JPH083350Y2 - 浴槽のエプロン取付構造 - Google Patents

浴槽のエプロン取付構造

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JPH083350Y2
JPH083350Y2 JP1989143563U JP14356389U JPH083350Y2 JP H083350 Y2 JPH083350 Y2 JP H083350Y2 JP 1989143563 U JP1989143563 U JP 1989143563U JP 14356389 U JP14356389 U JP 14356389U JP H083350 Y2 JPH083350 Y2 JP H083350Y2
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JP
Japan
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apron
bathtub
piece
rim
mounting
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JP1989143563U
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JPH0382085U (ja
Inventor
良一 有松
久雅 吉水
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東陶機器株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は浴槽のエプロン取付構造に関するものであ
る。
(従来の技術) 浴槽のリム部と洗い場に臨む床面との間を覆うのに平
板状のエプロンが取り付けられ、エプロンはメンテナン
ス上脱着を反復する。
このエプロンの取り付けの技術として実公昭60-41193
号が提案され、この技術は、リム裏側に弾性部材を設け
てこれに略コ型のエプロンの上端部を擦動させつつ挿入
し、エプロン下部は浴槽底部から延設したスティのピン
に該エプロン下部裏面の突条に設けた係止孔を係合する
ものである。
かかる技術では、エプロンの取り付けにさいし、リム
裏側の弾性部材の弾圧力に抗してエプロン上端部を下か
ら上へ軽圧入するので摩擦抵抗が大きく、取り付け、取
り外し作業が面倒で、作業がしにくい。
そこで、エプロン上部裏面と浴槽リム裏側との間を挟
持するようにすれば、エプロン上端部は浴槽方向へ押圧
するだけで取り付けが行え、又手前側へ引くだけで取り
外しが行え、作業が容易であり、迅速に行え作業性に優
れる。
(考案が解決しようとする技術課題) 以上の如くエプロン上端部を浴槽リム側に前後方向で
挟持させた場合、エプロンは浴槽の側面全面を覆うこと
から左右方向に長く、従って取付用の挟持部分は左右及
び中間部に設ける必要があり、エプロンが左右に長尺で
あり、全面に亘り完全な平坦度が出しにくく、且つ取付
状態で温水で熱せられることから変形したりする虞れも
あり、特に中間部が上記により前方に弯曲膨出したりす
る虞れがあり、外観上好ましくなく、エプロンに薄手の
板材を用いた場合には温水等による膨出変形が大きく、
甚だしい場合には浴槽リム部とエプロン上端部間に隙間
が発生する虞れすらある。
本考案は以上に鑑みなされたもので、その目的とする
処は、エプロン上端部の複雑個所の取り付けを挟持構造
として脱着作業の大幅な容易化を図り、且つエプロン上
端部の中間部取り付けを強固に行わしめ、エプロン中間
部の膨出変形を防止するようにしたことにある。
(技術課題を解決するための手段) 上記した技術課題を解決するための手段は、浴槽の洗
い場側の面で、浴槽のリム部と床との間に配設されるエ
プロンの上部を、浴槽リム部に取り付ける浴槽のエプロ
ン取付構造において、エプロンの上部裏側の左右、及び
中間部を浴槽のリム部に取り付け、その取り付けを、エ
プロンの上部左右の裏側には、弾性部材で形成した挟持
用取付片を、該エプロンの裏側に突設し、浴槽リム部の
左右の下方には、前記挟持用取付片と対応する浴槽側取
付片を突設し、該双方の取付片相互で、エプロンの上部
の左右を、浴槽リム部側に挟持させ、エプロンの中間部
裏面には、下方に弯曲凹出する係止部を備え、弾性部材
からなる取付片を突設し、浴槽リム部中間部の下方に
は、該エプロン側取付片と対応し、前記エプロン側の係
止部と弾性的に係合する弯曲凹状の係止片を備える浴槽
側取付片を突設し、双方の取付片の係止部、及び係止片
を凹凸係合させるようにした浴槽のエプロン取付構造で
ある。
又前記エプロン中間部に突設する取付片の係止部は、
ローラとした。
(上記手段による作用) 上記手段によれば、エプロン中間部は浴槽リム側に取
付片相互で凹突係合されているのでエプロン中間部は外
方への膨出変形に対して強固に支持 上記手段によれば、エプロンの左右は、浴槽のリム部
側に双方の取付片で挟持され、エプロンの中間部は、双
方の取付片が凹凸係合する凹状突出係合部、凹状係止片
による凹凸係合なので、エプロン中間部の浴槽リム部側
への係合は、強固に、確実になされ、エプロンの中間部
の外方への膨出変形に対して、強固に支持される。
(実施例) 次に本考案の好適する一実施例を添付図面を参照しつ
つ詳述する。
第1図は浴槽のエプロン部分の中間部の縦断面図、第
2図は同上部の拡大図、第3図はエプロン部分の端部の
縦断面図、第4図は同上部の拡大図、第5図は下部の拡
大図、第7図は浴室の要部の斜視図、第8図は同平面図
である。
浴室1はドア1a、窓1bを含む壁板1c…で囲まれて形成
され、浴槽2と洗い場3とを備え、浴槽2と洗い場3の
一側には実施例ではカウンタ4が設けられ、ここに浴槽
2側の給湯、給水栓5が、又洗い場3側には同様の水栓
6と上方にシャワー7が設けられ、浴槽2の洗い場3側
の面にはエプロン8が設けられている。
洗い場3と浴槽2は実施例では連続した一体の床パン
9上に配設され、又設けられ、浴槽2の載置床部10と洗
い場床部11との間には夫々より一段高い土手部12が床パ
ン9の幅方向に形成され、且つ土手部12の載置床部側に
は該載置床部10よりも一段低い凹部13が形成されてい
る。これら各部10,11,12,13は実施例では合成樹脂で一
体に成形されている。洗い場床部11上にはタイル14…は
貼設され、洗い場床面15を形成する。一方、浴槽2の底
16の下の取付用突部16aを脚部材17に取り付けて床部10
上に据付けられている。
浴槽2の上端に囲繞するように形成されるリム部18
は、浴槽本体壁部19の上端から外方に屈曲延出されたフ
ランジ部20、これの外端から下方に折曲垂下された垂下
片21からなり、リム部18の外端と下方の前記した土手部
12の洗い場側端部とは略一致している。
浴槽2のリム部18のフランジ部20下面奥の部分には厚
肉の突部22を設け、突部22は浴槽2の長さ方向の左右の
部分及び中央部の計三ヶ所設けられ、第1図は中央部の
縦断面図なので中央部のもの22aを示している。
かかる突部22にはボルト23で垂下せる略Z型の取付片
24の水平な基部24aを止着する。取付片24は突部22の下
面に重ねられ、ボルト23で止着された基部24a先端から
折曲垂下される垂下片24bを連続して備え、且つ垂下片2
4bの下端には外方に90度屈曲させた弯曲凹状の係止片24
cが一体に形成され、係止片24cの先端は下方にRを付
し、係合し易くし、かかる取付片は板バネ等で各部一体
成形する。
一方、エプロン8の平板部25の上端部は浴槽方向(裏
側)に延出するフラットなフランジ部26を備え、フラン
ジ部26の下に突部27が設けられ、突部27は既述の浴槽側
の突部22と同様に三ヶ所設けられ、第1図は中央のもの
27Aを示している。突部27には逆L型の取付片28を止着
する。取付片28はフラットな垂直の基部28aをボルト29
で突部27に止着し、基部28a上端部から裏側方向に折曲
して形成した下向に弯曲凹出する係止部28bを備え、係
止部28bを含む取付片28は板バネ等で各部全一体に成形
する。
以上のエプロン8のフランジ部26の上面にはシール材
30を貼着し、シール材30はリム部垂下片21下面に貼着し
ても良い。
以上においては、エプロン8の上端部をリム部垂下片
21下に臨ませ、リム方向に押圧する。下方に凹出した取
付片28の係合部28bはリム側の取付片24の凹状係止片24d
を下方にたわませつつ係合し、係合部28bと係止片24dは
板バネで形成することにより弾性的に凹突係合すること
となり、エプロン8の上端部に第1図中右方向に膨出す
るようにエプロン8に変形(第8図中鎖線Aで示す如
き)する力が作用しても凹突係合によりこの部分を浴槽
側に強固に保持することとなる。
第3図及び第4図に示す如く浴槽リム部18の左右の部
分のフランジ部下面には突部22Bを夫々垂下突設し、こ
れに略Z型の取付片31の水平な基部31aをボルト32で止
着し、垂下した片31bの先端にはL型に折曲突出した挟
入片31cを備える。一方、エプロン8の裏面の対応する
突部27Bには略逆L型の取付片33を止着し、取付片33は
略逆L型の二枚の片33a,33bからなり、これの基片33c,3
3dをボルト34で突部27B裏面に止着し、夫々裏面方向に
水平方向へ折曲突出させた片33e,33fの内下のもの33eを
平坦とし、上のもの33fをV型に下方に凹出させてこの
間で挟持部33gを形成する。かかる取付片33は板バネ等
で形成する。
以上においては、エプロン8の左右の部分では上端部
を押圧することによりリム側の取付片31先端の挟入片31
cがエプロン側の取付片33の挟持部33gに挟入され、挟持
部33gで挟持されることとなり、エプロン両端部はこの
ように取付支持されることとなる。従ってエプロン8の
第7図、第8図で示す左右の部分C,Dはこのように挟持
され、又中央の部分Bは既述の如く凹突係合される。
ところでエプロン8の下部の取り付けは第1図、第3
図及び拡大した第5図で示す如くで、脚部材17の端面に
スティ35の基部35aをボルト36で止着し、洗い場方向に
延出した延出片35b先端にピン37を上向きに突設する。
一方、エプロン8の平板部25の下端部のフランジ部38の
上には突部39を設け、これに逆L型の取付片40をボルト
42で止着し、取付片40の裏側に突出した片部40aに係合
孔41を設け、ピン37と係合孔41との係合でエプロン下部
を浴槽側に取付支持する。
第6図はエプロン上部の中央部の取付構造の変更実施
例を示す。
本実施例は、エプロン側の取付片に代えてローラ128
を設け、ローラ128は突部27Aにボルト29で止着されたベ
ース128aに支持され、一方、リム18側の取付片24は同構
造とし、ローラ128を取付片24の凹状係止片24cに係合さ
せたもので、ローラ128は転動するので係脱が容易であ
る。他の部分は前記と同様なので、同一部分には同一符
号を付し、詳細な説明は省略する。
(考案の効果) 以上で明らかな如く本考案によれば、エプロン上部の
浴槽リム部側への取付に際し、エプロン裏面側の左右の
取付片と、浴槽リム部側下方左右の取付片とを挟持させ
たので、エプロン左右外側からの押圧挿入で、エプロン
上部の左右を、浴槽側に挟持させることができる。
特に本考案では、エプロン中間部と浴槽側のリム部中
間部下方に、一方が下方に弯曲凹出する係合部、或いは
ローラ、他方をこれと係合する弯曲凹出する係止部で、
弾性的に凹凸係合させたので、エプロン中間部の浴槽側
への結合、支持が強固、確実に成される。従って、温水
の影響や、製作過程等で中央部が外方に膨出変形しよう
としても、これを抑えて、エプロンを垂直に、フラット
に保持させることができる。
そして、エプロンの中間部の浴槽リム部側への、強
固、確実な支持を、エプロン中間部裏面、浴槽リム部下
方に弾性部材からなる凹状弯曲突出係合部、これと対応
して係合する弯曲凹状係止部で構成したので、簡素な構
造でエプロン中間部の強固、確実な支持が行なえる。
又エプロン左右の押圧挿入と、中間部の押圧係合で、
エプロン上部を浴槽リム部下方に取り付けることがで
き、又エプロンの取り外しも、中間部を強く引張れば左
右の支持部と一緒に取り外すことができ、取付、取外し
作業が容易である等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図はエプロ
ン取付部の中央部分縦断面図、第2図は同上部の拡大
図、第3図は同左右の部分の縦断面図、第4図は同上部
の拡大図、第5図は同下部の拡大図、第6図は変更実施
例の拡大縦断面図、第7図は浴室の斜視図、第8図は同
平面図である。 尚図面中2は浴槽、3は洗い場、9は床、8はエプロ
ン、18はリム部24は浴槽側の中間部の取付片、24cは弯
曲凹状係止部、28はエプロン側の中間部の取付片、28b
は弯曲凹状突出係合部、31cは浴槽側左右の取付片、33
e,33fはエプロン左右の挟持用取付片、128はローラであ
る。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽2の洗い場3側の面で、浴槽2のリム
    部18と床9との間に配設されるエプロン8の上部を、浴
    槽リム部18に取り付ける浴槽のエプロン取付構造におい
    て、 エプロン8の上部裏側の左右、及び中間部を浴槽のリム
    部18に取り付け、その取り付けを、 エプロン8の上部左右の裏側には、弾性部材で形成した
    二股状挟持用取付片33を、該エプロン8の裏側に突設
    し、浴槽リム部18の左右の下方には、前記挟持用取付片
    33と対応する浴槽側取付片31を突設し、該双方の取付片
    31,33相互で、エプロン8の上部の左右を、浴槽リム部1
    8側に挟持させ、 エプロン8の中間部裏面には、下方に弯曲凹出する係止
    部28bを備え、弾性部材からなる取付片28を突設し、浴
    槽リム部18中間部の下方には、該エプロン側取付片28と
    対応し、前記エプロン側の係止部28bと弾性的に凹凸係
    合する弯曲凹状の係止片24cを備える浴槽側取付片24を
    突設し、双方の取付片24,28の係止部28b、及び係止片24
    cを凹凸係合させる、 ようにしたことを特徴とする浴槽のエプロン取付構造。
  2. 【請求項2】前記エプロン中間部に突設する取付片の係
    止部は、ローラ128である請求項1記載の浴槽のエプロ
    ン取付構造。
JP1989143563U 1989-12-11 1989-12-11 浴槽のエプロン取付構造 Expired - Lifetime JPH083350Y2 (ja)

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JPH0382085U JPH0382085U (ja) 1991-08-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS521422Y2 (ja) * 1973-04-30 1977-01-13
JPS60187691U (ja) * 1984-05-23 1985-12-12 タカラベルモント株式会社 浴槽のエプロン取付装置

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JPH0382085U (ja) 1991-08-21

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