フィルターと、 抜き取られた輝度信号の最大振幅を直流電圧に変換する
    ピーク検波回路と、 得られた直流電圧と規準とする電圧とを比較しエラー電
    圧を出力する比較器と、から成り、 該比較器から出力されたエラー電圧を輝度信号高域ピー
    キング回路に入力して帰還ループを形成し、輝度信号の
    高域周波数帯のスペクトラムを一定とすることを特徴と
    する自動画質制御装置。
  7. 【請求項7】 ビデオヘッドから出力されるFM信号を
    一定振幅とするAGCアンプと、 該AGCアンプから出力されたFM信号を復調するFM
    復調回路と、 該FM復調回路から出力された輝度信号の高域周波数帯
    をピーキングする輝度信号高域可変ピーキング回路と、 テレビ受像機の映像出力端子からVCRの映像入力端子
    に入力された映像信号の輝度信号の高域周波数帯を抜き
    取る輝度信号高域フィルターと、 抜き取られた輝度信号の最大振幅を直流電圧に変換する
    ピーク検波回路と、 得られた直流電圧と規準とする電圧とを比較しエラー電
    圧を出力する比較器と、から成り該比較器から出力され
    たエラー電圧を輝度信号高域可変ピーキング回路に入力
    して帰還ループを形成し、テレビ受像機に映し出される
    輝度信号のスペクトラムを一定とすることを特徴とする
    自動画質制御装置。
  8. 【請求項8】 ビデオヘッドから出力されるFM信号を
    一定振幅とするAGCアンプと、 該AGCアンプから出力されたFM信号の下側波帯をピ
    ーキングする下側波帯可変ピーキング回路と、 前記AGCアンプから出力されたFM信号の下側波帯を
    抜き取る下側波帯フィルターと、 抜き取られた下側波帯の最大振幅を直流電圧に変換する
    ピーク検波回路と、 得られた直流電圧と規準電圧とを比較しエラー電圧を出
    力する比較器と、から成り、 該比較器から出力されたエラー電圧を下側波帯可変ピー
    キング回路に入力し、AGCアンプから出力されたFM
    信号の下側波帯振幅に応じて下側波帯可変ピーキング回
    路から出力されるFM信号の下側波帯振幅を制御するこ
    とを特徴とする自動画質制御装置。
  9. 【請求項9】 ピーク検波回路から出力された直流電圧
    に、ヘッド出力を増幅しエンベロープ検波回路により検
    波したエンベロープ検波電圧を重畳することを特徴とす
    る請求項1記載の自動画質制御装置。
  10. 【請求項10】 エンベロープ検波電圧を反転し、比較
    器の規準電圧に重畳することを特徴とする請求項9記載
    の自動画質制御装置。
  11. 【請求項11】 ビデオヘッドから出力されるFM信号
    を一定振幅とするAGCアンプと、 該AGCアンプから出力されるFM信号において、輝度
    信号の白に相当する周波数帯をピーキングするピーキン
    グ回路と、 前記AGCアンプから出力されるFM信号の下側波帯を
    抜き取る下側波帯フィルターと、 抜き取られたFM信号の下側波帯を電圧制御により可変
    可能なゲインコントロールアンプと、 ゲインコントロールされたFM信号の下側波帯とピーキ
    ング回路の出力をミックスする混合回路と、 該混合回路の出力から下側波帯を抜き取る下側波帯フィ
    ルターと、 該下側波帯フィルターにより抜き取られた下側波帯の最
    大振幅を直流電圧に変換するピーク検波回路と、 得られた直流電圧と規準電圧とを比較しエラー電圧を出
    力する比較器と、から成り、 該比較器から出力されるエラー電圧によりゲインコント
    ロールアンプを制御し、FMリミッター回路に入力され
    るFM信号の下側波帯振幅を略一定とすることを特徴と
    する自動画質制御装置。
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