JPH08333217A - 皮膚保護に対するベタインエステルおよびα−ヒドロキシ酸を含有する調合物の使用並びに新規皮膚保護剤 - Google Patents

皮膚保護に対するベタインエステルおよびα−ヒドロキシ酸を含有する調合物の使用並びに新規皮膚保護剤

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JPH08333217A
JPH08333217A JP11200296A JP11200296A JPH08333217A JP H08333217 A JPH08333217 A JP H08333217A JP 11200296 A JP11200296 A JP 11200296A JP 11200296 A JP11200296 A JP 11200296A JP H08333217 A JPH08333217 A JP H08333217A
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skin
acid
ester
betaine
weight
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚に対して水分補給作用を有し、良好な感
触を付与し、しかも皮膚に対して良好な相容性を示す皮
膚保護剤を提供する。 【解決手段】 一般式Iで表されるベタインエステルの
少なくとも一個を0.1ないし20重量パーセント 【化1】 (ここでR1 はC10−ないしC30−のアルキル基を、A
- はアニオンを表している)、およびα−ヒドロキシ酸
の少なくとも一個を0.05ないし20重量パーセント
含有する、1ないし7のpH−値を有する調合物を皮膚
保護用に使用する。上記調合物の場合、α−ヒドロキシ
酸は、クエン酸並びに乳酸から選ばれるが、皮膚保護剤
としては、クエン酸、乳酸以外のα−ヒドロキシ酸を少
なくとも一個使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚保護に対して
ベタインエステルおよび特定のαーヒドロキシ酸を含有
する調合物を使用すること並びに新規皮膚保護剤を対象
とする。
【0002】
【従来の技術】人間の皮膚は多種多様な作用によって望
ましくない影響を受ける。たとえば乾燥状態や寒気など
環境の作用によって、あるいは石鹸あるいは界面活性剤
を含有する洗浄剤との頻繁な接触によって、皮膚は相当
に損傷を被る。そこで皮膚表面の生理学上のバランスを
保持あるいは回復する働きを有し、皮膚再生が絶え間な
く行われるように良好な条件を提供し、同時に外的作用
から皮膚を保護し、皮膚を養生させることができるよう
な皮膚保護剤が望まれる。
【0003】皮膚保護剤は通常スキンクリームあるいは
スキンローションの形態で提供されるが、この場合に皮
膚保護剤は皮膚によくなじみ、皮膚に良好に塗布するこ
とができ、皮膚表面に不快な脂肪光沢を残さず、速やか
に皮膚に吸収されるものでなければならない。その上で
処理後、皮膚保護剤で処理した皮膚が滑らかで、柔軟で
あることが要求される。
【0004】さらに皮膚保護剤に対しては、含有されて
いる作用物質が表皮内に浸透して、角質層の再生および
角質層への水分補給を可能とするように、すなわち皮膚
のしわを滑らかにすることができるように、持続作用を
有することが要求される。
【0005】ところで多種多様な作用物質に基づく皮膚
保護剤が多数知られているが、今までのところ上記の要
件を完全に満たす、特に角質層に対する水分補給作用、
しわをなくする働き、皮膚との相容性、並びに滑らかで
柔軟な感触を付与する働き備えた皮膚保護剤は、得られ
ていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで皮膚に対して水
分補給作用を有し、しわをなくし、良好な感触を付与
し、さらに皮膚に対して良好な相容性を示すような皮膚
保護剤を提供することが課題となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】そしてここに、皮膚を保
護するために、下記一般式(I)
【0008】
【化1】
【0009】(ここでR1 はC10−ないしC30−のアル
キル基を、A- はアニオンを、好ましくはハロゲン化物
アニオン、たとえば臭化物アニオンあるいは塩化物アニ
オン、硫酸塩アニオン、メゾ硫酸塩アニオンあるいは燐
酸塩アニオンを表している)で表されるベタインエステ
ルの少なくとも一個を0.1ないし20重量パーセン
ト、好ましくは0.5ないし5重量パーセント、および
クエン酸および乳酸の中から選ばれたα−ヒドロキシ酸
の少なくとも一個を0.05ないし20重量パーセント
含有する、1ないし7のpH−値を有する調合物を使用
することによって、上記の課題が解決され得ることが見
い出された。
【0010】一般式(I)で表されるC10−ないしC30
−の脂肪族アルコールのベタインエステルは、特開昭5
8−157750号公報に記載の合成方法に基づいて製
造することができる。合成は、下記の反応式に従って脂
肪族アルコールを糖製造時に副生成物として生じるベタ
インによって直接エステル化することによって、行われ
る得る。
【0011】
【化2】
【0012】さらに一般式(I)で表されるベタインエ
ステルはDE−OS 3527974に酸性毛髪保護剤
の構成成分として記載されている。ベタインエステル
は、酸性領域において安定であるが、弱酸性、中性ある
いはアルカリ性のpH−値領域においては脂肪族アルコ
ール要素とベタイン要素に分解する。ベタインは皮膚に
対して炎症抑制作用および刺激抑制作用を有する。一般
式(I)で表されるベタインエステルは、加水分解によ
ってベタインと脂肪族アルコールに分解し、皮膚に対し
て刺激を抑制する働きをすると同時に、本発明に従って
使用することによって皮膚を滑らかにする働きをする。
【0013】α−ヒドロキシ酸は、とくに過敏な皮膚に
対しては、刺激作用を示す。しかし本発明において使用
する調合物は、このようなα−ヒドロキシ酸を含有して
いるにもかかわらず、皮膚に対して非常に良くなじむ。
すなわち一般式(I)で表されるベタインエステルは刺
激抑制作用および炎症抑制作用を有するだけでなく、α
−ヒドロキシ酸の皮膚に対する相容性を改善する働きも
備えている。
【0014】本発明はさらに a)下記一般式(I)で表されるベタインエステルの少
なくとも一個を0.1ないし20重量パーセント、好ま
しくは0.5ないし5重量パーセント
【0015】
【化1】
【0016】(ここでR1 はC10−ないしC30−のアル
キル基を表し、A- はアニオンを、好ましくはハロゲン
化物アニオン、たとえば臭化物アニオンあるいは塩化物
アニオン、硫酸塩アニオン、メゾ硫酸塩アニオンあるい
は燐酸塩アニオンを表す)及び b)クエン酸および乳酸以外のα−ヒドロキシ酸の少な
くとも一個を0.05ないし20重量パーセント、好ま
しくは0.5ないし6重量パーセント組み合わせて含有
する、1ないし7のpH−値を有する皮膚保護剤も対象
とする。
【0017】本発明による皮膚保護剤は、皮膚に対して
水分を補給し、しわをなくし、良好な感触を付与する働
きをし、しかも皮膚に対して非常に良くなじむ。特に、
α−ヒドロキシ酸の角質破壊作用によって皮膚が刺激さ
れる恐れがあるにもかかわらず、本発明による皮膚保護
剤が皮膚に対して良好な相容性を有することは、驚くべ
きことである。
【0018】本発明による皮膚保護剤はb)成分として
グリコール酸、リンゴ酸、酒石酸、サリチル酸、グルコ
ン酸、グルクロン酸および糖酸の中から選ばれたα−ヒ
ドロキシ酸を含有することが好ましい。
【0019】本発明に基づいて使用される調合物並びに
本発明による皮膚保護剤は共に一般式(I)で表される
ベタインエステルとして、ベタインオクタデシルエステ
ルおよび/あるいはベタインドデシルエステルを含有す
ることが好ましい。
【0020】本発明に基づいて使用される調合物並びに
本発明による皮膚保護剤は共に溶液、分散液、ペース
ト、ゲルあるいは乳化液の形態で提供することができ
る。しかし、これらは水中油−乳化液あるいは油中水−
乳化液の形態で提供することが好ましく、化粧水、スキ
ンクリーム、ボディーローション、美容パックあるいは
美容マスクとして製造することが好ましい。
【0021】本発明に基づいて使用される調合物並びに
本発明による皮膚保護剤は共に、必要に応じて、あるい
は目的に応じて、使用調合物の構成成分に弊害を与えな
い限り、補助的に、皮膚処理剤において一般的に使用さ
れている構成成分をすべて含有することができる。特
に、非イオン性、カチオン性、両性あるいはアニオン性
界面活性剤、たとえば炭素原子を12ないし18個有す
るオキシエチル化脂肪族アルコール、たとえば脂肪族ア
ルコール1モル当り40モルまでのエチレンオキサイド
でオキシエチル化されたラウリルアルコールあるいはス
テアリルアルコール、アルキルベタイン、アルキルアミ
ノベタイン、アルキルスルホベタインおよび脂肪酸アル
キルアミドベタインを0.01ないし5.0重量パーセ
ント;空洞形成剤;乳化剤;天然物質、たとえばビタミ
ンFおよびB6、D−パンテノール、あるいはベタイ
ン、システイン、アラニン、バリンあるいはチロシンの
ようなアミノ酸、植物抽出物、顔料および香油を0.5
ないし5.0重量パーセント;乳白剤、たとえばエチレ
ングリコールジステアレートを約0.5ないし5.0重
量パーセント;保湿剤、たとえばグリセリン、ポリオー
ル、ヒアルロン酸および尿素を0.05ないし20重量
パーセント、好ましくは0.1ないし10重量パーセン
ト;真珠光沢剤、たとえば脂肪酸モノアルキロールアミ
ドとエチレングリコールジステアレートの混合物を約
1.0ないし10.0重量パーセント;増粘剤、たとえ
ばココヤシ脂肪酸ジエタノールアミドあるいはヒドロキ
シアルキルセルロースを0.1ないし1.0重量パーセ
ント;緩衝剤、たとえばクエン酸ナトリウムあるいは燐
酸ナトリウムを0.1ないし1.0重量パーセント;染
料、たとえばフルオレセイン−ナトリウム塩、黄色ZN
3(C.I.47055)を0.1ないし1.0重量パ
ーセント;皮膚保護剤、たとえば脂肪酸エステル、脂肪
族アルコールおよび脂肪酸グリセリド;天然、変性ある
いは合成重合物、たとえばカチオン性、アニオン性ある
いは非イオン性セルロース誘導体、キトサン、カチオン
性キチン誘導体あるいはキトサン誘導体、さらに、たと
えばラノリン誘導体、コレステリン、アラントイン、ア
ルファー・ビサボロール、アズレンおよびパントテン酸
のような保護剤を0.1ないし10重量パーセント;遮
光剤;酸化防止剤;錯化合物形成剤;化粧油およびワッ
クス;並びに保存料を含有することができる。
【0022】本発明に基づいて使用される調合物並びに
本発明による皮膚保護剤のpH−値は共に4ないし6で
あることが好ましく、含有されているα−ヒドロキシ酸
によって調整されない場合は、生理学上問題のない有機
あるいは無機の酸あるいは塩基、たとえば安息香酸、ク
エン酸、蟻酸、酢酸、ソルビン酸、水酸化ナトリウム、
アンモニア、あるいはモノ−あるいはトリ−エタノール
アミンを用いて調整することができる。本発明に基づい
て使用される調合物および本発明による皮膚保護剤は水
を含まなくても、あるいは99.5重量パーセントまで
水を含有していてもよい。しかし本発明に基づいて使用
される調合物および本発明による皮膚保護剤は水を50
ないし80重量パーセント含有することが好ましい。
【0023】本発明に基づいて使用される調合物および
本発明による皮膚保護剤は、噴射剤を使用することによ
って、あるいは機械的噴霧装置あるいは泡発生装置を使
用することによって、霧あるいは泡の形態で付与するこ
とができる。
【0024】本発明に基づいて使用される調合物あるい
は本発明による皮膚保護剤を噴射剤を用いて噴霧する場
合、調合物あるいは皮膚保護剤は噴射剤を3ないし20
重量パーセント含有することが好ましく、その上で圧力
容器に充填される。
【0025】噴射剤として、たとえばn−ブタン、i−
ブタンおよびプロパンのような低級アルカン、あるいは
これらとジメチルエーテルの混合物、さらに該当の圧力
下においてガス状を呈する、たとえばN2 、N2 Oおよ
びCO2 のような噴射剤、並びに上に挙げた噴射剤の混
合物が有用である。
【0026】機械的噴霧装置あるいは泡発生装置とは、
噴射剤を使用しないで液体を噴霧することができる、あ
るいは液体から泡を発生させることができるような装置
のことである。適当な機械的噴霧装置として、たとえば
噴射ポンプあるいは噴霧弁を備えた弾性容器を使用する
ことができる。弾性容器の場合、圧力下に本発明による
薬剤がこの容器に充填される。これによって容器が膨張
し、ここで弾性容器を収縮させることによって噴射弁が
開口され、薬剤が連続的に噴霧される。適当な泡発生装
置として、たとえばEP−B 0460154に記載の
泡発生機構を備えた弾性容器を使用することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に実施例に基づいて本発明の対
象をさらに詳しく説明する。 実施例1:皮膚保護用調合物 a)ベタインオクタデシルエステル 5.0g ポリグリセリル−3−メチルグルコースジステアレート 3.0g グリセリルステアレート 3.0g イソプロピルステアレート 20.0g ステアリルアルコール 1.5g ミネラルオイル 5.0g b)グリセリン 5.0g 水 56.7g 香油 0.3g クエン酸 0.5g 100.0g 油相a)を約75℃において溶融し、これを同様に75
℃に加熱したグリセリンおよび水からなる水相b)に攪
拌しながら加えて乳化させる。この乳化物を一様に撹拌
しながら45℃に冷却し、これに香油c)を加え、次い
でクエン酸を用いてpH−値を4に調整する。これによ
って実施例1の皮膚保護調合物が得られる。実施例1の
皮膚保護調合物は薄いクリームで、速やかに皮膚に吸収
され、皮膚に対して非常に良好な相容性を示し、長期間
にわたって皮膚に対して保湿作用が維持される。
【0028】 実施例2:水中油−乳化物形態の皮膚クリーム a)ベタインオクタデシルエステル 5.0g グリセリルステアレート 5.0g エチレンオキサイド12モルでオキシエチル化された 2.0g セチルステアリルアルコール エチレンオキサイド6モルでオキシエチル化された 4.0g セチルステアリルアルコール セチルステアリルアルコール 6.0g アボガドオイル 6.0g ミネラルオイル 4.0g ジメチルポリシロキサン 2.0g b)グリセリン 4.0g グリコール酸 3.0g サリチル酸 2.0g クエン酸 1.0g ベタイン 1.0g 水 54.5g c)香油 0.5g 100.0g 油相a)を75℃に加熱し、撹拌しながら55℃に加熱
した水相b)に加え、乳化させる。45℃に冷却した
後、、香油を加え、均一に乳化させる。水酸化ナトリウ
ムを用いてpH−値を4.0に調整する。実施例2によ
って得られるスキンクリームは柔らかいクリームで、速
やかに皮膚に吸収される。このクリームは非常に良好な
皮膚感触を示し、皮膚に対して何等問題がない。このク
リームを繰り返し使用することによって皮膚のしわをな
くすことができる。
【0029】 実施例3:油中水−乳化物形態の皮膚クリーム a)ポリグリセリル−2−セスキイソステアレート 4.00g エチレンオキサイド7モルでオキシエチル化された 4.00g 還元ヒマシ油 セチルステアリルイソノナノエート 8.00g スクアラン 8.00g ベタインオクタデシルエステル 2.00g 蜜蝋 3.00g シュロ蝋 2.00g b)水 61.00g グリセリン 3.00g ベタインドデシルエステル 2.00g サリチル酸 0.50g グリコール酸 0.50g バリン 0.50g c)香油 0.50g 酢酸トコフェリル 1.00g 100.00g 油相a)を80℃において溶融させる。別の容器内にお
いて水相b)を75℃に加熱し、撹拌しながら油相に添
加する。50℃に冷却した後、香油および酢酸トコフェ
リルを加え、均一に乳化させる。実施例3によって得ら
れる皮膚クリームは柔らかいクリームで、皮膚に非常に
良好に伸ばすことができ、すべすべした皮膚感触が得ら
れる。さらにこのクリームは非常によく皮膚になじみ、
皮膚保護性が優れている。
【0030】 実施例4:水中油型ボディーローション a)セチルステアリルオクタノエート 10.00g ソルビタンモノステアレート 3.00g エチレンオキサイド20モルでオキシエチル化された 3.0g ソルビトール無水物とソルビトールのラウリルエス テルの混合物(CTFA−表示:ポリソルベート− 20) ジメチルポリシロキサン 2.0g セチルステアリルアルコール 4.0g ステアリン酸 2.0g ベタインオクタデシルエステル 0.8g パラ−ヒドロキシ安息香酸プロピルエステル 0.1g b)水 69.0g ベタインドデシルエステル 0.2g グリセリン 5.0g クエン酸 0.3g サリチル酸 0.2g アラントイン 0.1g c)香油 0.3g 100.0g 油相a)を75℃に加熱し、撹拌しながら70℃に加熱
した水相b)中に添加し、乳化させる。45℃に冷却し
た後、香油を加え、均一に乳化する。これによって得ら
れるボディーローションは速やかに皮膚に吸収され、皮
膚にきわめて良好になじみ、すべすべした皮膚感触を与
える。
【0031】 実施例5:美顔液 ベタインドデシルエステル 2.00g クエン酸 1.00g 尿素 4.00g サリチル酸 2.00g 乳酸 2.00g グリセリン 2.00g ベタイン 2.00g ヒアルロン酸 0.10g 水 69.90g アルコール 15.00g 100.00g 実施例5によって得られる調合物は優れた保護特性およ
び殺菌特性を有し、汚れた、脂肪性の肌の保護に非常に
適している。本出願に示されているパーセント数は、指
示のない限り、すべて重量パーセント数を表している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 59/255 9450−4H C07C 59/255 59/265 9450−4H 59/265 229/12 9450−4H 229/12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表されるベタインエ
    ステルの少なくとも一個を0.1ないし20重量パーセ
    ント 【化1】 (ここでR1 はC10−ないしC30−のアルキル基を、A
    - はアニオンを表している)、およびクエン酸並びに乳
    酸の中から選ばれたα−ヒドロキシ酸の少なくとも一個
    を0.05ないし20重量パーセント含有する、1ない
    し7のpH−値を有する調合物の、皮膚保護に対する使
    用。
  2. 【請求項2】 使用する調合物がベタインオクタデシル
    エステルおよび/あるいはベタインドデシルエステルを
    含有することを特徴とする、請求項1に記載の皮膚保護
    用調合物の使用。
  3. 【請求項3】 a)下記一般式(I)で表されるベタイ
    ンエステルの少なくとも一個を0.1ないし20重量パ
    ーセント 【化1】(ここでR1 はC10−ないしC30−のアルキル
    基を、A- はアニオンを表している)、および b)クエン酸および乳酸を除くα−ヒドロキシ酸の少な
    くとも一個を0.05ないし20重量パーセント組み合
    わせて含有する、1ないし7のpH−値を有する皮膚保
    護剤。
  4. 【請求項4】 ベタインオクタデシルエステルおよび/
    あるいはベタインドデシルエステルを含有することを特
    徴とする、請求項3に記載の皮膚保護剤。
  5. 【請求項5】 a)成分を0.5ないし5重量パーセン
    ト含有することを特徴とする、請求項3または4に記載
    の皮膚保護剤。
  6. 【請求項6】 b)成分を0.5ないし6重量パーセン
    ト含有することを特徴とする、請求項3ないし5のいず
    れか1項に記載の皮膚保護剤。
  7. 【請求項7】 b)成分のα−ヒドロキシ酸がグリコー
    ル酸、リンゴ酸、酒石酸、サリチル酸、グルコン酸、グ
    ルクロン酸および糖酸の中から選択されることを特徴と
    する、請求項3ないし6いずれか1項に記載の皮膚保護
    剤。
JP11200296A 1995-06-08 1996-04-08 皮膚保護に対するベタインエステルおよびα−ヒドロキシ酸を含有する調合物の使用並びに新規皮膚保護剤 Pending JPH08333217A (ja)

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DE19520859.5 1995-06-08
DE1995120859 DE19520859A1 (de) 1995-06-08 1995-06-08 Verwendung einer Betainester und alpha-Hydroxysäuren enthaltenden Zubereitung zur Pflege der Haut sowie neue Hautpflegemittel

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JP11200296A Pending JPH08333217A (ja) 1995-06-08 1996-04-08 皮膚保護に対するベタインエステルおよびα−ヒドロキシ酸を含有する調合物の使用並びに新規皮膚保護剤

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JP (1) JPH08333217A (ja)
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DE (1) DE19520859A1 (ja)
ES (1) ES2098207T1 (ja)

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