JPH08335201A - 入出力制御試験システム装置 - Google Patents

入出力制御試験システム装置

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JPH08335201A
JPH08335201A JP7142271A JP14227195A JPH08335201A JP H08335201 A JPH08335201 A JP H08335201A JP 7142271 A JP7142271 A JP 7142271A JP 14227195 A JP14227195 A JP 14227195A JP H08335201 A JPH08335201 A JP H08335201A
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JP
Japan
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input
firmware
output control
control
data
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JP7142271A
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Inventor
Kaoru Base
薫 馬瀬
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中央処理装置または周辺装置を介することな
く、入出力制御装置内のファームウェアの試験や動作確
認を行うことの出来る入出力制御装置を得る。 【構成】 切替手段により切り替えられ、中央処理装置
との間のインターフェース処理動作を含み前記中央処理
装置内の処理を模擬するCPUインターフェース模擬フ
ァームウェアと、該CPUインターフェース模擬プログ
ラファームウェアと入出力制御装置をコントロールする
入出力制御用ファームウェアとの間でデータ授受を行う
データ処理手段と、該データ処理手段により授受される
データを出力するデータ出力手段とを備えた入出力制御
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、入出力制御装置自身
のプログラム試験・動作確認を中央処理装置や周辺装置
を介することなく行うことの出来る入出力制御試験シス
テム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】入出力制御装置のプログラム(以下、ハ
ードウェア的な要素を含めファームウェアという)動作
についての試験や動作確認は、中央処理装置内のソフト
ウェア上へ入出力制御装置のテスト用のファームウェア
を搭載し動作させ、システムバスを介して前記入出力制
御装置のファームウェアにアクセスすることにより行っ
ている。
【0003】図12は、入出力制御装置を用いた計算機
システム装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、1は計算機システム本体、1aは中央処理装置、1
bはシステムバス、1cはシステムバス1bにより中央
処理装置1aと接続された入出力制御装置である。中央
処理装置1aは各入出力制御装置1cを制御する。ま
た、中央処理装置1a、各入出力制御装置1cはシステ
ムバス1bに接続される。システムバス1bは、中央処
理装置1aと各入出力制御装置1cとの間のデータ転送
・通信に使用される。2は入出力制御装置1cに接続す
るディスクやプリンタなどの周辺装置を示す。
【0004】図13は、図12の中央処理装置1aの内
部ソフトウェア構成と、図12の入出力制御装置1cの
内部ファームウェア構成とを示す説明図である。図にお
いて、中央処理装置1aの内部ソフトウェアは、アプリ
ケーションプログラム3、計算機システム本体1の全体
を管理・コントロールするオペレーティングシステム
(以下、OSという)4、入出力制御装置1cや中央処
理装置1aとシステムバス1bのインターフェースをコ
ントロールするI/Oドライバ(以下、入出力ドライバ
という)5で構成されている。入出力制御装置1cの内
部には、入出力制御装置内ファームウェア6が設けられ
ている。
【0005】図14は、入出力制御装置1cの制御のた
めのファームウェアの開発および試験を行う際の従来の
入出力制御試験システム装置の構成を示す概念図であ
る。図において11は入出力制御装置1c内のファーム
ウェアをテストするためのテストプログラムである。
【0006】次に、従来の入出力制御試験システム装置
による入出力制御装置1cの制御のためのファームウェ
アの開発および試験方法について、図13および図14
を参照して説明する。先ず、図13に示す中央処理装置
1a内のアプリケーションプログラム3を、図14に示
す入出力制御装置をテストするためのテストプログラム
11に置き換えて動作させる。テストプログラム11か
ら発行される入出力制御装置1cをコントロールするた
めのコマンドおよびデータは、OS4と入出力ドライバ
5とを介し、システムバス1bを経て入出力制御装置1
cに送られる。前記コマンドを受け取った入出力制御装
置1c内の入出力制御装置内ファームウェア6は、コマ
ンド内容に従い、周辺装置をコントロールするとともに
入出力制御装置1c全体を管理・コントロールする。入
出力制御装置内ファームウェア6の実行結果、すなわち
前記コマンドに対するステータスは、入出力制御装置内
ファームウェア6により入出力制御装置1cから発行さ
れ、システムバス1bを介して中央処理装置1aに送ら
れ、入出力ドライバ5、OS4を経由してテストプログ
ラム11に戻る。
【0007】このように中央処理装置1aは、テストプ
ログラム11により入出力制御装置1cをコントロール
するコマンドを発行し、このとき上記手順を通してテス
トプログラム11に戻ってくるステータスの値によって
判定を行い、入出力制御装置内ファームウェア6の試験
・動作確認が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の入出力制御試験
システム装置は以上のように構成されているので、入出
力制御装置ファームウェアの試験・動作確認は、中央処
理装置1a、システムバス1b、入出力制御装置1c、
周辺装置2の各ハードウェア、中央処理装置1a内のテ
ストプログラム11、OS4や入出力ドライバの各ソフ
トウェア、入出力制御装置1c内のファームウェアなど
がそれぞれ備っており、これら各要素が動作することで
可能となるものであり、上記ハードウェア,ソフトウェ
ア、ファームウェアが一つでも足りない場合は、試験・
動作確認を行うことができない問題点があった。
【0009】また、入出力制御装置1cに実装するファ
ームウェアと、中央処理装置1a上の入出力ドライバ5
並びにOS4のソフトウェアを同時に試験・動作確認す
る場合、入出力ドライバ5とOS4のソフトウェア試験
が終わるまで入出力制御装置1cの機能を活かした入出
力制御装置のファームウェア試験・動作確認は困難であ
るなどの問題点もあった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、中央処理装置または周辺装置を
介することなく、入出力制御装置内のファームウェアの
試験や動作確認を行うことの出来る入出力制御試験シス
テム装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る入
出力制御試験システム装置は、切替手段により切り替え
られ、中央処理装置との間のインターフェース処理動作
を含み前記中央処理装置内の処理を模擬するCPUイン
ターフェース模擬ファームウェアと、該CPUインター
フェース模擬プログラファームウェアと自入出力制御装
置をコントロールするための入出力制御用ファームウェ
アとの間でデータ授受を行うデータ処理手段と、該デー
タ処理手段により授受されるデータを出力するデータ出
力手段とを備えたものである。
【0012】請求項2の発明に係る入出力制御試験シス
テム装置は、切替手段により切り替えられる周辺装置に
対する制御処理を模擬する周辺装置コントロール模擬フ
ァームウェアと、該周辺装置コントロール模擬ファーム
ウェアと自入出力制御装置をコントロールするための入
出力制御用ファームウェアとの間でデータ授受を行うデ
ータ処理手段と、該データ処理手段により授受されるデ
ータを出力するデータ出力手段とを備えたものである。
【0013】請求項3の発明に係る入出力制御試験シス
テム装置は、切替手段により切り替えられるCPUイン
ターフェース模擬ファームウェアと周辺装置コントロー
ル模擬ファームウェアと、前記CPUインターフェース
模擬ファームウェアと前記周辺装置コントロール模擬フ
ァームウェアとの入出力制御用ファームウェアとの間で
データ授受を行うデータ処理手段と、該データ処理手段
により授受されるデータを出力するデータ出力手段とを
備えたものである。
【0014】請求項4の発明に係る入出力制御試験シス
テム装置は、CPU処理模擬ファームウェアと該CPU
処理模擬ファームウェアを起動するための起動手段とを
実装した第1の入出力制御装置と、自入出力制御装置を
コントロールするための入出力制御用ファームウェアを
実装した第2の入出力制御装置と、前記第1の入出力制
御装置と前記第2の入出力制御装置間で前記システムバ
スを介してデータ授受を行う装置間データ制御手段と、
該装置間データ制御手段により授受されたデータを出力
するデータ出力手段とを備えたものである。
【0015】請求項5の発明に係る入出力制御試験シス
テム装置は、CPU模擬ファームウェアを実装した第1
の入出力制御装置と、周辺装置をコントロールする周辺
装置制御ファームウェアあるいは切替手段により切り替
えられる周辺装置コントロール模擬ファームウェアと入
出力制御用ファームウェアとの間でデータ授受を行うデ
ータ処理手段とを有した第2の入出力制御装置と、前記
第1の入出力制御装置と前記第2の入出力制御装置間で
前記システムバスを介してデータ授受を行う装置間デー
タ制御手段と、該装置間データ制御手段により授受され
たデータを出力するデータ出力手段とを備えたものであ
る。
【0016】請求項6の発明に係る入出力制御試験シス
テム装置は、周辺装置制御ファームウェアがアクセスす
るI/O空間を疑似するシステムバスアドレス空間へ切
り替えを行うための切替手段を備えた第1の入出力制御
装置と、周辺装置内の処理を模擬する周辺装置模擬ファ
ームウェアが実装されシステムバスに接続されている第
2の入出力制御装置と、前記システムバスアドレス空間
を使用して前記入出力制御装置の間でデータ授受を行う
ための装置間データ制御手段と、該装置間データ制御手
段により授受されるデータを表示したり加工するための
データ出力手段とを備えたものである。
【0017】請求項7の発明に係る入出力制御試験シス
テム装置は、CPUインターフェース模擬ファームウェ
アと、周辺装置制御ファームウェアがアクセスするI/
O空間を疑似するシステムバスアドレス空間へ切り替え
を行い、また前記CPUインターフェース模擬ファーム
ウェアへの切り替えを行うための切替手段とを備えた第
1の入出力制御装置と、前記周辺装置内の処理を模擬す
る周辺装置模擬ファームウェアが実装されシステムバス
に接続されている第2の入出力制御装置と、前記システ
ムバスアドレス空間を使用して前記入出力制御装置の間
でデータ授受を行うための装置間データ制御手段と、該
装置間データ制御手段により授受されるデータを表示
し、あるいは加工するためのデータ出力手段とを備えた
ものである。
【0018】請求項8の発明に係る入出力制御試験シス
テム装置は、システムバスを介して中央処理装置と通信
を行うためのシステムバスアドレス空間をアクセスして
前記中央処理装置の処理を模擬する模擬ファームウェア
と、CPUインターフェース用ファームウェアと前記模
擬ファームウェアとを共に起動させるための起動手段
と、該起動手段によって起動された前記模擬ファームウ
ェアと前記CPUインターフェース用ファームウェアと
の間で前記システムバスアドレス空間を使用してデータ
授受を行うプログラム間制御手段と、該プログラム間制
御手段により授受されるデータを表示し、あるいは加工
するためのデータ出力手段とを備えたものである。
【0019】請求項9の発明に係る入出力制御試験シス
テム装置は、周辺装置の処理を模擬する周辺装置模擬プ
ログラムと、周辺装置コントロール用の周辺装置制御フ
ァームウェアがアクセスするI/O空間を、疑似的に入
出力制御装置内のメモリ空間に切り替えると共に周辺装
置コントロールファームウェアと前記周辺装置模擬ファ
ームウェアとを共に起動させる切替手段と、該切替手段
により切り換えられた前記メモリ空間をアクセスして前
記周辺装置の処理を模擬する周辺装置模擬ファームウェ
アと前記周辺装置コントロールファームウェアとの間で
データ授受を行うプログラム間制御手段と、該プログラ
ム間制御手段により授受されるデータを表示し、あるい
は加工するためのデータ出力手段とを備えたものであ
る。
【0020】請求項10の発明に係る入出力制御試験シ
ステム装置は、入出力制御装置内のメモリ上に設けられ
たスイッチフラグ領域と、該スイッチフラグ領域へスイ
ッチフラグを設定するスイッチフラグ設定手段とからな
るソフトウェアスイッチを備えたものである。
【0021】
【作用】請求項1の発明におけるCPUインターフェー
ス模擬ファームウェアは、入出力制御装置の入出力制御
に際して中央処理装置との間のインターフェース処理動
作および前記中央処理装置が行う動作を模擬し、中央処
理装置を介することなく入出力制御装置内の各ファーム
ウェアの試験や動作確認を行うことを可能にする。
【0022】請求項2の発明における周辺装置コントロ
ール模擬ファームウェアは、周辺装置に対し入出力制御
装置が行う制御処理を模擬し、実際の周辺装置を用いる
ことなく入出力制御装置内の各ファームウェアの試験や
動作確認を行うことを可能にする。
【0023】請求項3の発明における入出力制御試験シ
ステム装置は、CPUインターフェース模擬ファームウ
ェアが中央処理装置との間のインターフェース処理動作
および入出力制御装置の入出力制御に際して中央処理装
置が行う動作を模擬し、周辺装置コントロール模擬ファ
ームウェアが周辺装置の入出力制御装置との間で行う処
理を模擬し、中央処理装置や実際の周辺装置を用いるこ
となく入出力制御装置内の各ファームウェアの試験や動
作確認を行うことを可能にする。
【0024】請求項4の発明における第1の入出力制御
装置のCPU処理模擬ファームウェアは、第2の入出力
制御装置に対し実際の中央処理装置が行う処理を模擬的
に行い、実際の中央処理装置がない状態で前記第2の入
出力制御装置の入出力制御に係わる各ファームウェアの
試験や動作確認を行うことを可能にする。
【0025】請求項5の発明における入出力制御試験シ
ステム装置は、第1の入出力制御装置のCPU処理模擬
ファームウェアを起動させ、第2の入出力制御装置に対
し実際の中央処理装置が行う処理を前記CPU処理模擬
ファームウェアにより模擬させ、切替手段により切り替
えた周辺装置模擬ファームウェアを周辺装置と看做し
て、前記周辺装置に対するデータ授受を模擬的に行い、
実際の中央処理装置や周辺装置がない状態でも入出力制
御に係わる各ファームウェアの試験や動作確認を行うこ
とを可能にする。
【0026】請求項6の発明における入出力制御試験シ
ステム装置は、第1の入出力制御装置の切替手段により
周辺装置コントロールファームウェアがアクセスするI
/O空間を疑似的にシステムバスアドレス空間へ切り替
え、第2の入出力制御装置の周辺装置模擬ファームウェ
アを周辺装置と看做し、中央処理装置のアプリケーショ
ンプログラムと前記システムバスアドレス空間を使用す
る前記第1の入出力制御装置および前記第2の入出力制
御装置間のデータ授受とにより、周辺装置がない状態で
も入出力制御に係わる各ファームウェアの試験や動作確
認を行うことを可能にする。
【0027】請求項7の発明における入出力制御試験シ
ステム装置は、第1の入出力制御装置の切替手段により
CPUインターフェース模擬ファームウェアへの切り替
えを行うと共に、周辺装置コントロールファームウェア
がアクセスするI/O空間を疑似的にシステムバスアド
レス空間へ切り替え、第2の入出力制御装置の周辺装置
模擬ファームウェアを周辺装置と看做し、前記システム
バスアドレス空間を使用して前記第1の入出力制御装置
の前記周辺装置コントロールファームウェアを介して前
記CPUインターフェース模擬ファームウェアと前記第
2の入出力制御装置の周辺装置模擬ファームウェアとの
間でデータ授受を行い、周辺装置がない状態でも入出力
制御に係わる各ファームウェアの試験や動作確認を行う
ことを可能にする。
【0028】請求項8の発明におけるプログラム間制御
手段は、システムバスを介して中央処理装置と通信を行
うためのシステムバスアドレス空間をアクセスして前記
中央処理装置の処理を模擬する模擬ファームウェアと、
中央処理装置との間のインターフェースを行うためのC
PUインターフェース用ファームウェアとを起動手段に
より共に起動させ、前記CPUインターフェース用ファ
ームウェアと模擬ファームウェアとの間で前記システム
バスアドレス空間を介してデータ授受を行い、中央処理
装置がない状態でも入出力制御に係わる各ファームウェ
アの試験や動作確認を行うことを可能にする。
【0029】請求項9の発明におけるプログラム間制御
手段は、切替手段により周辺装置コントロール用の周辺
装置コントロールファームウェアがアクセスするI/O
空間から切り替えられた入出力制御装置内のメモリ空間
をアクセスし、前記周辺装置の処理を模擬する周辺装置
模擬ファームウェアと前記周辺装置コントロールファー
ムウェアとの間でデータ授受を行い、周辺装置がない状
態でも入出力制御に係わる各ファームウェアの試験や動
作確認を行うことを可能にする。
【0030】請求項10の発明における入出力制御試験
システム装置は、該入出力制御装置内のメモリ上に設け
られたスイッチフラグ領域へ設定されたスイッチフラグ
を基に、システムバスアドレス空間や入出力制御装置内
のメモリ空間への切り替え、周辺装置模擬ファームウェ
アへの切り替え、中央処理装置の処理を模擬する模擬フ
ァームウェアの起動などをソフトウェア的に行い、ハー
ド的な切替手段の入出力制御装置への実装を不要にして
入出力制御装置内の各ファームウェアの試験や動作確認
を行うことを可能にする。
【0031】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。図1は、この実施例1に係る入出力制御試験シス
テム装置を示す概念図である。図において、21は入出
力制御装置、21aは入出力制御装置21のCPU(デ
ータ出力手段,データ処理手段)、22は中央処理装置
とのインターフェースを行う入出力制御装置21に搭載
されているCPUインターフェース用ファームウェア、
23は中央処理装置との間のインターフェース処理動作
を含み中央処理装置で行われる処理を入出力制御装置内
で模擬するCPUインターフェース模擬ファームウェア
である。24は入出力制御装置自身の制御を行う入出力
制御用ファームウェア、25はこの入出力制御装置21
に接続される周辺装置26の制御を行う周辺装置コント
ロールファームウェアである。27は例えばディップス
イッチなどの機械的な切替手段であるスイッチであり、
CPUインターフェース用ファームウェア22あるいは
CPUインターフェース模擬ファームウェア23のいず
れを起動させるかの選択を行う。28は入出力制御装置
21に接続された端末であり、入出力制御装置21内部
の各ファームウェアのデバッグを行う。
【0032】図2は、入出力制御装置21がCPUイン
ターフェース用ファームウェア22を使用して中央処理
装置1aとデータの授受を行い、周辺装置26に対し通
常の入出力制御を行う際の概念図であり、図14と同一
の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
【0033】次に、この実施例1による動作について説
明する。入出力制御装置21のファームウェアの開発・
試験・動作確認時には、図1の入出力制御装置21に実
装したスイッチ27によりCPUインターフェース模擬
ファームウェア23を起動する。デバッグ用の端末28
からコマンドおよびデータを入出力制御装置21内のC
PUインターフェース模擬ファームウェア23、入出力
制御用ファームウェア24、周辺装置コントロールファ
ームウェア25に対して入力する。または入出力制御装
置21内のメモリのデータを操作することにより、入出
力制御装置内のファームウェア動作に起動をかける。そ
の結果、上記各ファームウェア内におけるデータ処理
や、CPUインターフェース模擬ファームウェア23と
入出力制御用ファームウェア24とのデータ授受を行う
処理、入出力制御用ファームウェア24と周辺装置コン
トロールファームウェア25とがデータの授受を行い周
辺装置26をコントロールする処理、並びに前記各処理
が絡み合った複合処理が行われる。
【0034】そして、入出力制御装置21内のCPUイ
ンターフェース模擬ファームウェア23、入出力制御用
ファームウェア24、周辺装置コントロールファームウ
ェア25が端末26に前記処理結果を出力するととも
に、端末26に入出力制御装置21内のメモリデータを
表示することにより試験・動作確認が行われる。
【0035】つまり、図2に示す中央処理装置1aとシ
ステムバス1bがなく、入出力制御装置21のみの構成
であっても、前記CPUインターフェース模擬ファーム
ウェア23を搭載し動作させることにより、前記CPU
インターフェース模擬ファームウェア23と入出力制御
用ファームウェア24と周辺装置26との間のデータの
授受は、あたかもCPUインターフェース用ファームウ
ェア22がシステムバス1bを介して中央処理装置1a
とデータの授受を行ったかのように模擬され、疑似的な
処理を行うことができ、中央処理装置1aがなくても周
辺装置26に対する入出力制御装置21の試験や動作確
認を行うことができる。
【0036】実施例2.図3は、入出力制御について試
験・動作確認を行う際の中央処理装置1aおよび入出力
制御装置31を示す概念図である。図3において図1お
よび図2と同一の部分については同一の符号を付し説明
を省略する。図において31aは入出力制御装置31の
CPU(データ処理手段,データ出力手段)である。3
2は周辺装置コントロール模擬ファームウェア32であ
る。
【0037】この周辺装置コントロール模擬ファームウ
ェア32は、周辺装置に対するコントロール処理を入出
力制御装置31内で模擬するファームウェアである。つ
まり周辺装置がない計算機システム構成においても周辺
装置コントロール模擬ファームウェア32を搭載し動作
させることにより、周辺装置と入出力制御用ファームウ
ェア24との間のデータの授受が、あたかも周辺装置コ
ントロールファームウェア25が周辺装置とデータの授
受を行ったかのように模擬されて疑似的に行われる。通
常の計算機システム運用時に動作する周辺装置コントロ
ールファームウェア25、またはデバッグ時に使用する
周辺装置コントロール模擬ファームウェア32を起動す
る選択は、入出力制御装置31に実装するスイッチ27
により行う。31aは、周辺装置コントロール模擬ファ
ームウェア32と入出力制御装置をコントロールする入
出力制御用ファームウェア24との間でデータ授受を行
い、これら授受されるデータを出力するCPUである。
【0038】次に、この実施例2による動作について説
明する。入出力制御装置31のファームウェアの開発・
試験・動作確認時には、入出力制御装置31に実装する
スイッチ27により周辺装置コントロール模擬ファーム
ウェア32を選択し起動させる。デバッグ用の端末28
からコマンドおよびデータを、入出力制御装置31内の
CPUインターフェース用ファームウェア22,入出力
制御用ファームウェア24,周辺装置コントロール模擬
ファームウェア32に対して入力する。または、入出力
制御装置31内のメモリのデータを操作することによ
り、入出力制御装置31内のファームウェア動作に起動
をかける。
【0039】その結果、前記各ファームウェア内におけ
るデータ処理、入出力制御用ファームウェア24がCP
Uインターフェース用ファームウェア22およびシステ
ムバス1bを介して中央処理装置1a内のソフトウェア
と行うシステムバス通信処理、入出力制御用ファームウ
ェア24と周辺装置コントロール模擬ファームウェア3
2とがデータ授受を行う処理、並びに、前記各処理が絡
み合った複合処理が行われる。
【0040】そして、前記それぞれの処理結果を入出力
制御装置31内のCPUインターフェース用ファームウ
ェア22,入出力制御用ファームウェア24,周辺装置
コントロール模擬ファームウェア32がデバッグ用の端
末28に出力するとともに、端末28に入出力制御装置
31内のメモリデータを表示することにより、周辺装置
を入出力制御装置31に接続することなく、周辺装置に
対する入出力制御装置31の試験・動作確認を行うこと
ができる。
【0041】実施例3.図4は、この実施例3の入出力
制御試験システム装置の構成を示す概念図である。図4
において図1および図3と同一の部分については同一符
号を付し説明を省略する。図において、41aは入出力
制御装置41のCPU(データ処理手段,データ出力手
段)である。
【0042】入出力制御装置41の内部に搭載されるフ
ァームウェア構成は5つのファームウェアで構成されて
いる。この5つのファームウェアは、通常の計算機シス
テム運用時に動作するCPUインターフェース用ファー
ムウェア22,入出力制御用ファームウェア24,周辺
装置コントロールファームウェア25,デバッグ時に動
作するCPUインターフェース模擬ファームウェア2
3,周辺装置コントロール模擬ファームウェア32であ
り、通常の計算機システム運用時に動作するCPUイン
ターフェース用ファームウェア22と周辺装置コントロ
ールファームウェア25とのどちらを起動するかの選
択、およびデバッグ時に動作するCPUインターフェー
ス模擬ファームウェア23と周辺装置コントロール模擬
ファームウェア32とのどちらを起動するかの選択は、
前記入出力制御装置41に実装するスイッチ27により
設定する。41aはCPUインターフェース模擬ファー
ムウェア23と前記周辺装置コントロール模擬ファーム
ウェア32との間でデータ授受を行い、またこれら授受
されるデータを出力するCPUである。
【0043】CPUインターフェース模擬ファームウェ
ア23と周辺装置コントロール模擬ファームウェア32
とをスイッチ27により選択して動作させることによ
り、あたかもCPUインターフェース用ファームウェア
22が、図2に示すシステムバス1bを介して中央処理
装置1aとデータの授受を行い、周辺装置コントロール
ファームウェア25が周辺装置とデータの授受を行った
かのように疑似的なデータ処理を行うことができる。
【0044】次に、この実施例3による動作について説
明する。入出力制御装置41のファームウェアの開発・
試験・動作確認時には、入出力制御装置41に実装する
スイッチ27の選択により、CPUインターフェース模
擬ファームウェア23と周辺装置コントロール模擬ファ
ームウェア32とを起動させる。デバッグ用の端末28
から、コマンドやデータを入出力制御装置41内のCP
Uインターフェース模擬ファームウェア23と入出力制
御用ファームウェア24と周辺装置コントロール模擬フ
ァームウェア32とに入力する。または入出力制御装置
41内のメモリのデータを操作することにより、入出力
制御装置41内のファームウェア動作に起動をかける。
【0045】その結果、前記3つの各ファームウェア内
におけるデータ処理や、CPUインターフェース模擬フ
ァームウェア23と入出力制御用ファームウェア24と
の間でデータ授受を行うための所定のデータ処理、入出
力制御用ファームウェア24と周辺装置コントロール模
擬ファームウェア32との間でデータ授受を行うための
処理、並びに前記各処理が絡み合った複合処理が行われ
る。
【0046】これら処理結果は、入出力制御装置41内
のCPUインターフェース模擬ファームウェア23と入
出力制御用ファームウェア24と周辺装置コントロール
模擬ファームウェア32とがデバッグ用の端末28に出
力するとともに、端末28に入出力制御装置41内のメ
モリデータを表示することにより、入出力制御装置41
単独で中央処理装置や周辺装置との間で行われるデータ
授受を模擬的に実現し、入出力制御装置自身の入出力制
御についての試験・動作確認を行うことが可能となる。
【0047】実施例4.図5は、この実施例4の入出力
制御試験システム装置の構成を示す概念図である。図5
において、51は中央処理装置において行われる処理動
作を模擬したCPU処理模擬ファームウェア53を実装
した第1の入出力制御装置、51aは第1の入出力制御
装置51のCPU(装置間データ制御手段,データ出力
手段)、52は第1の入出力制御装置51に実装された
CPU処理模擬ファームウェア53を起動させるスイッ
チである。54は第2の入出力制御装置であり、入出力
制御装置をコントロールする本来のファームウェアであ
る入出力制御用ファームウェア56とCPUインターフ
ェース用ファームウェア55と周辺装置コントロールフ
ァームウェア57とを実装している。54aは第2の入
出力制御装置54のCPU(装置間データ制御手段,デ
ータ出力手段)である。これら第1の入出力制御装置5
1と第2の入出力制御装置54は、システムバス1bで
接続されている。
【0048】CPU処理模擬ファームウェア53は、図
2に示す中央処理装置1aと入出力制御装置21とがシ
ステムバス1bを介してデータ処理を行う際の中央処理
装置1a内で行われる処理を、第1の入出力制御装置5
1内で模擬するファームウェアである。
【0049】つまり、図2の中央処理装置1aを第1の
入出力制御装置51に置き換えることにより図5の構成
になる。中央処理装置1aの処理を模擬するCPU処理
模擬ファームウェア53を実装する第1の入出力制御装
置51と、通常の計算機システム運用時に動作するファ
ームウェアを実装した第2の入出力制御装置54との間
では、あたかも図2の中央処理装置1aと入出力制御装
置21がシステムバス1bを通してデータ処理を行って
いる場合と同様に、疑似的にデータ処理を行うことが可
能である。
【0050】周辺装置58と端末28bは第2の入出力
制御装置54に接続し、端末28aは第1の入出力制御
装置51へ接続する。端末28bは第2の入出力制御装
置54内部のファームウェアのデバッグ用の端末であ
る。また端末28aは、第1の入出力制御装置51内部
のファームウェアの操作・保守用の端末である。
【0051】次に、この実施例の動作について説明す
る。第2の入出力制御装置54のファームウェアの開発
・試験・動作確認時には、第1の入出力制御装置51に
実装されているスイッチ52によりCPU処理模擬ファ
ームウェア53を起動させる。デバッグ用の端末28
a,28bからそれぞれコマンドおよびデータを、第1
の入出力制御装置51内のCPU処理模擬ファームウェ
ア53に入力し、また第2の入出力制御装置54内のC
PUインターフェース用ファームウェア55と入出力制
御用ファームウェア56と周辺装置コントロールファー
ムウェア57へ入力する。あるいはまた、前記各入出力
制御装置内のメモリのデータを操作することにより、そ
れぞれの入出力制御装置内のファームウェア動作に起動
をかける。
【0052】第2の入出力制御装置54内のファームウ
ェアと第1の入出力制御装置51内のファームウェアが
システムバス1bを介して通信を行った結果を、それぞ
れの入出力制御装置内のファームウェアが端末28a,
28bに出力するとともに、各入出力制御装置内のメモ
リデータを表示することにより、第1の入出力制御装置
51を中央処理装置と看做して第2の入出力制御装置5
4において周辺装置58に対する入出力制御についての
試験・動作確認を行うことができる。
【0053】実施例5.図6はこの実施例5の入出力制
御試験システム装置の構成を示す概念図である。図6に
おいて、図5と同一の部分については同一の符号を付し
説明を省略する。図において、61aは入出力制御装置
61のCPU(データ処理手段,データ出力手段)であ
る。この実施例では、図5に示した第2の入出力制御装
置に搭載されるファームウェアに周辺装置コントロール
模擬ファームウェア62、および、該周辺装置コントロ
ール模擬ファームウェア62と周辺装置コントロールフ
ァームウェア57とのいずれか一方を選択する切替手段
であるスイッチ63を加えると共に、周辺装置58を省
いたものである。
【0054】この実施例5では、前記実施例4の効果に
加え、前記実施例2の効果を奏することになる。
【0055】実施例6.図7は、この実施例6の入出力
制御試験システム装置の構成を示す概念図である。図7
において、71はシステムバス1bに接続した中央処理
装置、72は入出力制御装置に対し通常の入出力制御を
行わせるため入出力制御装置を制御するアプリケーショ
ンプログラム、73はOS、74は入出力ドライバであ
る。81は第1の入出力制御装置、81aは入出力制御
装置81のCPU(装置間データ制御手段,データ出力
手段)である。82は第1の入出力制御装置81のCP
Uインターフェース用ファームウェア、83は入出力制
御用ファームウェア、84は周辺装置コントロールファ
ームウェア、85は周辺装置コントロール用の周辺装置
コントロールファームウェア84がアクセスするI/O
空間を疑似することになるシステムバスアドレス空間へ
切り替えを行うための切替手段であるスイッチ、86は
第1の入出力制御装置81に接続されたデバッグなどを
行うための端末である。
【0056】91は第2の入出力制御装置、92は周辺
装置を模擬する周辺装置模擬ファームウェア93を起動
するためのスイッチ、94は第2の入出力制御装置91
に接続されたデバッグなどを行うための端末である。
【0057】101は周辺装置模擬ファームウェア93
がアクセスするI/O空間を示すシステムバスメモリを
示し、102はシステムバスメモリ101上の疑似周辺
装置コントロールI/O空間を示す。103は第1の入
出力制御装置81のメモリ、104は周辺装置コントロ
ールファームウェア84が周辺装置をコントロールする
ためにアクセスするメモリ103上の周辺装置コントロ
ールI/O空間、105はメモリ103上で切り替えら
れるシステムバスアドレス空間を示す。尚、疑似周辺装
置コントロールI/O空間102とシステムバスアドレ
ス空間105とは同一のメモリ空間とする。
【0058】第2の入出力制御装置91においては、実
装しているスイッチ92の設定により、システムバスア
ドレス空間105の疑似周辺装置コントロールI/O空
間102をアクセスする周辺装置模擬ファームウェア9
3を起動する。第1の入出力制御装置81においては、
装備しているスイッチ85の設定により、第1の入出力
制御装置81内の周辺装置コントロールファームウェア
84が周辺装置をコントロールするためにアクセスする
周辺装置コントロールI/O空間104を、システムバ
スアドレス空間105へアドレス変換を行って切り替え
る。そして、スイッチ85の切替後、周辺装置コントロ
ールファームウェア84は、周辺装置をコントロールす
るために前記切り替えられたシステムバスアドレス空間
105をアクセスすることになる。
【0059】第2の入出力制御装置91の周辺装置模擬
ファームウェア93は、第2の入出力制御装置91内で
システムバスメモリ101の疑似周辺装置コントロール
I/O空間102をアクセスして周辺装置の処理を模擬
するファームウェアである。
【0060】スイッチ85,92の切り替え後、周辺装
置模擬ファームウェア93と周辺装置コントロールファ
ームウェア84とが、同一のメモリ空間である疑似周辺
装置コントロールI/O空間102とシステムバスアド
レス空間105とをアクセスすることにより、システム
バス1bを介して第1の入出力制御装置81と第2の入
出力制御装置91との間でデータ授受を行うことにな
る。
【0061】この結果、第1の入出力制御装置81の試
験や機能確認を行う際の動作は、デバッグ用の端末8
6,94からそれぞれコマンドおよびデータを第1の入
出力制御装置81内のファームウェアや第2の入出力制
御装置91内のファームウェアに対して入力するととも
に、各入出力制御装置内のメモリのデータを操作するこ
とにより、各入出力制御装置内のファームウェア動作に
起動をかける。
【0062】起動後、中央処理装置71のアプリケーシ
ョンプログラム72に従って各入出力制御装置内のファ
ームウェアは、夫々周辺装置コントロールI/O空間1
04を疑似することになるシステムバスアドレス空間1
05と疑似周辺装置コントロールI/O空間102とを
アクセスし、前記アプリケーションプログラム72に従
ってあたかも図2の周辺装置26と入出力制御装置21
とがデータ処理を行っている場合と同様に疑似的なデー
タ処理を行う。そして、この結果を第1の入出力制御装
置81内のファームウェアおよび第2の入出力制御装置
91内のファームウェアが端末86,94に出力すると
ともに、各入出力制御装置内のメモリデータを表示す
る。この結果、第1の入出力制御装置81は、実際に周
辺装置が接続されていない状態であっても、あたかも周
辺装置が接続されているかの如く、疑似的な周辺装置と
の入出力制御を行うので、周辺装置が接続されていない
状態でも試験・動作確認を行うことができる。
【0063】実施例7.図8は、この発明の実施例7の
入出力制御試験システム装置の構成を示す概念図であ
る。図8において図7と同一部分については同一の符号
を付し説明を省略する。この実施例の入出力制御試験シ
ステム装置では、前記実施例6の構成から中央処理装置
71を省き、第1の入出力制御装置81にCPUインタ
ーフェース模擬ファームウェア111を実装し、スイッ
チ85により動作させることにより、前記実施例1と同
様な試験・動作確認を行うことが可能となる。動作は、
実施例6に示す通りである。
【0064】実施例8.図9は、この発明の実施例8の
入出力制御試験システム装置の構成を示す概念図であ
る。図9において、121aは入出力制御装置121の
CPU(プログラム間制御手段,データ出力手段)であ
る。入出力制御装置121には、システムバス1bを介
して中央処理装置と通信を行うためCPUインターフェ
ース用ファームウェア122がアクセスするシステムバ
スメモリ1b内の入出力制御装置コントロール空間(シ
ステムバスアドレス空間)130がある。入出力制御装
置121内のCPU模擬ファームウェア(模擬ファーム
ウェア)123は、入出力制御装置コントロール空間1
30をアクセスし、CPUインターフェース用ファーム
ウェア122とデータの授受を行うことにより中央処理
装置の処理を模擬する。入出力制御装置121に装備さ
れている起動手段であるスイッチ126の設定により、
1台の入出力制御装置内で前記2つのCPUインターフ
ェース用ファームウェア122とCPU模擬ファームウ
ェア123とを起動することにより、入出力制御装置コ
ントロール空間130を使用してデータ授受が行われ
る。上記2つのファームウェアによるデータ授受によ
り、あたかも図2に示す中央処理装置1aと入出力制御
装置21とがデータ処理を行っているのと同様の疑似的
な処理が実現する。
【0065】次に、この実施例8による動作について説
明する。端末128からコマンドおよびデータを入出力
制御装置121内の各ファームウェアに対して入力する
とともに、入出力制御装置121内のメモリのデータを
操作することにより、入出力制御装置121内のファー
ムウェアを起動する。起動後、CPUインターフェース
用ファームウェア122とCPU模擬ファームウェア1
23は入出力制御装置コントロール空間130をアクセ
スし、あたかも図2の中央処理装置1aと入出力制御装
置21がデータ処理を行っているように疑似処理を行
う。その結果は入出力制御装置121内の各ファームウ
ェアに従って端末128に出力されるとともに、入出力
制御装置121内のメモリデータを表示することにより
試験・動作確認を行う。
【0066】実施例9.図10は、この発明の実施例9
の入出力制御試験システム装置の構成を示す概念図であ
る。図10において、141は入出力制御装置、141
aは入出力制御装置141のCPU(プログラム間制御
手段,データ出力手段)である。142は中央処理装置
とのインターフェースのためのCPUインターフェース
用ファームウェア、143は入出力制御用ファームウェ
ア、144は周辺装置コントロールファームウェア、1
45は周辺装置模擬ファームウェア、146は切替手段
であるスイッチであり、周辺装置コントロール用の周辺
装置コントロールファームウェア144がアクセスする
I/O空間を、疑似的に入出力制御装置内のメモリ空間
に切り替えると共に周辺装置コントロールファームウェ
ア144と周辺装置模擬ファームウェア145とを共に
起動させる。148は入出力制御装置内メモリ(メモリ
空間)を示している。
【0067】入出力制御装置141内の周辺装置コント
ロールファームウェアがアクセスする周辺装置コントロ
ールI/O空間を、入出力制御装置141に装備してい
る切替手段であるスイッチの設定により、周辺装置コン
トロールI/O空間149を模擬する仮想周辺装置コン
トロールI/O空間150にアドレス変換を行って切り
替える。スイッチ146の切り替え後、周辺装置コント
ロールファームウェア144は周辺装置をコントロール
するために仮想周辺装置コントロールI/O空間150
をアクセスすることになる。周辺装置模擬ファームウェ
ア145は入出力制御装置141内に実装されており、
仮想周辺装置コントロールI/O空間150をアクセス
することにより、入出力制御装置141内で周辺装置の
処理を模擬するファームウェアである。
【0068】スイッチ146の設定により、1台の入出
力制御装置内で周辺装置コントロールファームウェアと
周辺装置模擬ファームウェア145とを共に起動するこ
とにより、仮想周辺装置コントロールI/O空間150
を使用してデータ授受が行われる。
【0069】次に、この実施例9による動作について説
明する。端末147からコマンドおよびデータを入出力
制御装置141内の各ファームウェアに対して入力する
とともに、入出力制御装置141内のメモリのデータを
操作するにより、入出力制御装置141内の各ファーム
ウェアを起動する。これにより、周辺装置コントロール
ファームウェア144と周辺装置模擬ファームウェア1
45は、仮想周辺装置コントロールI/O空間150を
アクセスすることになり、あたかも図2の入出力制御装
置21と周辺装置26とがデータ処理を行っているよう
に疑似的な処理が行われる。その結果を入出力制御装置
141内の各ファームウェアが端末147に出力すると
ともに、入出力制御装置141内のメモリデータを表示
することにより試験・動作確認が実現する。
【0070】実施例10.図11は、この発明の実施例
10の入出力制御試験システム装置を示す概念図であ
る。図11において図1と同一の部分については同一の
符号を付し説明を省略する。図において、161は入出
力制御装置、161aは入出力制御装置161のCPU
(スイッチフラグ設定手段)である。168はメモリ
(入出力制御装置内のメモリ)、169はスイッチフラ
グが設定されるスイッチフラグ領域である。161aは
端末28から入力されるフイッチフラグをスイッチフラ
グ領域169へ設定する。
【0071】入出力制御装置161では、前記実施例1
の入出力制御装置21に実装するスイッチ27を省き、
入出力制御装置161内のメモリ168内にスイッチフ
ラグ領域169を設定する。スイッチフラグ領域169
は、スイッチ27の代わりの役目を果たすソフトウェア
スイッチである。スイッチフラグ領域169の意味付け
されたメモリビットのオン・オフ値により、入出力制御
装置161の動作状態が決定される。入出力制御装置1
61に接続した端末28からスイッチフラグ領域169
をアクセスして、ソフトウェアスイッチの設定を行うこ
とができる。このソフトウェアスイッチを使用すること
により、CPUインターフェース模擬ファームウェア2
3を起動することができ、前記実施例1と同様な試験、
動作確認を行うことが可能となる。
【0072】尚、前記実施例2から前記実施例9の入出
力制御試験システム装置において、模擬ファームウェア
の起動やメモリ空間の切り替えをこのソフトウェアスイ
ッチを使用することで置き換えて、同様な試験・動作確
認を行うことが可能である。
【0073】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、CPUインターフェース模擬ファームウェアと自入
出力制御装置をコントロールする入出力制御用ファーム
ウェアとの間でデータ授受を行うデータ処理手段を備
え、前記CPUインターフェース模擬ファームウェアを
使用して周辺装置に対し入出力制御を行い、データ出力
手段により前記入出力制御の際に授受されるデータを表
示し、あるいは加工するように構成したので、中央処理
装置を介することなく周辺装置に対する入出力制御につ
いての試験や動作確認を行うことができる効果がある。
【0074】請求項2の発明によれば、周辺装置コント
ロール模擬ファームウェアと自入出力制御装置をコント
ロールする入出力制御用ファームウェアとの間でデータ
授受を行うデータ処理手段を備え、前記周辺装置コント
ロール模擬ファームウェアを使用して周辺装置を模擬し
入出力制御を行い、データ出力手段により前記入出力制
御の際に授受されるデータを表示し、あるいは加工する
ように構成したので、周辺装置がなくても周辺装置に対
する入出力制御についての試験や動作確認を行うことが
できる効果がある。
【0075】請求項3の発明によれば、切替手段により
切り替えられたCPUインターフェース模擬ファームウ
ェアと周辺装置コントロール模擬ファームウェアとの間
でデータ授受を行うデータ処理手段を備え、前記CPU
インターフェース模擬ファームウェアにより中央処理装
置を模擬すると共に前記周辺装置コントロール模擬ファ
ームウェアにより周辺装置を模擬し、前記周辺装置コン
トロール模擬ファームウェアに対し入出力制御を模擬的
に実行し、データ出力手段により前記入出力制御の際に
授受されるデータを表示し、あるいは加工するように構
成したので、中央処理装置および周辺装置が接続されて
いなくても周辺装置に対する入出力制御についての試験
や動作確認を行うことができる効果がある。
【0076】請求項4の発明によれば、CPU模擬ファ
ームウェアを実装した第1の入出力制御装置と、該第1
の入出力制御装置のCPU模擬ファームウェアを中央処
理装置と看做し、接続される周辺装置に対する入出力制
御を実行し、データ出力手段により前記入出力制御の際
に授受されるデータを表示し、あるいは加工するように
構成したので、中央処理装置がなくても前記周辺装置に
対する入出力制御についての試験や動作確認を行うこと
ができる効果がある。
【0077】請求項5の発明によれば、CPU模擬ファ
ームウェアを実装した第1の入出力制御装置と、該第1
の入出力制御装置のCPU模擬ファームウェアを中央処
理装置と看做すと共に、周辺装置コントロール模擬ファ
ームウェアを周辺装置と看做し、前記周辺装置コントロ
ール模擬ファームウェアに対する入出力制御を実行し、
データ出力手段により前記入出力制御の際に授受される
データを表示し、あるいは加工するように構成したの
で、中央処理装置や周辺装置がなくても入出力制御につ
いての試験や動作確認を行うことができる効果がある。
【0078】請求項6の発明によれば、周辺装置コント
ロールファームウェアがアクセスするI/O空間を疑似
する、切替手段により切り替えられたシステムバスアド
レス空間を使用し、中央処理装置のアプリケーションプ
ログラムと第1の入出力制御装置の前記周辺装置コント
ロールファームウェアと第2の入出力制御装置に備えら
れ周辺装置を模擬する周辺装置模擬プログラムとの間で
データ授受を行い、前記周辺装置に対する入出力制御を
前記周辺装置模擬プログラムに対し模擬的に行い、デー
タ出力手段により前記授受されるデータを表示し、ある
いは加工するように構成したので、前記周辺装置を用い
ることなく周辺装置に対する入出力制御についての試験
や動作確認を行うことができる効果がある。
【0079】請求項7の発明によれば、周辺装置コント
ロールファームウェアがアクセスするI/O空間を疑似
する、切替手段により切り替えられたシステムバスアド
レス空間を使用し、第1の入出力制御装置のCPUイン
ターフェース模擬ファームウェアと前記周辺装置コント
ロールファームウェアと第2の入出力制御装置に備えら
れ周辺装置を模擬する周辺装置模擬プログラムとの間で
データ授受を行い、前記周辺装置に対する入出力制御を
前記周辺装置模擬プログラムに対し模擬的に行い、デー
タ出力手段により前記授受されるデータを表示し、ある
いは加工するように構成したので、前記周辺装置を用い
ることなく周辺装置に対する入出力制御についての試験
や動作確認を行うことができる効果がある。
【0080】請求項8の発明によれば、システムバスを
介して中央処理装置と通信を行うためのシステムバスア
ドレス空間をアクセスして前記中央処理装置の処理を模
擬する模擬ファームウェアとCPUインターフェース用
ファームウェアとを起動手段により起動させ、プログラ
ム間制御手段により模擬ファームウェアとCPUインタ
ーフェース用ファームウェアとの間で前記システムバス
アドレス空間を使用してデータ授受を行い、データ出力
手段により前記授受されるデータを表示し、あるいは加
工するように構成したので、前記中央処理装置を介する
ことなく前記システムバスや周辺装置に対する入出力制
御についての試験や動作確認を行うことができる効果が
ある。
【0081】請求項9の発明によれば、周辺装置コント
ロールファームウェアがアクセスするI/O空間を、疑
似的に入出力制御装置内のメモリ空間に切り替えると共
に周辺装置コントロールファームウェアと前記周辺装置
模擬ファームウェアとを共に起動させ、前記メモリ空間
をアクセスして前記周辺装置の処理を模擬する周辺装置
模擬ファームウェアと前記周辺装置コントロールファー
ムウェアとの間でプログラム間制御手段によりデータ授
受を行い、データ出力手段により前記授受されるデータ
を表示し、あるいは加工するように構成したので、周辺
装置を介することなく入出力制御についての試験や動作
確認を行うことができる効果がある。
【0082】請求項10の発明によれば、システムバス
アドレス空間や入出力制御装置内のメモリ空間への切り
替え、CPUインターフェース模擬ファームウェアへの
切り替え、中央処理装置の処理を模擬する模擬ファーム
ウェアの起動などをソフトウェアスイッチにより行うよ
うに構成したので、ハードウェア的な切替手段を実装す
る必要がなくなり、簡略化された構成で入出力制御につ
いての試験や動作確認を容易に行うことができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1の入出力制御試験システ
ム装置を示す概念図である。
【図2】 この発明の実施例1の入出力制御試験システ
ム装置が中央処理装置とデータの授受を行い、周辺装置
に対し通常の入出力制御を行う際の概念図である。
【図3】 この発明の実施例2の入出力制御試験システ
ム装置を示す概念図である。
【図4】 この発明の実施例3の入出力制御試験システ
ム装置を示す概念図である。
【図5】 この発明の実施例4の入出力制御試験システ
ム装置を示す概念図である。
【図6】 この発明の実施例5の入出力制御試験システ
ム装置を示す概念図である。
【図7】 この発明の実施例6の入出力制御試験システ
ム装置を示す概念図である。
【図8】 この発明の実施例7の入出力制御試験システ
ム装置を示す概念図である。
【図9】 この発明の実施例8の入出力制御試験システ
ム装置を示す概念図である。
【図10】 この発明の実施例9の入出力制御試験シス
テム装置を示す概念図である。
【図11】 この発明の実施例10の入出力制御試験シ
ステム装置を示す概念図である。
【図12】 入出力制御装置を用いた計算機システム装
置の構成を示すブロック図である。
【図13】 入出力制御装置の内部ファームウェア構成
と中央処理装置の内部ソフトウェア構成とを示す説明図
である。
【図14】 従来の入出力制御試験システム装置の構成
を示す概念図である。
【符号の説明】
1a 中央処理装置、1b システムバス、21a,3
1a,41a,61aCPU(データ出力手段,データ
処理手段)、21,31,41,121,141,16
1 入出力制御装置、22,82,122 CPUイン
ターフェース用ファームウェア、23,111 CPU
インターフェース模擬ファームウェア、24,56,8
3,124 入出力制御用ファームウェア、25,5
7,84,144 周辺装置コントロールファームウェ
ア、26 周辺装置、27,63,85,126,14
6 スイッチ(切替手段)、32,62 周辺装置コン
トロール模擬ファームウェア、51,81 第1の入出
力制御装置、51a,54a,81a,91a CPU
(装置間データ制御手段,データ出力手段)、53CP
U処理模擬ファームウェア、54,91 第2の入出力
制御装置、72アプリケーションプログラム、93,1
45 周辺装置模擬ファームウェア、105 システム
バスアドレス空間、121a,141a CPU(プロ
グラム間制御手段,データ出力手段)、123 CPU
模擬ファームウェア(模擬ファームウェア)、148
入出力制御装置内メモリ(メモリ空間)、161a C
PU(スイッチフラグ設定手段)、168 メモリ(入
出力制御装置内のメモリ)、169 スイッチフラグ領
域。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の演算および制御を行う中央処理装
    置からの信号を基に補助記憶装置やプリンタ等の周辺装
    置との間でデータの授受を行うための入出力制御装置の
    入出力試験を行う入出力制御試験システム装置におい
    て、前記中央処理装置との間のインターフェース処理動
    作を含み前記中央処理装置内の処理を模擬するCPUイ
    ンターフェース模擬ファームウェアと、前記中央処理装
    置へシステムバスを介して接続するためのCPUインタ
    ーフェース用ファームウェアと前記CPUインターフェ
    ース模擬ファームウェアとの切り替えを行うための切替
    手段と、前記CPUインターフェース模擬ファームウェ
    アと自入出力制御装置をコントロールするための入出力
    制御用ファームウェアとの間でデータ授受を行うデータ
    処理手段と、該データ処理手段により授受されるデータ
    を出力するデータ出力手段と、前記周辺装置を制御する
    ための周辺装置コントロールファームウェアとを備えて
    いることを特徴とする入出力制御試験システム装置。
  2. 【請求項2】 所定の演算および制御を行う中央処理装
    置からの信号を基に補助記憶装置やプリンタ等の周辺装
    置との間でデータの授受を行うための入出力制御装置の
    入出力試験を行う入出力制御試験システム装置におい
    て、前記中央処理装置へシステムバスを介して接続する
    ためのCPUインターフェース用ファームウェアと、前
    記周辺装置に対する制御処理を模擬する周辺装置コント
    ロール模擬ファームウェアと、前記周辺装置を制御する
    ための周辺装置コントロールファームウェアと前記周辺
    装置コントロール模擬ファームウェアとの切り替えを行
    うための切替手段と、前記周辺装置コントロール模擬フ
    ァームウェアと自入出力制御装置をコントロールするた
    めの入出力制御用ファームウェアとの間でデータ授受を
    行うデータ処理手段と、該データ処理手段により授受さ
    れるデータを出力するデータ出力手段とを備えているこ
    とを特徴とする入出力制御試験システム装置。
  3. 【請求項3】 所定の演算および制御を行う中央処理装
    置からの信号を基に補助記憶装置やプリンタ等の周辺装
    置との間でデータの授受を行うための入出力制御装置の
    入出力試験を行う入出力制御試験システム装置におい
    て、前記中央処理装置との間のインターフェース処理動
    作を含み前記中央処理装置内の処理を模擬するCPUイ
    ンターフェース模擬ファームウェアと、前記周辺装置に
    対する制御処理を模擬する周辺装置コントロール模擬フ
    ァームウェアと、自入出力制御装置をコントロールする
    ための入出力制御用ファームウェアと、前記中央処理装
    置へシステムバスを介して接続するためのCPUインタ
    ーフェース用ファームウェアと前記CPUインターフェ
    ース模擬ファームウェアとの切り替えを行うと共に、前
    記周辺装置を制御するための周辺装置コントロールファ
    ームウェアと前記周辺装置コントロール模擬ファームウ
    ェアとの切り替えを行う切替手段と、前記入出力制御用
    ファームウェアと前記CPUインターフェース模擬ファ
    ームウェアと前記周辺装置コントロール模擬ファームウ
    ェアとの間でデータ授受を行うデータ処理手段と、該デ
    ータ処理手段により授受されるデータを出力するデータ
    出力手段とを備えていることを特徴とする入出力制御試
    験システム装置。
  4. 【請求項4】 所定の演算および制御を行う中央処理装
    置からの信号を基に補助記憶装置やプリンタ等の周辺装
    置との間でデータの授受を行うための入出力制御装置の
    入出力試験を行う入出力制御試験システム装置におい
    て、入出力制御に対し中央処理装置が行う処理を模擬す
    るCPU処理模擬ファームウェアと該CPU処理模擬フ
    ァームウェアを起動するための起動手段とを実装した第
    1の入出力制御装置と、該第1の入出力制御装置へシス
    テムバスを介して接続するためのCPUインターフェー
    ス用ファームウェアと、自入出力制御装置をコントロー
    ルするための入出力制御用ファームウェアを実装した第
    2の入出力制御装置と、前記入出力制御装置間で前記シ
    ステムバスを介してデータ授受を行う装置間データ制御
    手段と、該装置間データ制御手段により授受されたデー
    タを出力するデータ出力手段と、前記周辺装置を制御す
    るための周辺装置コントロールファームウェアとを備え
    ていることを特徴とする入出力制御試験システム装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の入出力制御装置は、周辺装置
    内の処理を模擬する周辺装置コントロール模擬ファーム
    ウェアと、周辺装置をコントロールする周辺装置制御フ
    ァームウェアと前記周辺装置コントロール模擬ファーム
    ウェアとの切り替えを行う切替手段と、前記周辺装置コ
    ントロール模擬ファームウェアと前記入出力制御用ファ
    ームウェアとの間でデータ授受を行うデータ処理手段と
    を備えていることを特徴とする請求項4記載の入出力制
    御試験システム装置。
  6. 【請求項6】 所定の演算および制御を行う中央処理装
    置からの信号を基に補助記憶装置やプリンタ等の周辺装
    置との間でデータの授受を行うための入出力制御装置の
    入出力試験を行う入出力制御試験システム装置におい
    て、中央処理装置の入出力制御装置に対するアプリケー
    ションプログラムとのデータ授受を行うためのCPUイ
    ンターフェース用ファームウェアと、自入出力制御装置
    を制御するための入出力制御用ファームウェアと、周辺
    装置コントロール用の周辺装置コントロールファームウ
    ェアと、該周辺装置コントロールファームウェアがアク
    セスするI/O空間を疑似するシステムバスアドレス空
    間へ切り替えを行うための切替手段を備えた第1の入出
    力制御装置と、前記周辺装置内の処理を模擬する周辺装
    置模擬ファームウェアが実装されシステムバスに接続さ
    れている第2の入出力制御装置と、前記システムバスア
    ドレス空間を使用して前記入出力制御装置の間で前記シ
    ステムバスを介してデータ授受を行うための装置間デー
    タ制御手段と、該装置間データ制御手段により授受され
    るデータを表示し、あるいは加工するためのデータ出力
    手段とを備えていることを特徴とする入出力制御試験シ
    ステム装置。
  7. 【請求項7】 所定の演算および制御を行う中央処理装
    置からの信号を基に補助記憶装置やプリンタ等の周辺装
    置との間でデータの授受を行うための入出力制御装置の
    入出力試験を行う入出力制御試験システム装置におい
    て、中央処理装置における入出力制御装置に対する制御
    動作を模擬するCPUインターフェース模擬ファームウ
    ェアと、周辺装置コントロール用の周辺装置コントロー
    ルファームウェアがアクセスするI/O空間を疑似する
    システムバスアドレス空間へ切り替えを行い、また前記
    CPUインターフェース模擬ファームウェアと中央処理
    装置に対しインターフェースを行うCPUインターフェ
    ース用ファームウェアとの間の切り替えを行うための切
    替手段と、自入出力制御装置をコントロールするための
    入出力制御用ファームウェアとを備えた第1の入出力制
    御装置と、前記周辺装置内の処理を模擬する周辺装置模
    擬ファームウェアが実装されシステムバスに接続されて
    いる第2の入出力制御装置と、前記システムバスアドレ
    ス空間を使用して前記入出力制御装置の間で前記システ
    ムバスを介してデータ授受を行うための装置間データ制
    御手段と、該装置間データ制御手段により授受されるデ
    ータを表示し、あるいは加工するためのデータ出力手段
    とを備えていることを特徴とする入出力制御試験システ
    ム装置。
  8. 【請求項8】 所定の演算および制御を行う中央処理装
    置からの信号を基に補助記憶装置やプリンタ等の周辺装
    置との間でデータの授受を行うための入出力制御装置の
    入出力試験を行う入出力制御試験システム装置におい
    て、自入出力制御装置をコントロールするための入出力
    制御用ファームウェアと、システムバスを介して前記中
    央処理装置と通信を行うためのシステムバスアドレス空
    間をアクセスして前記中央処理装置の処理を模擬する模
    擬ファームウェアと、前記中央処理装置との間のインタ
    ーフェースを行うためのCPUインターフェース用ファ
    ームウェアと前記模擬ファームウェアとを共に起動させ
    るための起動手段と、該起動手段によって前記模擬ファ
    ームウェアを起動することにより、前記CPUインター
    フェース用ファームウェアとの間で前記システムバスア
    ドレス空間を使用してデータ授受を行うプログラム間制
    御手段と、該プログラム間制御手段により授受されるデ
    ータを表示し、あるいは加工するためのデータ出力手段
    とを備えていることを特徴とする入出力制御試験システ
    ム装置。
  9. 【請求項9】 所定の演算および制御を行う中央処理装
    置からの信号を基に補助記憶装置やプリンタ等の周辺装
    置との間でデータの授受を行うための入出力制御装置の
    入出力試験を行う入出力制御試験システム装置におい
    て、自入出力制御装置をコントロールするための入出力
    制御用ファームウェアと、周辺装置の処理を模擬する周
    辺装置模擬ファームウェアと、周辺装置コントロール用
    の周辺装置コントロールファームウェアがアクセスする
    I/O空間を、疑似的に入出力制御装置内のメモリ空間
    に切り替えると共に周辺装置コントロールファームウェ
    アと前記周辺装置模擬ファームウェアとを共に起動させ
    る切替手段と、該切替手段により切り換えられた前記メ
    モリ空間をアクセスして前記周辺装置の処理を模擬する
    周辺装置模擬ファームウェアと前記周辺装置コントロー
    ルファームウェアとの間でデータ授受を行うプログラム
    間制御手段と、該プログラム間制御手段により授受され
    るデータを表示し、あるいは加工するためのデータ出力
    手段とを備えていることを特徴とする入出力制御試験シ
    ステム装置。
  10. 【請求項10】 前記切替手段は、前記入出力制御装置
    内のメモリ上に設けられたスイッチフラグ領域と、該ス
    イッチフラグ領域へスイッチフラグを設定するスイッチ
    フラグ設定手段と、該スイッチフラグ設定手段により設
    定されたスイッチフラグを基に切り替えあるいはファー
    ムウェアの起動を行うソフトウェアスイッチであること
    を特徴とする請求項1から請求項9までの内のいずれか
    1項記載の入出力制御試験システム装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009506426A (ja) * 2005-08-23 2009-02-12 ムーア コンピューター コンサルタンツ インコーポレイテッド オペレーティングシステムに対する周辺装置の接続
JP2011248797A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Icom Inc 電子機器および電子機器の制御装置
US8346981B2 (en) 2005-08-23 2013-01-01 Mcci Corporation Connection of peripherals to operating systems
JP2013196328A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Fujitsu Ltd 情報処理システム

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