JPH08328702A - バックアップ電源装置付きコンピュータシステム - Google Patents
バックアップ電源装置付きコンピュータシステムInfo
- Publication number
- JPH08328702A JPH08328702A JP7133878A JP13387895A JPH08328702A JP H08328702 A JPH08328702 A JP H08328702A JP 7133878 A JP7133878 A JP 7133878A JP 13387895 A JP13387895 A JP 13387895A JP H08328702 A JPH08328702 A JP H08328702A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- computer system
- backup
- utility
- backup power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Power Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ユーティリティ電源装置及びバックアップ電源
装置を効率良く制御することにより信頼性の高いコンピ
ュータシステムを実現する。 【構成】ユーティリティ電源11とバックアップ電源3
とを備えたコンピュータシステム1であって、通常時は
ユーティリティ電源11より供給される電力によりシス
テムを稼働し、停電等によりユーティリティ電源11か
らの電力供給が遮断したときに、バックアップ電源3よ
り供給される電力によりシステムを稼働するコンピュー
タシステム1において、バックアップ電源3による電力
供給が開始された際に、その経過時間を監視するバック
アップ稼働時間監視部4と、この経過時間が所定の時間
を超過し、かつユーティリティ電源11からの電力供給
が回復していないときに、シャットダウン処理を開始
し、このシャットダウン処理の完了後にシステムの稼働
を終了する手段とを具備してなることを特徴とする。
装置を効率良く制御することにより信頼性の高いコンピ
ュータシステムを実現する。 【構成】ユーティリティ電源11とバックアップ電源3
とを備えたコンピュータシステム1であって、通常時は
ユーティリティ電源11より供給される電力によりシス
テムを稼働し、停電等によりユーティリティ電源11か
らの電力供給が遮断したときに、バックアップ電源3よ
り供給される電力によりシステムを稼働するコンピュー
タシステム1において、バックアップ電源3による電力
供給が開始された際に、その経過時間を監視するバック
アップ稼働時間監視部4と、この経過時間が所定の時間
を超過し、かつユーティリティ電源11からの電力供給
が回復していないときに、シャットダウン処理を開始
し、このシャットダウン処理の完了後にシステムの稼働
を終了する手段とを具備してなることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックアップ電源装置
を備えたコンピュータシステムに係り、特に運用面にお
いて高度の信頼性を要求されるシステムに適用して好適
なバックアップ電源装置付きコンピュータシステムに関
する。
を備えたコンピュータシステムに係り、特に運用面にお
いて高度の信頼性を要求されるシステムに適用して好適
なバックアップ電源装置付きコンピュータシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータシステムにおいて、
運用面で比較的高度な信頼性を要求されるコンピュータ
システムを構築する場合には、メインフレームを二重化
したり、フォールトトレラントコンピュータを導入した
りしている。また、この様に運用面において高度な信頼
性を要求されるコンピュータシステムでは、さらに停電
対策として、ユーティリティ電源装置の他に、バックア
ップ電源装置を付加していることが多い。なお、ここで
いうユーティリティ電源装置とは、電力会社から供給さ
れる通常の電力をコンピュータシステムに供給する装置
であり、バックアップ電源装置とは、通常時に所定の電
力量が充電されており、停電時等の非常時にユーティリ
ティ電源装置に代わって電力をコンピュータシステムに
供給する装置である。
運用面で比較的高度な信頼性を要求されるコンピュータ
システムを構築する場合には、メインフレームを二重化
したり、フォールトトレラントコンピュータを導入した
りしている。また、この様に運用面において高度な信頼
性を要求されるコンピュータシステムでは、さらに停電
対策として、ユーティリティ電源装置の他に、バックア
ップ電源装置を付加していることが多い。なお、ここで
いうユーティリティ電源装置とは、電力会社から供給さ
れる通常の電力をコンピュータシステムに供給する装置
であり、バックアップ電源装置とは、通常時に所定の電
力量が充電されており、停電時等の非常時にユーティリ
ティ電源装置に代わって電力をコンピュータシステムに
供給する装置である。
【0003】そして、このバックアップ電源装置を付加
したコンピュータシステムが、停電等によりユーティリ
ティ電源装置からの電力供給が遮断されたときの処理方
式としては、ほぼ次の二通りの方式に分類される。
したコンピュータシステムが、停電等によりユーティリ
ティ電源装置からの電力供給が遮断されたときの処理方
式としては、ほぼ次の二通りの方式に分類される。
【0004】第1の方式は、このような場合において
も、バックアップ電源装置から供給される電力によって
通常通りに処理を継続するというものである。ただし、
この方式では、ユーティリティ電源装置からの電力供給
の遮断が長時間に渡った場合にバックアップ電源装置か
らの電力供給が尽きてしまい、コンピュータシステムの
全面ダウンを起こしてしまう。
も、バックアップ電源装置から供給される電力によって
通常通りに処理を継続するというものである。ただし、
この方式では、ユーティリティ電源装置からの電力供給
の遮断が長時間に渡った場合にバックアップ電源装置か
らの電力供給が尽きてしまい、コンピュータシステムの
全面ダウンを起こしてしまう。
【0005】このような形でコンピュータシステムの全
面ダウンを起こしてしまうと、揮発性メモリ上のバッフ
ァに保持されていたファイルの内容等を全て消失してし
まうこととなり、その結果、ファイルシステムの一貫性
が採れなくなるため運用面からも非常に危険である。
面ダウンを起こしてしまうと、揮発性メモリ上のバッフ
ァに保持されていたファイルの内容等を全て消失してし
まうこととなり、その結果、ファイルシステムの一貫性
が採れなくなるため運用面からも非常に危険である。
【0006】なお、データベース管理システムを稼働さ
せていたような場合には、このデータベース管理システ
ムが、チェックポイント取得時への復旧及びチェックポ
イントからの再実行ができるため、一貫性の採れた状況
に復帰させることも可能である。しかし、データベース
管理システムをチェックポイントから再実行させるには
多くの時間を要してしまう。
せていたような場合には、このデータベース管理システ
ムが、チェックポイント取得時への復旧及びチェックポ
イントからの再実行ができるため、一貫性の採れた状況
に復帰させることも可能である。しかし、データベース
管理システムをチェックポイントから再実行させるには
多くの時間を要してしまう。
【0007】第2の方式は、このような場合、バックア
ップ電源装置によって即座にコンピュータシステムのシ
ャットダウン処理を行うというものである。しかし、こ
の方式では、ユーティリティ電源装置からの電力供給が
短時間で回復したとしても、既にコンピュータシステム
をシャットダウンしてしまっているため、再スタートア
ップにかなりの時間を必要としてしまう。
ップ電源装置によって即座にコンピュータシステムのシ
ャットダウン処理を行うというものである。しかし、こ
の方式では、ユーティリティ電源装置からの電力供給が
短時間で回復したとしても、既にコンピュータシステム
をシャットダウンしてしまっているため、再スタートア
ップにかなりの時間を必要としてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のバックアップ電源装置を付加したコンピュータシステ
ムにおいては、停電等によりユーティリティ電源装置か
らの電力供給が遮断された際に、バックアップ電源装置
から供給される電力によって通常通りに処理を継続させ
るか、バックアップ電源装置によって即座にコンピュー
タシステムのシャットダウンを行っているかのいずれか
によっていた。しかし、前者の場合には、停電等が長時
間に渡った場合にバックアップ電源装置からの電力供給
が尽きてしまい、データ等の一貫性が保証されないまま
コンピュータシステムの全面ダウンを起こしてしまうと
いった問題があった。また、後者の場合には、停電等が
短時間の場合であっても既にコンピュータシステムをシ
ャットダウンしてしまっているため、コンピュータシス
テムの再スタートアップに時間がかかってしまうという
問題があった。
のバックアップ電源装置を付加したコンピュータシステ
ムにおいては、停電等によりユーティリティ電源装置か
らの電力供給が遮断された際に、バックアップ電源装置
から供給される電力によって通常通りに処理を継続させ
るか、バックアップ電源装置によって即座にコンピュー
タシステムのシャットダウンを行っているかのいずれか
によっていた。しかし、前者の場合には、停電等が長時
間に渡った場合にバックアップ電源装置からの電力供給
が尽きてしまい、データ等の一貫性が保証されないまま
コンピュータシステムの全面ダウンを起こしてしまうと
いった問題があった。また、後者の場合には、停電等が
短時間の場合であっても既にコンピュータシステムをシ
ャットダウンしてしまっているため、コンピュータシス
テムの再スタートアップに時間がかかってしまうという
問題があった。
【0009】本発明は、上記実情に鑑みなされたもので
あり、ユーティリティ電源装置からの電力供給が短時間
で回復するときに備えてバックアップ電源装置からの電
力供給により処理を継続するとともに、ユーティリティ
電源装置からの電力供給の遮断が長時間に渡るときには
ファイルシステムの一貫性を保持すべく、シャットダウ
ン処理を行ってからシステムの稼働を終了するバックア
ップ電源装置付きコンピュータシステムを提供すること
を目的とする。
あり、ユーティリティ電源装置からの電力供給が短時間
で回復するときに備えてバックアップ電源装置からの電
力供給により処理を継続するとともに、ユーティリティ
電源装置からの電力供給の遮断が長時間に渡るときには
ファイルシステムの一貫性を保持すべく、シャットダウ
ン処理を行ってからシステムの稼働を終了するバックア
ップ電源装置付きコンピュータシステムを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ユーティリテ
ィ電源装置とバックアップ電源装置とを備えたコンピュ
ータシステムであって、通常時はユーティリティ電源装
置より供給される電力によりシステムを稼働し、停電等
によりユーティリティ電源装置からの電力供給が遮断し
たときに、バックアップ電源装置より供給される電力に
よりシステムを稼働するコンピュータシステムにおい
て、バックアップ電源装置による電力供給が開始された
際に、その経過時間を監視する手段と、この手段により
監視される経過時間が所定の時間を超過し、かつユーテ
ィリティ電源装置からの電力供給が回復していないとき
に、上記コンピュータシステムのシャットダウン処理を
開始して、このシャットダウン処理の完了後にシステム
の稼働を終了する手段とを具備してなることを特徴とす
る。
ィ電源装置とバックアップ電源装置とを備えたコンピュ
ータシステムであって、通常時はユーティリティ電源装
置より供給される電力によりシステムを稼働し、停電等
によりユーティリティ電源装置からの電力供給が遮断し
たときに、バックアップ電源装置より供給される電力に
よりシステムを稼働するコンピュータシステムにおい
て、バックアップ電源装置による電力供給が開始された
際に、その経過時間を監視する手段と、この手段により
監視される経過時間が所定の時間を超過し、かつユーテ
ィリティ電源装置からの電力供給が回復していないとき
に、上記コンピュータシステムのシャットダウン処理を
開始して、このシャットダウン処理の完了後にシステム
の稼働を終了する手段とを具備してなることを特徴とす
る。
【0011】また、本発明は、ユーティリティ電源装置
とバックアップ電源装置とを備えたコンピュータシステ
ムであって、通常時はユーティリティ電源装置より供給
される電力によりシステムを稼働し、停電等によりユー
ティリティ電源装置からの電力供給が遮断したときに、
バックアップ電源装置より供給される電力によりシステ
ムを稼働するコンピュータシステムにおいて、バックア
ップ電源装置による電力供給が開始された際に、このバ
ックアップ電源装置の電力供給可能時間を監視する手段
と、この手段により監視される電力供給可能時間が所定
の時間を下回り、かつユーティリティ電源装置からの電
力供給が回復していないときに、上記コンピュータシス
テムのシャットダウン処理を開始して、このシャットダ
ウン処理の完了後にシステムの稼働を終了する手段とを
具備してなることを特徴とする。
とバックアップ電源装置とを備えたコンピュータシステ
ムであって、通常時はユーティリティ電源装置より供給
される電力によりシステムを稼働し、停電等によりユー
ティリティ電源装置からの電力供給が遮断したときに、
バックアップ電源装置より供給される電力によりシステ
ムを稼働するコンピュータシステムにおいて、バックア
ップ電源装置による電力供給が開始された際に、このバ
ックアップ電源装置の電力供給可能時間を監視する手段
と、この手段により監視される電力供給可能時間が所定
の時間を下回り、かつユーティリティ電源装置からの電
力供給が回復していないときに、上記コンピュータシス
テムのシャットダウン処理を開始して、このシャットダ
ウン処理の完了後にシステムの稼働を終了する手段とを
具備してなることを特徴とする。
【0012】また、本発明は、上記シャットダウン処理
が、揮発性メモリに保持されたファイルシステムのデー
タを外部記憶装置に退避することを特徴とする。また、
本発明は、上記シャットダウン処理が、データベース管
理システムのチェックポイントを採取した後に、揮発性
メモリに保持されたファイルシステムのデータを外部記
憶装置に退避することを特徴とする。
が、揮発性メモリに保持されたファイルシステムのデー
タを外部記憶装置に退避することを特徴とする。また、
本発明は、上記シャットダウン処理が、データベース管
理システムのチェックポイントを採取した後に、揮発性
メモリに保持されたファイルシステムのデータを外部記
憶装置に退避することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、上記シャットダウン処理
が、データベース管理システムのチェックポイントを採
取した後に、揮発性メモリに保持されたファイルシステ
ムのデータを外部記憶装置に退避することを特徴とす
る。
が、データベース管理システムのチェックポイントを採
取した後に、揮発性メモリに保持されたファイルシステ
ムのデータを外部記憶装置に退避することを特徴とす
る。
【0014】また、本発明は、上記シャットダウン処理
が、プロセスの実行を抑止し、ユーティリティ電源装置
からの電力供給が回復した際に、プロセスの実行を再開
する手段を具備してなることを特徴とする。
が、プロセスの実行を抑止し、ユーティリティ電源装置
からの電力供給が回復した際に、プロセスの実行を再開
する手段を具備してなることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明によれば、停電等によりユーティリティ
電源装置からの電力供給が遮断したときに、まず、バッ
クアップ電源装置からの電力供給が開始される。そし
て、コンピュータシステムは、このバックアップ電源装
置からの電力供給により通常通りの処理を継続する。
電源装置からの電力供給が遮断したときに、まず、バッ
クアップ電源装置からの電力供給が開始される。そし
て、コンピュータシステムは、このバックアップ電源装
置からの電力供給により通常通りの処理を継続する。
【0016】また、このバックアップ電源装置からの電
力供給が開始されると、監視手段は、このバックアップ
電源装置の電力供給経過時間を監視する。ここで、ユー
ティリティ電源装置からの電力供給が回復した場合に
は、バックアップ電源装置からの電力供給は終了し、ユ
ーティリティ電源装置からの電力供給により通常通りの
コンピュータシステムの稼働が継続される。一方、監視
手段により監視されているバックアップ電源装置の電力
供給経過時間が所定の時間を超過した際に、ユーティリ
ティ電源装置からの電力供給が回復していない場合、コ
ンピュータシステムは、シャットダウン処理を開始し、
このシャットダウン処理の完了後にシステムの稼働を終
了する。
力供給が開始されると、監視手段は、このバックアップ
電源装置の電力供給経過時間を監視する。ここで、ユー
ティリティ電源装置からの電力供給が回復した場合に
は、バックアップ電源装置からの電力供給は終了し、ユ
ーティリティ電源装置からの電力供給により通常通りの
コンピュータシステムの稼働が継続される。一方、監視
手段により監視されているバックアップ電源装置の電力
供給経過時間が所定の時間を超過した際に、ユーティリ
ティ電源装置からの電力供給が回復していない場合、コ
ンピュータシステムは、シャットダウン処理を開始し、
このシャットダウン処理の完了後にシステムの稼働を終
了する。
【0017】これにより、所定時間以内のユーティリテ
ィ電源装置からの電力供給遮断については何等問題なく
処理を継続でき、かつ、ユーティリティ電源装置からの
電力供給遮断が所定時間を超過した場合であっても、フ
ァイルシステムの一貫性を損なう等の心配がない。
ィ電源装置からの電力供給遮断については何等問題なく
処理を継続でき、かつ、ユーティリティ電源装置からの
電力供給遮断が所定時間を超過した場合であっても、フ
ァイルシステムの一貫性を損なう等の心配がない。
【0018】また、本発明によれば、停電等によりユー
ティリティ電源装置からの電力供給が遮断したときに、
上述と同様、まず、バックアップ電源装置からの電力供
給が開始される。そして、コンピュータシステムは、こ
のバックアップ電源装置からの電力供給により通常通り
の処理を継続する。
ティリティ電源装置からの電力供給が遮断したときに、
上述と同様、まず、バックアップ電源装置からの電力供
給が開始される。そして、コンピュータシステムは、こ
のバックアップ電源装置からの電力供給により通常通り
の処理を継続する。
【0019】また、このバックアップ電源装置からの電
力供給が開始されると、監視手段は、このバックアップ
電源装置の電力供給可能時間を監視する。ここで、ユー
ティリティ電源装置からの電力供給が回復した場合に
は、バックアップ電源装置からの電力供給は終了し、ユ
ーティリティ電源装置からの電力供給により通常通りの
コンピュータシステムの稼働が継続される。一方、監視
手段により監視されているバックアップ電源装置の電力
供給可能時間が所定の時間を下回った際に、ユーティリ
ティ電源装置からの電力供給が回復していない場合、コ
ンピュータシステムは、シャットダウン処理を開始し、
このシャットダウン処理の完了後にシステムの稼働を終
了する。
力供給が開始されると、監視手段は、このバックアップ
電源装置の電力供給可能時間を監視する。ここで、ユー
ティリティ電源装置からの電力供給が回復した場合に
は、バックアップ電源装置からの電力供給は終了し、ユ
ーティリティ電源装置からの電力供給により通常通りの
コンピュータシステムの稼働が継続される。一方、監視
手段により監視されているバックアップ電源装置の電力
供給可能時間が所定の時間を下回った際に、ユーティリ
ティ電源装置からの電力供給が回復していない場合、コ
ンピュータシステムは、シャットダウン処理を開始し、
このシャットダウン処理の完了後にシステムの稼働を終
了する。
【0020】これにより、上述と同様、所定時間以内の
ユーティリティ電源装置からの電力供給遮断については
何等問題なく処理を継続でき、かつ、ユーティリティ電
源装置からの電力供給可能時間が所定時間を下回った場
合であっても、ファイルシステムの一貫性を損なう等の
心配がない。
ユーティリティ電源装置からの電力供給遮断については
何等問題なく処理を継続でき、かつ、ユーティリティ電
源装置からの電力供給可能時間が所定時間を下回った場
合であっても、ファイルシステムの一貫性を損なう等の
心配がない。
【0021】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。まず、図1及び図2を参照して本発明の第1実施例
を説明する。図1は、第1実施例に係るバックアップ電
源装置付きコンピュータシステムの概略構成を示す図で
ある。
る。まず、図1及び図2を参照して本発明の第1実施例
を説明する。図1は、第1実施例に係るバックアップ電
源装置付きコンピュータシステムの概略構成を示す図で
ある。
【0022】同実施例に係るバックアップ電源装置付き
コンピュータシステム1は、通常時にはユーティリティ
電源11からの電力の供給を受けて稼働し、停電等によ
りユーティリティ電源11からの電力供給が遮断された
ときにはバックアップ電源3の電力の供給に切り替えて
稼働する。このユーティリティ電源11及びバックアッ
プ電源3の監視及び切替制御は電源制御部2により実施
する。
コンピュータシステム1は、通常時にはユーティリティ
電源11からの電力の供給を受けて稼働し、停電等によ
りユーティリティ電源11からの電力供給が遮断された
ときにはバックアップ電源3の電力の供給に切り替えて
稼働する。このユーティリティ電源11及びバックアッ
プ電源3の監視及び切替制御は電源制御部2により実施
する。
【0023】このコンピュータシステム1では、停電の
発生等によりバックアップ電源3からの電力供給が開始
された場合、バックアップ稼働時間監視部4によってバ
ックアップ電源3の電力供給経過時間が監視され、予め
設定された所定の時間内(t1)は、バックアップ電源
3から供給される電力によってプロセスの実行を継続す
る。そして、ユーティリティ電源11からの電力供給が
回復しないままt1を経過した場合には、データベース
管理システムのチェックポイントを取得する。
発生等によりバックアップ電源3からの電力供給が開始
された場合、バックアップ稼働時間監視部4によってバ
ックアップ電源3の電力供給経過時間が監視され、予め
設定された所定の時間内(t1)は、バックアップ電源
3から供給される電力によってプロセスの実行を継続す
る。そして、ユーティリティ電源11からの電力供給が
回復しないままt1を経過した場合には、データベース
管理システムのチェックポイントを取得する。
【0024】ユーティリティ電源11からの電力供給が
回復しないままデータベース管理システムのチェックポ
イント処理が終了した場合、今度はバッファ書き戻し部
6によってファイルシステムのメモリ8上のバッファ9
の内容をディスク装置10に書き戻す処理を行う。さら
に、ユーティリティ電源11からの電力供給が回復しな
いままファイルシステムのメモリ8上のバッファ9の内
容をディスク装置10に書き戻す処理が終了した場合に
は、プロセス実行抑止部7によってプロセッサ5による
プロセスの実行を抑止する。このプロセスの実行抑止中
に電源制御部2によってユーティリティ電源11からの
電力供給の回復が検知された場合には、ユーティリティ
電源11からの電源供給を受けてシステムを稼働させ、
プロセスの実行を行う。一方、プロセスの実行抑止中に
ユーティリティ電源からの電力供給の回復が検知されな
いままバックアップ電源3からの電力供給が終了した場
合には、システムは停止する。
回復しないままデータベース管理システムのチェックポ
イント処理が終了した場合、今度はバッファ書き戻し部
6によってファイルシステムのメモリ8上のバッファ9
の内容をディスク装置10に書き戻す処理を行う。さら
に、ユーティリティ電源11からの電力供給が回復しな
いままファイルシステムのメモリ8上のバッファ9の内
容をディスク装置10に書き戻す処理が終了した場合に
は、プロセス実行抑止部7によってプロセッサ5による
プロセスの実行を抑止する。このプロセスの実行抑止中
に電源制御部2によってユーティリティ電源11からの
電力供給の回復が検知された場合には、ユーティリティ
電源11からの電源供給を受けてシステムを稼働させ、
プロセスの実行を行う。一方、プロセスの実行抑止中に
ユーティリティ電源からの電力供給の回復が検知されな
いままバックアップ電源3からの電力供給が終了した場
合には、システムは停止する。
【0025】図2は第1実施例に係るバックアップ電源
装置付きコンピュータシステムの状態遷移図である。コ
ンピュータシステム1は、通常はユーティリティ電源1
1からの電源供給を受けてシステムを稼働し(図2の
(a))、例えば停電等によりユーティリティ電源11
からの電力供給が遮断したようなときには(図2の
(1))、バックアップ電源3から供給される電力によ
りシステムを稼働する(図2の(b))。同実施例に係
るコンピュータシステム1では、バックアップ電源3か
らの電力供給開始後、バックアップ稼働時間監視部4に
よってバックアップ電源3の電力供給経過時間が監視さ
れ、予め設定された所定の時間内(t1)はバックアッ
プ電源3から供給される電力によってプロセスの実行を
継続する。そして、t1の間にユーティリティ電源11
からの電力供給が回復した場合には(図2の(2))、
ユーティリティ電源11からの電源供給を受けてシステ
ムの稼働を行い、通常通りプロセスの実行を継続する
(図2の(a))。一方、ユーティリティ電源11が回
復しないままt1を経過した場合は(図2の(3))、
データベース管理システムのチェックポイントを取得す
る(図2の(c))。また、このデータベース管理シス
テムのチェックポイント処理中にユーティリティ電源1
1からの電力供給が回復した場合は(図2の(4))、
ユーティリティ電源11から電源供給を受けてシステム
を稼働し(図2の(d))、データベース管理システム
のチェックポイント処理終了後(図2の(5))、通常
の処理に移行する(図2の(a))。
装置付きコンピュータシステムの状態遷移図である。コ
ンピュータシステム1は、通常はユーティリティ電源1
1からの電源供給を受けてシステムを稼働し(図2の
(a))、例えば停電等によりユーティリティ電源11
からの電力供給が遮断したようなときには(図2の
(1))、バックアップ電源3から供給される電力によ
りシステムを稼働する(図2の(b))。同実施例に係
るコンピュータシステム1では、バックアップ電源3か
らの電力供給開始後、バックアップ稼働時間監視部4に
よってバックアップ電源3の電力供給経過時間が監視さ
れ、予め設定された所定の時間内(t1)はバックアッ
プ電源3から供給される電力によってプロセスの実行を
継続する。そして、t1の間にユーティリティ電源11
からの電力供給が回復した場合には(図2の(2))、
ユーティリティ電源11からの電源供給を受けてシステ
ムの稼働を行い、通常通りプロセスの実行を継続する
(図2の(a))。一方、ユーティリティ電源11が回
復しないままt1を経過した場合は(図2の(3))、
データベース管理システムのチェックポイントを取得す
る(図2の(c))。また、このデータベース管理シス
テムのチェックポイント処理中にユーティリティ電源1
1からの電力供給が回復した場合は(図2の(4))、
ユーティリティ電源11から電源供給を受けてシステム
を稼働し(図2の(d))、データベース管理システム
のチェックポイント処理終了後(図2の(5))、通常
の処理に移行する(図2の(a))。
【0026】なお、ユーティリティ電源11からの電力
供給を受けてシステムを稼働しデータベース管理システ
ムのチェックポイント処理を実行しているときに(図2
の(d))、再度ユーティリティ電源11からの電力供
給が遮断した場合には(図2の(6))、バックアップ
電源3からの電源供給によりシステムを稼働しデータベ
ース管理システムのチェックポイント処理を継続する
(図2の(c))。
供給を受けてシステムを稼働しデータベース管理システ
ムのチェックポイント処理を実行しているときに(図2
の(d))、再度ユーティリティ電源11からの電力供
給が遮断した場合には(図2の(6))、バックアップ
電源3からの電源供給によりシステムを稼働しデータベ
ース管理システムのチェックポイント処理を継続する
(図2の(c))。
【0027】次に、ユーティリティ電源11からの電力
供給が回復しないままデータベース管理システムのチェ
ックポイント処理が終了した場合には(図2の
(7))、バッファ書き戻し部6によってファイルシス
テムのメモリ8上のバッファ9の内容をディスク装置1
0に書き戻す(図2の(e))。ファイルシステムのメ
モリ8上のバッファ9の内容をディスク装置10へ書き
戻す処理中に、ユーティリティ電源11からの電力供給
が回復した場合には(図2の(8))、ユーティリティ
電源11からの電源供給を受けてシステムを稼働し、フ
ァイルシステムのメモリ8上のバッファ9の内容をディ
スク装置10へ書き戻す処理を継続する(図2の
(f))。そして、ファイルシステムのメモリ8上のバ
ッファ9の内容をディスク装置10へ書き戻す処理の終
了後(図2の(9))、通常の処理に移行する(図2の
(a))。
供給が回復しないままデータベース管理システムのチェ
ックポイント処理が終了した場合には(図2の
(7))、バッファ書き戻し部6によってファイルシス
テムのメモリ8上のバッファ9の内容をディスク装置1
0に書き戻す(図2の(e))。ファイルシステムのメ
モリ8上のバッファ9の内容をディスク装置10へ書き
戻す処理中に、ユーティリティ電源11からの電力供給
が回復した場合には(図2の(8))、ユーティリティ
電源11からの電源供給を受けてシステムを稼働し、フ
ァイルシステムのメモリ8上のバッファ9の内容をディ
スク装置10へ書き戻す処理を継続する(図2の
(f))。そして、ファイルシステムのメモリ8上のバ
ッファ9の内容をディスク装置10へ書き戻す処理の終
了後(図2の(9))、通常の処理に移行する(図2の
(a))。
【0028】なお、ユーティリティ電源11からの電源
供給によりシステムを稼働し、ファイルシステムのメモ
リ8上のバッファ9の内容をディスク装置10へ書き戻
す処理を実行しているときに(図2の(f))、再度ユ
ーティリティ電源11からの電力供給が遮断した場合に
は(図2の(10))は、バックアップ電源3からの電
源供給によりシステムを稼働しファイルシステムのメモ
リ8上のバッファ9の内容をディスク装置10へ書き戻
す処理を継続する(図2の(e))。
供給によりシステムを稼働し、ファイルシステムのメモ
リ8上のバッファ9の内容をディスク装置10へ書き戻
す処理を実行しているときに(図2の(f))、再度ユ
ーティリティ電源11からの電力供給が遮断した場合に
は(図2の(10))は、バックアップ電源3からの電
源供給によりシステムを稼働しファイルシステムのメモ
リ8上のバッファ9の内容をディスク装置10へ書き戻
す処理を継続する(図2の(e))。
【0029】ユーティリティ電源11が回復しないまま
ファイルシステムのメモリ8上のバッファ9の内容をデ
ィスク装置10へ書き戻す処理が終了した場合は(図2
の(11))、プロセス実行抑止部7によってプロセッ
サ5によるプロセスの実行を抑止する(図2の
(g))。このプロセスの実行抑止中にユーティリティ
電源11からの電源供給が回復した場合には(図2の
(12))、ユーティリティ電源11からの電源供給に
よりシステムを稼働し通常の処理に移行する(図2の
(a))。一方、プロセスの実行抑止中に電源制御部2
によるユーティリティ電源11からの電力供給の回復が
検知されないままバックアップ電源3からの電力供給が
終了した場合(図2の(13))、システムは停止する
(図2の(h))。
ファイルシステムのメモリ8上のバッファ9の内容をデ
ィスク装置10へ書き戻す処理が終了した場合は(図2
の(11))、プロセス実行抑止部7によってプロセッ
サ5によるプロセスの実行を抑止する(図2の
(g))。このプロセスの実行抑止中にユーティリティ
電源11からの電源供給が回復した場合には(図2の
(12))、ユーティリティ電源11からの電源供給に
よりシステムを稼働し通常の処理に移行する(図2の
(a))。一方、プロセスの実行抑止中に電源制御部2
によるユーティリティ電源11からの電力供給の回復が
検知されないままバックアップ電源3からの電力供給が
終了した場合(図2の(13))、システムは停止する
(図2の(h))。
【0030】即ち、第1実施例に係るバックアップ電源
装置付きコンピュータシステムによれば、ユーティリテ
ィ電源からの電力供給がいずれのタイミングで回復した
場合であっても、その時点で最良の対策を講ずることが
できることとなる。
装置付きコンピュータシステムによれば、ユーティリテ
ィ電源からの電力供給がいずれのタイミングで回復した
場合であっても、その時点で最良の対策を講ずることが
できることとなる。
【0031】次に、図3及び図4を参照して本発明の第
2実施例を説明する。図3は第2実施例に係るバックア
ップ電源装置付きコンピュータシステムの概略構成を示
す図である。
2実施例を説明する。図3は第2実施例に係るバックア
ップ電源装置付きコンピュータシステムの概略構成を示
す図である。
【0032】同実施例に係るバックアップ電源装置付き
コンピュータシステム1は、通常時にはユーティリティ
電源11からの電力の供給を受けて稼働し、停電等によ
りユーティリティ電源11からの電力供給が遮断された
ときにはバックアップ電源3の電力の供給に切り替えて
稼働する。このユーティリティ電源11及びバックアッ
プ電源3の監視及び切替制御は電源制御部2により実施
する。
コンピュータシステム1は、通常時にはユーティリティ
電源11からの電力の供給を受けて稼働し、停電等によ
りユーティリティ電源11からの電力供給が遮断された
ときにはバックアップ電源3の電力の供給に切り替えて
稼働する。このユーティリティ電源11及びバックアッ
プ電源3の監視及び切替制御は電源制御部2により実施
する。
【0033】このコンピュータシステム1では、停電の
発生等によりバックアップ電源3からの電力供給が開始
された場合、バックアップ稼働可能時間監視部12によ
ってバックアップ電源3の電力供給可能時間が監視さ
れ、予め設定された所定の電力供給可能時間(t2)を
下回るまで、バックアップ電源3から供給される電力に
よってプロセスの実行を継続する。そして、ユーティリ
ティ電源11からの電力供給が回復しないままt2を下
回った場合には、データベース管理システムのチェック
ポイントを取得する。
発生等によりバックアップ電源3からの電力供給が開始
された場合、バックアップ稼働可能時間監視部12によ
ってバックアップ電源3の電力供給可能時間が監視さ
れ、予め設定された所定の電力供給可能時間(t2)を
下回るまで、バックアップ電源3から供給される電力に
よってプロセスの実行を継続する。そして、ユーティリ
ティ電源11からの電力供給が回復しないままt2を下
回った場合には、データベース管理システムのチェック
ポイントを取得する。
【0034】ユーティリティ電源11からの電力供給が
回復しないままデータベース管理システムのチェックポ
イント処理が終了した場合、今度はバッファ書き戻し部
6によってファイルシステムのメモリ8上のバッファ9
の内容をディスク装置10に書き戻す処理を行う。さら
に、ユーティリティ電源11からの電力供給が回復しな
いままファイルシステムのメモリ8上のバッファ9の内
容をディスク装置10に書き戻す処理が終了した場合に
は、プロセス実行抑止部7によってプロセッサ5による
プロセスの実行を抑止する。このプロセスの実行抑止中
に電源制御部2によってユーティリティ電源11からの
電力供給の回復が検知された場合には、ユーティリティ
電源11からの電源供給を受けてシステムを稼働させ、
プロセスの実行を行う。一方、プロセスの実行抑止中に
ユーティリティ電源からの電力供給の回復が検知されな
いままバックアップ電源3からの電力供給が終了した場
合には、システムは停止する。
回復しないままデータベース管理システムのチェックポ
イント処理が終了した場合、今度はバッファ書き戻し部
6によってファイルシステムのメモリ8上のバッファ9
の内容をディスク装置10に書き戻す処理を行う。さら
に、ユーティリティ電源11からの電力供給が回復しな
いままファイルシステムのメモリ8上のバッファ9の内
容をディスク装置10に書き戻す処理が終了した場合に
は、プロセス実行抑止部7によってプロセッサ5による
プロセスの実行を抑止する。このプロセスの実行抑止中
に電源制御部2によってユーティリティ電源11からの
電力供給の回復が検知された場合には、ユーティリティ
電源11からの電源供給を受けてシステムを稼働させ、
プロセスの実行を行う。一方、プロセスの実行抑止中に
ユーティリティ電源からの電力供給の回復が検知されな
いままバックアップ電源3からの電力供給が終了した場
合には、システムは停止する。
【0035】図4は、第2実施例に係るバックアップ電
源装置付きコンピュータシステムの状態遷移図である。
コンピュータシステム1は、通常はユーティリティ電源
11からの電源供給を受けてシステムを稼働し(図4の
(a))、例えば停電等によりユーティリティ電源11
からの電力供給が遮断したようなときには(図4の
(1))、バックアップ電源3から供給される電力によ
りシステムを稼働する(図4の(b))。同実施例に係
るコンピュータシステム1では、バックアップ電源3か
らの電力供給開始後、バックアップ稼働可能時間監視部
12によってバックアップ電源3の電力供給可能時間が
監視され、予め設定された所定の電力供給可能時間(t
2)を下回るまで、バックアップ電源3から供給される
電力によってプロセスの実行を継続する。そして、t2
を下回る以前にユーティリティ電源11からの電力供給
が回復した場合には(図4の(2))、ユーティリティ
電源11から電源供給を受けてシステムの稼働を行い、
通常通りプロセスの実行を継続する(図4の(a))。
一方、ユーティリティ電源11が回復しないままt2を
下回った場合は(図4の(3))、データベース管理シ
ステムのチェックポイントを取得する(図4の
(c))。また、このデータベース管理システムのチェ
ックポイント処理中にユーティリティ電源11からの電
力供給が回復した場合は(図4の(4))、ユーティリ
ティ電源11から電源供給を受けてシステムを稼働し
(図4の(d))、データベース管理システムのチェッ
クポイント処理終了後(図4の(5))、通常の処理に
移行する(図4の(a))。
源装置付きコンピュータシステムの状態遷移図である。
コンピュータシステム1は、通常はユーティリティ電源
11からの電源供給を受けてシステムを稼働し(図4の
(a))、例えば停電等によりユーティリティ電源11
からの電力供給が遮断したようなときには(図4の
(1))、バックアップ電源3から供給される電力によ
りシステムを稼働する(図4の(b))。同実施例に係
るコンピュータシステム1では、バックアップ電源3か
らの電力供給開始後、バックアップ稼働可能時間監視部
12によってバックアップ電源3の電力供給可能時間が
監視され、予め設定された所定の電力供給可能時間(t
2)を下回るまで、バックアップ電源3から供給される
電力によってプロセスの実行を継続する。そして、t2
を下回る以前にユーティリティ電源11からの電力供給
が回復した場合には(図4の(2))、ユーティリティ
電源11から電源供給を受けてシステムの稼働を行い、
通常通りプロセスの実行を継続する(図4の(a))。
一方、ユーティリティ電源11が回復しないままt2を
下回った場合は(図4の(3))、データベース管理シ
ステムのチェックポイントを取得する(図4の
(c))。また、このデータベース管理システムのチェ
ックポイント処理中にユーティリティ電源11からの電
力供給が回復した場合は(図4の(4))、ユーティリ
ティ電源11から電源供給を受けてシステムを稼働し
(図4の(d))、データベース管理システムのチェッ
クポイント処理終了後(図4の(5))、通常の処理に
移行する(図4の(a))。
【0036】なお、ユーティリティ電源11からの電力
供給を受けてシステムを稼働しデータベース管理システ
ムのチェックポイント処理を実行しているときに(図4
の(d))、再度ユーティリティ電源11からの電力供
給が遮断した場合には(図4の(6))、バックアップ
電源3からの電源供給によりシステムを稼働しデータベ
ース管理システムのチェックポイント処理を継続する
(図4の(c))。
供給を受けてシステムを稼働しデータベース管理システ
ムのチェックポイント処理を実行しているときに(図4
の(d))、再度ユーティリティ電源11からの電力供
給が遮断した場合には(図4の(6))、バックアップ
電源3からの電源供給によりシステムを稼働しデータベ
ース管理システムのチェックポイント処理を継続する
(図4の(c))。
【0037】次に、ユーティリティ電源11からの電力
供給が回復しないままデータベース管理システムのチェ
ックポイント処理が終了した場合には(図4の
(7))、バッファ書き戻し部6によってファイルシス
テムのメモリ8上のバッファ9の内容をディスク装置1
0に書き戻す(図4の(e))。ファイルシステムのメ
モリ8上のバッファ9の内容をディスク装置10へ書き
戻す処理中に、ユーティリティ電源11からの電力供給
が回復した場合には(図4の(8))、ユーティリティ
電源11からの電源供給を受けてシステムを稼働し、フ
ァイルシステムのメモリ8上のバッファ9の内容をディ
スク装置10へ書き戻す処理を継続する(図4の
(f))。そして、ファイルシステムのメモリ8上のバ
ッファ9の内容をディスク装置10へ書き戻す処理の終
了後(図4の(9))、通常の処理に移行する(図4の
(a))。
供給が回復しないままデータベース管理システムのチェ
ックポイント処理が終了した場合には(図4の
(7))、バッファ書き戻し部6によってファイルシス
テムのメモリ8上のバッファ9の内容をディスク装置1
0に書き戻す(図4の(e))。ファイルシステムのメ
モリ8上のバッファ9の内容をディスク装置10へ書き
戻す処理中に、ユーティリティ電源11からの電力供給
が回復した場合には(図4の(8))、ユーティリティ
電源11からの電源供給を受けてシステムを稼働し、フ
ァイルシステムのメモリ8上のバッファ9の内容をディ
スク装置10へ書き戻す処理を継続する(図4の
(f))。そして、ファイルシステムのメモリ8上のバ
ッファ9の内容をディスク装置10へ書き戻す処理の終
了後(図4の(9))、通常の処理に移行する(図4の
(a))。
【0038】なお、ユーティリティ電源11からの電源
供給によりシステムを稼働し、ファイルシステムのメモ
リ8上のバッファ9の内容をディスク装置10へ書き戻
す処理を実行しているときに(図4の(f))、再度ユ
ーティリティ電源11からの電力供給が遮断した場合に
は(図4の(10))は、バックアップ電源3からの電
源供給によりシステムを稼働しファイルシステムのメモ
リ8上のバッファ9の内容をディスク装置10へ書き戻
す処理を継続する(図4の(e))。
供給によりシステムを稼働し、ファイルシステムのメモ
リ8上のバッファ9の内容をディスク装置10へ書き戻
す処理を実行しているときに(図4の(f))、再度ユ
ーティリティ電源11からの電力供給が遮断した場合に
は(図4の(10))は、バックアップ電源3からの電
源供給によりシステムを稼働しファイルシステムのメモ
リ8上のバッファ9の内容をディスク装置10へ書き戻
す処理を継続する(図4の(e))。
【0039】ユーティリティ電源11が回復しないまま
ファイルシステムのメモリ8上のバッファ9の内容をデ
ィスク装置10へ書き戻す処理が終了した場合は(図4
の(11))、プロセス実行抑止部7によってプロセッ
サ2によるプロセスの実行を抑止する(図4の
(g))。このプロセスの実行抑止中にユーティリティ
電源11からの電源供給が回復した場合には(図4の
(12))、ユーティリティ電源11からの電源供給に
よりシステムを稼働し通常の処理に移行する(図4の
(a))。一方、プロセスの実行抑止中に電源制御部2
によるユーティリティ電源11からの電力供給の回復が
検知されないままバックアップ電源3からの電力供給が
終了した場合(図4の(13))、システムは停止する
(図4の(h))。
ファイルシステムのメモリ8上のバッファ9の内容をデ
ィスク装置10へ書き戻す処理が終了した場合は(図4
の(11))、プロセス実行抑止部7によってプロセッ
サ2によるプロセスの実行を抑止する(図4の
(g))。このプロセスの実行抑止中にユーティリティ
電源11からの電源供給が回復した場合には(図4の
(12))、ユーティリティ電源11からの電源供給に
よりシステムを稼働し通常の処理に移行する(図4の
(a))。一方、プロセスの実行抑止中に電源制御部2
によるユーティリティ電源11からの電力供給の回復が
検知されないままバックアップ電源3からの電力供給が
終了した場合(図4の(13))、システムは停止する
(図4の(h))。
【0040】即ち、第2実施例に係るバックアップ電源
装置付きコンピュータシステムによれば、第1実施例と
同様にユーティリティ電源からの電力供給がいずれのタ
イミングで回復した場合であっても、その時点で最良の
対策を講ずることができることとなる。
装置付きコンピュータシステムによれば、第1実施例と
同様にユーティリティ電源からの電力供給がいずれのタ
イミングで回復した場合であっても、その時点で最良の
対策を講ずることができることとなる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、所
定時間以内のユーティリティ電源装置からの電力供給遮
断については何等問題なく処理を継続でき、かつ、ユー
ティリティ電源装置からの電力供給遮断が所定時間以上
に及んだ場合であってもシャットダウン処理の実行は確
保されるため、ファイルシステムの一貫性を損なう等の
心配がなく、高信頼性かつ高性能のコンピュータシステ
ムを実現することができる。
定時間以内のユーティリティ電源装置からの電力供給遮
断については何等問題なく処理を継続でき、かつ、ユー
ティリティ電源装置からの電力供給遮断が所定時間以上
に及んだ場合であってもシャットダウン処理の実行は確
保されるため、ファイルシステムの一貫性を損なう等の
心配がなく、高信頼性かつ高性能のコンピュータシステ
ムを実現することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係るバックアップ電源装
置付きコンピュータシステムの概略構成を示す図。
置付きコンピュータシステムの概略構成を示す図。
【図2】第1実施例に係るバックアップ電源装置付きコ
ンピュータシステムの状態遷移図。
ンピュータシステムの状態遷移図。
【図3】本発明の第2実施例に係るバックアップ電源装
置付きコンピュータシステムの概略構成を示す図。
置付きコンピュータシステムの概略構成を示す図。
【図4】第2実施例に係るバックアップ電源装置付きコ
ンピュータシステムの状態遷移図。
ンピュータシステムの状態遷移図。
1…コンピュータシステム、2…電源制御部、3…バッ
クアップ電源、4…バックアップ稼働時間監視部、5…
プロセッサ、6…バッファ書き戻し部、7…プロセス実
行抑止部、8…メモリ、9…バッファ、10…ディスク
装置、11…ユーティリティ電源、12…バックアップ
稼働可能時間監視部。
クアップ電源、4…バックアップ稼働時間監視部、5…
プロセッサ、6…バッファ書き戻し部、7…プロセス実
行抑止部、8…メモリ、9…バッファ、10…ディスク
装置、11…ユーティリティ電源、12…バックアップ
稼働可能時間監視部。
Claims (5)
- 【請求項1】 ユーティリティ電源装置とバックアップ
電源装置とを備えたコンピュータシステムであって、通
常時はユーティリティ電源装置より供給される電力によ
りシステムを稼働し、停電等によりユーティリティ電源
装置からの電力供給が遮断したときに、バックアップ電
源装置より供給される電力によりシステムを稼働するコ
ンピュータシステムにおいて、 バックアップ電源装置による電力供給が開始された際
に、その経過時間を監視する手段と、この手段により監
視される経過時間が所定の時間を超過し、かつユーティ
リティ電源装置からの電力供給が回復していないとき
に、上記コンピュータシステムのシャットダウン処理を
開始して、このシャットダウン処理の完了後にシステム
の稼働を終了する手段とを具備してなることを特徴とす
るバックアップ電源装置付きコンピュータシステム。 - 【請求項2】 ユーティリティ電源装置とバックアップ
電源装置とを備えたコンピュータシステムであって、通
常時はユーティリティ電源装置より供給される電力によ
りシステムを稼働し、停電等によりユーティリティ電源
装置からの電力供給が遮断したときに、バックアップ電
源装置より供給される電力によりシステムを稼働するコ
ンピュータシステムにおいて、 バックアップ電源装置による電力供給が開始された際
に、このバックアップ電源装置の電力供給可能時間を監
視する手段と、この手段により監視される電力供給可能
時間が所定の時間を下回り、かつユーティリティ電源装
置からの電力供給が回復していないときに、上記コンピ
ュータシステムのシャットダウン処理を開始して、この
シャットダウン処理の完了後にシステムの稼働を終了す
る手段とを具備してなることを特徴とするバックアップ
電源装置付きコンピュータシステム。 - 【請求項3】 上記シャットダウン処理は、揮発性メモ
リに保持されたファイルシステムのデータを外部記憶装
置に退避することを特徴とする請求項1又は2記載のバ
ックアップ電源装置付きコンピュータシステム。 - 【請求項4】 上記シャットダウン処理は、データベー
ス管理システムのチェックポイントを採取した後に、揮
発性メモリに保持されたファイルシステムのデータを外
部記憶装置に退避することを特徴とする請求項1又は2
記載のバックアップ電源装置付きコンピュータシステ
ム。 - 【請求項5】 上記シャットダウン処理は、プロセスの
実行を抑止し、ユーティリティ電源装置からの電力供給
が回復した際に、プロセスの実行を再開する手段を具備
してなることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
のバックアップ電源装置付きコンピュータシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7133878A JPH08328702A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | バックアップ電源装置付きコンピュータシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7133878A JPH08328702A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | バックアップ電源装置付きコンピュータシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08328702A true JPH08328702A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15115197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7133878A Pending JPH08328702A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | バックアップ電源装置付きコンピュータシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08328702A (ja) |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP7133878A patent/JPH08328702A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3020833B2 (ja) | チェックポイント取得システム | |
JPH09282056A (ja) | ネットワークハイバネーションシステムおよびその制御方法 | |
KR100899582B1 (ko) | 정보 처리 장치, 그 제어 장치, 그 제어 방법 및 제어프로그램을 저장한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 | |
JPH08328702A (ja) | バックアップ電源装置付きコンピュータシステム | |
JPH0728572A (ja) | 停電時自動データ保存装置 | |
JP3487127B2 (ja) | 情報処理装置、商品登録装置、および、プログラム記憶媒体 | |
JPS58175198A (ja) | デ−タ処理装置 | |
JP3185446B2 (ja) | 計算機システム | |
WO2014147707A1 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム | |
CN114218010B (zh) | 一种数据备份与恢复方法、系统、终端设备及存储介质 | |
JPH0830520A (ja) | コンピュータシステム | |
JP2004258964A (ja) | 計算機システムの自動運転方法及び計算機システム | |
JPH1125007A (ja) | バックアップデータの保存・回復方法 | |
JPH0789308B2 (ja) | コンピュ−タの自動再スタ−ト方法 | |
JPH05282214A (ja) | システムリスタート方法及び装置 | |
JP2001084179A (ja) | 自動バックアップシステム及び自動バックアッププログラムを記録した記録媒体 | |
JP3470454B2 (ja) | マルチプロセッサシステムの通信制御方法 | |
JPH037965B2 (ja) | ||
JP3664079B2 (ja) | システムフリーズにおけるジョブ停止方法及び装置 | |
JPH0619808A (ja) | 情報処理装置 | |
JPH04273553A (ja) | 計算機システム | |
JPH0316656B2 (ja) | ||
JP2003141815A (ja) | 保存データ欠落防止方法 | |
JPS63280357A (ja) | デ−タ退避/復旧方式 | |
JPH0721091A (ja) | 電子計算機における停電処理方法 |