JP3217111U - 電気刺激装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被施術者の仙骨部に与える電気刺激を細かく調整でき、かつ、施術時における施術者の手離れがよい電気刺激装置を提供する。【解決手段】被施術者Mの仙骨部を皮膚面から電気刺激するための電気刺激装置1は、仙骨部の皮膚面に接触させる仙骨用通電パッド2と、仙骨部以外の部位の皮膚面に接触させる通電マット3と、仙骨用通電パッド3と通電マット3とがそれぞれケーブル401、402を介して電気的に接続されるとともに、仙骨用通電パッド2と通電マット3とを介して被施術者Mに通電可能に構成された装置本体部4とを有する。装置本体部4は、電流の最大出力がそれぞれ異なる複数の出力レベルのうちから1つの出力レベルを選択するための出力レベル選択部と、選択された出力レベルに応じた電流を、最小出力から、選択された出力レベルにおける最大出力までの範囲内で、徐々に調整するための調整部42とを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、電気刺激装置に関する。
従来、例えば、特許文献1には、エネルギーウェーブ発生器と、このエネルギーウェーブ発生器に電線によって連結された2つの電気伝導片(電極)とを有する電気刺激装置が開示されている。同文献には、一方の電気伝導片の上にマッサージを受ける者の足部を裸足の状態で置くとともに、他方の電気導電片を美容師(又はマッサージ師)が裸足で踏み、マッサージを受ける者に美容師(又はマッサージ師)の両手が接触することにより、電気刺激によるマッサージの効能が提供される点が記載されている。
実用新案登録第3119782号公報
ところで、近年、人間の仙骨部に電気刺激を与えることで、例えば、不妊症治療、過活動膀胱や便尿失禁の症状改善などを図る研究がなされている。仙骨部は、身体の要として全身の機能(筋肉、内臓、器官等)をコントロールしている重要な部位として知られている。そのため、被施術者の仙骨部を皮膚面から電気刺激する場合、被施術者に通電する電流をできる限り細かく調整したいという施術者の要望がある。
しかしながら、従来知られる電気刺激装置は、被施術者に通電する電流の出力レベルを被施術者の身体状態に適合するよう段階的に上げた場合に、出力レベル毎に段階的に出力が大きくなるように割り当てられた各電流がそのまま出力される。つまり、選択された出力レベルで予め設定されている電流が最大出力のまま被施術者に通電される。そのため、この種の電気刺激装置は、仙骨部の電気刺激に適用することが難しい。
また、従来の電気刺激装置は、施術者の体が電流経路の一部となっているため、施術者の両手が被施術者から離れると、被施術者への施術ができなくなる。そのため、被施術者1人に対して施術者が1人必ず必要であり、被施術者への施術時における施術者の手離れが悪い。
本考案は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、被施術者の仙骨部に与える電気刺激を細かく調整することができ、かつ、施術時における施術者の手離れがよい電気刺激装置を提供しようとするものである。
本考案の一態様は、被施術者の仙骨部を皮膚面から電気刺激するための電気刺激装置であって、
上記仙骨部の上記皮膚面に接触させる仙骨用通電パッドと、
上記被施術者の上記仙骨部以外の部位の皮膚面に接触させる通電マットと、
上記仙骨用通電パッドと上記通電マットとがそれぞれ別々のケーブルを介して電気的に接続されるとともに、上記仙骨用通電パッドと上記通電マットとを介して上記被施術者に通電可能に構成された装置本体部と、を有しており、
上記装置本体部は、
電流の最大出力がそれぞれ異なる複数の出力レベルのうちから1つの上記出力レベルを選択するための出力レベル選択部と、
選択された上記出力レベルに応じた上記電流を、最小出力から、選択された上記出力レベルにおける上記最大出力までの範囲内で、徐々に調整するための調整部と、
を有する、電気刺激装置にある。
上記電気刺激装置は、上記構成を有している。そのため、施術者は、上記電気刺激装置を、例えば以下のように操作し、被施術者の仙骨部を皮膚面から電気刺激することができる。
先ず、被施術者の仙骨部の皮膚面に仙骨用通電パッドを接触させる。また、下腹部の皮膚面等、被施術者の仙骨部以外の皮膚面に通電マットを接触させる。
次いで、出力レベル選択部にて選択した出力レベルに応じた電流が選択した出力レベルにおける最大出力のまま装置本体部から出力されるのを避けるため、選択した出力レベルにおける最大出力の電流が、初めは最小出力で装置本体部から出力されるように、調整部を予め操作して調整しておく。
次いで、出力レベル選択部にて、電流の最大出力がそれぞれ異なる複数の出力レベルのうちから出力レベルを1つ選択する。その後、選択した出力レベルに応じた電流を発生させる。
次いで、調整部を操作することにより、選択した出力レベルに応じた電流を、最小出力から、選択された出力レベルにおける最大出力まで、徐々に調整する。これにより、被施術者の身体の状態に合わせて、被施術者に通電する電流をできる限り細かく調整しながら、仙骨部を皮膚面から電気刺激することができる。
なお、最初に選択した出力レベルとは異なる出力レベルを選択し直す場合には、例えば、最初に選択した出力レベルにおける電流を、調節部にて最小出力とした後、異なる出力レベルを選択し、上記と同様の操作を実施すればよい。
このように、上記電気刺激装置によれば、被施術者の仙骨部に与える電気刺激を細かく調整することができる。
また、上記電気刺激装置は仙骨用通電パッドと通電マットとを有しているので、施術者が1人の被施術者にかかりきりになることがなくなり、施術時における施術者の手離れがよい。それ故、上記電気刺激装置によれば、施術者1人で同じ時間帯に、複数の被施術者に対応することが可能となり、人件費等のコストの低減に有利である。また、上記電気刺激装置によれば、被施術者自身が上記電気刺激装置を操作して、被施術者の仙骨部に電気刺激を与えることも可能になる。
実施形態1の電気刺激装置の概略構成を示した説明図である。 (a)は、実施形態1の電気刺激装置が有する仙骨用通電パッドを被施術者の仙骨部の皮膚面に接触させた状態を示した説明図であり、(b)は、実施形態1の電気刺激装置が有する通電マットを被施術者の下腹部の皮膚面に接触させた状態を示した説明図である。 実施形態1の電気刺激装置が有する装置本体部を模式的に示した説明図である。 実施形態1の電気刺激装置が有する装置本体部の調整部の機能を説明するための説明図である。 実施形態1の電気刺激装置が有する仙骨用通電パッドを、仙骨部の皮膚面へ接触させる側から見た説明図である。 図5におけるVI−VI線断面を示した説明図である。 実施形態1の電気刺激装置が有する仙骨用通電パッドに接続させるためのケーブルの一端に設けられたコネクタの説明図であり、(a)は、仙骨用通電パッド側から見たクリップ部を倒す前の状態のコネクタ、(b)は、仙骨用通電パッド側から見たクリップ部を倒した状態のコネクタ、(c)は、クリップ部を倒した状態のコネクタを上方から見たものである。 実施形態1の電気刺激装置が有する通電マットを、被施術者へ接触させる側から見た説明図である。 図8におけるIX−IX線断面を模式的に示した説明図である。
(実施形態1)
実施形態1の電気刺激装置について、図1〜図9を用いて説明する。図1に例示されるように、本実施形態の電気刺激装置1は、被施術者Mの仙骨部を皮膚面から電気刺激するための装置である。電気刺激装置1は、仙骨用通電パッド2と、通電マット3と、装置本体部4と、を有している。
図2に例示されるように、仙骨用通電パッド2は、被施術者Mの仙骨部の皮膚面に接触させるためのものである。また、通電マット3は、被施術者Mの仙骨部以外の部位の皮膚面に接触させるためのものである。図2では、具体的には、通電マット3を、被施術者Mの腹部の皮膚面、より具体的には、被施術者Mの下腹部の皮膚面に接触させる例が示されている。このような配置によれば、仙骨用通電パッド2と通電マット3との間に仙骨部が配置されるので、仙骨部に対して効果的に電気刺激を与えることができる。
図1に例示されるように、装置本体部4には、仙骨用通電パッド2がケーブル401を介して電気的に接続される。また、装置本体部4には、通電マット3がケーブル402を介して電気的に接続される。装置本体部4は、仙骨用通電パッド2と通電マット3とを介して被施術者Mに通電可能に構成される。つまり、仙骨用通電パッド2と通電マット3とは、一対の電極として機能するよう構成される。
なお、装置本体部4は、具体的には、コンセント部(不図示)を介して外部の交流電源(不図示)に接続されることができ、種々の公知技術を使用して回路基板を構成することにより、複数段階の強さの異なる電流を発生可能に構成されることができる。装置本体部4は、直流電流、交流電流のいずれの電流を出力可能に構成されていてもよい。本実施形態では、装置本体部4は、直流電流を出力可能とされている。また、出力される電流は、好ましくは、仙骨部に電気的な振動を与えるなどの観点から、パルス電流とすることができる。
ここで、図3に例示されるように、装置本体部4は、出力レベル選択部41を有している。出力レベル選択部41は、電流の最大出力がそれぞれ異なる複数の出力レベルのうちから1つの出力レベルを選択するための部位である。以下、本実施形態では、4段階の出力レベルから1つの出力レベルを選択する場合を例に用いて説明するが、これに限定されるものではない。
図4に例示されるように、4段階の出力レベルは、出力レベル1、出力レベル2、出力レベル3、および、出力レベル4の4つのレベルから構成されている。各出力レベルは、それぞれ電流の最大出力が異なっている。具体的には、出力レベル1における電流の最大出力をI1,MAX、出力レベル2における電流の最大出力をI2,MAX、出力レベル3における電流の最大出力をI3,MAX、出力レベル4における電流の最大出力をI4,MAXとしたとき、各出力レベルにおける電流の最大出力は、I1,MAX<I2,MAX<I3,MAX<I4,MAXの関係を満たすように構成されている。より具体的には、I1,MAXはI4,MAXの0.25倍(25%)、I2,MAXはI4,MAXの0.5倍(50%)、I3,MAXはI4,MAXの0.75倍(75%)に設定されている。
本実施形態では、4段階の出力レベルのうち、電流の最大出力が最大である出力レベル4が、最大出力レベルとされる。一方、4段階の出力レベルのうち、電流の最大出力が最小である出力レベル1が、最小出力レベルとされる。なお、最小出力レベルの出力レベル1と最大出力レベルの出力レベル4との間にある出力レベル2、出力レベル3は、中間出力レベルとされている。このように、複数の出力レベルは、最小出力レベルから最大出力レベルまでレベルが上がる毎に、段階的に電流の最大出力が大きくなるように構成されている。
なお、本実施形態では、出力レベル1における電流の最小出力をI1,MIN、出力レベル2における電流の最小出力をI2,MIN、出力レベル3における電流の最小出力をI3,MIN、出力レベル4における電流の最小出力をI4,MINとしたとき、各出力レベルにおける電流の最小出力は、I1,MIN≒I2,MIN≒I3,MIN≒I4,MINの関係を満たすように構成されている。ここでは、具体的には、I1,MIN、I2,MIN、I3,MIN、I4,MINは、いずれも微弱電流が流れる程度の電流出力に設定されている。
本実施形態において、装置本体部4は、図3に例示されるように、タッチパネル形式の表示部40を有することができる。ここでは、施術者(不図示)は、表示部40を介して、出力レベル選択部41の出力レベルを選択可能とされている。具体的には、表示部40に表示されたプラス部位411が施術者によってタッチされることで、出力レベルを段階的に上げることでき、表示部40に表示されたマイナス部位412が施術者によってタッチされることで、出力レベルを段階的に下げることができるよう構成されている。図3では、出力レベル2が選択されている例が示されている。なお、出力レベルをキー入力することによって出力レベルを決定する場合等も、出力レベルの選択に含まれる。
本実施形態において、装置本体部4は、図3に例示されるように、電流の出力を開始するスタート部43を有することができる。ここでは、表示部40に表示されたスタートボタン430が施術者によってタッチされることで、電流の出力を開始することができるよう構成されている。また、装置本体部4は、電流の出力を一時的に停止させる一時停止部44を有することができる。ここでは、表示部40に表示された一時停止ボタン440が施術者によってタッチされることで、電流の出力を一時的に停止させることができるよう構成されている。また、装置本体部4は、電流の出力を停止させる停止部45を有することができる。ここでは、表示部40に表示された停止ボタン450が施術者によってタッチされることで、電流の出力を停止させることができるよう構成されている。また、装置本体部4は、所定の時間経過した後に電流の出力を停止させるタイマー部46を有することができる。ここでは、表示部40に表示されたプラス部位461が施術者によってタッチされることで、通電時間を増加させることでき、表示部40に表示されたマイナス部位462が施術者によってタッチされることで、通電時間を減少させることができるよう構成されている。なお、図3では、通電時間が30分00秒に設定された例が示されている。
装置本体部4は、図3に例示されるように、調整部42を有している。本実施形態では、調整部42は、具体的には、調整ダイヤルより構成されている。調整部42は、選択された出力レベルに応じた電流を、最小出力から、選択された出力レベルにおける最大出力まで、徐々に調整するためのものである。なお、「徐々に調整する」には、段階的に調整する場合を含むものとする。
図4を用いて具体的に説明すると、本実施形態において、出力レベル1が選択されている場合には、施術者によって調整部42が操作されることにより、出力レベル1の最小出力I1,MINから最大出力I1,MAXまでの範囲内で、出力レベル1の電流が徐々に調整されるように構成されている。同様に、出力レベル2が選択されている場合には、施術者によって調整部42が操作されることにより、出力レベル2の最小出力I2,MINから最大出力I2,MAXまでの範囲内で、出力レベル2の電流が徐々に調整されるように構成されている。また、出力レベル3が選択されている場合には、施術者によって調整部42が操作されることにより、出力レベル3の最小出力I3,MINから最大出力I3,MAXまでの範囲内で、出力レベル3の電流が徐々に調整されるように構成されている。また、出力レベル4が選択されている場合には、施術者によって調整部42が操作されることにより、出力レベル4の最小出力I4,MINから最大出力I4,MAXまでの範囲内で、出力レベル4の電流が徐々に調整されるように構成されている。
本実施形態では、調節部42としての調節ダイヤルが一方側に最も回された状態で、選択された出力レベルにおける電流が最小出力となり、調節ダイヤルが一方側とは反対側の他方側に最も回された状態で、選択された出力レベルにおける電流が最大出力となるよう構成されている。この構成によれば、施術者が調節ダイヤルを回転させることにより、選択した出力レベルの電流を徐々に大きく調整しやすい利点がある。
本実施形態では、具体的には、調節ダイヤルが最も右側に回された状態で、選択された出力レベルにおける電流が最小出力となり、調節ダイヤルが最も左側に回された状態で、選択された出力レベルにおける電流が最大出力となるよう構成されている。施術者は、施術準備等で右手がふさがっていることが多く、また、施術者の右手は、ジェル等で濡れていることが多い。そのため、上記構成によれば、左手を使って調整ダイヤルを操作し、比較的簡単に電流出力を微調整しやすい利点がある。
次に、本実施形態の電気刺激装置の作用効果について説明する。
施術者は、本実施形態の電気刺激装置1を、例えば以下のように操作し、被施術者Mの仙骨部を皮膚面から電気刺激することができる。
被施術者Mの仙骨部の皮膚面に仙骨用通電パッド2を接触させる。また、下腹部の皮膚面等、被施術者Mの仙骨部以外の皮膚面に通電マット3を接触させる。本実施形態では、後述するように、仙骨用通電パッド2は皮膚面に貼ることが可能に構成されているので、ここでは、仙骨部の皮膚面に仙骨用通電パッド2を貼ることになる。また、通電マット3は、被施術者Mに通電可能であれば、濡れタオル等を巻いた状態で使用することができる。
次いで、出力レベル選択部41にて選択した出力レベルに応じた電流が、選択した出力レベルにおける最大出力のまま装置本体部4から出力されるのを避けるため、選択した出力レベルにおける最大出力の電流が、初めは最小出力で装置本体部4から出力されるように、調整部42を予め操作して調整しておく。本実施形態では、調整部42としての調整ダイヤルを最も右側に回しておく。
次いで、出力レベル選択部41にて、電流の最大出力がそれぞれ異なる複数の出力レベルのうちから出力レベルを1つ選択する。その後、選択した出力レベルに応じた電流を発生させる。本実施形態では、スタート部43のスタートボタン430がタッチされることで、電流の出力が開始される。この際、選択した出力レベルにおける電流は、最小出力で装置本体部4から出力される。また、電流の出力を開始する前に、タイマー部46により通電時間のタイマー設定を任意に実施することができる。
次いで、調整部42を操作することにより、選択した出力レベルに応じた電流を、最小出力から、選択された出力レベルにおける最大出力まで、徐々に調整する。これにより、被施術者Mの身体の状態に合わせて、被施術者Mに通電する電流をできる限り細かく調整しながら、仙骨部を皮膚面から電気刺激することができる。
また、本実施形態の電気刺激装置1は仙骨用通電パッド2と通電マット3とを有しているので、施術者が1人の被施術者Mにかかりきりになることがなくなり、施術時における施術者の手離れがよい。それ故、本実施形態の電気刺激装置1によれば、施術者1人で同じ時間帯に、複数の被施術者Mに対応することが可能となり、人件費等のコストの低減に有利である。また、本実施形態の電気刺激装置1によれば、被施術者M自身が本実施形態の電気刺激装置1を操作して、被施術者Mの仙骨部に電気刺激を与えることも可能になる。
本実施形態において、仙骨用通電パッド2は、図5、図6に例示されるように、電極層20と、電極層20の一方層面に積層された導電性粘着層21と、を有する構成とすることができる。この構成によれば、導電性粘着層21を介して電極層20から被施術者Mに電流を流すことができる。そのため、この構成によれば、電極層20を被施術者Mに直接接触させる場合に比べ、電流の出力が大きくなっても、通電時に被施術者Mがピリピリとした感じを受け難くなり、被施術者Mが心地よく電気刺激を受けやすくなる。電極層20は、具体的には、電気外科用中性電極等より構成することができる。電極の材質としては、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の金属より構成される金属箔などを例示することができる。また、導電性粘着層21は、例えば、医療現場で使用されている皮膚にやさしい粘着材料等により構成することができる。なお、図5では、電極層20が、後述するコネクタ5が接続されるタブ部201を有している例が示されている。
また、仙骨用通電パッド2は、電極層20の他方層面に積層された粘着性スポンジ層22と、電極層20側とは反対側の粘着性スポンジ層22の層面に積層されたプラスチックフィルム層23と、をさらに有する構成とすることができる。この構成によれば、仙骨用通電パッド2を柔らかく構成することができる。なお、図5では、粘着性スポンジ層22が、電極層20の外形よりも外側にはみ出した貼り代部220を有する例が示されている。この構成によれば、導電性粘着層21のみならず、粘着性スポンジ層22の貼り代部220の粘着性も利用して、仙骨用通電パッド2を仙骨部の皮膚面に密着させることが可能となり、仙骨用通電パッド2を仙骨部の皮膚面に単に接触させる場合に比べ、電流の通りをよくすることが可能になる。
電極層20の長さLは、具体的には、70mm以上150mm以下、電極層20の幅Wは、50mm以上80mm以下であるとよい。この構成によれば、仙骨部の皮膚面を概ね覆うことができるので、仙骨部の電気刺激を効果的に実施しやすくなる。電極層20の長さLは、好ましくは、80mm以上140mm以下、より好ましくは、90mm以上130mm以下、さらに好ましくは、100mm以上120mm以下とすることができる。また、電極層20の幅Wは、好ましくは、65mm以上75mm以下とすることができる。
本実施形態において、仙骨用通電パッド2は、図2に例示されるように、ケーブル401の一端に設けられたコネクタ5を介して取り外し可能に接続されることができる。この構成によれば、仙骨用通電パッド2を施術ごとに新品に取り換えることができるので、衛生管理をしやすい電気刺激装置1が得られる。
コネクタ5は、具体的には、例えば、図7に例示されるように、コネクタハウジング50の内部空間501内に配置された内部端子51と、コネクタハウジング50に設けられ、内部端子51に電極層20の一部を当接させて固定するためのクリップ部52と、を有している。このコネクタ5では、コネクタハウジング50の内部空間501に仙骨用通電パッド2の電極層20の一部(本実施形態では、上述したタブ部201)を挿入した後、クリップ部52を倒し込むことにより、内部端子51とクリップ部52との間に電極層20の一部が挟み込まれた状態で固定され、電気的な接続が得られるようになっている。また、本実施形態では、倒し込まれたクリップ部52を起こすことにより、仙骨用通電パッド2の電極層20をコネクタ5から外すことができるようになっている。
本実施形態において、装置本体部4は、図3に例示するように、少なくとも1つの第1端子471と、1つの第2端子472とを有している。本実施形態では、具体的には、2つの第1端子471は、マイナス端子であり、第2端子472は、プラス端子である。電気刺激装置1では、仙骨用通電パッド2に接続されたケーブル401の端部に設けられた第1コネクタ401cが、第1端子471の1つに接続され、通電マット3に接続されたケーブル402の端部に設けられた第2コネクタ402cが、第2端子472に接続される。この構成によれば、余った第1端子471に他の部材を電気的に接続することができる。他の部材としては、例えば、施術者の足裏により踏まれて使用される板状電極(不図示)等を例示することができる。この構成によれば、仙骨部への電気刺激と、従来の施術者の手による電気刺激との両方を1つの装置で実現可能な電気刺激装置1を構成することが可能になる。
本実施形態において、通電マット3は、図8、図9に例示されるように、導電性布31と、導電性布31の一方面に積層された防水布32と、を有する構成とすることができる。この構成によれば、比較的簡易な構成で一方面が防水された電極を構成することができる。導電性布31の材料としては、例えば、銅、銅合金、ステンレス、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ニッケル合金等からなる金属繊維などを例示することができる。このような金属繊維によれば、導電性を確保しつつ、マット状に形成しやすい利点がある。なお、導電性布31と防水布32とは、互いに縫製等によって一体化されることができる。
本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態において、調節ダイヤルが最も左側に回された状態で、選択された出力レベルにおける電流が最小出力となり、調節ダイヤルが最も右側に回された状態で、選択された出力レベルにおける電流が最大出力となるよう構成することもできる。また例えば、上記実施形態では、各出力レベルにおける電流の最小出力をほぼ同等とした例について説明したが、各出力レベルにおける電流の最小出力は、それぞれ異なっていてもよい。また例えば、上記実施形態では、調整部を調整ダイヤルで構成した場合について説明したが、調整部は、他にも、調整スライド、調整レベルゲージ等により構成することも可能である。
1 電気刺激装置
2 仙骨用通電パッド
3 通電マット
4 装置本体部
401、402 ケーブル
41 出力レベル選択部
42 調整部
M 被施術者

Claims (10)

  1. 被施術者の仙骨部を皮膚面から電気刺激するための電気刺激装置であって、
    上記仙骨部の上記皮膚面に接触させる仙骨用通電パッドと、
    上記被施術者の上記仙骨部以外の部位の皮膚面に接触させる通電マットと、
    上記仙骨用通電パッドと上記通電マットとがそれぞれ別々のケーブルを介して電気的に接続されるとともに、上記仙骨用通電パッドと上記通電マットとを介して上記被施術者に通電可能に構成された装置本体部と、を有しており、
    上記装置本体部は、
    電流の最大出力がそれぞれ異なる複数の出力レベルのうちから1つの上記出力レベルを選択するための出力レベル選択部と、
    選択された上記出力レベルに応じた上記電流を、最小出力から、選択された上記出力レベルにおける上記最大出力までの範囲内で、徐々に調整するための調整部と、
    を有する、電気刺激装置。
  2. 複数の上記出力レベルのうち、上記電流の上記最大出力が最大であるものを最大出力レベルとし、上記電流の上記最大出力が最小であるものを最小出力レベルとしたとき、
    複数の上記出力レベルは、上記最小出力レベルから上記最大出力レベルまでレベルが上がる毎に、段階的に上記電流の上記最大出力が大きくなるように構成されている、請求項1に記載の電気刺激装置。
  3. 上記調節部は、調節ダイヤルを有しており、
    上記調節ダイヤルが一方側に最も回された状態で、選択された上記出力レベルにおける上記電流が上記最小出力となり、
    上記調節ダイヤルが上記一方側とは反対側の他方側に最も回された状態で、選択された上記出力レベルにおける上記電流が上記最大出力となるよう構成されている、請求項1または2に記載の電気刺激装置。
  4. 上記調節ダイヤルが最も右側に回された状態で、選択された上記出力レベルにおける上記電流が上記最小出力となり、
    上記調節ダイヤルが最も左側に回された状態で、選択された上記出力レベルにおける上記電流が上記最大出力となるよう構成されている、請求項3に記載の電気刺激装置。
  5. 上記仙骨用通電パッドは、電極層と、上記電極層の一方層面に積層された導電性粘着層と、を有している、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気刺激装置。
  6. 上記仙骨用通電パッドは、上記電極層の他方層面に積層された粘着性スポンジ層と、上記電極層側とは反対側の上記粘着性スポンジ層の層面に積層されたプラスチックフィルム層と、をさらに有している、請求項5に記載の電気刺激装置。
  7. 上記電極層の長さは、70mm以上150mm以下、上記電極層の幅は、50mm以上80mm以下である、請求項5または6に記載の電気刺激装置。
  8. 上記仙骨用通電パッドは、上記ケーブルの一端に設けられたコネクタを介して取り外し可能に接続される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気刺激装置。
  9. 上記装置本体部は、少なくとも1つの第1端子と、1つの第2端子とを有しており、
    上記仙骨用通電パッドに接続された上記ケーブルの端部に設けられた第1コネクタが、上記第1端子の1つに接続され、
    上記通電マットに接続された上記ケーブルの端部に設けられた第2コネクタが、上記第2端子に接続される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の電気刺激装置。
  10. 上記通電マットは、導電性布と、上記導電性布の一方面に積層された防水布と、を有している、請求項1〜9のいずれか1項に記載の電気刺激装置。
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JP2020127604A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 由奈 服部 Ems装置
JP7126644B1 (ja) 2021-11-11 2022-08-29 株式会社Star’Q 電気刺激器具

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