JPH08327444A - レーザービーム測定装置 - Google Patents

レーザービーム測定装置

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JPH08327444A
JPH08327444A JP15994995A JP15994995A JPH08327444A JP H08327444 A JPH08327444 A JP H08327444A JP 15994995 A JP15994995 A JP 15994995A JP 15994995 A JP15994995 A JP 15994995A JP H08327444 A JPH08327444 A JP H08327444A
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JP
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laser beam
light intensity
laser
pixel
beam diameter
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JP15994995A
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Takahiro Kondo
高広 近藤
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はレーザービームの位置ずれや大きさに
影響されず、正確にビーム径を測定可能なレーザービー
ム測定装置を提供することを目的とする。 【構成】レーザービーム測定装置10はレーザー・ポリ
ゴン駆動同期採取部12を介して演算制御部11により
光書込装置20の駆動を制御しつつ、光書込装置20か
ら出射されるレーザービームλの主走査及び副走査方向
の光強度、特に、副走査方向の光強度を測定部13のC
CDにより検出し、A/D変換部14でディジタル変換
して副走査検出信号として演算制御部11に入力する。
演算制御部11は副走査方向のピークレベルPmax を検
出したCCDのピーク画素Kmax を特定し、ピーク画素
Kmax から予め設定した所定画素数n離れた位置の画素
をボトム画素KoとしてボトムレベルPmin を測定す
る。演算制御部11はこのピークレベルPmax とボトム
レベルPmin に基づいて閾値Pthを演算し、閾値Pthと
副走査検出信号との交点間の幅をビーム径として演算す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザービーム測定装
置、詳細には、ファクシミリ装置や複写装置等のレーザ
ーを用いた光書込装置のレーザービームのビーム径を測
定するレーザービーム測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザーを利用した光書込装置として
は、レーザープリンタ、複写装置及びファクシミリ装置
等がある。
【0003】レーザーを利用した光書込装置において
は、一般に、画像データにより変調したレーザービーム
を一定速度で回転するポリゴンミラーに投射し、ポリゴ
ンミラーでライン状に走査させる。光書込装置は、ポリ
ゴンミラーでライン状に走査されたレーザービームをf
θレンズにより等速直線変換し、感光体上に照射して、
書き込みを行っている。
【0004】このようなレーザーを利用した光書込装置
においては、レーザービームのビーム形状、特に、ビー
ム径が書込性状に大きく影響を与える。
【0005】そこで、従来から、レーザービーム測定装
置を用いてレーザービームのビーム径を測定しており、
レーザービーム測定方法としては、レーザービームをス
キャンさせないで静的特性を測定する方法と、レーザー
ビームを走査させてCCD(Charge Coupled Device)
等を用いて動的特性を測定する方法と、がある。
【0006】ところが、上記レーザービームを走査させ
ずに一定の位置でスリットスキャンを用いて測定する方
法によれば、走査物であるポリゴンミラーを固定し、測
定装置にレーザービームを入射させることは困難である
ので、レーザービームを走査させる測定方法が採用され
ている。
【0007】そして、レーザービームを走査させる測定
方法では、一般に、レーザービームの主走査をフォトダ
イオードにより測定し、副走査をCCDにより測定し
て、主走査方向及び副走査方向共に、レーザービームの
測定値の最大値(Pmax :ピークレベル)と最小値(P
min :ボトムレベル)を用いて、ピークレベルPmax と
ボトムレベルPmin の2つの値の測定値の1/n、一般
的には、1/e2 の値を閾値Pthとして、ビーム径を算
出している。
【0008】このボトムレベルPmin は、測定状況での
外乱、例えば、外光やノイズ等により出力値が変化する
ので、副走査をCCDで測定する際に、ピークレベルP
maxを検出した画素位置と無関係に、ある特定の固定し
た画素の出力を用いてボトムレベルPmin としている。
【0009】このようなレーザービームを走査させてビ
ーム径を測定するレーザービーム測定装置としては、本
出願人が先に出願したビーム径測定装置(特開平6−1
02087号公報参照)がある。
【0010】このビーム径測定装置は、光偏向器と走査
レンズとを有するレーザー光学系からのレーザービーム
を測定するビーム径測定装置において、主走査方向ビー
ム径検出部と副走査方向ビーム径検出部を有するセンサ
ヘッドと、センサヘッドをレーザービームの主走査方向
に移動する移動装置とを備えたことを特徴としている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のレーザービーム測定装置にあっては、ボトム
レベルPmin を測定する画素を、ピークレベルの検出画
素位置にかかわらず、特定の画素に固定的に設定し、当
該設定した画素の測定したボトムレベルPmin の値とピ
ークレベルPmax の値に基づいて、ビーム径を測定して
いたため、正確なレーザービームのビーム径を測定でき
ないおそれがあった。
【0012】すなわち、従来、レーザービーム測定装置
においては、図13に示すように、レーザービームを主
走査方向に走査させながら副走査方向のレーザービーム
のピークレベルPmax とボトムレベルPmin の値を測定
し、このピークレベルPmaxとボトムレベルPmin から
レーザービームの副走査方向のビーム径を測定する。
【0013】このとき、図14に示すように、複数の画
素が副走査方向に配列されたCCD1の特定位置の画素
をボトム画素Koとして固定的に設定し、当該ボトム画
素Koの測定値をボトムレベルPmin の値として採用し
ている。
【0014】したがって、図14にCCD1とこれに入
射するレーザービーム及びCCD1の出力波形をCCD
1の左側に示すように、レーザービームが適切にCCD
1の副走査方向の中心位置に入射しているときには、ボ
トムレベルPmin を適切に測定することができるが、図
15に示すように、ポリゴンミラー2が正規位置である
aの位置から面倒れによりbの位置に傾いたとすると、
CCD1に入射されるレーザービームの副走査方向の位
置がずれる。
【0015】その結果、固定的に設定された特定位置の
ボトム画素Koにより、ボトムレベルPmin を測定した
場合、図16に示すように、ポリゴンミラーの面倒し等
の光学系の要因によりレーザービームの走査位置がボト
ム画素Ko側にずれると、ボトム画素Koの出力にレー
ザービームの出力が混入して、適切にボトムレベルPmi
n を測定することができず、正確にビーム径を測定する
ことができないという問題があった。
【0016】そこで、本発明は、レーザービームの最大
光強度の検出位置に基づいて最小光強度を測定する最小
検出位置を設定して、当該設定した最小検出位置での測
定値を最小光強度としてレーザービームのビーム径を測
定することにより、正確にビーム径を測定するレーザー
ビーム測定装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザービーム
測定装置は、レーザービームの最大光強度と最小光強度
に基づいて閾値を算出し、該閾値からレーザービームの
ビーム径を測定するレーザービーム測定装置において、
前記レーザービームの光強度変化を検出する光検出手段
と、前記光検出手段がレーザービームの最大光強度を検
出した最大検出位置から所定方向に所定ビット離れたビ
ット位置をレーザービームの最小検出位置として設定
し、該設定した最小検出位置で前記光検出手段の検出し
たレーザービームの最小光強度と前記最大光強度に基づ
いて前記閾値を算出してレーザービームのビーム径を算
出するビーム径算出手段と、を備えることにより、上記
目的を達成している。
【0018】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記ビーム径算出手段は、前記最小検出位置から
所定ビットにわたって前記光検出手段の検出したレーザ
ービームの光強度の平均値を、前記最小光強度として採
用するものであってもよい。
【0019】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記ビーム径算出手段は、前記レーザービームの仮
の最小光強度を設定し、この仮の最小光強度と前記光検
出手段の検出した最大光強度により仮のビーム径を算出
して、該算出した仮のビーム径に基づいて前記最小検出
位置を設定し、該設定した最小検出位置で前記光検出手
段の検出したレーザービームの最小光強度と前記最大光
強度に基づいて前記ビーム径を算出するものであっても
よい。
【0020】
【作用】本発明のレーザービーム測定装置によれば、レ
ーザービームの最大光強度と最小光強度に基づいて閾値
を算出し、該閾値からレーザービームのビーム径を測定
するに際し、光検出手段によりレーザービームの光強度
変化を検出し、ビーム径算出手段が、光検出手段がレー
ザービームの最大光強度を検出した最大検出位置から所
定方向、例えば、副走査方向に所定ビット離れたビット
位置をレーザービームの最小検出位置として設定し、該
設定した最小検出位置で光検出手段の検出したレーザー
ビームの最小光強度と最大光強度に基づいてレーザービ
ームのビーム径を算出する。
【0021】したがって、最小光強度を検出する最小検
出位置を最大検出位置に基づいて設定することができ、
レーザービームの位置ずれが発生した場合においても、
レーザービームの影響を受けることなく、最小光強度を
正確に検出することができる。
【0022】その結果、レーザービームのビーム径を正
確に測定することができる。
【0023】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、ビーム径算出手段が、最小検出位置から所定ビッ
トにわたって光検出手段の検出したレーザービームの光
強度の平均値を、最小光強度として採用するようにする
と、奇偶ビットやノイズ等の外乱要因による影響を防止
して、最小光強度を正確に測定することができ、レーザ
ービームのビーム径を正確に測定することができる。
【0024】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、ビーム径算出手段が、レーザービームの仮の最小光
強度を設定し、この仮の最小光強度と光検出手段の検出
した最大光強度により仮のビーム径を算出して、該算出
した仮のビーム径に基づいて最小検出位置を設定し、該
設定した最小検出位置で光検出手段の検出したレーザー
ビームの最小光強度と最大光強度に基づいてビーム径を
算出すると、レーザービームのビーム径が比較的大きい
場合においても、仮の最小光強度に基づいて算出した仮
のビーム径に基づいて最小検出位置を設定することがで
き、ビーム径の大きさに対応した最小検出位置を設定す
ることができる。
【0025】その結果、ビーム径が比較的大きい場合に
も、最小光強度を正確に検出することができ、レーザー
ビームのビーム径を正確に測定することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
【0027】尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適
な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付
されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特
に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様
に限られるものではない。
【0028】図1〜図12は、本発明のレーザービーム
測定装置の一実施例を示す図である。
【0029】図1は、本発明のレーザービーム測定装置
の一実施例の回路ブロック図である。
【0030】図1において、レーザービーム測定装置1
0は、演算制御部11、レーザー・ポリゴン駆動同期採
取部12、測定部13、A/D変換部14及びCCDド
ライバ15等を備え、測定対象である光書込装置20か
ら出射されるレーザービームのビーム径を測定する。
【0031】光書込装置20は、図2に示すように、フ
ァクシミリ装置や複写装置等のレーザーを用いた光書込
装置であり、LD(レーザーダイオード)ユニット2
1、シリンダレンズ22、ポリゴンミラー23、fθレ
ンズ24、副走査方向補正レンズ25、同期検知ミラー
26及び同期検出部27等を備えている。
【0032】LDユニット21は、レーザーダイオード
21aやレーザードライバ等を備え、レーザーダイオー
ド21aがレーザードライバにより駆動されて、レーザ
ービームλを出射する。
【0033】LDユニット21から出射されたレーザー
ビームλは、シリンダレンズ22を介してポリゴンミラ
ー23に照射され、ポリゴンミラー23は、ビーム径の
測定時には、図1のレーザー・ポリゴン駆動同期採取部
12から入力される駆動信号により駆動する図外のモー
タにより回転タイミングが制御されつつ図2中時計回り
に回転駆動される。
【0034】ポリゴンミラー23は、複数、例えば、6
つのミラー面を有し、LDユニット21から照射された
レーザービームλを等角速度のライン状の走査ビームと
してfθレンズ24方向に反射する。
【0035】fθレンズ24は、レーザービームλを等
速直線変換して、副走査方向補正レンズ25に照射する
とともに、同期検知ミラー26にも照射する。
【0036】同期検知ミラー26は、入射されたレーザ
ービームλを同期検知部27に反射し、同期検知部27
は、フォトダイオード27a及び検知回路等を備えてい
る。
【0037】同期検知部27は、同期検知ミラー26か
らフォトダイオード27aに入射されるレーザービーム
λを検出し、光書込装置20がファクシミリ装置等に利
用されているときには、ファクシミリ装置等の制御部
が、同期検知部27のレーザービームλの検出結果(同
期信号)に基づいてポリゴンミラーの回転及びLDユニ
ット21の駆動を制御する。
【0038】そして、光書込装置20がレーザービーム
測定装置10でのビーム径の測定に供されるときには、
同期検知部27の同期信号は、レーザー・ポリゴン駆動
同期採取部12に出力され、レーザービーム測定装置1
0は、後述するように、この同期検知部27の同期信号
に基づいて、光書込装置20のLDユニット21の駆動
及びポリゴンミラー23の回転を制御する。
【0039】上記副走査方向補正レンズ25は、fθレ
ンズ24を介して入射されたレーザービームλが副走査
方向、すなわち、図2中上下方向に変動するのを補正す
るものであり、光書込装置20がファクシミリ装置等に
利用されているときには、ファクシミリ装置等の感光体
にfθレンズ24から入射されるレーザービームλを照
射するが、光書込装置20がレーザービーム測定装置1
0でのビーム径の測定に供されるときには、副走査方向
補正レンズ25の後方の所定位置、例えば、光書込装置
20がファクシミリ装置等に利用されるときの感光体の
位置に設置される測定部13に照射させる。
【0040】測定部13は、副走査方向補正レンズ25
の後方の所定位置に走査方向に移動可能に設置される。
【0041】すなわち、測定部13は、図示しない移動
装置に取り付けられ、演算制御部11の制御下で、図2
中走査方向に移動される。演算制御部11は、移動装置
を走査方向の複数の位置を測定位置として移動させ、当
該複数の測定位置でLDユニット21から出射されたレ
ーザービームλを測定部13に受光させて、ビーム径の
測定を行うことにより、ビーム径の測定精度を向上させ
ている。
【0042】再び、図1において、演算制御部11は、
CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read On
ly Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を
備えたパーソナルコンピュータ等が使用され、ROM内
には、レーザービーム測定装置10としての基本処理プ
ログラム及びビーム径演算処理プログラム等の各種処理
プログラムが格納されているとともに、この基本処理プ
ログラムやレーザービーム演算処理プログラム等を実行
する上で必要なシステムデータ等が格納されている。
【0043】演算制御部11は、そのROM内のプログ
ラムに基づいてレーザービーム測定装置10の各部を制
御するとともに、光書込装置20の駆動、特に、LDユ
ニット21、ポリゴンミラー23及び移動装置等を制御
して、光書込装置20のレーザービームのビーム径の測
定を行う。
【0044】演算制御部11は、インターフェイス(I
/F)11aを備えており、演算制御部11は、インタ
ーフェイス(I/F)11aを介して上記レーザー・ポ
リゴン駆動同期採取部12、A/D変換部14及びCC
Dドライバ15との信号の授受を行う。
【0045】レーザー・ポリゴン駆動同期採取部12に
は、上述のように、光書込装置20の同期検知部27か
ら図3に示すような検出信号(同期信号)が入力され、
レーザー・ポリゴン駆動同期採取部12は、光書込装置
20から入力された同期信号を演算制御部11に出力す
る。
【0046】演算制御部11は、レーザー・ポリゴン駆
動同期採取部12から同期信号が入力されると、図3に
示すように、この同期信号に基づいて測定部13に測定
用のレーザービームλを照射させるための同期をとって
LDユニット21を駆動してレーザービームλを出射さ
せるためのレーザー駆動制御信号をレーザー・ポリゴン
駆動同期採取部12に出力するとともに、ポリゴンミラ
ー23の回転制御を行うための回転駆動制御信号をレー
ザー・ポリゴン駆動同期採取部12に出力する。
【0047】レーザー・ポリゴン駆動同期採取部12
は、演算制御部11からレーザー駆動制御信号と回転駆
動制御信号が入力されると、これらの駆動制御信号に基
づいて、光書込装置20のLDユニット21を駆動する
ためのレーザー駆動信号と、ポリゴンミラー23を駆動
するためのポリゴンミラー駆動信号を光書込装置20に
出力する。
【0048】光書込装置20は、レーザー・ポリゴン駆
動同期採取部12からのレーザー駆動信号、ポリゴンミ
ラー駆動信号及び移動装置駆動信号により駆動され、L
Dユニット21からレーザービームλを出射して、この
レーザービームλをポリゴンミラー23、fθレンズ2
4及び副走査方向補正レンズ25を介して測定部13に
照射する。
【0049】このとき、演算制御部11は、図3に示す
ように、測定部13がポリゴンミラー23の複数のミラ
ー面のうち、特定の1つのミラー面が反射面となるタイ
ミングでレーザー駆動制御信号を出力し、レーザー・ポ
リゴン駆動同期採取部12を介してLDユニット21を
駆動して、ポリゴンミラー23の複数のミラー面のう
ち、特定の1つのミラー面にのみレーザービームλを照
射するようにLDユニット21の駆動タイミングを制御
する。
【0050】このようにすることにより、ポリゴンミラ
ー23のミラー面に基づく誤差を防止するとともに、後
述する測定部13での安定したレーザービームλの測定
を可能としている。
【0051】CCDドライバ15は、演算制御部11か
らの駆動制御信号に基づいて動作し、駆動信号を測定部
13に出力して、測定部13に設けられているCCD3
5(図4及び図5参照)を駆動する。
【0052】測定部13は、図4及び図5に示すよう
に、測定基板31上にフォトダイオード32とCCD3
3がレーザービームλの主走査方向に並んで配設されて
おり、フォトダイオード32上には、スリット板34
が、CCD33上には、フィルタ35が、それぞれ配設
されている。
【0053】スリット板34には、図5に示すように、
副走査方向に延在する主走査測定用のスリット34aが
形成されており、スリット34aは、フォトダイオード
32の出力する主走査検出信号の信号幅を一定にする。
【0054】フィルタ35は、CCD33に入射するレ
ーザービームλの光量を制限し、CCD33が飽和する
のを防止する。
【0055】これらスリット板34とフィルタ35は、
レーザービームλの走査の邪魔にならないように測定基
板31に保持されている。
【0056】測定部13は、図6に示すように、副走査
方向補正レンズ25を通過したレーザービームλが測定
部13、すなわち、測定基板31に垂直に入射する角度
で上記図示しない移動装置に取り付けられており、図7
に示すように、測定部13がレーザービームλに対して
傾いて移動装置に取り付けられていると、適切なビーム
径の測定を行うことができない。
【0057】フォトダイオード32は、入射されるレー
ザービームλの主走査方向のビーム径を検出するための
ものであり、スリット板34のスリット34aを介して
入射されるレーザービームλ、特に、レーザービームλ
の光強度変化を検出して、主走査検出信号をA/D変換
部14に出力する。
【0058】CCD33は、主走査方向に走査(スキャ
ン)されるレーザービームλの副走査方向のビーム径を
測定するためのものであり、フィルタ35を介して入射
されるレーザービームλ、特に、レーザービームλの光
強度変化を検出して、副走査検出信号をA/D変換部1
4に出力する。
【0059】A/D変換部14は、測定部13のフォト
ダイオード32から入力されるアナログの主走査検出信
号及びCCD33から入力されるアナログの副走査検出
信号をディジタル信号に変換して、演算制御部11に出
力する。
【0060】演算制御部11は、A/D変換部14から
入力されるディジタルの主走査検出信号及び副走査検出
信号に基づいてレーザービームλのビーム径を演算し、
図示しない表示部に演算結果のビーム径を表示出力し、
また、図示しない記録出力部を駆動してビーム径を記録
紙に記録出力する。
【0061】なお、演算制御部11の行うビーム径の演
算方法については、後述する。
【0062】次に、作用を説明する。
【0063】本実施例は、レーザービームλのビーム
径、特に、副走査方向のビーム径を測定するに際し、レ
ーザービームλの光強度のボトムレベルPmin を測定す
るCCD33の画素位置をピークレベルPmax の画素位
置に基づいて設定することにより、ボトムレベルPmin
を正確に測定して、正確なビーム径を測定するところに
その特徴がある。
【0064】以下、このレーザービームλのビーム径の
測定について、説明する。
【0065】レーザービーム測定装置10により光書込
装置20のレーザービームλのビーム径を測定するに
は、まず、光書込装置20をレーザービーム測定装置1
0にセットして、必要な回路の接続を行う。
【0066】レーザービーム測定装置10の制御下で光
書込装置20を作動させると、図2に示すLDユニット
21からレーザービームλが出射され、出射されたレー
ザービームλは、シリンダレンズ22を介して所定の等
角速度で回転するポリゴンミラー23に照射される。
【0067】ポリゴンミラー23に照射されたレーザー
ビームλは、ポリゴンミラー23により、図2に示すよ
うに、等角速度のライン状の走査ビームλに変換され
て、fθレンズ24方向に反射され、fθレンズ24
は、このレーザービームλを等速直線変換して、副走査
方向補正レンズ25に入射させるとともに、同期検知ミ
ラー26に入射させる。
【0068】同期検知ミラー26に入射されたレーザー
ビームλは、同期検知ミラー26により反射されて、同
期検知部27のフォトダイオード27aに入射され、同
期検知部27により検出されて、同期検知部27が、図
3に示したように、同期信号を図1に示すレーザー・ポ
リゴン駆動同期採取部12に出力する。
【0069】レーザー・ポリゴン駆動同期採取部12
は、この同期信号を演算制御部11に出力し、演算制御
部11は、この同期信号に基づいてLDユニット21及
びポリゴンミラー23の駆動を制御、特に、図3に示す
ように、レーザー駆動制御信号により、LDユニット2
1の駆動タイミングを制御して、ポリゴンミラー23の
複数のミラー面のうち特定の1つのミラー面にのみレー
ザービームλを照射させるとともに、測定部13の搭載
されている移動装置の移動を制御して、レーザービーム
λの主走査方向の所定の複数の位置に順次移動させるこ
とにより、レーザービームλの主走査方向の所定の複数
の位置で測定部13によりビーム径を測定(検出)させ
る。
【0070】すなわち、上記副走査方向補正レンズ25
に入射されたレーザービームλは、副走査方向補正レン
ズ25によりその副走査方向の変動が補正されて主走査
方向に走査されつつ、測定部13に入射され、主走査方
向に走査されるレーザービームλは、まず、フォトダイ
オード32部分を照射した後、CCD33部分を照射す
る。
【0071】フォトダイオード32部分に照射されたレ
ーザービームλは、スリット板34のスリットを通過し
て、フォトダイオード32に入射し、フォトダイオード
32は、このレーザービームλの光強度変化を検出し
て、主走査検出信号をA/D変換部14に出力する。
【0072】A/D変換部14は、測定部14から入力
される主走査検出信号をディジタル変換して、演算制御
部11に出力し、演算制御部11は、主走査検出信号に
基づいて主走査方向のビーム径を算出する。
【0073】このビーム径の算出は、一般にLDユニッ
ト21のレーザーダイオード21aから出射されたレー
ザービームλの光強度がガウス分布をしていることか
ら、レーザービームλの光強度の最大レベル(ピークレ
ベル)と最小レベル(ボトムレベル)に基づいて演算さ
れる。
【0074】すなわち、演算制御部11は、フォトダイ
オード32の出力する主走査検出信号の検出したレーザ
ービームλのピークレベルとボトムレベルの2つの値の
1/e2 の値を閾値Pthとし、この閾値Pthにより得ら
れる時間と走査の線速から主走査方向のビーム径を算出
する。
【0075】続いて、レーザービームλが主走査方向に
走査されると、レーザービームλは、フィルタ35を介
してCCD33に照射され、CCD33は、照射される
レーザービームλの光強度変化に対応した副走査検出信
号をA/D変換部14に出力する。具体的には、CCD
33は、副走査方向に複数の画素が配列されており、各
画素が入射されるレーザービームλの光強度に対応した
大きさの副走査検出信号をA/D変換部14に出力す
る。
【0076】A/D変換部14は、入力される副走査検
出信号をディジタル変換して、演算制御部11に出力
し、演算制御部11は、このCCD33の各画素の副走
査検出信号からピークレベルPmax とボトムレベルPmi
n を決定して、副走査方向のビーム径を算出する。
【0077】すなわち、レーザービームλは、その光強
度がガウス分布をしており、CCD33の出力信号、す
なわち、副走査検出信号は、図8に示すように、ガウス
分布をしている。
【0078】そこで、演算制御部11は、図9に示すよ
うに、副走査検出信号からレーザービームλのピークレ
ベルPmax を検出したCCD33の画素(ピーク画素K
max)の画素位置を特定し、このピーク画素Kmax から
予め設定した所定画素数n離れた位置、すなわち、ピー
クレベルPmax を検出したピーク画素Kmax から所定距
離離れた位置の画素をボトムレベルPmin 検出用の画素
(ボトム画素Ko)として設定する。
【0079】演算制御部11は、この設定したボトム画
素KoのCCD33の副走査検出信号の値をレーザービ
ームλのボトムレベルPmin として採用し、次式に基づ
いて閾値Pthを演算して、図10に示すように、その閾
値Pthと副走査検出信号との交点間の幅を演算してビー
ム径tとしている。
【0080】 Pth=(Pmax −Pmin )/e2 +Pmin ・・・(1) このように、本実施例においては、ピークレベルPmax
の検出画素、すなわち、ピーク画素Kmax をCCD33
のレーザービームλの検出結果である副走査検出信号に
より特定し、レーザービームλのボトムレベルPmin を
検出するボトム画素Koを、このピークレベルPmax を
検出したピーク画素Kmax から所定画素数n離れた位置
の画素に設定して、当該ボトム画素Koの検出したレー
ザービームλの光強度をボトムレベルPmin として採用
している。
【0081】したがって、図14に示したように、レー
ザービームλがCCD33の副走査方向中心位置に入射
しているときだけでなく、図16に示したように、レー
ザービームλがCCD33の副走査方向にずれて入射し
ている場合においても、レーザービームλの影響を受け
ることなく、ピークレベルPmax とボトムレベルPmin
を正確に測定することができ、レーザービームλのビー
ム径tを正確に測定して算出することができる。
【0082】すなわち、従来のように、ボトムレベルP
min を測定する画素をピークレベルPmax の検出位置に
かかわらず、特定画素に設定していると、レーザービー
ムλが、図14に示したように、CCD33の中心位置
に入射している場合には、正確にボトムレベルPmin を
測定することができるが、図16に示したように、ポリ
ゴンミラー23の面倒れ等によりレーザービームλがC
CD33の中心位置からずれると、ボトム画素Koにレ
ーザービームλの裾野の光が入射して、ボトムレベルP
min の値が実際のボトムレベルPmin の値よりも大きな
値となり、正確なボトムレベルPmin を測定することが
できない。
【0083】その結果、図9に示した閾値Pthが上昇し
て、ビーム径tが実際のビーム径tよりも狭いものとな
り、ビーム径tの演算に誤差が生じる。
【0084】ところが、本実施例のレーザービーム測定
装置10によれば、ピークレベルPmax を検出したピー
ク画素Kmax から予め設定した画素数n離れた画素をボ
トム画素Koとして設定し、この設定したボトム画素K
oの検出したCCD33の出力(副走査検出信号)の値
をボトムレベルPmin として採用しているので、レーザ
ービームλの影響を受けることなく、正確にボトムレベ
ルPmin を測定することができる。
【0085】その結果、式(1)から正確に閾値Pthを
演算することができ、ビーム径tを正確に測定すること
ができる。
【0086】ところが、CCD33には、一般に、奇偶
ビットやノイズという外乱要因を含むおそれがある。
【0087】そこで、本実施例のレーザービーム測定装
置10は、ボトム画素Koをピーク画素Kmax から所定
画素数n離れた1画素に限定せず、ピーク画素Kmax か
ら所定画素数n離れた画素から所定数mの画素をボトム
画素Koとして採用し、これら所定数mのボトム画素K
oの検出値(副走査検出信号)を平均した値をボトムレ
ベルPmin として採用して、閾値Pthを算出している。
【0088】例えば、演算制御部11は、ピーク画素K
max から所定画素数n離れた画素から副走査方向外方の
所定数mの画素をボトム画素Koとして採用し、これら
所定数mのボトム画素Koの検出値(副走査検出信号)
を平均した値をボトムレベルPmin として採用して、次
式により閾値Pthを算出している。
【0089】 Pth={Pmax −(Pn +Pn+1 +・・・+Pn+m )/m}/e2 +(Pn +Pn+1 +・・・+Pn+m )/m・・・(2) なお、式(2)において、Pn 、Pn+1 、・・・、Pn+
m は、それぞれピーク画素Kmax から所定画素数n離れ
たボトム画素Ko及びこのボトム画素Koから所定数m
の各ボトム画素Koの検出した副走査検出信号の値、す
なわち、ボトムレベルを示している。
【0090】したがって、ボトムレベルPmin を検出す
るボトム画素Koを、特定の1つの画素に限定すること
なく、ピーク画素Kmax から所定画素数n離れた位置の
複数の画素をボトム画素Koとして採用し、これらの複
数のボトム画素Koの検出値を平均化した値をボトムレ
ベルPmin として採用することができる。
【0091】その結果、レーザービームλの影響を受け
ない複数のボトム画素Koの検出値の平均の値をボトム
レベルPmin として採用することができ、奇偶ビットや
ノイズという外乱要因の影響を受けることなく、正確に
ボトムレベルPmin を測定して、正確にビーム径tを測
定することができる。
【0092】なお、この場合、ピーク画素Kmax から所
定画素数n離れた画素から副走査方向内方の所定数mの
画素をボトム画素Koとして採用し、これら所定数mの
ボトム画素Koの検出値を平均した値をボトムレベルP
min として採用してもよいし、また、ピーク画素Kmax
から所定画素数n離れた画素から所定数m/2ずつ副走
査方向の内方と外方の画素をボトム画素Koとして採用
して、これら所定数mのボトム画素Koの検出値を平均
した値をボトムレベルPmin として採用してもよい。
【0093】また、ビーム径が通常の大きさのときに
は、図8に示したように、ピークレベルPmax を検出し
たピーク画素Kmax から所定画素数n離れたボトム画素
Koには、レーザービームλが入射せず、ボトムレベル
Pmin を正確に測定することができるが、ビーム径が予
め設定されている値よりも一定以上大きい場合には、ボ
トムレベルPmin がレーザービームλの影響を受けて、
ビーム径の測定に誤差が生じる。
【0094】すなわち、図8に示したように、ビーム径
が小さいときには、ボトム画素Koがレーザービームλ
の影響を受けることがなく、ボトムレベルPmin を正確
に測定することができるが、図11に示すように、ピー
クレベルPmax を検出したピーク画素Kmax から予め設
定した所定画素数n離れたボトム画素Koまでの距離よ
りもビーム径が大きいときには、ボトム画素Koにレー
ザービームλの裾野の光が入射して、ボトムレベルPmi
n の値が実際のボトムレベルPmin の値よりも大きな値
となる。
【0095】その結果、図10に示した閾値Pthが上昇
し、ビーム径tが実際のビーム径tよりも狭いものとな
り、ビーム径tの測定に誤差が生じる。
【0096】そこで、演算制御部11は、図12に示す
ように、仮のボトムレベルPoを設定し、この仮のボト
ムレベルPoと測定したピークレベルPmax に基づい
て、上記(1)式により仮の閾値Pthr を演算して、こ
の仮の閾値Pthr により上記同様に仮のビーム径txを
測定する。
【0097】そして、演算制御部11は、仮のビーム径
txの値毎に設定したピーク画素Kmax からボトム画素
Koまでの画素数nを予めROM等に記憶している。
【0098】この画素数nは、例えば、仮のビーム径t
xの値毎に、仮のビーム径txに所定の係数K(Kは、
1以下の数である。)を乗算した値として設定され、画
素数nとしては、仮のビーム径txがt0のときには、
Ktoが、仮のビーム径txがt1のときには、Kt1
が、・・・そして、仮のビーム径txがtnのときに
は、Ktnが、それぞれ設定されている。
【0099】そして、演算制御部11は、上述のよう
に、ピークレベルPmax を測定すると、仮のボトムレベ
ルPoを設定して、仮の閾値Pthr を算出し、算出した
仮の閾値Pthr から仮のビーム径txを算出する。
【0100】演算制御部11は、この仮のビーム径tx
に基づいて、この仮のビーム径txに対応した上記画素
数n(n=Ktx)を設定し、設定した画素数nだけピ
ーク画素Kmax から離れた位置の画素をボトム画素Ko
として設定する。
【0101】そして、演算制御部11は、この新たに設
定したボトム画素Koの測定した値(副走査検出信号)
をボトムレベルPmin として採用し、このボトムレベル
Pmin と上記ピークレベルPmax から真の閾値Pthを算
出して、真のビーム径tを算出する。
【0102】このように、レーザービームλのビーム径
tが予め設定した所定画素数n分の距離よりも大きい場
合であっても、仮のボトムレベルPoを設定して算出し
た仮のビーム径txに応じて画素数nを設定し、ビーム
径tに適したボトム画素Koを設定して、ボトムレベル
Pmin を正確に測定することができる。
【0103】その結果、ビーム径tが大きい場合であっ
ても、ボトムレベルPmin を正確に測定して、ビーム径
tを正確に測定することができる。
【0104】そして、予め設定した複数の測定位置に移
動装置により測定部13を順次移動させ、各測定位置で
上記レーザービームλのビーム径tの測定を繰り返し行
う。
【0105】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0106】例えば、上記実施例においては、レーザー
ビームλを主走査方向に走査させて、副走査方向のビー
ム径を測定しているが、これに限るものではなく、例え
ば、主走査方向のビーム径の測定にも、適用することが
できる。この場合、レーザービームλを固定してCCD
33の画素の位置を合わせることにより、主走査方向の
ビーム径を測定する。
【0107】
【発明の効果】本発明のレーザービーム測定装置によれ
ば、レーザービームの最大光強度と最小光強度に基づい
て閾値を算出し、該閾値からレーザービームのビーム径
を測定するに際し、光検出手段によりレーザービームの
光強度変化を検出し、ビーム径算出手段が、光検出手段
がレーザービームの最大光強度を検出した最大検出位置
から所定方向、例えば、副走査方向に所定ビット離れた
ビット位置をレーザービームの最小検出位置として設定
し、該設定した最小検出位置で光検出手段の検出したレ
ーザービームの最小光強度と最大光強度に基づいてレー
ザービームのビーム径を算出する。
【0108】したがって、最小光強度を検出する最小検
出位置を最大検出位置に基づいて設定することができ、
レーザービームの位置ずれが発生した場合においても、
レーザービームの影響を受けることなく、最小光強度を
正確に検出することができる。
【0109】その結果、レーザービームのビーム径を正
確に測定することができる。
【0110】この場合、請求項2に記載するように、ビ
ーム径算出手段が、最小検出位置から所定ビットにわた
って光検出手段の検出したレーザービームの光強度の平
均値を、最小光強度として採用するようにすると、奇偶
ビットやノイズ等の外乱要因による影響を防止して、最
小光強度を正確に測定することができ、レーザービーム
のビーム径を正確に測定することができる。
【0111】また、請求項3に記載するように、ビーム
径算出手段が、レーザービームの仮の最小光強度を設定
し、この仮の最小光強度と光検出手段の検出した最大光
強度により仮のビーム径を算出して、該算出した仮のビ
ーム径に基づいて最小検出位置を設定し、該設定した最
小検出位置で光検出手段の検出したレーザービームの最
小光強度と最大光強度に基づいてビーム径を算出する
と、レーザービームのビーム径が比較的大きい場合にお
いても、仮の最小光強度に基づいて算出した仮のビーム
径に基づいて最小検出位置を設定することができ、ビー
ム径の大きさに対応した最小検出位置を設定することが
できる。
【0112】その結果、ビーム径が比較的大きい場合に
も、最小光強度を正確に検出することができ、レーザー
ビームのビーム径を正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザービーム測定装置の一実施例の
回路ブロック図。
【図2】図1の光書込装置の斜視図。
【図3】図1の演算制御部によるレーザービームの出力
タイミングを示すための同期信号とレーザー駆動制御信
号のタイミング図。
【図4】図1の測定部の側面図。
【図5】図4の測定部の上面図。
【図6】図1の測定部にレーザービームが垂直に入力さ
れている状態を示す図。
【図7】図1の測定部にレーザービームが斜めに入力さ
れている状態を示す図。
【図8】図4及び図5のCCDの出力波形を示す図。
【図9】CCDがピークレベルを検出したピーク画素に
基づいてボトム画素を設定する説明図。
【図10】CCDのピークレベルとボトムレベルから閾
値を算出して、ビーム径を算出する作用説明図。
【図11】ビーム径が大きい場合のボトム画素とボトム
レベルを示す図。
【図12】ビーム径が大きい場合のビーム径の測定方法
の説明図。
【図13】レーザービームを走査しつつビーム径を測定
するレーザービーム測定方法の説明図。
【図14】CCDの副走査方向中央部にレーザービーム
が照射されている場合の従来のレーザー測定装置のCC
D出力を示す図。
【図15】ポリゴンミラーの面倒れによるレーザービー
ムの照射位置の位置ずれの説明図。
【図16】レーザービームの照射位置がCCDの副走査
方向に位置ずれしている場合の従来のレーザー測定装置
のCCD出力を示す図。
【符号の説明】
10 レーザービーム測定装置 11 演算制御部 11a インターフェイス(I/F) 12 レーザー・ポリゴン駆動同期採取部 13 測定部 14 A/D変換部 15 CCDドライバ 20 光書込装置 21 LDユニット 21a レーザーダイオード 22 シリンダレンズ 23 ポリゴンミラー 24 fθレンズ 25 副走査方向補正レンズ 26 同期検知ミラー 27 同期検出部 27a フォトダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザービームの最大光強度と最小光強度
    に基づいて閾値を算出し、該閾値からレーザービームの
    ビーム径を測定するレーザービーム測定装置において、 前記レーザービームの光強度変化を検出する光検出手段
    と、 前記光検出手段がレーザービームの最大光強度を検出し
    た最大検出位置から所定方向に所定ビット離れたビット
    位置をレーザービームの最小検出位置として設定し、該
    設定した最小検出位置で前記光検出手段の検出したレー
    ザービームの最小光強度と前記最大光強度に基づいて前
    記閾値を算出してレーザービームのビーム径を算出する
    ビーム径算出手段と、 を備えたことを特徴とするレーザービーム測定装置。
  2. 【請求項2】前記ビーム径算出手段は、 前記最小検出位置から所定ビットにわたって前記光検出
    手段の検出したレーザービームの光強度の平均値を、前
    記最小光強度として採用することを特徴とする請求項1
    記載のレーザービーム測定装置。
  3. 【請求項3】前記ビーム径算出手段は、 前記レーザービームの仮の最小光強度を設定し、この仮
    の最小光強度と前記光検出手段の検出した最大光強度に
    より仮のビーム径を算出して、該算出した仮のビーム径
    に基づいて前記最小検出位置を設定し、該設定した最小
    検出位置で前記光検出手段の検出したレーザービームの
    最小光強度と前記最大光強度に基づいて前記ビーム径を
    算出することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のレーザービーム測定装置。
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