JPH08328293A - 静電潜像現像用トナーおよびその製造方法 - Google Patents
静電潜像現像用トナーおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH08328293A JPH08328293A JP7131665A JP13166595A JPH08328293A JP H08328293 A JPH08328293 A JP H08328293A JP 7131665 A JP7131665 A JP 7131665A JP 13166595 A JP13166595 A JP 13166595A JP H08328293 A JPH08328293 A JP H08328293A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- wax
- particles
- particle size
- kneading
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 9
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims abstract description 132
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 claims abstract description 16
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 15
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 15
- 238000004898 kneading Methods 0.000 claims description 40
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 3
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 abstract 1
- 239000001993 wax Substances 0.000 description 85
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 24
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 15
- 230000002209 hydrophobic effect Effects 0.000 description 12
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 description 11
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 6
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 5
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 5
- 238000000635 electron micrograph Methods 0.000 description 5
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 5
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 5
- HEDRZPFGACZZDS-UHFFFAOYSA-N Chloroform Chemical compound ClC(Cl)Cl HEDRZPFGACZZDS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 4
- 238000004381 surface treatment Methods 0.000 description 4
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 3
- 239000006229 carbon black Substances 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 206010027146 Melanoderma Diseases 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 2
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 description 2
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 2
- 238000004220 aggregation Methods 0.000 description 1
- 230000002776 aggregation Effects 0.000 description 1
- 235000013871 bee wax Nutrition 0.000 description 1
- 239000012166 beeswax Substances 0.000 description 1
- 230000000669 biting effect Effects 0.000 description 1
- 235000013869 carnauba wax Nutrition 0.000 description 1
- 239000004203 carnauba wax Substances 0.000 description 1
- 229920006026 co-polymeric resin Polymers 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000006247 magnetic powder Substances 0.000 description 1
- 239000004200 microcrystalline wax Substances 0.000 description 1
- 235000019808 microcrystalline wax Nutrition 0.000 description 1
- FTQWRYSLUYAIRQ-UHFFFAOYSA-N n-[(octadecanoylamino)methyl]octadecanamide Chemical compound CCCCCCCCCCCCCCCCCC(=O)NCNC(=O)CCCCCCCCCCCCCCCCC FTQWRYSLUYAIRQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012188 paraffin wax Substances 0.000 description 1
- 235000019809 paraffin wax Nutrition 0.000 description 1
- 235000019271 petrolatum Nutrition 0.000 description 1
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 1
- RAPZEAPATHNIPO-UHFFFAOYSA-N risperidone Chemical compound FC1=CC=C2C(C3CCN(CC3)CCC=3C(=O)N4CCCCC4=NC=3C)=NOC2=C1 RAPZEAPATHNIPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
- 229920001909 styrene-acrylic polymer Polymers 0.000 description 1
- 229920005792 styrene-acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G13/00—Electrographic processes using a charge pattern
- G03G13/06—Developing
- G03G13/08—Developing using a solid developer, e.g. powder developer
Abstract
小粒径分散した静電潜像現像用トナーを提供すること。 【構成】 少なくともバインダー樹脂およびワックスか
らなる平均粒径5〜12μmの静電潜像現像用トナーで
あって、該トナーに含有されるワックス粒子はその粒径
が大きくても4μmであり、粒径2μm以上の粒子が5
%以下、粒径1μm以下の粒子が75%以上の割合で分
布しており、かつ、85%以上の該ワックス粒子は次
式: SF=100πR2/4S (式中、Rはワックス粒子の投影面積を、Sはワックス
粒子の投影像における最大長を意味する)で表されるワ
ックスの形状係数(SF)が 100≦SF≦160 を満たす形状を有することを特徴とする静電潜像現像用
トナー。
Description
法、静電印刷法等において形成される静電潜像を現像す
るためのトナー、さらに詳しくは球状のワックスが小粒
径で均一に分散された少なくともバインダー樹脂および
ワックスからなる静電潜像現像用トナーおよびその製造
方法に関する。
着方式により複写紙上へ転写されたトナー像を定着させ
る時、定着ローラー上に溶融したトナーが転移し、この
転移したトナーが次の複写紙に再付着する現象(オフセ
ット現象)を防止するため、一般にワックスが添加され
る。
色剤およびその他所望の添加剤(荷電制御剤、磁性粉
等)と共に混合され、その混合物を溶融混練し、さらに
その混練物を圧延、冷却し、さらに粉砕、分級して得ら
れる。ワックスはバインダー樹脂との相溶性が低いた
め、溶融混練時には溶融したバインダー樹脂中に溶融し
たワックス粒子が島状に分散されるが、一旦細かく分散
されたワックス粒子であっても低粘度の状態であるため
再度結合(再凝集)しやすく、混練物を排出する際に加
わる圧縮力等により、その粒径、大きさが大きく変化し
てしまう。ワックスが再凝集して大きくなると、その形
状はラグビーボール状になり、さらに混練物の圧延、冷
却時に木の葉状の形状に変化してしまう。
いため、混練物の粉砕時に遊離しやすいが、上述したラ
グビーボール状あるいは木の葉状のワックス粒子を含有
する混練物を粉砕すると、粉砕されたトナー粒子中に遊
離したワックス粒子の混入量が増加するとともにトナー
粒子と類似した粒径の遊離ワックス粒子が混入しやすく
なる。
に混入すると、複写時そのワックスが感光体に付着し、
フィルミングの原因になったり、さらにはブラックスポ
ット(黒点融着(BS))が画像中に形成され、複写画
像の画質低下の原因となったりする。
葉状のワックスが存在すると、トナーの流動性低下を招
く原因となり、帯電特性、トナー補給性、画像品質に悪
影響を及ぼす結果となる。
粒径化が計られているが、トナーが小粒径化になればな
る程、ワックスも小粒径で均一に分散させる必要が生
じ、遊離ワックスによる影響もより顕著になってくる。
みなされたものであって、トナー中にワックスが小粒径
でしかも球状に均一に分布しているトナーを提供するこ
とを目的としている。
小粒径でしかも球状に均一に分布しているトナーの製造
方法を提供することを目的としている。
ンダー樹脂およびワックスからなる平均粒径5〜12μ
mの静電潜像現像用トナーであって、該トナーに含有さ
れるワックス粒子はその粒径が大きくても4μmであ
り、粒径2μm以上の粒子が5%以下、粒径1μm以下
の粒子が75%以上の割合で分布しており、かつ、85
%以上の該ワックス粒子は次式: SF=100πR2/4S (式中、Rはワックス粒子の投影面積を、Sはワックス
粒子の投影像における最大長を意味する)で表されるワ
ックスの形状係数(SF)が 100≦SF≦160 を満たす形状を有することを特徴とする静電潜像現像用
トナーに関する。
脂およびワックスを連続して溶融混練する工程を経て静
電潜像現像用トナーを製造する方法において、該連続溶
融混練工程において溶融混練後の混練物を搬送し吐出部
から排出する際に、搬送による圧力より大きな圧力がか
からないようにすることを特徴とするトナーの製造方法
に関する。
粒径は5〜12μm、好ましくは5〜9μmである。こ
のような小粒径のトナーは高精細画像形成に有用であ
る。5μmより小さいと混練粉砕法による製造が困難と
なり、12μmを越えると高画質が得られなくなる。
ワックス粒子は、その粒径が大きくても4μmであり、
かつ、ワックス粒子の粒径分布において2μm以上の粒
子は5%以下で、1μm以上2μm未満の粒子は5〜1
5%で、1μm未満の粒子は75%以上の割合で混在し
ている。このような分布は、小粒径トナー中であっても
ワックスが小粒径で均一に分散していることを示してい
る。ワックスがトナー粒子中に上記のような分布をして
いないと、大粒子ワックスやラグビーボール状または木
の葉状のワックスが存在することになり、それらの悪影
響を受けるトナーとなる。好ましくはワックス粒子は、
その粒径が大きくても4μmであり、かつ、該ワックス
粒径分布において2μm以上の粒子は4%以下で、1μ
m以上2μm未満の粒子は6〜13%で、1μm未満の
粒子は80〜95%の割合で混在しているトナーであ
る。さらに好ましくはワックス粒子は、その粒径が大き
くても3μmであり、かつ、該ワックス粒径分布におい
て2μm以上の粒子は3%以下で、1μm以上2μm未
満の粒子は7〜12%で、1μm未満の粒子は85〜9
5%の割合で混在しているトナーである。
は85%以上、好ましくは90%以上の粒子が球状をし
ている。本発明において、球状とは、下記式で表される
形状係数(SF) SF=100πR2/4S (式中、Sはワックス粒子の投影面積を、Rはワックス
粒子の投影像における最大長を意味する)として、10
0≦SF≦160、好ましくは100≦SF≦130を
満たすSF値を有する場合をいう。
(歪み性)を表現するものであり、完全球形であればS
F=100である。
ないとラグビーボール状または木の葉状のワックスの悪
影響を受けることになるために好ましくない。
およびSF値はトナーをクロロホルムに溶解して遠心分
離し、浮遊してくるワックス粒子を集め、電子顕微鏡写
真を取り、それを画像処理して得られる。
イメージアナライザー(ルーゼックス5000;日本レ
ギュレーター社製)にワックス粒子の表面像を入力し、
粒径分布、SF値を計算する。ただし、粒径分布、形状
係数SFの測定値は、機種により大きな差は認められな
いので、特に上記機種で測定されなければならないとい
うことを意味するものではない。
は、ワックス粒子が完全球形でない場合、該粒子の最大
直径を測定して、該ワックス粒子の粒径としている。
は、少なくともバインダー樹脂およびワックスを溶融混
練する工程を経て作られているが、本発明においては、
この溶融混練工程において溶融混練後搬送による圧力よ
り大きな圧力が混練物吐出時にかからないように連続的
に押し出すことにより得ることができる。
に示すノズル部(8)およびヘッド部(9)からなる排
出部(10)を有する混練押出機が用いられている。図
3においては2軸型の混練機を例示している。原材料は
加熱シリンダー(5)の一端に設けられている原料投入
口から供給され、モーターにより駆動されるパドル
(4)の回転により、搬送部(11)および混練部(1
2)で溶融混練される。溶融混練物は搬送部(11)を
搬送され、排出部吐出口(6)から排出され、そのまま
冷却プレスローラーに投入され、冷却されて、粉砕工程
に送られる。
におけるノズル部(8)およびヘッド部(9)の吐出口
(6)の断面積((6′)の斜線で示した円形領域)は
シリンダー(5)における空間断面積(7)(斜線部、
パドル(4)部も含む面積)と比較して著しく小さいた
め、混練部(12)および搬送部(11)中で溶融、混
練され、一旦、均一小粒径に分散されたトナー組成物中
のワックスは排出部(10)において排圧を受けるため
再凝集し、ワックスの均一分散性が得られないばかり
か、ワックス粒子の大きさや形状も均一性に欠くことに
なってしまう。
制御剤、カーボンブラック等のワックス以外の添加剤の
分散性および材料の噛み込み性を向上させるには、スク
リュー回転をアップすることが有効であるが、そうする
とさらに排圧が大きくなるためワックスの分散性は逆に
悪化してしまう。
げるため、ワックスの添加量を増加させたい場合でも、
分散性が悪化してしまうため容易にその増量を行えな
い。
による圧力より大きな圧力が混練物吐出時にかからない
ように混練押し出しすることにより解決される。具体的
には、ノズル部およびヘッド部が装備されていない混練
押出装置を用いて、トナーバインダー樹脂、ワックスお
よびその他の添加剤を溶融、混練し、そして排出する。
いる熱可塑性樹脂、例えばスチレン−アクリル系共重合
樹脂またはポリエステル樹脂等を使用すればよい。
ン、低分子量ポリエチレン、エチレンビスアマイド、マ
イクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、密ロ
ウ等のパラフィン系ワックスが好ましく使用され、通常
はトナーのバインダー樹脂として使用する熱可塑性樹脂
に相溶せず、遊離性を有している。
ヘッド部を取り払い、例えば、図1〜2に示す切断器具
を取り付けることにより、トナー組成物の連続的な混練
運転を行う。なお、これらの器具は連続的に順次排出さ
れる混練物を適当な長さに処理でき、後の粉砕工程に供
するために支障がなければ特に限定されるものではな
い。
穴からパドル(4)の回転により吐出されてくる混練物
をカッター(1)の上下方向の動きにより順次切断して
ゆく上下動式カッターが示されている。カッター(1)
は手動または自動いずれにより操作されてもよい。この
カッター取付台(2)は図3に示される従来の混練押出
装置のノズル部(8)およびヘッド部(9)からなる排
出部(10)を取り払ったシリンダーの先端部(3)に
取り付けられる。
れてくる混練物を、カッター(1)の回転運動により順
次切断してゆく回転式カッターが示されている。カッタ
ー(1)は手動または自動いずれにより操作されてもよ
い。
部(ノズル部およびヘッド部)を取り外し、排圧が吐出
時に混練物にかからないようにすることにより、球状の
ワックスが小粒径で均一に分散した混練物を連続的に、
しかも効率的に生産することが可能となる。
の回転数を上げて混練してもワックスの再凝集は起こら
ず、また、ワックスの添加量を増加して混練してもワッ
クスの再凝集は起こらない。
分級して得られるトナーは遊離ワックスが減少し、B
S、フィルミング現象の発生が抑えられ、高画質の画像
が得られる。
る。
製)により13時間混合、粉砕した。その後、従来使用
されている混練押出装置(PCM−30;池貝鉄工社
製)の排出部を取り外し、図1に示す上下動式カッター
を装備した混練装置を用いて、設定温度125℃、パド
ル回転100rpm、フィード量5kg/hrにて、溶
融、混練し、長さ約1cm毎に切断した混練物を得た。
1m3/分)を当てることにより十分冷却した後、粗粉
砕、微粉砕し、分級して平均粒径11.2μmの粒子を
得た。この粒子に疎水性シリカ(H−2000;ヘキス
ト社製)0.2重量%を添加して表面処理し、トナーA
を得た。
例1と同様にして平均粒径11.4μmの粒子を得た。
この粒子に疎水性シリカ(H−2000;ヘキスト社
製)0.2重量%を添加して表面処理し、トナーBを得
た。
シリンダーを断熱材(13)で7つに仕切り、混練物が
吐出する最も出口側のシリンダーのみを100℃に設定
した以外、実施例1と同様にして平均粒径11.4μm
の粒子を得た。この粒子に疎水性シリカ(H−200
0;ヘキスト社製)0.2重量%を添加して表面処理
し、トナーCを得た。
外、実施例1と同様にして平均粒径11.3μmの粒子
を得た。この粒子に疎水性シリカ(H−2000;ヘキ
スト社製)0.2重量%を添加して表面処理し、トナー
Dを得た。
m厚に延伸した後、冷却ベルトの上に垂らして十分冷却
した以外、実施例3と同様にして平均粒径11.2μm
の粒子を得た。この粒子に疎水性シリカ(H−200
0;ヘキスト社製)0.2重量%を添加して表面処理
し、トナーEを得た。
にした以外、実施例3と同様にして平均粒径11.5μ
mの粒子を得た。この粒子に疎水性シリカ(H−200
0;ヘキスト社製)0.2重量%を添加して表面処理
し、トナーFを得た。
して平均粒径11.3μmの粒子を得た。
ヘキスト社製)0.2重量%を添加して表面処理し、ト
ナーGを得た。
およびヘッド部を装備した混練押出装置を使用した以
外、実施例1と同様にして平均粒径11.4μmの粒子
を得た。この粒子に疎水性シリカ(H−2000;ヘキ
スト社製)0.2重量%を添加して表面処理し、トナー
Hを得た。
例1と同様にして平均粒径11.3μmの粒子を得た。
この粒子に疎水性シリカ(H−2000;ヘキスト社
製)0.2重量%を添加して表面処理し、トナーIを得
た。
およびヘッド部を装備した混練押出装置を使用した以
外、実施例5と同様にして平均粒径11.4μmの粒子
を得た。この粒子に疎水性シリカ(H−2000;ヘキ
スト社製)0.2重量%を添加して表面処理し、トナー
Jを得た。
およびヘッド部を装備した混練押出装置を使用した以
外、実施例6と同様にして平均粒径11.3μmの粒子
を得た。この粒子に疎水性シリカ(H−2000;ヘキ
スト社製)0.2重量%を添加して表面処理し、トナー
Kを得た。
例1と同様にして平均粒径11.2μmの粒子を得た。
この粒子に疎水性シリカ(H−2000;ヘキスト社
製)0.2重量%を添加して表面処理し、トナーLを得
た。
ーA〜L中のワックスの最大粒径、100≦SF≦16
0を満たす形状を有するワックス粒子の割合、ワックス
の粒径分布を以下の方法により調べた。
解して、遠心分離した。そして、浮遊してきたワックス
を収集し、その電子顕微鏡写真を取った。該写真を画像
処理して上記のデータを得た。その結果を表1に示し
た。
ックス粒子の電子顕微鏡写真を図5〜7に示した。トナ
ーAについての図5ではトナー中に球状の小粒径ワック
スが存在していることが示され、トナーHについての図
6ではトナー中に大きいものは10μmを越える長軸を
もつラグビーボール状ワックスが存在していることが示
されている。さらに、トナーJについての図7ではトナ
ー中に15μmを越える長軸をもつ木の葉型ワックスが
存在していることが示されている。
刷テストを行い、フィルミングおよびBS(ブラック・
スポット(黒点融着))について調べた。
調製したバインダー型キャリア(平均粒径65μm)を
添加し、十分混合して帯電させた。そして、これらを使
用して、感光体を有機感光体に代えた複写機(EP86
00;ミノルタ社製)により6枚間欠にて3万枚複写し
た。その他の条件(帯電、転写、現像バイアス等)は該
トナーに合わせて設定した。トナーGおよびLについて
はそのまま使用し、複写機(EP8600;ミノルタ社
製)で6枚間欠にて3万枚複写した。
ルミングおよびBSについて評価した。
ルミングを評価した。その結果、全く観察されなった場
合は「◎」印、少し観察された場合は「○」印、フィル
ミングが発生し、これにより部分的にカブリが観察され
た場合は「△」印、フィルミングが発生し、これにより
感光体の感度が低下し、カブリが観察された場合は
「×」印で表した。「○」印以上が実用上問題のないト
ナーであった。
なかった場合は「○」印、感光体上で観察されたもの
の、画像上では観察されなかった場合は「△」印、画像
上に観察された場合は「×」印で表した。「△」印以上
が実用上問題のないトナーであった。
いられている混練押出装置、または、該装置内のシリン
ダーを断熱材で7つに仕切った混練押出装置からノズル
部およびヘッド部を取り去った混練装置を用いることに
より、球状の小粒径ワックスが均一に分散したトナーを
得ることができ、該トナーはフィルミングおよびBSの
ない良好な画像を形成することができる。
を装備した従来用いられている混練押出装置を用いる
と、球状の小粒径ワックスが均一に分散したトナーを得
ることができず、得られたトナーはフィルミングおよび
BSが発生し、良好な画像を提供することはできなかっ
た。
パドル回転数を上げ、フィード量を増加させても、ノズ
ル部およびヘッド部を取り去った混練装置を用いると、
ワックス凝集が起きることなく球状の小粒径ワックスが
均一に分散したトナーが得られることがわかる。
るみ見掛け比重を測定し流動性について評価した。その
結果を表3に示した。なお、流動性はトナーのゆるみ見
掛け比重をパウダーテスター(ホソカワミクロン社製)
により測定し、ゆるみ見掛け比重が0.40以上のもの
を「○」、0.35以上0.40未満のものを「△」、
0.35未満のものを「×」として評価した。
て、ゆるみ見掛け比重は低下する。これは図6〜8よ
り、得られたトナー中のワックス形状はラグビーボール
状、木の葉状であるためと考えられ、ゆるみ見掛け比重
の低下は流動性の低下と関連があると考えられる。
添加量の関係を調べるため、トナーA、BおよびIにつ
いてオフセット発生温度を調べた。その結果を表4に示
した。
と、ワックスの添加量が多いとオフセット発生温度は高
いが、同じ添加量でも本発明によるトナーのオフセット
発生温度は、従来の装置を用いて混練したトナーのオフ
セット発生温度と比較すると随分高くなっている。これ
は、本発明によるトナー中には小粒径ワックスがより均
一に分散しているためであると考えられる。
が小粒径で均一に分散しており、ワックスの遊離に起因
する感光体へのフィルミングおよびそれに伴うBS等は
生じない。また、パドル回転数を上げ、フィード量を増
加させてもワックスの再凝集は起きず、良好な画像を提
供するトナーを得ることができる。
す。
練押出装置の概略構成図を示す。
ックスの電子顕微鏡写真(SEM写真)を示す。
ックスの電子顕微鏡写真(SEM写真)を示す。
ックスの電子顕微鏡写真(SEM写真)を示す。
端部、4:パドル、5:シリンダー、6:吐出口、7:
空間断面、8:ノズル部、9:ヘッド部、10:排出
部、11:搬送部、12:混練部、13:断熱材
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくともバインダー樹脂およびワック
スからなる平均粒径5〜12μmの静電潜像現像用トナ
ーであって、該トナーに含有されるワックス粒子はその
粒径が大きくても4μmであり、粒径2μm以上の粒子
が5%以下、粒径1μm以下の粒子が75%以上の割合
で分布しており、かつ、85%以上の該ワックス粒子は
次式: SF=100πR2/4S (式中、Rはワックス粒子の投影面積を、Sはワックス
粒子の投影像における最大長を意味する)で表されるワ
ックスの形状係数(SF)が 100≦SF≦160 を満たす形状を有することを特徴とする静電潜像現像用
トナー。 - 【請求項2】 少なくともバインダー樹脂およびワック
スを連続して溶融混練する工程を経て静電潜像現像用ト
ナーを製造する方法において、該連続溶融混練工程にお
いて溶融混練後の混練物を搬送し吐出部から排出する際
に、搬送による圧力より大きな圧力がかからないように
することを特徴とするトナーの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13166595A JP3314326B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 静電潜像現像用トナー |
US08/655,342 US5759732A (en) | 1995-05-30 | 1996-05-29 | Toner for developing electrostatic latent images with wax particles of spherical shape and of small size uniformly dispersed in binder resin |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13166595A JP3314326B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 静電潜像現像用トナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08328293A true JPH08328293A (ja) | 1996-12-13 |
JP3314326B2 JP3314326B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=15063371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13166595A Expired - Fee Related JP3314326B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 静電潜像現像用トナー |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5759732A (ja) |
JP (1) | JP3314326B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006337902A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 静電荷像現像用トナー、画像形成方法、画像形成装置 |
JP2012078672A (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-19 | Canon Inc | トナー |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3458629B2 (ja) * | 1996-12-02 | 2003-10-20 | ミノルタ株式会社 | 非磁性トナー |
JPH1144969A (ja) | 1997-07-28 | 1999-02-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用トナー及びその製造方法並びにそのトナーを使用する画像形成方法 |
JP3945167B2 (ja) * | 2001-01-18 | 2007-07-18 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 静電荷像現像用トナーおよびその製造方法ならびに画像形成方法 |
JP3979046B2 (ja) * | 2001-07-27 | 2007-09-19 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 静電潜像現像用トナー、該トナーの製造方法および定着方法 |
WO2006030577A1 (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-23 | Toray Industries, Inc. | ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物 |
US7785760B2 (en) | 2006-01-18 | 2010-08-31 | Ricoh Company Limited | Toner and method of preparing the toner |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2352604B2 (de) * | 1972-10-21 | 1980-09-11 | Konishiroku Photo Industry Co., Ltd., Tokio | Toner für elektrostatographische Trockenentwickler |
JPS556895B2 (ja) * | 1974-04-10 | 1980-02-20 | ||
US4355088A (en) * | 1977-03-30 | 1982-10-19 | Am International, Inc. | Polyethylene pressure fixable electroscopic printing powder and pressure fixing method |
JPS58189646A (ja) * | 1982-04-01 | 1983-11-05 | Canon Inc | 磁性トナ− |
US4578338A (en) * | 1984-08-31 | 1986-03-25 | Xerox Corporation | Development process with toner composition containing low molecular weight waxes |
JP2567019B2 (ja) * | 1988-02-26 | 1996-12-25 | 三田工業株式会社 | 光導電性トナー |
JPH0782253B2 (ja) * | 1990-12-14 | 1995-09-06 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像用トナーの製造方法 |
JPH05323654A (ja) * | 1992-05-21 | 1993-12-07 | Toshiba Corp | トナー、トナーの製造方法及び画像形成装置 |
US5283149A (en) * | 1992-05-28 | 1994-02-01 | Eastman Kodak Company | Electrostatographic toner including a wax coated pigment and method for the preparation thereof |
US5424162A (en) * | 1992-11-24 | 1995-06-13 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Toner for electrophotography containing wax-particles dispersed in binder resin |
US5439772A (en) * | 1993-03-26 | 1995-08-08 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Magnetic toner and process for producing the same |
US5486445A (en) * | 1994-08-01 | 1996-01-23 | Xerox Corporation | Toner and developer compositions with diblock compatibilizers |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP13166595A patent/JP3314326B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-05-29 US US08/655,342 patent/US5759732A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006337902A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 静電荷像現像用トナー、画像形成方法、画像形成装置 |
JP4544041B2 (ja) * | 2005-06-06 | 2010-09-15 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 静電荷像現像用トナー |
JP2012078672A (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-19 | Canon Inc | トナー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5759732A (en) | 1998-06-02 |
JP3314326B2 (ja) | 2002-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3054883B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法及びそのための装置システム | |
JP2001142248A (ja) | 中間転写方式画像形成用トナーおよび該トナーを用いた中間転写方式画像形成方法 | |
US5424162A (en) | Toner for electrophotography containing wax-particles dispersed in binder resin | |
JP2006293160A (ja) | 電子写真用トナーおよびこれを用いる電子写真装置 | |
JP3314326B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JPH09258487A (ja) | 電子写真用カラートナー及びその製造方法 | |
JP3094695B2 (ja) | 電子写真用トナーの製造方法 | |
JPH02275962A (ja) | 静電荷像現像用磁性トナー | |
JP3175352B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP2007271820A (ja) | 電子写真用トナーの製造方法 | |
JPH06161145A (ja) | 電子写真用トナー | |
JP4779763B2 (ja) | 電子写真用トナーの製造方法 | |
JP4049704B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 | |
JP3603709B2 (ja) | トナー混練方法及びトナー製造方法とそれを用いて製造された電子写真用トナー | |
JP3417180B2 (ja) | 電子写真用トナー及びその製造方法 | |
JPH07287420A (ja) | トナーの製造方法 | |
JP3265455B2 (ja) | 電子写真用トナーの製造方法 | |
JP4493409B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーおよびその製造方法 | |
JPH08309825A (ja) | 偏平型ノズルを有する混練押出装置 | |
JP3438557B2 (ja) | 磁性トナーおよびその製造方法 | |
JP4198890B2 (ja) | 電子写真用トナー及びその製造方法 | |
JP2007271784A (ja) | 電子写真用トナーの製造方法 | |
JP2851872B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP3311251B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP2004053953A (ja) | 電子写真用トナー及び電子写真用トナーの製造方法、並びに画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080607 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090607 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100607 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110607 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110607 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120607 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130607 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |