JPH0833143A - 素線絶縁導体プラスチック電力ケーブルのけん引端部 - Google Patents
素線絶縁導体プラスチック電力ケーブルのけん引端部Info
- Publication number
- JPH0833143A JPH0833143A JP18631994A JP18631994A JPH0833143A JP H0833143 A JPH0833143 A JP H0833143A JP 18631994 A JP18631994 A JP 18631994A JP 18631994 A JP18631994 A JP 18631994A JP H0833143 A JPH0833143 A JP H0833143A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- conductor
- length
- exposed
- power cable
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 現地での接続部形成作業の効率化を図った素
線絶縁導体プラスチック電力ケーブルのけん引端部を形
成する。 【構成】 絶縁素線の所要本数を撚合せて構成したケー
ブル導体１の端部に鋼スリーブ４を介してプーリングキ
ャップ５を装着した素線絶縁導体プラスチック電力ケー
ブルのけん引端部において、ケーブル絶縁体２端と鋼ス
リーブ４圧縮端の間の導体露出長Ｌが、ケーブルの終端
接続部あるいは中間接続部の形成時に必要な長さを有
し、かつ上記露出部の導体があらかじめサンドブラスト
処理されている素線絶縁導体プラスチック電力ケーブル
のけん引端部。
線絶縁導体プラスチック電力ケーブルのけん引端部を形
成する。 【構成】 絶縁素線の所要本数を撚合せて構成したケー
ブル導体１の端部に鋼スリーブ４を介してプーリングキ
ャップ５を装着した素線絶縁導体プラスチック電力ケー
ブルのけん引端部において、ケーブル絶縁体２端と鋼ス
リーブ４圧縮端の間の導体露出長Ｌが、ケーブルの終端
接続部あるいは中間接続部の形成時に必要な長さを有
し、かつ上記露出部の導体があらかじめサンドブラスト
処理されている素線絶縁導体プラスチック電力ケーブル
のけん引端部。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブル導体が素線絶
縁導体で構成された架橋ポリエチレン電力ケーブル等の
プラスチック電力ケーブルの布設に用いるけん引端部に
関するものである。
縁導体で構成された架橋ポリエチレン電力ケーブル等の
プラスチック電力ケーブルの布設に用いるけん引端部に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来のけん引端部の上半分の要部
の縦断面図である。図において、１は各導体素線上に合
成樹脂等の絶縁皮膜を具えた絶縁素線の所要本数を撚合
せて構成したケーブル導体、２は架橋ポリエチレン等の
絶縁体、３は塩化ビニル、ポリエチレン等のプラスチッ
クシースである。上記ケーブル導体１の端部には鋼スリ
ーブ４が圧縮等により固着されており、該鋼スリーブ４
にはプーリングキャップ５が螺合等により装着されてお
り、その後端部5aはケーブルのプラスチックシース３の
方向に延びている。そして、上記鋼スリーブ４の端部外
周上からケーブル導体１、ケーブル絶縁体２及びケーブ
ルのプラスチックシース３端部上にわたって、例えばテ
ープ巻きによる防食層６が施されている。
の縦断面図である。図において、１は各導体素線上に合
成樹脂等の絶縁皮膜を具えた絶縁素線の所要本数を撚合
せて構成したケーブル導体、２は架橋ポリエチレン等の
絶縁体、３は塩化ビニル、ポリエチレン等のプラスチッ
クシースである。上記ケーブル導体１の端部には鋼スリ
ーブ４が圧縮等により固着されており、該鋼スリーブ４
にはプーリングキャップ５が螺合等により装着されてお
り、その後端部5aはケーブルのプラスチックシース３の
方向に延びている。そして、上記鋼スリーブ４の端部外
周上からケーブル導体１、ケーブル絶縁体２及びケーブ
ルのプラスチックシース３端部上にわたって、例えばテ
ープ巻きによる防食層６が施されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のけん引
端部においては、ケーブル導体１端部に鋼スリーブ４を
圧縮接続するために必要な長さだけケーブル絶縁体２を
除去し、ケーブル導体１端部に鋼スリーブ４を圧縮接続
したものであるため、ケーブル絶縁体２端と鋼スリーブ
４の圧縮端との間のケーブル導体１の露出長L'は10〜15
mmと短いものであった。このため、ケーブル布設後、ケ
ーブルの終端接続部や中間接続部の形成時には、現地に
おいてけん引端部を切断し、終端接続部や中間接続部の
形成に必要な長さの絶縁体２を除去し、導体素線表面の
絶縁皮膜を除去する必要がある。従って、導体露出作業
及びサンドブラスト処理に多くの時間を要し、接続部形
成の作業効率が悪いという問題点があった。
端部においては、ケーブル導体１端部に鋼スリーブ４を
圧縮接続するために必要な長さだけケーブル絶縁体２を
除去し、ケーブル導体１端部に鋼スリーブ４を圧縮接続
したものであるため、ケーブル絶縁体２端と鋼スリーブ
４の圧縮端との間のケーブル導体１の露出長L'は10〜15
mmと短いものであった。このため、ケーブル布設後、ケ
ーブルの終端接続部や中間接続部の形成時には、現地に
おいてけん引端部を切断し、終端接続部や中間接続部の
形成に必要な長さの絶縁体２を除去し、導体素線表面の
絶縁皮膜を除去する必要がある。従って、導体露出作業
及びサンドブラスト処理に多くの時間を要し、接続部形
成の作業効率が悪いという問題点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、現地での接続部形成作業の効率化を図った素線
絶縁導体プラスチック電力ケーブルのけん引端部を提供
するもので、その特徴は、絶縁素線の所要本数を撚合せ
て構成したケーブル導体の端部に鋼スリーブを介してプ
ーリングキャップを装着したけん引端部において、ケー
ブル絶縁体端と鋼スリーブ圧縮端の間の導体露出長が、
ケーブルの終端接続部あるいは中間接続部の形成時に必
要な長さを有し、かつ上記露出部の導体があらかじめサ
ンドブラスト処理されていることにある。
解消し、現地での接続部形成作業の効率化を図った素線
絶縁導体プラスチック電力ケーブルのけん引端部を提供
するもので、その特徴は、絶縁素線の所要本数を撚合せ
て構成したケーブル導体の端部に鋼スリーブを介してプ
ーリングキャップを装着したけん引端部において、ケー
ブル絶縁体端と鋼スリーブ圧縮端の間の導体露出長が、
ケーブルの終端接続部あるいは中間接続部の形成時に必
要な長さを有し、かつ上記露出部の導体があらかじめサ
ンドブラスト処理されていることにある。
【０００５】
【作用】上述したように、本発明のけん引端部において
は、導体露出長をケーブルの終端接続部あるいは中間接
続部の形成時に必要な長さまで長くしておくとともに、
あらかじめ、工場でサンドブラスト処理を行って導体素
線の絶縁皮膜を除去しておくことにより、現地でのこれ
らの作業を省略することができ、現地での接続部形成の
時間と労力を軽減することができ、作業効率が著しく向
上する。
は、導体露出長をケーブルの終端接続部あるいは中間接
続部の形成時に必要な長さまで長くしておくとともに、
あらかじめ、工場でサンドブラスト処理を行って導体素
線の絶縁皮膜を除去しておくことにより、現地でのこれ
らの作業を省略することができ、現地での接続部形成の
時間と労力を軽減することができ、作業効率が著しく向
上する。
【０００６】
【実施例】図１は本発明のけん引端部の上半分の要部の
縦断面図である。図において、図２と同一符号は同一部
位をあらわしている。図面に示すように、ケーブル導体
１の端部には鋼スリーブ４が圧縮接続されており、該鋼
スリーブ４の外側にはプーリングキャップ５が螺合等に
より装着されていて、その後端部5aはケーブルのプラス
チックシース３の方向に延びている。なお、1aはケーブ
ル導体１の圧縮部を示す。
縦断面図である。図において、図２と同一符号は同一部
位をあらわしている。図面に示すように、ケーブル導体
１の端部には鋼スリーブ４が圧縮接続されており、該鋼
スリーブ４の外側にはプーリングキャップ５が螺合等に
より装着されていて、その後端部5aはケーブルのプラス
チックシース３の方向に延びている。なお、1aはケーブ
ル導体１の圧縮部を示す。
【０００７】しかして、本発明のけん引端部において
は、ケーブル絶縁体２の端部と鋼スリーブ４の圧縮部の
間の導体露出長Ｌは、ケーブルの終端接続部や中間接続
部の形成時に必要な長さ、例えば50〜150mm 程度に長く
露出させてある。そして、この導体露出部の導体素線は
あらかじめ工場において、サンドブラスト処理によって
絶縁皮膜が除去されている。このように導体露出長が長
いため、ケーブル布設中に導体が笑うおそれがあるた
め、必要によってはこの上に半割れの補強パイプ７を施
して導体の笑いを防止するようにする。そして、前記鋼
スリーブ４の端部外周上からケーブル導体１、ケーブル
絶縁体２及びケーブルのプラスチックシース３端部上に
わたって、例えばテープ巻きによる防食層６を施す。
は、ケーブル絶縁体２の端部と鋼スリーブ４の圧縮部の
間の導体露出長Ｌは、ケーブルの終端接続部や中間接続
部の形成時に必要な長さ、例えば50〜150mm 程度に長く
露出させてある。そして、この導体露出部の導体素線は
あらかじめ工場において、サンドブラスト処理によって
絶縁皮膜が除去されている。このように導体露出長が長
いため、ケーブル布設中に導体が笑うおそれがあるた
め、必要によってはこの上に半割れの補強パイプ７を施
して導体の笑いを防止するようにする。そして、前記鋼
スリーブ４の端部外周上からケーブル導体１、ケーブル
絶縁体２及びケーブルのプラスチックシース３端部上に
わたって、例えばテープ巻きによる防食層６を施す。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の素線絶縁
導体プラスチック電力ケーブルのけん引端部によれば、
あらかじめ導体露出長をケーブル接続部の形成に必要な
長さまで長くしておくとともに、この部分の導体素線に
サンドブラスト処理を施しておくことによって、現地で
のこれらの作業を省略することができ、接続部形成の作
業の効率化がはかれる。
導体プラスチック電力ケーブルのけん引端部によれば、
あらかじめ導体露出長をケーブル接続部の形成に必要な
長さまで長くしておくとともに、この部分の導体素線に
サンドブラスト処理を施しておくことによって、現地で
のこれらの作業を省略することができ、接続部形成の作
業の効率化がはかれる。
【図１】本発明の素線絶縁導体プラスチック電力ケーブ
ルのけん引端部の上半分の要部の縦断面図である。
ルのけん引端部の上半分の要部の縦断面図である。
【図２】従来のプラスチック電力ケーブルのけん引端部
の上半分の要部の縦断面図である。
の上半分の要部の縦断面図である。
【符号の説明】 １ ケーブル導体 ２ ケーブル絶縁体 ３ ケーブルのプラスチックシース ４ 鋼スリーブ ５ プーリングキャップ ６ 防食層 ７ 半割れ補強パイプ Ｌ 導体露出長
Claims (1)
- 【請求項１】 絶縁素線の所要本数を撚合せて構成した
ケーブル導体の端部に鋼スリーブを介してプーリングキ
ャップを装着した素線絶縁導体プラスチック電力ケーブ
ルのけん引端部において、ケーブル絶縁体端と鋼スリー
ブ圧縮端の間の導体露出長が、ケーブルの終端接続部あ
るいは中間接続部の形成時に必要な長さを有し、かつ上
記露出部の導体があらかじめサンドブラスト処理されて
いることを特徴とする素線絶縁導体プラスチック電力ケ
ーブルのけん引端部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18631994A JPH0833143A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 素線絶縁導体プラスチック電力ケーブルのけん引端部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18631994A JPH0833143A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 素線絶縁導体プラスチック電力ケーブルのけん引端部 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0833143A true JPH0833143A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=16186258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18631994A Pending JPH0833143A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 素線絶縁導体プラスチック電力ケーブルのけん引端部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0833143A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20190224951A1 (en) * | 2016-09-01 | 2019-07-25 | Riken Technos Corporation | Resin composition and laminate using same |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP18631994A patent/JPH0833143A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20190224951A1 (en) * | 2016-09-01 | 2019-07-25 | Riken Technos Corporation | Resin composition and laminate using same |
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