JPH08331368A - 画像回転装置および画像回転表示方法 - Google Patents

画像回転装置および画像回転表示方法

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JPH08331368A
JPH08331368A JP7135251A JP13525195A JPH08331368A JP H08331368 A JPH08331368 A JP H08331368A JP 7135251 A JP7135251 A JP 7135251A JP 13525195 A JP13525195 A JP 13525195A JP H08331368 A JPH08331368 A JP H08331368A
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JP
Japan
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image data
memory
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Application number
JP7135251A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Watabe
弘好 渡部
Gen Okabe
玄 岡部
Junichi Kobayashi
淳一 小林
Takenori Obara
丈典 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転させる画像領域の複数分の1の容量のメ
モリで画像の回転を実現する。 【構成】 画像入力部44が読み取った画像領域を複数
に分割したうちの1つの矩形領域の画像データはイメー
ジメモリ41に格納され、残りは圧縮伸長部38で圧縮
されてコードメモリ39に格納される。この画像データ
は、矩形領域の所定の角部から一辺に対して45度の傾
斜角でジグザグに対向する角部に向けて一筆書きで読み
出され、圧縮後コードメモリ39に格納される。残りの
矩形領域についても画像データは伸長されてイメージメ
モリ41に順次格納され、前記したように読み出されて
は圧縮され、コードメモリ39に格納される。この後、
コードメモリ39から矩形領域ごとに画像データが読み
出され、伸長後、回転方向によって定まる角部からジグ
ザグ状にイメージメモリ41に書き込まれ回転した画像
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置や画像
のディジタル処理を行う複写機等の画像処理装置で画像
の回転処理を行うための画像回転装置およびこのような
回転処理を行ってこれを記録したりディスプレイで表示
する画像回転表示方法に係わり、詳細には比較的少ない
メモリを使用して画像の回転を行うことのできる画像回
転装置および画像回転表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばファクシミリ装置では、画像の読
み取られる方向と送信する画像の向き、あるいは受信し
た画像の向きと用紙に対して記録を行う向きが一致しな
い場合があり、このような場合には画像を90度あるい
は270度回転させることが多い。従来、画像の回転を
行う画像回転装置では、例えば読み取った画像を1ペー
ジ分の画像メモリに一旦格納するようになっている。そ
して、その格納された内容を読み出しては所定の回転手
段を用いてこれを回転させ、得られた画像部分をこの画
像メモリの新たな1ページ分の該当する箇所に格納する
といった作業を行っている。
【0003】このような画像回転装置では、画像メモリ
として回転前と回転後の画像をそれぞれ1ページずつ格
納する領域を確保する必要があった。解像度が上がるほ
ど1ページ分の画像を記憶するためのメモリ容量が大き
くなる。例えば400dpi(ドット/インチ)の解像
度のA4サイズの原稿を回転させるためには、2M(メ
ガ)バイト×2すなわち4Mバイトという大容量のメモ
リが必要とされた。このように、最低2ページ分のメモ
リ容量を必要とする従来のこのような装置では、高画質
の装置を製作しようとすればするほど画像メモリとして
大容量のものが必要となり、コストダウンを図ることが
困難となり、画像回転装置の価格を高価なものとしてし
まうという問題があった。
【0004】図21は、従来提案されたほぼ1ページ分
の画像メモリを使用して画像の回転を行うことのできる
画像回転装置を示したものである。この装置では、1ペ
ージ分の画像データを格納する画像メモリ11を備えて
おり、これは16ビットのワード幅の一次元のメモリか
ら構成されている。画像回転装置は、16ビットの入力
データD15〜D0 のうちの1つを選択してこの画像メモ
リ11に入力する入力データマルチプレクサ(MUX)
12と、画像メモリ11の各ビットの読出データを読出
アドレスに応じて16ビットの出力データD15′〜
0 ′の各データバスのうちの1つに選択的に出力する
ための出力データマルチプレクサ(MUX)13を備え
ている。
【0005】また、この画像回転装置は画像メモリ11
に対する書込アドレス14と読出アドレス15とを発生
するアドレス発生部16と、このアドレス発生部16か
ら出力される読出アドレス15を入力して、その下位4
ビットに順次“1”を加算して16個の互いに異なるア
ドレスを生成する読出アドレスインクリメンタ17と、
アドレス発生部16からの書込アドレス14と読出アド
レスインクリメンタ17からの読出アドレスの一方を選
択して画像メモリ11に供給するアドレスセレクタ18
と、アドレス発生部16とアドレスセレクタ18に対し
て書き込みまたは読み出しを指示する制御信号19を供
給して、画像メモリ11に対する画像データの書き込み
あるいは読み出しを制御する制御部21とを備えてい
る。この画像回転装置では、アドレス発生部16からの
書込アドレス14は入力データマルチプレクサ12にも
供給される。また、アドレス発生部16からの読出アド
レス15は出力データマルチプレクサ13にも供給され
る。
【0006】画像メモリ11はワード幅のビット数“1
6”と同数のワード数の連続領域を1ブロックとして、
複数のブロック、例えば24ブロックに分割されてい
る。そして、各ブロックは便宜上、16コードのメモリ
モジュールから構成されている。これらのメモリモジュ
ールは、それぞれ1ビット構成のメモリセルからなって
いる。画像メモリ11の各メモリモジュールにアドレス
セレクタ18を介して与えられるアドレスのうち上位ア
ドレスはブロックの指定を行い、下位4ビットA 3 〜A
0 はメモリセルの指定を行うようになっている。
【0007】図22は、16ビットの入力データD15
0 を画像メモリに書き込む状態を示したものである。
この図で16×16個の各升はメモリセルを示してお
り、縦軸はアドレスA3 〜A0 を示している。横軸は書
込データWD0 〜WD15を示している。図中の黒丸
(●)から矢印の先端までの直線は、アドレスA3 〜A
0 がそれぞれ“0”〜“15”のときの入力データD15
〜D0 の画像メモリ11上での配置を示し、これらの直
線に添えられた数字“0”〜“15”はアドレスA3
0 を示している。
【0008】この図から分かるように、この提案の画像
回転装置では入力データD15〜D0を画像メモリ11に
書き込むときに、本来同一ビット位置に書き込まれるべ
き画像データをアドレス順に1つずつずれた異なるビッ
ト位置に書き込んでいる。この書込動作によって、16
×16ドットの画像が45度だけ回転する。
【0009】図23は、16ビットの出力データD15
〜D0 ′を画像メモリから読み出す状態を示したもので
ある。この図で16×16個の各升はメモリセルを示し
ており、縦軸はアドレスA3 〜A0 を示している。横軸
は読み出しデータRD0 〜RD15を示している。図中の
黒丸から矢印の先端までの直線は、アドレスA3 〜A 0
がそれぞれ“0”〜“15”のときの出力データD15
〜D0 ′として読み出されるデータの画像メモリ11上
での配置を示し、これらの直線に添えられた数字“0”
〜“15”はアドレスA3 〜A0 を示している。
【0010】この図から分かるように、この提案の画像
回転装置では書き込み時にアドレスごとに異なるビット
位置に書き込まれたデータ、すなわち同一ビット位置に
書き込まれるべき画像データが、並列に読み出される。
この読出動作によって16×16ドットの画像が更に4
5度回転したことになり、書き込みと読み出しの双方の
動作によって、ブロック単位で画像が90度回転するこ
とになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この図21〜図23で
説明した提案では、90度回転する画像を得るために1
ページ分の画像メモリを用意し、16×16ドットのブ
ロックでの回転動作とこれらのブロックを再配置する制
御が必要とされた。したがって、400dpiの解像度
のA4サイズの原稿を回転させるためには、必要なメモ
リ容量が今までのものに対して半減するものの、依然と
して2Mバイトもの容量が必要であった。
【0012】そこで本発明の目的は、回転させる画像領
域が1ページ分であったとしても、その複数分の1の容
量のメモリで画像の回転を実現することのできる画像回
転装置を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、矩形の画像領域を時
計方向あるいは反時計方向に90度回転させて表示する
新規な画像回転表示方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)原稿の読み取りを行う読取手段と、(ロ)こ
の読取手段によって読み取られた矩形領域の画像データ
をこの領域に対応させたアドレス配置で格納する画像デ
ータ記憶手段と、(ハ)この画像データ記憶手段に格納
された画像データを矩形領域の所定の角部に対応するア
ドレスからこの矩形領域の一辺に対して45度の傾斜角
でジグザグに折り返しながら対向する角部に向けて一筆
書きですべて読み出す画像データ読出手段と、(ニ)こ
の画像データ読出手段によって読み出された画像データ
を圧縮して記憶する圧縮データ記憶手段と、(ホ)この
圧縮データ記憶手段に記憶された画像データを圧縮され
た順序で読み出して伸長し、要求された画像の回転方向
によって定まる矩形領域の所定の角部に対応するアドレ
スからこの矩形領域の一辺に対して45度の傾斜角でジ
グザグに折り返しながら対向する角部に向けて画像デー
タ記憶手段に一筆書きですべて書き込む画像データ書込
手段とを画像回転装置に具備させる。
【0015】すなわち請求項1記載の発明では、読取手
段によって読み取られた所定の矩形領域の画像データを
画像データ記憶手段に格納し、この矩形領域の所定の角
部に対応するアドレスの位置からこの矩形領域の一辺に
45度をなす角度でジグザグ状に折り返しながら一連の
データとして読み出して圧縮し、これを圧縮データ記憶
手段に格納するようにしている。そして、この圧縮され
た画像データを読み出して、今度は画像の回転方向によ
って定まる矩形領域の所定の角部に対応するアドレスの
位置から同様に矩形領域の一辺に45度をなす角度でジ
グザグ状に折り返しながら一連のデータとして画像デー
タ記憶手段に書き込むことで90度回転した画像につい
ての画像データを得ることにしている。この書き込まれ
た画像データは、例えば矩形領域の一辺に平行になるよ
うにラスタ走査で読み出して記録または表示を行うよう
にすればよい。
【0016】なお、矩形領域は1つの原稿について単一
のものであってもよいし、複数の矩形領域で構成されて
いてもよい。複数の矩形領域の場合には、これらが連続
した形態をとったものてあってもよいし、回転が必要と
される矩形領域それぞれが原稿に点在するようなもので
あってもよい。
【0017】請求項2記載の発明では、(イ)原稿を読
み取る読取手段と、(ロ)この読取手段によって読み取
られた原稿を複数の矩形領域に分割したときのそれぞれ
の矩形領域を構成する画像データを一領域ずつ交替して
格納することのできるイメージメモリと、(ハ)所定の
画像データの圧縮を行う圧縮手段と、(ニ)圧縮後の所
定の画像データを伸長する伸長手段と、(ホ)圧縮手段
によって圧縮された圧縮データを格納する圧縮データ格
納メモリと、(ヘ)イメージメモリに格納された矩形領
域を構成する画像データをこの矩形領域の所定の角部か
らこの矩形領域の一辺に対して45度の傾斜角でジグザ
グに折り返しながら対向する角部に向けて一筆書きです
べて読み出す画像データ読出手段と、(ト)イメージメ
モリに読取手段が読み取った1つの矩形領域の画像デー
タを格納し、このときこの読取手段が読み取った他の矩
形領域の画像データは圧縮手段によって圧縮して圧縮デ
ータ格納メモリに格納する第1段階制御手段と、(チ)
この第1段階制御手段によってイメージメモリに格納さ
れた画像データを画像データ読出手段を用いて読み出
し、これを圧縮手段によって圧縮して圧縮データ格納メ
モリに格納する第2段階制御手段と、(リ)この第2段
階制御手段がイメージメモリに格納された画像データの
処理を行った後、読取手段によって読み取られ圧縮され
た画像データを圧縮データ格納メモリから矩形領域の1
つずつ順に読み出して伸長手段によって伸長しイメージ
メモリに格納し、これら1つの矩形領域ごとにこれら格
納された画像データを画像データ読出手段を用いて読み
出し、圧縮手段によって圧縮した後、圧縮データ格納メ
モリに格納する第3段階制御手段と、(ヌ)これら第2
段階および第3段階制御手段によって原稿のすべての矩
形領域の画像データが画像データ読出手段によって読み
出され圧縮されて圧縮手段に格納された段階で、この圧
縮手段から所定の順序で各矩形領域の画像データを一領
域ずつ順に読み出し、伸長手段によって伸長した後、要
求された画像の回転方向によって定まる矩形領域の所定
の角部からこの矩形領域の一辺に対して45度の傾斜角
でジグザグに折り返しながら対向する角部に向けて一筆
書きですべて書き込む第4段階制御手段と、(ル)この
第4段階制御手段がイメージメモリに1つの矩形領域の
画像データを書き込むたびにここに形成された画像デー
タをこの矩形領域の一辺に沿って順次読み出す第5段階
制御手段とを画像回転装置に具備させる。
【0018】すなわち請求項2記載の発明では、原稿の
回転させるべき領域を複数の矩形領域に分割しておき、
読取手段でこのうちの1つの矩形領域をイメージメモリ
に格納し、残りの矩形領域についてはとりあえず圧縮手
段によって圧縮して圧縮データ格納メモリに格納してお
く。そして、イメージメモリに格納された画像データを
矩形領域の所定の角部からこの矩形領域の一辺に対して
45度の傾斜角でジグザグに折り返しながら対向する角
部に向けて一筆書きですべて読み出し、この一連の画像
データを圧縮手段によって圧縮して圧縮データ格納メモ
リに格納する。これにより、イメージメモリは再び新た
な画像データの格納が可能になる。そこで、圧縮データ
格納メモリに以前格納しておいた圧縮データのうちの1
つの矩形領域に相当するものを読み出して、伸長手段に
よって伸長し、これをイメージメモリに格納する。そし
て、これに対して前記したような読み出しを行って、そ
の結果を圧縮手段によって圧縮して、再度、圧縮データ
格納メモリに格納する。このデータ処理を圧縮データ格
納メモリに以前格納していた各矩形領域の圧縮データす
べてについて繰り返す。
【0019】このようにして、圧縮データ格納メモリに
イメージメモリから一度読み出した画像データの圧縮し
たものがすべて格納されたら、このうちの1つの矩形領
域について読み出して伸長手段によって伸長し、これを
イメージメモリに書き込む。このとき、要求された画像
の回転方向(時計方向あるいは反時計方向)によって定
まる矩形領域の所定の角部からこの矩形領域の一辺に対
して45度の傾斜角でジグザグに折り返しながら対向す
る角部に向けて一筆書きですべて書き込むようにする。
書き込みが終了したら、このイメージメモリを矩形領域
の一辺に沿って順次読み出せば、90度回転した画像の
記録あるいはディスプレイ等に対する表示が可能にな
る。イメージメモリからの画像データの読み出しが終了
したら、他の矩形領域の圧縮データについても伸長して
イメージメモリに同様に書き込み、同様の作業を繰り返
す。このようにして90度回転した画像の出力が可能に
なる。どの矩形領域からどのような順序でイメージメモ
リに画像データを展開するかは、回転の方向によって定
まることになる。
【0020】請求項3記載の発明では、(イ)原稿の所
定の矩形領域を読み取り、これによる画像データをこの
矩形領域に対応した第1のメモリに格納する第1のステ
ップと、(ロ)この第1のステップによって第1のメモ
リに格納された画像データを矩形領域の所定の角部に対
応する位置からこの矩形領域の一辺に対して45度の角
度を成すようにジグザグに折り返しながら一筆書きで順
次読み出して第2のメモリに格納する第2のステップ
と、(ハ)この第2のステップによって第2のメモリに
格納された画像データを読み出して第1のメモリの矩形
領域の角部のうち表示を要求された画像の回転方向によ
って定まる所定の角部に対応する位置からこの矩形領域
の一辺に対して45度の角度を成すようにジグザグに折
り返しながら一筆書きで順次書き込む第3のステップ
と、(ニ)この第3のステップによって第1のメモリに
書き込まれた画像データを矩形領域の一辺に平行に順次
読み出して90度回転した後の画像を表示する第4のス
テップとを画像回転表示方法に備えさせる。
【0021】すなわち請求項3記載の発明では、原稿の
回転処理を行うべき所定の矩形領域を読み取ってこれを
第1のメモリに格納し、この第1のメモリに格納された
画像データを矩形領域の所定の角部に対応する位置から
この矩形領域の一辺に対して45度の角度を成すように
ジグザグに折り返しながら一筆書きで順次読み出して第
2のメモリに格納する。第2のメモリに格納する際に画
像データを圧縮してもよいし、圧縮しなくてもよい。次
にこの第2のメモリから画像データを読み出す。これが
圧縮データの場合には、圧縮データを伸長する。このよ
うにして得られた画像データを第1のメモリの矩形領域
の角部のうち表示を要求された画像の回転方向によって
定まる所定の角部に対応する位置からこの矩形領域の一
辺に対して45度の角度を成すようにジグザグに折り返
しながら一筆書きで順次書き込むようにする。これによ
って、第1のメモリには所望の方向に90度回転した画
像が得られるので、これを矩形領域の一辺に平行に順次
読み出すことで画像の印字やディスプレイへの出力等の
表示動作を行うことができる。
【0022】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の一実施例における画像回転
装置の回路構成の概要を表わしたものである。この画像
回転装置は回転制御を行うためのCPU(中央処理装
置)31を備えている。CPU31はシステムバス32
およびイメージバス33を介して各種の回路素子と接続
され、画像の回転処理を行うようになっている。
【0024】このうちシステムバス32には、各種プロ
グラムや固定的なデータを格納するためのROM(リー
ド・オンリ・メモリ)35や、各種データを一時的に格
納するためのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)3
6や、操作のための入力を行う操作パネル37や、画像
データを圧縮したり伸長する圧縮伸長部38や圧縮コー
ドを格納するコードメモリ39が接続されている。操作
パネル37からは、例えば画像の回転方向が時計方向で
あるか反時計方向であるかといったような入力が行われ
る。また、イメージバス33には、圧縮伸長部38の他
に、イメージメモリ41に対する入出力制御を行うため
のメモリ制御部42と、画像の入力を行う画像入力部4
3と画像の出力(表示またはプリントアウト)を行う画
像出力部44とが接続されている。画像入力部43は、
例えば1次元イメージセンサを備えており、この図では
示していない原稿の読み取りを行い、画像データを入力
するようになっている。
【0025】図2は、本実施例における原稿の読み取り
の様子を示したものである。原稿51は、N個(Nは2
以上の整数)の領域に分割して読み取られ、回転処理が
行われる。原稿51の主走査幅をXとすると、N分割さ
れるとき、1つの領域の主走査方向の幅はX/Nとな
る。本実施例ではNが“4”の場合を扱うことにする。
この場合、原稿51は4つの帯状領域521 、522
523 、524 に分割される。原稿51の1つの領域の
主走査方向の幅はX/4となる。なお、画像の回転の様
子が分かるように、この原稿51には大きく文字「F」
が書かれているものとする。
【0026】本実施例ではNが“4”であるので、図1
に示したイメージメモリ41はN分の1ページ、すなわ
ち4分の1ページのメモリ容量を備えておけばよいよう
になっている。そして、画像入力部43から読み取った
第1の帯状領域521 のみの画像データをそのままイメ
ージメモリ41に格納し、第2〜第4の帯状領域52 2
〜524 の画像データは圧縮伸長部38で圧縮した後、
コードデータとしてコードメモリ39に格納するように
している。
【0027】イメージメモリ41に格納した画像データ
は後に説明する手法で45度回転させてこれを圧縮伸長
部38で圧縮した後、コードメモリ39に格納する。こ
の後、コードメモリ39から第2の帯状領域52につい
てのコードデータが取り出され、圧縮伸長部38で画像
データに伸長され、イメージメモリ41に格納される。
この格納された画像データについて同様に45度の回転
処理が行われ、圧縮伸長部38で圧縮された後にコード
メモリ39に格納される。以下同様にして第3および第
4の帯状領域523 、524 についても画像の回転処理
が行われることになる。
【0028】図3は、このような回転処理の流れを分割
数Nについて一般化したものである。まず図1に示した
CPU31は原稿51の読取ライン数Lを“1”に設定
し(ステップS101)、画像入力部43から第1ライ
ン目の画像データの読み取りを行う。読み取られた画像
データは、主走査方向の長さXを分割数Nで除した値X
/Nドット分だけ、すなわち図2における第1の帯状領
域521 に相当する分だけイメージメモリ41に格納さ
れ、1ラインの残りの部分(第2の帯状領域522
降)は圧縮伸長部38で一次元標準符号化方式の1つと
してのMHコーディング(Modified Huffman coding sc
heme)によって圧縮され、コードメモリ39に格納され
る(ステップS102)。なお、このMHコーディング
では、走査線上の白または黒のランレングスを、それぞ
れランレングスを示すコードで符号化することで画像デ
ータの圧縮を行うようになっている。
【0029】CPU31は、所定のラインについての圧
縮処理が終了した時点で原稿51の1ページの最終ライ
ンまでの読み取りが終了したかどうかの判別を行い(ス
テップS103)、終了していなければ(N)、読取ラ
イン数Lを“1”だけカウントアップして(ステップS
104)、再びステップS102に戻って同様の処理を
行う。
【0030】このようにして1ページ分の読み取りが終
了したら、イメージメモリ41に格納されている画像デ
ータを次に説明するように斜めに読み、このデータに対
して圧縮伸長部38でMHコーディングを行い、圧縮後
のコードデータをコードメモリ39に格納する(ステッ
プS105)。
【0031】次に、処理すべき帯状領域52の順番を示
す数値nが“2”にセットされ(ステップS106)、
コードメモリ39に格納された第2の帯状領域522
降の部分を圧縮伸長部38でライン単位で伸長し、この
うちの第2の帯状領域522の部分をイメージメモリ4
1に展開する。そしてこの部分についてステップS10
5の処理を行って、その結果をコードメモリ39に再び
格納する(ステップS107)。
【0032】この後、CPU31は原稿51の分割され
た全帯状領域52の回転処理が終了したかどうかを判別
し(ステップS108)、終了していなければ(N)、
処理すべき帯状領域52の順番を示す数値nを“1”だ
けカウントアップして(ステップS109)、ステップ
S107の処理を行う。このようにして、全帯状領域5
1 〜52N の処理が終了したら(ステップS108;
Y)、1ページ分の画像データは45度回転した状態で
圧縮後のコードデータとしてコードメモリ39に格納さ
れたことになる(エンド)。
【0033】図4は、ステップS105における画像デ
ータの圧縮処理の内容を説明するためのものである。同
図(a)に示すイメージメモリ41は図2に示した原稿
51の4分の1の全帯状領域52についての画像データ
を格納する。そして、これを圧縮する際に同図(b)に
矢印で示すように、45度に傾斜した角度でジグザグに
画像データの読み取りを行う。そして、これを1つのラ
インの画像データと見なして、図1に示した圧縮伸長部
38でMHコーディングを行う。その結果、同図(c)
に示すように各帯状領域521 〜524 ごとに1ライン
分となったコードデータ611 〜614 が得られる。こ
れら各ラインのコードデータ611 〜614 の終端部に
は、それぞれのラインの終了を示すEOL(End Of Lin
e )符号62が付されている。
【0034】図5は、イメージメモリにおける画像デー
タの読み出しの順序を、8×8の正方行列を例にとって
簡易なモデルとして表わしたものである。この図で
“1”から“64”までの数字は、読み出しの行われる
ビットの順番を表わしている。図で左上隅の“1”番目
から画像データの読み出しが開始し、図4(b)に示し
たような経路で読み出しが行われ、最後に右下隅の“6
4”番目の画像データの読み出しが行われることにな
る。
【0035】図6は、このようにして圧縮されたコード
データについての伸長処理の流れを表わしたものであ
る。まず、図1に示したCPU31は処理すべき帯状領
域52の順番を示す数値nを“1”に初期化する(ステ
ップS201)。そして、コードメモリ39から第nの
帯状領域52n (ここでは第1の帯状領域521 )のコ
ードデータを読み出し、圧縮伸長部38でイメージ(画
像データ)に伸長する。このとき、次に説明するように
伸長した画像データをイメージメモリ41に斜めに書き
込む(ステップS202)。そして、イメージメモリ4
1から画像出力部44に画像データの送出を行う(ステ
ップS203)。
【0036】この後、原稿51の全領域の画像データを
画像出力部44に送出したかどうかの判別が行われる
(ステップS204)。この場合には、第1の帯状領域
521の画像データの送出が行われた段階なので、まだ
送出は完了していない(N)。そこで、この場合には処
理すべき帯状領域52の順番を示す数値nを“1”だけ
カウントアップして(ステップS205)、ステップ2
02に戻って次の帯状領域52の処理が行われる。この
ようにして第4の帯状領域524 までの画像データが画
像出力部44に送られたら(ステップS204;Y)、
すべての処理が終了することになる(エンド)。
【0037】図7は、図6のステップ202で説明した
イメージメモリへの画像データの書込処理の様子を具体
的に示したものである。本実施例の画像回転装置では、
画像を時計回りに90度回転させることも反時計回りに
90度(時計回り方向に270度)回転させることも可
能である。
【0038】時計回りに90度回転させる場合には、図
7(a)に示すようにコードメモリ39に格納された1
ライン(1つの帯状領域52)分のコードデータをデコ
ーディングする。このときに圧縮伸長部38が使用され
る。そして同図(b)に示すようにイメージメモリ41
の図で右上隅の点71を書き込み開始点として、この図
で示すように、45度に傾斜した角度でジグザグに画像
データの書き込みを行う。
【0039】これに対して反時計回りに90度回転させ
る場合には、同図(a)に示したようにコードメモリ3
9に格納された1ライン(1つの帯状領域52)分のコ
ードデータをデコーディングした後、同図(c)に示す
ようにイメージメモリ41の図で左下隅の点72を書き
込み開始点として、この図で示すように、45度に傾斜
した角度でジグザグに画像データの書き込みを行う。
【0040】図8は、画像を時計方向に90度回転させ
たプリント画像を表わしたものである。図2で各走査ラ
インの開始位置に近い側に配置された第1の帯状領域5
1が、時計方向に90度回転した結果として横方向に
4分割された一番上の領域として配置され、第2〜第4
の帯状領域522 〜524 がこの下に順に配置された構
成となっている。したがって、まず第1の帯状領域52
1 が図7に示したようにイメージメモリ41に展開さ
れ、これをラスタ走査するように画像データを読み出し
てプリントアウトを行う一方、第1の帯状領域521
画像データの読み出しが終了した時点で第2の帯状領域
522 が図7に示したようにイメージメモリ41に展開
され、以下同様にして画像のプリントアウトが続行し、
図8に示したようなプリント画像が得られることにな
る。
【0041】図9は、これに対して画像を反時計方向に
90度回転させたプリント画像を表わしたものである。
反時計方向に90度回転した結果として、第4の帯状領
域524 が一番上に配置され、第3〜第1の帯状領域5
3 〜521 がこの下に順に配置されたような構成とな
っている。したがって、この場合にはまず第4の帯状領
域524 が図7に示したようにイメージメモリ41に展
開され、これをラスタ走査するように画像データを読み
出してプリントアウトを行う一方、第4の帯状領域52
4 の画像データの読み出しが終了した時点で第3の帯状
領域523 が図7に示したようにイメージメモリ41に
展開され、以下同様にして画像のプリントアウトが続行
し、図9に示したようなプリント画像が得られることに
なる。
【0042】図10は、本実施例で使用するイメージメ
モリとその各アドレスを表わしたものである。今、この
画像回転装置が400dpiの解像度で最大A4サイズ
の原稿の回転処理を行うことができものとする。400
dpiの解像度では、主走査方向のドット数は3456
ドットであり、副走査方向のライン数は4752ライン
である。図2に示したように原稿51を4つの帯状領域
521 〜524 として分割して読み取るものとすると、
主走査方向(図で短手方向)のドット数は3456ドッ
トを4分の1した864ドットとなる。864ドット
は、1ワードを16ビットとすると54ワード(Word)
となる。そこで、イメージメモリ41として必要なメモ
リ容量Mは、次の式によって求められる。 M=54(ワード)×4725(ライン) =256608(ワード)
【0043】4MビットDRAMの16ビット×262
144ワード構成品を使えば、これ1個でイメージメモ
リ41を構成することができる。この図10に示したイ
メージメモリ41はその画像ドットアドレスDADm
第0の走査ラインにおいて“0”から“863”となっ
ており、順次ラインごとにアドレスが増加していって、
最後の第4751ライン(第4752ライン目)の最後
の画像ドットアドレスDADm は“4105727”と
なっている。このようなアドレス構成のイメージメモリ
41に対して、図4に示したような45度のジグザグな
読み出し方向で画像データの読み出しを行って、これを
MHコーディングで圧縮処理することになる。
【0044】図11は、このMHコーディングで圧縮処
理を行うときのイメージメモリのアドレス計算処理の流
れの前半部分を表わしたものである。まず、図1に示し
たCPU31はRAM36上に各パラメータの初期値を
設定する(ステップS301)。ここでは、画像ドット
アドレスDADm を“0”に、ドットカウンタNを
“0”に、ジグザグ進みの方向を示すためのジグザグ進
みフラグFLAGを“0”に、そしてラインカウンタL
を“0”にそれぞれ初期化する。ここでジグザグ進みフ
ラグFLAGが“1”とは左下がり方向に進んでいるこ
と示し、“0”とは右上がり方向に進んでいることを示
すようになっている。
【0045】初期値が設定されたら、次にループカウン
タnの値にドットカウンタNの値を設定する(ステップ
S302)。そしてループカウンタnの値が“0”であ
るかどうかのチェックが行われる(ステップS30
3)。今、ドットカウンタNの値は初期設定で“0”と
なっているので、ジグザグ進みフラグFLAGが“0”
であるかどうかの判別が行われる(ステップS30
4)。これも初期設定で“0”となっている(Y)。そ
こで、画像ドットアドレスDADm は前回のアドレスに
“1”を加えた値となる(ステップS305)。このよ
うにして、図10で画像ドットアドレスDADm
“0”から“1”の方向(主走査方向)に読み出しのた
めのアドレスが更新される。
【0046】次に、ラインカウンタLの値が“1”だけ
加算されて“1”となる(ステップS306)。そし
て、ドットカウンタNが1ラインのドット数を越えた
“864”であるかどうかのチェックが行われる(ステ
ップS307)。ドットカウンタNの値はまだ“0”で
ある(N)。そこでこの値が“1”だけ加算されて
“1”となる(ステップS308)。次に、CPU31
はラインカウンタLの値が最終ラインの値としての“4
751”よりも大きくなったかどうかをチェックする
(ステップS309)。ラインカウンタLの値は“1”
である(N)。そして、ジグザグ進みフラグFLAGの
値が反転されて(ステップS310)、“1”となる。
そこでステップS302に戻ってループカウンタnの値
をドットカウンタNの現在の値(=“1”)に変更す
る。
【0047】すると、ステップS303でループカウン
タnの値が“0”ではなくなる(N)ので、現在のジグ
ザグ進みフラグFLAGの値が“0”であるかどうかチ
ェックされる(ステップS311)。“1”なので
(N)、画像ドットアドレスDADm の値が前回の値に
“863”を加えた値に変化する(ステップS31
2)。すなわち、数値“1”に数値“863”を加えた
値“864”に変化して、左下がり方向アドレスが変化
したことになる。この状態でループカウンタnの値を
“1”だけ減算する(ステップS313)。この結果、
ループカウンタnの値は再び“0”となる。この後、ス
テップS303に処理が戻る。
【0048】ステップS303からステップS304に
進む。ジグザグ進みフラグFLAGが現在“1”となっ
ている(N)。そこで、画像ドットアドレスDADm
前回の値に1ライン分の“864”が加算される(ステ
ップS314)。また、ラインカウンタLの値が“1”
だけ加算されて“2”となる(ステップS306)。こ
の結果、画像ドットアドレスDADm は“1728”と
なり、副走査方向に読み出しのためのアドレスが更新さ
れる。この後、ドットカウンタNの値が“864”であ
るかどうかのチェックが行われ(ステップS307)、
そうではないので、現在の値が“1”だけカウントアッ
プされて“2”となり(ステップS308)、ラインカ
ウンタLの値が“2”なので(ステップS309;
N)、ジグザグ進みフラグFLAGが再び“0”に変更
され(ステップS310)、再びステップS302に戻
る。
【0049】ステップS302ではループカウンタnの
値が“2”となり、ジグザグ進みフラグFLAGが
“0”なので(ステップS311;Y)、現在の画像ド
ットアドレスDADm の値“1728”から“863”
が減算される(ステップS315)。すなわち、画像ド
ットアドレスDADm は“865”となり、右上がり方
向に読み出しのためのアドレスが更新される。この後、
ステップS313でループカウンタnの値が“1”だけ
減算されて“1”となり、この状態で再びステップS3
03に戻る。
【0050】ループカウンタnの値は“1”でジグザグ
進みフラグFLAGは“0”なので、ステップS303
からステップS315に進み、画像ドットアドレスDA
mが再度“863”だけ減算されて“2”となる。す
なわち、まだ右上がりが可能な範囲なので引続き右上が
り方向に読み出しのためのアドレスが更新される。この
後、ステップS313でループカウンタnの値は“0”
となる。すなわち、右上がりの上限が検出されたことに
なる。そこでステップS303からステップ304を経
由してステップS305に進み、画像ドットアドレスD
ADm が1だけカウントアップされて“3”となる。こ
の後、ドットカウンタNの値が“1”だけカウントアッ
プされて“3”となる。以下同様にして読み出しがジグ
ザグになるようにアドレスの更新が行われる。
【0051】ところでステップS306ではジグザグ進
みフラグFLAGが左下がり方向の状態でその斜め方向
への移動の限界位置に到達して副走査方向のみ1ライン
分移動させる箇所のアドレスの変更を行っている。そし
て、このたびにラインカウンタLの値を“1”だけ先取
りした状態で“1”ずつカウントアップしている。した
がって、その後のステップS309でラインカウンタL
の値が“4751”を越えたとき、全ドット数864×
4752すなわち4105728ドットに対して残ドッ
ト数が864×864÷2すなわち373248ドット
になり、約91%の領域の読出制御が終了したことにな
る。
【0052】図12は、イメージメモリにおける画像の
読み出しのためのこのようなジグザグ進行の様子を表わ
したものである。画像の読み出しの開始点をP1 とす
る。ラインカウンタLの値“4751”は奇数なので、
ジグザグ進みフラグFLAGは左下がり方向(“1”)
であり、ちょうどイメージメモリ41の左下隅の点P2
に相当するビットをアドレスしている。今までの制御で
はこの後に1ライン分だけ図12の長手方向81にのみ
アドレスを移動させる(アドレスを“864”だけ加算
する)ようにしていたが、これ以後(ステップS30
9;Yとなったとき以後)は図12で短手方向82にア
ドレスを“1”だけ移動させる制御に切り換える必要が
ある。
【0053】図13は、イメージメモリのアドレス計算
処理の流れの後半部分としてステップS309でライン
カウンタLの値が“4752”に到達した時点以降の制
御を表わしたものである。
【0054】ところで、図12におけるイメージメモリ
41でラインカウンタLの値が“0”以上で“863”
以下の場合、ドットカウンタNの値は1ラインごとにイ
ンクリメントされる。すなわち、この区間でドットカウ
ンタNの値は“0”以上で“863”以下の値をとる。
次に、ラインカウンタLの値が“864”以上で“47
51”以下の領域では、斜め方向のドットカウンタNの
値は“864”に固定される。そこで、図12に示され
ているように、イメージメモリ41の左下隅に相当する
点P2 のビットをアドレスしている状態でドットカウン
タNの値は“864”となっている。また、ジグザグ進
みフラグFLAGは左下がり方向を示す“1”となって
いる。
【0055】そこで、ステップS321におけるジグザ
グ進みフラグFLAGが“0”であるかどうかの判別は
否(N)となり、画像ドットアドレスDADm が“1”
だけカウントアップされる(ステップS322)。すな
わち、図12に示すイメージメモリ41の左下隅の点P
2 から短手方向82にアドレスが“1”だけ移動する。
この後、ドットカウンタNの値が“0”であるかどうか
が判別される(ステップS323)。これは“864”
の状態となっているので(N)、ドットカウンタNの値
が“1”だけ減算されて“863”となる。また、ジグ
ザグ進みフラグFLAGが“1”から“0”に反転する
(ステップS324)。この状態で制御はステップS3
25に進む。
【0056】ステップS325では、ループカウンタn
の値がドットカウンタNの現在の値である“863”に
設定される。そこで、この値が“0”でないと判別され
る(ステップS326;N)。続いてステップS327
ではジグザグ進みフラグFLAGが“0”であるかの判
別が行われ、“0”なので(N)、画像ドットアドレス
DADm が現在の値よりも“863”減少させられる
(ステップS328)。すなわち、右上がり方向に1ス
テップだけ画像の読み取り位置が変化する。この後、ル
ープカウンタnの値が“1”だけ減算されて“862”
となる(ステップS329)。
【0057】この状態でステップS326に進む。そし
て、ループカウンタnの値が“0”ではないので
(N)、再び同様の制御が繰り返されて画像の読み取り
位置が右上がり方向に移動していく(ステップS326
〜S329)。この結果としてステップS329でルー
プカウンタnの値が“1”だけ減算されて“0”となる
と、次のステップS326で制御はステップS321へ
と進む。ステップS321ではジグザグ進みフラグFL
AGが“0”であるかどうかがチェックされる。このと
きまで、ジグザグ進みフラグFLAGは“0”となって
いる(Y)。そこでステップS330では画像ドットア
ドレスDADm が1ラインに相当する“864”だけ加
算される。すなわち、図12で右上がり方向に読み取り
が進行し1ラインの最終位置まで上りつめたら、ここか
ら長手方向81に1ドット分だけ読み取り位置が移動す
る。
【0058】この後、ステップS323でドットカウン
タNの現在の値が“0”であるかどうかの判別が行われ
る。現在の値は“863”なので(N)、この値が
“1”だけ減算されて“862”となり、ジグザグ進み
フラグFLAGが“1”に変更される(ステップS32
4)。この後、ステップS325に制御が戻る。
【0059】ステップS325ではループカウンタnの
値にドットカウンタNの現在の値“862”がセットさ
れる。そこでステップS326からステップS327に
進み、ジグザグ進みフラグFLAGが“1”なので
(N)、画像ドットアドレスDADm が現在の値に“8
63”だけ加算される(ステップS331)。すなわ
ち、今度は右下がり方向に1ステップだけ画像の読み取
り位置が変化する。この後、ループカウンタnの値が
“1”だけ減算されて“861”となる(ステップS3
29)。
【0060】これ以後、ループカウンタnの値が“1”
以上である限り、同様の制御が繰り返されて(ステップ
S326、S327、S331、S329)、画像の読
み取り位置が右下がり方向に移動していく。この結果と
してステップS329でループカウンタnの値が“1”
だけ減算されて“0”となると、次のステップS326
で制御はステップS321へと進む。ステップS321
ではジグザグ進みフラグFLAGが“0”であるかどう
かがチェックされる。このときまで、ジグザグ進みフラ
グFLAGは“1”となっている(N)。そこでステッ
プS322では画像ドットアドレスDADm が“1”だ
け加算されて前記したように短手方向82に1つだけ画
像の読み取り位置が変化することになる。
【0061】以下同様にして、図12に示した右下の隅
の点P3 に向けてジグザグに画像の読み取りの行われる
位置が変化していく。そして、ある段階のステップS3
22の制御が終了した段階で、ドットカウンタNの値が
“0”まで減算されていると(ステップS323;
Y)、画像の読み取りの最終地点としての点P3 に到達
しているので、この段階で一連の読み取りのためのアド
レスの制御が終了したことになる(エンド)。
【0062】このようにしてアドレスの制御が行われる
ことでジグザグに読み出された第1の帯状領域521
画像データは、前記したようにMHコーディングで圧縮
処理された後、図1に示したコードメモリ39に蓄積さ
れる。そして、これ以後は図3で説明したようにコード
メモリ39にすでに格納されているコードデータが順に
伸長されてイメージメモリ41に格納され、これに対し
てジグザグに画像データの読み出しが行われ、圧縮処理
されてコードメモリ39にコードデータとして格納され
ることになる。このようにして、コードメモリ39には
45度回転した状態の画像データがコードデータとして
格納されることになる。
【0063】図14は、画像を時計方向に90度回転さ
せる処理を行う場合には、このコードメモリ39に格納
されたコードデータのうち現在、画像の出力の対象とな
る所定の帯状領域のものを伸長させて、図7(b)に示
すようなジグザグ状の経路をとってイメージメモリ41
に画像データを書き込む制御が行われる。また、反時計
方向に90度回転させる場合には、コードメモリ39に
格納されたコードデータのうち現在、画像の出力の対象
となる所定の帯状領域のものを同じく伸長させて図7
(c)に示すようなジグザグ状の経路をとってイメージ
メモリ41に再度書き込む制御が行われる。
【0064】図14は、画像が時計方向に90度回転す
る場合のイメージメモリの書き込み制御の様子を表わし
たものである。イメージメモリ41の図で右上の位置を
伸長後の画像データの書込開始点P11とする。ドットカ
ウンタNおよびラインカウンタLの値は、この書込開始
点P11で“0”とする。図で矢印で示す方向にジグザグ
に画像データの書き込みが行われることになる。
【0065】図15は、画像データの書き込みの際のイ
メージメモリの各アドレスを表わしたものである。イメ
ージメモリ41の図で長手方向が主走査方向と一致し、
短手方向が副走査方向を4分の1に分割したものとな
る。
【0066】図16は、画像を時計方向に90度回転す
る場合の、書込開始点P11から画像データをイメージメ
モリに書き込むアドレス制御の前半を表わしたものであ
る。まず、図1に示したCPU31はRAM36上に各
パラメータの初期値を設定する(ステップS401)。
ここでは、画像ドットアドレスDAD0 を“4751”
に、ドットカウンタNを“0”に、ジグザグ進みの方向
を示すためのジグザグ進みフラグFLAGを“1”に、
そしてラインカウンタLを“0”にそれぞれ初期化す
る。ここでジグザグ進みフラグFLAGが“0”とは左
上がり方向に進んでいること示し、“1”とは右下がり
方向に進んでいることを示すようになっており、この定
義は図11等で説明した画像データの読み出し時のもの
とは異なっている。
【0067】初期値が設定されたら、次にループカウン
タnの値にラインカウンタLの値をセットする(ステッ
プS402)。次のステップでは、ループカウンタnの
値が“0”であるかどうかのチェックが行われる(ステ
ップS403)。この場合、“0”なので(Y)、ステ
ップS404に進み、ドットカウンタNの値が“475
1”を越えたかどうかのチェックが行われる。すなわ
ち、図14の長手方向92の上限位置まで画像データの
書き込みが進行したかどうかの判別が行われる。この場
合、ドットカウンタNの値は“0”なので(N)、ジグ
ザグ進みフラグFLAGが“0”であるかどうかのチェ
ックが行われる(ステップS405)。ジグザグ進みフ
ラグFLAGは初期的に“1”となっているので
(N)、画像ドットアドレスDADm が“4752”だ
け増加して“9503”(図15)となる(ステップS
406)。すなわち、書込開始点P11から図14で短手
方向91方向に1画素分だけアドレスが移動する。
【0068】この後、ラインカウンタLの値が“86
3”を越えたかどうかのチェックが行われる(ステップ
S407)。これは、ジグザグに画像データの書き込み
を行うときにイメージメモリ41の図で短手方向の上限
位置まで画像データの書き込みが進行したかどうかを判
別するためのものである。現在、ラインカウンタLの値
は“0”のままである(N)。そこでラインカウンタL
の値が“1”だけ増加させられる(ステップS40
8)。次に、ドットカウンタNの値が“1”だけ増加し
て“1”となる(ステップS409)。次にジグザグ進
みフラグFLAGの値が反転させられて“0”となる
(ステップS410)。そして、ステップS402に制
御が移動することになる。
【0069】ステップS402では、ループカウンタn
の値にラインカウンタLの値がセットされる。すなわ
ち、ループカウンタnの値が“1”となる。したがっ
て、ステップS403の判断は否(N)となり、次のス
テップS411でジグザグ進みフラグFLAGが“0”
であるかどうかの判別が行われる。これが“0”なので
(Y)、現在の画像ドットアドレスDADm が直前の画
像ドットアドレスDADm- 1 から“4753”だけ少な
くなる(ステップS412)。すなわち、長手方向92
における1ラインの画素数が“4752”なので、短手
方向91方向に1ライン分だけ画像ドットアドレスDA
m が減少し、短手方向92に1画素分だけ移動するの
で、更に“1”だけアドレスが減少して“4750”と
なる。この後、ループカウンタnの値が“1”だけ減算
されて“0”となり(ステップS413)、ステップS
403に制御が戻る。
【0070】ステップS403では、判別結果が肯定
(Y)となる。更にジグザグ進みフラグFLAGが
“0”なので(ステップS405;Y)、画像ドットア
ドレスDADm が短手方向92に1画素分だけ移動して
“1”だけ減算されて“4749”となる(ステップS
414)。この後、ラインカウンタLの値が“863”
を越えるかどうかのチェックが行われる(ステップS4
07)。ラインカウンタLの値は現在“1”なので
(N)、これが“1”だけインクリメントされて“2”
となり(ステップS408)、更にドットカウンタNの
値が“1”だけ増加して“2”となる(ステップS40
9)。そして、ジグザグ進みフラグFLAGが“0”か
ら“1”に変更される(ステップS410)。この後、
再びステップS402に戻る。
【0071】ステップS402では、ループカウンタn
の値が“2”となる。そこで、ステップS411に進
み、ジグザグ進みフラグFLAGが“1”なので
(N)、画像ドットアドレスDADm が“4753”だ
け増加して“9502”となる(ステップS415)。
すなわち図15の右下方向にアドレスが変化することに
なる。この後、ループカウンタnの値が“1”だけ減算
されて“1”となり(ステップS413)、ステップS
403に戻る。そして、アドレスが更に“4753”だ
け増加して“14255”となる(ステップS41
5)。この後、ループカウンタnの値が更に“1”だけ
減算されて“0”となる(ステップS413)。これ
は、図15のイメージメモリ41の右端までアドレスが
変化したことを意味する。このため、次のステップS4
03からステップS404、ステップS405、S40
6と制御が進み、画像ドットアドレスDADm が更に
“4752”増加して“19007”になる。
【0072】以下同様にして、ラインカウンタLの値が
“863”となるまでこのラインカウンタLの値および
ドットカウンタNの値が“1”ずつインクリメントされ
ながら、ジクザグ状に画像データの書き込みが行われ
る。そして、ステップS407でラインカウンタLの値
が“863”を越えた後、すなわち、図14でイメージ
メモリ41へのジグザグ状の書き込みが図で上端位置と
下端位置を繰り返すようにして行われる段階となると
(ステップS407;Y)、ラインカウンタLの値はイ
ンクリメントされず、ドットカウンタNの値のみが
“1”ずつインクリメントされる状態となる。この状態
でイメージメモリ41に対するアドレスの設定が順次行
われていく。
【0073】このようにしてある段階でドットカウンタ
Nの値が“4751”にまで増加する(ステップS40
9)。このときには、ジグザグ進みフラグFLAGが
“0”に変更され(ステップS410)、その後、ルー
プカウンタnに値“864”がセットされる(ステップ
S402)。そして、ステップS403、S411、S
412、S413のループが繰り返されて、やがて画像
データの書き込み位置は図14の左上隅の点P12(画像
ドットアドレスDADm が“0”)に到達する。これに
よりループカウンタnが“0”に変化するので、ステッ
プS403の判断が否(N)となる。そこで、ステップ
S404に進み、ドットカウンタNの値が“4751”
となっているので(Y)、図16に示した制御が終了
し、制御は次の図17に進むことになる。
【0074】図17は、画像を時計方向に90度回転す
る場合の画像データをイメージメモリに書き込む際のア
ドレス制御の後半を表わしたものである。この制御は、
図14の左上隅の点P12(画像ドットアドレスDADm
が“0”)に到達した以降を扱っている。まず、ステッ
プS421でジグザグ進みフラグFLAGが“0”であ
るかどうかの判別が行われる。これが“0”なので
(N)、画像ドットアドレスDADm が“4752”増
加して“4752”となる(ステップS422)。次
に、ラインカウンタLの値が“0”まで減少したかどう
かの判別が行われる(ステップS423)。ラインカウ
ンタLの値は図16のステップS407で“864”に
増加した後は、その状態に保持されている(N)。そこ
で、まずラインカウンタLの値が“1”だけ減算され、
次にジグザグ進みフラグFLAGが反転して“1”とな
る(ステップS424)。
【0075】この後、ステップS425でループカウン
タnの値としてラインカウンタLの現在の値“863”
がセットされる。次のステップS426ではループカウ
ンタnの値が“0”でないので(N)、ジグザグ進みフ
ラグFLAGが“0”かどうかの判別が行われ(ステッ
プS427)、“1”なので(N)、前回の画像ドット
アドレスDADm に“4753”加算した値が現在の画
像ドットアドレスDADm として設定される(ステップ
S428)。この後、ループカウンタnの値が“1”だ
け減算されて(ステップS429)、ステップS426
に制御が戻る。このようにしてループカウンタnの値が
“0”になるまで図14で右下がり方向にアドレスの更
新が順次行われる。
【0076】この結果として図14のイメージメモリ4
1の下端位置まで到達してループカウンタnが“0”と
なると(ステップS429)、ステップS426を経て
ステップS421に進む。この段階ではジグザグ進みフ
ラグFLAGが“1”となっている。したがって、画像
ドットアドレスDADm は前回の値から“1”だけ減算
する制御が行われる(ステップS430)。この後、ラ
インカウンタLが“0”になったかどうかのチェックが
行われる(ステップS423)。そして、その値“86
3”が“1”だけ減算されると共に、ジグザグ進みフラ
グFLAGの値が反転されて“0”となる(ステップS
424)。この状態で制御はステップS425に戻る。
【0077】ステップS425ではループカウンタnの
値が“863”にセットされる。そして、ジグザグ進み
フラグFLAGが“0”なので(ステップS427;
Y)、画像ドットアドレスDADm が“4753”だけ
減算されて(ステップS431)、左上がりにアドレス
がセットされる。この後、ループカウンタnの値が
“1”だけ減算されて制御がステップS426に戻る。
【0078】このようにして、図17に示すアドレス計
算の制御ではラインカウンタLの値を“1”ずつ減算し
ながら画像データの書き込みのためのアドレスの設定を
ジグザグ状に行っていく。この結果、所定の段階でステ
ップS424の処理結果としてラインカウンタLが
“0”となる。このとき、ステップS425、ステップ
S426を経てステップS421でジグザグ進みフラグ
FLAGがチェックされ、ステップS422で画像ドッ
トアドレスDADm が“4752”加算され短辺方向9
1に画像の書き込みのためのアドレスが移動して点P13
に到達すると、次のステップS423でラインカウンタ
Lが“0”であると判別される(Y)。これにより、時
計方向に90度回転させるためのイメージメモリ41に
対する書き込み時のアドレス制御が終了する(エン
ド)。
【0079】以上のアドレス制御がイメージメモリ41
に対して4回繰り返されることはもちろんである。そし
て、画像データの書き込みが終了するたびに、このイメ
ージメモリ41の長手方向を主走査方向として画像デー
タのラスタスキャンが行われ、時計方向に90度回転し
た画像の印字が行われることになる。
【0080】図18は、画像が反時計方向に90度回転
する場合のイメージメモリの書き込み制御の様子を表わ
したものである。イメージメモリ41の図で左下の位置
を伸長後の画像データの書込開始点P21とする。ドット
カウンタNおよびラインカウンタLの値は、この書込開
始点P21で“0”とする。図で矢印で示す方向にジグザ
グに画像データの書き込みが行われることになる。
【0081】図19は、画像を反時計方向に90度回転
する場合の、書込開始点P21から画像データをイメージ
メモリに書き込むアドレス制御の前半を表わしたもので
ある。まず、図1に示したCPU31はRAM36上に
各パラメータの初期値を設定する(ステップS50
1)。ここでは、画像ドットアドレスDAD0 の初期値
を、図7(c)でも示した点72に対応する図18の書
込開始点P21に相当する値“4100976”(図15
参照)に、ドットカウンタNを“0”に、ジグザグ進み
の方向を示すためのジグザグ進みフラグFLAGを
“0”に、そしてラインカウンタLを“0”にそれぞれ
初期化する。ここでジグザグ進みフラグFLAGの定義
は先の図16および図17で説明したものと同様であ
る。
【0082】初期値が設定されたら、次にループカウン
タnの値にラインカウンタLの値をセットする(ステッ
プS502)。次のステップでは、ループカウンタnの
値が“0”であるかどうかのチェックが行われる(ステ
ップS503)。この場合、“0”なので(Y)、ステ
ップS504に進み、ドットカウンタNの値が“475
1”を越えたかどうかのチェックが行われる。すなわ
ち、図18の長手方向101の上限位置まで画像データ
の書き込みが進行したかどうかの判別が行われる。この
場合、ドットカウンタNの値は“0”なので(N)、ジ
グザグ進みフラグFLAGが“0”であるかどうかのチ
ェックが行われる(ステップS505)。ジグザグ進み
フラグFLAGは初期的に“0”となっているので
(Y)、画像ドットアドレスDADm が“4752”だ
け減少して“4096224”(図15)となる(ステ
ップS506)。すなわち、書込開始点P21から図18
で短手方向102方向に1画素分だけアドレスが移動す
る。
【0083】この後、ラインカウンタLの値が“86
3”を越えたかどうかのチェックが行われる(ステップ
S407)。これは、ジグザグに画像データの書き込み
を行うときにイメージメモリ41の図で短手方向102
の上限位置まで画像データの書き込みが進行したかどう
かを判別するためのものである。現在、ラインカウンタ
Lの値は“0”のままである(N)。そこでラインカウ
ンタLの値が“1”だけ増加させられる(ステップS5
08)。次に、ドットカウンタNの値が“1”だけ増加
して“1”となる(ステップS509)。次にジグザグ
進みフラグFLAGの値が反転させられて“1”となる
(ステップS510)。そして、ステップS502に制
御が移動することになる。
【0084】ステップS502では、ループカウンタn
の値にラインカウンタLの値がセットされる。すなわ
ち、ループカウンタnの値が“1”となる。したがっ
て、ステップS503の判断は否(N)となり、次のス
テップS511でジグザグ進みフラグFLAGが“0”
であるかどうかの判別が行われる。これが“1”なので
(N)、現在の画像ドットアドレスDADm が直前の画
像ドットアドレスDADm- 1 から“4753”だけ増加
して“4100977”になる(ステップS512)。
すなわち、長手方向101における1ラインの画素数が
“4752”なので、短手方向102方向に1ライン分
だけ画像ドットアドレスDADm が増加し、短手方向1
02に1画素分だけ移動するので、更に“1”だけアド
レスが増加して“4100977”となる。この後、ル
ープカウンタnの値が“1”だけ減算されて“0”とな
り(ステップS513)、ステップS503に制御が戻
る。
【0085】ステップS503では、判別結果が肯定
(Y)となる。更にジグザグ進みフラグFLAGが
“1”なので(ステップS505;N)、画像ドットア
ドレスDADm が長手方向101に1画素分だけ移動し
て“1”だけ増加されて“4100978”となる(ス
テップS514)。この後、ラインカウンタLの値が
“863”を越えるかどうかのチェックが行われる(ス
テップS507)。ラインカウンタLの値は現在“1”
なので(N)、これが“1”だけインクリメントされて
“2”となり(ステップS508)、更にドットカウン
タNの値が“1”だけ増加して“2”となる(ステップ
S509)。そして、ジグザグ進みフラグFLAGが
“1”から“0”に変更される(ステップS510)。
この後、再びステップS502に戻る。
【0086】ステップS502では、ループカウンタn
の値が“2”となる。そこで、ステップS511に進
み、ジグザグ進みフラグFLAGが“0”なので
(Y)、画像ドットアドレスDADm が“4753”だ
け減少して“4096225”となる(ステップS51
5)。すなわち図15の左上方向にアドレスが変化する
ことになる。この後、ループカウンタnの値が“1”だ
け減算されて“1”となり(ステップS513)、ステ
ップS503に戻る。そして、アドレスが更に“475
3”だけ減少して“4091472”となる(ステップ
S515)。この後、ループカウンタnの値が更に
“1”だけ減算されて“0”となる(ステップS51
3)。これは、図15のイメージメモリ41の左端まで
アドレスが変化したことを意味する。このため、次のス
テップS503からステップS504、ステップS50
5、S506と制御が進み、画像ドットアドレスDAD
m が更に“4752”減少して“4086720”にな
る。
【0087】以下同様にして、ラインカウンタLの値が
“863”となるまでこのラインカウンタLの値および
ドットカウンタNの値が“1”ずつインクリメントされ
ながら、ジクザグ状に画像データの書き込みが行われ
る。そして、ステップS507でラインカウンタLの値
が“863”を越えた後、すなわち、図18でイメージ
メモリ41へのジグザグ状の書き込みが図で上端位置と
下端位置を繰り返すようにして行われる段階となると
(ステップS507;Y)、ラインカウンタLの値はイ
ンクリメントされず、ドットカウンタNの値のみが
“1”ずつインクリメントされる状態となる。この状態
でイメージメモリ41に対するアドレスの設定が順次行
われていく。
【0088】このようにしてある段階でドットカウンタ
Nの値が“4751”にまで増加する(ステップS50
9)。このときには、ジグザグ進みフラグFLAGが
“1”に変更され(ステップS510)、その後、ルー
プカウンタnに値“864”がセットされる(ステップ
S502)。そして、ステップS503、S511、S
512、S513のループが繰り返されて、やがて画像
データの書き込み位置は図18の右下隅の点P22(画像
ドットアドレスDADm が“4105727”)に到達
する。これによりループカウンタnが“0”に変化する
ので、ステップS503の判断が否(N)となる。そこ
で、ステップS504に進み、ドットカウンタNの値が
“4751”となっているので(Y)、図19に示した
制御が終了し、制御は次の図20に進むことになる。
【0089】図20は、画像を反時計方向に90度回転
する場合の画像データをイメージメモリに書き込む際の
アドレス制御の後半を表わしたものである。この制御
は、図18の右下隅の点P22(画像ドットアドレスDA
m が“4105727”)に到達した以降を扱ってい
る。まず、ステップS521でジグザグ進みフラグFL
AGが“0”であるかどうかの判別が行われる。これが
“1”なので(N)、画像ドットアドレスDADm
“4752”減少して“4100975”となる(ステ
ップS522)。すなわち、図18で短手方向102に
1画素分だけアドレスが移動する。
【0090】次に、ラインカウンタLの値が“0”まで
減少したかどうかの判別が行われる(ステップS52
3)。ラインカウンタLの値は図19のステップS50
7で“864”に増加した後は、その状態に保持されて
いる(N)。そこで、まずラインカウンタLの値が
“1”だけ減算され、次にジグザグ進みフラグFLAG
が反転して“0”となる(ステップS524)。
【0091】この後、ステップS525でループカウン
タnの値としてラインカウンタLの現在の値“863”
がセットされる。次のステップS526ではループカウ
ンタnの値が“0”でないので(N)、ジグザグ進みフ
ラグFLAGが“0”かどうかの判別が行われ(ステッ
プS527)、“0”なので(Y)、前回の画像ドット
アドレスDADm から“4753”だけ減算した値“4
096222”が現在の画像ドットアドレスDADm
して設定される(ステップS528)。この後、ループ
カウンタnの値が“1”だけ減算されて(ステップS5
29)、ステップS526に制御が戻る。このようにし
てループカウンタnの値が“0”になるまで図18で左
上がり方向にアドレスの更新が順次行われる。
【0092】この結果として図18のイメージメモリ4
1の上端位置まで到達してループカウンタnが“0”と
なると(ステップS529)、ステップS526を経て
ステップS521に進む。この段階ではジグザグ進みフ
ラグFLAGが“0”となっている(Y)。したがっ
て、画像ドットアドレスDADm は前回の値から“1”
だけ加算する制御が行われる(ステップS530)。こ
の後、ラインカウンタLが“0”になったかどうかのチ
ェックが行われる(ステップS523)。そして、その
値“863”が“1”だけ減算されると共に、ジグザグ
進みフラグFLAGの値が反転されて“1”となる(ス
テップS524)。この状態で制御はステップS525
に戻る。
【0093】ステップS525ではループカウンタnの
値が“863”にセットされる。そして、ジグザグ進み
フラグFLAGが“1”なので(ステップS527;
N)、画像ドットアドレスDADm が“4753”だけ
加算されて(ステップS531)、右下がりにアドレス
がセットされる。この後、ループカウンタnの値が
“1”だけ減算されて制御がステップS526に戻る。
【0094】このようにして、図20に示すアドレス計
算の制御ではラインカウンタLの値を“1”ずつ減算し
ながら画像データの書き込みのためのアドレスの設定を
ジグザグ状に行っていく。この結果、所定の段階でステ
ップS524の処理結果としてラインカウンタLが
“0”となる。このとき、ステップS525、ステップ
S526を経てステップS521でジグザグ進みフラグ
FLAGがチェックされ、ステップS522で画像ドッ
トアドレスDADm が“4752”だけ減算され短辺方
向102に画像の書き込みのためのアドレスが移動して
点P23に到達すると、次のステップS523でラインカ
ウンタLが“0”であると判別される(Y)。これによ
り、反時計方向に90度回転させるためのイメージメモ
リ41に対する書き込み時のアドレス制御が終了する
(エンド)。
【0095】以上のアドレス制御はイメージメモリ41
に対して4回繰り返されることはもちろんである。そし
て、画像データの書き込みが終了するたびに、このイメ
ージメモリ41の長手方向を主走査方向として画像デー
タのラスタスキャンが行われ、反時計方向に90度回転
した画像の印字が行われることになる。
【0096】以上説明した実施例では、4分の1ページ
の画像データを格納するイメージメモリを用意して、画
像データの圧縮時と伸長時にそれぞれ45度ずつ回転を
行うことで、時計方向あるいは反時計方向に画像を90
度回転させるようにした。もちろん、イメージメモリが
原稿の画像データの4分の1の領域を格納する必要はな
く、これ以外のサイズで分割されたものについても本発
明を適用することができる。
【0097】また、実施例では1ページの原稿を等分に
4つの領域に分割したが、画像の回転に必要な領域のみ
を矩形のサイズに抽出し、これに対して画像の回転処理
を行うようにしてもよい。
【0098】
【発明の効果】このように請求項1記載の発明によれ
ば、読取手段によって読み取られた所定の矩形領域の画
像データを画像データ記憶手段に格納し、この矩形領域
の所定の角部に対応するアドレスの位置からこの矩形領
域の一辺に45度をなす角度でジグザグ状に折り返しな
がら一連のデータとして読み出して圧縮するので、圧縮
対象となるデータが細切れに切れていない他、隣接する
領域のデータが圧縮されていくので、圧縮の効率が良
く、圧縮データ記憶手段の容量を比較的小さくし、メモ
リ全体が必要とする容量を小さくすることができる。ま
た、圧縮データ記憶手段に記憶された画像データを読み
出して伸長し、今度は画像の回転方向によって定まる矩
形領域の所定の角部に対応するアドレスの位置から同様
に矩形領域の一辺に45度をなす角度でジグザグ状に折
り返しながら一連のデータとして画像データ記憶手段に
書き込むことで90度回転した画像についての画像デー
タを得るようにしているので、時計方向およびは反時計
方向の画像の回転を簡単に切り替えて選択することがで
きる。
【0099】また、請求項2記載の発明によれば、原稿
の回転させるべき領域を複数の矩形領域に分割してお
き、読取手段でこのうちの1つの矩形領域をイメージメ
モリに格納し、残りの矩形領域についてはとりあえず圧
縮手段によって圧縮して圧縮データ格納メモリに格納す
るようにしたので、分割数が多いほどイメージメモリの
サイズを小さくすることができ、画像回転装置のコスト
ダウンを図ることができる。また、領域を複数の矩形領
域に分割しても、それぞれの矩形領域について画像デー
タを斜めに一筆書きを行ったように読み出すので、圧縮
対象となる画像データが細切れに切れていない他、隣接
する領域のデータが圧縮されていくので、圧縮の効率が
良く、圧縮データ格納メモリのサイズの小型化も図るこ
とができる。
【0100】更に請求項3記載の発明によれば、原稿の
回転処理を行うべき所定の矩形領域を読み取ってこれを
第1のメモリに格納し、この第1のメモリに格納された
画像データを矩形領域の所定の角部に対応する位置から
この矩形領域の一辺に対して45度の角度を成すように
ジグザグに折り返しながら一筆書きで順次読み出して第
2のメモリに格納するようにしている。そして、今度は
第2のメモリから画像データを読み出して、第1のメモ
リの矩形領域の角部のうち表示を要求された画像の回転
方向によって定まる所定の角部に対応する位置からこの
矩形領域の一辺に対して45度の角度を成すようにジグ
ザグに折り返しながら一筆書きで順次書き込むようにし
ている。これにより、第1のメモリには所望の方向に9
0度回転した画像が得られるので、これを矩形領域の一
辺に平行に順次読み出すことで画像の印字やディスプレ
イへの出力等の表示動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における画像回転装置の回
路構成の概要を表わしたブロック図である。
【図2】 本実施例における読み取り時の原稿の領域分
割の様子を表わした説明図である。
【図3】 画像の読み取りからイメージメモリへの書き
込みまでの処理を原稿の分割数Nについて一般化して示
した流れ図である。
【図4】 図3のステップS105における画像データ
の圧縮処理の様子を示した説明図である。
【図5】 イメージメモリにおける画像データの読み出
しの順序を、8×8の正方行列を例にとって示した説明
図である。
【図6】 イメージメモリに格納された45度回転済み
のデータを読み出して更に45度回転させて出力する処
理の流れを表わした流れ図である。
【図7】 図6のステップ202で説明したイメージメ
モリへの画像データの書込処理の様子を示した説明図で
ある。
【図8】 画像を時計方向に90度回転させたプリント
画像を表わした平面図である。
【図9】 画像を反時計方向に90度回転させたプリン
ト画像を表わした平面図である。
【図10】 本実施例で使用するイメージメモリとその
各アドレスを表わした説明図である。
【図11】 イメージメモリから画像データの読み出し
を行う際のアドレス計算処理の流れの前半部分を表わし
た流れ図である。
【図12】 イメージメモリにおける画像の読み出しの
ためのジグザグ進行の様子を表わした説明図である。
【図13】 図11の続きとしてイメージメモリから画
像データの読み出しを行う際のアドレス計算処理の流れ
の後半部分を表わした流れ図である。
【図14】 画像が時計方向に90度回転する場合のイ
メージメモリの書き込み制御の様子を表わした説明図で
ある。
【図15】 画像データの書き込みの再のイメージメモ
リの各アドレスを表わした説明図である。
【図16】 画像を時計方向に90度回転する場合の画
像データをイメージメモリに書き込む制御の前半を表わ
した流れ図である。
【図17】 画像を時計方向に90度回転する場合の画
像データをイメージメモリに書き込む際のアドレス制御
の後半の制御を表わした流れ図である。
【図18】 画像が反時計方向に90度回転する場合の
イメージメモリの書き込み制御の様子を表わした説明図
である。
【図19】 画像を反時計方向に90度回転する場合
の、書込開始点P21から画像データをイメージメモリに
書き込むアドレス制御の前半を表わした流れ図である。
【図20】 画像を反時計方向に90度回転する場合の
画像データをイメージメモリに書き込む際のアドレス制
御の後半の制御を表わした流れ図である。
【図21】 従来提案されたほぼ1ページ分の画像メモ
リを使用して画像の回転を行うことのできる画像回転装
置を示したブロック図である。
【図22】 16ビットの入力データD15〜D0 を画像
メモリに書き込む状態を示した説明図である。
【図23】 16ビットの出力データD15′〜D0 ′を
画像メモリから読み出す状態を示した説明図である。
【符号の説明】
31…CPU、35…ROM、36…RAM、37…操
作パネル、38…圧縮伸長部、39…コードメモリ、4
1…イメージメモリ、42…メモリ制御部、43…画像
入力部、44…画像出力部、51…原稿、521 〜52
4 …帯状領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原 丈典 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の読み取りを行う読取手段と、 この読取手段によって読み取られた矩形領域の画像デー
    タをこの領域に対応させたアドレス配置で格納する画像
    データ記憶手段と、 この画像データ記憶手段に格納された画像データを前記
    矩形領域の所定の角部に対応するアドレスからこの矩形
    領域の一辺に対して45度の傾斜角でジグザグに折り返
    しながら対向する角部に向けて一筆書きですべて読み出
    す画像データ読出手段と、 この画像データ読出手段によって読み出された画像デー
    タを圧縮して記憶する圧縮データ記憶手段と、 この圧縮データ記憶手段に記憶された画像データを圧縮
    された順序で読み出して伸長し、要求された画像の回転
    方向によって定まる前記矩形領域の所定の角部に対応す
    るアドレスからこの矩形領域の一辺に対して45度の傾
    斜角でジグザグに折り返しながら対向する角部に向けて
    前記画像データ記憶手段に一筆書きですべて書き込む画
    像データ書込手段とを具備することを特徴とする画像回
    転装置。
  2. 【請求項2】 原稿を読み取る読取手段と、 この読取手段によって読み取られた原稿を複数の矩形領
    域に分割したときのそれぞれの矩形領域を構成する画像
    データを一領域ずつ交替して格納することのできるイメ
    ージメモリと、 所定の画像データの圧縮を行う圧縮手段と、 圧縮後の所定の画像データを伸長する伸長手段と、 前記圧縮手段によって圧縮された圧縮データを格納する
    圧縮データ格納メモリと、 前記イメージメモリに格納された矩形領域を構成する画
    像データをこの矩形領域の所定の角部からこの矩形領域
    の一辺に対して45度の傾斜角でジグザグに折り返しな
    がら対向する角部に向けて一筆書きですべて読み出す画
    像データ読出手段と、 前記イメージメモリに前記読取手段が読み取った1つの
    矩形領域の画像データを格納し、このときこの読取手段
    が読み取った他の矩形領域の画像データは前記圧縮手段
    によって圧縮して前記圧縮データ格納メモリに格納する
    第1段階制御手段と、 この第1段階制御手段によって前記イメージメモリに格
    納された画像データを前記画像データ読出手段を用いて
    読み出し、これを前記圧縮手段によって圧縮して前記圧
    縮データ格納メモリに格納する第2段階制御手段と、 この第2段階制御手段が前記イメージメモリに格納され
    た画像データの処理を行った後、前記読取手段によって
    読み取られ圧縮された画像データを前記圧縮データ格納
    メモリから前記矩形領域の1つずつ順に読み出して前記
    伸長手段によって伸長し前記イメージメモリに格納し、
    これら1つの矩形領域ごとにこれら格納された画像デー
    タを前記画像データ読出手段を用いて読み出し、前記圧
    縮手段によって圧縮した後、前記圧縮データ格納メモリ
    に格納する第3段階制御手段と、 これら第2段階および第3段階制御手段によって原稿の
    すべての矩形領域の画像データが前記画像データ読出手
    段によって読み出され圧縮されて前記圧縮手段に格納さ
    れた段階で、この圧縮手段から所定の順序で各矩形領域
    の画像データを一領域ずつ順に読み出し、前記伸長手段
    によって伸長した後、要求された画像の回転方向によっ
    て定まる前記矩形領域の所定の角部からこの矩形領域の
    一辺に対して45度の傾斜角でジグザグに折り返しなが
    ら対向する角部に向けて一筆書きですべて書き込む第4
    段階制御手段と、 この第4段階制御手段が前記イメージメモリに1つの矩
    形領域の画像データを書き込むたびにここに形成された
    画像データをこの矩形領域の一辺に沿って順次読み出す
    第5段階制御手段とを具備することを特徴とする画像回
    転装置。
  3. 【請求項3】 原稿の所定の矩形領域を読み取り、これ
    による画像データをこの矩形領域に対応した第1のメモ
    リに格納する第1のステップと、 この第1のステップによって第1のメモリに格納された
    画像データを前記矩形領域の所定の角部に対応する位置
    からこの矩形領域の一辺に対して45度の角度を成すよ
    うにジグザグに折り返しながら一筆書きで順次読み出し
    て第2のメモリに格納する第2のステップと、 この第2のステップによって第2のメモリに格納された
    画像データを読み出して第1のメモリの前記矩形領域の
    角部のうち表示を要求された画像の回転方向によって定
    まる所定の角部に対応する位置からこの矩形領域の一辺
    に対して45度の角度を成すようにジグザグに折り返し
    ながら一筆書きで順次書き込む第3のステップと、 この第3のステップによって第1のメモリに書き込まれ
    た画像データを前記矩形領域の一辺に平行に順次読み出
    して90度回転した後の画像を表示する第4のステップ
    とを具備することを特徴とする画像回転表示方法。
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JP7135251A Pending JPH08331368A (ja) 1995-06-01 1995-06-01 画像回転装置および画像回転表示方法

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JP (1) JPH08331368A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6643415B1 (en) 1998-01-29 2003-11-04 Nec Corporation Method and apparatus for rotating image data
JP2016225794A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 ブラザー工業株式会社 複写装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6643415B1 (en) 1998-01-29 2003-11-04 Nec Corporation Method and apparatus for rotating image data
JP2016225794A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 ブラザー工業株式会社 複写装置

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