JPH08332234A - 低周波治療器 - Google Patents
低周波治療器Info
- Publication number
- JPH08332234A JPH08332234A JP7140719A JP14071995A JPH08332234A JP H08332234 A JPH08332234 A JP H08332234A JP 7140719 A JP7140719 A JP 7140719A JP 14071995 A JP14071995 A JP 14071995A JP H08332234 A JPH08332234 A JP H08332234A
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- JP
- Japan
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- current
- patient
- frequency
- voltage
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N1/00—Electrotherapy; Circuits therefor
- A61N1/18—Applying electric currents by contact electrodes
- A61N1/32—Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
Abstract
(57)【要約】
【目的】患者に与える刺激を抑えつつ出力される電流値
を高めることが可能な低周波治療器を提供する。 【構成】商用電源から商用周波数の電圧を入力して0〜
100Vに調整された商用周波数の調整電圧を出力する
電圧調整手段2と、負荷の任意の2点に接触し、電圧調
整手段から入力する調整電圧と2点間の負荷抵抗とに応
じた治療電流をこの2点間に流す一対の接触電極3d、
3eと、この2点間に流す電流を所定の設定値に設定す
る電流設定手段6aと、2点間に流れる治療電流と所定
の設定値の電流とを比較する比較手段6bと、比較手段
6bから比較結果を入力して治療電流が所定の設定値よ
り大きいことを検出したとき、調整電圧の一対の接触電
極3d、3eへの供給を遮断する出力開閉器3aを備え
た低周波治療器。
を高めることが可能な低周波治療器を提供する。 【構成】商用電源から商用周波数の電圧を入力して0〜
100Vに調整された商用周波数の調整電圧を出力する
電圧調整手段2と、負荷の任意の2点に接触し、電圧調
整手段から入力する調整電圧と2点間の負荷抵抗とに応
じた治療電流をこの2点間に流す一対の接触電極3d、
3eと、この2点間に流す電流を所定の設定値に設定す
る電流設定手段6aと、2点間に流れる治療電流と所定
の設定値の電流とを比較する比較手段6bと、比較手段
6bから比較結果を入力して治療電流が所定の設定値よ
り大きいことを検出したとき、調整電圧の一対の接触電
極3d、3eへの供給を遮断する出力開閉器3aを備え
た低周波治療器。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電流を患者に導入
して治療を行うための低周波治療器、特に患者に与える
刺激を低減しつつ治療効果を著しく高めることが可能な
低周波治療器に関する。
して治療を行うための低周波治療器、特に患者に与える
刺激を低減しつつ治療効果を著しく高めることが可能な
低周波治療器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の低周波治療器としては、100H
z〜数キロHzの周波数の交流電流を出力し電極を通じ
て患者に該電流を導入するものが一般的である。例え
ば、特開昭58−195565号公報には、11kHz
前後の交流電流と250Hz前後の交流電流を出力し
て、中周波である11kHzの交流電流により筋肉の賦
活を図るとともに、低周波である250Hzの交流電流
により鎮痛作用を与えるための治療器具が開示されてい
る。
z〜数キロHzの周波数の交流電流を出力し電極を通じ
て患者に該電流を導入するものが一般的である。例え
ば、特開昭58−195565号公報には、11kHz
前後の交流電流と250Hz前後の交流電流を出力し
て、中周波である11kHzの交流電流により筋肉の賦
活を図るとともに、低周波である250Hzの交流電流
により鎮痛作用を与えるための治療器具が開示されてい
る。
【0003】このように、従来の交流電流を出力する低
周波治療器では、100Hz〜数キロHzの周波数域に
おいて、筋肉の賦活効果と鎮痛作用が生じるものと考え
られていた。また、一般的に、低周波治療器から患者に
与える電流値は高い方が治療効果が高いと考えられてい
る。
周波治療器では、100Hz〜数キロHzの周波数域に
おいて、筋肉の賦活効果と鎮痛作用が生じるものと考え
られていた。また、一般的に、低周波治療器から患者に
与える電流値は高い方が治療効果が高いと考えられてい
る。
【0004】なお、法律上、医療用具製造承認(厚生
省)の基準においては出力電流20mAが上限とされて
いる。
省)の基準においては出力電流20mAが上限とされて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
交流電流を出力する低周波治療器では、商用周波数(5
0または60Hz)の交流電流を入力して周波数変換器
により周波数を上げているため、特に数キロHzの周波
数域では実質的には矩形波状の交流電流が出力され、従
って電流の立ち上がり時に患者に与える刺激が強くなり
過ぎることが欠点であった。
交流電流を出力する低周波治療器では、商用周波数(5
0または60Hz)の交流電流を入力して周波数変換器
により周波数を上げているため、特に数キロHzの周波
数域では実質的には矩形波状の交流電流が出力され、従
って電流の立ち上がり時に患者に与える刺激が強くなり
過ぎることが欠点であった。
【0006】また、100Hz付近の周波数域において
も、電流波形の立ち上がりが急峻であるため、患者に与
える刺激が強くなる傾向が依然として存在する。それ
故、電流の立ち上がり刺激を抑えるためにあまり電流値
を上げることができず、実際には数ミリA程度の電流値
に止まらざるを得ないことから、有効な治療効果をもた
らすものではなかった。
も、電流波形の立ち上がりが急峻であるため、患者に与
える刺激が強くなる傾向が依然として存在する。それ
故、電流の立ち上がり刺激を抑えるためにあまり電流値
を上げることができず、実際には数ミリA程度の電流値
に止まらざるを得ないことから、有効な治療効果をもた
らすものではなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題に鑑
みてなされたものであり、患者に与える刺激を抑えつつ
出力される電流値を高めるため、商用電源から商用周波
数の電圧を入力して0〜100Vに調整された商用周波
数の調整電圧を出力する電圧調整手段と、負荷の任意の
2点に接触し、電圧調整手段から入力する調整電圧と2
点間の負荷抵抗とに応じた治療電流をこの2点間に流す
一対の接触電極と、この2点間に流す電流を所定の設定
値に設定する電流設定手段と、2点間に流れる治療電流
と所定の設定値の電流とを比較する比較手段と、比較手
段から比較結果を入力して治療電流が所定の設定値より
大きいことを検出したとき、調整電圧の一対の接触電極
への供給を遮断する制御手段を備えた低周波治療器を提
供するものである。
みてなされたものであり、患者に与える刺激を抑えつつ
出力される電流値を高めるため、商用電源から商用周波
数の電圧を入力して0〜100Vに調整された商用周波
数の調整電圧を出力する電圧調整手段と、負荷の任意の
2点に接触し、電圧調整手段から入力する調整電圧と2
点間の負荷抵抗とに応じた治療電流をこの2点間に流す
一対の接触電極と、この2点間に流す電流を所定の設定
値に設定する電流設定手段と、2点間に流れる治療電流
と所定の設定値の電流とを比較する比較手段と、比較手
段から比較結果を入力して治療電流が所定の設定値より
大きいことを検出したとき、調整電圧の一対の接触電極
への供給を遮断する制御手段を備えた低周波治療器を提
供するものである。
【0008】
【作用】すなわち、本発明者は商用周波数(50〜60
Hz)付近の交流電流においては電流の立ち上がりが比
較的緩やかであり、また、この商用周波数以下の周波数
域においては患者に与える刺激がほとんど感じられない
程度に減少することを見出した。故に、この商用周波数
域以下においては患者に与える刺激を抑えながら出力電
流を上げて治療効果を著しく高めることができる。
Hz)付近の交流電流においては電流の立ち上がりが比
較的緩やかであり、また、この商用周波数以下の周波数
域においては患者に与える刺激がほとんど感じられない
程度に減少することを見出した。故に、この商用周波数
域以下においては患者に与える刺激を抑えながら出力電
流を上げて治療効果を著しく高めることができる。
【0009】なお、商用周波数をそのまま維持しながら
電圧、電流量を調節して通電するようにすれば、周波数
変換器が不要であり回路構成がよりシンプルとなる。ま
た、治療効果を確保するため少なくとも1Hz以上とす
ることが好ましい。
電圧、電流量を調節して通電するようにすれば、周波数
変換器が不要であり回路構成がよりシンプルとなる。ま
た、治療効果を確保するため少なくとも1Hz以上とす
ることが好ましい。
【0010】
【実施例】以下、本発明の低周波治療器の実施例を説明
する。図1および図2は、本発明の低周波治療器の回路
構成を示し、電源ヒューズ1a、電源スイッチ1b、電
源表示灯1cを含む電源回路1、指示電圧計2a、出力
電圧を調整するための出力調整ツマミ(スライダック)
2bを含む電圧調整回路2、出力開閉器3a、電流検出
器3b、指示電流計3c、治療電極3d、3eを含む出
力回路3、電源回路1と出力回路3とを絶縁するための
1:1の絶縁トランス4、電撃防止回路5、出力設定ツ
マミ6a、比較器6b、操作用ボタンスイッチ6c、リ
セット用ボタンスイッチ6dを含む制御回路6、制御回
路6の動作電流を供給するための直流定電圧回路7、運
転表示灯8a、ブザー8bを含む表示駆動回路8を有し
ている。
する。図1および図2は、本発明の低周波治療器の回路
構成を示し、電源ヒューズ1a、電源スイッチ1b、電
源表示灯1cを含む電源回路1、指示電圧計2a、出力
電圧を調整するための出力調整ツマミ(スライダック)
2bを含む電圧調整回路2、出力開閉器3a、電流検出
器3b、指示電流計3c、治療電極3d、3eを含む出
力回路3、電源回路1と出力回路3とを絶縁するための
1:1の絶縁トランス4、電撃防止回路5、出力設定ツ
マミ6a、比較器6b、操作用ボタンスイッチ6c、リ
セット用ボタンスイッチ6dを含む制御回路6、制御回
路6の動作電流を供給するための直流定電圧回路7、運
転表示灯8a、ブザー8bを含む表示駆動回路8を有し
ている。
【0011】上記回路の出力は、電源回路1の電源スイ
ッチがONすることにより供給される100Vの交流電
圧が出力調整ツマミ2bにより調整(0〜100V)さ
れ、患者もしくは治療者の身体(図示せず、接続例は図
3を参照)に治療電極3d、3eが接続されて生じる抵
抗値に応じた電流が流れる。
ッチがONすることにより供給される100Vの交流電
圧が出力調整ツマミ2bにより調整(0〜100V)さ
れ、患者もしくは治療者の身体(図示せず、接続例は図
3を参照)に治療電極3d、3eが接続されて生じる抵
抗値に応じた電流が流れる。
【0012】ここで、出力される電流の上限値は、出力
設定ツマミ6aにより4、6、7、8、9、10mAの
6段階の電流値に設定することができ、出力設定ツマミ
を任意の位置にセットすると、直流定電圧回路から得ら
れた(出力設定ツマミの値に応じて決定される)基準電
圧と、出力調整ツマミ2bにより調整された印加電圧に
応じて出力回路3に流れる電流を変換した電圧とが制御
回路6内の比較器6bで比較され、基準電圧以上の電流
が出力回路3に流れた場合には出力開閉器4がオフとな
る。
設定ツマミ6aにより4、6、7、8、9、10mAの
6段階の電流値に設定することができ、出力設定ツマミ
を任意の位置にセットすると、直流定電圧回路から得ら
れた(出力設定ツマミの値に応じて決定される)基準電
圧と、出力調整ツマミ2bにより調整された印加電圧に
応じて出力回路3に流れる電流を変換した電圧とが制御
回路6内の比較器6bで比較され、基準電圧以上の電流
が出力回路3に流れた場合には出力開閉器4がオフとな
る。
【0013】また、停電等により出力側の通電が切れた
場合や何らかの原因で出力回路3に過大電流が流れ出力
開閉器3aがオフとなった場合には、出力調整ツマミ2
bをゼロに戻して電撃防止回路5にチャージされた電荷
が消失し、かつ操作用ボタンスイッチ6cを押すまでは
再通電できないようになっている。一方、出力側への通
電中は運転表示灯8aが点灯するが、出力開閉器4がオ
フの場合には運転表示灯8aは点滅し且つブザー8bが
鳴って警報を発するようになっている。この運転表示灯
8aの点滅およびブザー8bの鳴動はリセット用ボタン
スイッチ6dを押して解除される。
場合や何らかの原因で出力回路3に過大電流が流れ出力
開閉器3aがオフとなった場合には、出力調整ツマミ2
bをゼロに戻して電撃防止回路5にチャージされた電荷
が消失し、かつ操作用ボタンスイッチ6cを押すまでは
再通電できないようになっている。一方、出力側への通
電中は運転表示灯8aが点灯するが、出力開閉器4がオ
フの場合には運転表示灯8aは点滅し且つブザー8bが
鳴って警報を発するようになっている。この運転表示灯
8aの点滅およびブザー8bの鳴動はリセット用ボタン
スイッチ6dを押して解除される。
【0014】なお、本発明実施例では、商用周波数と同
一の周波数を出力するように回路構成されているが、商
用周波数以下の出力電流とするには、本技術分野におい
て周知の周波数変換器を電源回路1内等に設け、入力し
た周波数を変換して出力することができる。次に、本発
明の低周波治療器の使用方法を説明する。
一の周波数を出力するように回路構成されているが、商
用周波数以下の出力電流とするには、本技術分野におい
て周知の周波数変換器を電源回路1内等に設け、入力し
た周波数を変換して出力することができる。次に、本発
明の低周波治療器の使用方法を説明する。
【0015】本発明の低周波治療器の使用方法には、低
周波治療器からの出力端子を患者の身体の所定の部位に
接続して直接患者に電流を導入する方法と、治療を行う
者(以下、治療者という)の身体(例えば、手)に出力
端子の一端を接続し出力端子の他端を患者の身体に接続
して、治療者の手が患者の身体に接触する際に治療者を
介して患者に電流を導入する方法の2通りの方法があ
る。前者の方法でも治療効果は得られるが、後者の方法
は治療者の手が患者に接触する度合いを調節することに
より通電量、および通電部位(いわゆるツボ)を微妙に
コントロールすることができることから好ましい。
周波治療器からの出力端子を患者の身体の所定の部位に
接続して直接患者に電流を導入する方法と、治療を行う
者(以下、治療者という)の身体(例えば、手)に出力
端子の一端を接続し出力端子の他端を患者の身体に接続
して、治療者の手が患者の身体に接触する際に治療者を
介して患者に電流を導入する方法の2通りの方法があ
る。前者の方法でも治療効果は得られるが、後者の方法
は治療者の手が患者に接触する度合いを調節することに
より通電量、および通電部位(いわゆるツボ)を微妙に
コントロールすることができることから好ましい。
【0016】図3は、後者の使用方法の一例を概念的に
示すものである。低周波治療器21の出力端子22に接
続した導線24は治療者aの片方の手に握られ水分を適
度に含んだタオル26中に巻き込まれた治療電極3dに
接続される。なお、治療者aは治療電極3dを巻き込ん
だタオルを足の裏に踏んでこれと接触することにより通
電することもできる。
示すものである。低周波治療器21の出力端子22に接
続した導線24は治療者aの片方の手に握られ水分を適
度に含んだタオル26中に巻き込まれた治療電極3dに
接続される。なお、治療者aは治療電極3dを巻き込ん
だタオルを足の裏に踏んでこれと接触することにより通
電することもできる。
【0017】一方、低周波治療器21の出力端子23に
接続した導線25は患者の両足の足首内側に挟まれ水分
を適度に含んだタオル27中に巻き込まれた治療電極3
eに接続される。タオル27が患者bの両足と一定の力
で接触するようにタオル27を両足間に挟んだ状態でベ
ルト28を両足に巻く。この状態で、治療者aは低周波
治療器21の電源スイッチをONさせて所定の電圧、電
流値に制御しながら治療者aの他方の手が患者bの身体
の所定部位(ツボ)に接触することにより、患者bに対
して低周波電流を通電する。
接続した導線25は患者の両足の足首内側に挟まれ水分
を適度に含んだタオル27中に巻き込まれた治療電極3
eに接続される。タオル27が患者bの両足と一定の力
で接触するようにタオル27を両足間に挟んだ状態でベ
ルト28を両足に巻く。この状態で、治療者aは低周波
治療器21の電源スイッチをONさせて所定の電圧、電
流値に制御しながら治療者aの他方の手が患者bの身体
の所定部位(ツボ)に接触することにより、患者bに対
して低周波電流を通電する。
【0018】このような方法では、治療者aの側で通電
量、通電部位を微調節することができる。また、治療者
aを介して患者bの身体に通電することから、患者bに
与える刺激がより緩和される。通電量の微調節において
は、治療者aがタオル26を強く握ると通電量が比較的
多くなり、タオル26を軽く握ると通電量が比較的少な
くなる。なお、上記したように治療者aがタオル26を
踏む形式では、足の踏み込みの力を加減することにより
通電量を調節することができる。
量、通電部位を微調節することができる。また、治療者
aを介して患者bの身体に通電することから、患者bに
与える刺激がより緩和される。通電量の微調節において
は、治療者aがタオル26を強く握ると通電量が比較的
多くなり、タオル26を軽く握ると通電量が比較的少な
くなる。なお、上記したように治療者aがタオル26を
踏む形式では、足の踏み込みの力を加減することにより
通電量を調節することができる。
【0019】一方、通電部位の微調節においては、治療
者aの手が患者bに接触する面積を変えれば通電部位を
自在に変化させることができる。故に、通電部位の変更
は治療者aの手によるものであるから、治療電極3d、
3eをいちいち付け替える手間がいらず、極めて迅速に
行うことができ、引いては治療時間の短縮にもなるので
効率的に治療を行うことができる。さらに、人間の身体
は平面的な形状ではなく、部分的に凹凸があったり狭い
領域の通電部位が存在したり(例えば、首筋の周辺、脇
の下、指の周り等)するので、そのような部位に適切に
接触して通電するには治療者aの手を用いることが最適
であると言える。
者aの手が患者bに接触する面積を変えれば通電部位を
自在に変化させることができる。故に、通電部位の変更
は治療者aの手によるものであるから、治療電極3d、
3eをいちいち付け替える手間がいらず、極めて迅速に
行うことができ、引いては治療時間の短縮にもなるので
効率的に治療を行うことができる。さらに、人間の身体
は平面的な形状ではなく、部分的に凹凸があったり狭い
領域の通電部位が存在したり(例えば、首筋の周辺、脇
の下、指の周り等)するので、そのような部位に適切に
接触して通電するには治療者aの手を用いることが最適
であると言える。
【0020】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の低周波治療
器によれば、商用電源から商用周波数の電圧を入力して
0〜100Vに調整された商用周波数の調整電圧を出力
する電圧調整手段と、負荷の任意の2点に接触し、電圧
調整手段から入力する調整電圧と2点間の負荷抵抗とに
応じた治療電流をこの2点間に流す一対の接触電極と、
この2点間に流す電流を所定の設定値に設定する電流設
定手段と、2点間に流れる治療電流と所定の設定値の電
流とを比較する比較手段と、比較手段から比較結果を入
力して治療電流が所定の設定値より大きいことを検出し
たとき、調整電圧の一対の接触電極への供給を遮断する
制御手段を備えるようにしたため、患者に与える刺激を
抑えつつ出力される電流値を高めて治療効果を著しく高
めることができる。
器によれば、商用電源から商用周波数の電圧を入力して
0〜100Vに調整された商用周波数の調整電圧を出力
する電圧調整手段と、負荷の任意の2点に接触し、電圧
調整手段から入力する調整電圧と2点間の負荷抵抗とに
応じた治療電流をこの2点間に流す一対の接触電極と、
この2点間に流す電流を所定の設定値に設定する電流設
定手段と、2点間に流れる治療電流と所定の設定値の電
流とを比較する比較手段と、比較手段から比較結果を入
力して治療電流が所定の設定値より大きいことを検出し
たとき、調整電圧の一対の接触電極への供給を遮断する
制御手段を備えるようにしたため、患者に与える刺激を
抑えつつ出力される電流値を高めて治療効果を著しく高
めることができる。
【図1】本発明の低周波治療器の実施例における回路構
成を示す。
成を示す。
【図2】図1の実施例のより詳細な回路構成を示す。
【図3】本発明の低周波治療器の使用方法を示す。
1 電源回路 1a 電源ヒューズ 1b 電源スイッチ 1c 電源表示灯 2 電圧調整回路 2a 指示電圧計 2b 出力調整ツマミ 3 出力回路 3a 出力開閉器 3b 電流検出器 3c 指示電流計 3d、3e 治療電極 4 絶縁トランス 5 電撃防止回路 6 制御回路 6a 出力設定ツマミ 6b 比較器 6c 操作用ボタンスイッチ 6d リセット用ボタンスイッチ 7 直流定電圧回路 8 表示駆動回路 8a 運転表示灯 8b ブザー 21 低周波治療器 22、23 出力端子 24、25 導線 26、27 タオル 28 ベルト
Claims (3)
- 【請求項1】商用電源から商用周波数の電圧を入力して
0〜100Vに調整された商用周波数の調整電圧を出力
する電圧調整手段と、 負荷の任意の2点に接触し、前記電圧調整手段から入力
する前記調整電圧と前記2点間の負荷抵抗とに応じた治
療電流を前記2点間に流す一対の接触電極と、 前記2点間に流す電流を所定の設定値に設定する電流設
定手段と、 前記2点間に流れる治療電流と前記所定の設定値の電流
とを比較する比較手段と、 前記比較手段から比較結果を入力して前記治療電流が前
記所定の設定値より大きいことを検出したとき、前記調
整電圧の前記一対の接触電極への供給を遮断する制御手
段を備えたことを特徴とする低周波治療器。 - 【請求項2】前記電圧調整手段から前記一対の接触電極
を介して前記負荷に流れる電流の周波数は周波数変換に
より商用周波数以下に変換される、請求項1記載の低周
波治療器。 - 【請求項3】前記制御手段は出力開閉器である、請求項
1記載の低周波治療器。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7140719A JPH08332234A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 低周波治療器 |
EP96306003A EP0824936A1 (en) | 1995-06-07 | 1996-08-16 | Low frequency therapeutic device and method |
US08/698,884 US5817141A (en) | 1995-06-07 | 1996-08-16 | Low frequency therapeutic device and method |
CA002183512A CA2183512A1 (en) | 1995-06-07 | 1996-08-16 | Low frequency therapeutic device and method |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7140719A JPH08332234A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 低周波治療器 |
EP96306003A EP0824936A1 (en) | 1995-06-07 | 1996-08-16 | Low frequency therapeutic device and method |
US08/698,884 US5817141A (en) | 1995-06-07 | 1996-08-16 | Low frequency therapeutic device and method |
CA002183512A CA2183512A1 (en) | 1995-06-07 | 1996-08-16 | Low frequency therapeutic device and method |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08332234A true JPH08332234A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=27427284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7140719A Pending JPH08332234A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 低周波治療器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5817141A (ja) |
EP (1) | EP0824936A1 (ja) |
JP (1) | JPH08332234A (ja) |
CA (1) | CA2183512A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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