JPH06125234A - 放送用送信システム - Google Patents

放送用送信システム

Info

Publication number
JPH06125234A
JPH06125234A JP29823292A JP29823292A JPH06125234A JP H06125234 A JPH06125234 A JP H06125234A JP 29823292 A JP29823292 A JP 29823292A JP 29823292 A JP29823292 A JP 29823292A JP H06125234 A JPH06125234 A JP H06125234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
phase
signal
circuit
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29823292A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Miyashita
政博 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP29823292A priority Critical patent/JPH06125234A/ja
Publication of JPH06125234A publication Critical patent/JPH06125234A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放送用送信システムにおいて、同軸給電線の
温度変化,経年変化等による線路長変化に起因する合成
出力電力の変化を補償する。 【構成】 各電力増幅装置2,12出力からの高周波信
号を検波して得た電圧信号を利得演算回路22へ取込ん
で所定演算し、その結果に応じて増幅器6,16を介し
て制御信号を励振装置1,11の自動利得制御回路に出
力することにより電力増幅利得を制御する。また合成器
23出力からの高周波信号を検波して得た電圧信号を位
相演算回路28へ取込んで所定演算し、その結果に応じ
て増幅器29を介して電力増幅装置12の前段に設けら
れた位相制御回路30へ出力することにより合成出力電
力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン放送およ
びFM放送等で使用する放送用送信システムに関し、特
に送信出力電力の自動利得制御手段を備える送信システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より放送用送信システムは、放送と
いうメディアの重要性からシステムの信頼性を考慮し
て、励振装置や電力増幅装置を複数備える構成となって
いる。図3は励振装置として現用および予備の2式を有
し、電力増幅装置を2式で並列運転している従来の送信
システムを示しており、特に電波の送信出力を安定化す
るために自動利得制御手段を有するものである。同図に
おいて、51,61は現用および予備の励振装置、5
2,62は同じく電力増幅装置、53,63は方向性結
合器、54,64はダイオード検波回路、55,65は
互いの出力位相差が90度となるよう長さを異にした同
軸給電線である。また71は高周波切替器、72は2分
配器、73は2合成器であり、74は3dBカップラに
よる合成器、75は疑似空中線、76は空中線である。
【0003】音声等の入力信号は励振装置51および6
1で高周波信号に変調され、高周波切替器71によって
いずれか一方すなわち現行側が選択されて各電力増幅装
置52および62へ供給される。さらにこれら電力増幅
装置からの出力信号は、同軸給電線55,65を介して
それぞれ合成器74に供給され、ここで合成され空中線
74から出力される。また自動利得制御として、電力増
幅装置52および62の出力から方向性結合器53およ
び63を介して高調波信号をそれぞれ取出し、同位相に
て電力合成器73で2合成した後、電力配分器72によ
って2配分し、この配分された高周波信号はダイオード
検波回路54,64でそれぞれ検波されて直流電圧に変
換された後、各励振装置51および61内の自動利得制
御回路(図示せず)へ制御用信号として供給される。こ
れにより電力増幅の利得が制御されて、送信出力電力の
安定化が実現される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の放送用送信システムでは、各方向性結合器53およ
び63から2合成器73までの同軸給電線の線路長が、
温度あるいは経年等により変化するため、各電力増幅装
置から取出した高周波信号に位相差が発生して、2合成
器73から出力される合成出力電圧の低下の原因とな
り、送信出力電力の正確な自動利得制御が困難であっ
た。また、各電力増幅装置から合成器74までの同軸給
電線55,56においても、その線路長が温度あるいは
経年等により変化するため、合成器74における両入力
の位相差にズレが発生して、合成器74から出力される
合成出力電力の低下の原因となり、送信出力電力の安定
性に劣るという問題点があった。本発明はこのような課
題を解決するためのものであり、同軸給電線の温度変化
あるいは経年変化等による線路長変化に起因する合成出
力電力の変動を正確に補償できる放送用送信システムを
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による放送用送信システムは、各電力
増幅手段の出力から取出して高周波信号を検波する複数
の利得制御用検波手段と、これら利得制御用検波手段の
出力を所定演算して励振手段の自動利得制御手段に出力
する利得演算手段と、電力増幅手段のうちの少なくとも
いずれか1つの前段に設けられるとともに制御信号によ
り入力信号の位相を制御して出力する位相制御手段と、
合成手段の出力から高調波信号を検波する位相制御用検
波手段と、この位相制御用検波手段の出力を所定演算し
て位相制御手段に出力する位相演算手段とを備えるもの
である。
【0006】
【作用】従って、各電力増幅手段の出力から取出された
高周波信号が検波されてそれぞれ利得演算手段に入力さ
れ演算される。さらにこの出力が励振手段の自動利得制
御手段に供給されて電力増幅手段までの電力利得が制御
される。また合成手段の出力から取出された高周波信号
が検波されて位相演算手段に入力され演算される。さら
にこの出力が位相制御手段に供給されて合成手段への入
力信号の位相が制御される。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例である放送用送信システム
のブロック図であり、特に励振装置および電力増幅装置
をそれぞれ2式づつ備えるとともに、その一方の系統に
位相制御装置を有する構成の放送用送信システムについ
て説明する。図1において、1,11は音声入力信号等
に基づき各種変調された高周波信号を所定の振幅で送出
する励振装置であり、利得制御手段として外部入力に基
づき利得を制御する自動利得制御回路(図示せず)を備
えるものである。2,12は電力増幅装置であり、高周
波切替器21によって選択されたいずれかの励振装置か
らの出力信号を共通の入力とし、これを増幅して出力す
るものである。3,13は各電力増幅装置2,12の出
力信号の位相をその線路長により調整して、互いの位相
差が90度とする同軸給電線である。23はこれら同軸
給電線3,13を介して入力された信号を3dBカップ
ルにより合成する合成器であり、24は電波送信用の空
中線、25はインピーダンスバランス用の疑似空中線で
ある。
【0008】4,14は各電力増幅装置2,12の出力
信号から高周波信号を取出す方向性結合器である。5,
15はこの高周波信号を検波して電圧信号を出力する利
得制御用のダイオード検波回路である。22はダイオー
ド検波回路5,15の電圧出力信号に基づき所定の演算
により利得制御用出力電圧の電圧値を算出する利得演算
回路、6,16は制御信号により所定値の電圧を出力す
る増幅器である。また、26は合成器23の出力信号か
ら高周波信号を取出す方向性結合器であり、27はこの
高周波信号を検波して電圧信号を出力する位相制御用の
ダイオード検波回路である。28はダイオード検波回路
27の電圧出力信号に基づき所定の演算により位相制御
用出力電圧の電圧値を算出する位相演算回路、29は制
御信号により所定値の電圧を出力する増幅器である。ま
た30は高周波切替器21と電力増幅装置12の間に設
けられ、外部からの制御信号により入力信号の位相を制
御して出力する位相制御装置である。
【0009】従って、励振装置1を現用とし励振装置を
予備とした場合、励振装置1に入力された音声信号また
は画像信号は、ここで所定の変調および変換が行われて
高周波信号となり、高周波切替器21を介して各電力増
幅装置2,12に供給され増幅される。さらにこの出力
はそれぞれ長さが異なる同軸給電線3,13を経ること
により位相差90度の信号として合成器23に供給さ
れ、ここで合成されて空中線24から電波となって送信
される。
【0010】また、各電力増幅装置2,12の出力から
結合器4,14を介して得た高周波信号が検波回路5,
15でそれぞれ検波され、利得演算回路22に取込まれ
る。ここで後述の所定演算が行われ、その結果に基づき
増幅器6,16を介して利得制御用の電圧信号が出力さ
れる。さらにこの信号に基づき各励振装置1,11の自
動利得制御回路が制御されることにより、システムにお
ける電力増幅装置までの利得が自動的に制御される。
【0011】また、合成器23の出力から結合器26を
介して得た高周波信号がダイオード検波回路27で検波
され、位相演算回路28に取込まれる。ここで後述の所
定演算が行われ、その結果に基づき増幅器29を介して
位相制御用の電圧信号が出力される。さらにこの信号に
基づき位相制御回路30が制御されることにより、合成
器23へ入力される信号の位相差、すなわち合成器23
から出力される送信出力電力が自動制御される。
【0012】次に本発明の制御処理動作を図2を参照し
て説明する。図2は本発明の実施例である図1の送信シ
ステムにおける利得演算回路22、および位相演算回路
28での演算処理手順を示すフローチャートである。こ
の演算処理は随時行われているものであり、また両演算
回路間は制御線で結ばれている。
【0013】まず、ステップ40で各電力増幅装置2,
12からの高周波信号を検波回路5,15を介して電圧
信号として利得演算回路22へ取込む。続くステップ4
1で送信システムが通常運転すなわち並列運転されてい
るか否か判断される。これは両電圧信号入力のいずれか
一方が「0」であるか否かによって判定される。ここで
どちらの電圧信号入力も「0」でなく並列運転中である
と判断された場合は、ステップ42へ移行して所定の演
算により利得制御用出力電圧の電圧値、例えば両入力電
圧値の2乗平均等が算出される。続くステップ43で算
出した電圧値に対応する制御信号が増幅器6,16に送
出されて、その電圧出力信号が励振装置1,11の自動
利得制御回路に出力される。これにより各励振装置から
送出される高周波信号の振幅が自動利得制御回路により
制御されて、各電力増幅装置の出力において適切な出力
電力が得られる。
【0014】次のステップ44で利得演算回路22から
の処理終了を示す制御信号に応じて、合成器23出力か
らの高周波信号をダイオード検波回路27を介して電圧
信号として位相演算回路28へ取込む。続くステップ4
5で送信電波が所定の送信電力で出力されているか否か
が判断される。ここで所定の送信電力で出力されていな
い場合には、合成器23へ入力される信号の位相が正確
に90度になっておらず合成出力が低下していると判断
して、ステップ46で入力電圧に基づく所定演算により
位相制御用信号電圧値が算出され、増幅器29を介して
対応する電圧信号が位相制御回路30に出力される。こ
れにより電力増幅装置12に入力される信号の位相、す
なわち合成器23における入力信号間の位相差が制御さ
れることになり、両信号は合成器23で正確に合成さ
れ、送信電波として適切な規定送信出力が得られる。ま
たステップ45で所定の送信電力が出力されている場合
は、取り込んだ各電圧値に対する一連の制御が完了した
と判断され処理を終了する。
【0015】ステップ41において両入力電圧信号のい
ずれか一方が「0」であり並列運転中ではないと判断さ
れた場合には、ステップ47へ移行してステップ42と
は異なる所定の演算により利得制御用出力電圧の電圧
値、例えば両入力電圧値の総和(いずれか一方の有効な
電圧値)が算出される。続くステップ48で算出した電
圧値に対応する制御信号が増幅器6,16に送出されて
励振装置1,11の自動利得制御回路に出力され、電力
増幅装置2または12の出力において適切な出力電力が
得られる。さらに電力増幅装置2,12の一方が運転さ
れていない場合、運転再開後の位相再調整に備えるため
に、運転されていない電力増幅装置がいずれであっても
位相制御装置30の位相が基準位相に戻される。ステッ
プ49において、利得演算回路22からの処理終了を示
す制御信号に応じて位相制御回路30の位相制御を基準
位相に戻すための電圧値が算出され、この結果に応じて
増幅器29が制御されて対応する電圧信号が位相制御回
路30に出力されて、位相制御回路30の位相が基準位
相に戻される。
【0016】なお前述の実施例において、位相演算回路
28は、利得演算回路22と別個の回路として構成され
ており、利得演算回路22の利得制御処理終了を示す制
御信号に応じて、位相制御処理を開始するようにしてい
るが、両演算回路を同一の回路として構成してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、利得演
算回路を設けて、各電力増幅装置の出力から得た高周波
信号を電圧値に変換した後所定演算し、その結果に応じ
て励振装置の自動利得制御回路を制御するようにし、ま
た位相演算回路を設けて、合成器の出力から得た高周波
信号を電圧値に変換した後所定演算し、その結果に応じ
て位相制御回路を制御するようにしたので、各電力増幅
装置の出力電力を一定に保ち、かつ合成器入力信号間の
位相差を一定に保つことが可能となる。従って、自動利
得制御手段を備える放送用送信システムにおいて、温度
あるいは経年による同軸給電線の線路長変化に起因する
送信出力電力の変動に対してもこれを正確に補償できる
という格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の各演算回路における演算処理手順を示す
フローチャートである。
【図3】従来の送信システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
1,11 励振装置 2,12 電力増幅装置 3,13 位相調整用同軸給電線 4,14,26 方向性結合器 5,15,27 検波回路 6,16,29 増幅回路 22 利得演算回路 23 合成器 28 位相演算回路 30 位相制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動利得制御手段を有する複数の励振手
    段と、この励振手段からの出力信号を共通の入力とする
    複数の電力増幅手段と、この複数の電力増幅手段からの
    出力を合成する合成手段とを備える放送用送信システム
    において、前記各電力増幅手段の出力から高周波信号を
    取出して検波する複数の利得制御用検波手段と、これら
    利得制御用検波手段の出力を所定演算して前記励振手段
    の自動利得制御手段に出力する利得演算手段と、前記電
    力増幅手段のうちの少なくともいずれか1つの前段に設
    けられるとともに制御信号により入力信号の位相を制御
    して出力する位相制御手段と、前記合成手段の出力から
    高調波信号を取出して検波する位相制御用検波手段と、
    この位相制御用検波手段の出力を所定演算して前記位相
    制御手段に出力する位相演算手段とを備えることを特徴
    とする放送用送信システム。
JP29823292A 1992-10-12 1992-10-12 放送用送信システム Pending JPH06125234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29823292A JPH06125234A (ja) 1992-10-12 1992-10-12 放送用送信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29823292A JPH06125234A (ja) 1992-10-12 1992-10-12 放送用送信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06125234A true JPH06125234A (ja) 1994-05-06

Family

ID=17856949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29823292A Pending JPH06125234A (ja) 1992-10-12 1992-10-12 放送用送信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06125234A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1987004818A1 (en) * 1986-02-06 1987-08-13 Fanuc Ltd Method of inputting data
JP2008135822A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Renesas Technology Corp Rf電力増幅装置およびそれを搭載した無線通信端末装置
CN102281408A (zh) * 2011-08-16 2011-12-14 福建三元达通讯股份有限公司 一种户外型高效率数字电视发射机

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1987004818A1 (en) * 1986-02-06 1987-08-13 Fanuc Ltd Method of inputting data
JP2008135822A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Renesas Technology Corp Rf電力増幅装置およびそれを搭載した無線通信端末装置
US8005445B2 (en) 2006-11-27 2011-08-23 Renesas Electronics Corporation RF power amplifying device and wireless communication terminal device
US8155606B2 (en) 2006-11-27 2012-04-10 Renesas Electronics Corporation RF power amplifier device and wireless communication terminal device
CN102281408A (zh) * 2011-08-16 2011-12-14 福建三元达通讯股份有限公司 一种户外型高效率数字电视发射机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6861907B2 (en) Power amplifier
US5691668A (en) Feedforward amplifier
US4985686A (en) Active load impedance control system for radio frequency power amplifiers
US20060238246A1 (en) Distortion compensating amplifier
KR100276403B1 (ko) 무선 주파수 통신 시스템용 증폭기회로 및 증폭기 제어방법
WO1997020385A1 (en) Doherty-type amplifier and tuning method
JP2001077636A (ja) フィードフォワード増幅器
JPH06125234A (ja) 放送用送信システム
JP2000114884A (ja) パイロットレス・フィ―ド・フォワ―ド歪み低減システム
JP2000244382A (ja) 中継装置
US10840859B2 (en) Amplification apparatus
JPS6282804A (ja) 電力増幅装置
JP2712398B2 (ja) 低雑音増幅器
JP2001024601A (ja) 受信利得監視装置
JPH07336242A (ja) 無線送信装置
JPH08265066A (ja) 電力合成送信機
JPH11312935A (ja) Fm放送機の位相調整回路及びfm放送機の位相調整方法
US20040102169A1 (en) Real-time active phase control for high power amplifier combining for space applications
JPH0797733B2 (ja) 電力増幅器用非直線歪み補償回路
JPH01206709A (ja) マイクロ波ミリ波増幅器
JPH05153011A (ja) アンテナ装置
JPS60254841A (ja) フエ−ジング等化方式
JP2579307Y2 (ja) Bsコンバータ
JPH03171927A (ja) 送信出力制御回路
JP2002094390A (ja) デジタル放送変調信号送出システムの現用・予備非線形補償装置及び現用・予備非線形補償方法