JPH08335440A - 気体放電型表示装置およびその製造方法 - Google Patents
気体放電型表示装置およびその製造方法Info
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- JPH08335440A JPH08335440A JP7141518A JP14151895A JPH08335440A JP H08335440 A JPH08335440 A JP H08335440A JP 7141518 A JP7141518 A JP 7141518A JP 14151895 A JP14151895 A JP 14151895A JP H08335440 A JPH08335440 A JP H08335440A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J11/00—Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
- H01J11/10—AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma
- H01J11/12—AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma with main electrodes provided on both sides of the discharge space
-
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- H01J11/00—Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
- H01J11/20—Constructional details
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- H01J11/28—Auxiliary electrodes, e.g. priming electrodes or trigger electrodes
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- H01J11/36—Spacers, barriers, ribs, partitions or the like
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の構造に比べて隔壁およびプライミング
リブの加工精度、位置合わせ精度の余裕度が大きく、か
つ隣接する放電セル間で誤放電を引き起こすことがな
く、大型の表示装置を提供する。 【構成】 前面板１には溝１ａに埋め込まれた第１の電
極線２とプライミングスリット１０ｃを有するプライミ
ングリブ１０とを備え、背面板３には第２の電極線４お
よびその第２の電極線４にそれぞれ接続された表示電極
体７、表示電極体７を囲んで格子状に形成された隔壁５
と、隔壁５で囲まれかつ表示電極体７を除く領域に形成
された蛍光体９とを備え、前面板１と背面板３とを対向
保持し、その内部に希ガスを封入した。
リブの加工精度、位置合わせ精度の余裕度が大きく、か
つ隣接する放電セル間で誤放電を引き起こすことがな
く、大型の表示装置を提供する。 【構成】 前面板１には溝１ａに埋め込まれた第１の電
極線２とプライミングスリット１０ｃを有するプライミ
ングリブ１０とを備え、背面板３には第２の電極線４お
よびその第２の電極線４にそれぞれ接続された表示電極
体７、表示電極体７を囲んで格子状に形成された隔壁５
と、隔壁５で囲まれかつ表示電極体７を除く領域に形成
された蛍光体９とを備え、前面板１と背面板３とを対向
保持し、その内部に希ガスを封入した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガス放電を利用して文字
や画像を表示する気体放電型表示装置およびその製造方
法に関する。
や画像を表示する気体放電型表示装置およびその製造方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、気体放電型表示装置（プラズマデ
ィスプレイパネル、以下ＰＤＰという）は平面型の表示
装置として携帯型コンピュータなどの情報端末機に利用
され、その鮮明な表示と液晶パネルに比べて視野角の広
さによってその応用分野が拡大してきている。
ィスプレイパネル、以下ＰＤＰという）は平面型の表示
装置として携帯型コンピュータなどの情報端末機に利用
され、その鮮明な表示と液晶パネルに比べて視野角の広
さによってその応用分野が拡大してきている。
【０００３】さらにテレビジョン受像機の大型化が進
み、その対応として投射ブラウン管または液晶パネルに
よる投射型テレビジョン受像装置等も商品化されてきて
いるが、いずれも画面の輝度や装置の大きさに課題が残
っている。
み、その対応として投射ブラウン管または液晶パネルに
よる投射型テレビジョン受像装置等も商品化されてきて
いるが、いずれも画面の輝度や装置の大きさに課題が残
っている。
【０００４】一方ＰＤＰは最近そのカラー化技術が著し
く進歩し、カラー受像管に代わって奥行きを大幅に薄型
化できる表示装置として脚光を浴びつつあり、ハイビジ
ョン用の“壁掛けテレビジョン受像装置”の最右翼とし
て注目され、忠実な色再現と輝度および寿命の向上が期
待されている。
く進歩し、カラー受像管に代わって奥行きを大幅に薄型
化できる表示装置として脚光を浴びつつあり、ハイビジ
ョン用の“壁掛けテレビジョン受像装置”の最右翼とし
て注目され、忠実な色再現と輝度および寿命の向上が期
待されている。
【０００５】以下従来のＰＤＰについて説明する。図２
は従来のＰＤＰの要部断面図である。図２に示すよう
に、従来のＰＤＰは、前面板１に形成された第１の電極
線２の群と、背面板３に形成された第２の電極線４の群
とが互いに直交する配置で隔壁５を挟んで対向し、その
交点には多数の放電セル６がマトリックス状に形成され
ている。組み合わされた前面板１と背面板３とはその周
囲を低融点ガラス等で封止され、内部には希ガスを主体
とした放電ガスが封入されている。
は従来のＰＤＰの要部断面図である。図２に示すよう
に、従来のＰＤＰは、前面板１に形成された第１の電極
線２の群と、背面板３に形成された第２の電極線４の群
とが互いに直交する配置で隔壁５を挟んで対向し、その
交点には多数の放電セル６がマトリックス状に形成され
ている。組み合わされた前面板１と背面板３とはその周
囲を低融点ガラス等で封止され、内部には希ガスを主体
とした放電ガスが封入されている。
【０００６】また背面板３の上には補助電極線４ａ、表
示電極体７、第２の電極線４と表示電極体７とを接続す
る抵抗体、第２の電極線４等を保護する誘電体層８、蛍
光体層９が形成されている。隔壁５で区画された放電セ
ル６に沿って補助放電セル６ａが形成されており、隔壁
５の上部には放電セル６と補助放電セル６ａとを連通す
るプライミングスリット（図示せず）を有するプライミ
ングリブ５ａが形成されており、放電セル６の点火時に
補助放電セル６ａから種火を引き込むことによって放電
開始電圧を低下させる構造になっている。
示電極体７、第２の電極線４と表示電極体７とを接続す
る抵抗体、第２の電極線４等を保護する誘電体層８、蛍
光体層９が形成されている。隔壁５で区画された放電セ
ル６に沿って補助放電セル６ａが形成されており、隔壁
５の上部には放電セル６と補助放電セル６ａとを連通す
るプライミングスリット（図示せず）を有するプライミ
ングリブ５ａが形成されており、放電セル６の点火時に
補助放電セル６ａから種火を引き込むことによって放電
開始電圧を低下させる構造になっている。
【０００７】次に従来のＰＤＰの隔壁の詳細について説
明する。図３（ａ）は従来のＰＤＰの前面板の分解斜視
図、（ｂ）は同ＰＤＰの背面板の分解斜視図である。こ
れらの図において、図２に示す要部断面図と同一箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。図３（ａ）に示す
ように、前面板１の内面には厚膜印刷法により第１の電
極線２の群が形成されている。一方、図３（ｂ）に示す
ように、背面板３には第２の電極線４、補助電極線４
ａ、抵抗（図示せず）を介して第２の電極線４に接続さ
れた表示電極体７が形成されている。さらにその上に誘
電体層８が形成されており、その上に隔壁５およびプラ
イミングリブ５ａが形成されている。このプライミング
リブ５ａには補助放電セル６ａから放電セル６へ種火を
引き込むためのプライミングスリット５ｂが形成されて
いる。このプライミングスリット５ｂは放電セル６へ種
火を引き込むためのスリットであると同時に、プライミ
ングリブ５ａの上部と前面板１との間の間隙を少なくす
るために前面板１に形成された第１の電極線２を収納す
るためのスペースでもある。
明する。図３（ａ）は従来のＰＤＰの前面板の分解斜視
図、（ｂ）は同ＰＤＰの背面板の分解斜視図である。こ
れらの図において、図２に示す要部断面図と同一箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。図３（ａ）に示す
ように、前面板１の内面には厚膜印刷法により第１の電
極線２の群が形成されている。一方、図３（ｂ）に示す
ように、背面板３には第２の電極線４、補助電極線４
ａ、抵抗（図示せず）を介して第２の電極線４に接続さ
れた表示電極体７が形成されている。さらにその上に誘
電体層８が形成されており、その上に隔壁５およびプラ
イミングリブ５ａが形成されている。このプライミング
リブ５ａには補助放電セル６ａから放電セル６へ種火を
引き込むためのプライミングスリット５ｂが形成されて
いる。このプライミングスリット５ｂは放電セル６へ種
火を引き込むためのスリットであると同時に、プライミ
ングリブ５ａの上部と前面板１との間の間隙を少なくす
るために前面板１に形成された第１の電極線２を収納す
るためのスペースでもある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、前面板に形成された第１の電極線を背面
板に形成されたプライミングリブのスリットに嵌合させ
なければならず、プライミングスリットおよび第１の電
極線の形状、位置、繰り返しピッチ、位置合わせに高精
度を必要とするという課題を有していた。この課題を解
決するために嵌合の余裕度を大きくすると、その間隙か
ら種火放電がリークし、誤放電が発生するという新たな
課題が発生する。
来の構成では、前面板に形成された第１の電極線を背面
板に形成されたプライミングリブのスリットに嵌合させ
なければならず、プライミングスリットおよび第１の電
極線の形状、位置、繰り返しピッチ、位置合わせに高精
度を必要とするという課題を有していた。この課題を解
決するために嵌合の余裕度を大きくすると、その間隙か
ら種火放電がリークし、誤放電が発生するという新たな
課題が発生する。
【０００９】本発明は上記の従来の課題を解決するもの
で、従来の構造に比べて隔壁およびプライミングリブの
加工精度、位置合わせ精度の余裕度が大きく、かつ隣接
する放電セル間で誤放電を引き起こすことがなく、大型
の表示装置を実現できる気体放電型表示装置およびその
製造方法を提供することを目的とする。
で、従来の構造に比べて隔壁およびプライミングリブの
加工精度、位置合わせ精度の余裕度が大きく、かつ隣接
する放電セル間で誤放電を引き起こすことがなく、大型
の表示装置を実現できる気体放電型表示装置およびその
製造方法を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の気体放電型表示装置は、前面板には溝に埋め
込まれた第１の電極線の群と格子状かつ一部に切り欠き
部を有する形状の第１の隔壁とを備え、背面板には第２
の電極線の群およびその第２の電極線にそれぞれ接続さ
れた表示電極体、表示電極体を囲んで格子状に形成され
た第２の隔壁と、第２の隔壁で囲まれかつ表示電極体を
除く領域に形成された蛍光体とを備え、前面板と背面板
とを対向保持し、その内部に希ガスを封入した構成を有
している。
に本発明の気体放電型表示装置は、前面板には溝に埋め
込まれた第１の電極線の群と格子状かつ一部に切り欠き
部を有する形状の第１の隔壁とを備え、背面板には第２
の電極線の群およびその第２の電極線にそれぞれ接続さ
れた表示電極体、表示電極体を囲んで格子状に形成され
た第２の隔壁と、第２の隔壁で囲まれかつ表示電極体を
除く領域に形成された蛍光体とを備え、前面板と背面板
とを対向保持し、その内部に希ガスを封入した構成を有
している。
【００１１】
【作用】この構成によって、前面板では第１の電極配線
が埋め込まれた平坦面上に一部に切り欠きを有する第１
の隔壁すなわちプライミングリブが形成されており、そ
の切り欠き部がプライミングスリットとなっているた
め、プライミングスリットの形状寸法に関する寸法精度
が容易に確保でき、大面積パネルにおいても放電開始電
圧のパネル面内のばらつきを少なくできる。
が埋め込まれた平坦面上に一部に切り欠きを有する第１
の隔壁すなわちプライミングリブが形成されており、そ
の切り欠き部がプライミングスリットとなっているた
め、プライミングスリットの形状寸法に関する寸法精度
が容易に確保でき、大面積パネルにおいても放電開始電
圧のパネル面内のばらつきを少なくできる。
【００１２】また製造工程においても従来のように、第
１の電極配線を隔壁の上部に設けたスリットに嵌合させ
る必要がないため、各部分の加工精度の余裕度が従来に
比べて広くなり、かつ前面板と背面板とを張り合わせる
際の位置合わせが容易になる。
１の電極配線を隔壁の上部に設けたスリットに嵌合させ
る必要がないため、各部分の加工精度の余裕度が従来に
比べて広くなり、かつ前面板と背面板とを張り合わせる
際の位置合わせが容易になる。
【００１３】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１４】図１（ａ）は本発明の一実施例における気
体放電型表示装置の前面板の分解斜視図、（ｂ）は同気
体放電型表示装置の背面板の分解斜視図である。これら
の図において、図２に示す従来例の断面図と同一箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。図１（ａ）に示す
ように、前面板１の上に溝１ａが形成されており、その
溝１ａの中に第１の電極線２が埋め込まれている。第１
の電極線２の表面は第１の基板１の表面と同一平面であ
ることが望ましい。この第１の基板１の上にプライミン
グリブ１０が形成されているが、このプライミングリブ
１０の平面形状は、放電セル６の３辺を囲んで形成され
た領域（以下主リブという）１０ａと残りの１辺に一部
スリット１０ｃを有して形成された領域（以下副リブと
いう）１０ｂから構成されている。主リブ１０ａと副リ
ブ１０ｂとの間のスリット１０ｃが、前面板１と背面板
２を対向させて張り合わせたときににプライミングスリ
ットを構成する隙間となる（以降スリットをプライミン
グスリットと呼ぶ）。
体放電型表示装置の前面板の分解斜視図、（ｂ）は同気
体放電型表示装置の背面板の分解斜視図である。これら
の図において、図２に示す従来例の断面図と同一箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。図１（ａ）に示す
ように、前面板１の上に溝１ａが形成されており、その
溝１ａの中に第１の電極線２が埋め込まれている。第１
の電極線２の表面は第１の基板１の表面と同一平面であ
ることが望ましい。この第１の基板１の上にプライミン
グリブ１０が形成されているが、このプライミングリブ
１０の平面形状は、放電セル６の３辺を囲んで形成され
た領域（以下主リブという）１０ａと残りの１辺に一部
スリット１０ｃを有して形成された領域（以下副リブと
いう）１０ｂから構成されている。主リブ１０ａと副リ
ブ１０ｂとの間のスリット１０ｃが、前面板１と背面板
２を対向させて張り合わせたときににプライミングスリ
ットを構成する隙間となる（以降スリットをプライミン
グスリットと呼ぶ）。
【００１５】背面板２の上には、図１（ｂ）に示すよう
に、隔壁５が形成されており、隔壁５で区画された領域
が放電セル６および補助放電セル６ａとなっている。
に、隔壁５が形成されており、隔壁５で区画された領域
が放電セル６および補助放電セル６ａとなっている。
【００１６】以上の前面板１と背面板３とを対向させ、
プライミングリブ１０の先端部と隔壁５の先端部とが接
触するようにして張り合わせられ、希ガスが充填され
て、図２に示す構造とほぼ同様の基体放電形表示装置が
得られる。
プライミングリブ１０の先端部と隔壁５の先端部とが接
触するようにして張り合わせられ、希ガスが充填され
て、図２に示す構造とほぼ同様の基体放電形表示装置が
得られる。
【００１７】このように構成することにより、プライミ
ングリブ１０の先端部と隔壁５の先端部がほとんど接触
した状態で封止されるため、各放電セル６間は完全に独
立するため誤放電がなくなるとともに、放電セル６へ種
火を引き込むためのプライミングスリット１０ｃの形状
が前面板１の全面にわたって均一であるため、放電開始
電圧の場所によるばらつきが減る。さらに、プライミン
グリブ１０の副リブ１０ｂが第１の電極線２の上に形成
されているために、誤放電を防止することができる。す
なわち、第１の電極線２がむき出しの状態のままである
と、第１の電極線２に沿って本来発光してはいけない放
電セル６へ種火が引き込まれてしまうからである。ま
た、隣接している放電セル６間の種火もれによる誤放電
も防止することができる。
ングリブ１０の先端部と隔壁５の先端部がほとんど接触
した状態で封止されるため、各放電セル６間は完全に独
立するため誤放電がなくなるとともに、放電セル６へ種
火を引き込むためのプライミングスリット１０ｃの形状
が前面板１の全面にわたって均一であるため、放電開始
電圧の場所によるばらつきが減る。さらに、プライミン
グリブ１０の副リブ１０ｂが第１の電極線２の上に形成
されているために、誤放電を防止することができる。す
なわち、第１の電極線２がむき出しの状態のままである
と、第１の電極線２に沿って本来発光してはいけない放
電セル６へ種火が引き込まれてしまうからである。ま
た、隣接している放電セル６間の種火もれによる誤放電
も防止することができる。
【００１８】なお、図１（ａ）に示す前面板では、プラ
イミングスリット１０ｃを２カ所に設けた例を示してい
るが、いずれか一方が閉じた状態、形状が対称的でない
状態などであっても良い。
イミングスリット１０ｃを２カ所に設けた例を示してい
るが、いずれか一方が閉じた状態、形状が対称的でない
状態などであっても良い。
【００１９】また、前面板１側もしくは背面板２側のど
ちらかにプライミングリブ１０および隔壁５の両方を形
成した構成としても良い。
ちらかにプライミングリブ１０および隔壁５の両方を形
成した構成としても良い。
【００２０】また、図１（ａ）、（ｂ）では前面板１側
にプライミングリブ１０を、背面板２側に隔壁５を形成
した構成になっているが、逆に前面板１側に隔壁５を、
背面板２側にプライミングリブ１０を形成した構成であ
っても良い。
にプライミングリブ１０を、背面板２側に隔壁５を形成
した構成になっているが、逆に前面板１側に隔壁５を、
背面板２側にプライミングリブ１０を形成した構成であ
っても良い。
【００２１】次に本発明の一実施例における気体放電型
表示装置の製造方法について、図１（ａ）、（ｂ）を参
照しながら説明する。
表示装置の製造方法について、図１（ａ）、（ｂ）を参
照しながら説明する。
【００２２】まず前面板１の加工であるが、前面板に感
光性樹脂膜を形成し、マスク露光し、現像した後、感光
性樹脂膜パターンをマスクとしてサンドブラスト法を用
いて溝１ａを形成する。次に導電性ペーストを溝１ａに
充填するのであるが、通常の厚膜印刷法を用いて充填す
ることができる。そのときに使用するスクリーンマスク
は導電性ペーストが前面にわたって透過するものでよ
い。その後、導電性ペーストを乾燥し、焼成して前面板
１が得られる。
光性樹脂膜を形成し、マスク露光し、現像した後、感光
性樹脂膜パターンをマスクとしてサンドブラスト法を用
いて溝１ａを形成する。次に導電性ペーストを溝１ａに
充填するのであるが、通常の厚膜印刷法を用いて充填す
ることができる。そのときに使用するスクリーンマスク
は導電性ペーストが前面にわたって透過するものでよ
い。その後、導電性ペーストを乾燥し、焼成して前面板
１が得られる。
【００２３】次に低融点ガラスフリットに有機糊材より
なるビヒクルを添加、混合して得られる低融点ガラスペ
ーストをスクリーン印刷し、乾燥、焼成して、プライミ
ングリブ１０を形成する。
なるビヒクルを添加、混合して得られる低融点ガラスペ
ーストをスクリーン印刷し、乾燥、焼成して、プライミ
ングリブ１０を形成する。
【００２４】従来の製造方法では基板上に電極が盛り上
がっているために電極を横切る部分でプライミングリブ
の形状が歪むことがあったが、本発明の方法では第１の
電極２が前面板１に形成された溝１ａ内に埋め込まれて
いるため、その問題点は軽減される。
がっているために電極を横切る部分でプライミングリブ
の形状が歪むことがあったが、本発明の方法では第１の
電極２が前面板１に形成された溝１ａ内に埋め込まれて
いるため、その問題点は軽減される。
【００２５】次に背面板２の加工であるが、背面板３の
上に厚膜印刷法を用いて導電性ペーストをスクリーン印
刷し、乾燥、焼成して第２の電極線４、補助電極線４ａ
を形成する。次に酸化ルテニウムを主成分とする抵抗体
ペーストを印刷し、乾燥、焼成して抵抗体（図示せず）
を形成する。次に低融点ガラスフリットに有機糊材より
なるビヒクルを添加、混合して得られるガラスペースト
を表示電極体７を形成する部分を除いて全面に印刷し、
乾燥し、焼成して誘電体層８を形成する。次に誘電体層
８の孔に導電性ペーストを充填して表示電極体７を形成
する。
上に厚膜印刷法を用いて導電性ペーストをスクリーン印
刷し、乾燥、焼成して第２の電極線４、補助電極線４ａ
を形成する。次に酸化ルテニウムを主成分とする抵抗体
ペーストを印刷し、乾燥、焼成して抵抗体（図示せず）
を形成する。次に低融点ガラスフリットに有機糊材より
なるビヒクルを添加、混合して得られるガラスペースト
を表示電極体７を形成する部分を除いて全面に印刷し、
乾燥し、焼成して誘電体層８を形成する。次に誘電体層
８の孔に導電性ペーストを充填して表示電極体７を形成
する。
【００２６】次に全面に隔壁形成用の低融点ガラスペー
ストを印刷し、乾燥した後、全面に感光性樹脂膜を形成
する。次に隔壁形成用のホトマスクを用い、露光し現像
して隔壁形成領域上に感光性樹脂膜を残す。この状態で
サンドブラストを行った後焼成して隔壁５を形成する。
次に放電セル６の内部に所定の蛍光体層９を形成し、背
面板３が得られる。
ストを印刷し、乾燥した後、全面に感光性樹脂膜を形成
する。次に隔壁形成用のホトマスクを用い、露光し現像
して隔壁形成領域上に感光性樹脂膜を残す。この状態で
サンドブラストを行った後焼成して隔壁５を形成する。
次に放電セル６の内部に所定の蛍光体層９を形成し、背
面板３が得られる。
【００２７】このようにして得られた前面板１と背面板
３とを、互いに電極を対向させ、周辺部を低融点ガラス
などで封止し、内部を排気し、放電ガスを充填して気体
放電形表示装置が完成する。
３とを、互いに電極を対向させ、周辺部を低融点ガラス
などで封止し、内部を排気し、放電ガスを充填して気体
放電形表示装置が完成する。
【００２８】なお上記の実施例では、プライミングリブ
１０を低融点ガラスペーストを用いてスクリーン厚膜印
刷し、乾燥、焼成して形成していたが、それ以外に、低
融点ガラスフリットと感光性樹脂よりなる感光性低融点
ガラスペーストを全面に印刷、乾燥し、ホトマスクを用
いて露光、現像、焼成して形成する方法と、感光性を有
し低融点ガラスを主成分とするシート材を張り付けた後
ホトマスクを用いて露光、現像、焼成して形成する方法
がある。
１０を低融点ガラスペーストを用いてスクリーン厚膜印
刷し、乾燥、焼成して形成していたが、それ以外に、低
融点ガラスフリットと感光性樹脂よりなる感光性低融点
ガラスペーストを全面に印刷、乾燥し、ホトマスクを用
いて露光、現像、焼成して形成する方法と、感光性を有
し低融点ガラスを主成分とするシート材を張り付けた後
ホトマスクを用いて露光、現像、焼成して形成する方法
がある。
【００２９】以上のように本発明の製造方法では、前面
板１と背面板３とを位置合わせする際に、前面板１の上
に形成されたプライミングリブ１０と背面板３の上に形
成された隔壁５とをそれぞれ突き当てて対向させればよ
く、従来の製造方法のように前面板上に形成された凸状
の電極を背面板の隔壁上面に設けた溝にはめ込む必要が
なく、加工、位置合わせ精度の余裕度が格段に改善され
る。
板１と背面板３とを位置合わせする際に、前面板１の上
に形成されたプライミングリブ１０と背面板３の上に形
成された隔壁５とをそれぞれ突き当てて対向させればよ
く、従来の製造方法のように前面板上に形成された凸状
の電極を背面板の隔壁上面に設けた溝にはめ込む必要が
なく、加工、位置合わせ精度の余裕度が格段に改善され
る。
【００３０】
【発明の効果】以上のように本発明は、前面板の主面に
第１の電極線を埋め込み、その上にプライミングスリッ
トを有するプライミングリブを有し、背面板にはプライ
ミングスリットやそれに代わる貫通孔が形成されていな
い隔壁を有し、プライミングリブの先端部と隔壁の先端
部を突き合わせて前面板と背面板とを対向させ、周辺部
で封着した構成を有し、従来の構造に比べて隔壁および
プライミングリブの加工精度、位置合わせ精度の余裕度
が大きく、かつ隣接する放電セル間で誤放電を引き起こ
すことがなく、容易に大型の表示装置を実現できる気体
放電型およびその製造方法を実現することができるもの
である。
第１の電極線を埋め込み、その上にプライミングスリッ
トを有するプライミングリブを有し、背面板にはプライ
ミングスリットやそれに代わる貫通孔が形成されていな
い隔壁を有し、プライミングリブの先端部と隔壁の先端
部を突き合わせて前面板と背面板とを対向させ、周辺部
で封着した構成を有し、従来の構造に比べて隔壁および
プライミングリブの加工精度、位置合わせ精度の余裕度
が大きく、かつ隣接する放電セル間で誤放電を引き起こ
すことがなく、容易に大型の表示装置を実現できる気体
放電型およびその製造方法を実現することができるもの
である。
【図１】（ａ）は本発明の一実施例における気体放電型
表示装置の前面板の分解斜視図 （ｂ）は同気体放電型表示装置の背面板の分解斜視図
表示装置の前面板の分解斜視図 （ｂ）は同気体放電型表示装置の背面板の分解斜視図
【図２】従来の気体放電型表示装置の要部断面図
【図３】（ａ）は従来の気体放電型表示装置の前面板の
分解斜視図 （ｂ）は同気体放電型表示装置の背面板の分解斜視図
分解斜視図 （ｂ）は同気体放電型表示装置の背面板の分解斜視図
１ 前面板（第１の基板） １ａ 溝 ２ 第１の電極線 ３ 背面板（第２の基板） ４ 第２の電極線 ５ 隔壁（第２の隔壁） ７ 表示電極体 ９ 蛍光体 １０ プライミングリブ（第１の隔壁） １０ｃ プライミングスリット（切り欠き部）
Claims (4)
- 【請求項１】 第１の基板には溝に埋め込まれた第１の
電極線の群と、放電セルを区画する部分の平面形状が、
放電セルを区画するコの字型の凸状部と、第１の電極線
上を覆い前記コの字型凸状部との間に間隙を有する凸状
部とからなる第１の隔壁とを備え、第２の基板には第２
の電極線の群およびその第２の電極線にそれぞれ接続さ
れた表示電極体、前記表示電極体を囲んで格子状に形成
された第２の隔壁と、前記第２の隔壁で囲まれかつ前記
表示電極体を除く領域に形成された蛍光体とを備え、前
記第１の基板と前記第２の基板とを対向保持し、その内
部に希ガスを封入してなる気体放電型表示装置。 - 【請求項２】 第１の基板の一主面に互いに平行な溝を
形成する工程、前記溝内を埋めて第１の電極線の群を形
成する工程、および、第１の基板上に平面形状が格子状
かつ一部に切り欠き部を有する第１の隔壁を形成する工
程を有する前面板形成工程と、第２の基板の上に第２の
電極線の群およびその第２の電極線に接続された表示電
極体を形成する工程、第２の基板上に格子状の第２の隔
壁を形成する工程、および、前記第２の隔壁で囲まれか
つ前記表示電極体を除く領域に蛍光体を形成する工程を
有する背面板形成工程と、前記前面板形成工程を経た第
１の基板と前記背面板形成工程を経た第２の基板とを対
向させて基板の周辺で封止し、かつ内部に希ガスを充填
するパネル組立工程とを有する気体放電型表示装置の製
造方法。 - 【請求項３】 第１の隔壁を形成する工程が、溝内に第
１の電極線群が形成された第１の基板上に感光性ガラス
ペーストを塗布し、マスクを用いて露光し、現像して第
１の隔壁となる位置に選択的に感光性ガラスペーストを
残し、しかる後感光性ガラスペーストを焼成する工程か
らなる請求項３記載の気体放電型表示装置の製造方法。 - 【請求項４】 第１の隔壁を形成する工程が、溝内に第
１の電極線群が形成された第１の基板上に感光性を有し
ガラスを主成分とするシート材を貼り付け、マスクを用
いて露光し、現像して第１の隔壁となる位置に選択的に
前記シート材を残し、しかる後シート材を焼成する工程
からなる請求項３記載の気体放電型表示装置の製造方
法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7141518A JPH08335440A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 気体放電型表示装置およびその製造方法 |
| US08/655,857 US5754004A (en) | 1995-06-08 | 1996-05-31 | Gas discharge type display device and method of producing same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7141518A JPH08335440A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 気体放電型表示装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08335440A true JPH08335440A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15293839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7141518A Pending JPH08335440A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 気体放電型表示装置およびその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5754004A (ja) |
| JP (1) | JPH08335440A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004086446A1 (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-07 | Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. | プラズマディスプレイパネル |
| KR100502330B1 (ko) * | 2000-04-29 | 2005-07-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 격벽이 마련된 기판 및 이를 이용한 플라즈마 표시장치 |
| US7075235B2 (en) | 2003-02-21 | 2006-07-11 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display panel with open and closed discharge cells |
| KR100603278B1 (ko) * | 2001-04-13 | 2006-07-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 격벽 구조가 개선된 플라즈마 디스플레이 패널 |
| KR100726644B1 (ko) * | 2005-05-20 | 2007-06-08 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3767644B2 (ja) * | 1997-01-21 | 2006-04-19 | 株式会社日立プラズマパテントライセンシング | プラズマディスプレイ装置およびその駆動方法 |
| JP4032459B2 (ja) * | 1997-08-05 | 2008-01-16 | 株式会社デンソー | 混成集積回路用基板及びその製造方法 |
| KR100602273B1 (ko) * | 1997-12-26 | 2006-09-28 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 표시장치 |
| KR100319095B1 (ko) * | 1999-03-02 | 2002-01-04 | 김순택 | 보조 전극을 갖는 플라즈마 표시 패널의 구동 방법 |
| JP2002298766A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Noritake Co Ltd | 蛍光表示管およびその製造方法 |
| JP4179138B2 (ja) * | 2003-02-20 | 2008-11-12 | 松下電器産業株式会社 | プラズマディスプレイパネル |
| KR100620422B1 (ko) * | 2003-03-27 | 2006-09-08 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
| JP4285040B2 (ja) * | 2003-03-27 | 2009-06-24 | パナソニック株式会社 | プラズマディスプレイパネル |
| JP5033681B2 (ja) * | 2008-03-07 | 2012-09-26 | 株式会社日立製作所 | プラズマディスプレイ装置 |
-
1995
- 1995-06-08 JP JP7141518A patent/JPH08335440A/ja active Pending
-
1996
- 1996-05-31 US US08/655,857 patent/US5754004A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100502330B1 (ko) * | 2000-04-29 | 2005-07-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 격벽이 마련된 기판 및 이를 이용한 플라즈마 표시장치 |
| KR100603278B1 (ko) * | 2001-04-13 | 2006-07-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 격벽 구조가 개선된 플라즈마 디스플레이 패널 |
| US7075235B2 (en) | 2003-02-21 | 2006-07-11 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display panel with open and closed discharge cells |
| WO2004086446A1 (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-07 | Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. | プラズマディスプレイパネル |
| US7141929B2 (en) | 2003-03-27 | 2006-11-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Plasma display panel with priming electrode |
| CN100399491C (zh) * | 2003-03-27 | 2008-07-02 | 松下电器产业株式会社 | 等离子体显示面板 |
| KR100726644B1 (ko) * | 2005-05-20 | 2007-06-08 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5754004A (en) | 1998-05-19 |
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