JPH08334140A - 車載用機器の弾性支持装置 - Google Patents

車載用機器の弾性支持装置

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JPH08334140A
JPH08334140A JP14174195A JP14174195A JPH08334140A JP H08334140 A JPH08334140 A JP H08334140A JP 14174195 A JP14174195 A JP 14174195A JP 14174195 A JP14174195 A JP 14174195A JP H08334140 A JPH08334140 A JP H08334140A
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JP
Japan
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damper
orifice
valve
housing
gravity
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JP14174195A
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Masashi Suzuki
昌司 鈴木
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車載用機器の支持装置として流体を用いた弾
性体であるダンパーを使用し、筐体の配置を変える際に
バネの掛け換えなどを行わずに筐体の置き変えを可能に
する。 【構成】 機構部5は筐体6内にてダンパー7で支えら
れている。ダンパー7は可撓性の容器9にオリフィス7
aが形成されたものであり、重力方向に向けられる少な
くとも2方向のダンパー内には球体の弁8が収納されて
いる。重力方向に向くダンパーでは弁8によりオリフィ
ス7aが塞がれ、内部の空気が密閉されて機構部5の重
量を支えることができる。重力方向に向けられないダン
パーでは弁8がオリフィス7aから外れる。このダンパ
ーではオリフィス7aにて空気が出入りし、その抵抗に
よって、機構部5への振動を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筺体内に機構部がダン
パーにより支持されているものにおいて、筺体の配置姿
勢を変える際にバネの掛け換えなどの操作を不要にした
車載用機器の弾性支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CDチェンジャーなどの車載用の機器で
は、車体からの振動が光ピックアップやその他の機構に
直接伝わることのないように、機構部が筺体内で弾性的
に支持されている。
【0003】図5は、従来の車載用機器を示す断面図で
ある。ディスクの収納部及びディスク駆動部などが納め
られている機構部1は、コイルバネ3により筺体2に吊
り下げられ、ダンパー4により側面と底面が支えられて
いる。このダンパー4はゴムなどの弾性体で形成された
中空の容器内に流体が封入されたものであり、例えば高
粘性流体であるシリコンオイルが封入されたオイルダン
パーであり、またはオリフィスを介して空気が出入りす
るエアーダンパーである。
【0004】この弾性支持装置ではコイルバネ3により
機構部1の静荷重Fgが受けられて、コイルバネ3によ
り機構部1が筐体2内のほぼ中心位置に支持される。そ
して車体振動などが筐体2に作用したときには、ダンパ
ー4内でのオイルの移動またはダンパ−内外への空気の
出入りにより振動エネルギーが吸収され、機構部1が振
動により直接影響を受けないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5において機構部1
はコイルバネ3により重力方向に向かって吊り下げら
れている。しかし、筺体2は常にを重力方向にして配
置されているとは限らず、車内の空間を有効に利用する
為に例えばを重力方向にして配置されることもある。
このとき、この種の製品は方向を重力方向とすること
を想定してコイルバネが方向へ掛けられていることが
多い。従って、を重力方向として設置するときには、
図5の状態のコイルバネ3を外して、図5にて点線で示
す(イ)の位置へコイルバネ3を掛け換える必要があ
り、作業が非常に面倒であった。
【0006】また、コイルバネ3を掛け換えずにを重
力方向に向けて使用すると、機構部1の重量(静荷重F
g)がダンパーのみで受けられることになる。ダンパー
4のみでは機構部1の重量を支えることができないた
め、機構部1に車体の揺れが伝わり易くなる。機構部1
内の光ピックアップやディスクに激しい振動が伝わるこ
とになると、ディスク再生部の音飛び等の問題が生じ
る。また、ダンパー4に過大な重量が作用し、ダンパー
4を損傷させる恐れもある。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、筺体の配置姿勢を変える際に機構部を吊り
下げていたバネを掛け換える等の面倒な操作がいらず、
しかも、機構部が車体振動などから十分保護されるよう
に支持できるようにした車載用機器の弾性支持装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による車載用機器
の支持装置は、CDチェンジャーなどの機構部が、筐体
内に収納されているものにおいて、筐体と機構部との間
に機構部を支持するダンパーが設けられている。ダンパ
ーは可撓性の容器内に流体が入る領域が形成されている
ものであり、この容器に筐体方向へ流体を出入りさせる
オリフィスが形成されている。流体はこのオリフィスを
通って前記領域の内部と外部とを行き来する。そして、
オリフィスが重力方向に向く可能性のあるダンパーの内
部(容器内)に弁が封入されている。ダンパーが筐体の
底面に位置するとき、つまりオリフィスが重力方向に向
いているときは流体の通る穴であるオリフィスが弁によ
り塞がれ、ダンパーが筐体の底面に位置しないとき、つ
まりオリフィスが重力方向に対して例えば90度傾いて
いるときは弁が自重によってオリフィスから外れるよう
になっている。弁によってオリフィスが塞がれているダ
ンパー内では前記領域内に流体が封入されるため、オリ
フィスが塞がれていないダンパーに比べて機構部を支持
する力が強くなる。逆に弁によりオリフィスが塞がれて
いないダンパーでは、オリフィスを通って容器内の領域
の内外に流体が出入りし、オリフィス内での流体の流れ
の抵抗を利用した振動エネルギーの吸収機能を発揮す
る。
【0009】このようにダンパー内が機構部の重量を支
えるものか否かにより、流体の出入りを規制または許容
することによってどのダンパーが機構部を支えるのかを
選択できるものとなっている。しかも、前記弁は自重に
より移動するものであり、ダンパーが設けられている筐
体の面が下向きとなり、オリフィスが重力方向に向けら
れると弁が自動的にオリフィスを塞ぎ、オリフィスが重
力方向以外を向くと弁がオリフィスから外れる。したが
って、筐体の配置向きを変えるときには、弁を有するダ
ンパーが設置された面が重力方向に向くように筐体を置
き換えればよい。すると支持力の強いダンパーが機構部
の重力方向を常に支えるようになり、一定の支持力で機
構部を支えることができる。このようにバネを用いる必
要がないためバネの掛け換えなどの面倒な操作が要らな
くなる。
【0010】また、前記弁は、オリフィスが重力方向に
向けられたときにのみ自重によりオリフィスを塞ぐ球体
により構成される。したがってオリフィスが重力方向に
向けられたときに、ダンパーの容器内の領域においてオ
リフィスが最も下側に位置するものとなる。好ましくは
容器内でのオリフィスの開口端は円錐形面(テーパ面)
となり、弁が自重により円錐形面に嵌着されてオリフィ
スが塞がれるものとなる。上記球体の弁は弾性体により
形成されることが望ましい。弁が弾性体であると、重力
方向に設置されたダンパーが機構部の重量でつぶされた
ときに、この弁により機構部を弾性的に支えることがで
きる。
【0011】さらに、弁は自重により回動して、オリフ
ィスが重力方向へ向けられたときにオリフィスを容器内
から塞ぐことのできる回動弁であってもよい。
【0012】
【作用】本発明の車載用機器の支持装置では、筐体と機
構部との間に弾性体のダンパーが設置されており、重力
方向に向けられる可能性のある少なくとも2方向の面に
は、弁を有するダンパーが設置されている。筐体が所定
の向きで設置されたとき、機構部の下側に位置するダン
パーでは、弁の自重によりオリフィスが塞がれる。オリ
フィスが塞がれたダンパーの容器内の領域には流体が密
閉状態で封入される。よって、ダンパーにより機構部の
重量を支えることが可能である。なお、ダンパ−が機構
部の下側に設置されたときに、ダンパーの容器内の流体
が流出し容器がつぶれる場合がある。この場合には外部
からの振動によって機構部が浮き上がるときにダンパー
の容器が膨張しようとして、オリフィスから容器内の領
域に流体が吸収される。その後は弁によりオリフィスが
塞がれるため、ダンパーは膨みを有し内部に流体が封入
された状態となって機構部の重量を支持できるものとな
る。
【0013】また上記弁を球状にすれば、前述のように
ダンパーがつぶれているとき、または、機構部の重力方
向に最も激しい振動が与えられたとき、機構部はこの球
状の弁に支えられることになる。したがって、弁を弾性
体にしておけば機構部の重量が球体の弁により弾性的に
受けられる。また、重力の方向に向けられていないダン
パーでは弁がオリフィスから外れている。但しこのダン
パーは機構部の重量を支える必要がなく、ダンパーの弾
性復元力及びオリフィスを介しての流体の出入りにより
振動エネルギーを吸収でき機構部を振動から守ることが
できる。したがって、機構部はバネで吊り下げなくても
これらのダンパーにより十分に弾性支持されることが可
能である。
【0014】そして、筐体の取付方向を変える際、従来
のようにバネの掛け換えなどの操作を行わずに弁を有す
るダンパーが重力方向に向くように筐体の取付方向を変
えるだけでよい。しかも設置されたときは車体からの振
動が伝わらないように機構部がダンパーにより常に一定
の支持力により支えられているため、音飛び等の問題が
生じないものとなっている。
【0015】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。尚、上述した従来例と同一部材には同一番号を付し
てある。
【0016】図1は、本発明における車載用機器の弾性
支持装置を示す筐体の斜視図、図2は図1の筐体をII
方向からみた断面図、図3(a)〜(c)は内部に球体
の弁を有するダンパーが重力方向に向いているときのダ
ンパーの動作を示す断面図、図4は球体の弁の代わりに
回動弁を用いたダンパーの断面図である。
【0017】図1に示すようにCDチェンジャーなどの
車載用機器における機構部5は、筐体6内に収納されて
いる。機構部5は複数枚のディスクが入れられたマガジ
ンを収納する収納部と、マガジンから引き出されたディ
スクを駆動して再生を行うディスク駆動部とを有してい
る。筐体6には挿入口10が形成されており、マガジン
はこの挿入口10から機構部6の前記収納部内に装填さ
れる。筐体の各面6a〜6fにはゴムなどの弾性体で形
成された円錐形のダンパー7が設置されている。ダンパ
ー7は流体として空気が出入りするエアーダンパーであ
る。
【0018】筐体の各面6a〜6fの内側に設けられた
ダンパー7は、いずれもゴムなどの可撓性の容器9を有
している。容器9の取付面9aは機構部5のシャーシな
どに固定されている。容器9の筐体取付部9bは、筐体
6の各面6a〜6fに穿設された取付穴に嵌着されてい
る。この筐体取付部9bにオリフィス(絞られた空気
穴)7aが形成されている。このオリフィス7aはそれ
ぞれ筐体6の方向すなわち筐体6の各面6a〜6fにほ
ぼ直交する方向に向けられている。図2に示す実施例で
は、容器9の内部の流体が入る領域Aと筐体6の外部と
の間はオリフィス7aを通じて空気が出入りするものと
なっている。ただし空気は領域Aと筐体6の内部空間と
の間でオリフィス7aを通じて出入りするものであって
もよい。また、容器9の内面ではオリフィス7aの開口
部の周囲部分が円錐形面(テーパ面)となっている。
【0019】筐体6の各面6a〜6fに設置された各ダ
ンパーのうち、重力方向に向けて設けられたものでは、
容器9の前記領域A内に球体の弁8が収納されている。
図1と図2の実施例ではとで示す方向が重力方向と
なるように筐体6が設置される場合を想定しているた
め、筐体6の面6aと6dに設置されたダンパー7のみ
が弁8を有しており、それ以外のものには弁8が設けら
れていない。ただし、例えば筐体6の面6eまたは6f
が重力方向に向けられる可能性のある機器の場合には、
面6eと6fに設置されるダンパー7も弁8を有するも
のとなる。
【0020】弁8を有するダンパー7ではオリフィス7
aが重力方向に向けられると球体の弁8は自重によって
オリフィス7aを塞ぐようにダンパー内下部の凹み(円
錐面9c)にはまりこんでいる。オリフィス7aが重力
方向に向いておらず、例えば重力方向に対して90度の
角度を有しているときは、凹み(円錐面9c)から弁8
が外れ、オリフィス7aは通常の状態、つまり空気が通
れるようになっている。図2では方向が重力方向とな
るように筐体6が設置されているため、方向に設置さ
れたダンパー7では球体の弁8が凹み(円錐面9c)に
はまりオリフィス7aを塞いでいる。そして方向に設
けられた面6aに設置されたダンパー7では球体の弁8
は凹み(円錐面9c)から外れている。ここで方向が
重力方向となるように筐体6の配置を変えると、方向
に設置された面6dに設置されたダンパー7では球体の
弁8がダンパー内下部の凹み(円錐面9c)にはまりオ
リフィス7aが塞がれ、方向に設置されたダンパー7
では球体の弁8は凹み(円錐面9c)から外れる。
【0021】次に球体の弁8を有するダンパー7が筐体
の底面にあるときの実施例を説明する。図3(a)〜
(c)は筐体6が図1と図2に示す向きに設置されてい
るときの面6aに設置されたダンパー7の動作を示して
いる。
【0022】図3(a)はダンパー7の容器9が最も膨
張した状態、図3(c)は最も収縮した状態、図3
(b)はその中間の状態を示している。
【0023】いま、図3(b)の状態とすると、球体の
弁8によってオリフィス7aが塞がれているため、領域
Aに空気が封じ込められている。このときの領域Aの容
積をV2とすると、このV2の体積の空気の圧力と容器
9の弾性力とで機構部5の重量が支えられる。ただし容
器9の弾性力は空気内圧に比べて微小であるため以下の
説明では省略する。このように機構部5は筐体6の底面
6aから浮き上がった姿勢で空気圧による弾性により支
持される。この支持力は従来のコイルバネ3に代わるも
のとなり、この実施例ではコイルバネ3が不要である。
【0024】図3(b)の状態にて筐体6に振動が与え
られ筐体6と機構部5との間に速度差が生じ、機構部5
が図3(a)の位置まで上昇したとする。このとき、図
3(b)から図3(a)へ至る間の領域Aの体積差(V
1−V2)分だけ領域内の圧力が低下する。低下後の圧
力が大気圧よりも低い場合にはオリフィス7aから外部
の空気が弁8を押し上げて領域A内に入る。オリフィス
7aから空気が吸い込まれるのは、体積差分(V1−V
2)により低下した圧力が大気圧よりも低く、しかも大
気圧とダンパー7の内圧の差によって質量mの弁8が押
し上げられるときだけである。したがって、機構部5が
上へ動く度にオリフィス7aから空気が吸い込まれるの
ではなく、機構部5が急激な速度で上昇したときだけ空
気が吸い込まれるのである。したがって、使用している
うちに機構部5に加わる最も大きい加速度に合うように
領域A内の内容積が安定させられるようになる。また領
域A内の安定する内容積は弁8の質量mによっても変え
られる。よって使用する機器の機構部5の重量に応じて
弁8の質量mを決めておけば、安定状態となるときの領
域Aの内容積を制御することもできる。
【0025】次に、最初に筐体6が図1と図2に示す向
き(が重力方向となる向き)に設置されたときに図3
(c)に示すように面6aに設置されたダンパー7がつ
ぶれていることがある。このときは、弾性体である球体
の弁8によって機構部5の重量を支えることが可能とな
っている。そして図3(c)の状態から振動が作用し、
機構部5が持ち上げられる度に、前述の如くオリフィス
7aから領域内Aに空気が吸い込まれ、いずれは図3
(b)または図3(a)に付す内容積にてダンパー7が
安定する。
【0026】一方、球体の弁8によりオリフィス7aが
塞がれていないダンパー7では、機構部5が動く度に常
に空気がダンパー7内と筐体外を出入りする。空気がオ
リフィス7aを通じて出入りするときの抵抗および領域
A内での空気の流れの抵抗により振動エネルギーが吸収
され、筐体6から機構部5へ作用する振動が減衰させら
れ、機構部5が振動により悪影響を受けるものとなる。
【0027】このように弁8でオリフィス7aが塞がれ
ているダンパ−7によって機構部5の重量が支持され、
他のダンパー7によって振動の減衰機能が発揮される。
また、筐体6がを下向きとして設置されると、面6d
に設けられたダンパー7により機構部5が支えられるこ
とになる。
【0028】図4は回動弁18を使用したダンパー17
を示している。可撓性の容器19の内部の領域Aではオ
リフィス17aの開口部にて右上がりの傾斜面19aが
形成され、オリフィス17aを塞ぐ回動弁18は薄肉部
18aにより容器19の内面に回動自在に設けられてい
る。図4は筐体6の面6aに設置されたダンパーを示し
ている。オリフィス17aが重力方向に向いているとき
自重により回動弁18が回動してオリフィス17aが覆
われ、これが塞がれるようになっている。そして重力方
向に向けられると回動弁18はオリフィス17aから
外れるようになっている。回動弁18がオリフィス17
aを塞いでいるとき図3(a)(b)(c)に示すのと
同様に機構部5の重量がダンパー17により支えられ
る。なお、筐体6の面6dに設置されているダンパーは
図4と左右対称形状である。このダンパーではが重力
方向のとき、回動弁18がオリフィス17aから外れて
いる。またが重力方向に向けられると、回動弁18は
自重によりオリフィス17aを塞ぐものとなる。
【0029】また流体はシリコンオイルなどの液体であ
ってもよい。液体を用いるときは、ダンパーよりも筐体
外に液体を入れる留まり部を設置し、液体がオリフィス
を通ってダンパーと留まり部を出入りできるようにする
ことが必要である。
【0030】また、本願発明の支持装置では、筐体内全
面に取り付けられた弾性体のダンパーによって機構部が
支持されているため、機構部にコイルバネなどを取り付
けずに用いることができる。よって、CDチェンジャー
に限らず車載用機器全般に用いることができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、車載用機
器の機構部を弾性体のダンパーのみで支持しているた
め、車載用機器を収納した筐体の配置を変えるときに
は、弁を有するダンパーが重力方向に向くように筐体の
取付位置を変えるだけでよい。したがって、従来のよう
なバネの掛け換えなどの面倒な操作が要らない。
【0032】また、機構部の重力方向を弁を有するダン
パーで支持するため機構部の重量を支えることができ、
弁を有するダンパーが常に筐体の重力方向に設置されて
いるため、車載用機器を一定の支持力で支えることがで
きる。このため車体の振動にも強く、音飛び等の問題も
生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における弾性支持装置を備えた車載用機
器の斜視図、
【図2】図1の車載用機器をII方向から見た断面図、
【図3】(a)(b)(c)は球体の弁を有するダンパ
ーが筐体の底面に位置するときの動作を示す断面図、
【図4】ダンパーに回動弁を有するダンパーの断面図、
【図5】従来の車載用機器の側面断面図、
【符号の説明】
5 機構部 6 筐体 7、17 ダンパー 7a、17a オリフィス 8 球体の弁 9 可撓性の容器 9c 円錐面 18 回動弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体とこれに収納された機構部との間
    に、前記機構部を異なる方向から支持する複数のダンパ
    ーが介装されている車載用機器の弾性支持装置におい
    て、前記ダンパーには、筐体方向に向けて流体を出入り
    させるオリフィスを有する可撓性の容器と、この容器内
    に設けられてオリフィスが重力方向へ向けられたときに
    のみこのオリフィスを塞ぐ弁とが設けられていることを
    特徴とする車載用機器の弾性支持装置。
  2. 【請求項2】 弁は球体であり、オリフィスが重力方向
    に向けられたときにのみ、前記弁は自重によりオリフィ
    スを塞ぐ位置へ移動する請求項1記載の車載用機器の弾
    性支持装置。
  3. 【請求項3】 球体の弁は弾性体により形成され、容器
    が機構部の重量によりつぶされたときに、この重量が前
    記弁により受けられる請求項2記載の車載用機器の弾性
    支持装置。
  4. 【請求項4】 弁は、オリフィスが重力方向へ向けられ
    たときこのオリフィスを塞ぐ方向へ自重により回動する
    回動弁である請求項1記載の車載用機器の弾性支持装
    置。
JP14174195A 1995-06-08 1995-06-08 車載用機器の弾性支持装置 Withdrawn JPH08334140A (ja)

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