JPH08328431A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08328431A
JPH08328431A JP7128447A JP12844795A JPH08328431A JP H08328431 A JPH08328431 A JP H08328431A JP 7128447 A JP7128447 A JP 7128447A JP 12844795 A JP12844795 A JP 12844795A JP H08328431 A JPH08328431 A JP H08328431A
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erasing
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JP7128447A
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English (en)
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Kazuhiko Hirooka
和彦 廣岡
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿台上の原稿の一部が浮いている場合、そ
の浮き量によって最適な画像消去ができる画像形成装置
の提供を目的とする。 【構成】 原稿台からの原稿の浮き量を検出する原稿位
置検知部を走査させる光学系モータをステップS500
1でスタートさせる。ステップS5002で原稿位置検
知部を始動させるタイマーをスタートさせる。ステップ
S5003でタイマーがカウントアップすると、ステッ
プS5004で原稿の浮き量が検出されてその値が記憶
される。原稿位置検出部の走査に伴なって以上の動作を
所定回数繰り返す(ステップS5003〜S500
6)。ステップS5007で光学系モータを反転させ
る。ステップS5004で検出される浮き量データを所
定値と比較して画像消去領域を決定する。この結果に基
づいてステップS5010でコピーシーケンスを実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置、特に原稿
・転写紙等の用紙の位置検出手段を備えた画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機に代表される画像
形成装置においては、例えば、見開きの本を複写した場
合、中央部などの原稿の浮いた部分の画像形成が正常に
行われず黒い影となるなど、非常に見苦しい画像となっ
ていた。
【0003】また、このような影を消去するため、予め
エディタなどの位置入力手段によって原稿の消去位置を
指定し、指定部分の画像を消去する方法や、原稿を2分
割して出力するページ連写機能のような特定の複写モー
ドが選択されたときには、予め設定された位置の画像を
消去するようにする方法等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、位置入力手段で消去位置を設定する場
合、そのたび毎に設定が必要となったり、設定位置が不
完全であったりなど操作性が悪いという問題点があっ
た。
【0005】また、特定の複写モードで自動的に所定位
置の画像消去を行う場合、原稿によっては、消去が必要
のない部分まで消去してしまったり、設定された幅が適
正でないため効果が十分でない等の問題点があった。
【0006】本発明の目的は上述の点に鑑み、原稿の浮
きによる画像再生時の影を最適に消去することができる
画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明の第1の手段は、原稿台上の原稿をスキャ
ンして画像形成を行う画像形成装置において、前記原稿
台からの前記原稿の浮き量を検出するための位置検出手
段と、前記原稿に対して少なくとも一次元的に前記位置
検出手段を走査するスキャン手段と、出力画像の一部を
強制的に消去する消去手段と、前記位置検出手段の検出
結果に従って前記消去手段で出力画像の一部を消去する
制御手段とを具備することを特徴とする。
【0008】また本発明の第2の手段は、前記制御手段
は、前記位置検出手段の検出結果により、原稿の浮き量
が所定値以上と検知された部分の画像を消去することを
特徴とする。
【0009】また本発明の第3の手段は、前記画像形成
装置の状態表示を行う表示手段を具備し、前記制御手段
は、前記位置検出手段の検出結果により、画像を消去す
る部分が存在するときには原稿の一部が浮いていること
を示す警告表示を、画像の形成を行う以前に前記表示手
段に表示することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の第1の手段によれば、スキャン手段に
より原稿に対して少なくとも一次元的に走査される位置
検出手段の検出結果によって、制御手段は、原稿台から
浮いている原稿の位置を検知し、その結果に応じて消去
手段を用いて出力画像の一部を消去する。
【0011】本発明の第2の手段によれば、制御手段
は、位置検出手段の検出結果を所定値と比較することに
より画像の消去する部分を決定する。
【0012】本発明の第3の手段によれば、制御手段が
画像の一部を消去する場合には、その旨が表示手段を用
いて予め使用者に報知される。
【0013】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0014】(第1の実施例)図2は本発明に係る画像
形成装置の一例を示す断面構成図である。
【0015】図2において、100は複写装置本体、2
00は予約トレイ210を具えた原稿の自動給送を行う
循環式自動原稿送り装置すなわちフィーダ(以下RDF
と記す)、250は仕分け装置すなわちソータであり、
これらRDF200とソータ250は本体100に対し
て着脱自在に組合わせて使用できるようになっている。
【0016】101は原稿載置台としての原稿台ガラス
である。また、102は画像読取り手段としての光学系
であり、原稿照明ランプ(露光ランプ)103と、走査
ミラーと、レンズ143と、モータ104等から構成さ
れており、モータ104により走査される露光ランプ1
03で原稿を照明し、原稿からの反射光を走査ミラーと
レンズ143により感光体ドラム105上に照射する。
また、2000は原稿位置検知部で、原稿照明ランプ1
03とともにミラー台160に搭載され、モータ104
により原稿を走査するようになっている。
【0017】前記感光体ドラム105の回りには、1次
帯電器106と、ブランク露光ユニット107と、電位
センサ108と、現像器109と転写帯電器110と、
分離帯電器111と、クリーニング装置112とが装備
されていて、これらの機器と感光体ドラム105等によ
り画像記録手段が構成されている。
【0018】感光体ドラム105はメインモータ113
により図2に示す矢印の方向に回転するもので、1次帯
電器106によりコロナ帯電されて、光学系102から
原稿の反射光が照射されると、静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像器109により現像されてトナー
像として可視化される。
【0019】一方、上段カセット114あるいは下段カ
セット115からピックアップローラ116,117を
介し、給紙ローラ118,119により本体100内に
送られた転写紙が、レジストローラ120によりトナー
像の先端と転写紙の先端とが一致するようにタイミング
がとられた後、感光体ドラム105に給送され、転写帯
電器110によりトナー像が転写される。この転写後、
転写紙は分離帯電器111により感光体ドラム105か
ら分離され、後述するように、転写紙位置検知部210
0によりその浮き量が検出され、さらに搬送ベルト12
1により定着器122に導かれて加圧、加熱により定着
され、この後排出ローラ123により本体100の外に
排出される。また、感光体ドラム105はクリーニング
装置112により、その表面が清掃される。
【0020】本体100には、例えば4000枚の転写
紙を収納し得るデッキ124が装備されている。デッキ
124のリフタ125は、給紙ローラ126に転写紙が
常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。
【0021】図2において、127は排紙フラッパであ
り、両面記録側ないし多重記録側と排出側(ソータ25
0)の経路を切り替える。排出ローラ123から送り出
された転写紙は、この排紙フラッパ127により両面記
録側ないし多重記録側に切り替えられる。
【0022】128は下搬送パスであり、排出ローラ1
23から送り出された転写紙を反転パス129を介し転
写紙を裏返して再給紙トレイ130に導く。また、13
1は両面記録と多重記録の経路を切り替える多重フラッ
パであり、これを左方向に倒すことにより転写紙を反転
パス129に介さず、直接下搬送パス128に導く。
【0023】132は経路133を通じて転写紙を感光
体ドラム105側に給紙する給紙ローラである。また1
34は排紙フラッパ127の近傍に配置されて、該排紙
フラッパ127により排出側に切り替えられた転写紙を
機外に排出する排出ローラである。
【0024】両面記録(両面複写)や多重記録(多重複
写)時には、排紙フラッパ127を上方に上げて、複写
済みの転写紙をパス128,129を介して裏返した状
態で再給紙トレイ130に格納する。このとき、両面記
録時には多重フラッパ131を右方向へ倒し、また多重
記録時には該多重フラッパ131を左方向へ倒してお
く。次に行う裏面記録時や多重記録時には、再給紙トレ
イ130に格納されている転写紙が、下から1枚づつ給
紙ローラ132により経路133を介して本体のレジス
トローラ120に導かれる。
【0025】本体から転写紙を反転して排出するときに
は、排紙フラッパ127を上方へ上げ、フラッパ131
を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を反転パス129側
へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ140を通
過した後に反転ローラ142によって第2の送りローラ
側へ搬送し、排出ローラ134によって、複写紙を裏返
して機外へ排出する。
【0026】図3は上述の本体100に設けられた操作
部600の配置構成例を示したものである。
【0027】図3において、601はアスタリスク
(*)キーであり、オペレータ(使用者)が、綴じ代量
の設定とか、原稿枠消しのサイズ設定等の設定モードの
ときに用いる。627はカーソルキーであり、設定モー
ド時の設定項目を選択するときに用いる。628はOK
キーであり、設定モード時の設定内容を確定するときに
用いる。
【0028】606はオールリセットキーであり、標準
モードに戻すときに押す。また、オートシャットオフ状
態から標準モードに復帰させるときにもこのキー602
を押す。605は複写開始キー(コピースタートキー)
であり、複写を開始するときに押す。604はクリア/
ストップキーであり、待機(スタンバイ)中はクリアキ
ー、複写記録中はストップキーの機能を有する。このク
リアキーは、設定した複写枚数を解除するときにも使用
する。また、ストップキーは連続複写を中断するときに
押すものであり、この押した時点での複写が終了した後
に、複写動作が停止する。
【0029】603はテンキーであり、複写枚数を設定
するときに押す。また*(アスタリスク)モードを設定
するときにも使う。619はメモリキーであり、使用者
が頻繁に使うモードを登録しておくことができる。ここ
では、M1〜M4の4通りのモードの登録ができる。
【0030】611および612は複写濃度キーであ
り、複写濃度を手動で調節するときに押す。613はA
Eキーであり、原稿の濃度に応じて、複写濃度を自動的
に調節するとき、またはAE(自動濃度調節)を解除し
て濃度調節をマニュアル(手動)に切り換えるときに押
す。
【0031】607はコピー用紙選択キーであり、上段
ペーパリフタ114、下段ペーパリフタ115、ペーパ
デッキ124、マルチ手差し150を選択するときに押
す。また、RDF300に原稿が載っているときには、
このキー607によりAPS(自動紙カセット選択)が
選択できる。APSが選択されたときには、原稿と同じ
大きさのカセットが自動選択される。
【0032】610は等倍キーであり、等倍(原寸)の
複写をとるときに押す。616はオート変倍キーであ
り、指定した転写紙のサイズに合わせて原稿の画像を自
動的に縮小・拡大を指定するときに押す。
【0033】626は両面キーであり、片面原稿から両
面複写、両面原稿から両面複写、または両面原稿から片
面複写をとるときに押す。625は綴じ代キーであり、
複写紙の左側へ指定された長さの綴じ代を作成すること
ができる。624は写真キーであり、写真原稿を複写す
るときに押す。623は多重キーであり、2つの原稿か
ら転写紙の同じ面に画像を作成(合成)するときに押
す。620は原稿枠消しキーであり、使用者が定形サイ
ズ原稿の枠消しを行うときに押し、その際に原稿のサイ
ズはアスタリスクキー601で設定する。621はシー
ト枠消しキーであり、コピー用紙サイズに合わせて原稿
の枠消しをするときに押す。629は表紙モード設定キ
ーであり、表紙、裏表紙の作成、および合紙を挿入する
ときに用いる。630はページ連写キーであり、見開き
の本の左右を続けて複写するときに用いる。
【0034】614はステイプルソート、ソート、グル
ープの排紙方法を選択する排紙方法選択キーであり、記
録後の用紙をステイプルソータが接続されている場合
は、ステイプルソートモード、ソートモード、グループ
モードの選択またはその選択モードの解除ができる。
【0035】631は予約キーであり、予約トレイ21
0に載置された予約原稿に対する複写モードの設定を開
始するとき、および予約設定を解除するときに用いる。
632は予約設定キーであり、予約モード設定時の確定
キーとして用いる。
【0036】633はガイドキーであり、各種キーに対
応する機能の説明を、メッセージディスプレイに表示す
るときに用いる。701は複写に関する情報を表示する
LCD(液晶)タイプのメッセージディスプレイであ
り、96×192ドットで文字や図形を表示する。たと
えば、テンキー603で設定した複写枚数、定形変倍キ
ー608,609、等倍キー610、ズームキー61
7,618で設定した複写倍率、用紙選択キー607で
選択した用紙サイズ、複写装置本体100の状態を示す
メッセージ、操作手順を示すガイドメッセージ、その他
各種モードの設定内容を表示する。また、前記原稿位置
検知部2000の検出位置により、画像を消去する部分
が存在するとき、原稿の一部が浮いていることを示す警
告表示が行われる。
【0037】704はAE表示器であり、AEキー61
3によりAE(自動濃度調節)を選択したときに点灯す
る。709は予熱表示器であり、予熱状態の時に点灯す
る。なお、標準モードでRDF200を使用している時
では複写枚数1枚、濃度AEモード、オート用紙選択、
等倍、片面原稿から片面複写の設定になる。RDF20
0を未使用時の標準モードでは複写枚数1枚、濃度マニ
ュアルモード、等倍、片面原稿から片面複写の設定とな
っている。RDF200の使用時と未使用時の差はRD
F200に原稿がセットされているか否かで決まる。
【0038】図4は本発明に係る画像形成装置の制御系
の一例を示すブロック図である。
【0039】図4において、1004は制御回路(コン
トローラ)で、CPU1004a、ROM1004b、
RAM1004c等から構成され、ROM1004bに
格納されたプログラムに基づいて複写シーケンスを総轄
制御する。
【0040】操作部600は、前述したように、コピー
モード(片面・両面・多重モード、複写倍率、カセット
選択等)設定キー、複写枚数等を設定するテンキー、複
写動作開始を指示するスタートキー、複写動作停止を指
示するストップキー、動作モードを標準状態に復帰する
リセットキー等のキー入力部、および、動作モードの設
定状態等を表示するLED・液晶等の表示部が配置され
ている。
【0041】サーミスタ302は、定着ローラ144の
表面温度を検出し、A/D変換器301でA/D変換さ
れた値がコントローラ1004に入力される。コントロ
ーラ1004は、サーミスタ302の検出値により、定
着ローラ144の表面温度が所定値になるように制御し
ている。
【0042】また、後述する原稿位置検知部2000お
よび転写紙位置検知部2100の出力値は、A/D変換
器301でA/D変換された値がコントローラ1004
に入力される。
【0043】高圧制御部303は、1次帯電器106、
転写帯電器110等の帯電系および現像器109等に所
定の電位を印加する高圧ユニット304の制御を行う。
【0044】モータ制御部305は、原稿を走査するた
めのモータ104を始めとして、各種ステッピングモー
タやメイン駆動モータ等のモータ306の駆動を制御す
る。
【0045】DC負荷制御部307は、ピックアップロ
ーラ116用等のソレノイド、レジストローラ120用
等のクラッチおよびファン等の駆動を制御する。
【0046】308は、転写紙の紙づまり検知用等のセ
ンサ類で、その出力はコントローラ1004に入力され
る。
【0047】ACドライバ1000は、原稿照明ランプ
103等のAC負荷310および定着ヒータ311への
AC電源の供給を制御する。また、原稿照明ランプ10
3、定着ヒータ311等の異常を検出し、シャットオフ
機能付きのメインスイッチ1001をオフ状態にする。
【0048】電源1100は、コントローラ1004等
にDC電源を供給するものであり、入力電源プラグ31
1から、メインスイッチ1001、ドアスイッチ100
7を介したAC電源が電源1100に入力する。
【0049】ペーパーデッキ124は、転写紙の積載枚
数を増やすための給紙装置、フィーダ200は、複数枚
の原稿を自動的にセットするための自動原稿送り装置、
ソータ259は、排出される転写紙を仕分けするための
仕分け装置である。
【0050】図1は、図2で示した画像形成装置の原稿
位置検知部2000の構成図である。
【0051】この原稿位置検知部2000は、本実施例
では、PSD(半導体位置検出素子)を用いて構成され
ており、PSDと原稿との距離を検出することにより、
原稿台からの原稿の浮き量を検出している。また図2に
示したようにミラー台160に搭載された原稿位置検知
部2000は、モータ104により原稿に対して矢印方
向に走査されることにより、原稿の各部の浮き量を検出
する。
【0052】図1において、制御回路1004からの信
号を受けて、LED駆動回路2003により駆動される
LED2002から照射された光ビームは、レンズ20
01を通って原稿により反射され、レンズ2004を介
してPSD2005に入力する。PSD2005に入力
された光ビームは、PSD駆動・信号処理回路2006
によりそのスポット光の重心位置が演算・サンプル&ホ
ールドされ、A/D変換器301によりA/D変換され
て制御回路1004のCPU1004aに入力する。こ
こで、通常、LED2002からの光ビームは、実線で
示した経路でPSD2005に入力するが、原稿が点線
のように浮いている場合、点線の経路でPSD2005
に入力するために、PSD2005に入力されるスポッ
ト光の重心位置の違いにより、原稿の浮き量を検出する
ことができる。
【0053】図7は搬送中の転写紙の浮き量を検知する
ための転写紙位置検知部2100の構成図で、前記原稿
位置検知部2000と同様に構成されており、本実施例
では、PSD(半導体位置検出素子)を用いて、PSD
と転写紙との距離を検出することにより、矢印方向に搬
送されている転写紙の浮き量を検出している。
【0054】図7において、転写紙の浮き量の検出は、
前述した原稿位置検知部2000と同様で、LED21
02から転写紙に光ビームを照射し、その反射光をPS
D2105で受け、そのスポット光の重心位置をPSD
駆動・信号処理回路2106で演算することで行われ
る。
【0055】図5は、本発明に係る画像形成装置のコン
トローラの原稿位置検知シーケンスの一例を示すフロー
チャートである。
【0056】原稿位置検知シーケンスが開始されると、
原稿を原稿位置検知部2000により走査するため、ス
テップS5001で光学系モータ104をスタートさ
せ、ステップS5002で原稿位置検知用タイマーをス
タートさせる。ここで、本実施例では、まず、光学系モ
ータ104の動作開始から原稿位置検知部2000が原
稿の先端に到達するまでの時間を、制御部1004に内
蔵の不図示のタイマーでカウントするようになってい
る。
【0057】ステップS5002では、浮き量読み込み
回数カウンタを初期値の1にセットする。
【0058】ステップS5003でタイマーがカウント
アップしたら、ステップS5004で、図1を用いて説
明したようにして原稿の浮き量を検出し、データ1とし
てRAM1004cに記憶する。
【0059】次にステップS5005で所定回数の読み
込みが終了したか否かチェックする。ここで、本実施例
では、原稿に対して2mm単位で画像消去を行うため、
A4原稿に対しては、M=105(210mm/2m
m)の105回の読み込みが行われるようになってい
る。
【0060】ステップS5005で所定回数の読み込み
が終了していないときには、ステップS5006でステ
ップS5002で用いたタイマーに、光学系モータ10
4により原稿位置検知部が2mm移動する時間をセット
し、浮き量読み込み回数カウンタに1をプラスし、ステ
ップS5003へジャンプする。以後、ステップS50
05で所定回数の読み込みが終了するまで以上のことを
繰り返して、原稿の浮き量を2mm単位にRAM100
cに格納する。
【0061】ステップS5005で終了と判断された
ら、ステップS5007で光学モータを反転し基準位置
へ戻した後、ステップS5008に進み原稿の浮き量検
出データが所定量以上の部分を画像消去領域として決定
する。
【0062】次に、ステップS5009で画像消去領域
が有る場合には、ステップS5011で、操作部600
のLCD701に消去領域が存在する旨を表示し、ステ
ップS5010でコピーシーケンスを実行し、終了す
る。ここで、ステップS5010のコピーシケンスで
は、ステップS5008で決定された画像消去領域に従
って、ブランク露光ユニット107を用いて画像消去が
行われる。
【0063】(第2の実施例)次に、図6を用いて本発
明の第2の実施例を説明する。
【0064】この第2の実施例と前述した第1の実施例
との差異は、画像形成装置のコントローラが実行するシ
ーケンス制御の手順のみである。
【0065】図6は、第2の実施例に係る画像形成装置
のコントローラが実行するシーケンス制御のフローチャ
ートである。
【0066】図6において、ステップS6001からス
テップS6008までは、図5で説明したステップS5
001からステップS5008までの動作と同様の動作
によって、画像消去領域が決定される。
【0067】そして、ステップS6009で画像消去領
域が有る場合には、ステップS6011で操作部600
のLCD701に消去領域が存在することを示す表示を
行い、ステップS6012でコピーキー605が押され
るか、またはステップS6013でリセットキー606
が押されるまで待つ。
【0068】コピーキー605が押された場合には、ス
テップS6010でコピーシーケンスが実行され、リセ
ットキー606が押された場合には、ステップS601
0のコピーシーケンスを実行させずに終了する。
【0069】このような手順にすることにより、複写機
の使用者がコピーシーケンスを継続するか否かの判断が
可能となり、ミスコピーの防止を図ることができる。な
お、ステップS6010のコピーシーケンスでは、図5
のステップS5010と同様に、ステップS6008で
決定された画像消去領域に従って、ブランク露光ユニッ
ト107を用いて画像消去が行われる。
【0070】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、原稿台上の原稿の一部が浮いている場合、その浮き
量によって、自動的に必要部分のみの画像消去ができ、
さらに、原稿に浮きが存在していることを使用者に警告
することによりミスコピーの減少を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原稿位置検知部の構成図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の断面構成図であ
る。
【図3】図2に示した画像形成装置の本体100に設け
られた操作部600の配置構成図である。
【図4】図2に示した画像形成装置の制御系の構成を示
すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係るシーケンス制御の
手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例に係るシーケンス制御の
手順を示すフローチャートである。
【図7】図2に示した画像形成装置の転写紙位置検知部
の構成図である。
【符号の説明】
101 原稿台 104 モータ 107 ブランク露光ユニット 160 ミラー台 305 モータ制御部 307 DC負荷制御部 600 操作部 701 メッセージディスプレイ 1004 制御回路 1004a CPU 1004b ROM 1004c RAM 2000 原稿位置検知部 2001,2004 レンズ 2002 LED 2003 LED駆動回路 2005 半導体位置検出素子(PSD) 2006 PSD駆動・信号処理回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台上の原稿をスキャンして画像形成
    を行う画像形成装置において、 前記原稿台からの前記原稿の浮き量を検出するための位
    置検出手段と、 前記原稿に対して少なくとも一次元的に前記位置検出手
    段を走査するスキャン手段と、 出力画像の一部を強制的に消去する消去手段と、 前記位置検出手段の検出結果に従って前記消去手段で出
    力画像の一部を消去する制御手段とを具備することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記制御手段は、前
    記位置検出手段の検出結果により、原稿の浮き量が所定
    値以上と検知された部分の画像を消去することを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記画像形成装置の
    状態表示を行う表示手段を具備し、前記制御手段は、前
    記位置検出手段の検出結果により、画像を消去する部分
    が存在するときには原稿の一部が浮いていることを示す
    警告表示を、画像の形成を行う以前に前記表示手段に表
    示することを特徴とする画像形成装置。
JP7128447A 1995-05-26 1995-05-26 画像形成装置 Pending JPH08328431A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11949826B2 (en) 2021-10-08 2024-04-02 Ricoh Company, Ltd. Image reading device and image forming apparatus incorporating same

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