JPH08334477A - 写真フイルムパトローネのフレキシブルディスクの検査方法及び装置 - Google Patents

写真フイルムパトローネのフレキシブルディスクの検査方法及び装置

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JPH08334477A
JPH08334477A JP7143438A JP14343895A JPH08334477A JP H08334477 A JPH08334477 A JP H08334477A JP 7143438 A JP7143438 A JP 7143438A JP 14343895 A JP14343895 A JP 14343895A JP H08334477 A JPH08334477 A JP H08334477A
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disk
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disc
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Yuzo Tsunekawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バリや付着物があったり、複数枚が重なった
状態等の不適格なフレキシブルディスクのパトローネへ
の組み込みを防止する。 【構成】 加熱された熱可塑性合成樹脂シートへの真空
圧空成形と、開口や外形の打抜きとを経て形成されたフ
レキシブルディスクに、スプール軸に組み付ける前にバ
リや付着物等の有無を調べる外観検査と、2枚重なりか
否かを調べる重なり検査とを実施して、これらの検査に
より不合格とされたフレキシブルディスクをトラッキン
グして全ての検査の終了後にスプール組立装置への搬送
から除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フイルムパトロー
ネのフレキシブルディスクの不具合の検出を行う検査方
法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スプールの回転によって、写真フイルム
をその先端から外部に送り出すことができる写真フイル
ムパトローネが提案されている(米国特許444239
43号)。このような写真フイルムパトローネで写真フ
イルムを送り出すためには、パトローネ内での写真フイ
ルムの巻き緩みを防止して、確実にスプールの回転力を
写真フイルムに伝達しなければならない。そのために、
特開平3−37645号,及び米国特許第483430
6号,同第4848693号公報等では、カップ形状を
したフレキシブルディスクをスプール軸の両端部に組み
付け、写真フイルムの外周の端部を包み込んで巻き緩み
を防止するようにした写真フイルムパトローネが提案さ
れている。
【0003】上記フレキシブルディスクは、写真フイル
ムのエッジ部分に押圧されて変形することにより写真フ
イルムの包み込みを解除するようになっている。そのた
め、フレキシブルディスクは容易に変形することができ
るように、弾性を有するプラスチック等の材料で肉厚を
薄くして成形されている。このようなフレキシブルディ
スクを製造する方法としては、真空成形や圧空成形ある
いは真空と圧空とを組み合わせた真空圧空成形、更には
射出成形等が各種提案されている。
【0004】上記真空圧空成形では、加熱された熱可塑
性合成樹脂シートに真空圧空成形を施して複数個のディ
スク状変形部を形成し、この合成樹脂シートをダイセッ
トに搬送して、ディスク状変形部の中心部の開口と外形
とを打ち抜いてフレキシブルディスクを製造する構成と
なっている。そして、打ち抜かれたフレキシブルディス
クは、熱可塑性合成樹脂のシートから取り出されて次の
スプール軸への組み付け工程に搬送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記合
成樹脂シートからフレキシブルディスクを打ち抜く際
に、ダイセットの打抜き刃の劣化等により、フレキシブ
ルディスクにバリが発生したり打抜きカス等が付着して
しまうことがある。このように、フレキシブルディスク
にバリや付着物等が存在すると、フレキシブルディスク
はパトローネ内で正常に回転することができなくなり、
写真フイルムを適正に送り出すことができなくなった
り、写真フイルムに傷をつけてしまうという問題が発生
してしまう。
【0006】また、合成樹脂シートからディスク状変形
部を打ち抜く際に、フレキシブルディスクがダイセット
の打抜き刃に挟まって付着してしまうことがある。この
状態で合成樹脂シートからの打抜き作業が続けられる
と、2枚重ねのフレキシブルディスクが製造されて、パ
トローネ内に組み込まれてしまうことがある。これによ
れば、カップ形状の内径が小さくなって正常に写真フイ
ルムを包み込むことができなくなったり、更に柔軟性も
劣ってしまい、写真フイルムの押圧により変形されなく
なって写真フイルムを送り出せなくなる等の問題が発生
してしまう。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、バリや付着物があったり、複数枚が重なった状態
等の不適格なフレキシブルディスクがパトローネ内に組
み込まれるのを防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の写真フイルムパトローネのフレキ
シブルディスクの検査方法は、スプール軸に組み付けら
れる前のフレキシブルディスクに、バリや付着物の有無
が調べられる外観検査と、複数枚が重なっている状態で
あるかが調べられる重なり検査とを実施するようにした
ものである。また、請求項2記載の検査方法では、各検
査により不合格と判定されたフレキシブルディスクをト
ラッキングして、全ての検査終了後にスプール軸への組
付け工程への搬送から除去するようにし、更に請求項3
記載の検査方法では、各検査により不合格と判定された
フレキシブルディスクをトラッキングして、スプール軸
に組み付けられた後にスプール軸ごと除去するようにし
たものである。
【0009】また、請求項4記載のフレキシブルディス
クの検査方法は、外観検査として、フレキシブルディス
クがスプール軸への組付け工程に向けて整列されて搬送
される間に、フレキシブルディスクを固体撮像デバイス
により撮像し、この固体撮像デバイスにより撮像された
画像データから画像の濃度分布を表す測定パターンデー
タを作成して、この測定パターンデータを予め記憶して
いる基準パターンデータと比較してバリや付着物の有無
を判定するようにしたものである。
【0010】更に、請求項5記載のフレキシブルディス
クの検査方法は、重なり検査として、熱可塑性合成樹脂
シートからフレキシブルディスクが打ち抜かれた後に、
ダイセットの打抜き刃へのフレキシブルディスクの付着
の有無を検査し、打抜き刃にフレキシブルディスクが付
着している場合に、次にその刃で打ち抜かれるフレキシ
ブルディスクが2枚重ねになると判定するようにしたも
のである。
【0011】また、請求項6記載のフレキシブルディス
クの検査方法は、重なり検査として熱可塑性合成樹脂シ
ートの打抜き跡のフレキシブルディスクの有無を検査
し、打抜き跡にフレキシブルディスクが戻されていない
場合に、一定ピッチ後の打抜き跡に戻されたフレキシブ
ルディスクが2枚重ねになると判定するようにしたもの
である。
【0012】また、請求項7記載のフレキシブルディス
クの検査方法は、重なり検査として、フレキシブルディ
スクがスプール軸への組付け工程に向けて整列されて搬
送される間に、フレキシブルディスクが2枚重ねになっ
ている場合に必ず重なり合う箇所に向けて光を照射し、
この光の透過率によりフレキシブルディスクが2枚重ね
であるか否かを判定するようにしたものである。
【0013】更に、請求項8記載のフレキシブルディス
クの検査方法は、重なり検査として、フレキシブルディ
スクがスプール軸への組付け工程に向けて整列されて搬
送される間に、フレキシブルディスクの厚みを測定して
2枚重ねであるか否かを判定するようにしたものであ
り、請求項9記載のフレキシブルディスクの検査方法
は、フレキシブルディスクの重量を測定して2枚重ねで
あるか否かを判定するようにしたものである。
【0014】また、請求項10記載のフレキシブルディ
スクの検査装置は、スプール軸への組付け工程に向けて
整列して搬送されるフレキシブルディスクを撮像する固
体撮像デバイスと、この固体撮像デバイスにより撮像さ
れた画像データから濃度分布を表す測定パターンデータ
を作成する画像処理部と、この画像処理部で作成された
測定パターンデータを予め記憶している基準パターンデ
ータと比較してバリや付着物の有無を判定するととも
に、不具合のあるフレキシブルディスクを記憶する制御
部とから構成したものである。
【0015】更に、請求項11記載のフレキシブルディ
スクの検査装置は、ダイセットの打抜き刃に向けて光を
照射する投光部、及び打抜き刃に反射された光を受光す
る受光部とからなる反射型光電子スイッチと、この反射
型光電子スイッチの検出結果に基づいて打抜き刃にフレ
キシブルディスクが付着しているか否かを判定するとと
もに、フレキシブルディスクが付着している場合に、次
にその打抜き刃で打ち抜かれたフレキシブルディスクが
2枚重ねになることを記憶する制御部とから構成したも
のである。
【0016】また、請求項12記載のフレキシブルディ
スクの検査装置は、ダイセットの熱可塑性合成樹脂シー
トの搬送方向の下流側で、シートに向けて光を照射する
投光部、及び熱可塑性合成樹脂シートを介した光を受光
する受光部とからなる透過型あるいは反射型の光電子ス
イッチと、この光電子スイッチの検出結果に基づいて打
抜き跡のフレキシブルディスクの有無を判定するととも
に、フレキシブルディスクが無い場合に、一定ピッチ後
の打抜き跡に戻されたフレキシブルディスクが2枚重ね
になることを記憶する制御部とから構成したものであ
る。
【0017】更に、請求項13記載のフレキシブルディ
スクの検査装置は、熱可塑性合成樹脂シートの打抜き跡
から、エア吸引によりフレキシブルディスクを取り出す
際に、吸引圧力を測定する圧力スイッチと、この圧力ス
イッチの測定結果に基づいて打抜き跡のフレキシブルデ
ィスクの有無を判定するとともに、フレキシブルディス
クが無い場合に、一定ピッチ後の打抜き跡に戻されたフ
レキシブルディスクが2枚重ねになることを記憶する制
御部とから構成したものである。
【0018】また、請求項14記載のフレキシブルディ
スクの検査装置は、スプール軸への組付け工程に向けて
整列して搬送されるフレキシブルディスクに、フレキシ
ブルディスクが2枚重ねになっている場合に必ず重なり
合う箇所に向けて光を照射する投光部、及びフレキシブ
ルディスクを透過した光を受光する受光部からなる透過
型光電子スイッチと、この透過型光電子スイッチの検出
結果に基づいて、フレキシブルディスクが2枚重ねであ
るか否かを判定するとともに、2枚重ねのフレキシブル
ディスクを記憶する制御部とから構成したものである。
【0019】更に、請求項15記載のフレキシブルディ
スクの検査装置は、制御部により不具合品として記憶さ
れたフレキシブルディスクをスプール軸に組み付けられ
る前に除去するようにしたものであり、請求項16記載
のフレキシブルディスクの検査装置は、不具合品として
記憶されたフレキシブルディスクをスプール軸に組み付
けた後に、スプール軸とともに除去するようにしたもの
である。
【0020】
【作用】フレキシブルディスクは、スプール軸に組み付
けられる前に、バリや付着物の有無が調べられる外観検
査と、複数枚が重なっている状態であるか否かが調べら
れる重なり検査とが実施される。これらの検査により不
合格とされたフレキシブルディスクは、スプール軸への
組付け工程への搬送から除去、あるいはスプール軸に組
み付けられた後に他の検査による不合格品と一緒に除去
されるので、不具合のあるフレキシブルディスクがパト
ローネに用いられることはない。フレキシブルディスク
の重なり検査は、ダイセットの打抜き刃へのフレキシブ
ルディスクの付着状況の観察や、シートの打抜き跡のフ
レキシブルディスクの有無、フレキシブルディスクの光
の透過率、更にフレキシブルディスクの厚みや重量の測
定により判定される。また、外観検査には、画像処理に
よる基準データとの比較が用いられる。
【0021】以下、図14に示す写真フイルムパトロー
ネについて説明する。写真フイルムパトローネ2は、プ
ラスチックで形成された上ケース3,下ケース4と、こ
れら上下ケース3,4内に収納されるスプール5と、蓋
部材6及びロックレバー7と、上下ケース3,4の外側
に貼着されるラベル8とから構成されている。上下ケー
ス3,4の正面側の接合部には、写真フイルム9が出入
りするフイルム送出口10が形成されている。このフイ
ルム送出口10の奥には、フイルム送出口10を開閉す
る蓋部材6が回動自在に組み付けられている。また、下
ケース4のフイルム送出口10の奥には、スプール5に
巻かれた写真フイルム9の先端を掬い上げてフイルム送
出口10に導く分離爪11が形成されている。
【0022】スプール5は、写真フイルム9の後端が係
止されて巻き付けられるスプール軸13と、このスプー
ル軸13の一端に形成されたデータ板14と、スプール
軸13の他端に取り付けられる回転部材15と、これら
データ板14と回転部材15との間でスプール軸13に
取り付けられるフレキシブルディスク(以下ディスクと
省略する)16,17とから構成されている。データ板
14には、収納された写真フイルム9の各種データを示
すバーコードが印刷されたバーコードラベル18が貼着
される。このバーコードは、カメラ等の装置によって読
み取られる。
【0023】回転部材15には、ユーザーに写真フイル
ム9の使用状況を示す表示板15aとスプール5をロッ
クするためのギヤ15bとが設けられている。表示板1
5aは、上下ケース3,4の側面に形成された複数個の
表示窓のいずれかに対面する位置に配置され、表示板1
5aがどの表示窓から見えるかによって、未使用,使用
途中,全露光済み,現像済みのいずれかを表現する。ギ
ヤ15bには、蓋部材6が閉じ位置にあるときにロック
レバー7が噛合され、このときにはスプール5の回転が
規制される。また、蓋部材6が開き位置にあるときに
は、ロックレバー7はギヤ15bから離れてスプール5
のロックを解除する。
【0024】ディスク16及び17は2段のカップ形状
となっており、中央部分にはスプール軸13が挿入され
る開口16a,17aが形成されている。また、ディス
ク16,17の外周には、スプール軸13に巻かれた写
真フイルム9の最外周の端部を包み込んで、写真フイル
ムパトローネ2内での巻き緩みを防止する突起状のリッ
プ16b,17bが形成されている。これらのディスク
16,17は、写真フイルム9を送り出す際に容易に変
形できるように柔軟なプラスチックで薄肉に成形されて
いる。
【0025】また、図15(A),(B)に示すよう
に、ディスク17の開口17aの外周には、4個の円弧
形状のスリット23が形成されている。このスリット2
3内には、回転部材15の内側の端面に形成されたラチ
ェット爪24が挿入される。そして、スプール5がフイ
ルム送り出し方向に回転されたときには、スリット23
とラチェット爪24とが係合し、ディスク17はスプー
ル軸13と一緒に回転する。また、スプール5がフイル
ム巻込み方向に回転されたときには、ラチェット爪24
はスリット23を乗り越えるのでスプール軸13の回転
はディスク17に伝達されなくなる。
【0026】このように、スプール5の回転方向によっ
てディスク17への回転の伝達を切り換えると、フイル
ム送出し時にスプール5に巻かれた写真フイルム9とデ
ィスク17との回転が一致して摩擦抵抗が減少するの
で、写真フイルム9の送り出しに必要なスプール5の駆
動力が少なくて済む。また、フイルム巻き戻し時にディ
スク17を独自に回転するようにすると、リップ17b
に邪魔されずに写真フイルム9をリップ17b内に巻き
込むことができる。
【0027】このような写真フイルムパトローネ2は、
未使用あるいは使用済み時には、写真フイルム9が先端
まで全てパトローネ2内に巻き込まれており、蓋部材6
はフイルム送出口10をふさぐ閉じ位置に回動されてい
る。この状態では、外光はフイルム送出口10からパト
ローネ2内に入り込むことはなく、また、スプール5は
ロックレバー7によってロックされているので、不用意
にスプール5が回転することはない。そして、蓋部材6
がフイルム送出口10を開放し、スプール5が図中時計
方向に回転されると、写真フイルム9の先端は分離爪1
1によって掬い上げられてフイルム送出口10から送り
出される。
【0028】
【実施例】図2は、ディスク16を製造する装置の概略
を示すものである。ディスク製造装置26は、ディスク
16の原材料となる熱可塑性合成樹脂の帯状のシート2
7を供給するシート供給部28と、供給されたシート2
7に加熱と真空圧空成形とを施し、1度の動作で例えば
5個のディスク状変形部をシート27上に形成する真空
圧空成形部29と、各ディスク状変形部に開口16aを
打ち抜くダイセットである第1打抜き部30、及び外形
を打ち抜いてディスク16を形成するダイセットである
第2打抜き部31と、ディスク16をディスク製造装置
26から取り出すディスク取出し部32と、シート供給
部28からシート27を引き出すとともに、ディスク1
6が打ち抜かれた後のシート27を巻き取るシート巻取
り部33とから構成されており、これらは架台34上に
設置されている。
【0029】シート27の厚みは0.15mmであり、
ポリスチレン変性ポリフェニレンエーテルにエラストマ
ー成分を加えたもので、ポリスチレンとポリフェニレン
エーテルとの比率は3対7であり、エラストマー成分は
12部とされている。
【0030】シート供給部28は、シート27が巻かれ
たドラム36と、シート巻取り部33により引き出され
るシート27にテンションを与えるためにドラム36に
負荷をかけるブレーキ装置37とから構成されている。
このシート供給部28からシート27を引き出すシート
巻取り部33は、打抜き済みのシート27を巻き取るド
ラム38と、このドラム38を回転するモータ39とか
ら構成されている。また、ディスク製造装置26の各部
28,29,30,31,32,33の間には、シート
27をガイドするガイドローラ40がそれぞれ配置され
ている。
【0031】真空圧空成形部29は、架台34の上に設
置された固定台42と、この固定台42の上方にガイド
シャフト43に沿って上下方向に移動自在とされた可動
台44とから構成されている。固定台42には、ディス
ク状変形部を形成するためのメス金型が、可動台44に
はオス金型が組み付けられている。真空圧空成形部29
の側方には、固定台42と可動台44との間に挿入され
てシート27を加熱するシートヒーター45が配置され
ている。
【0032】シート27が固定台42と可動台44との
間に搬送されると、シートヒーター45が固定台42と
可動台44との間に挿入され、シート27を加熱して軟
化する。シート27の加熱が終了すると、シートヒータ
ー45は固定台42と可動台44との間から退避され、
可動台44が油圧シリンダやカム等によって固定台42
に向けて下降される。可動台44ではオス金型を介して
エア加圧が行われ、固定台42ではメス金型を介してエ
ア吸引が行われる。これにより、軟化されたシート27
はメス金型に密着され、複数個のディスク状変形部が形
成される。
【0033】第1打抜き部30は、ディスク状変形部に
開口16aを打ち抜くためのダイスが取り付けられた固
定台30aと、ガイドシャフト30cに沿って上下方向
に移動自在とされ、パンチが取り付けられた可動台30
bとから構成されている。この可動台30bは、油圧シ
リンダやカム等によって駆動される。第1打抜き工程3
0で開口16aが打ち抜かれた際に発生する切り屑47
は、ダイスから下に落とされ、固定台30aの下方に設
けられた通路48を経て、架台34の側面に形成された
排出口49より排出される。
【0034】第2打抜き部31は、第1打抜き部30と
ほぼ同様の構成であり、架台34上に設置された固定台
31aと、ガイドシャフト31cにガイドされて上下方
向に移動自在とされた可動台31bとから構成されてい
る。この第2打抜き部31は、図3に示すように、固定
台31aには、ディスク状変形部50が形成されたシー
ト27が載置されディスク16を打ち抜くためのパンチ
51が、可動台31bにはディスク16を打ち抜くため
の打抜き刃であるダイス52が組み付けられている。
【0035】固定台31aと可動台31bとの間にディ
スク状変形部50が形成されたシート27が搬送される
と、可動台31bは油圧シリンダやカム等によって駆動
されて下降し、ダイス52とパンチ51とでシート27
を挟み込んでディスク16を打ち抜く。打ち抜かれたデ
ィスク16は、周知のプッシュバック装置によりシート
27の打抜き跡に戻され、シート27の搬送によって次
のディスク取出し部32に送られる。なお、図3では図
面の煩雑化をさけるために、プッシュバック装置の記載
を省略している。
【0036】通常、第2打抜き部31で打ち抜かれたデ
ィスク16はシート27の打抜き跡に戻されるが、図中
二点鎖線で示すように、可動台31bのダイス52内に
挟まれてシート27から持ち上げられてしまうことがあ
る。この状態で打ち抜き作業が続けられると、次々とデ
ィスク16がダイス52内に挟まってしまう。このよう
な場合には、可動台31bを駆動する油圧シリンダやカ
ム等が過負荷となるため、周知の安全装置等により打抜
き作業が停止されるので、自動または手動によりダイス
52に付着したディスク16は取り除かれる。
【0037】しかしながら、ダイス52に挟まったディ
スク16に次に打ち抜かれたディスク16が重なってダ
イス52から落下し、2枚重ねとなった状態でディスク
取出し部32に送られてスプール軸13に組み付けられ
てしまうことがある。このような不具合を解決するため
に、第2打抜き部31の近傍には、可動台31bのダイ
ス52に向けて配置された反射型光電子スイッチ54が
設けられている。この反射型光電子スイッチ54は、ダ
イス52に向けて検査光を照射する投光部54aと、ダ
イス52により反射された光を受ける受光部54bとを
備えており、受光部54bは、受光した光量に応じた電
圧の信号を発生する。これにより、光がダイス52によ
り反射された場合と、ディスク16により反射された場
合とでは受光部54bから発生される電圧が異なるの
で、ダイス52にディスク16が付着しているか否かを
検査することができる。また、受光部54bからの信号
は、制御部55に入力される。
【0038】制御部55は、マイクロコンピュータ等か
らなり、受光部54aから入力された信号の電圧に基づ
いてダイス52にディスク16が付着しているか否かを
判定する。そして、ダイス52にディスク16が付着し
ている場合には、次にそのダイス52で打ち抜かれるデ
ィスク16が2枚重ねになると判断し、その2枚重ねの
ディスク16を記憶してトラッキングする。この制御部
55は、後述するディスク16のバリ,付着物等の外観
検査の制御も行う。
【0039】ディスク取出し部32は、ディスク16を
保持したシート27が載置される台板57と、シート2
7上からディスク16を取り外して保持するディスク保
持部58と、このディスク保持部58を回動するアーム
部59とから構成されている。また、ディスク取出し部
32の近傍には、シート27から取り出されたディスク
16をスプール軸13への組み付けを行うスプール組立
装置に向けて搬送するベルトコンベア60が配設されて
いる。このディスク保持部58によるディスク16の保
持にはエアー吸引が用いられるが、その他の保持方法と
しては静電吸着を用いてもよく、ディスク16に損傷を
与えなければ握持するようにしてもよい。
【0040】ディスク保持部58がディスク16を保持
すると、アーム部59が回動されてディスク保持部58
をベルトコンベア60上に移動させる。この状態でディ
スク保持部58によるエア吸引が解除され、ディスク1
6はベルトコンベア60上に載置される。ベルトコンベ
ア60は、周知のベルト60aが掛けられたローラ60
bの回転により移動されて、載置されたディスク16を
スプール組立装置に向けて搬送する。また、ディスク1
7も上述したディスク製造装置と同様の構成のディスク
製造装置により製造され、2枚重なりの検査が行われて
からスプール組立装置に向けて搬送される。なお、一台
のディスク製造装置で、ディスク16とディスク17と
を同時にあるいは交互に製造して、スプール組立装置に
搬送するようにしてもよい。
【0041】図4に示すように、ディスク製造装置26
で製造されたディスク16をスプール組立装置に搬送す
るベルトコンベア60の途中には、ディスク16のバリ
や付着物等の有無を検査する外観検査装置63が配設さ
れている。この外観検査装置63は、ベルトコンベア6
0上のディスク16を照明する光源64と、ディスク1
6を個々に撮像する固体撮像デバイスであるCCDカメ
ラ65と、このCCDカメラ65で撮像された画像デー
タを画像の濃度分布を表す測定パターンデータに変換す
る画像処理部66と、この画像処理部66から入力され
た測定パターンデータを予め記憶した基準パターンデー
タと比較してディスク16の外観を評価する制御部55
とから構成されている。この制御部55は、前述のダイ
ス52へのディスク16の付着の検査で用いられたもの
と同一である。
【0042】また制御部55は、ベルトコンベア60上
から不具合のあるディスク16を除去する除去装置68
の制御をも行っている。制御部55は、前述のディスク
16の重なり検査で不合格品と記憶したディスク16
と、外観検査により不合格品と判定されたディスク16
とが除去装置68のディスク取り出し位置に移動される
と、その不合格品のディスク16をベルトコンベア60
上から除去するように除去装置68を制御する。
【0043】除去装置68は、ディスク16を保持する
ディスク保持部68aと、このディスク保持部68aを
ベルトコンベア60上とディスク16を廃棄する廃棄シ
ュート69との間を移動させるアーム部68bとから構
成されている。ディスク保持部68aによるディスク1
6の保持は、エア吸着や静電吸着あるいは握持等が用い
られる。このようにディスク16の全数は、スプール軸
13に組み付けられる前に2枚重なりやバリ,付着物等
の有無が検査され、不合格とされたディスク16はスプ
ール軸13への組付け工程への搬送から除去されるの
で、スプール軸13に組み付けられるディスク16は全
て適正な機能を有するもののみとなる。
【0044】図5に示すように、スプール組立装置71
は、ベルトコンベア60によって搬送されてきたディス
ク16を供給するディスク供給部72と、供給されたデ
ィスク16を保持して、スプール軸13に挿入するディ
スク挿入部73と、スプール軸13をディスク挿入位置
に供給するスプール軸供給部74とから構成されてい
る。
【0045】ディスク供給部72には、ベルトコンベア
60により搬送されてきたディスク16が上方から挿入
されるシュート76と、シュート76から供給されたデ
ィスク16を受け取って位置決めする停止板77とが設
けられている。シュート76は、ディスク16の端縁を
前後から支持する前ガイド板78a,後ガイド板78b
と、これらのガイド板78a,78bの間にディスク1
6が移動できるだけの間隔を形成するスペーサ79とか
ら構成されており、上方から供給されたディスク16
は、シュート76内を自重によって下方に向けて移動さ
れる。停止板77には溝77aが形成されており、ディ
スク16は溝77aに端縁が挿入されて位置決めされ
る。
【0046】停止板77の溝77aに保持されたディス
ク16に対面する位置には、ディスク16を取り出して
ディスク挿入部73まで搬送する取出し用ホルダー81
が配置されている。この取出し用ホルダー81は、ディ
スク16が停止板77上に載置されているときに、モー
タあるいはエアーシリンダーやソレノイド、またはカム
駆動等によって図中矢印方向に移動され、エア吸引によ
りディスク16を保持する。そして、取出し用ホルダー
81は、ディスク16を保持した状態で更に移動され、
ディスク16をディスク挿入部73まで搬送する
【0047】取出し用ホルダー81の上方には、停止ピ
ン83が配置されている。この停止ピン83は、シュー
ト76から停止板77上にディスク16が供給される
と、矢印方向にモータあるいはエアーシリンダーやソレ
ノイド、またはカム駆動等によって移動され、次に停止
板77上に載置されるディスク16の開口16aに挿入
される。これにより、停止板77上のディスク16がデ
ィスク挿入部73に搬送されている最中に、シュート7
6から次のディスク16が落下してくることはない。
【0048】取出し用ホルダー81は、ディスク16を
保持した状態でディスク挿入部31に向けて突き出さ
れ、取出し用ホルダー81の移動路に配置された挿入用
ホルダー85にディスク16を引き渡す。挿入用ホルダ
ー85の先端には、ディスク16の開口16aに挿入さ
れ、後のスプール軸13への組付け時に位置決めを行う
センタリングピン85aと、ディスク16に沿った形状
をしたホルダリング85bとが設けられている。
【0049】また、挿入用ホルダー85には、水平方向
に突出された回動軸87が形成されており、この回動軸
87がホルダー保持部88に回動自在に取り付けられて
いる。ホルダー保持部88を貫通した回動軸87の端部
には、回動レバー89の一端が取り付けられている。こ
の回動レバー89の他端には連結棒90が取り付けられ
ており、図中において連結棒90が矢印方向に引かれる
と、回動レバー89が反時計方向に回動され、回動レバ
ー89に連結された挿入用ホルダー85も反時計方向に
回動される。これにより、図中二点鎖線で示すように、
挿入用ホルダー85はホルダリング85bが設けられた
先端側が下方に向けられる。
【0050】また、ホルダー保持部88を貫通した回動
軸87の端部には、他端にエアーポンプが連結されたエ
アーホース92が取り付けられている。回動軸87の内
部には、エアーホース92と連結されるエアー通路が形
成されており、このエアー通路は挿入用ホルダー85内
に形成されたエアー通路にも連結されている。そして、
エアーホース92の端部に取り付けられたエアーポンプ
により、ホルダリング85bがエアー吸引を行ってディ
スク16を保持するようになっている。なお、エアーホ
ース92は、回動軸87に対して回動自在に取り付けら
れているので、挿入用ホルダー85が回動されてもエア
ーホース92が捻じれることはない。
【0051】ホルダー保持部88には、2本のガイドシ
ャフト94が取り付けられており、これらのガイドシャ
フト94は、ホルダー保持部88の下方に配置されたホ
ルダー保持台95にスライド自在に挿入されている。こ
れにより、ホルダー保持部88はホルダー保持台95を
ガイドとして、モータあるいはエアーシリンダーやソレ
ノイド、またはカム駆動等によって上下方向にスライド
される。このように、挿入用ホルダー85は、取出し用
ホルダー81から受け取ったディスク16をホルダリン
グ85bで保持し、ホルダー保持部88に取り付けられ
た回動軸87で回動して、ホルダー保持台95をガイド
として下方にスライドすることにより、ディスク16を
挿入位置に搬送する。
【0052】挿入用ホルダー85の下方には、スプール
軸供給部74が配置されている。このスプール軸供給部
74は、スプール軸13のデータ板14側の端部が挿入
されるパレット97と、このパレット97を搬送ベルト
98上に載置し、ディスク挿入位置まで間欠的に搬送す
る周知のベルトコンベアとから構成されている。パレッ
ト97上に載置されたスプール軸13は、搬送ベルト9
8によってディスク挿入位置である下方を向いた挿入用
ホルダー85の真下に搬送されて停止し、ディスク16
が挿入されると再び搬送されて、もう一方のディスク1
7の挿入位置に移動する。
【0053】スプール軸13へのディスク16の挿入
は、ディスク16を保持した挿入用ホルダー85が回動
レバー87により回動されてホルダリング85b側を下
方に向け、ホルダー保持部88がホルダー保持台95を
ガイドとして下方に移動することにより行われる。挿入
用ホルダー85が下降すると、まずセンタリングピン8
5aがスプール軸13の端部に挿入される。更に挿入用
ホルダー85が下方に移動すると、センタリングピン8
5aはスプール軸13に押されて挿入用ホルダー85内
に押し込まれる。これによりディスク16は、ホルダリ
ング53に押されて、スプール軸13のデータ板14側
に組み付けられる。
【0054】その後、挿入用ホルダー85はエアー吸引
を停止し、再び取出し用ホルダー81からディスク16
を受け取るために、元の位置に復帰する。また、データ
板14側のディスク16が組付けられたスプール軸13
は、もう一方のディスク17が挿入される挿入位置に搬
送される。もう一方のディスク17を挿入する装置は、
上記実施例で説明したものと同じ構成であり、異なるの
は取出し用ホルダーと挿入用ホルダーの先端部の形状
と、挿入用ホルダーの下方への移動ストロークのみであ
る。
【0055】次に上記実施例の作用について図1を参照
して説明する。図2に示すように、ディスク製造装置2
6では、シート供給部28から熱可塑性合成樹脂のシー
ト27が真空圧空成形部29に供給される。真空圧空成
形部29では、固定台42と可動台44との間にシート
ヒーター45が挿入され、シート27はシートヒーター
45の加熱により軟化される。シート27への加熱が終
了すると、シートヒーター45は固定台42と可動台4
4との間から退避され、可動台44が固定台42に向け
て下降される。この下降中に、可動台44はオス金型を
介してエア加圧を、固定台42はメス金型を介してエア
吸引を行い、シート27をメス金型に密着させて複数個
のディスク状変形部50(図3参照)をシート27上に
形成する。
【0056】ディスク状変形部50が形成されたシート
27は、第1打抜き部30に搬送されて中央部の開口1
6aが打ち抜かれる。開口16aが打ち抜かれたシート
27は、図3に示すように、第2打抜き部31の固定台
31aと可動台31bとの間に搬送されて、固定台31
aに組み付けられたパンチ51上に載置される。シート
27が供給されると可動台31bは固定台31aに向け
て下降され、パンチ51とダイス52とでシート27を
挟み込んでディスク状変形部50の外形を打ち抜き、デ
ィスク16を形成する。シート27からディスク16を
打ち抜いた後の可動台31bは元の位置に向けて上昇さ
れ、打ち抜かれたディスク16はプッシュバック装置
(図示せず)によりシート27の打抜き跡に戻される。
【0057】可動台31bが上昇されると、第2打抜き
部31の近傍に配置された反射型光電子スイッチ54
は、投光部54aから検査光をダイス52に向けて照射
する。投光部54aから照射された検査光は、ダイス5
2あるいはダイス52に挟まったディスク16により反
射されて受光部54bに入射される。受光部54bは、
その入射された反射光に応じた電圧の信号を制御部55
に入力する。制御部55は、受光部54bからの信号に
基づいてダイス52にディスク16が付着しているか否
かを判定し、ダイス52にディスク16が挟まっている
場合には、次にそのダイス52で打ち抜かれるディスク
16が2枚重ねになると判断して、そのディスク16を
記憶してトラッキングする。
【0058】第2打抜き部31で打ち抜かれたディスク
16は、シート27の移動によりディスク取出し部32
に搬送される。ディスク取出し部32では、ディスク保
持部58が台板57上に載置されたシート27の打抜き
跡からエア吸引によりディスク16を取り出し、アーム
部59がディスク保持部58を移動してベルトコンベア
60上に移動させる。そして、ディスク保持部58のエ
ア吸引が停止され、ディスク16はベルト60a上に載
置される。
【0059】ベルトコンベア60は、ベルト60a上に
載置されたディスク16をローラ60bの回転によりス
プール組立装置70に向けて搬送する。その搬送途中に
は、図4に示すように、ディスク16のバリや付着物等
の有無を検査する外観検査装置63が配設されており、
光源64により照明されたディスク16はCCDカメラ
65により撮像される。CCDカメラ65で撮像された
画像データは、画像処理部66により画像の濃度分布を
表す測定パターンデータに変換され、制御部55で予め
記憶した基準パターンデータと比較される。制御部55
は、このデータの比較からディスク16の外観を評価し
て、各ディスク16の合否を決定する。
【0060】この外観検査により不合格品と判定された
ディスク16と、前述の重なり検査により不合格品とし
て記憶されたディスク16とは、制御部55の制御によ
って除去装置68によりベルトコンベア60上から除去
される。除去装置68は、不合格品のディスク16をデ
ィスク保持部68aにより保持してアーム部68bの回
動により廃棄シュート69上に移動させ、廃棄シュート
69にディスク16を落とし込む。これにより、ベルト
コンベア60によりスプール組立装置70に供給される
ディスク16は、適正な機能を有したもののみとなる。
【0061】ベルトコンベア60により搬送されたディ
スク16は、図5に示すディスク供給部72のシュート
76に上方から供給される。シュート76内を重力によ
って下方に移動したディスク16は、停止板77の上に
供給され、溝77aにより保持される。そして、取出し
用ホルダー81が、モータあるいはエアーシリンダーや
ソレノイド、またはカム駆動等によって矢印方向に移動
を開始する。
【0062】取出し用ホルダー81は、停止板77に保
持されたディスク16をエア吸引により保持し、更に移
動を続けてディスク16をディスク挿入部73まで搬送
する。なお、この取出し用ホルダー81によるディスク
16の搬送時には、取出し用ホルダー81の上方に配置
された停止ピン83も矢印方向に移動され、シュート7
6内の最下方のディスク16の開口16a内に挿入され
る。これにより、ディスク16がディスク挿入部73に
搬送されている最中に、シュート76から次に組み付け
られるディスク16が落下してくることはない。
【0063】取出し用ホルダー81の移動経路上には、
ディスク挿入部73の挿入用ホルダー85が待機してお
り、取出し用ホルダー81から挿入用ホルダー85にデ
ィスク16が渡される。挿入用ホルダー85は、センタ
リングピン85aをディスク16の開口16aに挿入
し、ホルダリング85bでエア吸引を行ってディスク1
6を保持する。取出し用ホルダー81は、挿入用ホルダ
ー85にディスク16を渡した後に、再び停止板77の
上方の位置に復帰する。
【0064】挿入用ホルダー85がディスク16を保持
すると、モータあるいはエアーシリンダーやソレノイ
ド、またはカム駆動等により連結棒90が矢印方向に引
かれる。これにより回動レバー89が反時計方向に回動
され、回動軸87を介して挿入用ホルダー85も反時計
方向に回動され、ディスク16を保持した先端側が下方
に向けられる。
【0065】挿入用ホルダー85の下方には、パレット
97上に載置されたスプール軸13を搬送ベルト98に
よって間欠搬送するスプール軸供給部74が配置されて
いる。スプール軸13がディスク挿入位置に搬送されて
停止されると、モータあるいはエアーシリンダーやソレ
ノイドまたはカム駆動等によって、ホルダー保持部63
がガイドシャフト94にガイドされて下方に移動され
る。これにより、挿入用ホルダー85も下方に移動され
る。
【0066】挿入用ホルダー85が下方に移動すると、
まずセンタリングピン85aがスプール軸13の端部に
突き当たる。更に挿入用ホルダー85が下方に移動する
と、センタリングピン85aが挿入用ホルダー85内に
押し込まれ、ホルダリング85bに押されたディスク1
6がスプール軸13のデータ板14の近傍に組み付けら
れる。その後、挿入用ホルダー85はエアー吸引を停止
し、再び取出し用ホルダー81からディスク16を受け
取るために元の位置に復帰する。また、ディスク16が
組付けられたスプール軸13は、次にもう一方のディス
ク17を挿入する挿入位置に搬送される。
【0067】なお、上記実施例では、ダイス52へのデ
ィスク16の付着を反射型光電子スイッチ54で直接に
検出するようにしたが、例えば図6に示すように、第2
打抜き部31とディスク取出し部32との間でシート2
7の下方に反射型光電子スイッチ130を配置してもよ
い。
【0068】反射型光電子スイッチ130は、投光部1
30aから検査光をシート27に向けて照射し、シート
27の平面部や打抜き跡27aに収められているディス
ク16によって反射された光を受光部130bで受光す
る。受光部130bでは、受光した光量に応じた電圧の
信号を発生する。これにより、光がシート27やディス
ク16で反射された場合には受光部130bは信号を発
生するが、打抜き跡にディスク16が無い場合には、投
光部130aからの検査光が反射されないので受光部1
30bは信号を発生せず、確実に打抜き跡27aのディ
スク16の有無を検出することができる。
【0069】そして受光部130aで発生した信号を前
述の実施例の制御部55(図4参照)に入力させるよう
にすると、ダイス52へのディスク16の付着検出と同
様に、数個上流側の打抜き跡27aに戻されたディスク
16が2枚重なりであることが判別できるので、後の除
去装置68で外観検査の不合格品とともに廃棄すること
ができる。また、打抜き跡27aのディスク16の検出
には、反射型光電子スイッチ130の他に、投光部と受
光部とをシート27を挟み込むように配置する透過型光
電子スイッチを用いてもよい。
【0070】また、シート27からディスクを取り出す
際に、打抜き跡27aのディスク16の有無を検出する
ようにしてもよい。この方法は、例えばディスク取出し
部32で実施することができる。図7に示すように、デ
ィスク保持部58の各ディスク保持パッド132a,1
32b,132c,132d,132eの配管内に、吸
引圧力を測定する圧力スイッチ134a,134b,1
34c,134d,134eを個々に配置する。
【0071】これにより、あるディスク保持パッドの位
置にディスク16が存在しない場合に該当する圧力スイ
ッチ、例えば圧力スイッチ134bの測定値が変化しな
いため、この位置の打抜き跡27aにディスク16が無
いことが確実に検出できる。そして、各圧力スイッチ1
34a〜134eの出力信号を前述の実施例の制御部5
5(図4参照)に入力させるようにすると、ダイス52
へのディスク16の付着検出と同様に、数個上流側の打
抜き跡27aに戻されたディスク16が2枚重なりであ
ることが判別できるので、後の除去装置68で外観検査
の不合格品とともに廃棄することができる。なお各ディ
スク保持パッド132a,132b,132c,132
d,132eの吸引穴133a,133b,133c,
133d,133eは、径が細められて吸引圧が高めら
れているので、あるディスク保持パッドがディスク16
を吸引しなかった場合でも、他の保持パッドの吸引圧に
悪影響を及ぼすことはない。
【0072】更に、ディスク取出し部32からベルトコ
ンベア60へ、ディスク16が途切れることなく供給さ
れる場合には、外観検査装置63でディスク16の抜け
ている個所を検出し、その数個上流側のディスク16を
2枚重なりと判定することができる。
【0073】また、ディスク16の2枚重なりの検査方
法としては、以下に説明する各方法を用いることもでき
る。図8は、スプール組立装置70のシュート76の位
置でディスク16の光の透過率によって2枚重なりを検
査する実施例を示すものである。
【0074】シュート76の近傍には、シュート76に
挿入されたディスク16を前後から挟み込むように投光
部100aと受光部100bとからなる透過型光電子ス
イッチ100が配置されている。投光部100aから
は、直径が0.2mm程度に収束された検査光がディス
ク16に向けて照射されている。この投光部100aに
よる検査光の照射は、ディスク16が2枚重ねになって
いる場合に、必ず重なり合う部位に向けて行われる。例
えば、ディスク16では開口16aを除いた部分につい
ては何処でも可能である。また、図15に示すように、
ディスク17には4個のスリット23が設けられている
ため、符号101で示す位置はディスク17の状態によ
っては必ずしも重ならないので、それ以外の部分に照射
する。
【0075】投光部100aから照射された検査光は、
ディスク16を透過して受光部100bに入射される。
受光部100bは、入射された光量に応じた電圧の信号
を発生し、この信号はコンピュータ等から構成される制
御部103に入力される。例えば実験では、投光部10
0aと受光部100bとの間に遮るものが何もない場合
に、受光部100bからは0Vの電圧の信号が発生さ
れ、投光部100aと受光部100bとの間が完全に遮
られた場合には、受光部100bからは3〜4Vの電圧
の信号を発生するように調整した。実際にはディスク1
6の材質や成分による透過率で、しきい値は異なるが、
実用上1.5V付近をしきい値として設定することによ
り、ディスク16の2枚重なりを検出できた。この場
合、受光部100bからの出力信号が1.5V以下の場
合、ディスク16は1枚と判定され、1.5V以上の場
合に2枚重なりと判定される。この判定は、制御部10
3によって行われる。
【0076】制御部103は、図9に示すように、スプ
ール軸供給部74に沿って配設されたディスク除去装置
105を制御して、2枚重なりと判定されたディスク1
6が組み付けられたスプール軸13をパレット97上か
ら除去する。この除去装置105は、スプール軸13を
保持するスプール軸保持部106と、このスプール軸保
持部105を回動するアーム部107とから構成されて
おり、不合格とされたディスク16が組み付けられたス
プール軸13は、廃棄シュート108内に落とし込まれ
るようになっている。
【0077】図10(A),(B)は、ディスク16の
厚みを測定して2枚重なりを検査する実施例を示すもの
である。本実施例では、シュート76の前ガイド板78
aの一部に切欠110を形成し、この切欠110からピ
ン状の押付け部材111を挿入して、ディスク16を基
準面として用いる後ガイド板78bに押し付けるように
している。押付け部材111の突出には、エアシリンダ
やカム機構等が用いられる。また、押付け部材111を
用いずに、直接にエアーをディスク16に吹き付けて後
ガイド板78bに押し付けるようにしてもよい。
【0078】そして、反射型光電子スイッチ112によ
りディスク16の表面位置までの距離を測定して、ディ
スク16の厚み、すなわち2枚重なりであるか否かを判
定している。また、ディスク16の厚み測定には、反射
型光電子スイッチ112の他に、図11に示すように、
ディスク16の背後に別の基準板115を設け、三次元
測定装置のような測定機器の測定子114を直接ディス
ク16に接触させてディスク16の厚みを測定するよう
にしてもよい。なお、反射型光電子スイッチ112の検
査光を照射する位置や、測定子114を接触させる位置
は、前述の透過型光電子スイッチを用いた検査と同様
に、確実にディスク16が重なり合う位置とすることは
言うまでもない。このような検査方法は、ディスク16
が透明か透明に誓い材質で製造される場合に有効なもの
となる。
【0079】図12は、ディスク16の重量を測定して
2枚重なりか否かを検査する実施例を示すものである。
この検査方法は、ディスク製造装置で製造されたディス
ク16をスプール組立装置まで搬送する搬送路119の
途中に、重量測定装置117と、この重量測定装置11
7に組み付けられた軽量のガイド118と、搬送路11
9とガイド118とを遮るゲート120とを配設してい
る。
【0080】この検査方法の作用としては、搬送路11
9を搬送されているディスク16がガイド118上に載
置されたときにゲート120を閉じ、重量測定装置11
7でガイド118上のディスク16の重量を測定する。
そして、ディスク16の重量が1枚分の重量のときに
は、再びゲート120を開放して搬送路119にディス
ク16を送り出し、1枚分の重量よりも重い場合には、
ガイド118の上方からディスク16を取り出して廃棄
する。この検査方法では、ディスク16の2枚重なり以
外に、付着物等による重量増加をも検出できるという利
点がある。
【0081】図13は、ディスク16の2枚重なりを重
量測定による検出する別の方法を示すものである。この
検査方法では、ディスク16の外周部分をエア通路12
2が形成されたディスク保持装置123を用いて微弱な
吸引力により吸引する。このディスク保持装置123の
吸引力は、ディスク16を1枚分吸着保持できる程度の
ものとし、ディスク16を吸着保持できた場合にはその
ディスク16は2枚重なりではないと判断し、吸着保持
できなかった場合には2枚重なりであると判断する。
【0082】また、吸着保持できなかった場合には、デ
ィスク16をそのまま下方に落下させて廃棄処分とし、
吸着保持できた場合には吸引力を上げて確実にディスク
16を保持し、スプール組立装置に向けて搬送するよう
にすると、不合格品の除去も確実なものとなる。また、
この吸引力は微弱なものであるため、圧力スイッチ等で
吸引圧や保持圧を逐次モニターし、作動不良をチェック
する。
【0083】なお、上記各実施例では、不合格品のディ
スクの除去にエア吸引による取り出しを用いているが、
その他にエア吹き付けによる吹き飛ばしやブラシ等によ
る払い落とし、更にはベルトコンベアを合格品用と不合
格品用とに分岐するようにしてもよい。また、ディスク
の撓み力や撓み量等から2枚重なりの検査を行うことも
できる。更に、各検査方法を適宜組み合わせて用いるこ
ともできる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の写真フイ
ルムパトローネのフレキシブルディスクの検査方法は、
スプール軸に組み付けられる前のフレキシブルディスク
に、バリや付着物の有無が調べられる外観検査と、複数
枚が重なっている状態であるか否かが調べられる重なり
検査とを実施し、不合格とされたフレキシブルディスク
は、スプール軸への組付け工程への搬送から、あるいは
スプール軸に組み付けられた後に他の検査による不合格
品と一緒に除去するようにしたので、不具合のあるフレ
キシブルディスクがパトローネに用いられることはな
く、パトローネの信頼性を向上させることができる。
【0085】また、フレキシブルディスクの重なり検査
は、ダイセットの打抜き刃の観察や、熱可塑性合成樹脂
シートの打抜き跡の観察、フレキシブルディスクの光の
透過率、更にフレキシブルディスクの厚みや重量の測定
等により実施し、外観検査は画像処理により行うように
したので、必要に応じて適宜選択して採用することによ
り、どのような材質で成形されたフレキシブルディスク
にも柔軟に対応することができる。更にスプールの組立
工程に組み込んで実施できるので、新たに検査ラインを
設ける必要もなく、製造効率の向上とコストダウンとに
有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレキシブルの検査順序を示すフロー
チャートである。
【図2】ディスク製造装置の構成を示す外観斜視図であ
る。
【図3】第2打抜き部の要部断面図である。
【図4】ディスクの外観検査装置の構成を示す概略図で
ある。
【図5】スプール組立装置の構成を示す外観斜視図であ
る。
【図6】ディスク重なり検査の別の実施例を示す概略図
である。
【図7】ディスク重なり検査の更に別の実施例を示す概
略図である。
【図8】光の透過によるディスク重なり検査方法を実施
したスプール組立装置の外観斜視図である。
【図9】光の透過によるディスク重なり検査方法を実施
したスプール組立装置の構成を示す概略図である。
【図10】光の反射によるディスク重なり検査方法を実
施したスプール組立装置の概略図である。
【図11】測定子の接触によるディスク重なり検査方法
を実施したスプール組立装置の要部断面図である。
【図12】重量測定によるディスク重なり検査装置の概
略図である。
【図13】エア吸引による重量測定を用いたディスク重
なり検査装置の概略図である。
【図14】写真フイルムパトローネの構成を示す分解斜
視図である。
【図15】ディスクの形状を示す斜視図及び要部断面図
である。
【符号の説明】
2 写真フイルムパトローネ 5 スプール 13 スプール軸 16,17 フレキシブルディスク 26 ディスク製造装置 27 シート 27a 打抜き跡 31 第2打抜き部 32 ディスク取出し部 52 ダイス 54,112,130 反射型光電子スイッチ 55,103 制御部 63 外観検査装置 65 CCDカメラ 66 画像処理部 68 除去装置 70 ディスク組立装置 76 シュート 100 透過型光電子スイッチ 114 測定子 117 重量測定装置 123 ディスク保持装置

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱された熱可塑性合成樹脂シートに、
    真空又は圧空あるいは真空と圧空とを組み合わせた真空
    圧空成形と、ダイセットによる打抜きとが施されて製造
    されるとともに、該シートの打抜き跡に戻されて搬送さ
    れ、写真フイルムが巻き付けられるスプール軸の両端部
    に組み付けられて、パトローネ内での写真フイルムの巻
    き緩みを防止する写真フイルムパトローネのフレキシブ
    ルディスクの検査方法において、 前記フレキシブルディスクは、スプール軸に組み付けら
    れる前に、バリや付着物等の有無を調べる外観検査及び
    /又は複数枚が重なっている状態であるか否かを調べる
    重なり検査とが実施されることを特徴とする写真フイル
    ムパトローネのフレキシブルディスクの検査方法。
  2. 【請求項2】 前記各検査により不合格と判定されたフ
    レキシブルディスクはトラッキングされ、全ての検査終
    了後にスプール軸への組付け工程への搬送から除去され
    ることを特徴とする請求項1記載の写真フイルムパトロ
    ーネのフレキシブルディスクの検査方法。
  3. 【請求項3】 前記各検査により不合格と判定されたフ
    レキシブルディスクはトラッキングされ、スプール軸に
    組み付けられた後にスプール軸ごと除去されることを特
    徴とする請求項1記載の写真フイルムパトローネのフレ
    キシブルディスクの検査方法。
  4. 【請求項4】 前記外観検査は、フレキシブルディスク
    がスプール軸への組付け工程に向けて整列されて搬送さ
    れる間に固体撮像デバイスにより撮像し、この固体撮像
    デバイスにより撮像された画像データから画像の濃度分
    布を表す測定パターンデータを作成し、この測定パター
    ンデータを予め記憶している基準パターンデータと比較
    してバリや付着物の有無を判定することを特徴とする請
    求項1ないし3いずれか記載の写真フイルムパトローネ
    のフレキシブルディスクの検査方法。
  5. 【請求項5】 前記重なり検査は、熱可塑性合成樹脂シ
    ートからフレキシブルディスクが打ち抜かれた後に、ダ
    イセットの打抜き刃へのフレキシブルディスクの付着の
    有無を検査し、打抜き刃にフレキシブルディスクが付着
    している場合に、次にその刃で打ち抜かれるフレキシブ
    ルディスクが2枚重ねになると判定することを特徴とす
    る請求項1ないし3いずれか記載の写真フイルムパトロ
    ーネのフレキシブルディスクの検査方法。
  6. 【請求項6】 前記重なり検査は、熱可塑性合成樹脂シ
    ートの打抜き跡のフレキシブルディスクの有無を検査
    し、打抜き跡にフレキシブルディスクが戻されていない
    場合に、一定ピッチ後の打抜き跡に戻されたフレキシブ
    ルディスクが2枚重ねになると判定することを特徴とす
    る請求項1ないし3いずれか記載の写真フイルムパトロ
    ーネのフレキシブルディスクの検査方法。
  7. 【請求項7】 前記重なり検査は、フレキシブルディス
    クがスプール軸への組付け工程に向けて整列されて搬送
    される間に、フレキシブルディスクが2枚重ねになって
    いる場合に必ず重なり合う箇所に向けて光を照射し、こ
    の光の透過率によりフレキシブルディスクが2枚重ねで
    あるか否かを判定することを特徴とする請求項1ないし
    3いずれか記載の写真フイルムパトローネのフレキシブ
    ルディスクの検査方法。
  8. 【請求項8】 前記重なり検査は、フレキシブルディス
    クがスプール軸への組付け工程に向けて整列されて搬送
    される間に、フレキシブルディスクの厚みを測定して2
    枚重ねであるか否かを判定することを特徴とする請求項
    1ないし3いずれか記載の写真フイルムパトローネのフ
    レキシブルディスクの検査方法。
  9. 【請求項9】 前記重なり検査は、フレキシブルディス
    クがスプール軸への組付け工程に向けて整列されて搬送
    される間に、フレキシブルディスクの重量を測定して2
    枚重ねであるか否かを判定することを特徴とする請求項
    1ないし3いずれか記載の写真フイルムパトローネのフ
    レキシブルディスクの検査方法。
  10. 【請求項10】 加熱された熱可塑性合成樹脂シート
    に、真空又は圧空あるいは真空と圧空とを組み合わせた
    真空圧空成形と、ダイセットによる打抜きとが施されて
    製造されるとともに、該シートの打抜き跡に戻されて搬
    送され、スプール軸の両端部に組み付けられる写真フイ
    ルムパトローネのフレキシブルディスクの検査装置にお
    いて、 前記スプール軸への組付け工程に向けて整列して搬送さ
    れるフレキシブルディスクを撮像する固体撮像デバイス
    と、この固体撮像デバイスにより撮像された画像データ
    から濃度分布を表す測定パターンデータを作成する画像
    処理部と、この画像処理部で作成された測定パターンデ
    ータを予め記憶している基準パターンデータと比較して
    バリや付着物の有無を判定するとともに、不具合のある
    フレキシブルディスクを記憶する制御部とからなること
    を特徴とする写真フイルムパトローネのフレキシブルデ
    ィスクの検査装置。
  11. 【請求項11】 加熱された熱可塑性合成樹脂シート
    に、真空又は圧空あるいは真空と圧空とを組み合わせた
    真空圧空成形と、ダイセットによる打抜きとが施されて
    製造されるとともに、該シートの打抜き跡に戻されて搬
    送され、スプール軸の両端部に組み付けられる写真フイ
    ルムパトローネのフレキシブルディスクの検査装置にお
    いて、 前記ダイセットの打抜き刃に向けて光を照射する投光
    部、及び打抜き刃に反射された光を受光する受光部とか
    らなる反射型光電子スイッチと、この反射型光電子スイ
    ッチの検出結果に基づいて打抜き刃にフレキシブルディ
    スクが付着しているか否かを判定するとともに、フレキ
    シブルディスクが付着している場合に、次にその打抜き
    刃で打ち抜かれたフレキシブルディスクが2枚重ねにな
    ることを記憶する制御部とからなることを特徴とする写
    真フイルムパトローネのフレキシブルディスクの検査装
    置。
  12. 【請求項12】 加熱された熱可塑性合成樹脂シート
    に、真空又は圧空あるいは真空と圧空とを組み合わせた
    真空圧空成形と、ダイセットによる打抜きとが施されて
    製造されるとともに、該シートの打抜き跡に戻されて搬
    送され、スプール軸の両端部に組み付けられる写真フイ
    ルムパトローネのフレキシブルディスクの検査装置にお
    いて、 前記ダイセットの熱可塑性合成樹脂シートの搬送方向の
    下流側で、該シートに向けて光を照射する投光部、及び
    熱可塑性合成樹脂シートを介した光を受光する受光部と
    からなる透過型あるいは反射型の光電子スイッチと、こ
    の光電子スイッチの検出結果に基づいて打抜き跡のフレ
    キシブルディスクの有無を判定するとともに、フレキシ
    ブルディスクが無い場合に、一定ピッチ後の打抜き跡に
    戻されたフレキシブルディスクが2枚重ねになることを
    記憶する制御部とからなることを特徴とする写真フイル
    ムパトローネのフレキシブルディスクの検査装置。
  13. 【請求項13】 加熱された熱可塑性合成樹脂シート
    に、真空又は圧空あるいは真空と圧空とを組み合わせた
    真空圧空成形と、ダイセットによる打抜きとが施されて
    製造されるとともに、該シートの打抜き跡に戻されて搬
    送され、エア吸引により該打抜き跡から取り出されてス
    プール軸の両端部に組み付けられる写真フイルムパトロ
    ーネのフレキシブルディスクの検査装置において、 前記エア吸引時の吸引圧力を測定する圧力スイッチと、
    この圧力スイッチの測定結果に基づいて打抜き跡のフレ
    キシブルディスクの有無を判定するとともに、フレキシ
    ブルディスクが無い場合に、一定ピッチ後の打抜き跡に
    戻されたフレキシブルディスクが2枚重ねになることを
    記憶する制御部とからなることを特徴とする写真フイル
    ムパトローネのフレキシブルディスクの検査装置。
  14. 【請求項14】 加熱された熱可塑性合成樹脂シート
    に、真空又は圧空あるいは真空と圧空とを組み合わせた
    真空圧空成形と、ダイセットによる打抜きとが施されて
    形成され、写真フイルムが巻き付けられるスプール軸の
    両端部に組み付けられて、パトローネ内での写真フイル
    ムの巻き緩みを防止する写真フイルムパトローネのフレ
    キシブルディスクの検査装置において、 前記スプール軸への組付け工程に向けて整列して搬送さ
    れるフレキシブルディスクに、フレキシブルディスクが
    2枚重ねになっている場合に必ず重なり合う箇所に向け
    て光を照射する投光部、及びフレキシブルディスクを透
    過した光を受光する受光部からなる透過型光電子スイッ
    チと、この透過型光電子スイッチの検出結果に基づい
    て、フレキシブルディスクが2枚重ねであるか否かを判
    定するとともに、2枚重ねのフレキシブルディスクを記
    憶する制御部とからなることを特徴とする写真フイルム
    パトローネのフレキシブルディスクの検査装置。
  15. 【請求項15】 前記制御部により不具合品として記憶
    されたフレキシブルディスクは、スプール軸に組み付け
    られる前に除去されることを特徴とする請求項10ない
    し14いずれか記載の写真フイルムパトローネのフレキ
    シブルディスクの検査装置。
  16. 【請求項16】 前記制御部により不具合品として記憶
    されたフレキシブルディスクは、スプール軸に組み付け
    られた後にスプール軸とともに除去されることを特徴と
    する請求項10ないし14いずれか記載の写真フイルム
    パトローネのフレキシブルディスクの検査装置。
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