JPH08334136A - アウタチューブ及びアウタチューブへのブレーキキャリパ取付構造 - Google Patents
アウタチューブ及びアウタチューブへのブレーキキャリパ取付構造Info
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- JPH08334136A JPH08334136A JP16161695A JP16161695A JPH08334136A JP H08334136 A JPH08334136 A JP H08334136A JP 16161695 A JP16161695 A JP 16161695A JP 16161695 A JP16161695 A JP 16161695A JP H08334136 A JPH08334136 A JP H08334136A
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- mounting
- caliper
- brake caliper
- brake
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 取り付けられるブレーキキャリパが多品種で
あっても、アウタチューブを共通化して、このアウタチ
ューブのコストを低減できるようにすること。 【構成】 アウタチューブ10の取付ボス21は、キャ
リパブラケット17の上端取付部18を取付可能に単一
に形成されるとともに、車軸孔12からの位置及び形状
が共通化して形成され、又、キャリパブラケットは、取
付ボスに取り付けられる上端取付部と、車軸に取り付け
られる下端取付部19とを有し、更に、このキャリパブ
ラケットは、多品種のキャリパブレーキ16に対応して
異なった位置又は形状に形成されたブレーキキャリパ支
持部20を備えるものである。
あっても、アウタチューブを共通化して、このアウタチ
ューブのコストを低減できるようにすること。 【構成】 アウタチューブ10の取付ボス21は、キャ
リパブラケット17の上端取付部18を取付可能に単一
に形成されるとともに、車軸孔12からの位置及び形状
が共通化して形成され、又、キャリパブラケットは、取
付ボスに取り付けられる上端取付部と、車軸に取り付け
られる下端取付部19とを有し、更に、このキャリパブ
ラケットは、多品種のキャリパブレーキ16に対応して
異なった位置又は形状に形成されたブレーキキャリパ支
持部20を備えるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車等のフロン
トフォークに使用されるアウタチューブと、このアウタ
チューブへブレーキキャリパを取り付けるアウタチュー
ブへのブレーキキャリパ取付構造に関する。
トフォークに使用されるアウタチューブと、このアウタ
チューブへブレーキキャリパを取り付けるアウタチュー
ブへのブレーキキャリパ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】実公昭57-15113号公報の図1に示すよう
に、自動二輪車のフロントフォークに使用されるアウタ
チューブには、ディスクブレーキのブレーキキャリパを
取り付けるための取付ボスが設置されたものがある(図
7)。このようなアウタチューブ1は鋳造にて成形さ
れ、複数個のブレーキ取付ボス2及びフェンダ取付ボス
3が一体成形され、ブレーキ取付ボス2にキャリパブラ
ケット4を介してブレーキキャリパ5が取り付けられ
る。このブレーキキャリパ5は、ブレーキ取付ボス2に
直接取り付けられる場合もある。また、フェンダ取付ボ
ス3に、図示しないフェンダが取り付けられる。尚、図
7中の符号6は、車軸8を挿通する車軸孔である。
に、自動二輪車のフロントフォークに使用されるアウタ
チューブには、ディスクブレーキのブレーキキャリパを
取り付けるための取付ボスが設置されたものがある(図
7)。このようなアウタチューブ1は鋳造にて成形さ
れ、複数個のブレーキ取付ボス2及びフェンダ取付ボス
3が一体成形され、ブレーキ取付ボス2にキャリパブラ
ケット4を介してブレーキキャリパ5が取り付けられ
る。このブレーキキャリパ5は、ブレーキ取付ボス2に
直接取り付けられる場合もある。また、フェンダ取付ボ
ス3に、図示しないフェンダが取り付けられる。尚、図
7中の符号6は、車軸8を挿通する車軸孔である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
技術では、ディスクブレーキの種類に応じて、つまり、
ブレーキディスク7の外径寸法やブレーキキャリパ5の
形状に応じて、ブレーキ取付ボス2の設置位置を異なら
せた数種類のアウタチューブ1が用意される。また、ア
ウタチューブ1には、突出部として、ブレーキ取付ボス
2の他に、フェンダ取付ボス3も形成されている。この
フェンダ取付ボス3の取付位置や、このフェンダ取付ボ
ス3へのフェンダの取付方法が異なる点からも、アウタ
チューブ1が数種類用意されることになる。従って、ア
ウタチューブ1の種類が多くなり、このアウタチューブ
1のコストが上昇してしまうおそれがある。
技術では、ディスクブレーキの種類に応じて、つまり、
ブレーキディスク7の外径寸法やブレーキキャリパ5の
形状に応じて、ブレーキ取付ボス2の設置位置を異なら
せた数種類のアウタチューブ1が用意される。また、ア
ウタチューブ1には、突出部として、ブレーキ取付ボス
2の他に、フェンダ取付ボス3も形成されている。この
フェンダ取付ボス3の取付位置や、このフェンダ取付ボ
ス3へのフェンダの取付方法が異なる点からも、アウタ
チューブ1が数種類用意されることになる。従って、ア
ウタチューブ1の種類が多くなり、このアウタチューブ
1のコストが上昇してしまうおそれがある。
【0004】また、アウタチューブ1に、ブレーキ取付
ボス2及びフェンダ取付ボス3が形成されているため、
アウタチューブ1の羽布等の表面処理作業時に、全周面
を均一に処理するには加工工数が増加してしまい、この
作業が煩雑化してしまう。
ボス2及びフェンダ取付ボス3が形成されているため、
アウタチューブ1の羽布等の表面処理作業時に、全周面
を均一に処理するには加工工数が増加してしまい、この
作業が煩雑化してしまう。
【0005】本発明は、上述の事情を考慮してなされた
ものであり、取り付けられるブレーキキャリパが多品種
であっても、アウタチューブを共通化して、このアウタ
チューブのコストを低減できるアウタチューブ及びアウ
タチューブへのブレーキキャリパ取付構造を提供するこ
とを目的とする。
ものであり、取り付けられるブレーキキャリパが多品種
であっても、アウタチューブを共通化して、このアウタ
チューブのコストを低減できるアウタチューブ及びアウ
タチューブへのブレーキキャリパ取付構造を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、フロントフォークに使用され、車軸を挿通する車軸
孔を備えるとともに、ブレーキキャリパ支持用のキャリ
パブラケットを取付可能とする取付ボスが一体成形され
たアウタチューブにおいて、上記取付ボスは、上記キャ
リパブラケットの一方の取付部を取付可能に単一に形成
されるとともに、上記車軸孔からの位置及び形状が共通
化して形成されたものである。
は、フロントフォークに使用され、車軸を挿通する車軸
孔を備えるとともに、ブレーキキャリパ支持用のキャリ
パブラケットを取付可能とする取付ボスが一体成形され
たアウタチューブにおいて、上記取付ボスは、上記キャ
リパブラケットの一方の取付部を取付可能に単一に形成
されるとともに、上記車軸孔からの位置及び形状が共通
化して形成されたものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、フロントフォー
クに使用されるアウタチューブに車軸を挿通する車軸孔
が形成され、このアウタチューブに一体成形された取付
ボスに、上記アウタチューブと別体成形されたキャリパ
ブラケットを介してブレーキキャリパが取り付けられる
アウタチューブへのブレーキキャリパ取付構造におい
て、上記取付ボスは、上記キャリパブラケットの一方の
取付部を取付可能に単一に形成されるとともに、上記車
軸孔からの位置及び形状が共通化して形成され、また、
上記キャリパブラケットは、上記取付ボスに取り付けら
れる上記一方の取付部と、上記車軸に取り付けられる他
方の取付部とを有し、更に、上記キャリパブラケット
は、多品種の上記ブレーキキャリパに対応して異なった
位置又は形状に形成されたブレーキキャリパ支持部を備
えるものである。
クに使用されるアウタチューブに車軸を挿通する車軸孔
が形成され、このアウタチューブに一体成形された取付
ボスに、上記アウタチューブと別体成形されたキャリパ
ブラケットを介してブレーキキャリパが取り付けられる
アウタチューブへのブレーキキャリパ取付構造におい
て、上記取付ボスは、上記キャリパブラケットの一方の
取付部を取付可能に単一に形成されるとともに、上記車
軸孔からの位置及び形状が共通化して形成され、また、
上記キャリパブラケットは、上記取付ボスに取り付けら
れる上記一方の取付部と、上記車軸に取り付けられる他
方の取付部とを有し、更に、上記キャリパブラケット
は、多品種の上記ブレーキキャリパに対応して異なった
位置又は形状に形成されたブレーキキャリパ支持部を備
えるものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、アウタチューブには、車軸孔と
反対側の端部に、フェンダを支持するフェンダ支持ステ
ーの取付用の取付溝が形成されたものである。
に記載の発明において、アウタチューブには、車軸孔と
反対側の端部に、フェンダを支持するフェンダ支持ステ
ーの取付用の取付溝が形成されたものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の発明において、アウタチューブの取付ボスに、
キャリパブラケットの一方の取付部がボルトを介して取
り付けられるようにしたものである。
に記載の発明において、アウタチューブの取付ボスに、
キャリパブラケットの一方の取付部がボルトを介して取
り付けられるようにしたものである。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の発明において、キャリパブラケットの一方の取
付部に凹部が形成され、この凹部がアウタチューブの取
付ボスに嵌合して取り付けられるようにしたものであ
る。
に記載の発明において、キャリパブラケットの一方の取
付部に凹部が形成され、この凹部がアウタチューブの取
付ボスに嵌合して取り付けられるようにしたものであ
る。
【0011】
【作用】請求項1及び2に記載の発明には、次の作用が
ある。アウタチューブの取付ボスが、車軸孔からの位置
及び形状を共通化して形成されたので、キャリパブラケ
ットのブレーキキャリパ支持部の位置及び形状を、多種
類のブレーキキャリパに対応して異ならせれば、取り付
けられるブレーキキャリパに上記キャリパブラケットを
適合することによって、ブレーキキャリパをアウタチュ
ーブに取り付けることができる。このようにすれば、ア
ウタチューブを共通化できるので、多種類のブレーキキ
ャリパに対してもアウタチューブの種類を少なくでき、
アウタチューブのコストを低減できる。
ある。アウタチューブの取付ボスが、車軸孔からの位置
及び形状を共通化して形成されたので、キャリパブラケ
ットのブレーキキャリパ支持部の位置及び形状を、多種
類のブレーキキャリパに対応して異ならせれば、取り付
けられるブレーキキャリパに上記キャリパブラケットを
適合することによって、ブレーキキャリパをアウタチュ
ーブに取り付けることができる。このようにすれば、ア
ウタチューブを共通化できるので、多種類のブレーキキ
ャリパに対してもアウタチューブの種類を少なくでき、
アウタチューブのコストを低減できる。
【0012】また、アウタチューブには、取付ボスが単
一に形成されたので、アウタチューブに突出部が少な
く、アウタチューブの羽布掛け等の表面処理作業を容易
化でき、このアウタチューブの製造コストを低減でき
る。また、取付ボスの取付部の切削加工においても、取
付ボスの位置及び形状の共通化により、加工治具等の共
通化が図れ、段取り時間の削減も合わせ、製造コストの
低減ができる。
一に形成されたので、アウタチューブに突出部が少な
く、アウタチューブの羽布掛け等の表面処理作業を容易
化でき、このアウタチューブの製造コストを低減でき
る。また、取付ボスの取付部の切削加工においても、取
付ボスの位置及び形状の共通化により、加工治具等の共
通化が図れ、段取り時間の削減も合わせ、製造コストの
低減ができる。
【0013】請求項3に記載の発明には、次の作用があ
る。アウタチューブにはフェンダ取付用のボスが形成さ
れず、フェンダ支持ステー取付用の取付溝が形成された
ので、アウタチューブの突出部を更に少なくでき、アウ
タチューブの表面処理作業をより一層容易化して、アウ
タチューブの製造コストを低減できる。また、取付溝位
置は切削加工により自由に設定できるため、フェンダ取
付ボスの形状やその設置位置によるアウタチューブの多
様化を防げ、アウタチューブのコストの低減ができる。
る。アウタチューブにはフェンダ取付用のボスが形成さ
れず、フェンダ支持ステー取付用の取付溝が形成された
ので、アウタチューブの突出部を更に少なくでき、アウ
タチューブの表面処理作業をより一層容易化して、アウ
タチューブの製造コストを低減できる。また、取付溝位
置は切削加工により自由に設定できるため、フェンダ取
付ボスの形状やその設置位置によるアウタチューブの多
様化を防げ、アウタチューブのコストの低減ができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1は、本発明に係るアウタチューブ及びアウ
タチューブへのブレーキキャリパ取付構造の第1実施例
が適用されたアウタチューブ及びブレーキキャリパ等を
示す側面図である。図2は、図1のII矢視図である。図
3は、図1のIII-III 線に沿う断面図である。図4は、
図1のIV-IV 線に沿う断面図である。図5は、図1のア
ウタチューブのみを示す側面図である。
明する。図1は、本発明に係るアウタチューブ及びアウ
タチューブへのブレーキキャリパ取付構造の第1実施例
が適用されたアウタチューブ及びブレーキキャリパ等を
示す側面図である。図2は、図1のII矢視図である。図
3は、図1のIII-III 線に沿う断面図である。図4は、
図1のIV-IV 線に沿う断面図である。図5は、図1のア
ウタチューブのみを示す側面図である。
【0015】図1及び図5に示すアウタチューブ10
は、自動二輪車のフロントフォークに、図示しないイン
ナチューブとともに使用されるものであり、インナチュ
ーブが摺動自在に挿入されるとともに、下端部に車軸1
1を挿通する車軸孔12が形成される。自動二輪車のフ
ロントホイール(不図示)をディスクブレーキ14にて
制動させる場合には、ディスクブレーキ14のブレーキ
ディスク15がフロントホイールに取り付けられ、ブレ
ーキキャリパ16が、直接又はキャリパブラケット17
を介してアウタチューブ10に取り付けられる。本実施
例では、ブレーキキャリパ16は、キャリパブラケット
17を介してアウタチューブ10に取り付けられる。
は、自動二輪車のフロントフォークに、図示しないイン
ナチューブとともに使用されるものであり、インナチュ
ーブが摺動自在に挿入されるとともに、下端部に車軸1
1を挿通する車軸孔12が形成される。自動二輪車のフ
ロントホイール(不図示)をディスクブレーキ14にて
制動させる場合には、ディスクブレーキ14のブレーキ
ディスク15がフロントホイールに取り付けられ、ブレ
ーキキャリパ16が、直接又はキャリパブラケット17
を介してアウタチューブ10に取り付けられる。本実施
例では、ブレーキキャリパ16は、キャリパブラケット
17を介してアウタチューブ10に取り付けられる。
【0016】上記キャリパブラケット17は、アウタチ
ューブ10と別体に成形され、一方の取付部としての上
端取付部18と、他方の取付部としての下端取付部19
と、ブレーキキャリパ支持部20を有する。
ューブ10と別体に成形され、一方の取付部としての上
端取付部18と、他方の取付部としての下端取付部19
と、ブレーキキャリパ支持部20を有する。
【0017】上端取付部18は、図3にも示すように、
アウタチューブ10の取付ボス21にボルト22を用い
て固定される。また、下端取付部19は、図2に示すよ
うに、車軸11に挿通されて、アウタチューブ10に共
締めされる。
アウタチューブ10の取付ボス21にボルト22を用い
て固定される。また、下端取付部19は、図2に示すよ
うに、車軸11に挿通されて、アウタチューブ10に共
締めされる。
【0018】ここで、取付ボス21は、図1に示すよう
に単一であり、アウタチューブ10に一体成形される。
また、この取付ボス21は、車軸孔12の中心からの位
置L及び形状が共通化して形成され、上述のように、キ
ャリパブラケット17の上端取付部18を取付可能とす
る。従って、キャリパブラケット17の上端取付部18
と下端取付部19との寸法も共通化して設定される。
に単一であり、アウタチューブ10に一体成形される。
また、この取付ボス21は、車軸孔12の中心からの位
置L及び形状が共通化して形成され、上述のように、キ
ャリパブラケット17の上端取付部18を取付可能とす
る。従って、キャリパブラケット17の上端取付部18
と下端取付部19との寸法も共通化して設定される。
【0019】ディスクブレーキ14は多様であり、ブレ
ーキディスク15の外径寸法やブレーキキャリパ16の
形状がその品種毎に異なる。従って、キャリパブラケッ
ト17のブレーキキャリパ支持部20は、ディスクブレ
ーキ14、特にブレーキキャリパ16の品種に対応し
て、その位置及び形状が異なって形成される。故に、キ
ャリパブラケット17は、ディスクブレーキ14、特に
ブレーキキャリパ16の品種に対応して複数種類用意さ
れる。
ーキディスク15の外径寸法やブレーキキャリパ16の
形状がその品種毎に異なる。従って、キャリパブラケッ
ト17のブレーキキャリパ支持部20は、ディスクブレ
ーキ14、特にブレーキキャリパ16の品種に対応し
て、その位置及び形状が異なって形成される。故に、キ
ャリパブラケット17は、ディスクブレーキ14、特に
ブレーキキャリパ16の品種に対応して複数種類用意さ
れる。
【0020】また、アウタチューブ10には、挿通孔1
2の反対側の上端部に、図5に示すように取付溝23が
形成される。この取付溝23に、図1及び図4に示すフ
ェンダ支持ステー24を嵌合させ、このフェンダ支持ス
テー24とフェンダ25とをボルト等を用いて固定する
ことにより、フェンダ25をアウタチューブ10に取り
付ける。上記取付溝23は、自動二輪車のフロントホイ
ールの外径寸法に応じて切削加工により形成される。ま
た、フェンダ支持ステー24はアウタチューブ10と別
体であり、例えば樹脂にて構成される。
2の反対側の上端部に、図5に示すように取付溝23が
形成される。この取付溝23に、図1及び図4に示すフ
ェンダ支持ステー24を嵌合させ、このフェンダ支持ス
テー24とフェンダ25とをボルト等を用いて固定する
ことにより、フェンダ25をアウタチューブ10に取り
付ける。上記取付溝23は、自動二輪車のフロントホイ
ールの外径寸法に応じて切削加工により形成される。ま
た、フェンダ支持ステー24はアウタチューブ10と別
体であり、例えば樹脂にて構成される。
【0021】尚、図1及び図5中の符号26はフラット
カット面を示す。上記実施例によれば、アウタチューブ
10の取付ボス21が、車軸孔12の中心からの位置及
び形状を共通化して形成されたので、キャリパブラケッ
ト17のブレーキキャリパ支持部20の位置及び形状
を、多種類のディスクブレーキ14、特にブレーキキャ
リパ16に対応して異ならせれば、取り付けられるブレ
ーキキャリパ16に上記キャリパブラケット17を適合
させることによって、ブレーキキャリパ16をアウタチ
ューブ10に取り付けることができる。このようにすれ
ば、アウタチューブ10を共通化できるので、多品種の
ディスクブレーキ14、特にブレーキキャリパ16に対
してもアウタチューブ10の種類を少なくでき、アウタ
チューブ10のコストを低減できる。
カット面を示す。上記実施例によれば、アウタチューブ
10の取付ボス21が、車軸孔12の中心からの位置及
び形状を共通化して形成されたので、キャリパブラケッ
ト17のブレーキキャリパ支持部20の位置及び形状
を、多種類のディスクブレーキ14、特にブレーキキャ
リパ16に対応して異ならせれば、取り付けられるブレ
ーキキャリパ16に上記キャリパブラケット17を適合
させることによって、ブレーキキャリパ16をアウタチ
ューブ10に取り付けることができる。このようにすれ
ば、アウタチューブ10を共通化できるので、多品種の
ディスクブレーキ14、特にブレーキキャリパ16に対
してもアウタチューブ10の種類を少なくでき、アウタ
チューブ10のコストを低減できる。
【0022】また、アウタチューブ10には、取付ボス
21が単一に形成されたので、アウタチューブ10に突
出部が少なく、アウタチューブ10の羽布掛け等の表面
処理作業を容易化でき、アウタチューブ10の製造コス
トを低減できる。
21が単一に形成されたので、アウタチューブ10に突
出部が少なく、アウタチューブ10の羽布掛け等の表面
処理作業を容易化でき、アウタチューブ10の製造コス
トを低減できる。
【0023】また、取付ボス21の取付部の切削加工に
おいても、取付ボス21の位置及び形状の共通化によ
り、加工治具等の共通化が図れ、段取り時間の削減も合
わせ、製造コストの低減ができる。
おいても、取付ボス21の位置及び形状の共通化によ
り、加工治具等の共通化が図れ、段取り時間の削減も合
わせ、製造コストの低減ができる。
【0024】更に、アウタチューブ10には、図7に示
すフェンダ取付用のボス3が形成されず、フェンダ支持
ステー24取付用の取付溝23が形成されたので、アウ
タチューブ10の突出部を更に少なくでき、アウタチュ
ーブ10の表面処理作業をより一層容易化して、アウタ
チューブ10の製造コストを低減できる。
すフェンダ取付用のボス3が形成されず、フェンダ支持
ステー24取付用の取付溝23が形成されたので、アウ
タチューブ10の突出部を更に少なくでき、アウタチュ
ーブ10の表面処理作業をより一層容易化して、アウタ
チューブ10の製造コストを低減できる。
【0025】また、取付溝23位置は切削加工により自
由に設定できるため、フェンダ取付ボスの形状やその設
置位置によるアウタチューブ10の多様化を防げ、アウ
タチューブのコストの低減ができる。
由に設定できるため、フェンダ取付ボスの形状やその設
置位置によるアウタチューブ10の多様化を防げ、アウ
タチューブのコストの低減ができる。
【0026】図6(A)は、本発明に係るアウタチュー
ブ及びアウタチューブへのブレーキキャリパ取付構造の
第2実施例が適用されたアウタチューブ及びブレーキキ
ャリパ等を示す側面図であり、図6(B)は、図6
(A)のVIB-VIB 線に沿う断面図である。この第2実施
例において、前記第1実施例と同様な部分は、同一の符
号を付すことにより説明を省略する。
ブ及びアウタチューブへのブレーキキャリパ取付構造の
第2実施例が適用されたアウタチューブ及びブレーキキ
ャリパ等を示す側面図であり、図6(B)は、図6
(A)のVIB-VIB 線に沿う断面図である。この第2実施
例において、前記第1実施例と同様な部分は、同一の符
号を付すことにより説明を省略する。
【0027】この実施例におけるキャリパブラケット3
0の、一方の取付部としての上端取付部31は凹部に形
成される。一方、アウタチューブ32の取付ボス33
は、上記上端取付部31を嵌合可能に構成される。
0の、一方の取付部としての上端取付部31は凹部に形
成される。一方、アウタチューブ32の取付ボス33
は、上記上端取付部31を嵌合可能に構成される。
【0028】キャリパブラケット30の上端取付部31
をアウタチューブ32の取付ボス33に嵌合させ、下端
取付部19を車軸11に挿通させ、この下端取付部19
をアウタチューブ32と共締めすることにより、キャリ
パブラケット30がアウタチューブ32に取り付けられ
る。
をアウタチューブ32の取付ボス33に嵌合させ、下端
取付部19を車軸11に挿通させ、この下端取付部19
をアウタチューブ32と共締めすることにより、キャリ
パブラケット30がアウタチューブ32に取り付けられ
る。
【0029】この実施例のアウタチューブ32において
も、取付ボス33は、車軸孔12の中心からの位置及び
形状が共通化して形成され、従って、キャリパブラケッ
ト30の上端取付部31と下端取付部19との寸法も共
通化されたので、前記第1実施例と同様な効果を奏す
る。
も、取付ボス33は、車軸孔12の中心からの位置及び
形状が共通化して形成され、従って、キャリパブラケッ
ト30の上端取付部31と下端取付部19との寸法も共
通化されたので、前記第1実施例と同様な効果を奏す
る。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るアウタチュ
ーブ及びアウタチューブへのブレーキキャリパ取付構造
によれば、取り付けられるブレーキキャリパが多品種で
あっても、アウタチューブを共通化して、このアウタチ
ューブのコストを低減できる。
ーブ及びアウタチューブへのブレーキキャリパ取付構造
によれば、取り付けられるブレーキキャリパが多品種で
あっても、アウタチューブを共通化して、このアウタチ
ューブのコストを低減できる。
【図1】図1は、本発明に係るアウタチューブ及びアウ
タチューブへのブレーキキャリパ取付構造の第1実施例
が適用されたアウタチューブ及びブレーキキャリパ等を
示す側面図である。
タチューブへのブレーキキャリパ取付構造の第1実施例
が適用されたアウタチューブ及びブレーキキャリパ等を
示す側面図である。
【図2】図2は、図1のII矢視図である。
【図3】図3は、図1のIII-III 線に沿う断面図であ
る。
る。
【図4】図4は、図1のIV-IV 線に沿う断面図である。
【図5】図5は、図1のアウタチューブのみを示す側面
図である。
図である。
【図6】図6(A)は、本発明に係るアウタチューブ及
びアウタチューブへのブレーキキャリパ取付構造の第2
実施例が適用されたアウタチューブ及びブレーキキャリ
パ等を示す側面図であり、図6(B)は、図6(A)の
VIB-VIB 線に沿う断面図である。
びアウタチューブへのブレーキキャリパ取付構造の第2
実施例が適用されたアウタチューブ及びブレーキキャリ
パ等を示す側面図であり、図6(B)は、図6(A)の
VIB-VIB 線に沿う断面図である。
【図7】図7は、従来のアウタチューブをブレーキキャ
リパとともに示す側面図である。
リパとともに示す側面図である。
10 アウタチューブ 11 車軸 12 車軸孔 14 ディスクブレーキ 15 ブレーキディスク 16 ブレーキキャリパ 17 キャリパブラケット 18 上端取付部 19 下端取付部 20 ブレーキキャリパ支持部 21 取付ボス 22 ボルト 23 取付溝 24 フェンダ支持ステー 25 フェンダ 30 キャリパブラケット 31 上端取付部 32 アウタチューブ 33 取付ボス
Claims (5)
- 【請求項1】 フロントフォークに使用され、車軸を挿
通する車軸孔を備えるとともに、ブレーキキャリパ支持
用のキャリパブラケットを取付可能とする取付ボスが一
体成形されたアウタチューブにおいて、 上記取付ボスは、上記キャリパブラケットの一方の取付
部を取付可能に単一に形成されるとともに、上記車軸孔
からの位置及び形状が共通化して形成されたことを特徴
とするアウタチューブ。 - 【請求項2】 フロントフォークに使用されるアウタチ
ューブに車軸を挿通する車軸孔が形成され、このアウタ
チューブに一体成形された取付ボスに、上記アウタチュ
ーブと別体成形されたキャリパブラケットを介してブレ
ーキキャリパが取り付けられるアウタチューブへのブレ
ーキキャリパ取付構造において、 上記取付ボスは、上記キャリパブラケットの一方の取付
部を取付可能に単一に形成されるとともに、上記車軸孔
からの位置及び形状が共通化して形成され、 また、上記キャリパブラケットは、上記取付ボスに取り
付けられる上記一方の取付部と、上記車軸に取り付けら
れる他方の取付部とを有し、 更に、上記キャリパブラケットは、多品種の上記ブレー
キキャリパに対応して異なった位置又は形状に形成され
たブレーキキャリパ支持部を備えることを特徴とするア
ウタチューブへのブレーキキャリパ取付構造。 - 【請求項3】 アウタチューブには、車軸孔と反対側の
端部に、フェンダを支持するフェンダ支持ステーの取付
用の取付溝が形成された請求項1に記載のアウタチュー
ブ又は請求項2に記載のアウタチューブへのブレーキキ
ャリパ取付構造。 - 【請求項4】 アウタチューブの取付ボスに、キャリパ
ブラケットの一方の取付部がボルトを介して取り付けら
れる請求項2又は3に記載のアウタチューブへのブレー
キキャリパ取付構造。 - 【請求項5】 キャリパブラケットの一方の取付部に凹
部が形成され、この凹部がアウタチューブの取付ボスに
嵌合して取り付けられる請求項2又は3に記載のアウタ
チューブへのブレーキキャリパ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16161695A JPH08334136A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | アウタチューブ及びアウタチューブへのブレーキキャリパ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16161695A JPH08334136A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | アウタチューブ及びアウタチューブへのブレーキキャリパ取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08334136A true JPH08334136A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15738564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16161695A Pending JPH08334136A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | アウタチューブ及びアウタチューブへのブレーキキャリパ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08334136A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006044642A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-02-16 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車のブレーキ支持ブラケット構造 |
KR20230050179A (ko) * | 2021-10-07 | 2023-04-14 | 두텍 주식회사 | 휠 브레이크모듈 설치용 지그시스템 및 이를 이용한 휠 브레이크모듈 설치 방법 |
-
1995
- 1995-06-06 JP JP16161695A patent/JPH08334136A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006044642A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-02-16 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車のブレーキ支持ブラケット構造 |
JP4644046B2 (ja) * | 2004-07-02 | 2011-03-02 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のブレーキ支持ブラケット構造 |
KR20230050179A (ko) * | 2021-10-07 | 2023-04-14 | 두텍 주식회사 | 휠 브레이크모듈 설치용 지그시스템 및 이를 이용한 휠 브레이크모듈 설치 방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050324 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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