JPH08330893A - 振動子 - Google Patents

振動子

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JPH08330893A
JPH08330893A JP13333495A JP13333495A JPH08330893A JP H08330893 A JPH08330893 A JP H08330893A JP 13333495 A JP13333495 A JP 13333495A JP 13333495 A JP13333495 A JP 13333495A JP H08330893 A JPH08330893 A JP H08330893A
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JP
Japan
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conductor
cover
hole
vibrating
vibrator
Prior art date
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Pending
Application number
JP13333495A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Yamane
茂 山根
Hirobumi Tajika
博文 多鹿
Zenichi Tsuru
善一 鶴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP13333495A priority Critical patent/JPH08330893A/ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は振動子に関するもので、貫通孔の気
密性および外部電極の貫通孔への充填性の向上と導電体
の酸化防止を目的としたものである。 【構成】 カバー3の貫通孔17内は導電体18で封口
し、更に導電体18の全面を半田膜22で覆うように形
成されている。また、その上から外部電極5が形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種通信機器などに用い
られる水晶等の振動子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種振動子は、振動板と、この
振動板の表、裏面を覆うとともにその外周部で前記振動
板の外周部を挟持した第1、第2のカバーとを備え、前
記振動板は前記第1、第2のカバーによる挟持部内方に
舌片状の振動部を有し、この振動部の表、裏面には励振
用電極を形成していた。
【0003】従来の振動部の表、裏の励振用電極のリー
ド電極と第1または第2のカバー外の第1、第2の外部
電極との接続は、第1あるいは第2のカバーの貫通孔内
に設けた導電体を介して行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では第1あ
るいは第2のカバーに設けた貫通孔は導電体だけで封口
していたので、気密性が低いという問題があった。ま
た、外部電極をスクリーン印刷などで貫通孔に形成する
場合にうまく充填されないという問題もあった。
【0005】そこで本発明は、貫通孔部分における気密
性および外部電極の貫通孔内への充填性を高めることを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明は、振動板と、この振動板の表、裏面を
覆うとともにその外周部で前記振動板の外周部を挟持し
た第1、第2のカバーと、これらの第1または第2のカ
バーの少なくとも一方の振動板とは反対側面に設けた外
部電極とを備え、前記振動板は前記第1、第2のカバー
による挟持部内方に舌片状の振動部を有し、この振動部
の表、裏面には励振用電極を形成し、これらの表、裏面
の励振用電極からはそれぞれ振動部の根元部分を介して
リード電極を引出し、これら表、裏のリード電極の一方
は第1の接続部を形成し、他方のリード電極は前記一方
のリード電極側に貫通後第2の接続部を形成し、これら
の第1、第2の接続部は第1あるいは第2のカバーの貫
通孔内面に設けた導電体を介してそれぞれ前記第1、第
2の外部電極と導通させ、前記導電体の表面に半田膜を
形成し、更にこの半田膜上に前記外部電極を形成したも
のである。
【0007】
【作用】以上の構成とすれば、第1または第2のカバー
の貫通孔は、導電体だけでなくその外面側が半田膜で覆
われることとなるので気密性が高くなる。
【0008】また、導電体が半田膜で覆われているので
導電体の酸化防止膜となる。またこの場合半田上の貫通
孔の外面側には外部電極の一部を流入させているので、
この外部電極も封口体の一部となることによってさらに
気密性が高まる。
【0009】
【実施例】図1において1は振動板で、板厚100μm
の水晶板で構成されている。振動板1の表、裏面には、
板厚400μmの水晶板よりなるカバー2,3が直接接
合されている。尚、この図1における4,5は外部電極
で、カバー3の裏面の対角線部分に配置されている。前
記振動板1は図2及び図3に示すように、その内方にU
字状の切溝6が形成されこれにより舌片状の振動部7が
形成されている。
【0010】この振動部7の表、裏面には、励振用電極
8,9が形成され、各々振動部7の根元部分10を介し
てそのリード電極11,12が引き出されている。この
内リード電極11の端部は図2から図5に示すように、
振動板1をスルーホール13により貫通し、その後図3
に示すように振動部7の側方を通って根元部10の反対
側に延長されて接続部14を形成している。またリード
電極12は根元部10側において接続部15を形成して
いる。
【0011】そしてこれらの接続部14,15に対応す
るカバー3に形成された貫通孔16,17内の導電体1
8を介して各々外部電極4,5に接続されている。尚カ
バー2,3は、その外周部で振動板1の表、裏面の外周
部を挟持し、また直接接合されているものであるが、そ
れは振動板1の切溝6の外周部において接合されている
のであって、リード電極11が振動部7の側方を通過し
ている部分についてはその外方においてカバー3と接合
されている。
【0012】そして、このように振動板1の裏面側にお
いて、振動部7の側方にリード電極11を形成するため
に、図5、図6から明らかなように振動板1はカバー
2,3との挟持部分だけを板厚を厚くし、振動部7及び
リード電極11,12を形成する部分などはエッチング
によりその板厚を薄くしている。図4は、このエッチン
グ工程後の振動板1を明確に表しており、枠線19に対
応する裏面部分がエッチングによりその板厚が薄くなっ
ているのである。また、この枠線19の外周部分がカバ
ー2,3によって挟持接合される部分であり、この図4
からも明らかなように振動板1の長手方向側の挟持幅2
0は、短方向の挟持幅21よりも広くしている。
【0013】また図3のようにリード電極11を振動部
7の側方に設けたので、当然のこととして振動部7は振
動板1の中心部より一方側へずれている。
【0014】尚、根元部分10における切溝6の切込み
は図4のように半円形状となっており、これにより過大
な衝撃が加わった際にもクラックが生じにくくなるので
ある。
【0015】それでは本実施例における特徴部分につい
て説明する。すなわち本実施例においては図5、図6に
示すようにカバー3に設けた貫通孔16,17は振動板
1側が径小となった円錐形状をしており、この内面にク
ロムを下地にして銅または銅と金を蒸着あるいはスパッ
タリングにより付着させ、導電体18を形成している。
【0016】このときクロムは水晶と銅の接着力を強め
るために数百オングストローム付着させ、銅は数千オン
グストローム〜数μm付着させる。また製造工程内での
銅の酸化を防ぐため金を数百〜数千オングストローム付
着する場合もある。
【0017】この導電体18の上方は貫通孔16,17
の上方径小部分を封口するとともに上記接続部14,1
5に電気的に接続され、またこの導電体18の下方は、
カバー3の振動板1とは反対側面において貫通孔16,
17の開口縁に広がっている。
【0018】この状態で前記貫通孔16,17の上方径
小部を覆った導電体18部分を覆うように貫通孔16,
17内に流動状態とした半田が流入され(この時カバー
3は図5、図6とは反転されて上方に位置してい
る。)、半田膜22となる。このとき半田膜22は印刷
や注入などの工法により形成される。
【0019】この半田膜22は図5、図6に示すように
この貫通孔16,17内に位置しているのはもちろん、
導電体18の全面に形成されている。
【0020】したがって、この状態で外部電極4,5を
スクリーン印刷等で形成すれば、その貫通孔16,17
部分は図1、図5、図6のように半田膜22により貫通
孔16,17の深さが浅くなり、外部電極4,5が充填
されやすくなり、この貫通孔16,17内に若干落ち込
むようになる。
【0021】また、図7に示すように、貫通孔17の径
の小さい側の穴の形が変形している場合、導電体18が
リード電極11と接続される部分14もその変形に沿っ
て形成されるが、半田膜22もその変形した貫通孔17
に沿って流れこみ、その半田膜22も極めて密な状態で
形成されるため、気密性を確保するのに十分なものとな
る。なお半田が十分に流れ込むためには、半田ペースト
と貫通孔部17を温度約150℃位に予熱して半田を液
状にして注入することが必要である。
【0022】更にバレル研磨により振動子のエッジ部を
削って丸みをつけることにより、落下などの衝撃に対し
てカバーの割れ欠けを防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、振動板と、この
振動板の表、裏面を覆うとともに、その外周部で前記振
動板の外周部を挟持した第1、第2のカバーと、これら
の第1または第2のカバーの少なくとも一方の振動板と
は反対側面に設けた外部電極とを備え、前記振動板は前
記第1、第2のカバーによる挟持部内方に舌片状の振動
部を有し、この振動部の表、裏面には励振用電極を形成
し、これらの表、裏面の励振用電極からはそれぞれ振動
部の根元部分を介してリード電極を引出し、これら表、
裏のリード電極の一方は第1の接続部を形成し、他方の
リード電極は前記一方のリード電極側に貫通後第2の接
続部を形成し、これらの第1、第2の接続部は第1ある
いは第2のカバーの貫通孔内面に設けた導電体を介して
それぞれ前記第1、第2の外部電極と導通させ、前記導
電体の表面に半田膜を形成し、更にこの半田膜上に前記
外部電極を形成したものである。
【0024】そして以上の構成とすれば第1または第2
のカバーの貫通孔は導電体だけでなく、その表面が半田
膜で覆われることとなるので気密性が高くなり、かつ導
電体の酸化を防ぐことができる。
【0025】また導電体の表面は銅又は金のため、半田
との接着力も十分に強くなじんでいる。また予熱するこ
とにより、半田が液体状になり貫通孔内に流入しやすく
なり、確実に貫通孔内に形成され、気密性が高くなる。
【0026】更に、貫通孔の深さが浅くなることにより
外部電極が充填されやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の振動子の斜視図
【図2】図1の振動板の表面状態を説明するための分解
斜視図
【図3】図1の振動板の裏面状態を説明するための分解
斜視図
【図4】同振動板の上面図
【図5】図4の振動板にカバーを接合した振動子のA−
A断面図
【図6】図4の振動板にカバーを接合した振動子のB−
B断面図
【図7】他の実施例の要部拡大断面図
【符号の説明】
1 振動板 2 カバー 3 カバー 4 外部電極 5 外部電極 7 振動部 9 励振用電極 10 根元部 11 リード電極 12 リード電極 14 接続部 15 接続部 16 貫通孔 17 貫通孔 18 導電体 22 半田膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板と、この振動板の表、裏面を覆う
    とともにその外周部で前記振動板の外周部を挟持した第
    1、第2のカバーと、これらの第1または第2のカバー
    の少なくとも一方の振動板とは反対側面に設けた第1、
    第2の外部電極とを備え、前記振動板は前記第1、第2
    のカバーによる挟持部内方に舌片状の振動部を有し、こ
    の振動部の表、裏面には励振用電極を形成し、これらの
    表、裏面の励振用電極からはそれぞれ振動部の根元部分
    を介してリード電極を引出し、これら表、裏のリード電
    極の一方は第1の接続部を形成し、他方のリード電極は
    前記一方のリード電極側に貫通後第2の接続部を形成
    し、これらの第1、第2の接続部は第1あるいは第2の
    カバーの貫通孔内面に設けた導電体を介してそれぞれ前
    記第1、第2の外部電極と導通させ、前記導電体の表面
    に半田膜を形成し、更にこの半田膜上に前記外部電極を
    形成した振動子。
  2. 【請求項2】 外部電極が導電性樹脂ペーストを印刷し
    て構成された請求項1記載の振動子。
  3. 【請求項3】 振動子のエッジ部分をバレル研磨により
    削り丸みを形成した請求項1記載の振動子。
  4. 【請求項4】 導電体がCrを下地にしてCu,Auの
    順で形成された請求項1記載の振動子。
  5. 【請求項5】 導電体がCrを下地にしてCuで形成さ
    れた請求項1記載の振動子。
JP13333495A 1995-05-31 1995-05-31 振動子 Pending JPH08330893A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100492468B1 (ko) * 2002-10-25 2005-06-03 현대하이텍 주식회사 수정 발진기 및 그 제조방법
JP2009094806A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Epson Toyocom Corp 圧電デバイスおよびその製造方法
JP2011210906A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Seiko Instruments Inc 電子部品およびその製造方法
JP2013026810A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電振動片、圧電デバイス、及び圧電デバイスの製造方法
JP2013138443A (ja) * 2013-01-21 2013-07-11 Seiko Epson Corp 振動デバイス
JP2013157831A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶振動片及び水晶デバイス

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