JP2019004938A - 電気刺激装置に用いられる導子 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、図4には、従来から存在する導子の一例である導子301が示されている。この導子301は、金属製の電極311に、水分を含ませたタオル312を巻き付けることにより導電性を持たせた導子である。このようにして、被施術者の皮膚の電気抵抗を少なくし、かつ通電密度を平均化させ、電極311と被施術者の皮膚との間に電流を流し易くする。なお、導子301は、水分を含ませたタオルが巻かれていが、ガーゼ、綿等に水分を含ませて、これを電極311に巻いて使用する場合もある。
例えばまた、特許文献1には、いわゆるエステティックサロン等における美顔施術手法として、低周波電気治療装置の治療導子の先端に連設した綿棒の先端綿体を、アルミナ粉等を含む混合粉末が分散状態で混入した繊維体により被覆し、このような治療導子を顔面の所定個所に圧着して低周波電気エネルギーにより顔面神経を刺激する手法が提案されている。
また、特許文献1のような導子は、被施術者の顔の筋肉のような狭い部分の筋肉に対する刺激を想定しているため、背中の筋肉や臀部の筋肉のような広い部分の筋肉に刺激を与えることを想定していない。
電気治療における被施術者の体内に電気的エネルギーを加える際に前記被施術者の身体の表面に接触可能な導子であって、
前記被施術者の身体の表面の曲線に合わせて変形自在な可撓性電極と、
所定量の水分を含んだ状態で前記可撓性電極の全体を被覆する吸水性部材と、
を備える。
(深層筋刺激装置)
図1は、本発明の一実施形態に係る深層筋刺激装置1の構成を示す機能ブロック図である。
電源部10は、交流電源ACより入力された交流電力の電圧を降圧させ、直流電力に変換して出力する。本実施形態では、2重に絶縁されたACアダプタが採用されている。
操作部101は、施術者が深層筋刺激装置1を操作するための各種スイッチを備える。また、操作部101は、施術者の操作を補助するための文字情報や画像情報等を出力する表示画面を備える。なお、表示画面には、LED(Light Emitting Diode)等で構成される表示素子を用いることができる。施術者は、この表示画面を見ながら各種スイッチを操作することにより深層筋刺激装置1を使用することができる。
制御部102は、深層筋刺激装置1全体を制御するとともに、施術者による操作部101に対する操作の内容に基づいて、正弦波出力部103に正弦波を出力させる制御を実行する。
正弦波出力部103は、所定の周波数の正弦波の電力を出力する。正弦波出力部103により出力された所定の周波数の正弦波は、導子部12を介して被施術者の身体の深層筋に流される。
このような正弦波は、電流の刺激が表層筋付近で広がり難い性質を有するため、電圧を上げたとしても被施術者の表層筋に与える刺激が少ない。このため、正弦波出力部103から出力される正弦波の電圧を、被施術者の身体内の脂肪層を超えて深層筋の最大収縮と弛緩とを行わせることができるレベルまで上げることが可能となる。
例えば、被施術者の臀部及び腹部等の大きな筋肉や、背中の筋肉等に対しても十分な刺激を与えることができる。なお、正弦波出力部103の具体的な機能の構成は、図2を参照して後述する。
図2は、図1の正弦波出力部103の具体的構成を示す回路図である。
Hブリッジ出力回路Hは、PWM(Pulse Width Modulation)信号に基づいて、交流電源ACから波形整形回路Wに供給される電力における電流及び電圧の極性を切り換える。
波形整形回路Wは、Hブリッジ出力回路Hから出力された電力の波形を整形することにより、所定の周波数の正弦波に変換して出力する。
出力トランス回路Tは、波形整形回路Wにより所定の周波数の正弦波に変換された電力の電圧を昇圧させる。
インピーダンス回路Zは、被施術者の身体の表面に接触させていた正弦波導子201a及び201bを、被施術者の身体の表面から離した際に電圧変動が生じないように電圧を制御する。なお、インピーダンス回路Zとしてスナバ回路を接続することもできる。
以上のような構成の正弦波出力部103から出力された低周波の正弦波が、正弦波導子201a及び201bを介して被施術者の身体内に流されることによって、被施術者の深層筋に十分な刺激を与え、最大収縮と弛緩とを行わせることが可能となる。
例えば、周波数が4,000Hzである第3周波数の搬送波の波形を振幅変調させることにより、50乃至1,000HzのDNS変調波としてもよい。これにより、被施術者が表層筋に感じるチクチクした刺激感を軽減させながら、被施術者の神経を介して幅広い部位の筋肉に刺激を与えることが可能となる。
即ち、深層筋刺激装置2の導子部12は、正弦波導子201a及び201bと、DNS変調波導子202a及び202bとからなる二対の導子で構成されている。
DNS変調波導子202a及び202bは、被施術者の皮膚に接触または着脱可能な状態で貼付される。DNS変調波導子202a及び202bは、DNS変調波出力部104から出力されたDNS変調波を被施術者の体内に流す。
即ち、DNS変調波出力部104により出力されたDNS変調波は、DNS変調波導子202a乃至202bを介して被施術者の身体の神経に流される。なお、上述したように、DNS変調波出力部104の具体的な機能の構成は、本出願人が保有する特許権に係る特許公報(特許第5423957号公報)に開示されているとおりである。
次に、図4を参照して、上述した低周波の正弦波を、被施術者の身体内に効率良く流す手法について説明する。
そこで、被施術者の身体の表面に接触する導子を構成する電極に可撓性を持たせることにより上記問題点を解消することができた。
このような可撓性のある電極を備える導子について、図5を参照して説明する。
なお、施術者Sは夫々の手に、可撓性導子401aと401bとの夫々を持ち、これらを被施術者Rの皮膚に接触させることによって、正弦波出力部103から出力された正弦波を被施術者の体内に流す。
可撓性導子401a及び401bを構成する可撓性電極411は、全体が導電性かつ可撓性のある素材で構成されている。ここで、可撓性電極411は、導電性かつ可撓性のある素材であれば特に限定されないが、本実施形態では導電性を有するゴムが採用されている。電極をこのような構成とすることにより、被施術者Rは、痛みを感じることなく楽に施術を受けることができるようになる。
また、可撓性電極411を自在に変形させ、被施術者の身体の曲線に合わせてスムーズに密着させることができるため、効率良く身体内に正弦波を流すことが可能となる。また、施術者Sにとってみても、施術が容易になるという効果がある。
図1に戻り、正弦波出力部103に接続された正弦波導子201a及び201bは、通常は一対で構成されており、いずれも被施術者Rの身体の表面に接触または貼付させ、正弦波を流すことによって深層筋に刺激を与える。
しかし、一対で構成される正弦波導子の一方を施術者Sの足や腕に貼付し、残りの一方を被施術者Rの身体の一部に貼付することにより、施術者Sの素手を介して被施術者Rの身体内に正弦波を流すことができる。このような手法について図6を参照して説明する。
この場合、被施術者Rに貼付された正弦波導子501aと、被施術者Rの筋肉と、施術者Sの素手SHと、施術者Sの足首に貼付されている正弦波導子501bと、が1つの通電回路を形成することとなる。このため、施術者Sの素手SHを介して被施術者Rの身体内に正弦波を流すことができる。なお、正弦波導子501bを取り付けたベルトBを施術者Sの足首ではなく腕等の身体の他の部分に巻き付けて施術を行ってもよい。
さらに、被施術者Rとしては、正弦波導子501a及び501bを介して正弦波を受けた場合よりも、施術者Sの素手SHの指先を介して正弦波を受けた場合の方が、より快適に施術を受けることができる。
さらに、図6の例では、正弦波出力部103に接続された一対の正弦波導子501a及び501bが用いられているが、これに限定されない。図3に示すDNS変調波出力部104に接続された一対のDNS変調波導子202a及び202bを用いてもよい。
即ち、本発明が適用される深層筋刺激装置(例えば図3の深層筋刺激装置2)は、
被施術者(例えば図5の被施術者R)の皮膚に接触可能な導子(例えば図5の可撓性導子401a及び401b)を介して前記被施術者の体内に電気的エネルギー(例えば正弦波)を加えることにより、前記被施術者の身体内部の深層部の筋肉に対し電気的な刺激を与える深層筋刺激装置であって、
PWM信号に基づいて、交流電源(例えば図1の交流電源AC)から供給された前記電気的エネルギーの極性を切り換えるHブリッジ出力回路(例えば図2のHブリッジ出力回路H)と、
前記Hブリッジ出力回路から出力された前記電気的エネルギーの波形を波形整形することにより、所定の周波数の波形(例えば正弦波の波形)に変換して出力する波形整形回路(例えば図2の波形整形回路W)と、
前記波形整形回路によって前記所定の周波数の波形に変換された前記電気的エネルギーを昇圧させる出力トランス回路(例えば図2の出力トランス回路T)と、
前記被施術者の身体の表面から前記導子を離した際に生じる電圧変動を制御するインピーダンス回路(例えば図2のインピーダンス回路Z)と、
を備える。
これにより、被施術者の深層筋に対し、電気的エネルギーによる十分な刺激を与えることができるため、深層筋の最大収縮及び筋弛緩による効果や、血流改善効果が得られる。
前記Hブリッジ出力回路から出力された前記電気的エネルギーの波形を整形することにより、低周波の正弦波に変換して出力し、
前記出力トランス回路は、
前記波形整形回路によって前記低周波の正弦波に変換された前記電気的エネルギーを昇圧させることができる。
これにより、被施術者の深層筋に対し、低周波の正弦波による十分な刺激を与えることができるため、深層筋の最大収縮及び筋弛緩による効果や、血流改善効果を得ることができる。
前記正弦波と前記変調波との夫々を、互いに異なる前記導子を介して前記被施術者の体内に同時に流すことができる。
これにより、変調波による被施術者の神経へのアプローチと、正弦波による被施術者の身体内部の深層筋へのアプローチとを同時に行うことができる。このため、深層筋の最大収縮及び筋弛緩による効果や血流改善効果を得られることは勿論のこと、施術時間を短縮させこともできる。
電気治療における被施術者の体内に電気的エネルギー(例えば正弦波)を加える際に前記被施術者の身体の表面に接触可能な導子(例えば図5の可撓性導子401a及び401b)であって、
前記被施術者の身体の曲線に合わせて変形自在な可撓性電極(例えば図5の可撓性電極411)と、
所定量の水分を含んだ状態で前記可撓性電極の全体を被覆する吸水性部材(例えば図5の吸水性部材412)と、
を備える。
これにより、被施術者の身体の曲線に合わせて可撓性電極を自在に変形させながら効率良く身体内に正弦波を流すことが可能となる。また、被施術者は、痛みを感じることなく楽に施術を受けることができるようになる。さらに、施術者にとってみても、施術が容易になるという効果がある。
被施術者(例えば図6の被施術者R)の皮膚に接触する施術者(例えば図6の施術者S)の素手(例えば図6の施術者Sの素手SH)を介して前記被施術者の体内に電気的エネルギー(例えば正弦波)を加えることにより、前記被施術者の身体内部の筋肉に対し電気的な刺激を与える筋肉刺激装置であって、
前記被施術者に貼付される第1導子(例えば図6の正弦波導子501a)と、
前記施術者に貼付される第2導子(例えば図6の正弦波導子501b)と、
を備え、
前記第1導子と、前記被施術者の身体内の筋肉と、前記被施術者の身体の表面に接触した状態の前記施術者の素手と、前記第2導子とによって1つの通電回路が形成されるように構成されている。
これにより、施術者の指先から被施術者の顔面の筋肉など比較的筋肉が浅いデリケートな部分に対する繊細な施術が可能となる。また、被施術者としても、導子を介して電気的エネルギーによる刺激を受けるよりも、施術者の指先を介して電気的エネルギーによる刺激を受ける方が、より快適に施術を受けることができる。
10・・・ 電源部
11・・・ 本体部
12・・・ 導子部
101・・・ 操作部
102・・・ 出力制御部
103・・・ 正弦波出力部
104・・・ DNS変調波出力部
201,201a,201b,501a,501b・・・ 正弦波導子
202・・・ DNS変調波導子
301・・・ 従来からある導子
311・・・ 金属製の電極
312・・・ タオル
401a,401b・・・ 可撓性導子
411・・・ 可撓性電極
412・・・ 吸水性素材
H・・・ Hブリッジ出力回路
W・・・ 波形整形回路
T・・・ 出力トランス回路
Z・・・ インピーダンス回路
Claims (1)
- 電気治療における被施術者の体内に電気的エネルギーを加える際に前記被施術者の身体の表面に接触可能な導子であって、
前記被施術者の身体の表面の曲線に合わせて変形自在な可撓性電極と、
所定量の水分を含んだ状態で前記可撓性電極の全体を被覆する吸水性部材と、
を備える、
導子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017120718A JP2019004938A (ja) | 2017-06-20 | 2017-06-20 | 電気刺激装置に用いられる導子 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017120718A JP2019004938A (ja) | 2017-06-20 | 2017-06-20 | 電気刺激装置に用いられる導子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019004938A true JP2019004938A (ja) | 2019-01-17 |
Family
ID=65027059
Family Applications (1)
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JP2017120718A Pending JP2019004938A (ja) | 2017-06-20 | 2017-06-20 | 電気刺激装置に用いられる導子 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2019004938A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021045363A (ja) * | 2019-09-19 | 2021-03-25 | 株式会社三共 | 遊技機 |
-
2017
- 2017-06-20 JP JP2017120718A patent/JP2019004938A/ja active Pending
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JP2021045363A (ja) * | 2019-09-19 | 2021-03-25 | 株式会社三共 | 遊技機 |
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