JPH08331969A - 作業車の走行変速操作装置 - Google Patents

作業車の走行変速操作装置

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JPH08331969A
JPH08331969A JP14278795A JP14278795A JPH08331969A JP H08331969 A JPH08331969 A JP H08331969A JP 14278795 A JP14278795 A JP 14278795A JP 14278795 A JP14278795 A JP 14278795A JP H08331969 A JPH08331969 A JP H08331969A
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JP
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speed change
pair
swing
arm
drive
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JP14278795A
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Osamu Kime
修 木目
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右走行装置の個々にHSTを備えているコ
ンバインにおいて、走行速度を合理的に検出して、検出
構造の簡素化等を図り得るものを提供する点にある。 【構成】 左右走行装置に対するHST12,12の操
作アーム16,16と単一の変速操作レバー13とを連
係して、走行変速を行うようにする。走行速度は、変速
操作レバー13の変速位置を検出するポテンショメータ
43を設け、間接的に走行速度を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右一対の走行装置を
それぞれ個別に駆動する一対の静油圧式無段変速装置を
設けるとともに、前記各静油圧式無段変速装置の変速操
作部に、操作具をそれぞれ連係してある作業車の走行変
速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作業車においては、原動部を共通にする
ところから、作業の負荷状態と走行速度との調和を図る
観点より、走行速度を知る必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこでまず考えられる
手段としては、静油圧式無段変速装置が左右走行装置に
対して夫々個別に設けてあることに着目して、一対の静
油圧式無段変速装置に夫々速度センサを設けることであ
ろう。しかし、このような構成を採る場合においては、
センサを二つ設置しなければならず、それらの信号処理
を行う為に、配線を走行装置より機体内の所定位置まで
這わせなければならないといった構造上の複雑さを招く
とともに、二つの検出結果を平均化処理するか、また
は、一方の検出結果を優先して採用するかといった、デ
ータの処理を必要とする面があり、制御系への負担が重
くなるといった欠点があった。本発明の目的は、静油圧
式無段変速装置を左右走行装置に対して夫々個別に設け
るものでありながら、構造上の複雑さを解消し、かつ、
制御系への負担を軽くする走行速度の検出手段を提供す
る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による特徴構成
は、左右一対の走行装置をそれぞれ個別に変速駆動する
一対の静油圧式無段変速装置を設け、単一の変速用操作
具と前記各静油圧式無段変速装置の変速操作部とを夫々
個別に連係するとともに、前記変速用操作具の正逆方向
いずれか一方への移動によって両変速操作部を同方向に
同操作量だけ操作するように構成し、前記変速用操作具
の操作位置を検出する走行検出手段を設けてある点にあ
り、その作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】つまり、走行検出手段で変速用操作具の操作位
置を検出して、走行速度を間接的に検出する。これによ
って、走行検出手段は変速用操作具に対して設ければよ
く、かつ、その走行検出手段からの信号だけを処理すれ
ばよい。
【0006】
【発明の効果】一対の静油圧式無段変速装置で左右一対
の走行装置を夫々個別に駆動することによって、ミッシ
ョンケースを必要とせず、油圧配管等を行うだけである
から静油圧式無段変速装置の配置上の制約が少ない。変
速操作具が単一であるところから、左右一対の操作具で
変速操作と操向操作を行う場合に比べて、操作性が容易
である等の基本的効果を奏する。そして、変速操作具が
単一である点に着目して、変速操作具の変速位置を検出
して走行速度を間接的に検出する構成を採用することに
よって、検出構造の簡素化及び制御負担を軽減できる。
【0007】〔その他の目的・構成・作用・効果〕 (1) 請求項2における発明の目的は、請求項1における
発明の目的と同様であり、この為に採られた構成は、請
求項1における構成において、前記変速用操作部と前記
変速用操作具とを連係する連係機構を構成するに、前記
各静油圧式無段変速装置の変速操作部と夫々個別にワイ
ヤ連係された一対の出力揺動アームと、この一対の出力
揺動アームを揺動駆動する一対の入力揺動アームとを夫
々個別に連係するとともに、前記一対の入力揺動アーム
と変速用操作具に連係している駆動揺動アームとの揺動
端部同士を連係して構成している点にあり、その作用効
果は次の通りである。つまり、変速用操作具を操作する
と、各一対の駆動揺動アーム、入力揺動アーム、出力揺
動アームの順で作動して、変速操作部、静油圧式無段変
速装置を同速度状態に作動させて、直進状態を得る。こ
のように、単一の変速用操作具でありながら、揺動アー
ム等の機械的連係機構を駆使するだけの構成で連係を達
成でき、連係機構を簡単なものにできる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に、作業車の一例としてのコンバインを示し
ている。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装
置1,1に支持された走行機体2に、刈取前処理部3、
脱穀装置4、穀粒貯留部5、キャビンEで覆われる操縦
部6、原動部等を搭載装備して構成してある。前記刈取
前処理部3は、走行機体2に対して駆動シリンダ7によ
って上下揺動可能に延出した刈取フレーム3Aに、植立
穀稈を掻き込む掻込リール8、この掻込リール8で掻き
込んだ穀稈を刈り取る刈取装置9、刈取装置9で刈り取
った穀稈を脱穀装置4に送り込む搬送装置10を設けて
構成してある。掻込リール8は刈取フレーム3Aに対し
て駆動シリンダ11によって上下揺動可能に軸支してあ
る。
【0009】キャビンEの構造について説明する。図1
4及び図15に示すように、キャビンEは四方の側壁3
9を組み立て時に溶接によって連結する。この場合に、
側壁39の位置合わせを行う必要から、側壁39同士を
連結する部位に、位置決め用のノックピン40を施す。
このノックピン40は、図15に示すように、隣接する
側壁39を連結する小径部40Aと後記する間隔設定用
の大径部40Bとからなる。大径部40BをキャビンE
の内側に向けて取付けて溶接するとともに、その大径部
40Bの頭部にネジ孔を設けて、内装材41をネジ42
で大径部40Bに取り付ける。これによって、ノックピ
ン40の多機能化を図ることができる。
【0010】前記左右一対のクローラ走行装置1,1を
各別に独立して駆動するために、図2及び図4に示すよ
うに、一対の静油圧式無段変速装置(以下、HSTと称
する)12,12を設けており、これらHST12,1
2は、それぞれ、原動部からの動力で駆動される。そし
て、図2に示すように、キャビンE内の操縦部6に、前
後揺動操作自在な変速用操作具としての変速用操作レバ
ー13と、左右揺動操作自在な操向用操作具としての操
向用操作レバー14とを配備しているとともに、前記各
HST12,12の変速操作部としての可変揺動油圧ポ
ンプのトラニオン軸15,15と、変速用操作レバー1
3及び操向用操作レバー14とを連動連結している。
【0011】次に、変速用操作レバー13及び操向用操
作レバー14のHST12,12との第1連係機構Aに
ついて説明する。第1連係機構Aは、トラニオン軸1
5,15を駆動する変速操作部としての操作アーム1
6,16とワイヤ機構17,17によって夫々格別に連
係された出力アームとしての出力揺動アーム18,18
と、この出力揺動アーム18,18を駆動連係する入力
アームとしての入力揺動スライドアーム19,19と、
出力揺動アーム18,18より入力揺動スライドアーム
19,19に向けて延出された延出端に取り付けられ入
力揺動スライドアーム19,19のチャンネル状カム面
に係合するカムフォロアー20,20と、操向用操作レ
バー14と入力揺動スライドアーム19,19とをスラ
イド可能に連係するスライド用連係機構aとで構成して
ある。
【0012】一方の出力揺動アーム18についてのみ説
明する。図4及び図5に示すように、出力揺動アーム1
8は第1連係機構Aに対する収納室壁面に揺動軸芯P周
りで揺動自在に軸支され、壁内に位置してカムフォロア
ー20を取り付けた内側揺動アーム部18Aとワイヤ機
構17の一端を取り付けた外側揺動アーム部18Bとか
らなる。入力揺動スライドアーム19は後記するスプラ
イン駆動軸21より延出された支持アーム22の先端に
おいて揺動軸芯Q周りで揺動自在に軸支され、この支持
アーム22と一体に駆動軸21の軸芯方向にスライド移
動自在であり、かつ、支持アーム22のスライド移動を
許す案内杆23と駆動軸21との協動によって駆動軸2
1周りでの回転を規制してある。
【0013】図6に示すように、前記スライド用連係機
構aは、収納室の左右側壁に取り付けた一対のベルクラ
ンク24,24と、これらベルクランク24,24の一
端と操向用操作レバー14とを格別に連係するワイヤ機
構25,25と、ベルクランク24,24の他端に連結
される一対のロッド26,26と、ロッド26,26他
端に連動連結される一対の第2駆動揺動アーム27,2
7とからなる。これら第2駆動揺動アーム27,27
は、一対の支持アーム22,22より下向きに延出させ
た受動アーム28,28に対して揺動して接当し、支持
アーム22,22をスライド駆動する。受動アーム2
8,28の接当部分には第2駆動揺動アーム27,27
との接当時における相対移動抵抗を緩和する軸受を設け
てある。以上のような構成によって、操向用操作レバー
14を操向方向に揺動操作すると、対応する一方のロッ
ド26が自身の軸芯方向に移動し、それを受けて一方の
第2駆動揺動アーム27が揺動する。これによって、一
方の支持アーム22のみが第2駆動揺動アーム27の接
当作用を受けて、スライド移動する。操向用操作レバー
14を左右反対方向に揺動操作すると、他方の支持アー
ム22のみが駆動揺動アーム27の接当作用を受けて、
反対方向にスライド移動する。
【0014】両支持アーム22,22は駆動軸21に外
嵌した付勢手段としてのコイルバネ29によって付勢さ
れて、ロッド26の中間位置に位置決めされるととも
に、ストッパ30,30によって一定間隔以上の近接状
態を規制されている。このストッパ30,30は駆動軸
21の軸芯方向に位置調節可能であり、これによって、
支持アーム22,22の揺動開始点位置も変更可能であ
る。このストッパ30は、支持アーム22を受け止める
チャンネル状のストッパ体30Aとこのストッパ体30
Aより上向きに延出されたブラケット30Bとで構成さ
れ、このブラケット30Bに設けたネジ孔に螺合してス
トッパ体30Aを位置決めする止めネジ31を操縦部6
の内部より操作できるように構成してある。止めネジ3
1を挿通する床面には長孔が設けてあり、止めネジ30
の位置を調節できるようになっており、ストッパ30の
位置を調節可能に構成する。このようにストッパ30,
30の位置を調節可能に構成して、入力揺動スライドア
ーム19,19のスライド開始点を変更可能な機構Cに
構成してある。止めネジ31が操縦部6から操作できる
ので、調節操作が容易である。直進状態にある場合にお
いては、操向用操作レバー14によって、一方の出力揺
動アーム18だけが揺動し、対応するHST12を減速
する方向に操作する。そして、操作を同じ方向に引き続
き操作するとHST12は中立状態を過ぎて反対方向に
増速する状態に転じることになる。
【0015】変速用操作レバー13への揺動用連係機構
bについて説明する。図2及び図4に示すように、駆動
軸21にスプライン外嵌されてスライド移動かつ一体回
転可能に駆動揺動アームとしての第1駆動揺動アーム3
2,32を設けるとともに、第1駆動揺動アーム32,
32をコイルバネ29によって支持アーム22とともに
ストッパ30に押し付け付勢する。第1駆動揺動アーム
32,32の先端に連結ロッド33,33を取り付け、
この連結ロッド33,33の先端を入力揺動スライドア
ーム19,19の一端部に連結固定して、揺動用連係機
構bを構成する。駆動軸21の一端に被動アーム34を
取り付けるとともに、この被動アーム34と変速用操作
レバー13とを継ぎロッド35で連結し、変速用操作レ
バー13の揺動変速操作によって被動アーム34を揺動
駆動し、駆動軸21をその軸芯周りで回転駆動する。駆
動軸21の回転によって第1駆動揺動アーム32,32
が揺動し、連結ロッド33,33によって入力揺動スラ
イドアーム19,19が支持アーム22,22との揺動
軸芯Qを中心として揺動する。入力揺動スライドアーム
19,19の揺動量は左右共に同じであり、走行機体の
直進速度を設定する。
【0016】変速用操作レバー13の変速位置検出構造
等について説明する。図2及び図3に示すように、変速
用操作レバー13を、先端側の操作部13Aとその操作
部13Aを支持する基端フレーム部13Bとで形成し、
基端フレーム部13Bを軸芯X周りで揺動可能にかつ操
作位置で摩擦保持可能に軸支している。基端フレーム部
13Bの下端部に縦長孔13aを形成し、縦長孔13a
にポテンショメータ43の検出アーム43Aを係合させ
てある。変速用操作レバー13を揺動操作すると、検出
アーム43Aが連動して揺動し、操作が停止されると変
速用操作レバー13が摩擦保持機構44によって操作位
置で保持されて、ポテンショメータ43より変速位置に
応じた信号が出力される。このポテンショメータ43を
走行検出手段と称し、その検出データは脱穀負荷に応じ
た車速制御等に利用される。
【0017】一方、図2及び図3に示すように、基端フ
レーム部13Bに、前後一対の復帰ロッド45A,45
Bを連結し、復帰ロッド45A,45Aの他端に、長孔
45aを形成した連結具45Cを取付てある。この連結
具45C,45C同士は長孔45a,45a同士を介し
て単一の駆動ピン46aに連結されている。さらに、こ
の駆動ピン46aは、天秤アーム46の一端に設けてあ
り、連結ロッド47を介して主クラッチフットペダル4
8によって天秤アーム46とともに揺動駆動される。こ
のような構成によって、主クラッチフットペダル48へ
の操作をしない状態で、変速用操作レバー13を図3
(ロ)に示す中立位置より図3(イ)に示す後進位置R
に操作した場合に、復帰ロッド45A,45Aが変位す
る。この状態より主クラッチフットペダル48を踏み込
み操作すると、駆動ピン46aが後側の復帰ロッド45
Bを押し上げて、変速用操作レバー13を中立位置に復
帰させる。駆動軸21の一端に被動アーム34を取り付
けるとともに、この被動アーム34と変速用操作レバー
13とを継ぎロッド35で連結し、変速用操作レバー1
3の揺動変速操作によって被動アーム34を揺動駆動
し、駆動軸21をその軸芯周りで回転駆動する。駆動軸
21の回転によって第1駆動揺動アーム32,32が揺
動し、連結ロッド33,33によって入力揺動スライド
アーム19,19が支持アーム22,22との揺動軸芯
Qを中心として揺動する。入力揺動スライドアーム1
9,19の揺動量は左右共に同じであり、走行機体の直
進速度を設定する。
【0018】以上のような構成に基づいて走行操向操作
について詳述する。 (イ) 図9に示すように、出力揺動アーム18と入力
揺動スライドアーム19が互いに平行にある状態をHS
T12の中立位置Nに対応させる。中立状態において
は、操向用操作レバー14を操作しても入力揺動スライ
ドアーム19がスライド移動するだけで、カムフォロア
ー20が揺動軸芯P周りで回動しないので、出力揺動ア
ーム18は回転しない。したがって、図10に示すよう
に、HST12は中立状態を維持している。
【0019】(ロ) 図9の状態より、変速用操作レバ
ー13を前進側に操作すると、継ぎロッド35、被動ア
ーム34、駆動軸21、一対の第1駆動揺動アーム3
2,32、連結ロッド33,33が順次作動して、入力
揺動スライドアーム19,19が揺動作動する。この入
力揺動スライドアーム19,19が揺動すると、それに
つれてカムフォロアー20,20が追従して出力揺動ア
ーム18,18を前進位置Fに駆動揺動する。これによ
って、HST12,12の操作アーム16,16が同方
向で同量だけ操作されて、直進状態を現出する。操作量
が少ない場合には、出力揺動アーム18,18の揺動量
が少なく低速前進状態となる。さらに、揺動量を大きく
すると、入力揺動スライドアーム19と出力揺動アーム
18の揺動量が大きくなり高速前進状態となる。変速用
操作レバー13を反対向きに操作すると、図示はしてい
ないが、後進状態を現出できる。この後進状態におい
て、操向用操作レバー14を揺動操作すれば、その方向
に操向が可能であり、操作方向と操向方向とが一致し、
操作性が良好である。
【0020】(ハ) 図11に示す前進低速状態より操
向用操作レバー14を左旋回方向に操作すると、ワイヤ
機構25、ベルクランク24、単一ロッド26、第2駆
動揺動アーム27、受動アーム28、支持アーム22が
順次作動し、図12に示すように、一方の入力揺動スラ
イドアーム19のみが揺動した状態を維持しながら横方
向にスライド移動する。そうすると、チャンネル状のカ
ム面に係合したカムフォロアー20がそのカム面との相
対移動によって駆動揺動されて、カムフォロアー20が
出力揺動アーム18を揺動駆動する。この場合の揺動駆
動方向は、出力揺動アーム18を中立位置Nに戻す方向
であり、左走行装置1の走行速度を低減している。右走
行装置1の走行速度は直進時の走行速度を維持している
ので、両走行装置1,1に速度差が生じ左緩旋回状態と
なる。この状態よりさらに走行用操作レバー14を揺動
操作すると、図13に示すように、出力揺動アーム18
は中立位置Nを越えて後進位置Rまで揺動する。これに
よって、走行装置1,1は左急旋回を行う。
【0021】(ニ) 操向用操作レバー14を反対側に
操作すると右旋回が可能であり揺動量を多くする程急旋
回状態となる。
【0022】図4に示すように、操向用操作レバー14
のレバー本体部14Aと制御弁36の操作アーム36A
とを第2連係機構Bとしてのロッドで連係して、駆動シ
リンダ7を伸縮させて刈取前処理部3の昇降作動を行う
ようにしてある。つまり、操向用操作レバー14を左右
に揺動操作しても、第2連係機構Bは作動しないが、前
後に揺動操作すると、第2連係機構Bが正逆に作動し、
刈取前処理部3を昇降操作可能に構成する。
【0023】図2及び図4に示すように、操向用操作レ
バー14の握り部14Cに手指で操作可能な中立復帰型
の昇降スイッチ37を設け、昇降スイッチ37の操作を
受けて、制御手段によって制御弁38を制御し、掻込リ
ール8の刈取フレーム3Aに対する昇降高さを調節する
ようにしてある。これによって、植立穀稈の倒伏度に応
じて掻込リール8の掻込み高さを調節する。
【0024】以下、別実施例について説明する。尚、上
記実施例と同じ構造については説明を省略するととも
に、同一の符号を付す。 〔別実施例〕 連係機構としては、ワイヤまたはロッドのいずれで
も使用でき、それらを組み合わせたものでもよい。 操向用操作具としては、左右に揺動して、操向操作
だけを行うものであってもよい。 変速用操作具13及び操向用操作具14としては、
揺動型ではなく、スライド移動するものでもよい。 走行検出手段43としては、光や電磁式の非接触式
センサを使用してもよい。
【0025】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインを示す全体側面図
【図2】操向変速手段を示す側面図
【図3】変速操作具の中立復帰構造を示し、(イ)は後
進状態、(ロ)は中立状態を示す側面図
【図4】操向変速構造を示す概略斜視図
【図5】スライド用連係機構を示す縦断背面図
【図6】スライド用連係機構を示す横断平面図
【図7】変速用及びスライド用連係機構を示す縦断側面
【図8】支持アームを示す縦断側面図
【図9】入力揺動スライドアームと出力揺動アームとの
中立操作状態を示す作用図
【図10】図9の状態で操向用レバーを操作した状態を
示す作用図
【図11】入力揺動スライドアームと出力揺動アームと
の直進操作状態を示す作用図
【図12】入力揺動スライドアームと出力揺動アームと
の緩旋回操作状態を示す作用図
【図13】入力揺動スライドアームと出力揺動アームと
の急旋回操作状態を示す作用図
【図14】キャビンを示す側面図
【図15】キャビン側壁の連結構造を示す横断平面図
【符号の説明】
1 走行装置 12 静油圧式無段変速装置 13 変速用操作具 16 変速操作部 18 出力アーム 19 入力アーム 32 揺動駆動アーム 43 走行検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の走行装置(1),(1)をそ
    れぞれ個別に変速駆動する一対の静油圧式無段変速装置
    (12),(12)を設け、単一の変速用操作具(1
    3)と前記各静油圧式無段変速装置(12),(12)
    の変速操作部(16),(16)とを夫々個別に連係す
    るとともに、前記変速用操作具(13)の正逆方向いず
    れか一方への移動によって両変速操作部(16),(1
    6)を同方向に同操作量だけ操作するように構成し、前
    記変速用操作具(13)の操作位置を検出する走行検出
    手段(43)を設けてある作業車の走行変速操作装置。
  2. 【請求項2】 前記変速用操作部(16)と前記変速用
    操作具(13)とを連係する連係機構を構成するに、前
    記各静油圧式無段変速装置(12),(12)の変速操
    作部(12),(12)と夫々個別にワイヤ連係(1
    7),(17)された一対の出力揺動アーム(17),
    (17)と、この一対の出力揺動アーム(18),(1
    8)を揺動駆動する一対の入力揺動アーム(19),
    (19)とを夫々個別に連係するとともに、前記一対の
    入力揺動アーム(19),(19)と変速用操作具(1
    3),(13)に連係している駆動揺動アーム(3
    2),(32)との揺動端部同士を連係して構成してい
    る請求項1記載の作業車の走行変速操作装置。
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