JP2006175166A - 電気刺激を利用した筋肉トレーニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 中周波の正弦波を用いたより効果的な筋肉トレーニング装置を提供する。
【解決手段】 電気刺激を利用した筋肉トレーニング装置であって、中周波の正弦波信号を身体に出力する少なくとも2対の導子を備え、これら導子対からの電気信号が身体の所定部位にて交差するような状態で使用する第1のモードと、これら導子対の一方若しくは双方からの電気信号が身体の所定部位にて交差しないような状態で使用する第2のモードとから成る部位モードとを設けている。更に、各部位モードに対して、正弦波の出力方法が互いに異なる複数の出力モードを設けてもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気刺激を利用して筋力増強や痩身等を行うための筋肉トレーニング装置(EMS)に関する。
関連する従来例として、例えば、特許第3545992号公報や特開2004−267325号公報がある。前者の公報には、電気刺激を利用した筋肉トレーニング装置、更に言えば、ユーザーの皮膚に粘着させたパッドを介して低周波(例えば、数100Hz以下)のパルス列信号(矩形信号)を導子を通じてユーザーの体内に流し、電気刺激による筋肉トレーニング効果を発揮させる装置が開示されている。更に、この公報には、筋肉トレーニングの効果を高めるために電気信号を様々な出力モードで出力させることも開示されている。
後者の特開2004−267325号公報は、筋肉トレーニング装置ではなく、干渉低周波治療器に関するものであり、ユーザーの皮膚に粘着させたパッドを介して周波数の異なる少なくとも2つの電気信号を二対の導子を通じてユーザーの体内に流し、それらの電気信号を患者の所定部位にて干渉波信号として治療を行うものである。ここでは、前者の公報とは異なり、低周波ではなく中周波(例えば、数kHzの搬送波と変調波)を使用することとされており、また、パルス列信号ではなく正弦波信号を用いることとされている。正弦波を用いることとしているのは、身体に電気信号によるピリピリ感や痛みを与えずにより多くの電気エネルギーを体内に送り込むためである。
特許第3545992号公報 特開2004−267325号公報
近年の研究により、治療装置で使用されてきた中周波の正弦波信号を、筋肉トレーニング装置に応用することによって、治療効果だけでなく、筋肉トレーニングといった点からも大きな効果が得られることが明らかとなってきた。本発明は、この点に着目して、より効果的な筋肉トレーニング装置を提供するものである。
上記の目的を達成するために、本発明は、電気刺激を利用した筋肉トレーニング装置において、中周波の正弦波信号を身体に出力する少なくとも2対の導子を備え、これら導子対からの電気信号が身体の所定部位にて交差するような状態で使用する第1のモードと、これら導子対の一方若しくは双方からの電気信号が身体の所定部位にて交差しないような状態で使用する第2のモードとから成る部位モードとを設けたことを特徴としている。
上記装置において、各部位モードに対して、更に、正弦波の出力方法が互いに異なる複数の出力モードを設けてもよい。
また、上記装置において、前記第1のモードは、一方の導子対からの電気信号の周波数と他方の導子対からの電気信号の周波数との間に差を設けてこれら導子対からの電気信号の交差部において前記周波数の差に等しい干渉周波数を発生させるものであってもよい。
また、前記複数の出力モードは、各導子対から正弦波を出力するON時間と正弦波の出力を停止するOFF時間の長さが互いに異なるものであってもよい。
また、前記第1のモード若しくは前記第2のモードにおいて、前記導子対からの周波数に振幅変調をかけて変調周波数を発生させるものであってもよい。
更に、前記複数の出力モードは、前記干渉周波数若しくは前記変調周波数の大きさが互いに異なるものであってもよい。
また、前記複数の出力モードの各々において、同じ出力モード内で出力方法を変化させるものであってもよい。
上記装置において、前記装置の基板に搭載する部品としてリード部品を用い、若しくは、該リード部品の脚周りにスリットを設け、若しくは、搭載部品の1つであるトランスにおいて巻き数比は変えず巻き数を増やして、振動を抑えることもできる。
更に、上記装置において、電気信号を出力するON時間から電気信号の出力を停止するOFF時間に切り替わる際に、若しくは、逆に前記OFF時間からON時間に切り替わる際に、徐々に出力強度を変更する機能を設けてもよい。
本発明によれば、筋肉トレーニングをより効果的に行うことができる。
図1の(a)に、本発明の好ましい1つの実施形態による中周波筋肉トレーニング装置の正面図を示す。この装置1は、主に、コントローラ本体11と、このコントローラ本体で発生された電気信号を伝達するための互いに電気的に絶縁された少なくとも2対の導子(電極)CH1、CH2(図示せず)から成る。コントローラ本体11の上部には、電源ボタン等の様々な操作ボタン12の他、操作性を高める液晶表示13が設けてある。この装置はそれ程大きなものではなく、いわゆるハンディータイプの小型機器であって、例えば、単三乾電池4本程度の電源によって動作するものであってもよい。
各導子CH1、CH2は、それらの一端においてコントローラの一部15に接続される。それらの他端先端部にはパッド(図示せず)を有する。実際の使用にあたっては、各導子CH1、CH2をそれぞれ対にした状態で、各導子CH1、CH2の各パッドを、CH1からの電気信号とCH2からの電気信号とが身体の所定部位にて交差するような状態(4極干渉モード)で、若しくは、CH1からの電気信号或いはCH2からの電気信号が、身体の所定部位にてそれぞれ独立した状態で、つまり、交差しないような状態(2極干渉モード)で、患者の皮膚に粘着させて使用する。図1の(b)の液晶画面の一部拡大図に示すように、4極干渉モードとして使用するときは、CH1のパッドは、例えば、CH1−AとCH1−Bの位置、つまり、胴体付近に、CH2のパッドは、CH1−AとCH1−Bと交差するCH2−AとCH2−Bの位置に、それぞれ固定し、また、2極干渉モードとして使用するときは、CH1のパッドは、例えば、CH1−A’とCH1−B’の位置、つまり、片方の腕に、CH2のパッドは、CH2−A’とCH2−B’の位置、つまり、片脚に、それぞれ固定して使用する。このような状態の下でコントローラ本体11から所定の正弦波信号を出力することにより、各導子のパッドをつなぐ部分、つまり、点線部分20乃至23の部分にそれぞれ電気信号を流して、身体の所定部位に筋肉トレーニング効果を与えることができる。特に、4極干渉モードとして使用するときは、20と21との交差部24に干渉周波数が発生することになる。尚、2極干渉モードとして使用するときは、必ずしもCH1とCH2の双方を使用する必要はなく、一方のみを使用してもよい。
図2に、コントローラ本体11から出力される正弦波信号の一例を示す。「ON時間」中は正弦波信号を出力し、「OFF時間」中は正弦波信号の出力を停止するものとする。ここでは、特に、中周波、即ち、100Hz程度よりも大きな、例えば、数kHzや1200Hzの正弦波信号を使用する。例えば、CH1からは、1205Hzの中周波の正弦波信号を出力し、CH2からは、4極干渉モードの場合は、1207〜1305Hz、2極干渉モードの場合は、1205Hzの中周波の正弦波信号をそれぞれ出力するものとする。
筋肉トレーニングの効果を高めるため、また、多様性を持たせるため、その症状、トレーニングを行う部位、個々人の感じ方の好み等に応じて、より適切に施術が行えるように、例えば、4極干渉モードと2極干渉モードといった2種類の部位モードを設ける。
4極干渉モードは、図1を参照して説明したように、CH1とCH2からの電気信号を交差させた状態で使用するものであって、例えば、CH1からの電気信号(搬送波)の周波数を1200Hzとし、これに対して、CH2からの電気信号の周波数を1220Hzに設定して、CH間に若干の周波数差を持たせるものである。これにより、CH間の差の周波数、例えば、1220Hz−1200Hz=20Hzを、所定の身体部位、つまり、それら電気信号の交差部(図1の電気信号20と電気信号21の交差部24)に「干渉周波数(うなり周波数)」として発生させて、身体のより深部に作用させることができる。尚、この干渉周波数の大きさは、CH1やCH2からの周波数を調整することによって、例えば、2〜100Hzとしてもよい。
一方、2極干渉モードは、図1を参照して説明したように、CH1とCH2を交差させない状態で使用するものであって、CH1、CH2からの電気信号(搬送波)の周波数を同一(例えば1200Hz)に設定し、代わりに、CH1、CH2の出力波形に、例えば20Hzの低周波の振幅変調をかけて変調周波数を発生させるものである。このような振幅変調をかけることにより、リズミカルな低周波刺激を身体の深部に効率的に伝えることができる。振幅変調の深度としては、50%、100%等、モニターテストによって効果的と判断された変調率を用いるのが好ましい。尚、ここでいう「深度」とは、振幅変調をかける以前の振幅に対する変調の度合いのことである。このような振幅変調の技術は、2極干渉モードのみならず、4極干渉モードにも応用することができる。図3のa)に、2極干渉モードにおいて2〜100Hzの周波数を用い、100%の振幅変調をかけた場合の例を、図3のb)に、4極干渉モードにおいて5Hzの周波数を用い、50%の振幅変調をかけた場合の例を、それぞれ示している。尚、4極干渉モードにおける振幅変調は、以下に説明するリフレッシュモードでのみ行われるものである。
作用する筋肉等により適した刺激パターンとするために、上述した2種類の部位モードに加えて、これらの部位モードのそれぞれに対して、スローモード、ミックスモード、ファストモード、ドレナージュモード、リフレッシュモードの5種類の出力モード(従って、装置全体としては計10種類の動作モード)を設ける。これらの出力モードは、互いにその出力方法を異にする。これらの動作モードの中から最も適切なものを適宜選択することによって、症状やトレーニングを行う部位、作用する筋肉等に最も効果的な施術を行って、トレーニング効果を高めることができる。各部位モードに対する各出力モードの詳細を以下に示す。







(1)4極干渉モード
1)スローモード(赤筋・持続力向上/ダイエット目的)
Figure 2006175166
(タイマーは、Phase2、3について、1回のみ(初期値)、2回繰り返し、3回繰り返しの切替が可能。Phase2、3及び4のスタート時にランプアップ、ランプダウンを行う。)
2)ミックスモード
Figure 2006175166
(タイマーは、Phase2、3について、1回のみ(初期値)、2回繰り返し、3回繰り返しの切替が可能。Phase2、3及び4のスタート時にランプアップ、ランプダウンを行う。)
3)ファストモード(白筋・瞬発力強化/リハビリ・ビルドアップ目的)
Figure 2006175166
(タイマーは、Phase2、3について、1回のみ(初期値)、2回繰り返し、3回繰り返しの切替が可能。Phase2、3及び4のスタート時にランプアップ、ランプダウンを行う。)
4)ドレナージュモード
Figure 2006175166
(周波数は、下記のように2Hzづつ変化し、各周波数が5秒間持続する。1クールは、90秒とする。2→4→6→8→10→12→14→16→18→20→18→16→14→12→10→8→6→4→・・・。タイマー切替なし。)
5)リフレッシュモード(TB2リラックス「標準」プログラムと同様)
Figure 2006175166
(タイマー切替なし)
尚、1)〜3)については、Phase3から4に切り替わる際、出力(設定値及び出力電圧)を70%に5)については、Phase1から2に切り替わる際、出力(設定値及び出力電圧)を80%に低減(小数点以下切捨て)する。
(2)2極干渉モード
1)スローモード(赤筋・持続力向上/ダイエット目的)
Figure 2006175166
(タイマーは、Phase2、3について、1回のみ(初期値)、2回繰り返し、3回繰り返しの切替が可能。Phase2、3及び4のスタート時にランプアップ、ランプダウンを行う。)
2)ミックスモード
Figure 2006175166
(タイマーは、Phase2、3について、1回のみ(初期値)、2回繰り返し、3回繰り返しの切替が可能。Phase2、3及び4のスタート時にランプアップ、ランプダウンを行う。)



3)ファストモード(白筋・瞬発力強化/リハビリ・ビルドアップ目的)
Figure 2006175166
(タイマーは、Phase2、3について、1回のみ(初期値)、2回繰り返し、3回繰り返しの切替が可能。Phase2、3及び4のスタート時にランプアップ、ランプダウンを行う。)
4)ドレナージュモード
Figure 2006175166
(周波数は、下記のように2Hzづつ変化し、各周波数が5秒間持続する。1クールは、90秒とする。2→4→6→8→10→12→14→16→18→20→18→16→14→12→10→8→6→4→・・・。タイマー切替なし。)
5)リフレッシュモード(TB2リラックス「標準」プログラムと同様)
Figure 2006175166
(タイマー切替なし。)
尚、2極干渉については、CH1、2ともに出力周波数は、1.205Hz固定とし、変調波が出力される。
又、1)〜3)については、Phase3から4に切り替わる際、出力(設定値及び出力電圧)を70%に5)については、Phase1から2に切り替わる際、出力(設定値及び出力電圧)を80%に低減(小数点以下切捨て)する。
上記(1)(2)の各部位モードにおいて、「スローモード」は、特に、持続力が発揮されることで知られる赤筋に作用し、鍛えることで、ダイエットを主な目的とするもの、「ファストモード」は、特に、瞬発力が得られることで知られる白筋に作用し、鍛えることで、リハビリや筋肉のビルトアップを目的とするもの、「ミックスモード」は、特に、赤筋、白筋の間で、スポーツ選手に不可欠とされているピンク筋に作用し、鍛えることを目的とするもの、「ドレナージュモード」は、特に、干渉周波数を低い周波数から高い周波数(例えば、2〜20Hz)に徐々に上げた後、今度は、逆に低い周波数に徐々に下げ、これを繰り返すことによって、リンパ液の流れを円滑にすることを目的とするもの、更に、「リフレッシュモード」は、特に、比較的高い干渉周波数(例えば、100Hz前後)及び、変調をかけることにより、身体を活性化させることを目的とするものである。
また、(1)の4極干渉モードにおける「干渉周波数」は、上述したCH間の周波数差に相当するものであり、(2)の2極干渉モードにおける「変調周波数」は、上述した振幅変調の周波数に相当するものである。更に、(1)、(2)の双方における「ON時間」、「OFF時間」は、図2の「ON時間」、「OFF時間」にそれぞれ相当するものであり、「タイマー」は、これら「ON時間」と「OFF時間」の周期を繰り返す時間を示す。尚、「タイマー」の時間は自由に設定することができ、個人によるトレーニング強度、筋力の差等を考慮し、トレーニング時間を適宜増減させることもできる。例えば、ユーザーの使いやすさや効果等を考慮して、トレーニング時間を2倍、3倍に変えることもできる。
特に、「スローモード」、「ミックスモード」、「ファストモード」においては、(1)、(2)の双方における各動作モード中の「モード」や「備考」に示したように、「ウォームアップフェイズ」、「トレーニングフェイズ」、「クールダウンフェイズ」といったフェイズ(Phase)を設けることにより、同じ出力モード内で電気信号の出力方法を変化させ、各出力モードにめりはりを付けて、筋肉トレーニングの効果を高めたり、身体へのストレスを最小限に抑えたり、或いはまた、施術により筋肉疲労を静めるようにして、効果的な施術(筋肉刺激)を行うこともできる。例えば、「トレーニングフェイズ」では、「ON時間」と「OFF時間」を設けて、バースト通電を行い、筋肉の弛緩を促している。逆に、「クールダウンフェイズ」では、それまでの出力に対して、例えば、70%の出力とするような機能であり、施術によるユーザーの筋肉疲労を静めるように考えられている。尚、「トレーニングフェイズ」においては、「ON時間」から「OFF時間」へ、或いは、「OFF時間」から「ON時間」に切り替わる際に、身体へのストレスを軽減するため、以下に述べるような、徐々に出力強度を自動変更する機能、即ち、ランプアップ/ダウン機能が設けてある。
図4乃至図6を参照して、出力強度の自動変更機能を説明する。縦軸は出力強度を、横軸は時間を、それぞれ示す。図4から明らかなように、ランプアップ、ランプダウンの時間は、出力レベルの大小にかかわらずON時間の所定範囲に固定した状態としている。例えば図示の例では、最大の出力レベルを100とした場合、出力レベル80(最大出力の80%)であるか、出力レベル60(最大出力の60%)であるかにかかわらず、ランプアップ、ランプダウンの時間は、ON時間の20%に固定した時間に設定している。ランプアップ、ランプダウン中は、レベル1まで段階的に出力レベルが可変される。但し、出力レベルが1(最大出力の1%)のときは、ランプアップ、ダウンは行わない。尚、CH1とCH2は、常に同期がとれているものとする。
図5のa)は、ランプアップ途中で出力レベルを上下させた場合の例である。この場合は、図示のように、直ちに出力レベルは上下し、その後は、変更前と同様な傾きでランプアップを行う。一方、図5のb)は、逆に、ランプダウン途中で出力レベルを上下させた場合の例である。この場合は、設定値(液晶表示13)のみ変化し、ランプダウンが終了するまで、出力レベルを変化させず、ランプダウン終了後に、直ちに出力レベルの上下を行う。直ちに出力レベルの上下を開始することで、変化を直ちに体感できるメリットがある。なお、ランプアップ時、ランプダウン時は、CPUのスループットの影響があるので、液晶表示のみ直ちに変化させ、ランプアップ、ランプダウンが終了後直ちに出力を変化させるのが望ましい。特に、スループットの影響が大きいランプダウン時だけ同様の制御をすれば,他の時は変化が直ちに体感できるというメリットを生かせる。
図6のa)は、ON時間中に出力レベルを上下させた場合の例である。この場合は、直ちに出力レベルを上下させる。一方、図6のb)は、OFF時間中に出力レベルを上下させた場合の例である。この場合は、OFF時間中であっても、出力レベルの変更に応答して、直ちにランプアップを開始し、また、出力レベルを上下させる。
尚、この種の電気刺激を利用した治療器は、パッドが身体に貼られていない状態で電気信号が出力されていると、患者がパッドに触れた瞬間にいきなり大きな電圧が印加される危険性があり、また、パッド同士が直接接触していると、負荷短絡による機器の異常発熱や故障のおそれがあることから、パッドオープン、パッド(負荷)ショートの両方について、安全装置を設けることが望ましい。そこで、各チャンネルCH1、CH2とも、出力レベル40以上の場合には、導子(導子)間の負荷抵抗値が高くなり、また、流れる電流が約0.2mA以下になると、オープンエラー(導子はずれ、導子断線、パッド剥がれ等)と判定し、出力を停止させる。一方、負荷抵抗を流れる電流が約1.2mA以上ではオープンエラーにはならず、これらの間ではオープンエラーは不定となる。オープンエラーを検出した場合、LCDの強度表示を両チャンネルCH1、CH2ともに0に戻すとともに、コントローラ本体11の液晶表示13の所定部分を点滅させて、エラーを表示する。但し、タイマー表示は、消去せず、残量時間を表示したままとする。一方、オープン状態を解除し、出力を再開すると、点滅は消灯し、タイマー表示及び出力状態は、オープンエラー検出直後から継続する。
本装置では、特に、ハンディータイプの小型機器に高出力機能を持たせていることから、出力を大きくした場合に発生する発振音が、ユーザの静寂な室内での使い勝手を悪くするといった問題が生じやすい。この発振音は、特にCH1の周波数、即ち搬送周波数を可聴周波数領域(例えば、数kHz)に選ぶと顕著に現れる現象であり、対策としては、出力駆動用のトランスの振動を抑えるために形状、材質を種々検討し、最適なものを選ぶことは勿論のこと、本発明では特に、トランス(図示せず)において巻き数比は変えずに巻き数を増やすこととしている。また、トランス或はコイルのコアにチューブ等の弾力性を有する部材(絶縁材等)を巻き、その上から導線を巻くか、導線自体に弾力性を有する樹脂製の被覆を施し、それをトランス等に巻きつける。これによって、発振音をかなり抑えることができた。
また、振動を起こす部品として、トランス、コイル、コンデンサ等があるが、これらの主要部品について発生した振動は、部品を搭載している基板に伝わることによって共振して更に大きな振動を発生させることから、図7に示すように、基板において、これら主要部品の脚周りにスリット14を設け、極力振動が基板に伝わらないようにし、また、サーフェス部品を使わずにあえてリード部品を使うこととしている。これらの工夫によって、本発明の装置では、雑音レベルの低減を図り、ハンディー小型器として現実的にユーザーが使用可能な製品となっている。
本発明は、電気刺激による筋肉トレーニング装置に幅広く用いることができる。
本発明の好ましい1つの実施形態による中周波筋肉トレーニング装置の正面図である。 本発明の筋肉トレーニング装置によって与えられる正弦波信号の一例を示す。 振幅変調をかけた正弦波信号の一例を示す。 自動変更機能を示す。 自動変更機能においてランプアップ若しくはランプダウン途中で出力レベルを上下させた場合の例を示す。 自動変更機能においてON時間若しくはOFF時間中に出力レベルを上下させた場合の例を示す。 基板に設けたスリットを示す。
符号の説明
1 筋肉トレーニング装置
12 操作ボタン
13 液晶表示

Claims (9)

  1. 電気刺激を利用した筋肉トレーニング装置において、中周波の正弦波信号を身体に出力する少なくとも2対の導子を備え、これら導子対からの電気信号が身体の所定部位にて交差するような状態で使用する第1のモードと、これら導子対の一方若しくは双方からの電気信号が身体の所定部位にて交差しないような状態で使用する第2のモードとから成る部位モードとを設けたことを特徴とする筋肉トレーニング装置。
  2. 前記各部位モードに対して、更に、正弦波の出力方法が互いに異なる複数の出力モードを設けた筋肉トレーニング装置。
  3. 前記第1のモードは、一方の導子対からの電気信号の周波数と他方の導子対からの電気信号の周波数との間に差を設けてこれら導子対からの電気信号の交差部において前記周波数の差に等しい干渉周波数を発生させる請求項1又は2記載の装置。
  4. 前記複数の出力モードは、各導子対から正弦波を出力するON時間と正弦波の出力を停止するOFF時間の長さが互いに異なる請求項3記載の装置。
  5. 前記第1のモード若しくは前記第2のモードにおいて、前記導子対からの周波数に振幅変調をかけて変調周波数を発生させる請求項3乃至4のいずれかに記載の装置。
  6. 前記複数の出力モードは、前記干渉周波数若しくは前記変調周波数の大きさが互いに異なる請求項3乃至5のいずれかに記載の装置。
  7. 前記複数の出力モードの各々において、同じ出力モード内で出力方法を変化させる請求項2乃至6のいずれかに記載の装置。
  8. 前記装置の基板に搭載する部品としてリード部品を用い、若しくは、該リード部品の脚周りにスリットを設け、若しくは、搭載部品の1つであるトランスにおいて巻き数比は変えず巻き数を増やして、振動を抑えた請求項1乃至7のいずれかに記載の装置。
  9. 電気信号を出力するON時間から電気信号の出力を停止するOFF時間に切り替わる際に、若しくは、逆に前記OFF時間からON時間に切り替わる際に、徐々に出力強度を変更する機能を設けた請求項1乃至8のいずれかに記載の装置。
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