JPH08330856A - フィードフォワード型歪補償回路 - Google Patents

フィードフォワード型歪補償回路

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JPH08330856A
JPH08330856A JP7135079A JP13507995A JPH08330856A JP H08330856 A JPH08330856 A JP H08330856A JP 7135079 A JP7135079 A JP 7135079A JP 13507995 A JP13507995 A JP 13507995A JP H08330856 A JPH08330856 A JP H08330856A
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JP
Japan
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signal
auxiliary
main
transmission system
amplitude
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JP7135079A
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English (en)
Inventor
Kenichi Takai
謙一 高井
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高周波帯で使用される線型増巾器の歪成分を
検出し、検出した歪成分を除去するに好適なフィードフ
ォーワッド型歪補償回路を提供する。 【構成】 信号100と第1パイロット信号102とを
結合した信号を2系統に分け、一方を主増幅器48で増
幅し、増幅した信号を第2パイロット信号104ととも
に遅延線52からの信号と合成して主増幅器48の歪成
分を検出し、検出した歪成分を補助増幅器60で増幅し
た後遅延線55からの信号と合成して歪成分を除去す
る。このとき、補助増幅器60の入力側で受信機63に
より第1パイロット信号102のレベルを、出力側で受
信機64により第2パイロット信号のレベルを検出し、
各検出レベルが最小となるように、可変減衰器46、可
変移相器47、可変減衰器58、可変移相器59を調整
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィードフォワード型
歪補償回路に係わり、詳細には高周波帯で使用される線
形増幅器の歪成分を検出し、検出した歪成分を除去する
に好適なフィードフォワード型歪補償回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィードフォワード型歪補償回路
としては、例えば、特開平1─198809号、特開平
4─70203号および特開平4─83406号公報に
記載されているものが知られている。
【0003】従来のこの種のフィードフォワード型歪補
償回路においては、図7に示すような回路構成が採用さ
れている。
【0004】図7は、従来のフィードフォワード型歪補
償回路の基本構成の一例を示すブロック図である。図7
において、フィードフォワード型歪補償回路は、主増幅
器7の歪成分を検出する歪検出回路1、主増幅器7の歪
成分を除去するための歪検出回路2を備えて構成されて
おり、歪検出回路1が入力端子3に接続され、歪除去回
路2が出力端子7に接続されている。歪検出回路1は電
力分配器4、可変減衰器5、可変移相器6、電力分配器
8、可変減衰器9、遅延線10、電力合成器11を備え
て構成されており、歪検出回路2は、遅延線12、可変
減衰器14、可変移相器15、補助増幅器16、電力合
成器13を備えて構成されている。なお、電力分配器
8、可変減衰器9、電力合成器11も歪除去回路2の一
要素として構成されている。
【0005】図7に示すフィードフォワード型歪補償回
路において、入力端子3から高周波帯の信号が入力され
ると、この入力信号は電力分配器4により2系統に分配
され、一方の信号が可変減衰器5、可変移相器6、主増
幅器7を介して伝送し、他方の信号が遅延線10を介し
て伝送する。このとき主増幅器7で増幅された信号であ
って歪を伴った信号は電力分配器8によって2系統に分
配され、一方の信号が遅延線12を介して電力合成器1
3側へ伝送され、他方の信号が可変減衰器9を介して電
力合成器11へ伝送される。このとき、電力分配器4に
よって分配された信号のうち主増幅器7側へ伝送される
信号は、遅延線10を伝送される信号と振幅、遅延量が
等しく、かつ位相が逆相となるように、可変減衰器5と
可変移相器6によって調整される。このような調整が行
われると、電力合成器11から可変減衰器14側へ出力
される信号は、主増幅器7、可変減衰器9を伝送する信
号と遅延線10を伝送する信号の差成分を示すことにな
る。すなわち、可変減衰器5、可変移相器6が上述した
ように調整されると、電力合成器11から出力される信
号の差成分は、主増幅器7で発生した非線形歪成分のみ
となる。
【0006】一方、主増幅器7で増幅された信号のうち
電力分配器8によって分配された信号は遅延線12を介
して伝送され、電力合成器13で補助増幅器16からの
信号と合成される。補助増幅器16には、電力合成器1
1の出力信号が可変減衰器14、可変移相器15を介し
て入力されている。そして補助増幅器16で増幅された
信号が電力合成器13で遅延線12からの信号と合成さ
れ、出力端子17へ出力される。このとき、補助増幅器
16で増幅される信号は、遅延線12を伝送する信号と
の伝達特性が互いに振幅、遅延量に関して等しく、位相
に関して逆相となるように、可変減衰器14、可変移相
器15で調整される。ここで、補助増幅器16を伝送す
る信号は、歪検出回路1で検出された主増幅器7の出力
信号の歪成分であるので、電力合成器13では、主増幅
器7の非線形歪成分を含む出力信号と、主増幅器7の非
線形歪成分とは逆相で等振幅の信号とを合成することに
なる。このため、歪検出回路1と歪除去回路2全体で
は、主増幅器7の歪成分が相殺されることになる。
【0007】このように、フィードフォワード型歪補償
回路を用いれば、主増幅器7の歪成分を相殺することが
できる。そして、フィードフォワード型歪補償回路の歪
補償性能を大きく左右するのが、歪検出回路1における
可変減衰器5と可変移相器6の調整精度および歪除去回
路2における可変減衰器14と可変移相器15の調整精
度である。しかし、各機器の調整精度を保にも、上述し
たような条件を満たすような平衡状態に各機器を維持す
るのは容易ではない。仮に、初期制御によってこれらの
調整を完全にしたとしても、環境温度の変化、供給電源
電圧の微小変動、入力電力の変化、経年変化などにより
主増幅器7の特性が変化するため、歪検出回路1および
歪み除去回路2の伝達特性の変化に追従することは困難
である。
【0008】そこで、例えば、図8に示すように(特開
平1─198809号公報参照)、発振器18から方向
性結合器19を介して歪み検出回路1の入力側に第1パ
イロット信号を注入するとともに、発振器20から方向
性結合器21を介して主増幅器7の出力側に第2パイロ
ット信号を注入し、補助増幅器16の出力側で方向性結
合器22を介して受信機23により歪検出回路1の残留
第1パイロット信号のレベルを検出し、電力合成器13
の出力側で方向性結合器24を介して受信機25により
歪除去回路2の残留第2パイロット信号のレベルを検出
し、各受信機23、25の検出レベルを最小とするため
の制御信号を制御回路26で生成し、この制御信号に従
って可変減衰器5、可変移相器6を調整するとともに可
変減衰器14と可変移相器15を調整するようにしたも
のが提案されている。
【0009】また、図9(特開平40─70203号公
報と特開平4─83406号公報参照)に示されるよう
に、図8に示す要素に加えて、可変減衰器28、可変移
相器28、第3増幅器29、方向性結合器30、31、
受信機32を設け、さらに方向性結合器22を電力合成
器11の出力側に挿入し、各受信機23、25、32で
検出されたパイロット信号のレベルが最小となるような
制御信号を制御回路26で生成し、生成した制御信号に
従って、可変減衰器5と可変移相器6、可変減衰器14
と可変移相器15、可変減衰器27と可変移相器28を
それぞれ調整するようにしたものが提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術のう
ち図8に示すものは、第1パイロット信号のレベルを検
出する回路が補助増幅器16の出力側に設けられている
ため、歪除去回路2の振幅制御を行うたびに、第1パイ
ロット信号の検出レベルが変化するという問題点があ
る。さらに、歪検出回路1の制御が不完全であると、補
助増幅器16に残留キャリア成分が入力され、補助増幅
器16が飽和して第1パイロット信号のレベルを正確に
検出できなくなり、制御が不能に陥る恐れがあるという
問題点がある。
【0011】一方、図9に示す後者のものは、図8に示
す前者の問題点を解消することはできるが、パイロット
信号を除去するための手段として、可変減衰器27、可
変移相器28、第3増幅器29、方向性結合器30、3
1、受信機32というような付加回路が必要となり、回
路構成が複雑になるとともに装置が大型化するという問
題点がある。
【0012】そこで本発明の目的は、パイロット信号を
除去するための回路を設けることなく、主増幅器の歪成
分を精度よく検出し、検出した歪成分を高精度に除去す
ることができるフィードフォワード型歪補償回路を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)入力信号を増幅する主増幅器を含む主信号伝
送系に属し主信号伝送系を伝送する信号の振幅を主振幅
制御信号に従って調整する主振幅調整手段と、(ロ)主
信号伝送系を伝送する信号の位相を主位相制御信号に従
って調整する主位相調整手段と、(ハ)主信号伝送系の
入力側と出力側とを結ぶバイパス経路を構成してバイパ
ス経路を伝送する信号を遅延させる主遅延手段と、
(ニ)主信号伝送系とバイパス経路の出力側に接続され
て補助信号伝送系を構成し主信号伝送系とバイパス経路
からの信号を増幅する補助増幅器と、(ホ)補助信号伝
送系に属し補助信号伝送系を伝送する信号の振幅を補助
振幅制御信号に従って調整する補助振幅調整手段と、
(ヘ)補助信号伝送系に属し補助信号伝送系を伝送する
信号の位相を補助位相制御信号に従って調整する補助位
相調整手段と、(ト)補助信号伝送系の入力側と出力側
とを結ぶ補助バイパス経路を構成して補助バイパス経路
を伝送する信号を遅延させる補助遅延手段と、(チ)主
信号伝送系の入力側に第1パイロット信号を注入する第
1パイロット信号注入手段と、(リ)主信号伝送系の出
力側に第2パイロット信号を注入する第2パイロット信
号注入手段と、(ヌ)補助信号伝送系の入力側で第1パ
イロット信号のレベルを検出する第1レベル検出手段
と、(ル)補助信号伝送系の出力側で第2パイロット信
号のレベルを検出する第2レベル検出手段と、(オ)第
1レベル検出手段の検出レベルに従った主振幅制御信号
と主位相制御信号を生成して主振幅制御信号を主振幅調
整手段へ出力し主位相制御信号を主位相調整手段へ出力
する主制御手段と、(ワ)第2レベル検出手段の検出レ
ベルに従った補助振幅制御信号と補助位相制御信号を生
成して補助振幅制御信号を補助振幅調整手段へ出力し補
助位相制御信号を補助位相調整手段へ出力する補助制御
手段とをフィードフォワード型歪補償回路に具備させ
る。
【0014】すなわち請求項1記載の発明では、主信号
伝送系の伝送する信号とバイパス経路を伝送する信号の
差成分を補助信号伝送系の入力側で検出し、補助信号伝
送系を伝送した信号と補助バイパス経路を伝送した信号
とを合成して歪成分を相殺するに際して、主信号伝送系
および補助信号伝送系における振幅、位相制御の不完全
性を検出するために、主信号伝送系の入力側に第1パイ
ロット信号を注入し、主信号伝送系の出力側に第2パイ
ロット信号を注入し、補助信号伝送系の入力側で第1パ
イロット信号のレベルを検出し、補助信号伝送系の出力
側で第2パイロット信号のレベルを検出し、各検出レベ
ルに従って、主信号伝送系の主振幅調整手段と主位相調
整手段を調整するともに、補助信号伝送系の補助振幅調
整手段と補助位相調整手段を調整するようにしたことを
特徴としている。
【0015】請求項2記載の発明では、(イ)入力信号
を増幅する主増幅器を含む主信号伝送系に属し主信号伝
送系を伝送する信号の振幅を主振幅制御信号に従って調
整する主振幅調整手段と、(ロ)主信号伝送系を伝送す
る信号の位相を主位相制御信号に従って調整する主位相
調整手段と、(ハ)主信号伝送系の入力側と出力側とを
結ぶバイパス経路を構成してバイパス経路を伝送する信
号を遅延させる主遅延手段と、(ニ)主信号伝送系とバ
イパス経路の出力側に接続されて補助信号伝送系を構成
し主信号伝送系とバイパス経路からの信号を増幅する補
助増幅器と、(ホ)補助信号伝送系に属し補助信号伝送
系を伝送する信号の振幅を補助振幅制御信号に従って調
整する補助振幅調整手段と、(ヘ)補助信号伝送系に属
し補助信号伝送系を伝送する信号の位相を補助位相制御
信号に従って調整する補助位相調整手段と、(ト)補助
信号伝送系の入力側と出力側とを結ぶ補助バイパス経路
を構成して補助バイパス経路を伝送する信号を遅延させ
る補助遅延手段と、(チ)主信号伝送系の入力側に第1
パイロット信号を注入する第1パイロット信号注入手段
と、(リ)主信号伝送系の出力側に第2パイロット信号
を注入する第2パイロット信号注入手段と、(ヌ)補助
信号伝送系の入力側で第1パイロット信号のレベルを検
出する第1レベル検出手段と、(ル)補助信号伝送系の
出力側で第2パイロット信号のレベルを検出する第2レ
ベル検出手段と、(オ)第1レベル検出手段の検出レベ
ルを最小にするための主振幅制御信号と主位相制御信号
を生成して主振幅制御信号を主振幅調整手段へ出力し主
位相制御信号を主位相調整手段へ出力する主制御手段
と、(ワ)第2レベル検出手段の検出レベルを最小にす
るための補助振幅制御信号と補助位相制御信号を生成し
て補助振幅制御信号を補助振幅調整手段へ出力し補助位
相制御信号を補助位相調整手段へ出力する補助制御手段
とをフィードフォワード型歪補償回路に具備させる。
【0016】すなわち請求項2記載の発明では、主信号
伝送系の伝送する信号とバイパス経路を伝送する信号の
差成分を補助信号伝送系の入力側で検出し、補助信号伝
送系を伝送した信号と補助バイパス経路を伝送した信号
とを合成して歪成分を相殺するに際して、主信号伝送系
および補助信号伝送系における振幅、位相制御の不完全
性を検出するために、主信号伝送系の入力側に第1パイ
ロット信号を注入し、主信号伝送系の出力側に第2パイ
ロット信号を注入し、補助信号伝送系の入力側で第1パ
イロット信号のレベルを検出し、補助信号伝送系の出力
側で第2パイロット信号のレベルを検出し、各検出レベ
ルが最小となるように、主信号伝送系の主振幅調整手段
と主位相調整手段を調整するともに、補助信号伝送系の
補助振幅調整手段と補助位相調整手段を調整するように
したことを特徴としている。
【0017】請求項3記載の発明では、(イ)入力信号
を増幅する主増幅器を含む主信号伝送系の入力側と出力
側とを結ぶバイパス経路を構成してバイパス経路を伝送
する信号を遅延させる主遅延手段と、(ロ)バイパス経
路に属しバイパス経路を伝送する信号の振幅を主振幅制
御信号に従って調整する主振幅調整手段と、(ハ)バイ
パス経路に属しバイパス経路を伝送する信号の位相を主
位相制御信号に従って調整する主位相調整手段と、
(ニ)主信号伝送系とバイパス経路の出力側に接続され
て補助信号伝送系を構成し主信号伝送系とバイパス経路
からの信号を増幅する補助増幅器と、(ホ)補助信号伝
送系に属し補助信号伝送系を伝送する信号の振幅を補助
振幅制御信号に従って調整する補助振幅調整手段と、
(ヘ)補助信号伝送系に属し補助信号伝送系を伝送する
信号の位相を補助位相制御信号に従って調整する補助位
相調整手段と、(ト)補助信号伝送系の入力側と出力側
とを結ぶ補助バイパス経路を構成して補助バイパス経路
を伝送する信号を遅延させる補助遅延手段と、(チ)主
信号伝送系の入力側に第1パイロット信号を注入する第
1パイロット信号注入手段と、(リ)主信号伝送系の出
力側に第2パイロット信号を注入する第2パイロット信
号注入手段と、(ヌ)補助信号伝送系の入力側で第1パ
イロット信号のレベルを検出する第1レベル検出手段
と、(ル)補助信号伝送系の出力側で第2パイロット信
号のレベルを検出する第2レベル検出手段と、(オ)第
1レベル検出手段の検出レベルを最小にするための主振
幅制御信号と主位相制御信号を生成して主振幅制御信号
を主振幅調整手段へ出力し主位相制御信号を主位相調整
手段へ出力する主制御手段と、(ワ)第2レベル検出手
段の検出レベルを最小にするための補助振幅制御信号と
補助位相制御信号を生成して補助振幅制御信号を補助振
幅調整手段へ出力し補助位相制御信号を補助位相調整手
段へ出力する補助制御手段とをフィードフォワード型歪
補償回路に具備させる。
【0018】すなわち請求項3記載の発明では、主信号
伝送系の伝送する信号とバイパス経路を伝送する信号の
差成分を補助信号伝送系の入力側で検出し、補助信号伝
送系を伝送した信号と補助バイパス経路を伝送した信号
とを合成して歪成分を相殺するに際して、主信号伝送系
および補助信号伝送系における振幅、位相制御の不完全
性を検出するために、主信号伝送系の入力側に第1パイ
ロット信号を注入し、主信号伝送系の出力側に第2パイ
ロット信号を注入し、補助信号伝送系の入力側で第1パ
イロット信号のレベルを検出し、補助信号伝送系の出力
側で第2パイロット信号のレベルを検出し、各検出レベ
ルが最小となるように、バイパス経路の主振幅調整手段
と主位相調整手段を調整するともに、補助信号伝送系の
補助振幅調整手段と補助位相調整手段を調整するように
したことを特徴としている。
【0019】請求項4記載の発明では、(イ)入力信号
を増幅する主増幅器を含む主信号伝送系に属し主信号伝
送系を伝送する信号の振幅を主振幅制御信号に従って調
整する主振幅調整手段と、(ロ)主信号伝送系を伝送す
る信号の位相を主位相制御信号に従って調整する主位相
調整手段と、(ハ)主信号伝送系の入力側と出力側とを
結ぶバイパス経路を構成してバイパス経路を伝送する信
号を遅延させる主遅延手段と、(ニ)主信号伝送系とバ
イパス経路の出力側に接続されて補助信号伝送系を構成
し主信号伝送系とバイパス経路からの信号を増幅する補
助増幅器と、(ホ)補助信号伝送系の入力側と出力側と
を結ぶ補助バイパス経路を構成して補助バイパス経路を
伝送する信号を遅延させる補助遅延手段と、(ヘ)補助
バイパス経路に属し補助バイパス経路を伝送する信号の
振幅を補助振幅制御信号に従って調整する補助振幅調整
手段と、(ト)補助バイパス経路に属し補助バイパス経
路を伝送する信号の位相を補助位相制御信号に従って調
整する補助位相調整手段と、(チ)主信号伝送系の入力
側に第1パイロット信号を注入する第1パイロット信号
注入手段と、(リ)主信号伝送系の出力側に第2パイロ
ット信号を注入する第2パイロット信号注入手段と、
(ヌ)補助信号伝送系の入力側で第1パイロット信号の
レベルを検出する第1レベル検出手段と、(ル)補助信
号伝送系の出力側で第2パイロット信号のレベルを検出
する第2レベル検出手段と、(オ)第1レベル検出手段
の検出レベルを最小にするための主振幅制御信号と主位
相制御信号を生成して主振幅制御信号を主振幅調整手段
へ出力し主位相制御信号を主位相調整手段へ出力する主
制御手段と、(ワ)第2レベル検出手段の検出レベルを
最小にするための補助振幅制御信号と補助位相制御信号
を生成して補助振幅制御信号を補助振幅調整手段へ出力
し補助位相制御信号を補助位相調整手段へ出力する補助
制御手段とをフィードフォワード型歪補償回路に具備さ
せる。
【0020】すなわち請求項4記載の発明では、主信号
伝送系の伝送する信号とバイパス経路を伝送する信号の
差成分を補助信号伝送系の入力側で検出し、補助信号伝
送系を伝送した信号と補助バイパス経路を伝送した信号
とを合成して歪成分を相殺するに際して、主信号伝送系
および補助信号伝送系における振幅、位相制御の不完全
性を検出するために、主信号伝送系の入力側に第1パイ
ロット信号を注入し、主信号伝送系の出力側に第2パイ
ロット信号を注入し、補助信号伝送系の入力側で第1パ
イロット信号のレベルを検出し、補助信号伝送系の出力
側で第2パイロット信号のレベルを検出し、各検出レベ
ルが最小となるように、主信号伝送系の主振幅調整手段
と主位相調整手段を調整するともに、補助バイパス経路
の補助振幅調整手段と補助位相調整手段を調整するよう
にしたことを特徴としている。
【0021】請求項5記載の発明では、(イ)第1レベ
ル検出手段と第2レベル検出手段の代わりに、補助信号
伝送系の入力側から第1パイロット信号を受けるととも
に補助信号伝送系の出力側から第2パイロット信号を受
け第1パイロット信号と第2パイロット信号とを交互に
選択し選択したパイロット信号のレベルを検出する第3
レベル検出手段を具備し、(ロ)主制御手段は、第3レ
ベル検出手段の検出による第1パイロット信号の検出レ
ベルを最小にするための主振幅制御信号と主位相制御信
号を生成して主振幅制御信号を主振幅調整手段へ出力し
主位相制御信号を主位相調整手段へ出力してなり、
(ハ)補助制御手段は、第3レベル検出手段の検出によ
る第2パイロット信号の検出レベルを最小にするための
補助振幅制御信号と補助位相制御信号を生成して補助振
幅制御信号を補助振幅調整手段へ出力し補助位相制御信
号を補助位相調整手段へ出力してなることを特徴として
いる。
【0022】請求項6記載の発明では、第1パイロット
信号注入手段と第2パイロット信号注入手段は、(イ)
第1パイロット信号と第2パイロット信号とを交互に発
生するパイロット信号発生手段と、(ロ)パイロット信
号発生手段から発生する第1パイロット信号と第2パイ
ロット信号とを交互に選択し選択した第1パイロット信
号を主信号伝送系の入力側に出力し第2パイロット信号
を主信号伝送系の出力側に出力するパイロット信号選択
手段とを具備することを特徴としている。
【0023】
【実施例】以下実施例に付き本発明を詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例におけるフィード
フォワード型歪補償回路の全体構成を示したものであ
る。図1において、フィードフォワード型歪補償回路は
主増幅器48の歪成分を検出するための歪検出回路40
と主増幅器48の歪成分を除去するための歪除去回路4
1を備えており、歪検出回路40の入力側が方向性結合
器43を介して入力端子42に接続され、歪除去回路4
1の出力側が方向性結合器61を介して出力端子62に
接続されている。歪検出回路40は、主増幅器48を主
要素とする主信号伝送系に属するものとして電力分配器
45、可変減衰器46、可変移相器46、方向性結合器
50、電力分配器51を備えており、主信号伝送系の入
力側と出力側とを結ぶバイパス経路に属するものとし
て、遅延線52、可変減衰器53、電力合成器54を備
えて構成されている。
【0025】電力分配器45には、入力端子42に印加
された高周波帯の信号100が方向性結合器43を介し
て入力されているとともに、第1パイロット信号注入手
段としての発振器44から出力される第1パイロット信
号102が方向性結合器43を介して入力されている。
電力分配器45は入力された信号を2系統に分配し、一
方の信号を可変減衰器46側へ出力し、他方の信号を遅
延線52側へ出力するようになっている。可変減衰器4
6は入力信号の振幅を制御回路65からの主振幅制御信
号200に従って調整する主振幅調整手段として構成さ
れている。可変移相器47は入力信号の位相を制御回路
65からの主位相制御信号202に従って調整する主位
相調整手段として構成されている。可変移相器47で調
整された信号は主増幅器48で増幅された後方向性結合
器50へ出力される。方向性結合器50には、第2パイ
ロット信号注入手段としての発振器49から第2パイロ
ット信号104が入力されており、方向性結合器50で
結合された信号が電力分配器51に入力されている。電
力分配器51に入力された信号は2系統の信号に分配さ
れ、一方の信号が遅延線55に出力され、他方の信号が
可変減衰器53を介して電力合成器54へ出力される。
電力合成器54では遅延線52を伝送した信号と可変減
衰器53を伝送した信号とを合成し、合成した信号を出
力するようになっている。
【0026】歪除去回路41は、補助増幅器60ととも
に補助信号伝送系に属するものとして方向性結合器5
7、可変減衰器58、可変移相器59を備えているとと
もに、補助バイパス経路を構成する要素として電力分配
器51、可変減衰器53、電力合成器56を備えてい
る。そして方向性結合器57が受信機63に接続され、
方向性結合器61が受信機64に接続され、各受信機6
3、64がそれぞれ制御回路65に接続されている。可
変減衰器58は電力合成器54で合成された信号を方向
性結合器57を介して取り込み、この信号の振幅を制御
回路65からの補助振幅制御信号204に従って調整す
る補助振幅調整手段として構成されている。可変移相器
59は、可変調整器58からの信号の位相を制御回路6
5からの補助位相制御信号206に従って調整する補助
位相調整手段として構成されている。
【0027】可変移相器59で調整された信号は補助増
幅器60で増幅された後、電力合成器56で遅延線55
を伝送した信号と合成され、方向性結合器61を介して
出力端子62へ出力される。このとき第1パイロット信
号102のレベルが受信機63で検出され、第2パイロ
ット信号104のレベルが受信機64で検出され、各受
信機63、64の検出レベルを最小にするための制御信
号200〜206が制御回路64で生成されるようにな
っている。すなわち制御回路65は、際1パイロット信
号102と第2パイロット信号104の検出レベルを最
小にするための主振幅制御信号200と主位相制御信号
202を生成する主制御手段を構成するとともに、補助
振幅制御信号204と補助位相制御信号206を生成す
る補助制御手段を構成するようになっている。
【0028】上記構成において、入力端子62に高周波
帯の信号100が入力されると、この信号100は方向
性結合器43で第1パイロット信号102と結合された
後、電力分配器45に入力される。電力分配器45に入
力された信号は主信号伝送系を伝送する信号とバイパス
経路を伝送する信号とに分配される。主信号伝送系を伝
送する信号は可変減衰器46で振幅が調整され、可変移
相器47で位相が調整され、振幅と位相が調整された信
号が主増幅器68で増幅された後方向性結合器50を介
して電力分配器51へ出力される。電力分配器51に入
力された信号は2系統の信号に分配され、一方の信号が
遅延線55へ出力され、他方の信号は可変減衰器53を
介して電力合成器54へ出力される。電力合成器54で
は、可変減衰器54から入力された信号と遅延線52を
介して入力された信号とが合成される。このとき、可変
減衰器46と可変移相器47は、遅延線52を伝送する
信号の成分のうち振幅、遅延量に関して等しく逆位相と
なる条件に従って調整されるため、電力合成器54から
は主増幅器48で発生した歪成分のみが検出される。
【0029】さらに第1パイロット信号102も主信号
伝送系とバイパス経路を伝送するため、受信機63では
残留第1パイロット信号102のレベルを検出するこが
できる。また、この残留第1パイロット信号102のレ
ベルが最小となるように可変減衰器46と可変移相器4
7が調整されるため、主増幅器48が発生した歪成分を
精度よく検出することができる。さらに、補助増幅器6
0の入力側で残留残留第1パイロット信号102のレベ
ルを検出しているため、可変減衰器46と可変移相器4
7の調整が不完全によって補助増幅器60が飽和した
り、可変減衰器58による振幅制御が行われたりした場
合でも、これらの影響を受けることなく残留第1パイロ
ット信号102のレベルを正確に検出することができ
る。
【0030】一方、電力合成器54で合成された信号
(主増幅器48で発生した歪成分のみを示す信号)は可
変減衰器58で振幅が調整され、可変移相器59で位相
が調整された後、補助増幅器60で増幅され、電力合成
器56において遅延線55を伝送した信号と合成され
る。そして合成された信号は方向性結合器61を介して
出力端子62へ出力される。このとき、補助バイパス経
路を伝送する信号の伝達特性と補助信号伝送系を伝送す
る伝達特性のうち振幅、遅延量が互いに等しく、位相が
逆相となる条件で可変減衰器58と可変移相器59が調
整されるため、主増幅器48で発生した歪成分が除去さ
れ、電力合成器56からは増幅信号のみが出力されるこ
とになる。また第2パイロット信号104も補助バイパ
ス経路と補助信号伝送系を伝送して電力合成器56で合
成されるため、受信機64により残留第2パイロット信
号104のレベルを精度よく検出することができる。そ
してこの検出レベルが最小となるように可変減衰器58
と可変移相器59が調整されるため、電力合成器56か
らは歪成分が精度よく除去された増幅信号のみが出力さ
れることになる。
【0031】本実施例によれば、第1パイロット信号1
02のレベルを補助増幅器60の入力側で行っているた
め、可変減衰器46、可変移相器47の調整が不完全に
よって補助増幅器60が飽和したり、可変減衰器58に
よる振幅制御が行なわれたりした場合でもこれらの影響
を受けることなく、残留第1パイロット信号102のレ
ベルを精度よく検出することができる。また、第1パイ
ロット信号102と第2パイロット信号104の検出レ
ベルを最小とするように、可変減衰器46、可変移相器
47、可変減衰器58、可変移相器59を調整している
ため、主増幅器48の非線形歪成分を精度よく検出し、
検出した歪成分を精度よく除去することができる。さら
に、第1パイロット信号102として低レベルの信号を
用いると、主増幅器48の歪み成分を補償した歪成分の
レベルと第1パイロット信号102のレベルを同等にす
ることができ、パイロット信号を除去するための回路が
不要となり、回路構成を簡素化することができる。
【0032】実施例においては、可変減衰器46、可変
移相器47を主信号伝送系に設けたものについて述べた
が、図2示すように、可変減衰器46、可変移相器47
を遅延線52の線路中に設けることもできる。また、図
3に示すように、可変減衰器58、可変移相器59を遅
延線55の線路中に設けることもできる。また可変減衰
器46、可変移相器47のうち一方のみを遅延線52の
線路中に設けることも可能であり、可変減衰器58、可
変移相器59のうち一方のみを遅延線55の線路中に設
けることも可能である。
【0033】また実施例においては、パイロット信号を
発生するための発振器として2個の発振器44、49
を,設けたものについて述べたが、図4に示すように、
第1パイロット信号102と第2パイロット信号104
を交互に発生するパイロット信号発生手段としての発振
器66を設けるとともに、発振器66から発生する第1
パイロット信号102と第2パイロット信号104を交
互に選択するパイロット信号選択手段としての信号切替
器67を設け、第1パイロット信号102を方向結合器
47へ出力し、第2パイロット信号104を方向性結合
器50へ出力するようにすることもできる。この場合に
は、発振器を1台とすることができる。
【0034】また図5に示すように、受信機63、64
の代わりに、第3レベル検出手段として、信号切替器6
8と受信器69を設け、信号切替器68により、第1パ
イロット信号102と第2パイロット信号104とを交
互に選択し、選択した第1パイロット信号102と第2
パイロット信号104のレベルを受信機69で検出する
ようにしても実施例と同様な効果を得ることができる。
この場合、受信機を1台で構成することができる。
【0035】さらに、図4と図5の実施例を組み合わせ
たものとして、図6に示すように、発振器として単一の
発振器66を設けるとともに、信号切替器67を設け、
さらに受信機として単一の受信機69を設けるととも
に、信号切替器68を設ける構成によっても、実施例と
同様な効果を得ることができる。この場合では、発振器
と受信機をともに1台で構成することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、第1パイロット信号のレベルを補助増幅器の
入力側で行っているため、主振幅調整手段、主移相調整
手段の調整が不完全によって補助増幅器が飽和したり、
補助振幅調整手段による振幅制御が行なわれたりした場
合でもこれらの影響を受けることなく、残留第1パイロ
ット信号のレベルを精度よく検出することができる。ま
た、第1パイロット信号と第2パイロット信号の検出レ
ベルに従って、主振幅調整手段、主移相調整手段、補助
振幅調整手段、補助移相調整手段を調整しているため、
主増幅器の非線形歪成分を精度よく検出し、検出した歪
成分を精度よく除去することができる。
【0037】また、請求項2記載の発明によれば、第1
パイロット信号のレベルを補助増幅器の入力側で行って
いるため、主振幅調整手段、主移相調整手段の調整が不
完全によって補助増幅器が飽和したり、補助振幅調整手
段による振幅制御が行なわれたりした場合でもこれらの
影響を受けることなく、残留第1パイロット信号のレベ
ルを精度よく検出することができる。また、第1パイロ
ット信号と第2パイロット信号の検出レベルが最小とな
るように、主振幅調整手段、主移相調整手段、補助振幅
調整手段、補助移相調整手段を調整しているため、主増
幅器の非線形歪成分を精度よく検出し、検出した歪成分
を精度よく除去することができる。
【0038】また、請求項3記載の発明によれば、第1
パイロット信号のレベルを補助増幅器の入力側で行って
いるため、主振幅調整手段、主移相調整手段の調整が不
完全によって補助増幅器が飽和したり、補助振幅調整手
段による振幅制御が行なわれたりした場合でもこれらの
影響を受けることなく、残留第1パイロット信号のレベ
ルを精度よく検出することができる。また、第1パイロ
ット信号と第2パイロット信号の検出レベルが最小とな
るように、主振幅調整手段、主移相調整手段、補助振幅
調整手段、補助移相調整手段を調整しているため、主増
幅器の非線形歪成分を精度よく検出し、検出した歪成分
を精度よく除去することができる。
【0039】さらに、請求項4記載の発明によれば、第
1パイロット信号のレベルを補助増幅器の入力側で行っ
ているため、主振幅調整手段、主移相調整手段の調整が
不完全によって補助増幅器が飽和したり、補助振幅調整
手段による振幅制御が行なわれたりした場合でもこれら
の影響を受けることなく、残留第1パイロット信号のレ
ベルを精度よく検出することができる。また、第1パイ
ロット信号と第2パイロット信号の検出レベルが最小と
なるように、主振幅調整手段、主移相調整手段、補助振
幅調整手段、補助移相調整手段を調整しているため、主
増幅器の非線形歪成分を精度よく検出し、検出した歪成
分を精度よく除去することができる。
【0040】また、請求項5記載の発明によれば、パイ
ロット検出手段を単一のもので構成することができる。
【0041】また、請求項6記載の発明によれば、パイ
ロット検出手段とパイロット信号注入手段をそれぞれ単
一のもので構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるフィードフォワー
ド型歪補償回路の回路構成図である。
【図2】本発明の第2実施例におけるフィードフォワー
ド型歪補償回路の回路構成図である。
【図3】本発明の第3実施例におけるフィードフォワー
ド型歪補償回路の回路構成図である。
【図4】本発明の第4実施例におけるフィードフォワー
ド型歪補償回路の回路構成図である。
【図5】本発明の第5実施例におけるフィードフォワー
ド型歪補償回路の回路構成図である。
【図6】本発明の第6実施例におけるフィードフォワー
ド型歪補償回路の回路構成図である。
【図7】フィードフォワード型歪補償回路の基本構成図
である。
【図8】従来例の回路構成図である。
【図9】他の従来例の回路構成図である。
【符号の説明】
40 歪検出回路 41 歪除去回路 44 発振器 46 可変減衰器 47 可変移相器 48 主増幅器 49 発振器 52 遅延線 54 電力構成器 55 遅延線 56 電力構成器 58 可変減衰器 59 可変移相器 60 補助増幅器 63、64 受信機 65 制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を増幅する主増幅器を含む主信
    号伝送系に属し前記主信号伝送系を伝送する信号の振幅
    を主振幅制御信号に従って調整する主振幅調整手段と、 前記主信号伝送系を伝送する信号の位相を主位相制御信
    号に従って調整する主位相調整手段と、 前記主信号伝送系の入力側と出力側とを結ぶバイパス経
    路を構成して前記バイパス経路を伝送する信号を遅延さ
    せる主遅延手段と、 前記主信号伝送系と前記バイパス経路の出力側に接続さ
    れて補助信号伝送系を構成し前記主信号伝送系と前記バ
    イパス経路からの信号を増幅する補助増幅器と、 前記補助信号伝送系に属し前記補助信号伝送系を伝送す
    る信号の振幅を補助振幅制御信号に従って調整する補助
    振幅調整手段と、 前記補助信号伝送系に属し前記補助信号伝送系を伝送す
    る信号の位相を補助位相制御信号に従って調整する補助
    位相調整手段と、 前記補助信号伝送系の入力側と出力側とを結ぶ補助バイ
    パス経路を構成して前記補助バイパス経路を伝送する信
    号を遅延させる補助遅延手段と、 前記主信号伝送系の入力側に第1パイロット信号を注入
    する第1パイロット信号注入手段と、 前記主信号伝送系の出力側に第2パイロット信号を注入
    する第2パイロット信号注入手段と、 前記補助信号伝送系の入力側で前記第1パイロット信号
    のレベルを検出する第1レベル検出手段と、 前記補助信号伝送系の出力側で前記第2パイロット信号
    のレベルを検出する第2レベル検出手段と、 前記第1レベル検出手段の検出レベルに従った主振幅制
    御信号と主位相制御信号を生成して前記主振幅制御信号
    を前記主振幅調整手段へ出力し前記主位相制御信号を前
    記主位相調整手段へ出力する主制御手段と、 前記第2レベル検出手段の検出レベルに従った補助振幅
    制御信号と補助位相制御信号を生成して前記補助振幅制
    御信号を前記補助振幅調整手段へ出力し前記補助位相制
    御信号を前記補助位相調整手段へ出力する補助制御手段
    とを具備することを特徴とするフィードフォワード型歪
    補償回路。
  2. 【請求項2】 入力信号を増幅する主増幅器を含む主信
    号伝送系に属し前記主信号伝送系を伝送する信号の振幅
    を主振幅制御信号に従って調整する主振幅調整手段と、 前記主信号伝送系を伝送する信号の位相を主位相制御信
    号に従って調整する主位相調整手段と、 前記主信号伝送系の入力側と出力側とを結ぶバイパス経
    路を構成して前記バイパス経路を伝送する信号を遅延さ
    せる主遅延手段と、 前記主信号伝送系と前記バイパス経路の出力側に接続さ
    れて補助信号伝送系を構成し前記主信号伝送系と前記バ
    イパス経路からの信号を増幅する補助増幅器と、 前記補助信号伝送系に属し前記補助信号伝送系を伝送す
    る信号の振幅を補助振幅制御信号に従って調整する補助
    振幅調整手段と、 前記補助信号伝送系に属し前記補助信号伝送系を伝送す
    る信号の位相を補助位相制御信号に従って調整する補助
    位相調整手段と、 前記補助信号伝送系の入力側と出力側とを結ぶ補助バイ
    パス経路を構成して前記補助バイパス経路を伝送する信
    号を遅延させる補助遅延手段と、 前記主信号伝送系の入力側に第1パイロット信号を注入
    する第1パイロット信号注入手段と、 前記主信号伝送系の出力側に第2パイロット信号を注入
    する第2パイロット信号注入手段と、 前記補助信号伝送系の入力側で前記第1パイロット信号
    のレベルを検出する第1レベル検出手段と、 前記補助信号伝送系の出力側で前記第2パイロット信号
    のレベルを検出する第2レベル検出手段と、 前記第1レベル検出手段の検出レベルを最小にするため
    の主振幅制御信号と主位相制御信号を生成して前記主振
    幅制御信号を前記主振幅調整手段へ出力し前記主位相制
    御信号を前記主位相調整手段へ出力する主制御手段と、 前記第2レベル検出手段の検出レベルを最小にするため
    の補助振幅制御信号と補助位相制御信号を生成して前記
    補助振幅制御信号を前記補助振幅調整手段へ出力し前記
    補助位相制御信号を前記補助位相調整手段へ出力する補
    助制御手段とを具備することを特徴とするフィードフォ
    ワード型歪補償回路。
  3. 【請求項3】 入力信号を増幅する主増幅器を含む主信
    号伝送系の入力側と出力側とを結ぶバイパス経路を構成
    して前記バイパス経路を伝送する信号を遅延させる主遅
    延手段と、 前記バイパス経路に属し前記バイパス経路を伝送する信
    号の振幅を主振幅制御信号に従って調整する主振幅調整
    手段と、 前記バイパス経路に属し前記バイパス経路を伝送する信
    号の位相を主位相制御信号に従って調整する主位相調整
    手段と、 前記主信号伝送系と前記バイパス経路の出力側に接続さ
    れて補助信号伝送系を構成し前記主信号伝送系と前記バ
    イパス経路からの信号を増幅する補助増幅器と、 前記補助信号伝送系に属し前記補助信号伝送系を伝送す
    る信号の振幅を補助振幅制御信号に従って調整する補助
    振幅調整手段と、 前記補助信号伝送系に属し前記補助信号伝送系を伝送す
    る信号の位相を補助位相制御信号に従って調整する補助
    位相調整手段と、 前記補助信号伝送系の入力側と出力側とを結ぶ補助バイ
    パス経路を構成して前記補助バイパス経路を伝送する信
    号を遅延させる補助遅延手段と、 前記主信号伝送系の入力側に第1パイロット信号を注入
    する第1パイロット信号注入手段と、 前記主信号伝送系の出力側に第2パイロット信号を注入
    する第2パイロット信号注入手段と、 前記補助信号伝送系の入力側で前記第1パイロット信号
    のレベルを検出する第1レベル検出手段と、 前記補助信号伝送系の出力側で前記第2パイロット信号
    のレベルを検出する第2レベル検出手段と、 前記第1レベル検出手段の検出レベルを最小にするため
    の主振幅制御信号と主位相制御信号を生成して前記主振
    幅制御信号を前記主振幅調整手段へ出力し前記主位相制
    御信号を前記主位相調整手段へ出力する主制御手段と、 前記第2レベル検出手段の検出レベルを最小にするため
    の補助振幅制御信号と補助位相制御信号を生成して前記
    補助振幅制御信号を前記補助振幅調整手段へ出力し前記
    補助位相制御信号を前記補助位相調整手段へ出力する補
    助制御手段とを具備することを特徴とするフィードフォ
    ワード型歪補償回路。
  4. 【請求項4】 入力信号を増幅する主増幅器を含む主信
    号伝送系に属し前記主信号伝送系を伝送する信号の振幅
    を主振幅制御信号に従って調整する主振幅調整手段と、 前記主信号伝送系を伝送する信号の位相を主位相制御信
    号に従って調整する主位相調整手段と、 前記主信号伝送系の入力側と出力側とを結ぶバイパス経
    路を構成して前記バイパス経路を伝送する信号を遅延さ
    せる主遅延手段と、 前記主信号伝送系と前記バイパス経路の出力側に接続さ
    れて補助信号伝送系を構成し前記主信号伝送系と前記バ
    イパス経路からの信号を増幅する補助増幅器と、 前記補助信号伝送系の入力側と出力側とを結ぶ補助バイ
    パス経路を構成して前記補助バイパス経路を伝送する信
    号を遅延させる補助遅延手段と、 前記補助バイパス経路に属し前記補助バイパス経路を伝
    送する信号の振幅を補助振幅制御信号に従って調整する
    補助振幅調整手段と、 前記補助バイパス経路に属し前記補助バイパス経路を伝
    送する信号の位相を補助位相制御信号に従って調整する
    補助位相調整手段と、 前記主信号伝送系の入力側に第1パイロット信号を注入
    する第1パイロット信号注入手段と、 前記主信号伝送系の出力側に第2パイロット信号を注入
    する第2パイロット信号注入手段と、 前記補助信号伝送系の入力側で前記第1パイロット信号
    のレベルを検出する第1レベル検出手段と、 前記補助信号伝送系の出力側で前記第2パイロット信号
    のレベルを検出する第2レベル検出手段と、 前記第1レベル検出手段の検出レベルを最小にするため
    の主振幅制御信号と主位相制御信号を生成して前記主振
    幅制御信号を前記主振幅調整手段へ出力し前記主位相制
    御信号を前記主位相調整手段へ出力する主制御手段と、 前記第2レベル検出手段の検出レベルを最小にするため
    の補助振幅制御信号と補助位相制御信号を生成して前記
    補助振幅制御信号を前記補助振幅調整手段へ出力し前記
    補助位相制御信号を前記補助位相調整手段へ出力する補
    助制御手段とを具備することを特徴とするフィードフォ
    ワード型歪補償回路。
  5. 【請求項5】 前記第1レベル検出手段と第2レベル検
    出手段の代わりに、前記補助信号伝送系の入力側から前
    記第1パイロット信号を受けるとともに前記補助信号伝
    送系の出力側から前記第2パイロット信号を受け前記第
    1パイロット信号と前記第2パイロット信号とを交互に
    選択し選択したパイロット信号のレベルを検出する第3
    レベル検出手段を具備し、 前記主制御手段は、前記第3レベル検出手段の検出によ
    る第1パイロット信号の検出レベルを最小にするための
    主振幅制御信号と主位相制御信号を生成して前記主振幅
    制御信号を前記主振幅調整手段へ出力し前記主位相制御
    信号を前記主位相調整手段へ出力してなり、 前記補助制御手段は、前記第3レベル検出手段の検出に
    よる第2パイロット信号の検出レベルを最小にするため
    の補助振幅制御信号と補助位相制御信号を生成して前記
    補助振幅制御信号を前記補助振幅調整手段へ出力し前記
    補助位相制御信号を前記補助位相調整手段へ出力してな
    ることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3また
    は請求項4記載のフィードフォワード型歪補償回路。
  6. 【請求項6】 前記第1パイロット信号注入手段と前記
    第2パイロット信号注入手段は、 第1パイロット信号と第2パイロット信号とを交互に発
    生するパイロット信号発生手段と、 前記パイロット信号発生手段から発生する第1パイロッ
    ト信号と第2パイロット信号とを交互に選択し選択した
    第1パイロット信号を前記主信号伝送系の入力側に出力
    し第2パイロット信号を前記主信号伝送系の出力側に出
    力するパイロット信号選択手段とを具備することを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または
    請求項5記載のフィードフォワード型歪補償回路。
JP7135079A 1995-06-01 1995-06-01 フィードフォワード型歪補償回路 Pending JPH08330856A (ja)

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