JPH08327689A - コネクタおよびそれを用いる半導体検査方法ならびに装置 - Google Patents

コネクタおよびそれを用いる半導体検査方法ならびに装置

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JPH08327689A
JPH08327689A JP7131590A JP13159095A JPH08327689A JP H08327689 A JPH08327689 A JP H08327689A JP 7131590 A JP7131590 A JP 7131590A JP 13159095 A JP13159095 A JP 13159095A JP H08327689 A JPH08327689 A JP H08327689A
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JP
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connector
thin film
integrated circuit
electrode
circuit device
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JP7131590A
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English (en)
Inventor
Akihisa Uchida
明久 内田
Norio Sekiya
則夫 関谷
Shoichiro Harada
昇一郎 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体集積回路装置などの電子部品の検査に
おける経済性と接続信頼性を向上するコネクタおよびそ
れを用いる半導体検査方法ならびに装置を提供する。 【構成】 表裏面に接続端を有する複数個の導電性細線
2が内部に設けられた板状の絶縁性弾性部材1と、半導
体集積回路装置あるいはテスト基板を配置する露出面3
aに電極6が設けられかつ絶縁性弾性部材1の表面もし
くは裏面と接合する接合面3bに電極6と配線7を介し
て電気的に接続する薄膜導電層3cが設けられた絶縁性
薄膜部材3とからなり、2つの絶縁性薄膜部材3の間
に、それぞれの薄膜導電層3cが導電性細線2の前記接
続端と電気的に接続するように絶縁性弾性部材1が挟ま
れて接合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置な
どの電子部品の検査技術に関し、特にバーンイン試験な
どの種々の信頼性試験の際に、電子部品とテスト基板を
接続するコネクタおよびそれを用いる半導体検査方法な
らびに装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に説明する技術は、本発明を研究、
完成するに際し、本発明者によって検討されたものであ
り、その概要は次のとおりである。
【0003】電子部品の一例である半導体集積回路装
置、例えば、MCC(Micro Carrierfor LSI Chip)で
は、そのパッケージ基板の直下にはんだボールの電極、
すなわちはんだバンプが配置されている。
【0004】つまり、この状態で半導体集積回路装置の
検査、例えば、信頼性試験などを行う場合、前記はんだ
バンプに直接評価ピンを接触させなければならない。
【0005】ところが、評価ピンを接続部に直接接触さ
せると、電極を含む接続部が損傷し、さらに、この状態
でシステムに実装すると、システム実装試験時やフィー
ルドでの使用時に接続不良が発生し、実機不良を引き起
こす。
【0006】したがって、これを防止するため、半導体
集積回路装置と評価ピンとの間に機械的緩衝材の機能を
有するベビーボードなどのテスト基板が設けられ、半導
体集積回路装置をテスト基板に搭載して検査を行う。
【0007】その結果、テスト時に、半導体集積回路装
置の電極に直接評価ピンを接触させずに、テスト基板の
電極に評価ピンを接触させることができる。すなわち、
電極接続部の損傷などの機械的ダメージから半導体集積
回路装置を保護するように構成されている。
【0008】ここで、前記半導体集積回路装置における
テスト時の手順について説明すると、まず、はんだバン
プを所定位置に配置し、さらに、半導体集積回路装置を
マウントした後、リフロー、フラックス洗浄を行い、再
び、マウント、リフロー、洗浄を繰り返す。
【0009】また、半導体集積回路装置の電極接続部の
信頼性を向上させるため、例えば、表裏両面にはんだバ
ンプを有し、内部をフレキシブルな媒体とし、内部の配
線部に金線などを用いたフレキシブルなコネクタがあ
る。
【0010】これは、ポリイミド系の樹脂に微細な貫通
孔を設け、前記貫通孔にはんだや金などを充填させたも
のである。
【0011】一方、シリコーンゴムなどの緩衝部材に、
めっきされた金属の細線が高密度に配置された異方性導
電シートなどもある。
【0012】これらの技術は、個々にはんだの転写など
に利用されたり、半導体集積回路装置のプリント基板へ
の接続などに利用されている。
【0013】なお、半導体集積回路装置を検査するテス
トボード技術については、株式会社プレスジャーナル発
行「月刊Semiconductor World 」1994年9月号、1
994年8月20日発行、72〜76頁に記載されてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した技
術において、ベビーボードなどのテスト基板では、半導
体集積回路装置の着脱がはんだを介して繰り返し行われ
るため、その電極接続部の損傷が激しく、テスト基板の
寿命が短いことや接続信頼性の低下が問題とされる。
【0015】また、半導体集積回路装置の単体試験時に
だけ一個ずつ使用される場合が多いことにより、半導体
集積回路装置の数とほぼ同数のテスト基板が必要となる
ため、半導体集積回路装置のコスト低減の観点から経済
性を悪くすることが問題とされる。
【0016】さらに、はんだバンプをテスト基板に接続
する際、はんだバンプの金属の疲労破壊寿命を示すCoff
in-Manson の接続寿命予測式に従って接続寿命を向上さ
せるためには、半導体集積回路装置側とテスト基板側と
の電極径を同じ大きさにすることが好ましく、また、そ
の大きさは大きい方が良いとされている。
【0017】したがって、半導体集積回路装置の高集積
化に伴いはんだバンプの数が増加すると、テスト基板の
大きさも大きくなるため、前記同様に、経済性を悪くす
ることが問題とされる。
【0018】そこで、本発明の目的は、半導体集積回路
装置などの電子部品の検査における接続信頼性と経済性
を向上するコネクタおよびそれを用いる半導体検査方法
ならびに装置を提供することにある。
【0019】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0021】すなわち、本発明によるコネクタは、表裏
両面に接続端を有する複数個の導電性細線が内部に設け
られた板状の絶縁性弾性部材と、第1または第2被接続
部材を配置する露出面に電極が設けられ、かつ前記絶縁
性弾性部材の表面もしくは裏面と接合する接合面に前記
電極と配線を介して電気的に接続する薄膜導電層が設け
られた絶縁性薄膜部材とを有し、2つの前記絶縁性薄膜
部材の間にそれぞれの前記薄膜導電層が前記導電性細線
の接続端と電気的に接続するように前記絶縁性弾性部材
が挟まれて接合されているものである。
【0022】また、本発明によるコネクタは、第1また
は第2被接続部材を配置する第1露出面に第1電極が設
けられ、第1露出面と反対側の第1接合面に接続端を有
しかつ前記第1電極と電気的に接続する複数個の導電性
細線が内部に設けられた板状の絶縁性弾性部材と、前記
第1または第2被接続部材を配置する第2露出面に第2
電極が設けられかつ前記第1接合面と接続する第2接合
面に前記第2電極と配線を介して電気的に接続する薄膜
導電層が設けられた絶縁性薄膜部材とを有し、前記導電
性細線の接続端と前記薄膜導電層とが電気的に接続する
ように前記絶縁性弾性部材と前記絶縁性薄膜部材とが接
合されているものである。
【0023】なお、本発明によるコネクタは、表裏両面
に接続端を有する複数個の螺旋状の導電性細線が内部に
設けられた板状の絶縁性弾性部材と、第1または第2被
接続部材を配置する露出面に電極が設けられかつ前記絶
縁性弾性部材の表面もしくは裏面と接合する接合面に前
記電極と配線を介して電気的に接続する薄膜導電層が設
けられた絶縁性薄膜部材とを有し、2つの前記絶縁性薄
膜部材の間にそれぞれの前記薄膜導電層が前記導電性細
線の接続端と電気的に接続するように前記絶縁性弾性部
材が挟まれて接合されているものである。
【0024】さらに、本発明によるコネクタは、前記導
電性細線が前記絶縁性弾性部材の表裏両面または第1露
出面に対して傾斜して設けられているものである。
【0025】また、本発明によるコネクタは、前記絶縁
性弾性部材がシリコーンゴムなどの絶縁性ゴムである。
【0026】なお、本発明による半導体検査方法は、半
導体集積回路装置を配置する前記コネクタを準備し、前
記コネクタを介して前記半導体集積回路装置と電気的に
接続するテスト基板を準備し、前記半導体集積回路装置
と前記コネクタと前記テスト基板とを位置決めして着脱
可能に固定することにより、前記半導体集積回路装置を
検査するものである。
【0027】また、本発明による半導体検査装置は、半
導体集積回路装置を配置する前記コネクタと、前記コネ
クタを介して前記半導体集積回路装置と電気的に接続す
るテスト基板と、前記半導体集積回路装置と前記コネク
タと前記テスト基板とを位置決めしかつ着脱可能に固定
する保持部材とを有するものである。
【0028】
【作用】上記した手段によれば、半導体集積回路装置な
どの第1被接続部材とテスト基板などの第2被接続部材
とを電気的に接続するコネクタが絶縁性弾性部材を有す
ることにより、第1または第2被接続部材に外部から荷
重が掛かっても、両者の電極接続部に掛かる応力や接続
方向にかかる力を緩和することができる。
【0029】これにより、前記電極接続部の接続信頼性
を向上することができる。
【0030】なお、前記コネクタを用いた半導体検査装
置によって半導体集積回路装置を検査する際に、コネク
タが着脱可能であることにより、はんだリフローを行わ
ずに半導体集積回路装置とテスト基板とを電気的に接続
することができる。
【0031】また、コネクタが着脱可能であることによ
り、はんだ接続で行っているはんだリフローやフラック
ス洗浄などの工程を削除できるため、工程の簡略化が可
能になる。
【0032】さらに、コネクタが着脱可能であり、テス
ト基板を繰り返して使用することが可能になるため、テ
スト基板の再生処理が不要になる。
【0033】なお、絶縁性弾性部材に設けられた導電性
細線が、その表裏両面または第1露出面に対して傾斜し
て設けられていることにより、第1または第2被接続部
材に外部から荷重が掛かっても、導電性細線が切断する
ことを低減できる。
【0034】さらに、コネクタの絶縁性弾性部材がシリ
コーンゴムなどの絶縁性ゴムであることにより、第1ま
たは第2被接続部材の電極接続部に掛かる応力をさらに
緩和することができる。
【0035】また、コネクタの絶縁性薄膜部材もしくは
絶縁性弾性部材の電極、第1あるいは第2電極の各々に
おける1端子が、複数個の小形バンプ電極からなること
により、第1または第2被接続部材とテスト基板とにお
ける接続時に、複数個の小形バンプ電極のうちの何れか
と接触すれば電気的に接続を行うことができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0037】(実施例1)図1は本発明によるコネクタ
の構造の一実施例を示す図であり、(a)は部分断面
図、(b)は(a)の部分平面図、(c)は(b)のA
−A断面を示す部分断面図、図2は本発明によるコネク
タの絶縁性弾性部材の構造の一実施例を示す図であり、
(a)は断面図、(b)は(a)の平面図、(c)は
(b)のB−B断面を導電性細線に沿い切断して示す断
面図、図3は本発明による半導体検査装置の構造の一実
施例を示す断面図、図4は本発明の半導体検査方法によ
るテスト手順の一実施例を示すフローチャートである。
【0038】まず、本実施例1のコネクタの構成につい
て説明すると、表面1aおよび裏面1bに接続端2aを
有する複数個の導電性細線2が内部1cに設けられた板
状の絶縁性弾性部材1と、第1被接続部材の一例である
半導体集積回路装置4あるいは第2被接続部材の一例で
あるテスト基板5を配置する露出面3aに電極6が設け
られかつ絶縁性弾性部材1の表面1aもしくは裏面1b
と接合する接合面3bに電極6と配線7を介して電気的
に接続する薄膜導電層3cが設けられた絶縁性薄膜部材
3とを有し、2つの絶縁性薄膜部材3の間に、それぞれ
の薄膜導電層3cが導電性細線2の接続端2aと電気的
に接続するように絶縁性弾性部材1が挟まれて接合され
ている。
【0039】ここで、本実施例1においては、第1被接
続部材が半導体集積回路装置4の場合について説明する
が、前記第1被接続部材は半導体集積回路装置4以外の
他の電子部品であってもよく、また、前記電子部品以外
の他の接続部材であってもよい。
【0040】つまり、本実施例1のコネクタ9は、半導
体集積回路装置4のテスト時(評価時)などに、半導体
集積回路装置4とベビーボードなどのテスト基板5とを
電気的に接続するものである。
【0041】なお、本実施例1における絶縁性弾性部材
1の表面1aは、コネクタ9の半導体集積回路装置4を
搭載する側であり、裏面1bはテスト基板5側である
が、その反対を表面1aもしくは裏面1bとしてもよ
い。
【0042】ここで、コネクタ9の絶縁性弾性部材1
は、絶縁性ゴム、好ましくはシリコーンゴムであり、例
えば、硬度50°と30°の絶縁性のシリコーンゴムを
交互に張り合わせた構造を有している。なお、シリコー
ンゴムを使用することにより、柔軟な接続を実現するこ
とができる。
【0043】さらに、前記硬度30°のシリコーンゴム
の内部1cには、複数個の導電性細線2(例えば、直径
40μm程度で、金めっきが行われた真鍮線)が、絶縁
性弾性部材1の表面1aまたは裏面1bに対して傾斜
(例えば、本実施例1では表面1aに45度傾斜)して
設けられている。
【0044】つまり、絶縁性弾性部材1の内部1cに
は、複数個の導電性細線2がその表面1aまたは裏面1
bに対して、傾めにかつ相互にほぼ平行に張り巡らされ
ている。ここで、導電性細線2の取り付けピッチは、例
えば、縦方向27、横方向28とも0.1mm程度であ
る。
【0045】なお、絶縁性弾性部材1は板状であり、そ
の大きさは、例えば、縦方向27および横方向28が2
0〜50mm程度、高さ方向26(厚さ)が1mm程度
である。
【0046】また、絶縁性薄膜部材3は、例えば、厚さ
25μm程度のポリイミド層3dに金などからなる薄膜
導電層3cを接合したものであり、ポリイミド層3dの
所定箇所に貫通孔が設けられ、前記貫通孔に金線を埋め
込むことにより配線7が形成されている。
【0047】さらに、配線7によって電極6すなわち小
形バンプ電極8と薄膜導電層3cとが電気的に接続され
ている。
【0048】また、絶縁性薄膜部材3の露出面3aに設
けられた電極6における1端子は、複数個の小形バンプ
電極8からなるものであるが、本実施例1では5個の小
形バンプ電極8が1端子、すなわち1つの電極6を形成
する場合を説明する。
【0049】ここで、小形バンプ電極8は、例えば、金
などによって形成され、1つの小形バンプ電極8の直径
が25〜30μm程度のものであり、それぞれの小形バ
ンプ電極8が縦方向27、横方向28ともに約50μm
間隔で十字形を成すように配置されている。
【0050】さらに、半導体集積回路装置4の外部電極
の大きさが直径170μm程度であることにより、前記
5個の小形バンプ電極8が直径170μmの円内に納ま
るように配置されている。
【0051】また、薄膜導電層3cの巾は0.18〜0.2
mm程度であり、さらに、小形バンプ電極8の取り付け
ピッチは縦方向27が0.3mm程度、横方向28が0.6
mm程度である。
【0052】なお、本実施例1のコネクタ9は、絶縁性
弾性部材1が2つの絶縁性薄膜部材3の間に挟まれる構
造を有している。
【0053】すなわち、絶縁性弾性部材1の表面1aと
一方の絶縁性薄膜部材3の薄膜導電層3cにおける接合
面3bとを接合し、かつ絶縁性弾性部材1の裏面1bと
もう一方の絶縁性薄膜部材3の薄膜導電層3cにおける
接合面3bとを接合することにより、それぞれの薄膜導
電層3cが導電性細線2の接続端2aと電気的に接続さ
れている。
【0054】これにより、コネクタ9の半導体集積回路
装置4の搭載側の電極6とテスト基板5側の電極6とが
電気的に接続されている。
【0055】次に、本実施例1による半導体検査装置の
構造について説明すると、半導体集積回路装置4を配置
するコネクタ9と、コネクタ9を介して半導体集積回路
装置4と電気的に接続するテスト基板5と、半導体集積
回路装置4とコネクタ9とテスト基板5とを位置決めし
かつ着脱可能に固定する保持部材10とからなるもので
ある。
【0056】ここで、本実施例1のコネクタ9に接続す
る半導体集積回路装置4の構造を説明すると、はんだバ
ンプ4bを介して半導体チップ4aを搭載するパッケー
ジ基板4cと、はんだ4dを介して半導体チップ4aを
封止するキャップ4eとからなるMCCタイプのもので
あり、パッケージ基板4cの半導体チップ4aの搭載側
と反対側の面には他のはんだバンプ4fが設けられてい
る。
【0057】なお、半導体集積回路装置4の接続につい
ては、はんだバンプ4f以外の他のものであってもよ
い。
【0058】また、保持部材10は、コネクタ9とテス
ト基板5とを挟むことにより、保持する治具などであ
る。
【0059】次に、本実施例1による半導体検査方法に
ついて説明する。
【0060】まず、半導体集積回路装置4が配置される
コネクタ9を準備するコネクタ準備11を行う。
【0061】さらに、コネクタ9を介して半導体集積回
路装置4と電気的に接続されるベビーボードなどのテス
ト基板5を準備するテスト基板準備12を行う。
【0062】その後、保持部材10によって、半導体集
積回路装置4とコネクタ9とテスト基板5との位置決め
13を行い、続いて、保持部材10によって、半導体集
積回路装置4とコネクタ9とテスト基板5のクランプ1
4(固定)を行う。
【0063】この時、本実施例1の保持部材10は、半
導体集積回路装置4とコネクタ9とテスト基板5とを挟
むことにより、3者の位置決め13およびクランプ14
を行う。
【0064】その後、半導体集積回路装置4の検査であ
るテスト15を行う。
【0065】なお、本実施例1の半導体検査方法では、
半導体集積回路装置4とテスト基板5との接続の際に、
はんだリフローなどを行わないため、半導体集積回路装
置4またはテスト基板5の着脱を簡単に行うことができ
る。
【0066】また、本実施例1の半導体検査方法では、
ベビーボードなどのテスト基板5を使用した場合につい
て説明したが、テスト基板5を使用しないで半導体集積
回路装置4の評価を行うものであってもよい。
【0067】次に、本実施例1のコネクタおよびそれを
用いる半導体検査方法ならびに装置によれば、以下のよ
うな作用効果が得られる。
【0068】すなわち、半導体集積回路装置4とテスト
基板5とを電気的に接続するコネクタ9が絶縁性弾性部
材1を有することにより、半導体集積回路装置4または
テスト基板5に外部から荷重が掛かっても、両者の電極
接続部に掛かる応力や接続方向にかかる力を緩和するこ
とができる。
【0069】これにより、前記電極接続部の接続信頼性
を向上することができ、また、半導体集積回路装置4の
歩留りを向上することができる。
【0070】さらに、前記電極接続部の接続信頼性を向
上することができるため、バーンイン試験などの寿命加
速試験の安定性を向上させることができる。また、半導
体集積回路装置4のウェハ最終製造工程やLSI最終製
造工程における電気的特性評価の際にも、その評価の安
定性を向上させることができる。
【0071】その結果、前記種々の試験に係わるコスト
を低減することができる。
【0072】ここで、本実施例1のコネクタ9を用いて
前記電気的特性評価を行う場合、はんだバンプ4fを用
いた半導体集積回路装置4もしくはTAB(Tape Autom
atedBonding) による半導体集積回路装置4などの高集
積な半導体集積回路装置4の評価を行う場合が、特に効
果的である。
【0073】なお、コネクタ9を用いた半導体検査装置
によって半導体集積回路装置4を検査する際に、コネク
タ9がはんだ固定を行わずに着脱可能であることによ
り、はんだリフローを行わずに半導体集積回路装置4と
テスト基板5とを電気的に接続することができる。
【0074】これにより、前記電極接続部の熱処理が不
要になるため、ベビーボードなどのテスト基板5の電極
接続部の損傷を低減することができる。
【0075】その結果、テスト基板5の長寿命化を図る
ことができる。
【0076】また、コネクタ9が着脱可能であることに
より、はんだ接続で行っているはんだリフローやフラッ
クス洗浄などの工程を削除できるため、工程の簡略化が
可能になり、その結果、製造原価を低減することができ
る。
【0077】さらに、コネクタ9が着脱可能であり、テ
スト基板5を繰り返して使用することが可能になるた
め、テスト基板5の再生処理が不要になる。
【0078】その結果、半導体集積回路装置4の電気特
性試験や寿命加速試験などの種々のテスト時におけるテ
スト基板5の必要枚数や必要サイズなどの経済性を向上
することができる。
【0079】なお、絶縁性弾性部材1に設けられた導電
性細線2が、その表面1aまたは裏面1bに対して傾斜
して設けられていることにより、半導体集積回路装置4
またはテスト基板5に外部から荷重が掛かっても、導電
性細線2が切断することを低減できる。
【0080】さらに、コネクタ9の絶縁性弾性部材1が
シリコーンゴムなどの絶縁性ゴムであることにより、半
導体集積回路装置4またはテスト基板5の電極接続部に
掛かる応力をさらに緩和することができる。
【0081】したがって、前記電極接続部の信頼性をさ
らに向上させることができる。
【0082】また、コネクタ9の絶縁性薄膜部材3の電
極6の各々における1端子が、複数個の小形バンプ電極
8からなることにより、半導体集積回路装置4とテスト
基板5とにおける接続時に、複数個の小形バンプ電極8
のうちの何れかと接触すれば電気的に接続を行うことが
できる。
【0083】その結果、半導体集積回路装置4とテスト
基板5との接続時の位置決めのマージンを増やすことが
できるため、接続不良を低減できる。
【0084】(実施例2)図5は本発明の他の実施例で
あるコネクタの構造の一例を示す部分断面図である。
【0085】図3および図5を用いて、本実施例2のコ
ネクタの構成について説明すると、第1被接続部材の一
例である半導体集積回路装置4または第2被接続部材の
一例であるテスト基板5を配置する第1露出面16aに
第1電極17が設けられ、第1露出面16aと反対側の
第1接合面16bに接続端2a(図2参照)を有しかつ
第1電極17と電気的に接続する複数個の導電性細線2
が内部16cに設けられた板状の絶縁性弾性部材16
と、半導体集積回路装置4またはテスト基板5を配置す
る第2露出面18aに第2電極19が設けられかつ第1
接合面16bと接続する第2接合面18bに第2電極1
9と配線7を介して電気的に接続する薄膜導電層18c
が設けられた絶縁性薄膜部材18とからなり、導電性細
線2の前記接続端2aと薄膜導電層18cとが電気的に
接続するように絶縁性弾性部材16と絶縁性薄膜部材1
8とが接合されている。
【0086】ここで、本実施例2においては、第1被接
続部材が半導体集積回路装置4の場合について説明する
が、前記第1被接続部材は半導体集積回路装置4以外の
他の電子部品であってもよく、また、前記電子部品以外
の他の接続部材であってもよい。
【0087】つまり、本実施例2のコネクタ20は、絶
縁性弾性部材16と絶縁性薄膜部材18とを張り合わせ
た構造である。
【0088】すなわち、絶縁性弾性部材16の第1接合
面16bと絶縁性薄膜部材18の薄膜導電層18cにお
ける第2接合面18bとを接合することにより、薄膜導
電層18cが導電性細線2の前記接続端2aと電気的に
接続されている。
【0089】これにより、コネクタ20の半導体集積回
路装置4の搭載側の第2電極19とテスト基板5側の第
1電極17とが電気的に接続されている。
【0090】さらに、本実施例2の導電性細線2は、例
えば、銅などによって形成された細線である。
【0091】なお、本実施例2によるコネクタ20のそ
の他の構成については、実施例1で説明したものと同様
であるため、その重複説明は省略する。
【0092】また、本実施例2の半導体検査方法および
装置についても、実施例1で説明したものと同様である
ため、その重複説明は省略する。
【0093】さらに、本実施例2のコネクタおよびそれ
を用いる半導体検査方法ならびに装置から得られる作用
効果についても、実施例1で説明したものと同様である
ため、その重複説明は省略する。
【0094】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0095】例えば、実施例1における半導体検査装置
は保持部材を有し、前記保持部材によって半導体集積回
路装置とコネクタとテスト基板を位置決めし、かつ挟ん
で固定するものであったが、図6の他の実施例に示すよ
うに、ソケット21と保持治具23とによって、位置決
めおよび固定を行うものであってもよい。
【0096】すなわち、図6に示す半導体検査装置は、
ピン部材21aを備えたソケット21を有し、テスト時
に、ピン部材21aにベビーボードなどのテスト基板
5、コネクタ22、保持治具23を挿入することによ
り、半導体集積回路装置4、コネクタ22およびテスト
基板5をソケット21と保持治具23との間で押さえつ
けて位置決めかつ固定を行うものである。
【0097】また、実施例1または2において、絶縁性
弾性部材の内部に設けられた導電性細線は、図7の他の
実施例に示すように、螺旋状に巻かれた導電性細線2で
あってもよい。
【0098】さらに、実施例1または2において、絶縁
性弾性部材もしくは絶縁性薄膜部材に設けられた電極
は、複数個の小形バンプ電極からなるものであったが、
図8の他の実施例に示すように、少なくとも片側もしく
は両側とも平らなフラット電極24であってもよい。
【0099】また、前記複数個の小形バンプ電極の集合
形態は、どのような形であってもよく、図9の他の実施
例に示すように、9個もしくは6個の小形バンプ電極2
5によって形成されるものでもよい。さらに、この時の
集合形態は、四角形であっても円であっても十字形であ
ってもよい。
【0100】なお、本実施例1または2、さらに、図6
〜図9の他の実施例に示したコネクタおよびそれを用い
る半導体検査方法ならびに装置においては、前記コネク
タによって接続される部材、すなわち、第1被接続部材
および第2被接続部材は、どちらが半導体集積回路装置
であっても、またテスト基板などであってもよい。
【0101】したがって、半導体集積回路装置とテスト
基板、またはテスト基板(半導体集積回路装置が搭載さ
れたテスト基板)とテスト基板を接続することができ
る。
【0102】なお、前記半導体集積回路装置はBGA
(Ball Grid Array)、QFP(Quad Flat Package)また
はBPGA(Butt Pin Grid Array)などの種々の半導体
集積回路装置の接続が可能であり、また、テスト基板と
テスト基板を接続する場合にも、PCB(Print Circuit
Board) とPCB、あるいはFPC(Flexible Print Ci
rcuit)とPCBの接続を行うことができる。
【0103】さらに、マルチチップモジュール間の接続
を行うこともでき、LSIとMLC(多層セラミックモ
ジュール)間の接続にも利用できる。
【0104】また、本実施例1または2、さらに、図6
〜図9の他の実施例に示したコネクタに用いる種々の部
材の材料も実施例1および2で説明したものに限定され
ることはない。
【0105】例えば、小形バンプ電極もしくは前記フラ
ット電極などの電極を形成する材料は、金に限らず、Ni
-Sn,Pb-Sn,Au-Sn,Ag-Sn などの組成によるはんだ、また
は銅、アルミニウムまたはタングステンなどの金属材料
であってもよい。
【0106】さらに、絶縁性弾性部材はシリコーンゴム
以外のポリイミド系の樹脂やその他の高分子材料でもよ
い。
【0107】なお、絶縁性弾性部材の導電性細線または
絶縁性薄膜部材の配線においても、前記した電極の材料
と同様に、Ni-Sn,Pb-Sn,Au-Sn,Ag-Sn などの組成による
はんだ、またはニッケル、金、銅あるいはタングステン
などの金属材料であってもよい。
【0108】また、前記コネクタは半導体集積回路装置
の電気的特性評価やバーンイン等の寿命試験に限らず、
半導体集積回路装置の選別試験や半導体集積回路装置の
高密度実装用キャリアまたはコネクタ、さらにコンピュ
ータ用各種モジュール基板接続用装置に適用することに
より、信頼性を向上し、コストを低減できる。
【0109】さらに、半導体集積回路装置においてもB
PGAなどに用いられ、マルチチップモジュール化され
ると前記コネクタの用途を一層広げることができる。
【0110】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0111】(1).半導体集積回路装置などの第1被
接続部材とテスト基板などの第2被接続部材とを電気的
に接続するコネクタが絶縁性弾性部材を有することによ
り、第1または第2被接続部材に外部から荷重が掛かっ
ても、両者の電極接続部に掛かる応力や接続方向にかか
る力を緩和することができる。
【0112】これにより、前記電極接続部の接続信頼性
を向上することができ、また、半導体集積回路装置の歩
留りを向上することができる。
【0113】(2).電極接続部の接続信頼性を向上す
ることができるため、バーンイン試験などの寿命加速試
験の安定性を向上させることができる。また、半導体集
積回路装置のウェハ最終製造工程やLSI最終製造工程
における電気的特性評価の際にも、その評価の安定性を
向上させることができる。
【0114】その結果、前記種々の試験に係わるコスト
を低減することができる。
【0115】(3).本発明のコネクタを用いて前記電
気的特性評価を行う場合、特に、バンプを用いた半導体
集積回路装置もしくはTABによる半導体集積回路装置
などの高集積な半導体集積回路装置の評価を行う場合に
効果的である。
【0116】(4).前記コネクタを用いた半導体検査
装置によって半導体集積回路装置を検査する際に、コネ
クタが着脱可能であることにより、はんだリフローを行
わずに半導体集積回路装置とテスト基板とを電気的に接
続することができる。
【0117】これにより、電極接続部の熱処理が不要に
なるため、ベビーボードなどのテスト基板の電極の損傷
を低減することができる。その結果、テスト基板の長寿
命化を図ることができる。
【0118】(5).前記コネクタがはんだを用いずに
着脱可能であることにより、はんだ接続で行っているは
んだリフローやフラックス洗浄などの工程を削除できる
ため、工程の簡略化が可能になり、その結果、製造原価
を低減することができる。
【0119】(6).前記コネクタがはんだを用いずに
着脱可能であるため、テスト基板を繰り返して使用する
ことが可能になり、テスト基板の再生処理が不要にな
る。
【0120】その結果、半導体集積回路装置の電気特性
試験や寿命加速試験などの種々のテスト時におけるテス
ト基板の必要枚数や必要サイズなどの経済性を向上する
ことができる。
【0121】(7).絶縁性弾性部材に設けられた導電
性細線が、その表裏両面または第1露出面に対して傾斜
して設けられていることにより、第1または第2被接続
部材に外部から荷重が掛かっても、導電性細線が切断す
ることを低減できる。
【0122】(8).前記コネクタの絶縁性弾性部材が
シリコーンゴムなどの絶縁性ゴムであることにより、第
1または第2被接続部材の電極接続部に掛かる応力をさ
らに緩和することができる。
【0123】したがって、電極接続部の信頼性をさらに
向上させることができる。
【0124】(9).前記コネクタの絶縁性薄膜部材ま
たは絶縁性弾性部材の電極、第1あるいは第2電極の各
々における1端子が、複数個の小形バンプ電極からなる
ことにより、第1または第2被接続部材とテスト基板と
における接続時に、複数個の小形バンプ電極のうちの何
れかと接触すれば電気的に接続を行うことができる。
【0125】その結果、第1または第2被接続部材とテ
スト基板との接続時の位置決めのマージンを増やすこと
ができるため、接続不良を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコネクタの構造の一実施例を示す
図であり、(a)は部分断面図、(b)は(a)の部分
平面図、(c)は(b)のA−A断面を示す部分断面図
である。
【図2】本発明によるコネクタの絶縁性弾性部材の構造
の一実施例を示す図であり、(a)は断面図、(b)は
(a)の平面図、(c)は(b)のB−B断面を導電性
細線に沿い切断して示す断面図である。
【図3】本発明による半導体検査装置の構造の一実施例
を示す断面図である。
【図4】本発明の半導体検査方法によるテスト手順の一
実施例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施例であるコネクタの構造の一
例を示す部分断面図である。
【図6】本発明の他の実施例である半導体検査装置の構
造の一実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施例であるコネクタの構造の一
例を示す部分断面図である。
【図8】本発明の他の実施例であるコネクタの構造の一
例を示す部分断面図である。
【図9】本発明の他の実施例であるコネクタの構造の一
例を示す部分拡大平面図である。
【符号の説明】
1 絶縁性弾性部材 1a 表面 1b 裏面 1c 内部 2 導電性細線 2a 接続端 3 絶縁性薄膜部材 3a 露出面 3b 接合面 3c 薄膜導電層 3d ポリイミド層 4 半導体集積回路装置(第1被接続部材) 4a 半導体チップ 4b はんだバンプ 4c パッケージ基板 4d はんだ 4e キャップ 4f はんだバンプ 5 テスト基板(第2被接続部材) 6 電極 7 配線 8 小形バンプ電極 9 コネクタ 10 保持部材 11 コネクタ準備 12 テスト基板準備 13 位置決め 14 クランプ 15 テスト 16 絶縁性弾性部材 16a 第1露出面 16b 第1接合面 16c 内部 17 第1電極 18 絶縁性薄膜部材 18a 第2露出面 18b 第2接合面 18c 薄膜導電層 19 第2電極 20 コネクタ 21 ソケット 21a ピン部材 22 コネクタ 23 保持治具 24 フラット電極 25 小形バンプ電極 26 高さ方向 27 縦方向 28 横方向

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1被接続部材と第2被接続部材とを電
    気的に接続するコネクタであって、 表裏両面に接続端を有する複数個の導電性細線が内部に
    設けられた板状の絶縁性弾性部材と、 前記第1または第2被接続部材を配置する露出面に電極
    が設けられ、かつ前記絶縁性弾性部材の表面もしくは裏
    面と接合する接合面に前記電極と配線を介して電気的に
    接続する薄膜導電層が設けられた絶縁性薄膜部材とを有
    し、 2つの前記絶縁性薄膜部材の間に、それぞれの前記薄膜
    導電層が前記導電性細線の接続端と電気的に接続するよ
    うに前記絶縁性弾性部材が挟まれて接合されていること
    を特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 第1被接続部材と第2被接続部材とを電
    気的に接続するコネクタであって、 前記第1または第2被接続部材を配置する第1露出面に
    第1電極が設けられ、前記第1露出面と反対側の第1接
    合面に接続端を有しかつ前記第1電極と電気的に接続す
    る複数個の導電性細線が内部に設けられた板状の絶縁性
    弾性部材と、 前記第1または第2被接続部材を配置する第2露出面に
    第2電極が設けられ、かつ前記第1接合面と接続する第
    2接合面に前記第2電極と配線を介して電気的に接続す
    る薄膜導電層が設けられた絶縁性薄膜部材とを有し、 前記導電性細線の接続端と前記薄膜導電層とが電気的に
    接続するように前記絶縁性弾性部材と前記絶縁性薄膜部
    材とが接合されていることを特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 第1被接続部材と第2被接続部材とを電
    気的に接続するコネクタであって、 表裏両面に接続端を有する複数個の螺旋状の導電性細線
    が内部に設けられた板状の絶縁性弾性部材と、 前記第1または第2被接続部材を配置する露出面に電極
    が設けられ、かつ前記絶縁性弾性部材の表面もしくは裏
    面と接合する接合面に前記電極と配線を介して電気的に
    接続する薄膜導電層が設けられた絶縁性薄膜部材とを有
    し、 2つの前記絶縁性薄膜部材の間に、それぞれの前記薄膜
    導電層が前記導電性細線の接続端と電気的に接続するよ
    うに前記絶縁性弾性部材が挟まれて接合されていること
    を特徴とするコネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載のコネクタで
    あって、前記導電性細線は前記絶縁性弾性部材の表裏両
    面または第1露出面に対して傾斜して設けられているこ
    とを特徴とするコネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載のコネク
    タであって、前記絶縁性弾性部材はシリコーンゴムなど
    の絶縁性ゴムであることを特徴とするコネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5記載のコ
    ネクタであって、前記電極、前記第1電極または前記第
    2電極の各々における1端子は、複数個の小形バンプ電
    極からなることを特徴とするコネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5または6記載
    のコネクタを用いる半導体検査方法であって、 半導体集積回路装置を配置する前記コネクタを準備し、 前記コネクタを介して前記半導体集積回路装置と電気的
    に接続するテスト基板を準備し、 前記半導体集積回路装置と前記コネクタと前記テスト基
    板とを位置決めして着脱可能に固定することにより、前
    記半導体集積回路装置を検査することを特徴とする半導
    体検査方法。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5または6記載
    のコネクタを用いた半導体検査装置であって、 半導体集積回路装置を配置する前記コネクタと、 前記コネクタを介して前記半導体集積回路装置と電気的
    に接続するテスト基板と、 前記半導体集積回路装置と前記コネクタと前記テスト基
    板とを位置決めし、かつ着脱可能に固定する保持部材と
    を有することを特徴とする半導体検査装置。
JP7131590A 1995-05-30 1995-05-30 コネクタおよびそれを用いる半導体検査方法ならびに装置 Pending JPH08327689A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10260233A (ja) * 1997-03-17 1998-09-29 Micronics Japan Co Ltd 平板状被検査体のための検査用ヘッド
WO2021235483A1 (ja) * 2020-05-19 2021-11-25 信越ポリマー株式会社 垂直接触型プローブ、プローブカード及びソケット

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