JP2579307Y2 - Bsコンバータ - Google Patents

Bsコンバータ

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JP2579307Y2
JP2579307Y2 JP1991096169U JP9616991U JP2579307Y2 JP 2579307 Y2 JP2579307 Y2 JP 2579307Y2 JP 1991096169 U JP1991096169 U JP 1991096169U JP 9616991 U JP9616991 U JP 9616991U JP 2579307 Y2 JP2579307 Y2 JP 2579307Y2
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JP
Japan
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frequency amplifier
stage high
input
satellite broadcast
frequency
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JP1991096169U
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JPH0553333U (ja
Inventor
和豊 梶田
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、衛星放送受信アンテ
ナ(BSアンテナ)に取り付けられるBSコンバータに
関する。
【0002】
【従来の技術】BSアンテナは、パラボラ反射器と、そ
の焦点に設けられた一次放射器とによって構成されてお
り、一次放射器の後段には、BSアンテナによって受信
された12GHz帯の衛星放送信号を同軸ケーブルで伝
送可能な1GHz帯の中間周波信号に変換するBSコン
バータが取り付けられている。そして、この中間周波信
号が同軸ケーブルを介して屋内に設置されたBSチュー
ナに供給される。このようなBSコンバータは、屋外の
BSアンテナに取り付けられているため、その電源はB
Sチューナから同軸ケーブルを介して供給される。
【0003】ところで、BSアンテナの中には、1つの
あるいは別々の放送衛星から送信される2種類の衛星放
送信号、たとえば、垂直偏波および水平偏波の衛星放送
信号をそれぞれ増幅する高周波増幅部の電源をオン/オ
フしてどちらかいっぽうの衛星放送信号を受信するもの
がある。図2はそのような従来のBSアンテナに取り付
けられるBSコンバータの構成例を示すブロック図であ
る。この図において、1および2はそれぞれ円形導波管
によって伝送され、プローブ等によって取り出された1
2GHz帯の垂直偏波および水平偏波の衛星放送信号が
入力される入力端子、3および4はそれぞれ垂直偏波お
よび水平偏波の衛星放送信号を増幅するトランジスタ構
成の初段高周波増幅器である。
【0004】また、5は初段高周波増幅器3の出力端と
初段高周波増幅器4の出力端との間に介挿された100
Ωの抵抗、6および7はそれぞれ所定の特性インピーダ
ンス(たとえば、70.7Ω)を有した1/4波長型の
マイクロストリップ線路、8は垂直偏波または水平偏波
の衛星放送信号を増幅する次段高周波増幅器、9は次段
高周波増幅器8の出力信号が出力される出力端子、10
はスイッチであり、共通端子Tcに図示 せぬBSチュー
ナから同軸ケーブルを介して供給される+B電源が印加
され、端子Ta初段高周波増幅器3の電源入力端に接
続され、端子Tb初段高周波増幅器4の電源入力端に
接続されている。
【0005】このような構成において、たとえば、垂直
偏波の衛星放送信号を受信するには、スイッチ10の共
通端子Tcを端子Taに接続する。これにより、BSアン
テナによって受信された垂直偏波の衛星放送信号は、入
力端子1を経て初段高周波増幅器3において増幅された
後、マイクロストリップ線路6を経て次段高周波増幅器
8において増幅された後、出力端子9から出力され、屋
内のBSチューナに供給される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のBSコンバータにおいては、いっぽうの衛星放送信
号を受信する場合、スイッチ10を切り換えても次段高
周波増幅器8の入力インピーダンスが受信を希望しない
側の初段高周波増幅器3または4の影響を受けて変動
し、異常発振等が起きないようにするために、抵抗5、
マイクロストリップ線路6および7を用いて受信を希望
しない側の衛星放送信号が次段高周波増幅器8に入力さ
れないようにしている。
【0007】ところが、受信を希望する衛星放送信号も
マイクロストリップ線路6または7において約3dB減
衰してしまうという欠点があった。この減衰の原因は、
抵抗5の存在と、マイクロストリップ線路6および7が
各1/4波長であるためであり、マイクロストリップ線
路6を経由した初段高周波増幅器3の出力と抵抗5とマ
イクロストリップ線路6とを経由した初段高周波増幅器
3の出力とが、次段高周波増幅器8の入力端で逆位相で
あり、相殺するためである。したがって、BSコンバー
タの主要性能である雑音指数も悪化してしまうという問
題があった。この考案は、このような背景の下になされ
たもので、受信を希望する衛星放送信号が減衰せず、雑
音指数が改善されるBSコンバータを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、アンテナに
よって受信した衛星放送信号を増幅する複数の初段高周
波増幅器の各出力端と、それら初段高周波増幅器から出
力された信号を択一的に入力する次段高周波増幅器の入
力端との間にそれぞれマイクロストリップ線路を直列に
介挿し、 初段高周波増幅器が増幅動作をしない程度の低
電圧の電源を初段高周波増幅器に供給したとき、次段高
周波増幅器の入力端から前記マイクロストリップ線路を
介して前記初段高周波増幅器をみたインピーダンスがほ
ぼ無限大になるように前記各マイクロストリップ線路の
長さを設定し、 所定電圧の電源を一つの初段高周波増幅
器に供給し、前記低電圧の電源を他の 初段高周波増幅器
に供給して、前記一つの初段高周波増幅器から出力され
た信号を択一的に次段高周波増幅器に入力することを特
徴とするBSコンバータを提供する。
【0009】
【作用】上記構成によれば、複数の衛星放送信号のうち
の1つを受信するには、受信を希望する側の高周波増幅
部に電源電圧を供給するとともに、受信を希望しない側
の高周波増幅部に入力信号を増幅しない程度の電源電圧
を供給する。これにより、受信を希望する衛星放送信号
は、それに対応した高周波増幅部において増幅された
後、それに対応したマイクロストリップ線路を経て接続
点から出力される。いっぽう、受信を希望しない衛星放
送信号は、それに対応した高周波増幅部において充分に
減衰され、また、それに対応したマイクロストリップ線
路があるために、接続点から出力されない。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、この考案の一実施例
について説明する。図1はこの考案の一実施例によるB
Sコンバータの構成を示すブロック図であり、この図に
おいて、図2の各部に対応する部分には同一の符号を付
け、その説明を省略する。この図に示すBSコンバータ
においては、抵抗5、マイクロストリップ線路6および
7に代えて、次段高周波増幅器8の入力端aから受信を
希望しない衛星放送信号側の初段高周波増幅器3または
4をみたインピーダンスがほぼ無限大となる長さ(たと
えば、1/2波長)のマイクロストリップ線路11およ
び12が新たに設けられている。
【0011】また、一端がスイッチ10の共通端子Tc
に接続され、他端が端子Taと接続された抵抗13と、
一端がスイッチ10の共通端子Tcに接続され、他端が
端子Tbと接続された抵抗14とが新たに設けられてい
る。これらの抵抗13および14の値は、受信を希望し
ない衛星放送信号側の初段高周波増幅器3または4に、
入力信号を増幅しない程度の電源電圧を供給するため
に、ある一定の小電流(たとえば、0.5mA程度)を
流すものである。これにより、電源のオフ時の初段高周
波増幅器3または4の出力インピーダンスが固定される
とともに、電源のオフ時の初段高周波増幅器3または4
の1つの増幅器の利得は、実験によれば、電源を完全に
オフにした場合が約−10dBであるとすると、約−1
3dBとなる。
【0012】このような構成において、たとえば、垂直
偏波の衛星放送信号を受信するには、スイッチ10の共
通端子Tcを端子Taに接続する。これにより、BSアン
テナによって受信された垂直偏波の衛星放送信号は、入
力端子1を経て初段高周波増幅器3において増幅された
後、マイクロストリップ線路11を経て次段高周波増幅
8において増幅された後、出力端子9から出力され、
屋内のBSチューナに供給される。
【0013】いっぽう、初段高周波増幅器4には、+B
電源から抵抗14を介して入力信号を増幅しない程度の
ある一定の小電流が流される。これにより、BSアンテ
ナによって受信された水平偏波の衛星放送信号は、入力
端子2から入力されるが、初段高周波増幅器4において
充分に減衰され、また、マイクロストリップ線路12が
あるために、次段高周波増幅器8には、入力されない。
【0014】以上説明したように、従来、受信を希望す
る衛星放送信号が約3dB減衰する原因であったマイク
ロストリップ線路6および7を取り除いたので、トータ
ルの雑音指数が改善される。実験によれば、従来、約
1.15dBであった雑音指数が約1.0dBになる。
【0015】また、電源のオフ時の初段高周波増幅器
または4の出力端側から内部を覗いたインピーダンス
ほぼ無限大となるので、いっぽうの衛星放送信号を受信
する場合にスイッチ10を切り換えても次段高周波増幅
8の入力インピーダンスが受信を希望しない衛星放送
信号側の初段高周波増幅器3または4の影響を受けて変
動することはない。
【0016】さらに、実験によれば、電源のオフ時の
段高周波増幅器3または4の1つの増幅器の利得は、電
源を完全にオフにした場合が約−10dBであるとする
と、約−13dBとなるので、初段高周波増幅器3およ
び4の1つの増幅器並びに次段高周波増幅器8の利得を
約10dBとすると、受信を希望しない衛星放送信号に
対する受信を希望する衛星放送信号の比は、従来、約4
0dBであったものが、約46dBとなる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、初段高周波増幅器の電源をオフあるいはオフに近い
状態にするだけではなく、接続線路とマイクロストリッ
プ線路とを併せて1/2波長にすることによって、次段
高周波増幅器の入力端からは初段高周波増幅器の無限大
のインピーダンスが低減されずに見えるようにして初段
高周波増幅器の出力端と次段高周波増幅器の入力端との
間に存在するインピーダンスの影響をなくしたことによ
り、初段高周波増幅器の出力信号が減衰されずに次段高
周波増幅器に入力されるため、受信を希望する衛星放送
信号が減衰しないという効果がある。したがって、雑音
指数が改善されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一実施例によるBSコンバータの
構成を示すブロック図である。
【図2】 従来のBSコンバータの構成例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
3,4 初段高周波増幅器次段高周波増幅器 10 スイッチ 11,12 マイクロストリップ線路 13,14 抵抗

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナによって受信した衛星放送信号
    を増幅する複数の初段高周波増幅器の各出力端と、それ
    ら初段高周波増幅器から出力された信号を択一的に入力
    する次段高周波増幅器の入力端との間にそれぞれマイク
    ロストリップ線路を直列に介挿し、 初段高周波増幅器が増幅動作をしない程度の低電圧の電
    源を初段高周波増幅器に供給したとき、次段高周波増幅
    器の入力端から前記マイクロストリップ線路を介して前
    記初段高周波増幅器をみたインピーダンスがほぼ無限大
    になるように前記各マイクロストリップ線路の長さを設
    定し、 所定電圧の電源を一つの初段高周波増幅器に供給し、前
    記低電圧の電源を他の初段高周波増幅器に供給して、前
    記一つの初段高周波増幅器から出力された信号を択一的
    に次段高周波増幅器に入力 することを特徴とするBSコ
    ンバータ。
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JPH0553333U JPH0553333U (ja) 1993-07-13
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